JPS6210433Y2 - - Google Patents
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- JPS6210433Y2 JPS6210433Y2 JP11922382U JP11922382U JPS6210433Y2 JP S6210433 Y2 JPS6210433 Y2 JP S6210433Y2 JP 11922382 U JP11922382 U JP 11922382U JP 11922382 U JP11922382 U JP 11922382U JP S6210433 Y2 JPS6210433 Y2 JP S6210433Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating layer
- combustion chamber
- back surfaces
- hot plug
- plug structure
- Prior art date
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- Expired
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Landscapes
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
- Chemically Coating (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、特にデイーゼル内燃機関における分
割燃焼室方式として主燃焼室と副燃焼室とを区劃
し且つ両室を連通する噴出孔を有してなるホツ
ト・プラグ構造の改良に関するものである。
割燃焼室方式として主燃焼室と副燃焼室とを区劃
し且つ両室を連通する噴出孔を有してなるホツ
ト・プラグ構造の改良に関するものである。
従来のホツト・プラグの構造としては、金属製
の円盤体を、主にバルブ鋼材或いはステンレス鋼
材18−8等の不銹鋼材等をもつて構成してい
た。
の円盤体を、主にバルブ鋼材或いはステンレス鋼
材18−8等の不銹鋼材等をもつて構成してい
た。
しかしながら、上記材料を使用して長方形から
なり且つ高度な寸法精度の要求され、しかも傾斜
した噴出孔の貫設構造に関連して著しくその加工
が複雑となり生産性の低下を招く傾向となり、更
に、概して高価な材料費によつて製造原価を高価
とすることとなつた。
なり且つ高度な寸法精度の要求され、しかも傾斜
した噴出孔の貫設構造に関連して著しくその加工
が複雑となり生産性の低下を招く傾向となり、更
に、概して高価な材料費によつて製造原価を高価
とすることとなつた。
本考案の目的は上記した問題を簡易な処理によ
り効果的に解決した分割燃焼室方式におけるホツ
ト・プラグ構造を提供することで、使用する安価
な円盤体の材料とこの材料の金属肌表面を、靭性
と緻密性に富み、更に充分な結合力と耐熱性とか
らなる特性を有するセラミツクによる被覆層をも
つて被着して構成せしめたもので、以下本考案の
実施例を図面について詳述すれば、周側壁部を嵌
着取付け面とし且つ一般の炭素鋼鋼材或いはその
他概して安価な材料からなる金属製の円盤体1
は、該円盤体の表裏面2,2′に打ち抜き加工等
により傾斜した燃料或いは空気の噴出孔3を貫通
してなるものであり、本考案では更に、少なくと
も前記表裏面2,2′及び噴出孔3の孔周面3′
を、酸化クロームによつて化学結合された
ZnO2,Cr2O3,SiO2及びAl2O3からなる組成を有
するセラミツクの耐熱被覆層4で被着して構成し
たものである。第3図は使用状態を示し、主燃焼
室5は周側壁部をもつて嵌着した円盤体1により
副燃焼室6と区劃され且つ前記噴出孔3をもつて
連通されているものである。Pはピストン部材、
G.P及びI.Vは何ずれも副燃焼室6内部に取付け
られたグロープラグ及び噴射弁部材である。
り効果的に解決した分割燃焼室方式におけるホツ
ト・プラグ構造を提供することで、使用する安価
な円盤体の材料とこの材料の金属肌表面を、靭性
と緻密性に富み、更に充分な結合力と耐熱性とか
らなる特性を有するセラミツクによる被覆層をも
つて被着して構成せしめたもので、以下本考案の
実施例を図面について詳述すれば、周側壁部を嵌
着取付け面とし且つ一般の炭素鋼鋼材或いはその
他概して安価な材料からなる金属製の円盤体1
は、該円盤体の表裏面2,2′に打ち抜き加工等
により傾斜した燃料或いは空気の噴出孔3を貫通
してなるものであり、本考案では更に、少なくと
も前記表裏面2,2′及び噴出孔3の孔周面3′
を、酸化クロームによつて化学結合された
ZnO2,Cr2O3,SiO2及びAl2O3からなる組成を有
するセラミツクの耐熱被覆層4で被着して構成し
たものである。第3図は使用状態を示し、主燃焼
室5は周側壁部をもつて嵌着した円盤体1により
副燃焼室6と区劃され且つ前記噴出孔3をもつて
連通されているものである。Pはピストン部材、
G.P及びI.Vは何ずれも副燃焼室6内部に取付け
られたグロープラグ及び噴射弁部材である。
上記被覆層4の被着に際しては、可溶性クロー
ム化合物の濃水溶液(例えばH2CrO4)にジルコニ
ア(ZrO2)、酸化クローム(Cr2O3)、珪石
(SiO2)及び溶融アルミナ(α−Al2O3)からなる
微粉末を添加し、更に少量の界面活性剤(例えば
商品名アデカNPE)を加えて充分に攬拌混成し
た懸濁液中に、前記円盤体1を浸漬するか、或い
は刷毛塗布するか、又はスプレー等により塗着せ
しめ、次いで一時乾燥した後にこの塗着部を460
℃以上に加熱処理を旋すことによつて、微粒子相
互及び金属肌表面に介在するクローム酸化物が各
組成物と化学結合して前記特性を有するセラミツ
クの被覆層4を構成してなるものである。なお、
被覆層4の組成比は、好ましくはZrO2が70%乃
至80%、Cr2O3が10%乃至20%、SiO2が2%乃至
5%、及びAl2O3が2%乃至5%の範囲に、又層
厚を約0.05m/m以上とすることが望ましいとこ
ろである。又前記浸漬或いは塗着と、加熱処理と
を所望の緻密な耐熱性に関連して繰返し行われる
ことが望ましいところである。
ム化合物の濃水溶液(例えばH2CrO4)にジルコニ
ア(ZrO2)、酸化クローム(Cr2O3)、珪石
(SiO2)及び溶融アルミナ(α−Al2O3)からなる
微粉末を添加し、更に少量の界面活性剤(例えば
商品名アデカNPE)を加えて充分に攬拌混成し
た懸濁液中に、前記円盤体1を浸漬するか、或い
は刷毛塗布するか、又はスプレー等により塗着せ
しめ、次いで一時乾燥した後にこの塗着部を460
℃以上に加熱処理を旋すことによつて、微粒子相
互及び金属肌表面に介在するクローム酸化物が各
組成物と化学結合して前記特性を有するセラミツ
クの被覆層4を構成してなるものである。なお、
被覆層4の組成比は、好ましくはZrO2が70%乃
至80%、Cr2O3が10%乃至20%、SiO2が2%乃至
5%、及びAl2O3が2%乃至5%の範囲に、又層
厚を約0.05m/m以上とすることが望ましいとこ
ろである。又前記浸漬或いは塗着と、加熱処理と
を所望の緻密な耐熱性に関連して繰返し行われる
ことが望ましいところである。
以上の通り本考案によれば、前記懸濁液への浸
漬或いは塗着と、その後の低温度での加熱処理と
によつて略均一な耐熱被覆層4を極めて簡易に構
成し得ることとなり、併せCr2O3の使用により他
のセラミツク材に比して金属肌表面への結合力、
被覆層自体の靭性及び浸漬或いは塗着と加熱処理
との繰返しに関連して生ずる緻密な耐熱性の優れ
た状態をもつて被覆層4を構成することとなり、
加えて特にZrO2を主体とした組成比によつて被
覆層4をより充分な耐熱性を発揮し得るよう構成
できるため、円盤体1を、一般の炭素鋼々材或い
はその他概して安価な材料を使用して構成するこ
とが可能となり、この材料の使用による簡易な打
ち抜き加工とに相俟つて安価に製造することがで
きるものである。
漬或いは塗着と、その後の低温度での加熱処理と
によつて略均一な耐熱被覆層4を極めて簡易に構
成し得ることとなり、併せCr2O3の使用により他
のセラミツク材に比して金属肌表面への結合力、
被覆層自体の靭性及び浸漬或いは塗着と加熱処理
との繰返しに関連して生ずる緻密な耐熱性の優れ
た状態をもつて被覆層4を構成することとなり、
加えて特にZrO2を主体とした組成比によつて被
覆層4をより充分な耐熱性を発揮し得るよう構成
できるため、円盤体1を、一般の炭素鋼々材或い
はその他概して安価な材料を使用して構成するこ
とが可能となり、この材料の使用による簡易な打
ち抜き加工とに相俟つて安価に製造することがで
きるものである。
第1図は本考案の一実施例に係る分割燃焼室方
式におけるホツト・プラグ構造の平面図、第2図
は第1図のA−A線上の断面図、第3図は第1図
の嵌着による使用状態を示す断面図である。 1……円盤体、2,2′……表裏面、3……噴
出孔、3′……孔周面、4……セラミツクの耐熱
被覆層。
式におけるホツト・プラグ構造の平面図、第2図
は第1図のA−A線上の断面図、第3図は第1図
の嵌着による使用状態を示す断面図である。 1……円盤体、2,2′……表裏面、3……噴
出孔、3′……孔周面、4……セラミツクの耐熱
被覆層。
Claims (1)
- 周側壁部を嵌着取付け面とした金属製円盤体の
表裏面を貫通して傾斜した噴出孔を有して構成し
てなるホツト・プラグ構造において、少なくとも
前記表裏面2,2′及び噴出孔3の孔周面3′に、
酸化クロームによつて化学結合されたZrO2,
Cr2O3,SiO2、及びAl2O3からなる組成を有する
セラミツクの耐熱被覆層4を被着して構成せしめ
てなることを特徴とする分割燃焼室方式における
ホツト・プラグ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11922382U JPS5924934U (ja) | 1982-08-05 | 1982-08-05 | 分割燃焼室方式におけるホツト・プラグ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11922382U JPS5924934U (ja) | 1982-08-05 | 1982-08-05 | 分割燃焼室方式におけるホツト・プラグ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5924934U JPS5924934U (ja) | 1984-02-16 |
JPS6210433Y2 true JPS6210433Y2 (ja) | 1987-03-11 |
Family
ID=30273715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11922382U Granted JPS5924934U (ja) | 1982-08-05 | 1982-08-05 | 分割燃焼室方式におけるホツト・プラグ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5924934U (ja) |
-
1982
- 1982-08-05 JP JP11922382U patent/JPS5924934U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5924934U (ja) | 1984-02-16 |
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