JPS6210326A

JPS6210326A - 杭

Info

Publication number: JPS6210326A
Application number: JP14581985A
Authority: JP
Inventors: Makoto Watanabe; 誠渡辺
Original assignee: Asahi Chemical Industry Co Ltd
Current assignee: Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date: 1985-07-04
Filing date: 1985-07-04
Publication date: 1987-01-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は土木、確築工事に使用される杭に・関するもの
である。

従来の技術従来、既製杭の施工方法としては、ノ・ンマーによる打
撃工法が最も一般的であったが、近年杭施工法の低公害
化の中で打撃力を全く用いない中掘り工法、予め地盤を
掘削して孔を作り、その中に杭を沈設するプレポーリン
グ工法、予め地盤を攪拌し、その中に杭を沈設する方法
等の低公害工法である埋込み工法が多く用いられている
。しかし、いずれの埋込み工法も打撃工法に比べいった
ん地盤を乱すので、その支持力は打込み杭に比べかなり
低いものであった◎そこで、これらの支持力に関する問
題点の解決のために中掘り先端拡大根固め工法の如き杭
先端部を拡大掘削拡大根固めするか、又は超高圧ジェッ
ト噴流等によって杭先端部にセメントミルクによる拡大
球根を造成し杭の支持力を増大させる゛方法がある。

発明が解決しよ５とする問題点しかし、この様に拡大根固めを行った場合でも周辺地盤
を緩めているため、根固めの際に、周辺゛地盤との問題
等があり、根固めが確実に行い得るかどうかに問題があ
る。

本発明は、杭の沈設工法は通常の埋込み工法であっても
、杭先端部付近に確実な球根を造成することにより、打
込杭に近い支持力を得よ５とするとともにスムーズな杭
沈設を目的とする杭を提供するにある。

問題点を解決するための手段本発明は前記問題点を埋込み工法により解決するために
、杭下部外周に布状筒体が取り付ゆられた杭であって、
布状筒体部に通じている注入管を杭の中空部に設け、該
注入管の上端部より布状筒体にセメント硬化材料を注入
できるようにしたことを特徴とする杭である。

実施例杭の施工方法は先ず、第１図に示すように杭外径より大
径の布状筒体４内に杭３を挿入して布状筒体の両端を杭
に固定する。この際、布状筒体が杭に固定されるよう、
杭に突起を設ける等の手段を施こすのがよい。

本発明に用いる布状物は通常の建設資材として使用され
る例えば素材をナイロンとする透水性の布状物であれば
良いが、透水性が大きすぎてセメント硬化材料が注入圧
により膨張を終了する前に脱水し固結する様な場合は布
状物を樹脂等でコーティングした半透水の布状物あるい
は不透水布を用いると良い。また、布状固体４の外径は
杭と注入されるセメント硬化材料とが一体化できる程度
までに止める必要があり、実用上は杭外径の２〜６倍以
内が望ましい。

次に、杭を沈設するための孔を成形する。成形は、掘削
するか、あるいはウォータージェット等により掘削し流
動化する方法がある。このとき、地層に応じて各種配合
の安定液を用いると良い。

第２図（Ａ）はゾレオーガー掘削孔の断面図であるＯ孔が形成されたら注入管が杭の中空部に設げられた既製
杭を沈設する。（第２図（Ｂ）に示す）杭を所定深度ま
で沈設後、注入管と注入ポンプを接続してセメント硬化
材料を注入し布状筒体部を拡大し施工が完了する。（第
２図（Ｃ）に示す）使用するセメント硬化材料５として
は流動性、経済性等の面でセメントモルタルが最も好ま
しいが、セメントミルクでも可能である。

セメント硬化材料の注入により布状筒体が地中部で十分
膨張したかと５かの判断は注入ポンプの圧力、及び注入
量を測定することにより行う。

セメント硬化材料の注入圧は、布状筒体と地盤の強度に
より決定する。

発明の効果本発明の杭を用いることにより、布状筒体内にセメント
硬化材料を注入して所定径まで膨張させ完全な拡大球根
を造成できるとともＫｍｍ待時いったん緩められていた
周囲の地盤を膨張力により元地盤に復帰させることによ
り大きな支持力を発現できる。その結果、杭の本数を減
じたり、杭径を小さくすることが可能となる。また、杭
先端部に拡大球根を造成するための先端拡大掘削機や超
高圧ジェット等新たな掘削設備を必要としないものであ
る。また、注入管を航中空部に設けるために、杭沈設時
に杭外面に障害となるものがないので、杭沈設がスムー
ズに行なえるとともに回転沈設を可能とした杭である。

また杭外周の土と注入管との接触がないために注入管の
回収が行なえる等の利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の杭の断面を示すもので、第１図（Ａ
）は布状筒体の膨張的を示し、第１図（Ｂ）は形状の異
なる注入管であって布状筒体の膨張後を示す。第２図は本発明の各工程を示すもので、第２図（Ａ）は
、杭沈設のためのプレオーガ一孔のＩＩＦＩ図、第２図
（Ｂ）は先端部付近に布状筒体を被せた抗体の沈設状態
を示す説明図、第２図（Ｃ）は地上部よりセメント硬化
材料を注入し、布状筒体を膨張させた状態を示す説明図
である。１・・・注入管　　　　２・・・航中空部３・・・杭体
　　　　　４・・・布状筒体５・・・セメント硬化材料６・・・プレオーガ一孔

Claims

【特許請求の範囲】

杭下部外周に布状筒体が取り付けられた杭であつて、布
状筒体部に通じている注入管を杭の中空部に設け、該注
入管の上端部より布状筒体内にセメント硬化材料を注入
できるようにしたことを特徴とする杭