JPS62103865A - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ

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JPS62103865A
JPS62103865A JP60245213A JP24521385A JPS62103865A JP S62103865 A JPS62103865 A JP S62103865A JP 60245213 A JP60245213 A JP 60245213A JP 24521385 A JP24521385 A JP 24521385A JP S62103865 A JPS62103865 A JP S62103865A
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cassette
tape
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eject
cassette holder
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Naoki Kamaya
直樹 釜谷
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明テープレコーダーを以下の項目に従って説明する
A、産業上の利用分野 B1発明の概要 C9背景技術 り0発明が解決しようとする問題点 E9問題点を解決するための手段 F、実施例 a、テープカセット[第1図、第2図、第、9図、第1
1図乃至第14図] b、ビデオカメラの概要[第2図] C,ビデオテープレコーダー[第1図、第3図、第5図
乃至第11図] C−1,記録部[第1図] c−2,テープローディング機構[第 1図、第8図、第9図] c−3゜カセットホルダー[第1図乃 至第3図、第5図乃至第7 図、第11図] C−4,カセットホルダーロック手段 [第3図乃至第7図] c−5,)グル機構[第3[A、第5 [FS、1乃至
第7図コ C−6,カセットホルダーに付勢され る回動力[第5図] c−6−a、回動力が付勢さ れない位置 c−6−b、開放方向への回 動力 c−6−c、閉鎖方向への回 動力 C−7,カセットホルダーの3つの位 置〔第2図、第5図乃至第7 図] c−7−a、第1の位jδ[&′シ 2図、第5 図] c−7−b、イジェクト位置 [第2図、第6 図] c−7−c、第2の位置及 びロック [第 7図] c−8,カセットホルダーの第2の位 置からイジェクト位置への ポツプアップ c−9,ロック解除手段[第1図、第 8図コ c−10,検出手段[@1図、第3図 乃至第7図、10図乃至第 12図] d、動作 d−1,テープカセットの装着 d−2,検出 d−3,テープローディング d−46撮影 d−5,イジェクト d−6,テープカセットの取出し G9発明の効果 (A、産業上の利用分¥f) 本発明は新規なテープレコーダーに関する。詳しくは1
例えば、ビデオテープレコーダー等のテープに対する記
録又は再生はテープレコーダーに装着されたテープカセ
ットからテープを引き出し、かつ、該テープが記録再生
部の所定のテープパスを通るようにした状態で行なわれ
るテープレコーダー、特に、所謂ポツプアップ式のカセ
ット保持部材を備えると共に、イジェクトスイッチを操
作することによってテープカセットから引き出されてい
るテープのアンローディングとカセット保持部材のイジ
ェクト動作とが自動的に行なわれるテープレコーダーに
関するものであり、カセット保持部材にポツプアップ動
作を行なわせるだめの機構を改良することによって、イ
ジェクト動作が行なわれるときのテープレコーダーの姿
勢がどのような向きであってもテープカセットがカセッ
ト保持部材から抜は落ちることがなく、かつ、上記した
機構に使用される弾発部材の最大の弾発力を小さく抑え
ることができるようにしてカセット保持部材をより軽量
に構成することができるようにした新規なテープレコー
ダーを提供しようとするものである。
(B、発明の概要) 本発明は、テープに対する記録又は再生は装着されたテ
ープカセットからテープを引き出し、かつ、該テープが
記録再生部における所定のテープパスを通るようにした
状態で行なわれると共に、テープカセットの挿入及び取
出しを行なうことができる第1の位置とテープカセット
を記録再生部のカセット装着位置に装着せしめる第2の
位置との間を移動されるように支持された所謂ポツプア
ップ式のカセット保持部材を備え、イジェクトスイッチ
を操作することによってテープカセットから引き出され
ているテープのアンローディングとカセット保持部材の
イジェクト動作とが自動的に行なわれるテープレコーダ
ーにおいて、カセット保持部材はイジェクトスイッチが
操作されたとき所定の弾発部材の弾発力によって第2の
位置より稍第1の位置側へ寄ったイジェクト位置まで移
動されかつその位置に保持されると共に、第1の位置に
来た状態も上記り四発部材の弾発力によって保持される
ようにし、それによって、イジェクト動作が行なわれる
ときのテープレコーダーの姿勢がどのような向きであっ
てもテープカセットがカセット保持部材から抜は落ちる
ことがなく、かつ、前記弾発部材の最大の弾発力を小さ
く抑えることができるようにしたものである。
(C,背景技術) 近時、ビデオテープレコーダーあるいはオーディオテー
プレコーダー等のテープレコーダーにおいては、その記
録媒体として、カセットケースに収納された磁気テープ
を使用するのが一般的になっており、このようなテープ
レコーダーには、通常、所定のテープカセットを保持し
た状態でこれを記録再生部に装着するためのカセット保
持部材(「カセットコンパートメント」、「カセットホ
ルダー」、「カセットキャリア」等と称されることがあ
る。)が備えられている。
そして、このカセット保持部材の形態には各種のものが
あるが、例えば、ビデオカメラに一般的に組み込まれた
ビデオテープレコーダーや主としてビデオカメラに接続
した状態で使用される携帯用ビデオテープレコーダー等
においては、所謂ポツプアップ式のものが多く用いられ
ている。
このポツプアップ式のカセット保持部材は1例えば、そ
の基端部が記録再生部のシャーシに回動自在に支持され
ることにより、これに対するテープカセットの挿入及び
取出しを行なうことができる第1の位置とこれに挿入さ
れたテープカセットを記録再生部における所定のカセッ
ト装着位置に装着せしめる第2の位置との間を移動され
るようになっており、適宜な弾発部材によって常時第1
の位置へと移動しようとする移動力が付勢されている。
そして、第2の位置への移動はこれを上記弾発部材の弾
発力に抗して押圧することによって為されると共に、第
2の位置に来たとき所定のロック手段によってその位置
に保持されるようになっており、また、第2の位置に来
ている状態から上記ロック手段によるロックが解除され
たときは前記弾発部材の弾発力によって第1の位置へと
移動されるようになっている。
尚、ロック手段によるロックの解除は、所定のイジェク
トスイッチを操作することによって行なわれ、また、多
くの場合、上記イジェクトスイッチを操作すると、テー
プカセットから引き出されているテープのアンローディ
ングが行なわれると共に、ロック解除はそのアンローデ
ィングが完了された後に行なわれるようになっている。
(D、発明が解決しようとする問題点)ポツプアップ式
のカセット保持部材の動きは上記したようなものである
が、ビデオカメラに組み込まれたビデオテープレコーダ
ーや携帯用ビデオテープレコーダー等にこのようなポツ
プアップ式のカセット保持部材が設けられていると、テ
ープカセットが挿入されている状態でカセット保持部が
第1の位置へ移動された場合、そのときのテープレコー
ダーの向きによってはテープカセットがカセット保持部
材から抜は落ちてしまうことがある、といった問題があ
る。
即ち、前記したように、この種のカセット保持部材の第
2の位置から第1の位置への移動は弾発部材の弾発力に
よって行なわれるため、ビデオカメラ等の姿勢がカセッ
ト保持部材のカセット挿入口が下方を向いている向きで
あるときにテープカセットの取出しを行なおうとしたり
、あるいはそのような向きであるときに誤ってイジェク
トスイッチを操作したりすると、カセット保持部材が第
1の位置へと移動された途端、テープカセットは自重で
落下してしまうことになる。
また、ポツプアップ式のカセット保持部材は、第1の位
置への移動及び第1の位置における保持が弾発部材の弾
発力によって行なわれるようになっているので、これを
第2の位置へ向けて押圧すると、その弾発部材の弾発力
は強められて行くことになる。しかも、カヤ−2ト保持
部材を第2の位置へ移動せしめるときは、カセット保持
部材が所定のロック手段によって確実にロックされるよ
うに押圧する必要がある。
従って、カセット保持部材を第2の位置へ向けて押圧す
るときの押圧力はどうしても強くなりがちであり、カセ
ット保持部材はこのような押圧力に耐えられるだけの堅
牢さを有していなければならない、また、弾発部材がカ
セット保持部材の一方の側部にのみ連結されている場合
は、これを第2の位置へ向けて押圧したときカセット保
持部材がいびつになってしまうことのないように、更に
堅牢に構成される必要がある。
カセット保持部材をこのように堅牢に構成するとなれば
、これに使用される板金材料よりも板厚の厚いものを用
いることになり、更に、補強のための桟や絞り加工等が
必要となり、結局、テープレコーダーの構造が複雑にな
り、重量が増し、加工工数も多くなる、といった様々な
問題が生じることになる。
しかし、そうかといって、単純に弾発部材として弾発力
の弱いものを使用するようにしたのでは、カセット保持
部材の第1の位置に来た状態の保持が安定に為されない
ことになり、テープカセットの挿入及び取出しがやり難
くなる。といった問題が生じて来る。
(E、問題点を解決するための手段) 本発明テープレコーダーは、上記した問題点を解決する
ために、テープカセットの挿入及び取出しを行なうこと
ができる第1の位置とテープカセットを記録再生部のカ
セット装着位置に装着せしめる第2の位置との間を移動
されるように支持されたポツプアップ式のカセット保持
部材を備えたテープレコーダーにおいて、カセット保持
部材を第2の位置にロックするロック手段によるロック
が解除されたときカセット保持部材を第2の位置から稍
第1の位置側へ寄ったイジェクト位置まで移動せしめか
つ該イジェクト位置に保持すると共に、カセット保持部
材がイジェクト位置と第1の位置との間の略中間の位置
よりイジェクト位置側に来ているときはこれをイジェク
ト位置側へ付勢しかつカセット保持部材がと記中間の位
置より第1の位置側に来ているときはこれを第1の位置
側へ付勢するトグル機構を設けたものである。
従って、本発明によれば、カセット保持部材はロック手
段によるロックが解除されたとき第2の位置側へ向けて
移動されはするがその移動された位置はこれに対するテ
ープカセットの挿入及び取出しを行なうことができない
位置であり、かつ、その位置に来た状態は上記移動を行
わしめる9i発部材の弾発力によって保持されることに
なるので、イジェクト動作が行なわれるときのテープレ
コーダーの姿勢がどのような向きであってもテープカセ
ットがカセット保持部材から飛び出すようなことはなく
、しかも、テープカセ−/ )の挿入及び取出しが行な
われる第1の位置に来た状態も上記弾発部材の弾発力に
よって安定に保持されることになる。
(F、実施例) 以下に、本発明テープレコーダーの詳細を添附図面に示
した実施例に従って説明する。
尚、図面に示した実施例は本発明をビデオカメラに一体
的に組み込まれたビデオテープレコーダー(以下rVT
RJと言う、)として適用したものである。
また、説明は、先ずビデオカメラに使用されるテープカ
セットの一例について行ない、次にビデオカメラについ
て、そして、その後でVTRについて説明する。
(a、テープカセット)[第1図、第2図、第9図、第
11図乃至#14図] lは後述するビデオカメラの記録媒体として使用される
テープカセットである。
2はテープカセット1のカセットケースであり、該カセ
ットケース2は上ハーフ3と下へ−74とが一体的に結
合されることによって形成される薄い箱形を成す、5は
カセットケース2の前面(第13図における右斜め下方
へ向かう方向を前側とし、左斜め上方へ向かう方向を後
側とする。
また、同図における右斜め上方へ向う方向を左側とし、
左斜め下方へ向かう方向を右側とする。以下、テープカ
セット1についての説明において向きを示すときはこの
方向によるものとする。)のうち左右両端部を除く部分
を略台形状に屈曲することによって形成されたテープ引
出用凹部であり、また、カセットケース2の前面の左右
両端部にはテープ出口6.7が形成されている。
8及び9はテープリールであり、これらテープリール8
及び9のうち左側のもの8が供給側のテープリール(以
下、そのテープリールが供給側のものである場合は「S
リール」と言う、)であり、右側のテープリール9が巻
取側のテープリール(以下、そのテープリールが巻取側
のものである場合は「Tリール」と言う、)である、そ
して、これらテープリール8,9は略円筒状に形成され
、かつ、下側を向いて開口された図示しない保合孔が形
成されたリールハブ1O110′とその中央部が該リー
ルハブ1O110′の上下両端部に各別に固定された円
板11,11.11”、tt’とから成り、カセットケ
ース2内に互いに左右に離間して位置され、かつ、回転
自在なるように収納されている。
尚、下ハーフ4の所定の位置には図示しない挿通孔が2
つ形成されており、テープリール8.9のリールハブ1
0.10′の下端部はその挿通孔に位置され、テープ力
セツ)1が後述するVTRの所定のカセット装着位置に
装着されるとVTR側に設けられたリール台の係合軸が
上記挿通孔を通してリールハブ10.10’に形成され
た図示しない保合孔に係合されるようになっている。
また、テープリール8.9の2枚の円板11.11.1
1’、11′のうち下側のものにはその外周縁に沿って
多数の切欠部12.12、・・・、12′、12、′・
・φが形成されている。
13.13′は、カセット内ガイドである。これらカセ
ット内ガイド13.13′は、下ハーフ4の前記テープ
出口6.7の後側に位置する通路状の部分の左右両側面
のうち互いに内側に位置する方の側面のテープ出口6.
7寄りの部分に形成されており、上方から見て略半円状
を成すと共に、その上部は上記側面の上端縁より高い位
置にあるように形成されている。
14は磁気テープである。該磁気テープ14はその両端
が2つのテープリール8.9のリールハフ’l0110
′に各別に固定されると共に、テープローディングが行
なわれていない状態においては次のようなパスを通され
ている。即ち、Sリール8から引き出された後左側カセ
ット内ガイド13に巻き付けられたところでテープ出口
6からカセットケース2外へ導出され、テープ引出用凹
部5の前面を通された後右側のカセット内ガイド13′
に巻き付けられたところで右側のテープ出ロアからカセ
ットケース2内に導入され、T側ロール9に巻き取られ
る、といったパスを通されている。
15はカセットケース2の前面を開閉する前面蓋である
。該前面i15は上方から見て左右方向に長い略横倒コ
字形を成すと共に、その左右両端部がカセットケース2
の左右両側板の前端部に回動自在に支持されており、図
示しない弾発部材によって、常時、カセットケース2の
前面を閉じる方向への回動力が付勢されている。そして
、前面蓋15は第13図に実線で示す位置、即ち、カセ
ットケース2の前面を閉じる位置(以下、「閉塞位置」
と言う、)に来た状態が図示しない前面着口ツク手段に
よってロックされるようになっており、また、テープカ
セットlが後述するカセットホルダーに挿入されること
によって上記ロック手段によるロックが解除され、かつ
、後述するVTRのカセット装着位置に挿着されるとき
、第13図において2点鎖線で示す位置、即ち、カセッ
トケース2の前面を開く位置(以下、「開放位置」と言
う、)へと移動されることになる。これらの動作につい
ての詳細は後述する。
16はりニルブレーキである。該リールブレーキ16は
略直方体状に形成されると共に、その前端面から前方へ
向けて略凸の字状に突出するアーム16a、16bが設
けられており、カセットケース2の後端部のうちの左右
方向における略中央部に一定範囲内で前後方向へ移動す
ることができるように設けられている。また、17は上
記リールブレーキ16の後側に配置された押圧ばねであ
り、リールブレーキ16はこの押圧ばね17によって常
時前方へ向けて付勢されている。そして、リールブレー
キ16は、テープカセット1が後述するVTRに装着さ
れていない状態において、第9図に2点鎖線で示すよう
に、そのアーム16a、16bの先端がテープリール8
.9の下側の円板11.11’に形成された切欠部12
゜12′に係合する位置に保持され、これにより、テー
プリール8.9は少なくともテープ14を繰り出す方向
への回転を阻止されることになる。また、リールブレー
キ16は、テープカセット1がVTRのカセット装着位
置に装着されるとき、その下面に形成された図示しない
斜面部がVTR側から突設された後述するブレーキ解除
ピンによって押圧されることにより、第9図に実線で示
す位置へと後退せしめられ、それにより、テープリール
8.9に対する前記したブレーキが解除されることにな
る。
18は状態指示子(第9図、第12図乃至第14図参照
)である。該状態指示子18はテープカセット1に対す
る記録を許容するか否か、換言すれば記録済みの内容の
消去を許容するか否かを指示するものであり、上下方向
に長い略角柱状に形成された基部18a、!:該基部1
8aから左側へ向けて突出された側片18bとから成る
平面形状で略左横倒り字状に形成され、側片18bの上
端部には上下方向へある程度撓むことができる可撓片1
9が形成されると共に、該可撓片19の先端部上面には
略凸半球状の突起20が形成されており、また、側片1
8bの後面の左端部には引掛突条21が形成されている
。そして、状態指示子18はカセットケース2内のうち
右側板と後側板とが交わる隅角部に左右方向に延びるよ
うに画成された空間22に左右方向へ移動自在となるよ
うに設けられている。
また、カセットケース2の後側板のうち上記空間22と
対応する部分の左端寄りの部分には開口部23が形成さ
れており、また、下ハーフ4の底板のうち前記空間22
の左右両端部と対応する位置には孔24.25が形成さ
れ、これら孔24.25のうち左側のもの24は折取り
可能な閉塞片26によって閉塞されている。
更に、上ハーフ3の天板の内面のうち前記空間22の後
端部の左端寄りの位置及び左右方向における略中央部に
は略凹半球状の凹部27.27′(第12図参照)が形
成されている。
しかして、状態指示子18は前記空間22内において、
第9図、第14図及び第12図に示す位置(以下、r消
去禁止位置」と言う、)と第12図に2点鎖線で示す位
置(以下、「消去許容位置」と言う、)との間を移動さ
れるように設けられると共に、消去禁止位置に来たとき
はその可撓片19に形成された突起20が上バー23に
形成された2つの四部27.27′のうち左側のもの2
7に係合することによってクリックストップがかかり、
また、消去許容位置に来たときはその突起20が右側の
凹部27′に係合することにょってクリックストップが
かかるようになっている。
尚、状態指示子18に形成された引掛突条21はカセッ
トケース2の後側板に形成された開口部23に位置され
ており、状態指示子18の前記2つの位置の間の移動は
この引掛突条21を爪の先等で引掛けて左右方向へ押圧
することよって行なわれる。
また、下バー24に形成された前記2つの孔24.25
のうちの右側のもの25は、状態指示子18が消去禁止
位置に来ている状態において開放され、状態指示子18
が消去許容位置に来ている状態において該状態指示子1
8の基部18aによって閉塞されることになる。
(b、ビデオカメラの概要)[第2図]28はビデオカ
メラである。
29はビデオカメラ28の本体部であり、該本体部29
は前後方向(第2図における右斜め上方へ向かう方向を
前側とし、左斜め下方へ向かう方向を後側とする。また
、同図における左斜め上方へ向かう方向を左側とし、右
斜め下方へ向かう方向を右側とする。更に、同図におけ
る上方へ向かう方向を上側とし、下方へ向かう方向を下
側とする。以下の説明において向きを示すときはこの方
向によるものとする。従って1例えば、第1図において
は上方へ向かう方向が前側、下方へ向かう方向が後側と
なり、左方へ向かう方向が上側、右方へ向かう方向が下
側となる。)に長い箱形を成すと共に、その右側面に四
角形の大きな開口部30が形成されており、該開口部3
0にはこれを開閉する蓋体31が設けられている。
32は本体部29の前端面の上部から前方へ向けて突出
するように設けられた撮影用レンズであり、また、33
は上記撮影用レンズ32の右側にこれと並ぶように配置
された録音用のマイクロホンである。
また、34はその基端部が本体部29の前端部の下部に
回動自在に支持されたハンドグリップであり、その右側
面には握りを安定せしめるためのバンド35が設けられ
ており、また、その上面には撮影ボタン36が設けられ
ている。尚、ハンドグリップ34は撮影者の使い勝手に
より任意の角度においてロックされるようになっており
、また、その内部は所定のバッテリーが収納されるバッ
テリー収納部になっている。
37はオプチカルビューファインダーであり、38は該
ファインダー37の接眼部を囲むように取着されたアイ
カップである。
39は本体部29の後側面に設けられた操作パネルであ
り、該操作パネル39には図示しないイジェクトスイッ
チを操作するイジェクトボタン40及びその他の所定の
スイッチを操作するための所定の操作ボタン、モニター
用端子孔、インジケーター等が設けられている。
(C,ビデオテープレコーダー)[第1図、第3図、第
5図乃至第11図] 41はビデオカメラ28の本体部29に設けられたVT
Rであり、42はシャーシ、43は該シャーシ42の左
側に位置され、かつ、4本の支柱44.44、・・・ 
(図面では3本のみ示しである。)を介してシャーシ4
2と所定の間隔を有して略平行に対面するように設けら
れた回路基板である。
尚、シャーシ42の上下両端部には左側へ向けて略直角
に折曲された折曲片42a、42bが形成されている。
そして、VTR41は、tM影用レンズがとらえた映像
及びマイクロホン33がとらえた音声をテープカセット
1の磁気テープ14に記録するのに必要な機構が設けら
れた記録部と、テープカセット1を記録部の所定のカセ
ット装着位置に挿着せしめるためのカセットホルダーと
、該カセットホルダーに所定の弾発力を付勢するトグル
機構と、カセットホルダーを所定の位置にロックするロ
ック手段及び該ロックを解除するロック解除手段と、装
着されたテープカセット1に対する磁気テープのローデ
ィングを行なうテープローディング機構及びテープカセ
ット1の所定の位置やこれに支持された状態を検出する
検出手段等から成る。
(c−1,記録部)[第1図] 45は記録部である。
46はシャーシ42の前端縁寄りの部分のうちの上下方
向における略中央部に配置されたヘッドドラムであり、
録画用の回転磁気へラド47(第3図参照)を有し、所
定の回転部がドラムモータ48によって回転されるよう
になっている。
49はシャーシ42のうちヘッドドラム46の略下側の
位置に設けられた録音用の磁気ヘッドである。
50及び51はシャーシ42の後端縁寄りの部分に互い
に上下方向に離間して位置されたリール台であり、該リ
ール台50.51はシャーシ42かも突設されたリール
台支持軸52.52′に回転自在に支持されると共に1
図示しないリール台駆動ギヤによって所定のモードにお
いて駆動されるべきいずれか一方のものが回転されるよ
うになっている。尚、これらリール台50.51のうち
の上側のもの50かテープカセット1に収納されたSリ
ール8に係合されるリール台(以下、「S側リール台」
と言う、)であり、下側のリール台51がTリール9に
係合されるリール台(以下、「T側す−ル台」と言う、
)である。
53はシャーシ42のうちヘッドドラム46の路上側に
設けられたポスト取付ブロックであり、該ポスト取付ブ
ロック53から2本のテープガイドポスト54及び55
が立設されており、これらテープガイドボスト54及び
55のうち下側のもの55はその先端へ行くに従って次
第に下方へ変位するように傾斜した姿勢でもって設けら
れている。また、56はシャーシ42のうち上記ポスト
取付ブロック53から略後斜め上方へ寄った位置から立
設されたテープガイドポストである。
57はシャーシ42のうち前記録音用の磁気へラド49
が設けられた位置より略後ろ斜め下方へ寄った位置から
突出するように設けられたキャプスタンであり、該キャ
プスタン57はシャーシ4゛2の左側面側に位置する図
示しないフライホイールから立設されている。
58はピンチローラ−であり、また、59はテンレギピ
ンである。
60.60′及び61.61′はカセット位置決めピン
である。これらカセット位置決めピン60.60′及び
61.61′は記録部45に対するテープカセット1の
位置を規制するためのものであり、これらのうち前側の
もの60.60′はシャーシ42の前後方向における略
中央部の上端縁寄りの位置と下端縁寄りの位置から突設
され、また、後側のもの61.61′はシャーシ42の
後端縁に近接する部分のうち前側のカセット位置決めピ
ン60.60′の略後方の位置から立設されており、前
側のカセット位置決めピン60.60′の先端面からは
略円錐状の挿入部が突設されている。
62はテープカセットlが記録部45に装着されるとき
テープカセット1に設けられた前記リールブレー午16
をその下面側から押圧することによって後退せしめるブ
レーキ解除ピンであり、該ブレーキ解除ビン62はシャ
ーシ42のうち前記後側の2つのカセット位置決めピン
61と61′との間の略中間の位置から突設されている
63はテープカセット1が記録部45に装着されるとき
テープカセット1に設けられた前記前面蓋15を開放位
置へと移動せしめるための蓋起しであり、該蓋起し63
はシャーシ42の前記テープガイドポスト56の積上側
の位置から右側へ向けて立ち上げ状に設けられており、
テープ力セント1がシャーシ42側へ移動されるときそ
の先端部が前面蓋15の左端部に当接してこれを相対的
に押圧し、それによって前面腐15を開放位置へと移動
せしめるようになっている。
64及び64′は高速用テープガイドである。
該高速用テープガイド64及び64′は磁気テープ14
が高速走行されるときのテープバスを規制するガイド部
材であり、磁気テープ14の幅と略等しいか稍大きい幅
を有し、かつ、左右方向から見て1略J字状に形成され
ており、その3字形の屈曲部に相当する回動端部はテー
プカセット1に形成された前記カセットガイド13.1
3′のテープ接触面より稍大きい半径を有する略半円弧
状に屈曲され、また、その基端部が円筒状の軸65.6
5′に固定されている。尚、軸65.65’にはギヤ6
6.66′が一体に形成されている。そして、高速用テ
ープガイド64.64′は、その軸65.65′がシャ
ーシ42の前記前側のカセット位置決めピン60.60
”から稍前側へ寄った位置から突設された支持軸67.
67’に回動自在に支持されると共に、テープの高速走
行を行なうとき以外はギヤ66.66′に噛合する図示
しない制御部材によって第1図に示す位置に保持され、
また、テープの高速走行を行なうときは上記制御部材に
よって第9図に示す位置へと移動されるようになってい
る。
(c−2,テープローディング機構)[第1図、第8図
、第9図] 68は略円環状に形成され、かつ、その外周縁にギヤ歯
が形成されたローディングリングであり、図示を省略し
であるが、該ローディングリング68の左側にもこれと
略同じ大きさのもう1つのローディングリング(以下、
この図示しない方のローディングリングについては、説
明の便宜上符号r68’Jを使用する。)が右側のロー
ディングリング68と同軸上に位置されている。そして
、これらローディングリング68及び68′は、前記ヘ
ッドドラム46を囲むように位置され、かつ、その内周
縁がシャーシ42に回転自在に支持された3本のローラ
ー69.69.69に形成された溝に摺動自在に係合さ
れることにより、これらローラー69.69.69によ
ってシャーシ42に回転自在に支持されている。
70はシャーシ42の左側面側に設けられたローディン
グモータ、71はシャーシ42の右側面側に回転自在な
るように設けられたウオームであり、ローディングモー
タ70の出力軸に固定された出力ブーリーフ0aとウオ
ーム71の軸に固定された従動プーリー71aとの間に
伝達ベルト72が架は渡されている。また、73は上記
ウオーム71と噛合されたウオームホイールであり、7
4はウオームホイール73の小ギヤ部73aと前記2つ
のローディングリング68゜68′のうち右側のもの6
8とに噛合された駆動ギヤ、75はウオームホイール7
3の小ギヤ部73aに図示しない中間ギヤを介して噛合
され、かつ、左側のローディングリング68′と噛合さ
れた駆動ギヤである。従って、ローディングモータ70
が所定の方向へ回転されると、その回転が伝達ベルト7
2−ウオーム71−ウオームホイール73を介して駆動
ギヤ74.75に伝達されるノテ、ローディングリング
68.68′が所定の方向へ回転されることになる。尚
、ローディングリング68.68′は互いに反対の方向
へ回転されることになり、また、テープのローディング
が行なわれるときは右側のローディングリング68が反
時計回り方向(以下、右側のローディングリング68に
ついての「ローディング方向」と言う、)へ、左側のロ
ーディングリング68″が時計回り方向(以下、左側の
ローディングリング68′についての「ローディング方
向」と言う、)へ、それぞれ、略半回転されるようにな
っている。
76及び76′はローディングブロックであり、これら
ローディングブロック76.76′からそれぞれ2木の
テープローディングボスト77.78.77′、78′
が立設されている。
そして、ローディングブロック76.76′のうち上側
のもの76は図示しない連結手段を介して左側のローデ
ィングリング68′と連結され、また、下側のローディ
ングブロック76′はこれも図示しない連結手段を介し
て右側のローディングリング68と連結されている。そ
して、ローディングリング68.68′はテープのロー
ディングが行なわれていないときは、上記ローディング
ブロック76.76′が第1図に実線で示し、また、第
8図に2点鎖線で示す状態になる位置(以下、[非ロー
ディング位置」と言う、)に来ており、テープのローデ
ィングが行なわれると、ガイドブロック76.76′が
第1図に2点鎖線で示し、また、第8図に実線で示す状
態になる位置(以下、「ローディング完了位置」と言う
、)まで回転されることになる。
尚、テープのアンローディングを行なうときはローディ
ングリング68.68′はそれぞれ反ローディング方向
へ回転されることになる。
記録部45に装着されたテープカセット1からの磁気テ
ープ14のローディングは、上記したテープローディン
グボスト77.77′、78゜78′によって行なわれ
るが、これについては後述する。
また、テープのローディングは後述する検出手段によっ
て所定の事項が検出されることにより開始され、アンロ
ーディングは前記イジェクトボタン40が操作されるこ
とによって行なわれる。
更に、テープの高速走行を行なうときはローディングリ
ング68.68′が非ローディング位置より稍ローディ
ング完了位置側へ寄った位置まで戻される。
(c−3,カセットホルダー)[第1図乃至第3図、第
5図乃至第7図、第11 図] 79はテープ力セント1を前記した記録部45の所定の
カセット装着位置に装着せしめるだめのカセットホルダ
ーである。
80.81はカセットホルダー79の側板であり、該側
板80.81は前後方向に細長い板状に形成されると共
に1テープカセツト1の左右方向の長さと略等しい距離
互いに上下方向に離間し、かつ、互いに平行に延びるよ
うに位置されており、その前端部が1シヤーシ42の前
端から右方へ突出された支持部82.82′の後方へ向
けて略直角に屈曲された側片82a、82′aにビン8
3.83′を介して回動自在に支持されている。
84はカセットホルダー79の底板である。該底板84
は上記側板80と81の左端縁の後部を連結するように
設けられており、従って、カセットホルダー79の後部
は前方から見て略コ字状に形成されている。そして、底
板84の前端縁は略台形状を成すように屈曲され、また
、その後端縁の略中央部は略半円状に切欠かれている。
そして、底板84には互いに上下方向に離間して位置す
る円形の孔85.85′が形成されており、この孔85
.85′は前記リール台50.51と各別に対応する位
置に形成されている。更に、底板84の前端縁の上下両
端寄りの位置からは突片86.86′が前方へ向けて突
設されており、該突片86.86′の先端部は右側へ向
けて略直角に屈曲されたストッパー87.87′になっ
ている。
88は底板84の下端部の一部を左側へ向けて切り起す
ようにして形成された被ロック片であり、該被ロツタ片
88は下方から見て略り字形を成すように形成されてい
る。88aはその爪部である。
89は底板84の上端部に形成された背の低い蓋ロング
解除突起であり、該蓋口−7り解除突起89は底板84
の右側面から垂直に突出するように形成されている。尚
、この蓋ロツク解除突起89はカセットホルダー79に
挿入されて来るテープカセット1の前面若15のロック
を解除するためのものである。
90は側板80.81の後端部の右端寄りの部分の間に
架は渡すように設けられた略丸棒状の桟であり、この桟
90と底板84との間の距離はテープカセット1の厚み
と略等しい長さになっている。
そして、側板80.81の右端縁の後端部と前端寄りの
部分からは上下方向において互いに内側へ向けて突出さ
れた取付片91.91、Φ−・が形成されており、ビデ
オカメラ28の本体部29に形成された前記開口部30
を開閉する蓋体31はその四隅がこれら取付片91.9
1、・争・に固定されることにより、ソ、l!ットホル
ダー79に取着されている。
しかして、カセットホルタ−79の後部には、側板80
.81と底板84と、桟90と2トツバー87.87′
等によってテープ力セッ)1の大きさと略同じ大きさを
有する空間が画成されることになり、テープカセット1
はこのような空間にその後端、即ち、カセット挿入口か
ら挿入されることになる。即ち、テープカセットlはカ
セットホルダー79に対して、第1図、第7図等に示す
ように挿入される。
尚、テープカセット1のカセットホルダー79への挿入
はカセットケース2が前記ストッパー87.87′に当
接するまで為される。
そして、テープカセット1がこのようにカセットホルダ
ー79に挿入されるとき、前記蓋ロツク解除突起89が
カセットケース2の左端部に形成された図示しないスリ
ットに相対的に挿入され、それによって、前面蓋15を
その閉塞位置に保持する図示しないロック手段がロック
解除状態とされるようになっている。
92.92′は、カセットホルダー79に上記したよう
に挿入されたテープカセット1を底板84に軽く押し付
けることによってその挿入された位、7gがずれないよ
うに保持するためのカセット押えである。
また、カセットホルダー79の下側の側板81の前後方
向における中央部から稍前寄りの部分にはその左端縁に
達する比較的大きな切欠部93が形成されており、下側
の側板81のうち上記切欠部93の前端縁から稍前側へ
寄った位置からピン94が下方へ向けて突設されると共
に、該ビン94に係合ローラー95が外嵌されている。
尚、カセットホルダー79には後述するトグル機構によ
る所定の回動力が付勢されると共に、所定の位置におい
て後述するロック手段によりロックされるようになって
いる。
(c−4,カセットボルダ−ロック手段)〔第3図乃至
第7図〕 96は前記したカセットホルダー79をこれに装着され
たテープカセット1を記録部45の所定のカセット装着
位置に装着せしめる位置にロック−するロック手段であ
る。
97はシャーシ42の下端縁に沿う部分に一定の範囲内
で摺動自在なるように設けられたロックスライダーであ
る。ロックスライダー97は全体として前後方向に細長
い板状に形成され、その前端部には右側へ向けて屈曲さ
れた背の低い被抑圧片98が立ち上げ状に形成されると
共に、前後方向に互いに離間した2つの位置に前後方向
に沿って延びる長孔99及び100が形成されており、
その下側の側縁の略中央部と後端寄りの位置との間の部
分から右側へ向けて突出する前後方向に長い略台形状の
突片101が一体に形成され、かつ、該突片101の略
中央部にはその右端縁から中頃にまで達する略U字状の
切欠部102が形成されている。そして、ロックスライ
ダー97の後端部のうちその幅方向における下側約3分
の1の部分は左側へ向けて略直角に折曲103され、ま
た、」二側約3分の1の部分の後端縁104は上記折曲
部103より相前側に位置されている。
そして、シャーシ42の下側の折曲片42b寄りの部分
のうち前後方向における中央部から稍後側へ寄った位置
と、該位置と後端縁との間の略中間部から、右方へ突出
したガイドビン105゜106が突設されている。また
、シャーシ42の下側の折曲片42b寄りの部分のうち
後側のガイドビン106と後端との間の略中間部には前
後方向に延びる長孔107が形成されている。
しかして、ロックスライダー97はその後端の折曲部1
03が上記長孔107内に位置され、また、その長孔9
9.100にシャーシ42から立設されたガイドビン1
05.106が摺動自在に係合されることによって、シ
ャーシ42に前後方向へ摺動自在なるように支持される
と共に、その被抑圧片98に形成されたばね掛孔98a
と前側のガイドビン105との間に架は渡された引張り
スプリング108によって、常時、後方へ向けて移動し
ようとする移動力が付勢されている。尚、ロックスライ
ダー97のガイドビン105゜106からの抜止めはこ
れらガイドビン105.106のうち長孔99.100
から右側へ突出した部分に係着された抜は止めワッシャ
により為されている。
尚、シャーシ42の下側の折曲片42b寄りの部分には
上記長孔107の他に次のような四角形状の孔が形成さ
れている。即ち、上記長孔107に」二側から近接する
部分には孔109が形成され、また、前側のガイドピン
105から稍後側へ寄った位置にはその下端が折曲片4
2bの右端にまで達する孔110が形成され、そして、
鎖孔110から積面側へ離間した部分にも孔111が形
成されている。
そして、ロックスライダー97の後端縁104は上記孔
109上に位置されている。
112は揺動アームである。該揺動アーム112は略ダ
ルマ形をした板状に形成されており、その基端部がシャ
ーシ42の下側の折曲片42bのうち前記孔110の左
側に位置する部分から上方へ向けて突設された支持軸1
13に回動自在に支持され、その先端部は孔110を通
してシャーシ42の右側面側へ突出されている。そして
、揺動アーム112の先端部にはこれを板厚方向に貫通
するように位置するピン114が設けられており、該ピ
ン114のうち揺動アーム112から上方へ突出した部
分にはロックローラー115が回転自在に支持されると
共に、上記ピン114のうち揺動アーム112から下方
へ突出した部分は前記ロックスライダー97の突片10
1に形成された切欠部102に係合されている。
従って、揺動アーム112は、その先端部がピン114
を介してロックスライダー97と連結されるので2 ロ
ックスライダー97が前後方向へ摺動されるのに従って
揺動されると共にロックローラー115が略前後方向へ
移動されることになる。
116はスライダーストッパーである。スライダースト
ッパー116は上下方向から見て略り字状に形成されて
いると共に、その略前後方向に沿って延びる部分116
aの前端部に軸心が上下方向に沿って延びる孔117が
形成されている。
また、118はスライダーストッパー116に一体に形
成された被押圧片であり、該被押圧片118は略へ字状
に屈曲されると共に、その略左側半分の部分がスライダ
ーストッパー116の略左右方向に沿って延びる部分1
16bの上側に連続されている。そして、スライダース
トッパー116はその孔117に前記支持軸113のう
ち揺動アーム112から上方へ突出した部分が挿通され
ることによって該支持軸113に回動自在に支持されて
いる。
11、9はトーションばねであり、該トーションばね1
19はそのコイル部119aが前記支持軸113に外嵌
され、その一方の腕119bがシャーシ42に左側から
弾接され2また、その他方の腕119cがスライダース
トッパー116の部分116aに左側から弾接されてい
る。
しかして、スライダーストッパー116にはトーション
ばね119の弾発力による第5図乃至第7図における反
時計回り方向への回動力が付勢され、これを時計回り方
向へ回動せしめる押圧力が加えられていない間は、第5
図及び第6図に示すように、その部分11.6 aがシ
ャーシ42の左側面に当接した位置(以下、「阻止位置
」と言う。)に保持されることになり、この状態におい
てスライダーストッパー116の部分116b及び被押
圧片118はシャーシ42に形成された前記孔109を
通してその大部分がシャーシ42の右側面側に位置され
ることになる。
従って、スライダーストッパー116が阻止位置に来て
いる状態において、前記ロックスライダー97の後端縁
104はスライダーストッパー116の部分116bの
前側面に当接されることになる。また、その状態から被
抑圧片118が右側から押圧されると、スライダースト
ッパー116はトーションばね119の弾発力に抗して
時計回り方向へ回動され、その部分116bの右端面が
シャーシ42の右側面より梢左側にある位置(以下、「
非阻止位置」と言う。)へと移動されることになる。そ
して、スライダーストッパー116が非阻止位置へと移
動されると、その部分116bがロックスライダー97
の後端縁より左側の位置へAげることになるので、ロツ
クスライダー97がスプリング108によって付勢され
た力によって後方へ移動されることになる。
尚、スライダーストッパー116に対する右側からの抑
圧は前記カセットホルダー79の底板84によって行な
われることになるがこの動作については後述する。
(c−5,トグル機構)[第3図、第5図乃至第7図] 120は前記カセットホルダー79に所定の回動力を付
勢し、かつ、これを所定の位置において保持するトグル
機構である。
121は第1のリンクである。該第1のリンク121は
左右方向に長い板状に形成されると共に、その左端部が
シャーシ42の左側面側に位置され、かつ、シャーシ4
2の下側の折曲片42bのうち前記シャーシ42に形成
さ些た前記孔111の左側に位置する部分から上方へ向
けて突設された支持ピン122に回動自在に支持されて
おり、その左端部から右側の部分は上記孔111を通し
てシャーシ42の右側面側へ突出するように位置されて
いる。123は第1のリンク121の上側の側面に突設
されたストッパーであり、該ストッパー123は第1の
リンク121の左右方向における中央部から積石側へ寄
った部分の前端縁寄りの位置に設けられている。
124は第2のリンクである。該第2のリンク124は
第1のリンク121の幅より積大きい幅を有し、かつ、
第1のリンク121の長さより稍短い板状に形成される
と共に、その幅が、一端、即ち、第5図に2点鎖線で示
す位置に来ている状態における後端から前端へ行くに従
って次第に広くなるように形成されている。また、第2
のリンク124の前端部には上方から見て略直角三角形
状を成す係合孔125が形成されている。即ち、第5図
に示す上記した状態において、該保合孔125の3つの
内側縁125a、125b、125cのうちの1つ12
5a (以下、r@tの内側縁」と言う。)は略左斜め
前方を向いて位置するように延び、また、他の内側縁1
25b (以下、「第2の内側縁Jと言う、)は上記第
1の内側縁125aの後端から略左斜め前方へ向けて延
び、そして、もう1つの内側縁125c (以下、「第
3の内側縁」と言う、)は第1の内側縁125aの前端
から略該第1の内側縁125aと略直角な方向、即ち、
左斜め前方へ向けて延びている。
尚、この係合孔125の第1の内側縁125aと第2の
内側縁125bとが連続する角部125dを「第1の角
部」と言い、第1の内側縁125aと第3の内側縁12
5cとが連続する角部125eを「第2の角部」と言う
そして、第2のリンク124はその前端部が前記第1の
リンク121の右端部に上側から重ね合わされるように
位置されると共に、その互いに重ね合わせられた部分が
連結ピン126によって回動自在に連結されており、ま
た、その係合孔125内にカセットホルダー79の下側
の側板81から下方へ向けて突出するように位置された
前記係合ローラー95が位置されることによってカセッ
トホルダー79と連結されている。
127はコイルスプリング状に形成されたトグルばねで
あり、該トグルばね127は、所定量伸長された状態で
、シャーシ42の前端に形成された下側の支持部82.
82′に形成されたばね掛孔128と第1のリンク12
1の左端部寄りの位置に形成されたばね掛孔129との
間に架は渡されている。
従って、第1のリンク121には、トグルばね127に
よる、第5図乃至第7図における反時計回り方向への回
動力が付勢されることになる。
(c−6,カセットホルダーに付勢される回動力)[第
5図] 前記カセットホルダー79には、上記したトグル機構1
20によって、カセットホルダー79が所定の位きに来
ている状態を境として反対方向へ働く2つの回動力が付
勢される。
(c−6−a、回動力が付勢されない位置)前記したよ
うに、カセットホルダー79は、第2のリンク124を
介して第1のリンク121に連結されているのであるが
、その側板81に設けられた係合ローラー95と第2の
リンク124に形成された係合孔125とが係合される
点は互いに移動する状態で連結されており、また、第2
のリンク124と第1のリンク121との連結点は互い
に回動する状態で連結されているので、第1のリンク1
21に付勢された前記反時計回り方向への回動力はその
ままカセットホルダー79に付勢されることはないが、
ある状態においてだけはそのままの方向でカセットホル
ダー79に作用することになる。
即ち、第5図に2点鎖線で示すように、連結ビン126
、即ち、第1のリンク121と第2のリンク124との
間の連結点と、係合ローラー95、即ち、第2のリンク
124とカセットホルダー79との間の連結点と、ビン
83′、即ち、カセットホルダー79の回動中心とが全
て一直線上に位置される状態においては、第1のリンク
121の回動力が連結ビン126に現われる方向は第2
のリンク124と係合孔125の第1の角部125d及
び係合ローラー95とを通ってカセットホルダー79の
側板81の回動中心であるビン83′に向う方向となる
この状態において、第1のリンク121の回動力は第2
のリンク124の係合孔125の第1の角部125dを
係合ローラー95に押し付け、また、カセットホルダー
79の側板81をビン83′に押し付けるように作用す
る。
従って、この状態においては第1のリンク121及び第
2のリンク124はいずれもその回動を阻止されること
になり、カセットホルダー79には時計回り方向及び反
時計回り方向のいずれの方向への回動力も付勢されない
ことになる。
尚、この状態におけるカセットホルダー79の位置を「
中間の位置」と言う。
(c−6−b、開放方向への回動力) ところが、カセットホルダー79が上記中間の位置より
反シャーシ側に来ている状態においては、その保合ロー
ラー95が前記直線上の位置より右側に位置されるので
、第1のリンク121はこれに付勢された回動力に従っ
て、反時計回り方向へ回動することになる。従って、連
結ビン126が略左斜め前方へ向けて移動されることに
なる。
そして、第2のリンク124は、連結ビン126が略左
斜め前方へ向けて移動されることによって、その一端部
が略左斜め前方へ向けて押圧されることになるが、その
係合孔125がカセットホルダー79の係合ローラー9
5と係合されている点は上記押圧力の方向より右側に位
置しており、しかも、該係合ローラー95の移動軌跡は
一定であるので、上記押圧力は第2のリンク124を時
計回り方向へ回動せしめ、かつ、その他端を略右側へ向
けて移動せしめる力として作用することになる。
また、このようにして第2のリンク124が回動される
と、その係合孔125が略反シャーシ42側へ移動され
るので、該係合孔125の第1の角部125d及び第2
の内側縁125bが係合ローラー95を略反シャーシ4
2側へ、向けて押圧することになる。
これによって、カセットホルダー79に反時計回り方向
への回動力が付勢されることになる。
尚、この場合における第1のリンク121の回動は、第
5図に実線で示すように、その前側の側縁のうち左端部
寄りの部分がシャーシ42に形成された孔111の前側
縁に当接したところで阻止される。
また、このようにして、カセットホルダー79に付勢さ
れる反時計回り方向への回動力を「開放方向への回動力
」と言う。
(c −6−c 、閉鎖方向への回動力)また、上記し
た場合と反対に、カセットホルダー79が前記中間の位
置よりシャーシ42側に来ている状態においては、その
係合ローラー95が前記直線上の位置より左側に位置さ
れるので、この場合も第1のリンク121はこれに付勢
された回動力によって反時計回り方向へ回動されること
になる。
そして、第2のリンク124は、この場合も、略左斜め
前方へ向けて移動される連結ピン126によってその一
端部が略左斜め前方へ向けて押圧されるが、その係合孔
125が係合ローラー95と係合されている点は上記押
圧力が向いている方向より左側に位置しているので、第
2のリンク124は反時計回り方向へ回動されながらそ
の他端部は略左側へ向けて移動せしめられることになる
従って、係合ローラー95が係合孔125の第1の内側
縁125aによって略左側へ向けて、即ち、シャーシ4
2側へ向けて押圧されるので、カセットホルダー97に
は時計回り方向への回動力が付勢されることになる。こ
のようにしてカセットホルダー79に付勢される時計回
り方向への回動力を、以下、「閉鎖方向への回動力」と
言う。
尚、この場合における第1のリンク1210回動は、第
6図に示すように、そのストッパー123に第2のリン
ク124が略右斜め前方がら当接することによって阻止
されることになる。即ち、第2のリンク124に付勢さ
れた回動力は第1のリンク121のストッパー123に
当接することによって第1のリンク121自体に加えら
れることになるので、この状態において、トグルばね1
27の弾発力は、第1のリンク121と第2のリンク1
24とを一体的に反時計回り方向へ回動せしめようと作
用することになる。従って、この状態における係合孔1
250回動中心は連結ピン126ではなく、第1のリン
ク121の回動中心であるところの支持ピン122とな
るので、係合孔125の回動方向は略左斜め前方に向っ
たものとなる。即ち、この状態において、係合ローラー
95は係合孔125の第1の角gB125dによって略
左斜め前方へ向けて押圧されることになる。ところが、
この状態において、係合ローラー95はこれの回動中心
であるところのピン83′の略前方の位置に来ているの
で、係合ローラー95の移動可能な方向は略左方向だけ
となる。
従って、係合孔125が係合ローラー95を押圧する方
向と係合ローラー95の移動可能な方向とは一致しない
ことになるので、係合ローラー95はその位置から移動
することができない状態となる。このようにして、第1
のリンク121の回動が阻止されることになる。
(C−V、カセットホルダーの3つの位置)[第2図、
第5図乃至第7図1 そこで、カセットホルダー79は次のような3つの位置
においてその位置に来た状態が保持されることになる。
(c−7−a、第1の位置)[第2図、第5図] 前記したように、カセットホルダー79が前記中間の位
置より右側に来ているときはトグル機構120によって
これに開放方向への回動力が付勢されるので、第1のリ
ンク121が孔illの前端縁に当接することによって
その反時計回り方向への回動が阻止されるまで、カセッ
トホルダー79は反時計回り方向へ回動されることにな
る。
そして、第1のリンク121の上記回動が阻止されると
、カセットホルダー79は第2図及び第5図に示す位置
(以下、「第1の位置」と言う、)に来ることになる。
尚、カセットホルダー79が第1の位1δに来た状態に
おいて、その係合ローラー95には係合孔125の第1
の角部125dが当接されており、かつ、第2の角部1
25eは係合ローラー95の略右側に位置されているの
で、係合ローラー95は、これの右側への移動を阻止さ
れていなければ保合孔125の第3の内側縁125cに
当接するところまで移動することができるが、カセット
ホルダー79が第1の位置に来ると、その側板80.8
1の前端縁がシャーシ42の前記支持部82.82′の
後面に当接されるので、カセットホルダー79はそれ以
上反時計回り方向へ回動することができないことになる
しかして、カセットホルダー79が第1の位置に来た状
態は、これを右側からトグルばね127の引張力より強
い力で押圧しない限り、保持されることになる。
そして、カセットホルり−79はこれが第1の位置に来
ると、第2図に示すように、その大部分がビデオカメラ
28の本体部29の右側面に形成された開口部30から
右側へ突出するように位置されることになる。従って、
カセットホルり′−79の後端面、即ち、カセット挿入
口がビデオカメラ28の側方に位置されることになる。
しかして、カセットホルダー79に対するテープカセッ
ト1の挿入及びこれに挿入されたテープカセット1の取
出しは、カセットホルダー79がこの第1の位置に来て
いる状態で行なわれることになる。
(c−7−b、イジェクト位W)[第2図、第6 図コ また、前記したように、カセットホルダー79が前記中
間の位置より左側に来ているときはトグル機構120に
よってこれに閉鎖方向への回動力が付勢されるので、第
16リンク121がそのストッパー123に第2のリン
ク124が当接することによってその反時計回り方向へ
の回動が阻止されるまで、カセットホルダー79は時計
回り方向へ回動されることになる。そして、第1のリン
ク121の上記回動が阻止されると、カセットホルダー
79は第2図に2点鎖線で示し、また第6図に示す位置
(以下、「イジェクト位置」と言う、)に来ることにな
る。また、この状態において前記したように、互いに一
体的に回動しようとする第1のリンク121及び第2の
リンク124の@動力の方向と保合ローラー95の移動
可能な方向とが一致しないので、保合ローラー95は係
合孔125の第2の内側縁125bのうち第1の角部1
25d寄りの部分に押し付けられることになる。
従って、この状態において、カセットホルダー79はこ
れを左右方向ヘトグルばね127の引張力より強い力で
押圧しない限りイジェクト位置に保持されることになる
尚、カセットホルダー79がイジェクト位置に来ると、
第2図に示すように、これに取着された蓋体31が開口
部30を少し開く位置に来るように位置されるが、カセ
ットホルダー79のカセット挿入口の大部分はまだ本体
部29内に位置されている。また、この状態において、
該カセット挿入口にはシャーシ42の後端から右側へ向
けて立ち上げられた抜は止め片130.130′が後側
から対向するように位置されている。
そして、カセットホルダー79がイジェクト位置に来る
と、その被ロック片88の爪部88aの先端が前記ロッ
クローラー115の略右斜め後方を向いている部分に軽
く接触すると共に、その底板84の下端部が前記スライ
ダーストッパー116の被押圧片118の先端に近接す
るか軽く接触するようになる。
(c−7−c、第2の位置及びロック)[第7図] そして、カセットホルダー79はこれがイジェクト位置
に来ている状態からトグルばね127の引張力より強い
力で右側から押圧されると、トグルばね127の引張力
を増大させながら、即ち、トグルばね127を引張りな
がら更にシャーシ42側へ回動される。
即ち、カセットホルダー79がイジェクト位置に来てい
る状態から上記したように押圧されると、係合ローラー
95が第2のリンク124に形成された係合孔125の
第2の内側縁125bを略左斜め後方へ向けて押圧しな
がら時計回り方向へ回動されることになる。従って、第
1のリンク121及び第2のリンク124は支持ピン1
22を回動中心として時計回り方向へ回動せしめられる
ことになるので、トグルばね127が引き伸ばされ、そ
の引張力が増大されることになる。
そして、このようにして、カセットホルダー79が、そ
の係合ローラー95が係合孔125の第2の内側縁12
5bの略中央部と接触するようになるまで回動されると
、その被ロック片88の爪部88aはロックローラー1
15をほんの少し前方へ押圧しながら該ロックローラー
115より左側に来ることになる。また、これと同時に
、スライダーストッパー116はその被押圧片118が
カセットホルダー79の底板84によって右側から押圧
されることにより前記非阻止位置へと移動されることに
なる。従って、スライダーストッパー116の部分11
6bはロックスライダー97の後端縁104と対向しな
い位置へ逃げることになる。
これにより、ロックスライダー97が引張りスプリング
108の引張力によって後方へ向って移動されるので、
その突片101に形成された切欠部102と係合するビ
ン114.即ち、揺動アーム112の先端部に設けられ
たビンが後方へ押圧されることになり、ロックローラー
115が後方へ移動され、カセットホルダー97の被ロ
ック片88の爪部88aに右側から係合されることにな
る。従って、被ロック片88はロックローラー115に
よって右側への移動を阻止される。
尚、ロックスライダー97はロックローラー115が被
ロック片88の前端縁に当接することによってそれ以上
後方へ移動するのを阻止される。また、この状態におい
て、ロックスライダー97の後端縁104はスライダー
スト−/バー116の部分116bの右端からほんの少
し右側へ離間して位置される。
しかして、カセットホルダー97は、第7図に示すよう
に、その底板84がシャーシ42と略平行に対向する位
置(以下、「第2の位置」と言う、)に保持されること
になる。
尚、テープカセット1が挿入された状態でカセットホル
ダー97が第2の位置に来ると、テープカセット1は、
そのカセットケース2に形成された図示しない2つの位
置決め孔にシャーシ42から立設された前記前側のカセ
ット位置決めビン60.60′の円錐状の挿入部が挿入
されることになり、それによって、シャーシ42と平行
な方向における位置決めが為されると共に、カセットケ
ース2の底面のうち上記位置決め孔の開口縁が前側のカ
セット位置決めビン60.60′の先端面に当接され、
かつ、後端部の底面が後側のカセット位置決めビンsi
、si’の先端面に当接されることにより、シャーシ4
2に対する高さ方向における位置決めが為される。
即ち、テープカセットlはカセットホルダー79が第2
の位置に来ることによって記録部45の所定のカセット
装着位置に装着されることになる。
(c−8,カセットホルダーの第2の位置からイジェク
ト位置へのポツプアップ) 一方、カセットホルダー79が第2の位置にロックされ
た状態からロックスライダー97がロックローラー11
5をカセットホルダー79の被ロック片88の爪部88
aから前方へ逃げる位置まで移動されると、被ロック片
88に対する右側への移動の阻止が解除されるので、カ
セットホルダー79は反時計回り方向へ回動され得る状
態となる。
従って、第1のリンク121と第2のリンク124とは
、第2のリンク124の係合孔125の第2の内側縁1
25bに接触していた係合ローラー95が略右側へ移動
され得る状態となることにより、それまで増大されてい
たトグルばね127の引張力によって反時計回り方向へ
回動されることになる。
これにより、係合ローラー95が係合孔125の第2の
内側縁125bによって略右側め前方へ向けて押圧され
るで、カセットホルダー79は反時計回り方向へ回動さ
れることになる。即ち、ポツプアップされ、ることにな
る。
ところが、その回動は前記イジェクト位置に来たところ
で停止する。即ち、係合ローラー95はこれが上記した
ようにして略右側め前方へ押圧されることによって係合
孔125の第1の角部125dと接触されることになり
、この状態においては、前記したように、係合ローラー
95の移動可能な方向とこれを押圧する第1のリンク1
21及び第2のリンク124の回動力の方向とが一致し
ないので、係合ローラー95が係合孔125の第1の角
部125dに当接したところで係合ローラー95は時計
回り方向及び反時計回り方向のいずれの方向にも移動さ
れない状態となるからである。
しかして、カセットホルダー79は、これが第2の位置
に来ている状態からロック手段96によるロックが解除
されても、その係合ローラー95が係合孔125の第2
の内側縁125bの略中央部と接触する位置から第1の
角部L25dと接触する位置まで移動する分の回動角だ
け回動されることになり、かつ、イジェクト位置に来た
ところでトグル機構120自体によってその位置に保持
されることになる。
尚、前記したように、カセットホルダー79がイジェク
ト位置に来ても、そのカセット挿入口の大部分はまだビ
デオカメラ28の本体部29内に位置されており、かつ
、そのカセット挿入口にはシャーシ42の抜は止め片1
30,130′が後方から対向しているので、カセット
ホルタ−79の第2の位置からイジェクト位置へのポツ
プアップが行なわれるとき、ビデオカメラ28の姿勢が
どのような向きであっても、カセットホルダー79に挿
入されているテープカセット1がビデオカメラ28から
飛び出すようなことはない。
また、カセットホルダー79が第2の位置からイジェク
ト位置へと移動されると、スライダーストッパー116
はトーションばね119の弾発力によって阻止位置へと
戻され、ロックスライダー97はその後端縁104がス
ライダーストッパー116の部分116bに前側から当
接する位置に戻ることになる。
(c−9,ロック解除手段)[第1図、第8図] 131は前記ロック手段96によって為されたカセット
ホルダー79に対するロックを自動的に解除するための
ロック解除手段であり、該ロック解除手段131は前記
ローディングリング68によって動作されるようになっ
ている。
132は右側のローディングリング68に設けられた押
圧突起であり、該抑圧突起132はローディング68の
左側の面のうち下側のローディングブロック76の略裏
側に位置する部分から左側へ向けて突出するように設け
られている。従って、この抑圧突起132はテープロー
ディングが行なわれていない状態において第1図に示し
、また、第8図に2点鎖線で示す位置に来ており、テー
プローディングが行なわれると第8図に破線で示す位置
へと移動されて来る。
133は制御レバーである。該制御レバー133は全体
として略り字形を成すと共に、その後部133aと前端
部133bに上下方向に沿って延びる長孔134.13
5が形成されており、後部133aの上端部には右側へ
向けて屈曲された被抑圧片136が形成されている。そ
して、制御レバー133は、その被押圧片136が2枚
のローディングリング68と68′との間のうちヘッド
ドラム46の略後方に対応する部分に位置された状態で
、その長孔134.135がシャーシ42から突設され
たガイドビン137,138に摺動自在に係合されるこ
とにより、上下方向へ一定の範囲内で摺動自在なるよう
にシャーシ42に支持されると共に、図示しない弾発手
段によって下方へ向っての移動力が付勢されている。
尚、制御レバー133は、テープローディングが行なわ
れた状態においては、第8図に実線で示すように1図示
しない弾発手段により、その長孔134.135の上端
縁がガイドピン137.138に当接された位置(以下
、「解除準備位置」と言う、)に保持され、その状態か
らテープアンローディングを行なうためにローディング
リング68.6合′が元の位置に戻って来ると、その被
押圧片136がローディングリング68に設けられた前
記抑圧突起132によって路上方へ押圧されることによ
り、第1図に示し、また、第8図に2点鎖線で示す位置
(以下、「解除位置」と言う、)へと移動され、かつ、
該押圧突起132によってその位置に保持されることに
なる。
139はキックレバーである。該キックレバー139は
略長方形の板状に形成されると共にその長手方向におけ
る一端から小さな突起140が突出されており、その他
端部が、前記制御レバー133を支持する2本のガイド
ピン137゜138のうち前側で、かつ、下方にあるも
の138の長孔135から右側へ突出された部分に回動
自在に支持され、また、長手方向における略中間部が制
御レバー133の前端部のうち長孔135の長手方向に
おける略中央部の後側に位置する部分と連結ピン141
を介して回動自在に連結されている。
従って、キックレバー139は、制御レバー133が解
除準備位置と解除位置との間を移動されることによって
回動されることになる。
142は解除レバーである。該解除レバー142は略り
字形に形成されており、そのL字の屈曲点位置がシャー
シ42から立設された支持ピン143に回動自在に支持
されると共に、その一方の腕142aの先端部が前記ロ
ックスライダー97の被押圧片98に後側から当接する
ように位置され、また、他方の腕142bの先端部が前
記キックレバー139の突起140の回動軌跡と交差す
るように位置されている。尚、解除レバー142は図示
しない弾発手段によって反時計回り方向への回動力が付
勢されており、また、制御レバー133が解除準備位置
に来ている状態において、その他方の腕142bの先端
部はキックレバー139の突起140の略後斜め上方へ
ほんの少し離間して位置されている。
そこで、例えば、テープローディングが為された状態か
らローディングリング68が非ローディング位置に戻っ
て来ると、制御し八−133はその被押圧片136がロ
ーディングリング68に設けられた押圧突起132によ
って路上力へ押圧されることにより、解除準備位置から
解除位置へと移動されるので、キックレバー139が第
8図に実線で示す位置から同図に2点鎖線で示し、また
、第1図に示す位置へと回動されることになり、このと
き、キックレバー139の突起140が解除レバー14
2の他方の腕142bの先端部を路上力へ向けて蹴るこ
とになる。
従って、解除レバー142が反時計回り方向へ回動され
るので、その一方の腕142aがロックスライダー97
の被押圧片98を前方へ向けて押圧することになり、こ
れによって、ロックスライダー97が前方へ所定量移動
せしめられることになる。
しかして、ロックスライダー97が前方へ移動されると
、前記したように、ロックローラー115がカセットホ
ルダー79の被ロック片88の爪部88aと係合しない
位置へ逃げるので、カセットホルダー79に対するロッ
クが解除されることになり、カセットホルダー79がイ
ジェクト位置へポツプアップされることになる。
そして、前記したように、テープのアンローディングは
イジェクトボタン40を操作することによって行なわれ
、また、上記したように、カセットホルダー79に対す
るロックの解除はテープのアンローディングが完了され
ることによって行なわれる。従って、テープのアンロー
ディングとカセットホルダー79に対するロックの解除
とは、イジェクトボタンを操作することによって自動的
に、かつ、シーケンシャルに行なわれることになる。
尚、ロック解除手段131によるロック解除動作が行な
われるとき、キックレバー139は、第8図に2点鎖線
で示すように、解除レバー142を所定量回動せしめた
時点でその突起140の解除レバー142の他方の腕1
42bの先端との接触が外れると共にそれから更に少し
回動されるようになっている。従って、解除レバー14
2はロックスライダー97を前方へ所定量移動せしめる
と、ロックスライダー97を押圧しないようになるので
、ロックスライダー97が引張りスプリング108の引
張力によって後方へ移動されると共に、解除レバー14
2は今度はロックスライダー97によって時計回り方向
へ回動せしめられることになる。
また、前記したように、テープの高速走行が行なわれる
状態(以下、「高速走行モード」と言う。)において、
ローディングリング68.68′は非ローディング位置
から稍ローディング完了位置側へ寄った位置に来るよう
に戻されているが、この高速走行モードからイジェクト
ボタン40が操作された場合も、非ローディング位置に
戻されるローディングリング68によって各し/へ−1
33,139,142が前記したと同様に動作されるの
で、カセットホルダー79&こ対するロックが解除され
ることになる。
(c−10,検出手段)[第1図、第3図乃至第7図、
第10図乃至第12図] 144.145及び146はそれぞれ所定の検出事項を
検出するための検出スイッチであり、これら検出スイッ
チ144.145及び146は前記回路基板43のシャ
ーシ42側を向く側面の後端縁に沿う部分の下端部に上
下刃向に並んで配差されている。
これら3つの検出スイツチ144.145及び146の
うち、−半丁側に位置するもの144がカセットホルダ
ー79に対するロックが為されたことを検出するための
検出スイッチ(以下、「ロック検出スイッチ」と言う。
)であり、中間に位置するもの145がテープカセット
1について為された消去を許容するか否かの指示内容を
検出するための検出スイッチ(以下、「指示内容検出ス
イッチ」と言う。)であり、−半玉側に位置するもの1
46が、テープカセット1が記録部45の所定のカセッ
ト装着位置に装着されたことを検出するための検出スイ
ッチ(以下、「カセット検出スイッチ」と言う、)であ
る。
147はロック検出スイッチ144の基体であり、該基
体147からばね弾性を有する材料により形成された2
枚の接触片148.148′が右側へ向けて突出され、
かつ、互いに前後方向に稍雌間して位置するように設け
られており、接触片148.148′の互いに対面する
側の面の先端部に接点148a、148′aが固定され
ている。そして、接触片148.148′のうち前側の
もの148は前記ロックスライダー97の折曲部103
の後方に位置されており、ロックスライダー97がロッ
クローラー115をカセットホルダー79の被ロック片
88と係合せしめる位置へと移動されることによって上
記折曲部103により前側から押圧され、それによって
、第7図に示すように、2枚の接触片148.148′
が互いに接触されるようになっている。
また、149は指示内容検出スイッチ145の基体であ
り、該基体149からばね弾性を有する材料により形成
された2枚の接触片150.151が右側へ向けて突出
されている。そして。
該2枚の接触片150.151のうち前側のもの150
は基体14.9から右側へ向けて略垂直に延びる接触部
150aと該接触部150aの先端から後方へ向けて略
直角に屈曲された被抑圧部150bとから成る略逆り字
状に形成されており、上記接触部150aと後側の接触
片151とは互いに前後方向に稍離間して位置されてい
る。また、前側の接触片150の接触部150aと後側
の接触片151の互いに対面する側の面の先端部に接点
152,153が固定されている。
尚、カセット検出スイッチ146は指示内容検出スイッ
チ145と略同じ構造を有しているので、カセット検出
スイッチ146については、その各部に指示内容検出ス
イッチ145の各部に付した符号に「′」記号を付した
符号を付することによって、説明を省略する。
154及び155は検出ビンであり、これら検出ビン1
54.155のうち下側のもの154が指示内容検出ビ
ンであり、また、上側のもの155がカセット検出ビン
である。該検出ビン154及び155はシャーシ42の
うち、前記指示内容検出スイッチ145及びカセット検
出スイッチ146の前側の接触片150及び150′の
被押圧部150b、150b′の先端部と各別に対応す
る位置に設けられており、その左端部に略円板状のスト
ッパー154a、155aが形成されている。そして、
これら検出ピン154゜155はシャーシ42にこれを
板厚方向へ貫通するように設けられたガイドスリーブ1
56゜157に左側から挿通されると共に、そのストッ
パー154a、155aにこれらに各別に対応する検出
スイッチ145,148の前側の接触片150.150
’の被押圧部150b、150b”の先端部が左側から
弾発的に当接されている。
従って、検出ビン154及び155は検出スイッチの接
触片150.150′によって押圧されることによって
右側へ付勢されると共に、右側から押圧されていない状
態においてはそのストッパー154a、155aがガイ
ドスリーブ156.157の左端面に当接する位置に保
持されることになる。そして、この状態において、検出
ビン154,155の先端は前記カセット位置決めピン
60.60′及び61.61’の先端より積石側へ寄っ
た位置に来ている。
そこで、カセットホルり−79がこれにテープカセット
1が挿入された状態で第2の位置にロックされると、カ
セット検出ピン155はカセットケース2の底板に形成
された前記2つの孔24.25のうち左側のもの24を
閉塞している閉塞片26によって右側から押圧されるの
で、左側へ移動されることになる。これによって、カセ
ット検出スイッチ146の接触片150’の被押圧部1
50b’の先端部が左側へ押圧されるので、該接触片1
50′と後側の接触片151 ’とが互いに接触され、
所定の信号が出力されることになる。しかして、テープ
カセット1が所定のカセット装着位置に装着されたこと
が検出される。
また、当該テープカセット1について消去を禁止する指
示が為されている場合、即ち、テープカセット1に設け
られた前記状態指示子18が前記消去禁止位置に来てい
る場合は、カセットケース2に形成された前記孔24.
25のうち右側のもの25が閉塞されていないので、テ
ープカセットlがカセット装着位置に装着されると、指
示内容検出ピン154の先端部は第11図及び第12図
に示すように、上記孔25を通してカセットケース2内
に挿入されることになる。従って、この場合は指示内容
検出スイッチ145の2枚の接触片150と151とは
接触されないので、所定の信号が出力されないことにな
る。即ち、当該テープ力セツ)lについては消去を禁止
する指示が為されていることが検出される。
ところが、当該テープカセットlについて消去を許容す
る指示が為されている場合、即ち、状態指示子18が消
去許容位置に来ている場合は、カセットケース2の前記
孔25が状態指示子18の基部18aによって閉塞され
ているので、テープカセットlがカセット装着位置に装
着されると、指示内容検出ピン154は状態指示子18
によって右側から押圧されるので、左側へ移動されるこ
とになる。これによって、指示内容検出スイッチ145
の接触片150の被押圧部150bの先端部が左側へ押
圧されるので、該接触片150と後側の接触片151と
が互いに接触され、所定の信号が出力されることになる
。しかして、当該テープカセット1については消去を許
容する指示が為されていることが検出される。
尚、#記したテープローディング機構によるテープのロ
ーディングは、例えば、上記各検出スイッチ144,1
45及び146の全てから所定の信号が出力されること
を条件として開始されるようになっている。
(d、動作) 以上のように構成されたビデオカメラ28による各部の
動作は次のように行なわれる。尚、使用されるテープ力
セツ)lには消去を許容する指示が為されているものと
する。
(d−1,テープカセットの装着) 先ず、テープ力セツ)lを装着するためにカセットホル
ダー79を第1の位置へと移動せしめる必要がある。
そこで、イジェクトボタン40を操作してカセットホル
ダー79に対するロー2りを解除する。
尚、テープカセット1が入っていない状態からのロック
解除は、イジェクトボタン40を操作することによって
動作される図示しないロック解除部材がロックスライダ
ー97を前方へ押圧することによって行なわれる。
これによって、カセットホルダー79が第2の位置から
イジェクト位置へとポツプアップされる。
そして、例えば、蓋体31の後端部を指先で右側へ引張
ることによって、カセットホルダー79を第1の位置へ
と移動せしめるのであるが、上記した引張力はカセット
ホルダー79が前記中間の位置を過ぎるところまで加え
れば良い、即ち、前記したように、カセットホルダー7
9にはこれが中間の位置よりイジェクト位置側に来てい
るときは閉鎖方向への回動力が付勢されるのでこの間に
おいては蓋体31等を右側へ引張ってやる必要があるが
、カセットホルダー79か中+LPの位置を過ぎると、
今度は開放方向への回動力が付勢されるので、カセット
ホルダー79は蓋体31等が右側へ向けて引張られなく
てもトグル機構120による回動力によって第1の位置
まで移動するようになるからである。
カセットホルダー79が第2の位置に来た状態でこれに
テープカセット1を挿入する。この挿入はテープカセッ
ト1の前面蓋15側から行ない、カセットケース2がカ
セットホルダー79に設けられたストッパー87.87
′に当接するまで行なわれる。
そして、テープカセット1がカセy トホルダー79に
挿入されるとき、その前面515に対するロックがカセ
ットホルダー79に設けられた前記蓋ロツク解除突起8
9によって解除され、また、テープカセット1が所定の
挿入位置まで挿入された状態はカセット押え92.92
′によって弾発的に保持される。
このようにしてテープカセット1を挿入した後、例えば
、蓋体31を右側から押圧することによって、カセット
ホルダー79をシャーシ42側へ移動せしめる。尚、こ
の場合も、カセットホルタ−79が前記した中間の位置
を過ぎるまでは蓋体319に対する上記抑圧が必要であ
るが、該中間の位置を過ぎると、カセットホルダー79
はトグル機構120によって与えられた閉鎖方向への回
動力によって自動的にイジェクト位置まで移動される。
そこで蓋体31を更に押圧してカセットホルダー79を
第2の位置へと押し込むようにすれば、カセットホルダ
ー79は前記したようにしてロック手段96により第2
の位置にロックされる。
尚、テープカセット1がカセット装着位置に装着される
とき、その前面蓋15はシャーシ42から突設された前
記惹起し63によって右側へ向けて押圧されるため、開
放位置へと移動されることになり、また、前記リールブ
レーキ16もその下面がシャーシ42から突設されたブ
レーキ解除ピン62によって押圧されるため、そのアー
ム16a、16bがテープリール8,9と係合シナい位
置へ後退せしめられることになる。従って、テープカセ
ット1がカセット装着位置に装着されたときは、その前
面蓋15が開かれ、かつ、テープリール8.9に対する
ブレーキが解除された状態となる。
更に、テープカセット1がカセット装着部に装着される
と、記録部45に設けられたリール台50.51の係合
軸がテープカセット1のテープリール8.9のリールハ
ブ10.10′に形成された図示しない保合孔に各別に
係合されることになり、それによって、S側リール台5
0とSリール8とが、また、T側す−ル台51とTリー
ル9とか、それぞれ一体重に回転される状態とな(d−
’2.検出) このようにして、テープカセット1が挿入された状態の
カセットホルダー79が第2の位置にロックされると、
そのテープカセットlが記録部45における所定のカセ
ット装着位置に装着されると共に、前記したように、ロ
ックスライダー97がロー2り検出スイッチ144の2
枚の接触片148.148′を接触せしめるので、該ロ
ック検出スイッチ144から所定の信号が出力される。
更に、前記したように、指示内容検出ピン154及びカ
セット検出ビン155がカセットケース2によって押圧
されるので、指示内容検出スイッチ145及びカセット
検出スイッチ146の2枚の接触片150と151及び
150 ”と151′が接触せしめられるので、これら
検出スイッチ145及び146からも所定の信号が出力
される。
(d−3、テープローディング) テープカセット1がカセット装着位置に装着されると、
第1図に示すように、テープローディングボスト77.
78及び77′、78′と高速用テープガイド64.6
4′が、そして、ピンチローラ−58及びテンレギピン
59も、カセットケース2の前面部に形成されたテープ
引出用凹部5内に位置される。
そして、3つの検出スイッチ144.145及び146
から所定の信号が出力されると、ローディングモータ7
0が所定の方向へ回転され、それによってローディング
リング68.68′がローディング方向へ回転されるこ
とになる。
従って、ローディングブロック76.76′が第1図に
2点鎖線で示し、また、第8図に実線で示す位置へと移
動されるので、磁気テープ14はそのカセットケース2
から引き出されている部分がテープローディングポスト
77.78.77′、78′によって引張られて行くこ
とにより、カセットケース2から引き出されることにな
る。
また、このようにして磁気テープ14が引き出されて行
くのと同時に、ピンチローラ−58及びテンレギビン5
9がそれぞれ第1図に示す位置へと移動されることにな
る。
しかして、磁気テープ14は、第1図に太い2点鎖線で
示すテープパスを通されることになる。
そして、このようにしてテープローディングが行なわれ
ると、右側のローディングリング68に設けられた抑圧
突起132が前方へ移動されるため、該抑圧突起132
によって解除位置に保持されていた前記制御レバー13
3は図示しない弾発手段によって解除準備位置へと移動
されることになる。尚、制御レバー133がこのように
して解除準備位置へ移動されるときキックレバー139
が解除レバー142の他方の腕142bを少し略下方へ
向けて蹴ることになり、それによって解除し八−142
が時計回り方向へ回動されるが、その回動はロックスラ
イダー97に何の影響も与えることがなく、また、解除
レバー142も図示しない弾発手段の弾発力によって元
の状態に戻される。
(d−4、撮影) 撮影を行なうときは、ビデオカメラ28のハンドクリッ
プ34に設けられた前記撮影ボタン36を押す、これに
よって、ヘッドドラム46が回転されると共に前記した
ようにローディングされた磁気テープ14がキャプスタ
ン57とピンチローラ−58とによって定速で走行せし
められ、撮影用レンズ32がとらえた映像は固体撮像素
子等によって電気的信号に変換された後図示しないQ画
回路によって所定のビデオ信号に変換され、録画用の磁
気ヘッド47を介して磁気テープ14に磁気的に記録さ
れる。また、マイクロホン33がとらえた音声も図示し
ない録音回路を経て録音用のヘッド49に供給され、該
ヘッド49を介して磁気テープ14に記録される。
尚、磁気テープ14の早送りあるいは巻戻し、即ち、磁
気テープ14の高速走行は、ローディングされている磁
気テープ14を−Hアンローディング、即ち、カセット
ケース2内に巻き取ると共に、前記高速用テープガイド
64.64′を、第9図に示すように、その回動端部が
カセット内ガイド13.13′と磁気テープ14との間
に位置されるように回動せしめた状態で行なわれる。
そして、この場合、ローディングリング68.68′は
非ローディング位置より稍ローディング完了位置側へ寄
った位置まで戻される。
(d−5、イジェクト) 必要な撮影が終了したときは、イジェクトボタン40を
操作する。
これにより、カセットケース2から引き出されている磁
気テープ14のアンローディングが行なわれる。従って
、ローディングリング68.68′が非ローディング位
置へと戻されると共に、引き出されている磁気テープ1
4がSリール8又はTリール9に巻き取られる。
そして、ローディングリング68.68′が非ローディ
ング位置に戻って来ると、右側のローディングリング6
8に設けられた前記抑圧突起132が解除準備位置に来
ている制御レバー133の被押圧片136を上方へ向け
て押圧するので、制御し八−133が解除位置へと移動
されると共に、キックレバー139が解除レバー142
を反時計回り方向に回動せしめ、更に解除レバー142
がロックスライダー97を前方へ押圧することになる。
これによってカセットホルダー79に対するロックが解
除されることになり、カセットホルダー79はトグル機
構120によってイジェクト位置へとポツプアップされ
ることになる。
(d−6,テープカセットの取出し) そこで、前記d−1,項で説明したと同様にして、カセ
ットホルダー79を第1の位置へと移動せしめる。この
とき、テープ力セッ)1の前面蓋15は惹起し63によ
る抑圧を解除されるため、閉塞位置に戻されることにな
る。また、リールブレーキも、ブレーキ解除ビン62に
ょる押圧が解除されるため、押圧ばね17によりそのア
ーム16a、16bがテープリール8,9と係合する位
置へ前進されることになる。
そして、テープカセット1をカセットホルダー79から
抜き取ると、カセットホルダー79に設けられた蓋ロツ
ク解除突起89による前面蓋15をその閉塞位置にロッ
クする図示しないロック部材に対する押圧が解除される
ので、前面蓋15がその閉塞位置にロックされることに
なる。
尚、テープカセット1を取り出した後、蓋体31を押圧
してカセットホルダー79を第2の位置に戻し、かつ、
この位置にロックするようにする。
(G、発明の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本発明テー
プレコーダーは、磁気テープに対する記録及び/又は再
生を行なうのに必要な機構が設けられた記録再生部と、
テープカセットの挿入及び取出しを行なうことができる
第1の位置とテープカセットを記録再生部のカセット装
着位置に装着せしめる第2の位置との間を移動されるよ
うに支持されたカセット保持部材と、カセット保持部材
を第2の位置にロックするロック手段と、カセット保持
部材が第2の位置に来たことを検出する検出手段と、上
記検出が為された後記録再生部に装着されたテープカセ
ットからテープを引き出しかつ該テープが所定のテープ
パスを通るようにするテープローディング機構と、該テ
ープローディング機構にテープのアンローディングを行
なわせるイジェクトスイッチと、テープのアンローディ
ングが完了されることによって前記ロック手段によるロ
ックを解除するロック解除手段と、ロック手段によるロ
ックが解除されたときカセット保持部材を第2の位置か
ら稍第1の位置側へ寄ったイジェクト位置まで移動せし
めかつ該イジェクト位置に保持すると共に、カセット保
持部材がイジェクト位置と第1の位置との間の略中間の
位置よりイジェクト位置側に来ているときはこれをイジ
ェクト位置側へ付勢しかつカセット保持部材が上記中間
の位置より第1の位置側に来ているときはこれを第1の
位置側へ付勢するトグル機構と、を備えたことを特徴と
する。
従って、本発明によれば、カセット保持部材はソノロッ
クを解除されることによって、自動的ニイジェクト位置
、即ち、記録再生部のカセット装着位置からは離れるが
未だこれに対するテープカセットの挿入及び取出しはで
きない位置へと移動され、かつ、その位置に保持される
ことになるので、イジェクト動作が行なわれるときのテ
ープレコーダーの姿勢がどのような向きであっても、イ
ジェクトされた途端にテープカセットがカセット保持部
材から飛び出してしまうようなことはない。
しかも、カセット保持部材は第1の位置と第2の位置と
の間の略中間の位置より第1の位置側に来ているときは
第1の位置側へ付勢されるので。
第1の位置に来ている状態も安定的に保持されることに
なる。
そして、本発明におけるトグル機構に設けられる弾発部
材の弾発力は、カセット保持部材が第1の位置から中間
の位置まで移動される間は増大されるが、その中間の位
置から第2の位置に近いイジェクト位置まで移動される
間は減少されるようになり、更に、イジェクト位置から
第2の位置まで移動される間は僅かに増大されることに
なる。
従って、カセット保持部材が第1の位置から第2の位置
へと移動される間に増大される弾発部材の弾発力の増大
量は、従来のポツプアップ式のカセット保持部材につい
て用いられる弾発部材の弾発力の増大量に較べて略半分
程度の量に抑えることができる。即ち1弾発部材の最大
弾発力を略2分の1程度に抑えることができる。これに
より、その分、カセット保持部材の強度を弱くすること
ができるので、カセット保持部材の軽量化を図ることが
できると共に、カセット保持部材の第2の位置への移動
を小さい押圧力でもって行なうことができる。
尚、前記した実施例においては、本発明テープレコーダ
ーをビデオカメラに一体的に組み込まれたビデオテープ
レコーダーとして適用したものを示したが、本発明は、
記録と再生を行なうことができるテープレコーダーある
いは再生のみを行なうテープレコーダーにも適用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明テープレコーダーをビデオカメラに一体的
に組み込まれたビデオテープレコーダーに適用した実施
の一例を示すものであり、第゛1図はビデオテープレコ
ーダーの右側面図、第2図はカセット保持部材が第1の
位置に来ている状態におけるビデオカメラとこれに使用
されるテープカセットとを示す斜視図、第3図はテープ
レコーダーの要部をカセットホルダーが第1の位置に来
ている状態で示す拡大斜視図、第4図はカセットホルダ
ーロック機構及び検出スイッチ等を一部分解して示す要
部拡大斜視図、第5図はカセ−/ )ホルダーが第1の
位置に来た状態におけるテープレコーダーの要部拡大平
面図、第6図はカセットホルダーがイジェクト位置に来
た状態におけるテープレコーダーの要部拡大平面図、第
7図はカセットホルダーが第2の位置に来た状態におけ
るテープレコーダーの要部拡大平面図、第8図はロック
解除手段の動きを示すための要部右側面図、第9図はテ
ープが高速走行される状態におけるテープレコーダーの
要部とテープカセットの一部とを示す要部の右側面図、
第10図は検出スイッチの−を示す拡大斜視図、第11
図は検出手段の動きを示すための要部拡大平面図、第1
2図は検出手段の動きを示すための要部拡大背面図、第
13図及び第14図はテープカセットを示すものであり
。 第13図は分解斜視図、第14図は要部拡大平面図であ
る。 符号の説明 1・・・テープカセット、 14@・IIF11気テープ、 40・ψ・イジェクトスイッチ、 41・・・テープレコーダー、 45・・・記Q(再生)部、 68.76.77.78.76′、77′、78′・Φ
・テープローディング機構、 79・・・カセット保持部材。 96φ・・ロック手段。 120e・・トグル機構、 131・・・ロック解除手段、 146.155拳・−検出手段 96  ロック手段 155  検出手段 第4図 要部拡大背面図 第14図 1 ・  テーデカセ・ソト 、・lト 出手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 磁気テープに対する記録及び/又は再生を行なうのに必
    要な機構が設けられた記録再生部と、テープカセットの
    挿入及び取出しを行なうことができる第1の位置とテー
    プカセットを記録再生部のカセット装着位置に装着せし
    める第2の位置との間を移動されるように支持されたカ
    セット保持部材と、 カセット保持部材を第2の位置にロックするロック手段
    と、 カセット保持部材が第2の位置に来たことを検出する検
    出手段と、 上記検出が為された後記録再生部に装着されたテープカ
    セットからテープを引き出しかつ該テープが所定のテー
    プパスを通るようにするテープローディング機構と、 該テープローディング機構にテープのアンローディング
    を行なわせるイジェクトスイッチと、テープのアンロー
    ディングが完了されることによって前記ロック手段によ
    るロックを解除するロック解除手段と、 ロック手段によるロックが解除されたときカセット保持
    部材を第2の位置から稍第1の位置側へ寄ったイジェク
    ト位置まで移動せしめかつ該イジェクト位置に保持する
    と共に、カセット保持部材がイジェクト位置と第1の位
    置との間の略中間の位置よりイジェクト位置側に来てい
    るときはこれをイジェクト位置側へ付勢しかつカセット
    保持部材が上記中間の位置より第1の位置側に来ている
    ときはこれを第1の位置側へ付勢するトグル機構と、 を備えたことを特徴とするテープレコーダー
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