JPS6210610A - 光フアイバの接続装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光ファイバの接続装置に係り、特に光ファイバ
の接続部を照射する光源の配置位置の改良に関する。

〔背景技術とその問題点〕

近年、通信分野等においては、その特性の優秀性から光
ファイバが多用されるようになってきたが、この光ファ
イバ、特にコア径の小さいシングルモードタイプの光フ
ァイバにおける接続は、クラッドのほぼ中心部に位置す
るコアどうしの中心軸合わせが重要である。しかし、従
来の接続法においては、光ファイバの外径を把持して位
置合わせするため、クラッドの中心とコアの中心との製
作誤差に基づく接続すべきコアどうしのセンターずれが
生じ、接続部における損失の発生を生ずるという問題点
があった。

このため、コアどうしを直接位置合わせする方法として
コアに紫外線を照射し、コアから発せられる可視螢光線
をテレビカメラで観察しながら位置合わせする技術が考
えられている。これは、コア中にドープされるゲルマニ
ウム（Ｇｅ）に特定波長の紫外線を照射すると、４２０
ｎｍの可視光を発する性質を利用したものである。

第６図には、このような接続装置の要部の構成が示され
、光ファイバｌには入光軸が直交配置された２台のテレ
ビカメラ２，３が対向され、これらのカメラ２，３の入
光軸の延長上で光ファイバ１を挾んで反対側には、低圧
水銀ランプ等からなる光源４．５および紫外線透過フィ
ルタ６．７が配置されている。

このような構成において、各光ａ４，５からの光は、紫
外線透過フィルタ６．７を通過して光ファイバ１に当た
り、そのコア中に含まれるＧｅの作用によって可視螢光
＆？ｌ　Ａを発するため、この可視螢光＆Ｉ　Ａをテレ
ビカメラ２，３で受けてコアの位置を監視して位置合わ
せをするものである。

しかし、このような装置においては、光源４゜５および
フィルタ６．７がカメラ２，３の対向位置にあるため、
フィルタ６．７を通過したコアの螢光綿Ａと異なる光線
Ｂが直接カメラ２，３のし　　　゛ンズに入ってしまい
、解像能力が低下してコアの螢光ｖＡＡによるコアの位
置の確認を困難にするという問題点がある。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、コアから発せられる可視螢光線以外の
光線がテレビカメラ等の監視機器に入光されることがな
く、高解像能力を発揮することのできる光ファイバの接
続装置を提供するにある。

〔問題点を解決するための手段および作用〕本発明は、
紫外線透過フィルタを透過した光が直接監視機器に入光
されることがなく、反射光の小さい位置に光源を配置す
ることにより前記目的を達成しようとするものである。

具体的には、光ファイバの接続部を照射する光源と、こ
の光源からの光を受けた光ファイバの接続部を監視する
とともに入光軸が互いに９０度の角度で配置された２台
の監視機器とを備えた光ファイバの接Ｖｔ装置において
、前記光源を、光ファイバの中心軸と前記２台の監視機
器のそれぞれの大光軸とを含んで構成される互いに直交
する平面により区切られる空間内であって２台の監視機
器の入光軸を含む平面上を除く範囲内に配置したもので
ある。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図ないし第３図に基づい
て説明する。

全体の概略構成を示す第１図において、互いに接続され
るべき光ファイバ１１．１２は、それぞれ水平、鉛直お
よびファイバー軸方向移動可能な置台１３．１４上に載
置され、これらの置台１３゜１４はそれぞれ置台駆動機
構１５，１６により独立に移動できるようになっている
。

前記光ファイバ１１．１２の接続部１７には、入光軸Ｘ
およびＹが互いに９０度の角度をなす直交配置、即ち水
平および鉛直方向に配置された２台の監視機器としての
テレビカメラ１８．１９が対向されている。このテレビ
カメラ１８．１９の入光軸Ｘ、Ｙと前記光ファイバ１１
．１２の中心軸とを含んで構成される平面ＰおよびＱ（
第２゜３図参照）間Ｇ÷は、光源２０および紫外、ｖＩ
透過フィルタ２１が配置され、この光源２０から発せら
れ、フィルタ２１で所定波長とされた紫外線によって光
ファイバ１１．１２のコアから発せられる可視螢光線が
各カメラ１８．１９で観察できるようになっている。

前記置台駆動機構１５．１６は制御装置２２により駆動
制御されるようになっているとともに、前記カメラ１８
．１９の信号も制御装置２２に入力され、カメラ１８か
らの信号が表示機器としてのモニタテレビ２３．２４に
それぞれ表示され、このテレビ２３．２４を見ながら図
示しないコントロールレバーで前記置台駆動機構１５．
１６を駆動して光ファイバ１１．１２の位置合わせを行
えるようになっている。

第２図および第３図には、光源２０およびフィルタ２１
の配置範囲が模式的に示され、光源２０およびフィルタ
２１は、前述のように平面ＰとＱとの間、即ち第２図に
右下がりの斜線を一部描いた部分に配置される。この際
、光源２０およびフィルタ２１は、両カメラ１８．１９
への入光量ができるだけ等しくなるようにするため、平
面Ｐ。

Ｑの中央、即ち、平面Ｐ、Ｑから４５度の角度にある平
面Ｃから角度θ＝±２０度の範囲、換言すると平面Ｒと
Ｓとの間（第２図中左下がりの斜線内）にあることが好
ましい。また、光源２０およびフィルタ２１は、両カメ
ラ１８．１９との干渉を防止するため、２台のカメラ１
８．１９の入光軸Ｘ、Ｙを含む平面Ｔ上を除く位置に配
置されるようになっている。

このような構成において光ファイバ１１．１２の位置合
わせをするには、光源２０の電源をオンすることにより
、テレビカメラ１Ｂ、１．９および制御装置２２を介し
てモニタテレビ２３．２４に映し出されるコアの映像を
見ながら、両コアが水平、鉛直方向共に一致するように
置台１３，１４を動かして行い、位置合わせが完了した
ら、図示しない加熱手段等により接続部１７の融着接続
を行う。

前述のような本実施例によれば、光源２０およびフィル
タ２１を直交配置されたテレビカメラ１８．１９の間に
配置したから、フィルタ２１を通過した光等が直接テレ
ビカメラ１８．１９に入光することがなく、従ってカメ
ラ１８．１９にはコアからの可視螢光線のみが入光され
て解像能力を著しく向上させることができる。また、光
源２０等は両カメラ１８．１９の狭い方の空間に配置さ
れるから、所要スペースを少なくでき、装置を小型化で
きる。更に、２台のテレビカメラ１８，１９に対し、１
基の光源２０で対応でき、この点からも装置の小型化に
有効であり、コスト低減を図れる。また、光源２０等は
２台のカメラ１８．Ｉ９の大光軸を含む平面Ｔ上を除く
位置に配置したから、カメラ１８．１９との干渉を生じ
ることがない。

なお、前記実施例においては光源２０等を１基用いたも
のにつき説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、第４図に示されるように、接続部１７の両側に
２基の光源２０およびフィルタ２１を設けて斜めに紫外
線を照射するようにしてもよく、更には３基以上設けて
もよい。このように複数基の光源２０を用いれば、可視
螢光線の光度を上げることができるとともに、光源２ｏ
の照射角度を適宜に設定することにより、光ファイバ１
１．１２のクラッドにおける反射をほとんどなくすこと
ができ、より解像能力を上げることもできる。また、本
発明における監視機器としてのテレビカメラ１８．１９
の配置は、その入光軸Ｘ。

Ｙが直交配置されていれば十分であり、例えば第５図に
示されるように、カメラ本体どうしは平行配置されてい
ても差支えない。更に、監視機器としてはテレビカメラ
１８．１９にかぎらず、光ファイバ１１．１２を監視で
きる機器であれば他の機器であってもよい。

〔発明の効果〕

前述のように本発明によれば、光ファイバにおけるコア
の位置合わせのための映像の解像能力を著しく向上させ
ることができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の全体構成を示す概略図、第
２図および第３図はその光源の配置説明図、第４図は本
発明の他の実施例を示す斜視図、第５図は本発明の更に
他の実施例を示す正面図、第６図は従来例を示す図であ
る。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）光ファイバの接続部を照射する光源と、この光源
   による照射を受ける光ファイバの接続部を監視するとと
   もに入光軸が互いに９０度の角度で配置された２台の監
   視機器とを備えた光ファイバの接続装置において、前記
   光源は、光ファイバの中心軸と前記２台の監視機器のそ
   れぞれの入光軸とを含んで構成される互いに直交する平
   面により区切られる空間内であって２台の監視機器の入
   光軸を含む平面上を除く範囲内に配置されていることを
   特徴とする光ファイバの接続装置。
2. （２）特許請求の範囲第１項において、前記光ファイバ
   の中心軸と光源の光軸とを含んで構成される平面は、前
   記互いに直交配置された平面のいずれか一方と、４５±
   ２０度の角度とされたことを特徴とする光ファイバの接
   続装置。
3. （３）特許請求の範囲第１項または第２項において、前
   記光源は複数個設けられたことを特徴とする光ファイバ
   の接続装置。