JPS62106042A - カルボン酸の製法 - Google Patents

カルボン酸の製法

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JPS62106042A
JPS62106042A JP24267885A JP24267885A JPS62106042A JP S62106042 A JPS62106042 A JP S62106042A JP 24267885 A JP24267885 A JP 24267885A JP 24267885 A JP24267885 A JP 24267885A JP S62106042 A JPS62106042 A JP S62106042A
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JP
Japan
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acid
carboxylic acid
catalyst
nitrile
products
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JP24267885A
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English (en)
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Fujio Matsuda
松田 藤夫
Kozo Kato
高蔵 加藤
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はカルボン酸の新規な製法に関するものである。
さらに詳しくは、ニトリルと水と酸を反応させて、カル
ボン酸を製造する方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、液相でニトリルと水と酸を反応させて、カルボン
酸を製造する方法は工業的には実施されて(・る。しか
し、硫安等の価値の低い副生物があり、より良い製法が
求められている。また、気相でニトリルと水を固体酸等
の触媒の存在下に反応させて、カルボ/酸を製造する方
法はすでに知られて(・る。しかし、その収率は低い。
そのため、気相でニトリルと水からのカルボン酸の製造
法はまだ工業化されていない。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は、副生物を少なく、かつ高収率で、ニト
リルからカルボン酸を気相で製造する方法を提供するこ
とである。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、上記目的に関して種々検討した結果、気
相でニトリルを加水分解させる方法において、触媒とし
て、従来、用いられていた固体酸のかわりに触媒および
酸を用いることにより、高収率でカルボン酸が得られる
ことを見出し、本発明の方法に到った。
すなわち、本発明はニトリルと水と酸とを触媒の存在下
に、気相接触反応させることを特徴とするカルボン酸の
製法である。
本発明方法で使用される二) IJルは脂肪族ニトリル
および芳香族ニトリルである。たとえば、アクリロニト
リル、2−クロルアクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、クロトンニトリル、アセトニトリル、プロピオニト
リル、ラクトニトリル、ブチロニトリル、バレロニトリ
ル、カプロニトリル、マロンニトリル、スクシノニトリ
ル、クルタルニトリル、アジポニトリル、シアン酢酸、
エチレンシアンヒドリン、ベンゾニトリル、トルニトリ
ル、シアン化ベンジル、ケイ皮酸ニトリル、ナフトニト
リル、シアンピリジン等である。
本発明方法で使用される酸は無機酸および有機酸である
。たとえば、硝酸、硫酸、塩酸、リン酸、ギ酸、酢酸、
プロピオン酸、アクリル酸、メタクリル酸等である。
ニトリルおよび水の使用量は、すべてのニトリルがカル
ボン酸に変化するためには、二) IJル1モルに対し
て2モル以上の水を使用するのが望ましい。しかし、と
(に限定されるものではない。
本発明方法における酸の使用量はとくに制限はな(・が
、好ましくはニトリル1モルに対して0.001なし・
し10モルの酸を用いる。また、酸は0.1ないし60
%の水溶液として使用すると好都合である。
本発明の方法に用いられる触媒は酸化触媒が好ましい。
このような酸化触媒としては、反応別触媒分類表1(京
都大学 多羅間研究室編、化学工業社発行)の43〜4
7頁に記載された芳香族化合物の酸化反応に用いられる
触媒があげられる。
具体的には、バナジウム、モリブテン、ビスマス、タン
グステン、クローム、コバルト、鉄、ニッケル、チタン
、鉛、銀、白金、パラジウム、燐、マンガンおよび銅か
らなる群からえらばれる元素の酸化物、有機酸塩あるい
は銀、白金およびパラジウムからなる群から選ばれる金
属の少なくとも一種以上を含有する触媒である。例えば
、酸化コバルト、酸化ニッケル、酸化チタン、酸化鉛、
酸化銅、酸化クローム、酸化バナジウム、酸化モリブデ
ン、酸化亜鉛、酸化ビスマス、酸化タングステン等の酸
化物または、モリブデン酸セリウム、ナフテン酸コバル
ト、オレイン酸コバルト、フタル酸コバルト、トリル酸
コバルト、ステアリン酸コバルト、酢酸コバルト、ロジ
ン酸マンガン、ナフテン酸マンガン、バナジン酸錫、バ
ナジン酸銅、酢酸マンガン等である。これらは単独は勿
論、2種以上を混合して用−・ることもできる。また銀
、白金、パラジウム等の金属が単独または混合して使用
される。これら酸化物または金属は担体に担持させて用
いても良い。担体としては、シリカ、アルミナ、シリカ
−アルミナ、ゼオライト、ケイソウ士、活性白土、酸化
チタン、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化硼素等の触
媒担体として、一般に使用されるものがし・ずれも1種
以上使用できる。上記の触媒のうち、特に好ましくは、
酸化バナジウム、酸化モリブテンを含有する触媒である
酸化物を含有する触媒は、常法によって調製することが
できる。例えば、浸漬法によれば、これらの酸化物を構
成する金属を含有する塩を水に溶かして、その水溶液中
に7リカまたはアルミナ等の担体を浸漬し、乾燥および
熱分解の操作を行うことにより製造する。また、例えば
、沈澱法によれば、これらの酸化物を構成する金属を含
有する塩の水溶液にシリカまたはアルミナ等の担体な加
え、攪拌しながらアルカリ物質を加えて、沈澱を生成さ
せる。沈澱をろ過、洗浄、乾燥および焼成することによ
り調製する。その他、種々の触媒調製法があり、触媒の
調製法には限定はない。
また、前記触媒において、触媒成分の担体に対する担持
量には特に制限はなく、通常、担体に応じて適当量を担
持させれば良い。一般に、0,01〜100%未満の担
持量であれば十分である。勿論、前記触媒成分は担体に
担持させることなく使用しても良い。
本発明の方法において、反応の雰囲気については、特に
制限はなく、不活性ガス雰囲気、酸化活性ガス雰囲気ま
たは還元ガス雰囲気のいずれでも良い。
不活性ガスとしては、窒素、ヘリウム、アルゴン等を、
また、酸化活性ガスとしては、酸素、オゾン、酸化窒素
類があげられる。これらの不活性ガスと活性ガスは混合
して用いても良い。さらに、還元ガスとしては水素、ア
ンモニア、ヒドラジン、−酸化炭素等が挙げられる。こ
れらの還元ガスは不活性ガスと混合しても良い。
本発明の方法において、反応温度は150〜500°C
1好ましくは200〜450℃の範囲である。150°
C未満ではカルボン酸の収率が低く、500°Cを越え
るとカルボン酸の収率が減少する。
本発明の方法は気相で実施することができる。
すなわち、固定層、流動層または移動層反応器のいずれ
でも実施できる。また、反応器または反応管中に前記触
媒物質の存在下に、二) IJルと水と酸の蒸気を加熱
することにより実施される。
本発明による方法において、カルボン酸は反応生成物か
ら適当な方法、たとえば、蒸留のような常法によって容
易に分離精製できる。
(作用および効果) 本発明の方法においては、ニトリルと水と酸を触媒の存
在下に気相接触反応させて、1段でカルボン酸を製造す
ることができる。
この方法によれば、次のような利点がある。第1にカル
ボン酸の収率が高い。第2に有用な酸アミドが副生ずる
。第3に価値の低(・副生物が少く、したがって容易に
高純度のカルボン酸を得ることができる。
すなわち、本発明はカルボン酸の製造法として新規な反
応であり、かつ工業的に有利に実施しうる方法を提供す
るものである。
(実施例) 以下、実施例により本発明の詳細な説明する。
実施例1 粒状のMoO2−Fe203触媒(Mob3含量82%
)の50m1を内径25順のパイレックスガラス製流通
型反応器に充填した。この反応器の前部は原料挿入管お
よびガス導入管に連結され、原料気化部を構成し、後部
は空冷部を経て受器と連結されている。反応部はこの反
応器の内温を350℃に保ち、液空間速度0.11/l
−触媒/hr で、アクリロニトリル5.37(0,1
モル)と30%硝酸21.05’(0,1モル)を別々
に原料挿入管より挿入し、これと同時に原料アクリロニ
トリルに対し、10倍モルの窒素を常圧下で通じた。
反応器を通り、凝縮した反応生成物をガスクロマトグラ
フにて分析すると、4.81のアクリル酸が生成し、ア
クリロニ) リルの転化率90.4%、選択率74.5
%および収率67.3%でアクリル酸が得られ、副生物
としてアクリルアミドが少量得られた。
実施例2 実施例1において、硝酸のかわりに24%硫酸4.0.
8 F (0,1モル)を用いて、実施例1と同様な方
法で実施した結果、4.8g−のアクリル酸が生成し、
アクリロニトリルの転化率90.1%、選択率73.8
%および収率66.4%でアクリル酸が得られ、副生物
として少量のアクリルアミドが得られた。
実施例3 実施例1において、硝酸のかわりに24%塩酸15.2
 ti−(0,1モル)を用いて、実施例工と同様な方
法で実施した結果、4.6fのアクリル酸が生成し、ア
クリロニトリルの転化率886%、選択率727%およ
び収率644%でアクリル酸が得られ、副生物として少
量のアクリルアミドが得られた。
実施例4 実施例1において、硝酸のかわりに28%リン酸35.
OF (0,1モル)を用いて、実施例1と同様な方法
で実施した結果、4.3Lj−のアクリル酸が生成し、
アクリロニトリルの転化率85.4%、選択率703%
および収率60,0%でアクリル酸が得られ、副生物と
して少量のアクリルアミドが得られた。
実施例5 実施例1において、硝酸のかわりに10%酢酸15.0
51− (0,1モル)を用℃・て、実施列1と同様な
方法で実施した結果、4.1y−のアクリル酸が生成し
、アクリロニトリルの転化率802%、選択率705%
および収率56,5%でアクリル酸が得られ、副生物と
して少量のアクリルアミドが得られた。
実施例6 実施例1において、アクリロニトリルのかわりにアセト
ニトリル4.17(0,1モル)を用いて、実施例1と
同様な方法で実施した結果、4I7の酢酸が生成し、ア
セトニトリル転化率926%、選択率73.7%および
収率682%で酢酸が得られ、副生物として少量のアセ
トアミドが得られた。
実施例7 実施例1において、アクリロニトリルのかわりにベンゾ
ニトリル10.3 LiP(0,1モル)を用いて、実
施例1と同様な方法で実施した結果、7.71の安息香
酸が生成し、ベンゾニトリルの転化率905%、選択率
70.1%および収率63.4%で安息香酸が得られ、
副生物として少量のベンズアミドが得られた。
実施例8 実施例1にお(・て、アクリロニトリルのかわりにメタ
クリロニトリル6.77(0,1モル)を用いて、実施
例1と同様な方法で実施した結果、5.7fのメタクリ
ル酸が生成し、メタクリロニトリルの転化率92.6%
、選択率71,6%および収率66.3%でメタクリル
酸が得られ、副生物として少量のメタクリルアミドが得
られた。
実施例9 実施例1において、アクリロニトリルのかわりに2−ク
ロルアクリロニトリル8.75 i (0,1モル)を
用いて、実施例1と同様な方法で実施した結果、6.4
4 pの2−クロルアクリル酸が生成し、2−クロルア
クリロニトリルの転化率90.5%、選択率66.8%
および収率60.5%で2−クロルアクリル酸が得られ
、副生物として少量の2−クロルアクリルアミドが得ら
れた。
実施例9〜24 実施例1において、触媒をMoO3−Fe2O3のかわ
りに表1に示す触媒を用いて、実施例1と同様の方法で
実験を行った結果を表1に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)ニトリルと水と酸を触媒の存在下に、気相接触反応
    させることを特徴とするカルボン酸の製法。
JP24267885A 1985-10-31 1985-10-31 カルボン酸の製法 Pending JPS62106042A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02229135A (ja) * 1989-02-28 1990-09-11 Kyowa Gas Chem Ind Co Ltd 2―ヒドロキシ―4―フェニル酪酸の製造方法
JPH04103610U (ja) * 1991-02-14 1992-09-07 株式会社トーキン コモンモードチヨークコイル
JP2007223920A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 超臨界水を媒体とする反応系を利用したアミドの製造方法
WO2015096022A1 (en) * 2013-12-24 2015-07-02 Rhodia Operations Production of a compound comprising at least one carboxylic acid functional group

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