JPH02247150A - α‐アリールアルカン酸の製法 - Google Patents

α‐アリールアルカン酸の製法

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JPH02247150A
JPH02247150A JP2015165A JP1516590A JPH02247150A JP H02247150 A JPH02247150 A JP H02247150A JP 2015165 A JP2015165 A JP 2015165A JP 1516590 A JP1516590 A JP 1516590A JP H02247150 A JPH02247150 A JP H02247150A
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potassium
alkyl
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JP2015165A
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Kuen-Wai Chiu
クエン・ワイ・チユー
Mary H Staruch
メリー・ヘレン・スタラツチ
David H Ellenberger
デービツト・ハロルド・エレンバーガー
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Mine Safety Appliances Co
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、α−アリールアルカン酸の製造に用いらる金
属化と結合添加、離脱及び重合反応及び製造方法に関連
する。特に本発明は、トリアルキルアミン溶媒中の、新
規なアルキル又はアリールリチウム−カルシウム第四ア
ルコキシド複合重合体を使用してアルキルベンゼン又は
アルキルベンゼン誘尋体から出発して芳香族アルカン酸
を製造する新規な製法に関連する。
死末例肢権 本発明の方法で作られる化合物は、一般式:R6 Ar −C−COOH のα−アリールアルカン酸誘導体で、α−位置にアリー
ル及びアリキル基を有することが特徴である。上式で、
Arは6−13炭素原子のアリール基を表わし、任意に
置換フェニル、フェノキシフェニル、ナフチル、ビフェ
ニル基又はアミノ置換フェニル基で、R6はハロゲン又
はC1−4アルキル基である。
約1世紀の間、アスピリンは緩和な消炎剤、鎮痛剤及び
解熱剤とされてきた。最近の20年間以上にわたり、優
れた治療効果とアスピリンよりも副作用の少ないアスピ
リン類似薬剤に対する要求が増大している。α−アリー
ルアルカン酸、特にα−アリルプロピオン酸は上記の要
求に対して適当な化合物であることが実証されている。
事実、この種のあるもの、例えばフェノプロフェン(F
enoprofen) 、ナプロキセン(N apro
xen )  (S )及びイブプロフェン(I bu
profen)は既に医療に広範囲に使用されている。
これらの医療効果はプロスタグランジン生合成の抑制に
関するものであった。これらの化合物は優れた消炎性、
鎮痛性及び解熱性を有する。臨床効果も類リウマチ関節
炎と骨関節炎に対して実証されている。又一般に、これ
らの化合物は胃の粘膜に対する低毒性と低刺激性を有し
、望ましくない副作用を発生する他の薬学的性質を持っ
ていない。従って工業的規模でこれらの化合物を製造す
る改良された、経済的合成法に対する要求が高まってい
る。
発 が解決しようとする課 上記の薬剤の従来の製造法は複雑で工業的に不利である
。フェノプロフェン[2−(3−フェノキシフェニル)
プロピオン酸の従来の代表的な製法は下記の通りである
: (1)  米国特許第3,600,4.37号明細書記
載の方法は、m−フェノキシアセトフェノンのα−(m
−フェノキシフェニル)エチルアルコールへのナトリウ
ムボロハイドライド還元、α−(m−フェノキシフェニ
ル)エチルブロマイドを生成する三臭化リンによる反応
、臭素のジメチルスルホキシド内のシアン化ナトリウム
による置換、これに続く水酸化ナトリウムの加水分解に
よる所望のα− (m−フェノキシフェニル)プロピオ
ン酸の生成である。この方法は、多段階合成法で生成さ
れ、この方法は出発物質とじて一mエーフエノキシオセ
トフェノンを使用し、この出発物質は又銅触媒によって
触媒作用を受けるブロモベンゼンの結合反応によってm
−オキシアセトフェノンを使用する点に難点がある。水
酸基のメタ定位によってm−オキシアセトフェノンは簡
単な方法で直接生成することはできず、又コストも高い
。このm−フェノキシ−2フ工ネチルブロマイド中間体
は不安定で又大量生産にも問題がある。更にこの方法は
シアン化ナトリウムを使用する必要があり、これは非常
に毒性が高く安全性の点でも望ましくない。
(2)  日本の特許公開Nn 4. 5 5 8 6
 / 7 6CA  ’75:4.8707m (19
71)の方法はN−ブロモサクシイミドによるm−メチ
ルジフェニルエーテルの臭素置換でm−ブロモメチル)
ジフェニルエーテルの生成、ジメチルスルホキシド内の
シアン化ナトリウムで臭素の置換によるm−(シアノメ
チル)ジフェニルエーテルの生成、これに続くエステル
化による加水分解でメチルα(m−フェノキシフェニル
)アセテ−I−の生成、このエステルのジメチルカーボ
ネートとナトリウムによる反応でジメチル2−(m−フ
ェノキシフェニル)マロネートの生成、沃化メチルによ
るメチル化で直接ジエチル2−メトキシ−2−(m−フ
ェノキシフェニル)マロネートの生成、及び最後に脱カ
ルボキシル基による加水分解で生成物α(m−フェノキ
シフェニル)プロピオン酸の生成工程を含んでいる。
上記の方法は手間がかかり、カルボキシル基の導入と除
去、N−ブロモサクシイミドの使用、高価な試薬及び有
毒なシアン化物試薬の使用工程を含んでいる。
イブプロフェン[2−(4−イソブチルフエニル)プロ
ピオン酸]の従来の製法は下記の通りである。
(1)  英国特許Na 971 、700 / 64
及び日本特許公告第7491/64の方法は、塩基中の
ジアルキルカーボネートの作用による上−イツブチルフ
ェニル錯酸エステルの変換による対応マロン酸エステル
の生成、このマロン酸エステルの沃化メチルによるエス
テル化、加水分解及びこれに続く熱分解によるカルボキ
シル基に除去で所望のプロピオン酸の生成工程を含んで
いる。
(2)  日本特許公告第18105/’72の方法は
シアン化ナトリウムと炭酸アンモニウムによる1−(イ
ソブチルアセトフェノンの反応による対応ヒダントイン
の生成、このヒダントイン・加水分解によるα−アミノ
酸の生成、アルキル化によるジアルキルアミノ生成物の
生成、最後に水素添加による2−(4−イソブチルフェ
ニル)プロピオン酸の生成工程を含んでいる。
(3)  日本特許公開第24550/72 CA72
 : 21492p (1970)の方法は、ダルツエ
ン(Darzen)反応条件下のl−イソブチルアセト
フェノンと一塩化錯酸エステルとの反応による対応エポ
キシカルボン酸エステルの生成、加水分解と脱カルボキ
シル基反応によるα−(上−イソブチルフェニル)プロ
ピオンアルデヒドの生成、及び酸化による所望のプロピ
オン酸の生成工程を含んでいる。
(4)  ヨーロッパ特許Nn 34871 / 81
、CA  96 (5): 3474od  (198
1)の方法はルイス酸の存在下の上−(イソブチルアセ
トフェノン)のアルファーへロケタルの転位工程を含ん
でいる。
上記の方法は、多段階工程を含み、又全で、フリーデル
クラフト反応条件下の塩化アルミニュウムを使用するイ
ソブチルベンゼンのアシル化によって作られるイソブチ
ルアセトフェノンを出発物質とする点で工業的に不利で
ある。通常の工程で生成される大量の水酸化アルミニウ
ムは生成物の分離に問題を発生し、又廃棄物の問題も生
ずる。
木見卯夏斐軒 本発明の一目的は有機反応に対して有力な塩基試薬溶液
を提供することにあり、この溶液は、トリアルキルアミ
ン溶媒中の、モル当量のアリールカリウム又はアリール
リチウムと2〜5モル当量のカリウム第三アルコキシド
の反応生成物を含んでいる。この試薬は金属化、結合、
離脱、添加及び重合反応に有効に作用する。この試薬は
アルキルカリウム又はアリールカリウムとカリウムアル
コキシドの溶媒化合錯体で、リチウムアルコキシドを有
する。又は有しないものと考えられる。
詳記すれば、この試薬は 1Li の反応生成物の溶液で、上式中のR1はアルキル基、フ
ェニル基、低級アルコキシフェニル又はジアルコキシフ
ェニル基で、このアルコキシ基は1〜4の炭素原子を有
し、又はアリールオキシフェニル、例えばフェニルオキ
シフェニル、及び約2〜5モル当量の OR2 ここでR2は4〜7の炭素原子を有するtert−アル
キル基1例えばtert−ブチル、tert−アミル、
2.3−ジメチル−2−ブタニル、2−メチル−2ペン
タニル、3−メチル−3−ペンタニル、3−エチル−3
ペンタニル、2.3ジメチル−3−ペンタニル、2−メ
チル−2−へキサニル基で、弐    NR3R4R5 ここでR3、R4及びR5はそれぞれC,1,アルキル
基で、又R3とR4は協力して炭素原子1〜8を有する
α、ω−アルキレン基を形成する。
1種又は2種以上のトリアルキルアミンを含むトリアル
キルアミン媒質中に存在する。
本発明の他の目的は、上記の強力な塩基試薬を、式 %式% のアルキル芳香族化合物と反応させ、この反応混合物(
上式中のArは置換又は未置換の芳香族基でR″はC1
,−4のアルキル基又は水素原子である)の炭酸化と酸
性化によって高収量かつ高選択性でアリールアルカン酸
を製造する新規な方法を提供することである。
課 を 決するための手段 本発明による有機金属化試薬溶液は、R1をC11oア
ルキル基、アルコキシ基が1〜4の炭素原子を有する低
級アルコキシフェニル又はジアルコキシフェニル基、又
はアリールオキシフェニル基、及び2〜5モル当量の OR2 ここでR2は炭素数4〜7のtert−アルキル基、1
種又は2種以上の下式のトリアルキルアミンN R3R
” R5 ここでR3、R4とR5がはそれぞれC1−□8アルキ
ル基で、R3とR4は一緒になって炭素数1〜8のα−
ωアルキレン基を形成するとき、i R1 の反応生成物である。
カリウムtret−ブトキシド又はカリウムtert−
アミレートの反応生成物、n−ブチルリチウム又はte
rt−ブチルリチウムの反応生成物又はカリウムter
t−ブトキシド又はカリウムtert−アミレートの反
応生成物を含んでもよい。アミンはトリエチルアミン、
トリプロピルアミン、トリブチルアミン、環式アミン、
N−メチルプロピリジン又はN−メチルピペリジンであ
る。また、アミンは、トリエチルアミン、N−メチルピ
ロリジン、N−メチルピペリジン、N−エチルピロリジ
ン及びN−エチルピペリジンからなる群の1種又は2種
以上である。
また、本発明によるアルカン酸の製法は、R6はC1−
、のアルキル基又は水素原子で、Ar  は式:の置換
又は未置換芳香族基で、このR7とRI′は同一でも異
なるものでもよく、それぞれ水素原子、アルキル基、ア
リール基、OR9基、このR9は水素原子、アルキル基
、アリール基、又は保護0=C−R”、ここでR”はア
ルキル基又はアリール基、又は式: で表わされる基である: 式A R−CH,−R’ のアルキル芳香族化合物を、 i  R1 ここでR1はC,、。のアルキル基、アルコキシ基が1
〜4の炭素数を有する低級アルコキシフェニル又はジア
ルコキシフェニル基又はアリールオキシフェニル基であ
るの反応生成物を含む金属化試薬溶液、及び約2〜5モ
ル当量の OR2 ここでR2は炭素数4〜7のtert−アルキル基、式
: %式% ここでR3、R4及びR5はそれぞれC□−111アル
キル基、又はR3とR4は一緒になって1〜8の炭素数
のα−ω−アルキレン基を形成する、と接触させて金属
化する工程、を含む下式:%式% で表される。上記反応が約−25℃〜+25℃の間の温
度で行われる。
式:Ar−0−R” のアリールエーテルが、 ここでR”はC1−4アルキル基、又はAr基及びAr
  は式: の置換又は未置換芳香族基、上式のR7とR9と同一で
も異なるものでもよく、又それぞれ水素原子、アルキル
基、アリール基、OR9このR9はアルキル基又はアリ
ール基、又は式 の基を表わす。
アルキル芳香族化合物に対してほぼ等モル量で反応混合
物中に存在する。アリルエーテルはアニソールである。
Arは3−フェノキシフェニル、4−イソブチルフェル
、6−メドキシナフトー2−イン、4−ビフェニル、3
−ベンゾイルフェニル又はフェニルでR6がメチルであ
る。試薬は、トリアルキルアミン溶媒中のカリウムte
rt−ブトキシド又はカリウムtert−アミレート及
びn−ブチルリチウム又はtert−ブチルリチウムの
反応混合物を含む。
務−内反 α−アリールアルカン酸は所望のα−アリールアルカン
酸に相当するアルキル芳香族化合物を新規な金属化試薬
溶液と反応することにより製造される。この金属化試薬
溶液はアルキルリチウム又はアリルリチウムの反応生成
物及びトリアルキルアミン溶媒中の約2〜5モル当量の
カリウムtert−アルコキサイドを含む。
大−意一析 本発明の方法で作られるアリールアルカンアルカン酸は
下式で表わされる: Ar−CH−COOH ここでR6はC1−4アルキル基又は水素原子で、Ar
は下式の置換又は未置換芳香族基ニア ここでR7とR11は同一でも異種でもよく、それぞれ
水素原子、アルキル基、アリール基、0R9(このR″
は水素原子アルキル基、アリール基又は防護0 = C
R”、このR”はアルキル基又はアリール基、又は式: で表わされる基である)を表わす。
Arは好適には3−フェノキシフェニル、4−イソブチ
ルフエエル、6−メドキシナフトー2−イル、2−メチ
ルナフト−1−イル、4−ビフェニル、又は3−ベンゾ
イルフェニルである。
上記のメタル化試薬は下記のアルキル芳香族化合物 Ar−CH2−Rに こでArとR6はアルキルアルカン酸中の所望のAr及
びR6基に対応する、 と接触かつ反応させて下記のアリールアルキルカリウム
誘導体を生成し、 Ar−C−K これを常法通り炭酸化しかつ酸性化してアリールアルカ
ン酸を生成する。
k粂勿炙造 上記のメタル化試薬はアリルリチウム又はアルキルリチ
ウムとカリウム第四アルコキシドとの反応生成物で(以
下錯体集合体と称する)、この錯体集合体に適当な安定
性と極性を与える中性溶媒の選択は重要である。大部分
の普通の溶媒、例えばテトロヒドロフラン、ジメチルエ
ーテル、グリコールジメチルエーテル、ジメチルスルホ
キシド、ジメチルホルムアミド、アセトニ1−リル、は
上記の錯体集合体によって分解される。上記の反応性n
−ブチルリチウム−ナトリウム第三ブトチシド錯体集合
体は大部分の飽和炭化水素中で安定性があるが、この錯
体集合体は上記の溶媒に溶解性があるからこの試薬の反
応性は大幅に減少する。上記の溶媒はトリアルキルアミ
ン、例えばl−リエチルアミンその他で、大部分の好適
環式トリアルキルアミン、例えばN−メチルプロピロリ
ジン、N−メチルピペリジンなど、又は上記のアミンの
混合物であることが重要である。上記の環式アミンは別
の利点、即ちテトラヒドロフランと同様に有機金属試薬
に対する整合性を有するため反応媒質中の有機金属類の
安定性、可溶性及び反応性を増加する利点を有する。
上記の試薬で、カリウム第三アルコキシドが2倍以上、
好適にはアルキルリチウムに対して4〜5倍のモル当量
で使用することが重要である。これは試薬の実際の反応
種がアルキル又はアリールカリウムではなく、アルキル
又はアリールカリウム−カリウムアルコキシド錯体、即
ち式:%式% の3種アルコキシド配位子を形成する錯体であることを
示唆している。
1モル当量のカリウム第三アルコキシドと1モル当量の
アルキルリチウムとの交換反応でアルキルカリウム化合
物又はアリキルリチウム−カリウム第三アルコキシド1
:1付加物を生成する反応は公知で、これらの化合物は
メタル化、結合、離脱、付加及び重合反応に有用である
。これらのアルキルカリウム化合物又は1:1付加物は
ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン又は炭化水素媒
質中で使用されて不均一反応系を生成する。又テトラヒ
ドロフラン及びジメチルエーテルのような極性溶媒中で
は、反応は一40°〜−50℃の温度で行いこれらのア
ルキルカリウム化合物の分解を避けることが必要である
。例えばL 、 Lochman。
J 、 Po5pisil及びり、Limの文献Tet
rahedron Lett、  1966、257 
: L。
L ochmannとD 、 Lim、 J 、 Or
ganomet、 Chem。
1971.28,153:及びM 、 S chlos
seerとS 、 5trunk、 Tetrahed
ron Lett、  1984.741  を参照さ
れたい。
本発明の新規で強力な塩基試薬は錯体集合体の不均一溶
液を含み、上記のアルキルカリウム化合物よりもはるか
に強力なメタル化剤で、20℃の温度で反応が行われる
非常に安定した反応系である。
上記の新規な試薬の製造の際、最初のモル当量=24− のカリウム−第三アルコキシドは対応するアルキルリチ
ウムからアルキルカリウムを生成する際に消費され、余
分のカリウム−アルコキシドが錯体集合体を生成するも
のと考えられる。アルコキシド配位子による炭素−カリ
ウム結合の分極のため、これらの有機カリウム錯体は上
記のアミン溶媒反応系で製造すると優れた可溶性とメタ
ル化性を示す。
上記の試薬は使用の際に製造することが好適で、多くの
場合、メタル化すべき基質の存在下で現位置で製造する
ことが好都合である。
上記の錯体集合体は、従来の方法では容易にメタル化で
きなかった化合物を有効にメタル化できる。例えばアリ
ールエタンはメタル化でき、上記のように沃化メチル又
は硫酸ジメチルでアリール酢酸エステルを余分の工程で
メチル化することなく、−工程で薬理的に有用なアリー
ルプロピオン酸にメタル化し変換する(炭酸化と酸性化
で)ことができる。(上記のα−メチル置換基を有しな
いアリール酢酸類似物質は皮膚や肝臓に対する毒性が発
見されたため放棄されている。)上記の新規な錯体集合
体の別の利点は、ある種のメタ−及びパラー置換アリー
ルアルカンに非常に選択的反応を与えることである。例
えば、フェノプロフェン製造の際に、15%4−フェノ
キシフェニルエタンを含む、85%純度の3−フェノキ
シフェニルエタンから出発する[2− (3−フェノキ
シフェニル)プロピオン酸]の製造の際に、2− (3
−フェノキシフェニル)プロピオン酸が独専的に生成さ
れる。この特殊の選択性のため出発物質として非常に安
価な工業的グレードの3エチルフエノール(約10%の
4−エチルフェノール異性体を含む)が使用できる。化
学的分離によって得られる純粋な3−メチルフェノール
は高価である。工業的ブレードの3−エチルフエノルか
ら作られるフェノキシフェニルエタンの収率は、複合銅
触媒で触媒作用を受けるブロモベンゼンの結合作用で9
0%以上である。
α−アリールアルカン の 造 反応機構の観゛点から、多くの場合、アリールアルカン
からアリールアルカン酸を得る主な反応経路は、アリー
ルエーテルが使用されるか否かによって下記の2種の反
応関係の何れかに従うものと思われる。アリールエーテ
ルを使用しない反応関係は上記の錯体集合体によるベン
ゼン核プロトンのメタル化でアリールアニオンを生成し
、アリールアルカンのα−メチレンプロトンに対するア
リールアニオンのトランスメタル化でペンチルカリウム
誘導体を生じ、又生成されたベンジルカリウム誘導体の
炭酸化で酸性化後アリールアルカン酸を生成する。フェ
ノプロフェン、2− (3−フェノキシフェニル)プロ
ピオン酸の製造は例示として使用される。
上記の反応は、式 %式% のアリールエーテルの等モル量の導入の場合とは異なる
経路を進行するように思われ、 上式中R”はC1−4アルキル基又はAr基で、Arは
式 の置換又は未置換芳香族基で、 この式中のR7とR6は同一でも異なるものでもよく、
又それぞれ水素原子、アルキル基、OR′3基、このR
gはアルキル基又はアリール基又は式:%式% ナフタレン、又は1.2−ジフェノキシエタンを使用す
ると、反応は錯体集合体によるアリールエーテルのベン
ゼン核プロトンのメタル化によって進行してアリールア
ニオンを生成し、このように生成されたアリールアニオ
ンによってアリールアルカンのα−メチレンプロトンの
トランスメタル化及びドライアイスによる炭酸化と酸性
化でベンジルカリウム誘導体が得られる。
の基を表わす。
上記のようなエーテル、例えばアニソール、フ上記の反
応の利点は、カリウムカチオンが離脱されたベンジルア
ニオンを安定化する特殊の性質を示し、これが炭素化と
酸性化によって所望のアリールアルカン酸を与えること
である。これに反してナトリウム第三アルコキシドを使
用する類似の反応では同一の時間と温度で所望の生成物
を得ることができず、対応する安息香酸が優先的に得ら
れた。
本発明における温度制御は非常に厳密なものではない。
低温度(−30℃以下)ではアリールアニオンはトラン
スメタル化でベンジルアニオンを生成せず、炭酸化と酸
性化で最終的に安息香酸を生成する。通常、アリールア
ニオンは一25℃以上で良好に1ヘランスメタル化し、
又少なくとも約+25℃以上の温度が使用できる。
下記は錯体集合体メタル化試薬の利点を示す好適例と比
較例を示すものである。
例    1 乾燥した1−メチルピロリジン(6,0mQ、)とトリ
エチルアミン(10,On+Q、)の混合溶媒に、カリ
ウム第三ブトキシド(17,5g、 、 167mモル
)、85%純度の3−メチルビフェニルエーテルを含む
3−及び4−エチルビフェニルエーテルの異性混合物(
5,53g、、27.9mモル)を添加し、次に窒素気
流下で攪拌しなから0℃で冷却して15分間にわたって
アニソールを添加した。
n−ブチルリチウム(2,5M)(12,0mfl。
、30.0mモル)を10分以上でこの反応混合物に滴
加した。添加終了後、混合物をO’Cで5時間以上攪拌
した。この間に反応混合物は透明赤色からオレンジ色に
変色した。反応終了直後に、反応混合物は窒素雰囲気下
の乾燥箱中でドライアイスで炭酸化し、−昼夜放置した
。得られた白色固体を水(3mΩ、)で加水分解した。
真空下で全揮発成分を除去後、固体ペーストを水に溶解
しペンタンで洗浄した。液相を希塩酸で酸性化しヘプタ
ンで抽出した。このへブタン抽出物を硫酸ナトリウムで
乾燥し、濾過して濃縮すると油状液5゜22g、が得ら
れた。生成物のNMR1IR1質量分析、及びジアゾメ
タンによる酸生成物の処理で得られた対応メチルエステ
ルのガスクロマトグラフィー分析(3%○V−101,
1/8インチO,D、、6フイートカラム、150℃か
ら8℃/分の温度上昇)の結果、得られた物質は3−エ
チルビフェニルエーテルをベースにして77゜4%の収
率の2−(3−フェノキシフェニル)プロピオン酸(9
8%純度)であることが判明した。
生成物2−(3−フェノキシフェニル)プロピオン酸の
スペクトル分析データは下記の通りである: MR (CDI3;TMS):δ  1.44  (d、=7
H2,3H)3.68 (q、   J=7  H2、LH) 、6.73 −
 7.54 (m、9H) IR(正味):2940.2595.1697、165
6、1480、1 450、1415、1243. 1165、1074.933、 757、694cm−1 上記の数値は2−(3−フェノキシフェニル)プロピオ
ン酸の公知試料のスペク1〜ルに一致する。
例   2 この実験は例1に使用されたものと同じ出発物質と反応
径路を使用して行われたがアニソールは使用しなかった
。エーテルによる抽出で、8%の2−(3−エチルフェ
ノキシ)安息香酸と2%の2−メチル−2−(3−フェ
ノキシフェル)−マロン酸を含む粗製の2−(3−フェ
ノキシフェニル)プロピオン酸(90%純度)4..8
3g、の生成物が得られた。収率65% 孤−−y 乾燥した1−メチルピロリジン(6,0mQ、)とトリ
エチルアミン(10,0mQ、)の混合溶媒に、カリウ
ム第三−ブトキシド(11,7g、。
104mモル)、4.15mQ、1.4−ジエチルベン
ゼン(3,60g、26.8mモル)を添加した。フラ
スコを窒素でフラッシュし、反応混合物を15分間氷水
浴中で攪拌した。n−ブチルリチウム(2,50M、>
  (8,○mQ、、20.0mモル)を10分間にわ
たってフラスコ内に滴加した。m−ブチルリチウムの添
加で赤色懸濁液を生じた。反応完了後1反応混合物は窒
素雰囲気下の乾燥箱中で200m℃のドライアイスで炭
酸化した。得られた白色固体は翌朝水(3mΩ)で加水
分解した。真空下で揮発性物質を除去後、固体ペースト
を水に溶解してからペンタンで洗浄した。
水層を希塩酸で酸性化後エーテルで抽出した。この組合
わせ抽出物を硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過して濃縮
し4−エチルフェニルプロピオン酸(2,76g、、1
5.5モル)を得たがこれはn−ブチルリチウムをベー
スにして77.5%の収率に相当する。
生成物中の4−エチルフェニルプロピオン酸のMMRス
ペクトル分析結果は: NMR(CD3SOCD3. TMS) :δ 1.1
6(t、71(z□3H)1.40(d、7tlz、3
H)、2.60(q、7Hz、2H)。
3.69(q、7Hz、IH)、6.96−7.40(
m、4H) 倒−□□矢 1−メチルピロリジン(80mQ)の乾燥溶媒にカリウ
ム第三ブトキシド(17,5g、、156mモル) 、
6.40mQ、、 β−エチルナフタリン(6,30g
、、40.4mモル)を窒素雰囲気下で添加した。氷水
による冷却下で15分間攪拌後、n−ブチルリチウム(
2,50M)(12゜Om、、30.0mモル)を約1
0分間にわたって滴加した。緑青色が発色し内容物はゲ
ル化し始めた。余分の1−メチルピロリジン(50mA
)を添加しゲルを溶液に戻した。反応は0℃で5時間継
続した。最終色は青緑色であった。反応混合物を乾燥箱
に移し、窒素雰囲気下でドライアイス(200m℃、)
で炭酸化した。翌朝、白色固体を水(3+nQ)で加水
分解した。真空下で揮発成分を除去後、ペースト状物質
を水に溶解し、ヘキサンで洗浄しエーテルで(3回)抽
出した。この組合わせエーテル抽出物を硫酸ナトリウム
で乾燥し、濾過し濃縮して粗製2−(β−ナフチル)プ
ロピオン酸結晶(3,43g、)を得た。生成物のNM
Rスペクトル分析及びジアゾメタンによる酸生成物の処
理で得られた対応メチルエステルのガスクロマトグラフ
ィー(3% ○V−101゜1/8インチ○、D、 6
フイートカラム、150℃から8℃/分の温度上昇率)
で得られた分離粗製物質は、2−(β−ナフチル)プロ
ピオン酸と2−メチル−2−(β−ナフチル)マロン酸
の94:6の混合物であった。換言すれば、2(β−ナ
フチル)−プロピオン酸の収率はn−ブチルリチウムを
ベースにして53%であった。
NMR(CD3SOCD、 、 TMS) :δ 1.
58(d、7Hz、3B)、3.98(q、71(z、
1M) 7.30−8.16(m、7H) 貫−一足 例3と同様に反応を行ったがこの例では1,4−ジメチ
ルベンゼンの代りに3.30mΩ、の3−メチルアニソ
ール(3,20g、、26.2mモル)を使用した。同
じ操作で97.3%純度の3−メトキシフェニル酢酸(
4,5g、、26.2mモル)が得られたがこれは3−
メチルアニソールをベースにして100%の収率に相当
する。
生成物中の3−メトキシフェル酢酸のNMRスペクトル
分析値は: NMR(CD3SOCD3. TMS) :δ 3.5
6(s、2H)、3.70(s、3H)。
6.64−7.43(m、4)1) 例   6 例1と同じ物質と方法を使用して反応を行ったがこの例
では、出発物質として3−及び4−エチルビフェニルエ
ーテル混合物の代りに4.50mΩ、のエチルベンゼン
(3゜9 Qg、36.8mモル)を使用した。抽出に
エーテルを使用する同様な操作で純粋な2−フェニルプ
ロピオン酸3.22 g (21,5mモル)が得られ
た。収率72%(n−ブチルリチウムベース)。
NMR(CD、 5OCD3. TMS) :δ 1.
42(d、7Hz、3H)、3.72(q、7Hz、L
H)、7.07−7.53(m、5H) 例   7 例1と同様に反応を行ったがこの例では、錯体集合体を
製造するためのエチルビフェニルエーテルとn−ブチル
リチウムの添加順序を逆にし、乾燥した1−メチルピロ
リジンと、カリウム第三ブトキシドとアニソールを含む
トリエチルアミンの混合溶媒に0℃でn −ブチルリチ
ウムを添加(15分間)した後、エチルビフェニルエー
テルを添加した。次に炭酸化前に4時間0℃で反応混合
物を攪拌した。同様な操作で、3−エチルビフェニルエ
ーテルベースで77.7%の収率で5.24g、の2−
 (3−フェノキシフェニル)プロピオン酸(98%純
度)かられた。
孤−一旦 アニソールを使用せずに例2の反応を行ったがこの例で
は、錯体集合体の製造のためエチルビフェニルエーテル
と且−ブチルリチウムの添加順序を逆にし、又n−ブチ
ルリチウムの添加を一20℃(15分間)で行い、エチ
ルビフェニルエーテルの添加を同じ温度で行った。次に
反応混合物を一20°Cで1時間、炭酸化前O′Cで3
時間攪拌した。同様な操作で、3−エチルビフェニルエ
ーテルベースで80.0%の収率で5.44 g 、の
(3−フェノキシフェニル)プロピオン酸(97%純度
)の生成物が得られた。
坦絞鮭よ この例では錯化剤としてカリウム第二酸ブトキシドの代
りにナトリウム第三ブトキシドを使用し、ベンジルアニ
オンは生成せず、換言すればトランスメタル化反応は起
こらなかった。
80+nQ、の1−メチルピロリジン溶媒にナトリウム
第三ブトキシド(15,0g、、160mモル)、85
%純度の3−エチルビフェニルエーテル(6,80g、
、34.3mモル)を含む3及び4−エチルビフェニル
エーテル(8,OOg。
40.4mモル)の異性体混合物を、氷水で冷却しなが
ら窒素雰囲気下で、全ナトリウム第三ブトキシドが溶解
するまで(15分間)添加した。立−ブチルリチウム(
2,50M)(12,0mQ、。
30.0mモル)を反応混合物に消却(10分間)した
。n−ブチルリチウムの添加後反応混合物に赤色は発生
しなかった。氷水冷却下で5時間、反応混合物は黄色を
維持した。反応混合物は常法通り炭酸化しかつ酸性化し
た。通常の操作で3.08g、の褐色の粘性生成物が得
られた。ジアゾメタンによる酸生成分の処理で得られる
対応メチルエステルのNMRスペクトル分析とガスクロ
マトグラフィーで、3−及び4−エチルフェノキシ安息
香酸の混合物であることが判明し、所望の2−(3−フ
ェノキシフェニル)プロピオン酸は検出されなかった。
換言すれば、この3−及び4−エチルフェノキシ安息香
酸の組合わせ収率は、3−及び4−エチルビフェニルエ
ーテルをベースにして31,5%であった。
上記の3−及び4−エチルフェノキシ安息香酸の混合物
のNMRスペクトル分析値は:NMR(CD3SOCD
、、TMS):δ 1.17(t、71(z、3H)、
2.62(q。
7Hz、2H) 6.60−7.72(m、7B)、7.96(dd。
2Hz、8Hz、 18) 庄較孤1 例1と例2と同じ出発物質と反応を使用し、アニソール
を使用し又は使用せずに一連の実験を行ったが、これら
の実験ではそれぞれ3.50g、。
7.OOg、+ 10.50g、+ 14.0Og、+
17.50g、、21.OOg、をカリウム第三ブトキ
シドに対応するカリウム第三ブトキシド粉末:n−ブチ
ルリチウム比1:1.2:1.3:1.4:1.5:1
及び6:1で使用した。2−(3−フェノキシフェニル
)プロピオン酸体カリウム第三ブトキシド/n−ブチル
リチウム比率を下表に示す。
n−ブチルリチウムの交換反応に対してやっと十分量の
カリウム第三ブトキシドが存在する上記の1=1比率の
場合は、本発明の錯体集合体を使用して得られるよりも
はるかに収率が低い。5:1以上の比率のカリウムt−
ブトキシドを使用しでも有効ではない。
井Id帽劣 この例では反応媒質としてシクロヘキサンを使用し、カ
リウム第三ブ1−キシドは可溶性ではないから微量の酸
生成物が得られたに過ぎない。
125モルのシクロヘキサン溶媒に、氷水冷却下で攪拌
しながら窒素雰囲気下でカリウム第三ブトキシド(14
,0g、、125mモル)を添加した。次にn−ブチル
リチウム(2,50M)(10、OmQ、、25.0m
モル)を、次いで9゜75m12.の3−及び4−エチ
ルフェニルエーテルの異性体混合物(9,75g、、4
9.2rr+Qモル)を添加した。反応混合物は赤−オ
レンジに変色し、内容物は発泡して溶解した。炭酸化と
酸性化に続く常法で微量の酸誘導体が得られた。
坦敗何t この例では、シクロヘキサン中の15.0重量%のカリ
ウム第三アミレート溶液(水溶性の高いカリウム第三ア
ルコキシド)をカリウム第三−ブトキシドの代りに使用
し、反応は緩慢に進行し。
伺 非常に低収率で所望生成物が得られた。
氷水冷却下、窒素雰囲気下で、シクロヘキサン中カリウ
ム第三アミレート(7,36g、、111mモル)の1
5.0重量%溶液117mQ、に、85%純度の3−エ
チルビフェニルエーテル(8゜29g、、41.9mモ
ル)を含む3−及び4エチルビフエニルエーテル(9,
75g、、49゜2mモル)の異性体混合物9.75m
Q、を攪拌しながら添加した。次に10.0mn、のn
−ブチルリチウム(2,50M)(25,0mモル)を
反応混合物に消却(10分間)した。反応混合物を0℃
の5時間の反応後戻酸化した。標準の操作で3.55g
、の褐色の粘性生成物が得られたが、これはNMRスペ
クトル分析で、2− (3−フェノキシフェニル)プロ
ピオン酸、2− (3−エチルフェノキシ)安息香酸と
2−メチル−2−(3−フェノキシフェニル)マロン酸
の、28 : 68 :4の比率の混合物であることが
判明した。換言すればn−ブチルリチウムをベースとし
て16.4%の、2− (3−フェノキシフェニル)プ
ロピオン酸(フェノプロフェン)の収率である。
比較例5 この例では、反応溶媒としてテトロヒドロフランを使用
し、n−ブチルリチウム−カリウム第三アルコキシド錯
体がこの溶媒系で分解することが判明した。
125mQの乾燥テトラヒドロフラン(無水リチウムア
ルミニウム上で乾燥した)に、−20’Cの窒素雰囲気
下、トライアイス/アセトン浴中にカリウム第三ブトキ
シド(14,0g、、125mモル)、]、3.0mQ
、の3−及び4−エチルビフェニルエーテル(13,0
g、、65.7mモル)を添加した。n−ブチルリチウ
ムを(2,50M)(12,5rr+9,313mモル
)を反応混合物に消却した。n−ブチルリチウム1滴で
過渡的に赤色を発生したが、この温度(−20℃)でn
−ブチルリチウムの全添加後赤色は発生しなかった・

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)R^1をC_1_−_1_0アルキル基、アルコ
    キシ基が1〜4の炭素原子を有する低級アルコキシフェ
    ニル又はジアルコキシフェニル基、又はアリールオキシ
    フェニル基、及び2〜5モル当量の KOR^2 ここでR^2は炭素数4〜7のtert−アルキル基、
    1種又は2種以上の下式のトリアルキルアミンNR^3
    R^4R^5 ここでR^3、R^4とR^5がはそれぞれC_1_−
    _1_8アルキル基で、R^3とR^4は一緒になって
    炭素数1〜8のα−ωアルキレン基を形成するとき、 LiR^1 の反応生成物である有機金属化試薬溶液。
  2. (2)カリウムtret−ブトキシド又はカリウムte
    rt−アミレートの反応生成物を含む請求項(1)に記
    載の試薬溶液。
  3. (3)アミンはトリエチルアミン、トリプロピルアミン
    又はトリブチルアミンである請求項(1)に記載の試薬
    溶液。
  4. (4)アミンは環式アミンである請求項(1)に記載の
    試薬溶液。
  5. (5)アミンは¥N¥−メチルプロピリジン又はN−メ
    チルピペリジンである請求項(4)に記載の試薬溶液。
  6. (6)¥n¥−ブチルリチウム又はtert−ブチルリ
    チウムの反応生成物を含む請求項(1)に記載の試薬溶
    液。
  7. (7)カリウムtert−ブトキシド又はカリウムte
    rt−アミレートの反応生成物を含む請求項(6)に記
    載の試薬溶液。
  8. (8)アミンは、トリエチルアミン、N−メチルピロリ
    ジン、¥N¥−メチルピペリジン、¥N¥−エチルピロ
    リジン及び¥N¥−エチルピペリジンからなる群の1種
    又は2種以上である請求項(7)に記載の試薬溶液。
  9. (9)R^6はC_1_−_4のアルキル基又は水素原
    子で、Arは式: ▲数式、化学式、表等があります▼ の置換又は未置換芳香族基で、このR^7とR^8は同
    一でも異なるものでもよく、それぞれ水素原子、アルキ
    ル基、アリール基、OR^9基、このR^9は水素原子
    、アルキル基、アリール基、又は保護O=C−R^1^
    0、ここでR^1^0はアルキル基又はアリール基、又
    は式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる基である: 式AR−CH_2−R^6 のアルキル芳香族化合物を、 LiR^1 ここでR^1はC_1_−_1_0のアルキル基、アル
    コキシ基が1〜4の炭素数を有する低級アルコキシフェ
    ニル又はジアルコキシフェニル基又はアリールオキシフ
    ェニル基であるの反応生成物を含む金属化試薬溶液、及
    び約2〜5モル当量の KOR^2 ここでR^2は炭素数4〜7のtert−アルキル基、
    式: NR^3R^4R^5 ここでR^3、R^4及びR^5はそれぞれC_1_−
    _1_8アルキル基、又はR^3とR^4は一緒になっ
    て1〜8の炭素数のα−ω−アルキレン基を形成する、 と接触させて金属化する工程、を含む下式:▲数式、化
    学式、表等があります▼ で表されるアルカン酸の製法。
  10. (10)反応が約−25℃〜+25℃の間の温度で行わ
    れる請求項(9)に記載の方法。
  11. (11)式:Ar−O−R^1^1 のアリールエーテルが、 ここでR^1^1はC_1_−_4アルキル基、又はA
    r基及びArは式: ▲数式、化学式、表等があります▼ の置換又は未置換芳香族基、上式のR^7とR^8と同
    一でも異なるものでもよく、又それぞれ水素原子、アル
    キル基、アリール基、OR^9このR^9はアルキル基
    又はアリール基、又は式 ▲数式、化学式、表等があります▼ の基を表わす、 アルキル芳香族化合物に対してほぼ等モル量で反応混合
    物中に存在する請求項(9)に記載のアルカン酸の製法
  12. (12)アリルエーテルはアニソールである請求項(1
    1)に記載のアルカン酸の製法。
  13. (13)Arは3−フェノキシフェノル、4−イソブチ
    ルフェル、6−メトキシナフト−2−イン、4−ビフェ
    ニル、3−ベンゾイルフェニル又はフェニルでR^6が
    メチルである請求項(9)に記載のアルカン酸の製法。
  14. (14)試薬は、トリアルキルアミン溶媒中のカリウム
    tert−ブトキシド又はカリウムtert−アミレー
    ト及びn−ブチルリチウム又はtert−ブチルリチウ
    ムの反応混合物を含む請求項(13)に記載のアルカン
    酸の製法。
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