JPS62104040A - 化合物半導体薄膜の製法 - Google Patents
化合物半導体薄膜の製法Info
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- JPS62104040A JPS62104040A JP60243311A JP24331185A JPS62104040A JP S62104040 A JPS62104040 A JP S62104040A JP 60243311 A JP60243311 A JP 60243311A JP 24331185 A JP24331185 A JP 24331185A JP S62104040 A JPS62104040 A JP S62104040A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は青色発光素子の母体となるZn5xSe1〜8
単結晶薄膜の製法に関する。
単結晶薄膜の製法に関する。
(発明の概要〕
本発明は、単結晶基板上にバッファー層を形成し、該バ
ッファー層上に化合物半導体薄膜を積層するプロセスに
おいて、MO−CVD法を用いて第1段またはそれ以上
の成長温度においてバッファー層を形成し、その後連続
して、所定の成長温度でZn5xSa+−x単結晶薄膜
を形成したことにより、低温で高品位のエピタキシャル
膜を提供するものである。
ッファー層上に化合物半導体薄膜を積層するプロセスに
おいて、MO−CVD法を用いて第1段またはそれ以上
の成長温度においてバッファー層を形成し、その後連続
して、所定の成長温度でZn5xSa+−x単結晶薄膜
を形成したことにより、低温で高品位のエピタキシャル
膜を提供するものである。
ZnSは、室温で3.6eVという広い禁制帯幅を有す
るために青色発光素子材料として注目され、素子の試作
が進められている。(例えば Appl。
るために青色発光素子材料として注目され、素子の試作
が進められている。(例えば Appl。
Phys、Lott、27 (1975)697゜ph
ys、5tat、sol、(a)50 (1978)4
91.phys、5tat、sol (aこれまでの
結晶成長法ではII−Vl族の化合物半導体においては
良質の単結晶を得ることが困難であった。
ys、5tat、sol、(a)50 (1978)4
91.phys、5tat、sol (aこれまでの
結晶成長法ではII−Vl族の化合物半導体においては
良質の単結晶を得ることが困難であった。
近年、MO−CVD法、MBE法等の新しい結晶成長法
の研究が進み、■−■族化合物半導体の分野でも良質の
エピタキシャル膜が得られつつある。
の研究が進み、■−■族化合物半導体の分野でも良質の
エピタキシャル膜が得られつつある。
従来研究されているエピタキシャル膜の製法は例えば電
子通信学会技術研究報告5SD83−166に見られる
様に減圧MO−CVD装置を用いて、ZnSを成長させ
る場合には原料ガスとして(CHs ) t Zn (
以下DMZnと略す)及びHzSを用い、単結晶基板と
してGaAsあるいはGaPを用いることによって30
0℃〜550℃の温度領域で結晶成長させている。Zn
S、e膜を得るには■族の供給源としてHtSeを用い
、温度範囲を150℃〜550℃にとって成長させてい
る。
子通信学会技術研究報告5SD83−166に見られる
様に減圧MO−CVD装置を用いて、ZnSを成長させ
る場合には原料ガスとして(CHs ) t Zn (
以下DMZnと略す)及びHzSを用い、単結晶基板と
してGaAsあるいはGaPを用いることによって30
0℃〜550℃の温度領域で結晶成長させている。Zn
S、e膜を得るには■族の供給源としてHtSeを用い
、温度範囲を150℃〜550℃にとって成長させてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点及び目的〕上述の従来
技術には以下の問題点を有し、改善が望まれていた。
技術には以下の問題点を有し、改善が望まれていた。
(11基板に用いられるGaAs5 GaPとZnSと
の格子定数の差は表1に示す通りだが、この基板上に積
んだ膜について、その結晶性を評価してみるとすべての
成長温度域に渡って格子整合性の良いGaPよりGaA
sの方が良いデータが得られる。特に低温領域の400
℃ではGaP上の膜では多結晶の傾向が現れ、350℃
以下になるとすべてが多結晶膜となった。
の格子定数の差は表1に示す通りだが、この基板上に積
んだ膜について、その結晶性を評価してみるとすべての
成長温度域に渡って格子整合性の良いGaPよりGaA
sの方が良いデータが得られる。特に低温領域の400
℃ではGaP上の膜では多結晶の傾向が現れ、350℃
以下になるとすべてが多結晶膜となった。
また59年秋季応用物塊学会予稿集12a−3−5にも
見られる様に一般にII−Vl族の単結晶薄膜では低温
で成長させた膜において比抵抗の小さな値が得られる傾
向にある。
見られる様に一般にII−Vl族の単結晶薄膜では低温
で成長させた膜において比抵抗の小さな値が得られる傾
向にある。
これらの事情から素子化を考慮すると低温でもエピタキ
シャル成長が可能なGaAsを基板として用い、この上
に単結晶膜を積層する方法がとられている。
シャル成長が可能なGaAsを基板として用い、この上
に単結晶膜を積層する方法がとられている。
しかしこの方法ではZ n S / G a A s界
面の、格子整合性の悪さからくる結晶性の乱れの影響を
受けた膜で素子を作ることになり、またへテロエピタキ
シャル界面は多くの欠陥を有し易く、素子化した際、高
抵抗な領域となり特性のばらつきを生じる原因にもなっ
ている。
面の、格子整合性の悪さからくる結晶性の乱れの影響を
受けた膜で素子を作ることになり、またへテロエピタキ
シャル界面は多くの欠陥を有し易く、素子化した際、高
抵抗な領域となり特性のばらつきを生じる原因にもなっ
ている。
本発明の目的は上記の問題点を解決し、ZnS膜と格子
整合性の良いGaP上に低温で良質のエピタキシャル膜
を作製する製法を提供するところにある。
整合性の良いGaP上に低温で良質のエピタキシャル膜
を作製する製法を提供するところにある。
表1 主な半導体材料の格子定数
(問題を解決するための手段〕
本発明の化合物半導体薄膜の製法は、MO−CVD法を
用いて第1段またはそれ以上の成長温度においてバッフ
ァー層を形成し、その後連続して、所定の成長温度でZ
n S X S e t−X単結晶薄膜を形成するこ
とを特徴とする。
用いて第1段またはそれ以上の成長温度においてバッフ
ァー層を形成し、その後連続して、所定の成長温度でZ
n S X S e t−X単結晶薄膜を形成するこ
とを特徴とする。
ZnSと格子整合性の良いGaP上での低温にけるエピ
タキシャル成長が本製法により初めて可能となった。
タキシャル成長が本製法により初めて可能となった。
〔実施例1〕
第1図は本発明においてZnS単結晶薄膜を作製する際
に用いるMO−CVD装置の概略図である。
に用いるMO−CVD装置の概略図である。
石英製横型反応管[相]の内部にはSiCコーディング
を施したグラファイト製サセプター■が置かれ、さらに
その上には基板■が置かれている0反応炉の側面から高
周波誘導加熱炉、赤外線加熱炉、または抵抗加熱炉■な
どにより基板加熱を行なう、基板温度・はグラファイト
製サセプター■の中に埋め込んだ熱電対■によりモニタ
ーする0反応管は排気系■及び廃ガス処理系[相]とパ
ルプ■、@を介して接続されている。Znソースとなる
液体原料はバブラーOに封入されている。キャリアーガ
ス及び硫化水素はそれによって精製されたキャリアーガ
ス及び硫化水素はそれぞれマスフローコントローラ■に
より流量制御される。バブラー■に封入された原料は恒
温槽■により所定の温度に維持されている。このバブラ
ーの中に適当量のキャリアーガスを導入、バブリングを
行なうことにより、所望の量の原料が気化し供給さ゛れ
る。バブラー@及びボンベ[相]より供給されたZnソ
ースとなる原料、硫化水素はそれぞれキャリアーガスに
よって希釈され合流した後、三方パルプ■を経て反応管
[相]へ導入及び廃ガス処理系[相]への廃棄の切り換
えを行なう、第1図には横型反応炉を示したが縦型反応
炉においても基本的構成は同じである、但し縦型の場合
基板の回転機構を設けることにより、得られる膜の膜厚
及び膜質の均一性を確保する必要がある。
を施したグラファイト製サセプター■が置かれ、さらに
その上には基板■が置かれている0反応炉の側面から高
周波誘導加熱炉、赤外線加熱炉、または抵抗加熱炉■な
どにより基板加熱を行なう、基板温度・はグラファイト
製サセプター■の中に埋め込んだ熱電対■によりモニタ
ーする0反応管は排気系■及び廃ガス処理系[相]とパ
ルプ■、@を介して接続されている。Znソースとなる
液体原料はバブラーOに封入されている。キャリアーガ
ス及び硫化水素はそれによって精製されたキャリアーガ
ス及び硫化水素はそれぞれマスフローコントローラ■に
より流量制御される。バブラー■に封入された原料は恒
温槽■により所定の温度に維持されている。このバブラ
ーの中に適当量のキャリアーガスを導入、バブリングを
行なうことにより、所望の量の原料が気化し供給さ゛れ
る。バブラー@及びボンベ[相]より供給されたZnソ
ースとなる原料、硫化水素はそれぞれキャリアーガスに
よって希釈され合流した後、三方パルプ■を経て反応管
[相]へ導入及び廃ガス処理系[相]への廃棄の切り換
えを行なう、第1図には横型反応炉を示したが縦型反応
炉においても基本的構成は同じである、但し縦型の場合
基板の回転機構を設けることにより、得られる膜の膜厚
及び膜質の均一性を確保する必要がある。
以下上記装置を用いてZnS単結晶薄膜の、本発明に係
る具体的な作製プロセスを説明する。
る具体的な作製プロセスを説明する。
用いる基板としてはZnSと格子整合の良いGaPとし
、これの(100)面においてスライスし、鏡面研磨さ
れた物を、トリクロルエチレン、アセトン、メタノール
による超音波洗浄を施した後にエツチングをする。エツ
チング条件は以下の通りである。
、これの(100)面においてスライスし、鏡面研磨さ
れた物を、トリクロルエチレン、アセトン、メタノール
による超音波洗浄を施した後にエツチングをする。エツ
チング条件は以下の通りである。
GaPa1li HNOx : Hc I=1 :
3 (体積比ン室温で30秒間 純水を用いてエツチングを停止し、純水、メタノールに
て洗浄した後、グイフロン中に保存した。
3 (体積比ン室温で30秒間 純水を用いてエツチングを停止し、純水、メタノールに
て洗浄した後、グイフロン中に保存した。
基板は反応管へのセントを行なう直前にグイフロンより
取出し、乾燥窒素ブローによりグイフロンを乾燥除去す
る。基板セントの後反応炉内を10−ゝTorr程度ま
で真空引きし、系内に残留するガスを除く。キャリアー
ガスを導入して系内を常圧に戻した後l〜217sin
程度のキャリアーガスを流しつつ昇温を開始する。加熱
には赤外線加熱炉を用いた。キャリアーガスとしては、
純度99゜9999%のHeまたは純化装置を通過させ
たH2を用いた。
取出し、乾燥窒素ブローによりグイフロンを乾燥除去す
る。基板セントの後反応炉内を10−ゝTorr程度ま
で真空引きし、系内に残留するガスを除く。キャリアー
ガスを導入して系内を常圧に戻した後l〜217sin
程度のキャリアーガスを流しつつ昇温を開始する。加熱
には赤外線加熱炉を用いた。キャリアーガスとしては、
純度99゜9999%のHeまたは純化装置を通過させ
たH2を用いた。
今回Znソースとして用いた液体原料は、ジアルキル亜
鉛(以下RgZnと略す)及びジアルキル硫黄(以下R
,Sと略す)を、両者のうち低沸点成分の量を概ね過剰
に混合し、加熱によって反応及び熟成を行なった後、過
剰成分を留出除去して得られるRzZnとRxSの付加
体である有機亜鉛化合物であり、■族元素のソースとし
ては硫化水素又はセレン化水素である。
鉛(以下RgZnと略す)及びジアルキル硫黄(以下R
,Sと略す)を、両者のうち低沸点成分の量を概ね過剰
に混合し、加熱によって反応及び熟成を行なった後、過
剰成分を留出除去して得られるRzZnとRxSの付加
体である有機亜鉛化合物であり、■族元素のソースとし
ては硫化水素又はセレン化水素である。
以上の準備が整のった後、成長温度を2段階に設定し、
まず600℃〜700℃まで昇温する。
まず600℃〜700℃まで昇温する。
基板温度が所定温度に到達し、安定した後原料を反応炉
中へ供給を始める。このときの成長条件は以下の通りで
ある。
中へ供給を始める。このときの成長条件は以下の通りで
ある。
原料導入口から基板までの距M 20c11、付加体
バブリング量 −20℃において25m1/sin、H
eで希釈された2%のH,Sの供給量65m1/mln
%キャリアーガスを含む全ガス流94.51/win この高温での成長による膜厚は100人〜500人とし
、この膜厚が確保された時点で原料の供給を一時停止す
る。その後、設定された2番目の成長温度まで反応炉を
冷却していく、今回のプログラムでは2段目の成長温度
を300℃〜350℃に設定した。基板がこの所定温度
で安定した後、再び原料の供給を開始する。このときの
供給量は1段目の成長温度での原料供給量と同じとした
が、1段目と2段目、あるいはそれ以上の段階での原料
供給量は必ずしも同じである必要はない。
バブリング量 −20℃において25m1/sin、H
eで希釈された2%のH,Sの供給量65m1/mln
%キャリアーガスを含む全ガス流94.51/win この高温での成長による膜厚は100人〜500人とし
、この膜厚が確保された時点で原料の供給を一時停止す
る。その後、設定された2番目の成長温度まで反応炉を
冷却していく、今回のプログラムでは2段目の成長温度
を300℃〜350℃に設定した。基板がこの所定温度
で安定した後、再び原料の供給を開始する。このときの
供給量は1段目の成長温度での原料供給量と同じとした
が、1段目と2段目、あるいはそれ以上の段階での原料
供給量は必ずしも同じである必要はない。
2段目の低温での薄膜成長の時間は90分間にとった。
所定の時間成長を行なった後、原料の供給をやめ、冷却
を開始する。冷却中はHe又はH2を1〜21/sin
流しておく、基板表面の熱エッチを防ぐためにHe希釈
2%のH!sを50〜60m1/win程度流しながら
冷却してもよい、基板が室温に戻ったら反応炉内を排気
し、系内に残留する硫化水素を除去する。系内を大気圧
に戻した後に基板を取出す、この時に得られたZnS膜
の厚さは、約1.5μmであり、成長速度は約1μm/
hrであった。
を開始する。冷却中はHe又はH2を1〜21/sin
流しておく、基板表面の熱エッチを防ぐためにHe希釈
2%のH!sを50〜60m1/win程度流しながら
冷却してもよい、基板が室温に戻ったら反応炉内を排気
し、系内に残留する硫化水素を除去する。系内を大気圧
に戻した後に基板を取出す、この時に得られたZnS膜
の厚さは、約1.5μmであり、成長速度は約1μm/
hrであった。
上記プロセスで作製したZnS単結晶薄膜を結晶学的に
評価した結果を図2及び図3に示す、X線回折ではCu
のにα場とにα8の間の明瞭な分離が認められ、ロッキ
ングカーブの半値幅(FWHM)も0.15°付近を再
現性良く示している。
評価した結果を図2及び図3に示す、X線回折ではCu
のにα場とにα8の間の明瞭な分離が認められ、ロッキ
ングカーブの半値幅(FWHM)も0.15°付近を再
現性良く示している。
キセノンランプを励起光源とするフォトルミネセンス測
定でも励起波長を250龍〜40ONまで変化させても
可視域のピークは全く観測されなかった。膜の比抵抗も
あわせて測定してみたところ40Vまで電圧を印加して
も流れる電流値は0゜O1μA以下で、これは比抵抗に
換算するとPg105Ω■となり、極めて高抵抗である
ことを示した6以上の事実は本発明で作製されたZnS
膜が橿めて高品位であることを示している。
定でも励起波長を250龍〜40ONまで変化させても
可視域のピークは全く観測されなかった。膜の比抵抗も
あわせて測定してみたところ40Vまで電圧を印加して
も流れる電流値は0゜O1μA以下で、これは比抵抗に
換算するとPg105Ω■となり、極めて高抵抗である
ことを示した6以上の事実は本発明で作製されたZnS
膜が橿めて高品位であることを示している。
これまでにZnS膜にドナー性不純物をドーピングし低
抵抗化を図った場合、膜の比抵抗は300℃付近で極小
を示すことが59年秋季応用物理学会予稿集12a−3
−5等で報告されているが、この温度領域ではGaAs
基板でなければエピタキシャル成長しなかったため、格
子ミスマツチの大きいGaAs基板を用いて成長を行な
わせ、素子を作製していた。今回本発明により、低温で
はエピタキシャル成長しないとされていたGaP基板上
のZnS膜において初めてエピタキシャル成長が確認さ
れ、しかも高品質の膜が得られる様になったことで、格
子整合性の良い材料を用いて結晶成長が可能となった。
抵抗化を図った場合、膜の比抵抗は300℃付近で極小
を示すことが59年秋季応用物理学会予稿集12a−3
−5等で報告されているが、この温度領域ではGaAs
基板でなければエピタキシャル成長しなかったため、格
子ミスマツチの大きいGaAs基板を用いて成長を行な
わせ、素子を作製していた。今回本発明により、低温で
はエピタキシャル成長しないとされていたGaP基板上
のZnS膜において初めてエピタキシャル成長が確認さ
れ、しかも高品質の膜が得られる様になったことで、格
子整合性の良い材料を用いて結晶成長が可能となった。
格子整合性の悪いGaAs上での膜では1μmの同一膜
厚レベルでX線ロッキングカーブ半値幅は0.18°だ
ったが、本製法によれば、この値が0.15°まで向上
した。
厚レベルでX線ロッキングカーブ半値幅は0.18°だ
ったが、本製法によれば、この値が0.15°まで向上
した。
このように低抵抗な領域での高品質な薄膜が作製される
ことで、これの応用技術として高輝度・高効率の発光が
取出せる青色発光素子の作製が可能となった。
ことで、これの応用技術として高輝度・高効率の発光が
取出せる青色発光素子の作製が可能となった。
今回の実施例では原料としてZnソースに付加体、硫黄
ソースにH,Sを用いたが、これ以外の組合せとしてジ
アルキル亜鉛とH,S、ジアルキル亜鉛とジアルキル硫
黄、付加体とジアルキル硫黄の系においても適応可能で
ある。
ソースにH,Sを用いたが、これ以外の組合せとしてジ
アルキル亜鉛とH,S、ジアルキル亜鉛とジアルキル硫
黄、付加体とジアルキル硫黄の系においても適応可能で
ある。
〔実施例2〕
単結晶基板とその上へ成長させる半導体薄膜材料は、結
晶系及び格子定数が一敗したものを選ぶのが望ましく、
そうでない場合では両者の界面に多数の欠陥が生じ易く
、結晶性の乱れに伴う高抵抗化等の悪影響を及ぼす。
晶系及び格子定数が一敗したものを選ぶのが望ましく、
そうでない場合では両者の界面に多数の欠陥が生じ易く
、結晶性の乱れに伴う高抵抗化等の悪影響を及ぼす。
そこで■族ソースとして、Hl Sに加えH,Seを供
給することによりZn5xSe+−x (0≦x≦1
)結晶をエピタキシャル成長し、基板との格子定数のず
れを十分小さな範囲におさえることで良質な結晶化を図
ることができる。
給することによりZn5xSe+−x (0≦x≦1
)結晶をエピタキシャル成長し、基板との格子定数のず
れを十分小さな範囲におさえることで良質な結晶化を図
ることができる。
以下、□実施例1に従いZnSxSe1−x混晶の結晶
成長を行なった。cap基板を用い、膜の格子定数を基
板に合わせるため、ここではx−0゜84とした。成長
の温度プログラムも2段に設定し、第1段は600℃〜
700℃の高温成長、第2段は300℃〜350℃の低
温成長というのは実施例1の条件と同じにした。このと
き得られる膜の特性は、X線ロッキングカーブのFWH
Mの値0.15°〜0.18°、フォトルミネセンスは
可視域では全くピークが見られず、膜の比抵抗も40V
の電圧印加では電流が流れない程に高抵抗であった。こ
れより得られた膜質がワイドバンドギャップを有する半
導体として極めて高品位であるといえる。
成長を行なった。cap基板を用い、膜の格子定数を基
板に合わせるため、ここではx−0゜84とした。成長
の温度プログラムも2段に設定し、第1段は600℃〜
700℃の高温成長、第2段は300℃〜350℃の低
温成長というのは実施例1の条件と同じにした。このと
き得られる膜の特性は、X線ロッキングカーブのFWH
Mの値0.15°〜0.18°、フォトルミネセンスは
可視域では全くピークが見られず、膜の比抵抗も40V
の電圧印加では電流が流れない程に高抵抗であった。こ
れより得られた膜質がワイドバンドギャップを有する半
導体として極めて高品位であるといえる。
以上述べたように本発明によれば、MO−CVD法を用
いてznSxSe、−x (0≦x≦1)単結晶薄膜
を作製する際のプロセスにおいて、成長m Jffiを
多段階にコントロールして本成長の前に基板上に薄いバ
フファ一層を積層することにより、格子整合性の良いG
aP基板を用いて低温成長を行なった場合でも極めて高
品質の結晶が得られる様になった。
いてznSxSe、−x (0≦x≦1)単結晶薄膜
を作製する際のプロセスにおいて、成長m Jffiを
多段階にコントロールして本成長の前に基板上に薄いバ
フファ一層を積層することにより、格子整合性の良いG
aP基板を用いて低温成長を行なった場合でも極めて高
品質の結晶が得られる様になった。
本発明が、ディスプレー及び照明用光源の素子作製のた
めプロセスとしてその果たす役割は大であると確信する
。
めプロセスとしてその果たす役割は大であると確信する
。
第1図は本発明において用いるMO−CVDi置の概略
図を示す。 1、SiCコーティングを施したグラファイト製サセプ
ター 2.基板 3.高周波誘導加熱炉又は赤外線
加熱炉又は抵抗加熱炉 4.マスフローコントローラ
5.恒温槽 6.三方パルプ 7.バルブ
8.熱電対 9.排気系 10.廃ガス処理系
11.12.バルプ 13.付加体の入ったバブラー
14゜ドーパント原料用バブラー 15.キャリ
アーガスの入ったボンベ 16.硫化水素の入ったボ
ンベ 17.ガス純化装置 189石英製反応管 第2図は本製法により作製された膜のCuをX線源に用
いた時のX線回折図。 第3図は本製法により作製された膜の(400)面のX
線ロッキングカーブの図。 以 上 HocvD’!Jn概4澗 第1飄 回*iit/l c*ン Z〜S訳n×複回町図 第2図 −6,タ Oφa、f
図を示す。 1、SiCコーティングを施したグラファイト製サセプ
ター 2.基板 3.高周波誘導加熱炉又は赤外線
加熱炉又は抵抗加熱炉 4.マスフローコントローラ
5.恒温槽 6.三方パルプ 7.バルブ
8.熱電対 9.排気系 10.廃ガス処理系
11.12.バルプ 13.付加体の入ったバブラー
14゜ドーパント原料用バブラー 15.キャリ
アーガスの入ったボンベ 16.硫化水素の入ったボ
ンベ 17.ガス純化装置 189石英製反応管 第2図は本製法により作製された膜のCuをX線源に用
いた時のX線回折図。 第3図は本製法により作製された膜の(400)面のX
線ロッキングカーブの図。 以 上 HocvD’!Jn概4澗 第1飄 回*iit/l c*ン Z〜S訳n×複回町図 第2図 −6,タ Oφa、f
Claims (1)
- (1)単結晶基板上に、バツファー層を形成し、該バッ
ファー層上にZnSxSe_1_−_x(0≦x≦1)
単結晶薄膜を作製する結晶成長法において、単結晶基板
上に有機金属気相成長法(MO−CVD法)によって第
1段またはそれ以外の、複数の成長湿度においてバッフ
ァー層を形成し、その後連続して、所定の成長温度でZ
nSxSe_1_−_x単結晶薄膜の形成を行なうこと
を特徴とする化合物半導体薄膜の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60243311A JPS62104040A (ja) | 1985-10-30 | 1985-10-30 | 化合物半導体薄膜の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60243311A JPS62104040A (ja) | 1985-10-30 | 1985-10-30 | 化合物半導体薄膜の製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62104040A true JPS62104040A (ja) | 1987-05-14 |
Family
ID=17101944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60243311A Pending JPS62104040A (ja) | 1985-10-30 | 1985-10-30 | 化合物半導体薄膜の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62104040A (ja) |
-
1985
- 1985-10-30 JP JP60243311A patent/JPS62104040A/ja active Pending
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