JPS62103847A - 磁気デイスクの製造方法 - Google Patents

磁気デイスクの製造方法

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Publication number
JPS62103847A
JPS62103847A JP24333185A JP24333185A JPS62103847A JP S62103847 A JPS62103847 A JP S62103847A JP 24333185 A JP24333185 A JP 24333185A JP 24333185 A JP24333185 A JP 24333185A JP S62103847 A JPS62103847 A JP S62103847A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
heat treatment
recording medium
magnetic recording
coating
Prior art date
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Pending
Application number
JP24333185A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoji Morita
森田 知二
Kayoko Kurosai
黒宰 加代子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、磁気ディスク装置に使用される磁気ディス
クの製造方法に関するものである。
〔従来の技術J 磁気記録媒体としてγ−Fe2O3を用いた従来の磁気
ディスクの構成の一例を第2図に示す。第2図は例えば
電々公社研究実用化報告第31巻第9号のP、1731
〜1744に報告された従来の製法による磁気ディスク
の断面を示す図であり2図において。
+1.1はディスク状のアルミニウム合金基材、(2)
はアルマイトから成る磁気記録媒体のド地層、(3)は
磁気記録媒体となるr −F’e203薄膜、(4)は
磁気ヘッドと磁気ディスクの吸着を防止する潤滑層であ
る。
現在、4Jii気デイスク装置では、起動および停止に
コンタクトスタートストップ方式を採用しており、起動
および停止時には、磁気ヘッドと磁気ディスク表面が接
触したまま回転する。この接触摩擦状態における磁気ヘ
ッドと磁気ディスクの間に生じる摩擦力は、磁気ヘッド
および磁気ディスク表面を摩擦させ、ついには磁気ヘッ
ドおよび磁気媒体薄J臭に傷を作ることがある。
この接触摩擦力を減少させる1つの方法として潤滑層を
設けることが挙げられる。従来、金属酸化物磁性媒体の
場合、@滑層と磁性媒体の結合は十分に強いと言われ、
金属磁性媒体と異なり、第2図に示すように潤滑層と磁
性媒体の間に下地層を設けずに潤滑層を作成していた。
磁気記録媒体は表面精度が良く、まだ化学吸着しにくい
ので、磁気記録媒体に傷ができたり、潤滑層を設けた場
合潤滑層が剥離しやすいなどの問題点があった。
この1つの解決法として、テトラヒドロキシシランなど
のシランカップリング剤、金属アルコキシドなどを塗液
塗布法により磁気記録媒体に被覆し熱処理して縮合重合
物であるポリケイ酸膜を形成したり、スパッタなどによ
V無機酸化物膜を形成し、@滑的保獲的役割を果たさせ
たり、潤滑層を設ける場合の下地層としたジしていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のスパッタ法による保護膜は表面精度が非常に良く
鏡面になっているため、磁気ヘッドが磁気ディスクの表
面に吸涜し、磁気ディスクが回転を始めても磁気ヘッド
が浮上できず、磁気ヘッドなどが破損するなどの問題点
があった( E、M、Ross1他、ジャーナル・オブ
・アプライド・フィジックス(J 、 Appl、Ph
ys、 ) 、 55巻、6号、  2254頁〕。
また、保護膜上に(蘭滑膜などを設ける場合においても
、保護膜の表面精1更が良いため潤滑族がはく離しやす
<、磁気ディスクの信頼性を表すコンタクトスタートス
トップ(CSS)回数が少なくなるという問題点が生じ
た。
また、従来の塗り、塗布法による保護膜は9例えば特開
昭53−76013号公報、特開昭53−106101
+5−公報、特開昭54−15704号公報に記されて
いるように、金属アルコキシドやテトラヒドロキシシラ
ンなどのシランカップリング剤を原料とし、アルコール
などを溶媒にして溶液を磁気ディスク表面に塗布し熱処
理することによって得られる。この反応は下式に表され
るように脱水縮合反応である。
−Si  OH+1−10−81−−″−Sニー0−8
1マ+H20磁気記録媒体が金属の場合、基板や下地層
からの制約のため熱処理温度を200℃以下にしなけれ
ばならず、上記公開特許公報に明記されているように、
保護膜は上記原料の単なる分解重合物であるポリケイ酸
から成っている。ところが1例えば最近よく研究されて
いる金属アルコキシドを加水分解させたゲルをガラス化
させるのに必要な熱処理温度は600〜1000℃であ
り、溶融法によるシリカガラスと同一の性質を示すのは
900〜1000℃の熱処理をした場合であると言われ
ており〔作花済夫[ガラス非晶質の科学」、内田老錫u
Iil(1983)。
147〜164頁J、  200℃程度の低温の熱処理
ではガラス化はまったく望めない。即ち9分解重合物で
あるポリケイ酸はいわゆる5102膜に比べて硬度。
強度などがかなジ劣ジ、従来法によるポリケイ酸の保護
膜は弱く剥離しやすいなどの問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので1例えば磁気ヘッドの吸着を防止し潤滑族を用
いる場合にも、それの剥離を防止し、磁気記録媒体に設
けた被榎膜の剥離を防止して、信頼性の高い磁気ディス
クの製造方法を得ること全目的とする。
〔問題点を解決するだめの手段」 この発明の磁気ディスクの製造方法は、基材に設けられ
た磁気記録媒体Vこ、無機酸化物膜を被覆する際に常圧
以下の減圧で熱処理する方法である。
〔作用」 この発明における無機酸化物膜を磁気記録媒体上に被覆
する際に常圧以下の減圧で熱処理したことにより、既述
反応式で示した脱水縮合反応が促進され、低温熱処理で
硬度2強度がすぐれた膜に変化するため、@滑的保護的
役割を果たし、また潤滑層を設ける場合の強固な下地層
となり潤滑層との密層力も強いので、潤滑層の剥離を防
止する。
し発明の実施例J 以F、この発明の一実施しリを図を用いて1悦明する。
第1図はこの発明の一実施例による磁気ディスクの断面
図であり9図において、(1)はアルミニウム合金基材
、(2)は下地層、(3)は金属酸化物磁気記録媒体、
(4)は潤滑層、(5)は5102膜である。
ディスク状のアルミニウム合金基材上にγ−Fe 2o
5スパツタ膜を形成した後、約10係テトラヒドロキシ
シラン、エチルアルコール溶液を回転塗布法(回転数2
00 rp+n )によジ500Xの膜厚に塗布した。
このディスク状円盤を300℃の温度、lX10’To
rrの真空度で3時間真空炉で熱処理した。この5iO
2N上に潤滑層として1例えばパイダツクス(商品名、
デュポン製)やクライトツクス(商品名。
デュポン′R)などの内、この発明に関してはパイダツ
クスを使用した。
以上のようにして得られた磁気ディスクは、@滑層の剥
離が減少し、CSSテストではC8S回数が、従来法に
よる磁気ディスクに比較して約2倍になった。なお、潤
滑層を設けない場合も、同様にCSS回数は約2倍はな
った。
また、上記実施例では回転塗布法の場合について説明し
たが、浸漬法など他の方法であってもよく、上記実施例
により得られたものと同様の効果を奏する。
さらに、他の金属酸化物磁気記録媒体たとえばCrO2
などが挙げられるが、この場合であっても適用でき、上
記実施例によるものと同様の効果を奏する。また、金属
磁気記録媒体たとえば、Co −Ni。
Co −Ni −pの場合であってもよく、上記実施例
と同様の効果を奏する。
上記実施例では主に8io21漠について説明したが。
他の無機酸化物たとえば’1に205. In2O3,
TiO2などであってもよく、上記実施例と同様の効果
を奏する。
上記実施例では300℃の熱処理の例を説明したが、5
0〜500℃の温度範囲であればよく、50℃より低い
と反応に時間がかかりすぎ、500℃以上だと磁気記録
媒体が非磁性体に変化してしまう。
なお、100〜300℃の温度範囲が最も望ましい。
上記実施例ではI X 10  Torrの真空度の例
を説明したが、常圧以下の減圧であれば良く、真空度が
高すぎ10 Torrとなると、金属酸化物磁気記録媒
体の還元が生じる。真空度が惑いと反応に時間がかかり
すぎ、10〜10  Torrの範囲が最も望ましい。
〔発明の効果」 以上のように、この発明によれば、基材に設けられた磁
気記録媒体に、無機酸化物膜を形成する際に、常圧以下
の減圧で熱処理することにより。
例えば磁気ヘッドの吸着を防止し、@滑層を用いる場合
にもそれのはく離を防止し、磁気記録媒体に設けた被覆
膜のはく離も防止して、信頼性の高い磁気ディスクの製
造方法が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による磁気ディスクの断面
図、@2図は従来の磁気ディスクの断面図である。 図において、(1)は基材、(3)は磁気記録媒体、(
5)は無機酸化物膜である。 なお9図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基材に設けられた磁気記録媒体に、無機酸化物膜
    を被覆する際に常圧以下の減圧で熱処理したことを特徴
    とする磁気ディスクの製造方法。
  2. (2)減圧熱処理において、熱処理温度を50〜500
    ℃の範囲としたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の磁気ディスクの製造方法。
  3. (3)減圧熱処理において、真空度を10^−^6To
    rr以上にしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    又は第2項記載の磁気ディスクの製造方法。
JP24333185A 1985-10-30 1985-10-30 磁気デイスクの製造方法 Pending JPS62103847A (ja)

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JPS62103847A true JPS62103847A (ja) 1987-05-14

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ID=17102232

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5072320A (en) * 1989-02-27 1991-12-10 Tdk Corporation Magnetic recording and reproducing apparatus having improved durability

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