JPS6210431Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6210431Y2 JPS6210431Y2 JP5138582U JP5138582U JPS6210431Y2 JP S6210431 Y2 JPS6210431 Y2 JP S6210431Y2 JP 5138582 U JP5138582 U JP 5138582U JP 5138582 U JP5138582 U JP 5138582U JP S6210431 Y2 JPS6210431 Y2 JP S6210431Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chamber
- swirl chamber
- nozzle
- fuel injection
- auxiliary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 19
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 19
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 19
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 13
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は渦流室式内燃機関の燃焼室に関する。
従来よりこの種の内燃機関においては、渦流室
にグロープラグ（予熱プラグ）を配置することに
より、低温時における始動性能の改善を図つてい
る。しかしながらグロープラグやそれに接続され
る配線等を備えるとコストアツプになる。しかも
低温時に始動する場合には、グロープラグを熱す
る時間が必要になるため、機関を始動するのに時
間がかかる。
にグロープラグ（予熱プラグ）を配置することに
より、低温時における始動性能の改善を図つてい
る。しかしながらグロープラグやそれに接続され
る配線等を備えるとコストアツプになる。しかも
低温時に始動する場合には、グロープラグを熱す
る時間が必要になるため、機関を始動するのに時
間がかかる。
本考案は上記問題点を解消するものであつて、
その目的は、(1)グロープラグを廃止することによ
るコストの低減、(2)低温時における始動性能の向
上である。以下図面に基づいて本考案を説明す
る。
その目的は、(1)グロープラグを廃止することによ
るコストの低減、(2)低温時における始動性能の向
上である。以下図面に基づいて本考案を説明す
る。
デイーゼルエンジンの縦断面部分図である添附
図面において、１はシリンダブロツク、２はシリ
ンダヘツド、３はシリンダライナであり、ライナ
３の内側にピストン４が上下動自在に嵌合してい
る。シリンダヘツド２にはホツトプラグ取付孔５
と渦流室形成用下向凹部６が形成され、取付孔５
には渦流室形成用上向凹部７を有するホツトプラ
グ８が嵌着されており、両凹部６，７により渦流
室（前室又は予燃焼室）１０が形成されている。
シリンダヘツド２の弁取付孔１１には燃料噴射弁
１２が螺着されており、噴射弁１２はその下端ノ
ズル部１２ａが渦流室１０に開口すると共に、下
端側がピストン中心線O1側へくるように傾斜し
ている。
図面において、１はシリンダブロツク、２はシリ
ンダヘツド、３はシリンダライナであり、ライナ
３の内側にピストン４が上下動自在に嵌合してい
る。シリンダヘツド２にはホツトプラグ取付孔５
と渦流室形成用下向凹部６が形成され、取付孔５
には渦流室形成用上向凹部７を有するホツトプラ
グ８が嵌着されており、両凹部６，７により渦流
室（前室又は予燃焼室）１０が形成されている。
シリンダヘツド２の弁取付孔１１には燃料噴射弁
１２が螺着されており、噴射弁１２はその下端ノ
ズル部１２ａが渦流室１０に開口すると共に、下
端側がピストン中心線O1側へくるように傾斜し
ている。
ホツトプラグ８には渦流室１０と燃焼室１３と
を連通する径の大きな主噴口１５が形成されてい
る。主噴口１５は噴射弁中心線O2と概ね平行に
形成されている。燃料噴射方向Ａの延長線上、即
ち噴射弁中心線O2の延長線上のホツトプラグ８
部分には、噴射方向Ａに沿つて延びる補助噴口１
６が形成されており、補助噴口１６は渦流室１０
から燃焼室１３へと通じている。補助噴口１６の
径は主噴口１５の径より充分小さい。補助噴口１
６の長さ方向の中間部には、一定の容積を有する
エアダンパー室１７が形成されている。
を連通する径の大きな主噴口１５が形成されてい
る。主噴口１５は噴射弁中心線O2と概ね平行に
形成されている。燃料噴射方向Ａの延長線上、即
ち噴射弁中心線O2の延長線上のホツトプラグ８
部分には、噴射方向Ａに沿つて延びる補助噴口１
６が形成されており、補助噴口１６は渦流室１０
から燃焼室１３へと通じている。補助噴口１６の
径は主噴口１５の径より充分小さい。補助噴口１
６の長さ方向の中間部には、一定の容積を有する
エアダンパー室１７が形成されている。
なお渦流室１０内に破線で示す矢印は渦流を表
わしている。
わしている。
渦流室１０及びホツトプラグ８等を上記のよう
な構造にすると、噴射弁１２から噴射される燃料
の一部は、補助噴口１６を通つて直接燃焼室１３
に噴射される。一般に始動前においては、燃焼室
１３は渦流室１０よりも温度が高く維持されてお
り、従つて燃料の一部を直接燃焼室１３に噴射す
るようにしていると、低温時でも時間をかけずに
機関を始動することができる。
な構造にすると、噴射弁１２から噴射される燃料
の一部は、補助噴口１６を通つて直接燃焼室１３
に噴射される。一般に始動前においては、燃焼室
１３は渦流室１０よりも温度が高く維持されてお
り、従つて燃料の一部を直接燃焼室１３に噴射す
るようにしていると、低温時でも時間をかけずに
機関を始動することができる。
また高速運転中に燃焼室１３から補助噴口１６
を通つて渦流室１０に送り込まれようとする空気
（含燃料）の勢いは、エアダンパー室１７のダン
パー作用により大幅に弱められるので、補助噴口
１６からの空気等の勢いによつて主噴口１５から
の渦流（破線の矢印）の勢いが弱められることは
殆どなく、燃焼性能が低下する心配はない。
を通つて渦流室１０に送り込まれようとする空気
（含燃料）の勢いは、エアダンパー室１７のダン
パー作用により大幅に弱められるので、補助噴口
１６からの空気等の勢いによつて主噴口１５から
の渦流（破線の矢印）の勢いが弱められることは
殆どなく、燃焼性能が低下する心配はない。
以上説明したように本考案は、燃焼室１３に開
口する主噴口１５と燃料噴射弁１２のノズル部１
２ａ（先端部）との間に渦流室１０を備え、燃料
噴射方向Ａの延長線上の渦流室壁部分、例えばホ
ツトプラグ８部分に、主噴口１５の径より小さく
かつ燃料噴射方向Ａに沿つて延びる補助噴口１６
を設け、補助噴口１６の長さの中間部分にエアダ
ンパー室１７を備えているので次のような利点が
ある。
口する主噴口１５と燃料噴射弁１２のノズル部１
２ａ（先端部）との間に渦流室１０を備え、燃料
噴射方向Ａの延長線上の渦流室壁部分、例えばホ
ツトプラグ８部分に、主噴口１５の径より小さく
かつ燃料噴射方向Ａに沿つて延びる補助噴口１６
を設け、補助噴口１６の長さの中間部分にエアダ
ンパー室１７を備えているので次のような利点が
ある。
(1) 噴射弁１２から噴射される燃料の一部は、渦
流室１０より温度の高い燃焼室１３に補助噴口
１６を介して直接噴射されることになるので、
低温時において時間をかけることなく機関を始
動することができる。即ち従来の渦流室式内燃
機関よりも低温時に早く機関を始動させること
ができる。
流室１０より温度の高い燃焼室１３に補助噴口
１６を介して直接噴射されることになるので、
低温時において時間をかけることなく機関を始
動することができる。即ち従来の渦流室式内燃
機関よりも低温時に早く機関を始動させること
ができる。
(2) グロープラグ等を省略できるので、製造コス
トを低減することができる。
トを低減することができる。
(3) エアダンパー室１７により、補助噴口１６か
ら渦流室１０への空気流の勢いを大幅に弱める
ことができるので、主噴口１５からの渦流が上
記補助噴口１６からの空気流によつて弱められ
ることは殆どなく、従つて高速運転時において
燃焼性能が低下する心配はない。
ら渦流室１０への空気流の勢いを大幅に弱める
ことができるので、主噴口１５からの渦流が上
記補助噴口１６からの空気流によつて弱められ
ることは殆どなく、従つて高速運転時において
燃焼性能が低下する心配はない。
なお本考案においてはグロープラグを併用して
もよい。
もよい。
図面は本考案を適用したデイーゼル機関の縦断
面部分図である。 １０……渦流室、１２……燃料噴射弁、１２ａ
……ノズル部（先端部）、１３……燃焼室、１５
……主噴口、１６……補助噴口、１７……エアダ
ンパー室。
面部分図である。 １０……渦流室、１２……燃料噴射弁、１２ａ
……ノズル部（先端部）、１３……燃焼室、１５
……主噴口、１６……補助噴口、１７……エアダ
ンパー室。
Claims (1)
- 燃焼室に開口する主噴口と燃料噴射弁先端部と
の間に渦流室を備え、燃料噴射方向延長線上の渦
流室壁部分に、主噴口の径より小さくかつ燃料噴
射方向に沿つて延びる補助噴口を設け、補助噴口
の長さの中間部分にエアダンパー室を形成したこ
とを特徴とする渦流室式内燃機関の燃焼室。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5138582U JPS58154822U (ja) | 1982-04-08 | 1982-04-08 | 渦流室式内燃機関の燃焼室 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5138582U JPS58154822U (ja) | 1982-04-08 | 1982-04-08 | 渦流室式内燃機関の燃焼室 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58154822U JPS58154822U (ja) | 1983-10-17 |
| JPS6210431Y2 true JPS6210431Y2 (ja) | 1987-03-11 |
Family
ID=30062103
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5138582U Granted JPS58154822U (ja) | 1982-04-08 | 1982-04-08 | 渦流室式内燃機関の燃焼室 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58154822U (ja) |
-
1982
- 1982-04-08 JP JP5138582U patent/JPS58154822U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58154822U (ja) | 1983-10-17 |
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