JPS62103036A - 2−(置換アリ−ル)プロピオンアルデヒドの製造法 - Google Patents

2−(置換アリ−ル)プロピオンアルデヒドの製造法

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JPS62103036A
JPS62103036A JP24241185A JP24241185A JPS62103036A JP S62103036 A JPS62103036 A JP S62103036A JP 24241185 A JP24241185 A JP 24241185A JP 24241185 A JP24241185 A JP 24241185A JP S62103036 A JPS62103036 A JP S62103036A
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JP
Japan
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substituted aryl
anhydrous magnesium
magnesium chloride
reaction
mol
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JP24241185A
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English (en)
Inventor
Sadayuki Maeda
貞行 前田
Yasutaka Sasao
篠尾 恭隆
Shinji Takenaka
竹中 伸二
Susumu Arashida
嵐田 進
Iwao Shimizu
巌 清水
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Hamari Chemicals Ltd
Original Assignee
Hamari Chemicals Ltd
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) リール)プロピオンアルデヒドの新規な製造法に関する
、 本発明によって得られる化合物は消炎剤として有用な2
−(置換アリール)プロピオン酸化合物の極めて有用な
中間体である。
(従来の技術) 従来、2−(置換アリール)プロピオンアルデヒドの製
造法に関し種々の報告がなされている。
たとえば、 (1)  グリシジル酸エステルを加水分解することに
よりグリシジル酸金属塩とし、次いで脱炭酸することに
よりアルデヒド誘導体を得る方法(特公昭47−245
50号)、 (2)  グリシジル酸エステルを酸処理し2−(置換
アリール)プロピオンアルデヒド及び3−メチル−3−
(置換アリール)−ピルビン酸を得る方法(特公昭53
−35069号及び特公昭59−41976号)、 (3)2−ヒドロキシ−3−(置換アリール)−3−ブ
テン酸エステルを酸処理する方法(特公昭50−371
88号)、 (4)  置換アリールエチレンをロジウム化合物触媒
の存在下に水素及び−酸化炭素と反応させる方法(特開
昭54−24843号)、 (5)  メチル−(置換フェニル)ケトンとジメチル
スルホニウムメチリドあるいはジメチロキソスルホニウ
ムメチリドとを反応させ2−(置換アリール) −1,
2−エポキシドとし、酸触媒存在下に異性化させる方法
(特開昭51−100040号)、(6)  メチル−
(fi!換フェニル)ケトンとメチル硫酸トリメチルス
ルホニウムを塩基の存在下反応させて2−(置換アリー
ル)−2−メチルオキシランを生成させ、この生成物を
酸で異性化する方法(特開昭51−128938号、特
公昭56−40701号、特開昭56−154428号
、特開昭L(−84953号、特公昭54−29482
号)、 (7)  クロルメチル−(置換フェニル)ケトンにグ
リニヤール試薬を反応させて2−(置換フェニル)−2
−ヒドロキシ−1−クロロプロパンを生成させ、次いで
アルカリと反応させて2−(置換フェニル)−1,2−
エポキシプロパンとし、更に無水塩化亜鉛を用いて開環
転位反応を行なわせる方法(特公昭53−46829号
)などが知られている。
(1)および(2)の方法においては、出発原料グリシ
ジル酸エステルの入手が必ずしも容易でないうえ、アル
デヒド化合物の収率が低いので工業的規模の製法として
不適である。
(3)の方法は出発原料2−ヒドロキシ−3−(置換ア
リール)−3−ブテン酸エステルの合成に多くの工程を
要し、通算収率が低い。
(4)の方法は、出発原料アリールエチレン化合物の入
手および合成が極めて困難であるばかりでなく、反応に
際し、160〜200 kg/CIAの高圧を要し、大
規模に容易に実施できる方法とは言い難い。
(5)の方法においては、ジメチルスルホニウムメチリ
ド及びジメチロキソスルホニウムメチリドを製造するた
めにトリメチル(またはトリメチロキソ)スルホニウム
塩に水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、カリウム−
t−ブトキシド、ナトリウムメチラート等の強塩基を作
用させる必要がある。しかしながら、これらの塩基は水
に対して極めて不安定で、水素化ナトリウムやナトリウ
ムアミドは水により爆発的に発火し、ナトリウムメチラ
ートのようなアルカリ金属アルコラードは極く僅かな水
の存在によっても活性が著しく低下する。
したがって反応は無水の状態で行う必要があり反応と困
難な条件となる。
(6)の方法においても、ナトリウムメチラートを用い
るので上記と同様の問題がある。
また、(5)の方法でジメチルスルホニウムメチリドを
作用させる場合に、および(6)の方法では反応中に、
必然的にジメチルスルフィドが副生するが、それは極め
て強い不快臭を有すると共に37,5〜38°Cの非常
に低い沸点をもつため臭気の発散が烈しく、かつ引火性
も極めて強いので、工業的にこれらの方法を実施しよう
とすることは環境衛生および安全性の面で問題を生ずる
(7) i方法は出発原料クロルメチル−(置換フェニ
ル)ケトンの入手が非常に困難であり、また反応に3工
程を要し、操作が煩雑である。また、グリニヤール試薬
はそれ自体が高価であるばかりでなく、その使用におい
ては作業1の危険を防止するために充分な設備と注意が
要求される。
さらに、2−(置換アリール’)−1,2−エポキシプ
ロパンを酸触媒の存在下に2−(置換アリール)−プロ
ピオンアルデヒドに異性化させる反応は従来からよく知
られている。
この反応は通常比較的高温下で行われる。本発明者らの
追試によれば、上記のような条件下では熱異性化による
アリールアルコール化合物(Dおよび構造不明の重合物
の副生を避けることができない。
硫酸、無水塩化アルミニウム、三フフ化ホウ素、無水塩
化亜鉛のような強い酸性度の触媒を用いれば高温の条件
を避けることができるが、反応混合物が烈しく発熱して
著しく着色し、多量の副生物を生成する。
また、メチル(置換アリール)ケトンを2−(置換アリ
ール)−1,2−エポキシプロパンに変換スる方法につ
いては次の報告が知られている。
Tetrahedron Lett、 、  1979
 、208−206(1979)によれば、ジメチルポ
リスチリルスルホニウム塩をジクロルメタンと水酸化ナ
トリウム水溶液に懸濁して三相系を形成させ、これをテ
トラブチルアンモニウムヒドロキシドのような相聞移動
触媒の存在下に7セトフエノンと反応させてエポキシ化
することが提案されている。
しかしながら、その反応は1日間を要し、スルホニウム
塩の原料であるポリスチレンスルフィドが容易に入手で
きないのみならずケトン化合物に対して相対的に大量を
必要とし、該重合体の回収、再使用のためには大量のス
ルフィドをスルホニウム塩に変換しなければならず、相
間移動触媒は高価でありかつ回収困難である。
さらに、Tetrahedron Lett、 、 1
982.5283−5286 (1982)によれば、
アセトフェノンにトリメチルスルホニウム塩をアセトニ
トリル中で固体水酸化カリウムの存在下に反応させてエ
ポキシ化合物に変換することが報告されているが、その
収率は僅か38%lこすぎない。この低収率は本発明者
らの追試によって確認された。
一方、フェニルジメチルスルホニウム塩ヲ用いてケトン
をエポキシドに変換する反応は’retrahearo
n Lett、+ 1962.661−662 (19
62>−。
Ber、 96.1881−1890(1968); 
およびJ、 Organometal Chem、 1
81.04−C!6 (1979)等に報告されている
が、これらの方法においては、すべて塩基としてカリウ
ム−t−ブトキシドを、また溶媒としてジメチルスルホ
キシドを用いている。塩基については、前記のように種
々の問題があり、また、この溶媒は比較的高価である。
さらに、2−(置換アリール)−1,2−エポキシプロ
パンは本質的に熱に不安定で、前記のようにアリールア
ルコール化合物に異性化し、また構造未知の重合物に変
化しやすい。
本発明者らの行った試験の一例によれば、2−(4−イ
ソブチルフェニル)−1,2−エポキシプロパンは60
−70°C5時間の加熱で2.4%、80−90°C5
時間で10.7%、また110°c5時間で13.7%
の純度低下を示す。
したがって、反応混合物からエポキシプロパン化合物を
抽出、濃縮、精製する工程においてできるだけ加熱を避
ける必要がある。特に該化合物を蒸留する場合は、極め
て高真空下に蒸留しなければならない。
(発明が解決しようとする問題点) 本発′明者らは従来の技術には満足せず、より安価、安
全かつ有利に2−(置換アリール)プロピオンアルデヒ
ドを得る方法を見出すべく研究を重ねた。
(問題解決のための手段) その結果、メチル(置換アリール)ケトンをフェニルジ
メチルスルホニウムメチルサルフェートと水酸化アルカ
リの存在下に反応させると一挙に2−(if置換アリー
ル−1,2−エポキシプロパンが生成すること、該エポ
キシプロパン化合物を反応混合物から単離することなく
無水塩化マグネシウムと接触させると副生物を伴うこと
なく、室温のような緩和な条件においても速やかに異性
化反応が進行し、極めて高純度の2−(置換アリール)
プロピオンアルデヒドが高収率で得られることを発見し
た。
本発明はこれらの新知見に基くもので、式   Ar−
0−OHs    (1)で示されるメチル(置換アリ
ール)ケトン〔I〕を水酸化アルカリの存在下に式 %式% −トと反応させて2−(置換アリール)−1,2−エポ
キシプロパン([1)を反応混合物中に生成させ、該エ
ポキシプロパン化合物を、反応混合物から分離すること
なく、無水塩化マグネシウムと接触させることを特徴と
する2−(置換アリール)プロピオンアルデヒド(IV
)の製造法である。
反応式は次のように示される。
(式中、Arは前記と同義) 本発明の第1工程に用いるフェニルジメチルスルホニウ
ムメチルサルフェート(1)は、チオアニソール1モル
に対して1〜1.1モルの割合で硫酸ジメチルを1.2
−ジクロルエタンのような非反応性溶媒の非存在下また
は存在下に40〜130℃、好ましくは80〜110°
Cで数十分から数時間加熱、撹拌下に反応させることに
よって定量的に得られる。メチルサルフェート〔菖〕は
反応混合物から単離してもよいが、単離することなく本
発明の方法に用いることもできる。
(第1工程) この工程において、メチルサルフェート(1)はケトン
〔131モルに対して1〜1.3モルの割合で用いるの
が好ましい。そしてケトン〔1〕1重量部に対して1〜
10容量部、望ましくは2〜5容量部の溶媒中にメチル
サルフェート〔■〕を溶解もしくは懸濁させて撹拌しな
からケトン〔I〕、次いで該ケトン1モルに対して1〜
8モル、好ましくは1.5〜4.5モルの割合で水酸化
アルカリを添加し、撹拌下に反応させる。
反応温度は低温から溶媒の沸点までの広い範囲に渉って
選択できるが、好ましくは0〜70°C1さらに好まし
くは15〜55°Cである。
反応溶媒としては、水と混和しない溶媒、たとエバ、ジ
クロルエタン、1,2−ジクロルエタンのようなハロゲ
ン化炭化水素、トルエン、キシレンのような炭化水素な
どが用いることができ、これは本発明の大きな利点であ
る。そのほか、水混和性溶媒、たとえば、ジメチルスル
ホキシド、アセトニトリル、テトラヒドロフランなどを
用いることもできる。
水と混和しない溶媒は、反応混合物を水洗、蒸留などの
簡単な後処理に付することにより容易に回収、再使用で
きる。とりわけハロゲン化炭化水素はスルホニウム塩C
11)の溶解性にすぐれ、かつ容易に回収できるので好
んで用いられる。
水酸化アルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウムが好ましく、それは粉末状固体として添加され得
る。反応促進剤として触媒量の2゜6−ジーt−ブチル
−4−メチルフェノールを共存させると反応時間を短か
くすることができる。
上記の反応により定量的に2−(置換アリール)−1,
2−エポキシプロパン(If)が生成するが、反応混合
物中には通常反応の副生物としての水が含まれるので、
これを脱水する。すなわち、反応混合物に無水硫酸マグ
ネシウム、無水硫酸ナトリウムのような乾燥剤を添加し
、室温で数十分から数111m41iE拌後、フェニル
ジメチルスルホニウムメチルサルフェート由来のメチル
硫酸ナトリウムと共に戸別する。
乾燥剤は通常ケトン〔131モルに対し0.1−0.5
モルの範囲で用いられる。
かくして得られるP液は通常中性で、反応に用いた溶媒
のほかエポキシプロパン〔厘〕とメチルサルフェート(
II)由来のチオアニソールからなり、精製することな
く混合物のままの形で有効に次の工程に用いることがで
きる。
(第2工程) 1記混合物に、ケトン〔101モルに対して好ましくは
0.05−0.5モル、より好ましくは0.1−0.2
モルの無水塩化マグネシウムを添加し、撹拌下に反応さ
せる。
反応温度は好ましくは0−60’C,より好ましくは1
5−50°Cである。反応時間は反応温度および無水塩
化マグネシウムの使用量とも関係するが、通常1時間か
ら十数時間で反応は完結する。
無水塩化マグネシウムは通常粉末として使用されるが、
特に好ましいのは入手容易な100メツシユ(タイラー
)の粉末である。
本工程において、エポキシプロパン(1)は無水塩化マ
グネシウムと接触することにより異性化されて目的物(
IV)を生ずるが、この反応は原料として用いる混合物
中に存在するチオアニソールによって促進されることが
判った。
本発明者らの実験によれば、たとえば、2−(4−イソ
ブチルフェニル”) −1,2−エポキシプロパン1モ
ルに対して無水塩化マグネシウム0.2モルを用い、ジ
クロルメタン中、室温で撹拌すると8時間経過後におい
ても痕跡量の目的物が副生物と共に生成するだけである
。一方、上記の反応をチオアニソール0.2モルの存在
下に行った場合は8時間で、1.0モルでは3時間で反
応は完結し、副生成物を伴うことなく高収率で目的物プ
ロピオンアルデヒド化合物が得られる。
本工程の反応にまり高収率で2−(置換アリール)プロ
ピオンアルデヒド(IV)が生成する。この化合物は熱
に対して非常に安定なので通常の分別蒸留で容易に反応
混合物から分離することができる。
たとえば、反応混合物を水洗し、常圧または減圧蒸留に
より溶媒を留去し、次いで減圧蒸留により化合物(IV
)を高収率、高純度に分離することができる。
上記の蒸留において、溶媒のほかアニソールを略定量的
にかつ高純度で回収することができ、第1工程に用いる
フェニルジメチルスルホニウムメチルサルフェートの原
料として再使用することができる。
実施例1 フェニルジメチルスルホニウムメチルサルフェート16
5.21 (0,66モル)をジクロルメタン800 
mlに溶解ないし懸濁し、撹拌下に4−イソブチルアセ
トフェノン105.71/ (0,6モル)及び2゜6
−ジーt−ブチル−4−メチルフェノール0.19を添
加し、次いで粉末水酸化ナトリウム489(1,2モル
)を加えて水冷下30分撹拌する。
徐々に温度をとげて、40〜45°Cとし、2.5時間
撹拌すると反応は完結する。室温に冷却後、無水硫酸ナ
トリウム84.1g(0,24モル)を加え1.5時間
撹拌後、不溶物を減圧下戸別し、少量のジクロルメタン
で洗浄する。
次いでP液を反応容器に移し、無水塩化マグネシウム(
100メツシユ) 7.92 ’l (0,088モル
)を加えて1.5時間還流すると反応は完結する。
冷浸、反応液を稀塩酸及び食塩水で洗浄後常圧下にジク
ロルメタンを留去した。残留物をさらに減圧蒸留に付し
て72〜73℃(8mHf)で留出するチオアニソール
を回収したのち、127〜129”C(8mHy)で留
出する2−(4−イソブチルフェニル)プロピオンアル
デヒド105.tMを無水油状物として侵た(収率92
.5%)。
純度99%以上(シリコンDC!QF−1を用いるガス
クロマトグラフィー;カラム温度180℃窒素流量70
 ml/m ) NMR(in CDO#a) pI)m ;9.60(
IH,d、 J=1cps、 −0HO)IRi l’
 (B =() 17 B OCR(Neat )実施
例2 チオアニソール24.810.2モル)を約90°Cに
加熱し、撹拌下、硫酸ジメチル27.89 (0,22
モル)を約30分間で滴下し、その間反応温度を90〜
95℃に保った。混合物を同温度でさらにao分間撹拌
するとフェニルジメチルスルホニウムメチルサルフェー
ト(スルホニウム塩>カ定量的に生成した。次にこの反
応混合物をジクロルメタン110 mlに溶解ないし懸
濁し、撹拌下に4−イソブチルアセトフェノン31.7
F(0,18モル)及ヒ2,6−ジーt−−jチル−4
−メチルフェノール0、5 fを添加し、次いで粉末水
酸化ナトリウム16ダ(0,4モル)を加えて35〜4
0’Cで3時間撹拌すると反応は完結する。
得られた混合物を室温に冷却後、無水硫酸マグネシウム
7.2g(0,06モル)で約1時間撹拌後、不溶物を
減圧下戸別し、少量のジクロルメタンで洗浄する。
次いでP液を反応容器に移し、無水塩化マグネシウム(
100メツシユ) 8.89 (0,04モル)を加え
て室温で8時間撹拌すると反応は完結する。
以後は実施例1と同様の処理を行い、2−(4−イソブ
チルフェニル)プロピオンアルデヒド31.8Fを得た
(収率93.0%、純度99%以、I:)。
実施例3 チオアニソール74.5N(0,6モル)及び硫酸ジメ
チル75.5g(0,6モル)から実施例2と同様にし
て合成したフェニルジメチルスルホニウムメチルサルフ
ェートをジクロルメタン370111に溶解ないし懸濁
し3−フェノキシアセトフェノン106g(0,5モル
)及び2.6−ジーt−ブチル−4−メチJl/フェノ
ール250qを添加し溶解させる。次に粉末水酸化ナト
リウム40f(1,0モル)を加え、水冷下20分間、
更に40〜45°Cに昇温し、同温で2.5時間撹拌す
ると反応は完結する。
反応後、室温に冷却し、無水硫酸マグネシウム24ダ(
0,2モル)を添加し約1時間撹拌後不溶物を戸別し、
少量のジクロルメタンで洗浄する。
次にP液を反応容器に移し、無水塩化マグネシウム(1
00mesh ) 8.57 f (0,09モル)を
添加し、室温で8時間撹拌すると反応は完結する。
反応後、不溶物を戸別したP液を食塩水で洗浄後、常圧
下にジクロルメタンを留去する。
残留物をさらに減圧蒸留に付して、50〜52°C(4
mHf)で留出するチオアニソールを回収したのち、1
39〜141°C(3,5ntH7)で留出する2−(
3−フェノキシフェニル)プロピオンアルデヒド104
.8gを無色油状物として得た(収率92.7%、純度
99%)。
NMR(in CD06a ) ppm ;1.38(
:01. a、 J=7cps、 −CHa )6.6
7〜7.45 (9H,m 、 arom )9.55
 (IH,d、 J=1 cps、 −CHo )xR
;’0=01726ffi  (Neat)実施例4 チオアニソール74.510.6モル)及び硫酸ジメチ
ル75.5IC0,6モル)から実施例2と同様にシテ
合成シたフェニルジメチルスルホニウムメチルサルフェ
ートをジクロルメタン260 mlに溶解ないし懸濁し
、4−メトキシアセトフェノン75.11(0,5モル
)及び2.6−ジーt−ブチル−4−メチルフェノール
250ダを添加し溶解させる。次に粉末水酸化ナトリウ
ム40y(1,0モル)を加え水冷下20分間、更に4
0〜45℃に昇温し、同温で3.5時間撹拌すると反応
は完結する。
反応後、室温に冷却し、無水硫酸マグネシウム24IC
0,2モル)を添加し、約1時間撹拌後、不溶物を戸別
し、少量のジクロルメタンで洗浄する。
次にP液を反応容器に移し、無水塩化マグネシウム(1
00mesh ) 8.57 f (0,09モル)を
添加し、室温で8時間撹拌すると反応は完結する。
反応後、稀塩酸、次いで食塩水で洗浄の後、常圧下にジ
クロルメタンを留去する。
残留物をさらに減圧蒸留に付して、′50〜52°C(
4mHy)で留出するチオアニソールを回収したのち、
96°C(3,511Hp)で留出する2−(4−メト
キシフェニル)プロピオンアルデヒド69.81/を無
色油状物として得た(収率85.0%、純度98.5%
)。
8.74 (8H,s 、 CHsO−)6.6〜7.
4 (4H,m、 arom )9.54 (LH,d
、 J=1cps、 −0HO)IRi ’c=017
17(11(Neat )実施例5 チオアニソール74.5g(0,6モル)及゛び硫酸ジ
メチル75.5F(0,6モル)から実施例2と同様に
して合成したフェニルジメチルスルホニウムメチルサル
フェートをジクロルメタン430 mlに溶解ないし懸
濁し、4−アセチル−2−フルオロビフェニル107.
1F(0,5モル)及び2.6−ジーt−ブチル−4−
メチルフェノール250岬を添加し溶解させる。次に粉
末水酸化ナトリウム40f(1,0モル)を加えて40
〜45°Cで2.5時間撹拌すると反応は完結する。反
応後、室温に冷却し、無水硫酸マグネシウム24IC0
,2モル)を添加し、約1時間撹拌後、不溶物を戸別し
、少量のジクロルメタンで洗浄する。
次にP液を反応容器に移し、無水塩化マグネシウム(1
00mesh)7.141 (0,075モル)を添加
し、環流下3時間撹拌すると反応は完結する。
冷浸、不溶物を戸別したP液を稀塩酸及び食塩水で洗浄
の後、常圧下、ジクロルメタンを留去する。残留物を更
に減圧蒸留に付して、50〜52℃(411MHg )
で留出するチオアニソールを回収する。
更に残留物をシリカゲル・カラムクロマトグラフィー(
ヘキサン−トルエン)に付し、2−(2−フルオロ−4
−ビフェニリル)プロピオンアルデヒド96.41が無
色油状物として得られる(収率84.5%、純度97.
5%)。
NMR(in CDC15) ppm ;6.55〜7
.90 (8H,m、 arom )9.50 (LH
,d、 J=1 cps、 −CHo )IRi ’c
=01720cIR(Neat )(発明の効果) 本発明において用いるメチルサルフェート(1)はチオ
アニソールと硫酸ジメチルの反応によって容易に生成さ
せることができ、しかもその反応混合物から単離しまた
は単離することなくケトン(1)と安価な水酸化アルカ
リの存在下に反応させて2−1i換フエニル) −1,
2−エポキシプロパン〔璽〕を含む反応混合物を得るこ
とができる。続いてその混合物から乾燥、濾過という簡
単な操作で得るP液に無水塩化マグネシウムを温和な条
件下に反応させることにより容易かつ短時間に高収率で
2−(置換アリール)プロピオンアルデヒド(IV)が
得られる。エポキシプロパン(II)を生成させる第1
工程の反応と製品(IV)を生成させる第2工程の反応
は同一溶媒中で行うことができ、第2工程で回収される
アニソールは第1工程のメチルサルフェート〔1〕の原
料として再使用できるから、極めて経済的に各工程を行
うことができる。
本発明によって得られる2−(置換アリール)プロピオ
ンアルデヒドは適当な酸化剤と反応させることにより容
易に相当する(2−置換アリールプロピオン酸に導くこ
とができる。
特許出願人  浜理薬゛品工業株式会社1.莞 代理人 弁理士性向 卓゛・・8 ・パ、 (自発)手続補正書 昭和60年11月26日 1、 事件の表示 昭和60年特許願第242411号 2・ 発明の名称 。−(置換アy−7,)フ。1オ。
住所 大阪府大阪市東淀川区柴島1丁目4番29号氏名
 浜理薬品工業株式会社 代表者高美茂犬 4 代理人 住 所 〒511大阪市東区北浜4丁目46番地 万成
ビル °弯氏名 (6249)  竹 内  卓 ゛、
−;電話大阪(06) 202−5858番(代表) 
−8、補正の内容 1、明細書の第3頁、8行目の に訂正します。
2、第9頁、5行目の「ならず、相間移動」を「ならず
、また相間移動」と訂正します。
8、同、第19頁、6行目 「無水油」を「無色油」に訂正します。
4、同、第26頁、下から4行目 「回収されるアニソールは」を「回収されるチオアニン
ールは」に訂正します。
以  上 特許請求の範囲 1  式      O Ar−0−CH3 で示されるメチル(置換アリール)ケトンを水酸化アル
カリの存在下に式 %式% フェートと反応させて2−(置換アリール)−1,2−
エポキシプロパンを反応混合物中に生成させ、該エポキ
シプロパン化合物を、−反応混合物から分離することな
く、無水塩化マグネシウムと接触させることを特徴とす
る特−(置換アリール)プロピオンアルデヒドの製造法
2 アニソールが反応混合物中に含まれる特許請求の範
囲第1項記載の製造法。
3 反応混合物が乾燥され、次いで無水塩化マグネシウ
ムと接触させられる特許請求の範囲第1項記載の製造法
4 反応混合物が乾燥剤の添加によって乾燥され、濾過
され、次いで無水塩化マグネシウムと接触させられる特
許請求の範囲第1項記載の製造法。
5 反応混合物が無水硫酸マグネシウムまたは無水硫酸
す) IJウムの添加によって乾燥される特許請求の範
囲第1項記載の製造法。
6 メチル(置換アリール)ケトン1モルに対して0.
05−0.6モル、好ましくは0.1−0.2モルの無
水塩化マグネシウムを用いる特許請求の範囲第1項記載
の製造法。
7 無水塩化マグネシウムが粉末の形で用いられる特許
請求の範囲第1項記載の製造法。
B 無水塩化マグネシウムが約100メツシユ(タイラ
ー)の粉末である特許請求の範囲第1項記載の製造法。
(自側手続補正書 昭和61 年 2月 2日 2、 発明の名称 2−(置換ア17 + /v)プロ
ピオンアルデヒドの製造法 3、 補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所 大阪府大阪市東淀川区柴島1丁目4番29号名称
 浜埋楽品工朶株式会社 代表者 ス へ ブ 尖 4、代理人 住 所 〒541大阪市東区北浜4丁目46番地 万成
ビル氏名 (8249)  竹 内  卓 電話大阪(O6) 202−5858番(代表)s、 
 mf6+の日付 昭和 年 月  日拒絶理由通知 (発送日、昭和  年  月  日付)6、 補正Iζ
より増加する発明の数  Oハ 苓゛ 1 特許請求の範囲  別紙のと初)。
同第17頁末行の「アニソール」を「チオアニンール」
に訂正する。
同第20頁@9行の「撹拌」を「撹拌」に訂正する。
同第25頁第6行の「環流」を「還流」に訂正する。
同第27頁@2行の「(2−置換アリール)」を「2−
(置換アリール)」に訂正する。
特許請求の範囲 Ar  CCH3 で示されるメチル(置換アリール)ケトンを水酸化アル
カリの存在下に式 %式% フェートと反応させて2−(を族アリール)−1,2−
エポキシプロパンを反応混合物中に生成させ、該エポキ
シプロパン化合物を、反応混合物から分離することなく
、無水塩化マグネシウムと接触させるξとをIP&黴と
する21蕩記載の部会法− −(置換アリール)プロピオンアルデヒドの製造法。
2 反応混合物が乾燥され、次いで無水塩化マグネシウ
ムと接触させられる特許請求の範囲第1項記載の製造法
8 反応混合物が乾燥剤の添加によって乾燥され、濾過
され、次いで無水塩化マグネシウムと接触させられる特
許請求の範囲第1項記載の製造法。
4 反応混合物が無水硫酸マグネシウムまたは無水硫酸
ナトリウムの添加によって乾燥される特許請求の範囲@
1項記載の製造法。
6 メチル(!換アリール)ケトン1モルに対して0.
06−0.6モル、好ましくは0.1−0、2モルの無
水塩化マグネシウムを用いる特許請求の範囲第1項記載
の製造法。
6 無水塩化マグネシウムが粉末の形で用いられる特許
請求の範8第1項記載の製造法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Arは▲数式、化学式、表等があります▼、▲
    数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼もしくは▲数式、化
    学式、表等があります▼を表わす) で示されるメチル(置換アリール)ケトンを水酸化アル
    カリの存在下に式 ▲数式、化学式、表等があります▼ のフェニルジメチルスルホニウムメチルサルフェートと
    反応させて2−(置換アリール)−1,2−エポキシプ
    ロパンを反応混合物中に生成させ、該エポキシプロパン
    化合物を、反応混合物から分離することなく、無水塩化
    マグネシウムと接触させることを特徴とする2−(置換
    アリール)プロピオンアルデヒドの製造法。 2 アニソールが反応混合物中に含まれる特許請求の範
    囲第1項記載の製造法。 3 反応混合物が乾燥され、次いで無水塩化マグネシウ
    ムと接触させられる特許請求の範囲第1項記載の製造法
    。 4 反応混合物が乾燥剤の添加によって乾燥され、濾過
    され、次いで無水塩化マグネシウムと接触させられる特
    許請求の範囲第1項記載の製造法。 5 反応混合物が無水硫酸マグネシウムまたは無水硫酸
    ナトリウムの添加によって乾燥される特許請求の範囲第
    1項記載の製造法。 6 メチル(置換アリール)ケトン1モルに対して0.
    05−0.6モル、好ましくは0.1−0.2モルの無
    水塩化マグネシウムを用いる特許請求の範囲第1項記載
    の製造法。 7 無水塩化マグネシウムが粉末の形で用いられる特許
    請求の範囲第1項記載の製造法。 8 無水塩化マグネシウムが約100メッシュ(タイラ
    ー)の粉末である特許請求の範囲第1項記載の製造法。
JP24241185A 1985-10-29 1985-10-29 2−(置換アリ−ル)プロピオンアルデヒドの製造法 Pending JPS62103036A (ja)

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JP24241185A JPS62103036A (ja) 1985-10-29 1985-10-29 2−(置換アリ−ル)プロピオンアルデヒドの製造法
US06/864,432 US4670607A (en) 1985-10-29 1986-05-16 Method for producing 2-(substituted aryl) propionaldehyde
CA000509322A CA1248140A (en) 1985-10-29 1986-05-16 Method for producing 2-(substituted aryl)propionaldehyde
EP86304614A EP0220792B1 (en) 1985-10-29 1986-06-16 A method for producing 2-aryl-propionaldehydes
DE8686304614T DE3673755D1 (de) 1985-10-29 1986-06-16 Verfahren zur herstellung von 2-arylpropionaldehyden.

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