JPS6210095Y2 - - Google Patents

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JPS6210095Y2
JPS6210095Y2 JP6340182U JP6340182U JPS6210095Y2 JP S6210095 Y2 JPS6210095 Y2 JP S6210095Y2 JP 6340182 U JP6340182 U JP 6340182U JP 6340182 U JP6340182 U JP 6340182U JP S6210095 Y2 JPS6210095 Y2 JP S6210095Y2
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JP
Japan
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synthetic resin
fixing
fixed
fixing member
protrusion
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JP6340182U
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JPS58164716U (ja
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は充填材入り合成樹脂部材の固定部の構
造の改良に関するものであり、例えば充填材入り
合成樹脂成型品にブラケツト等の被固定部材を固
定する手段を提供するものである。
従来、合成樹脂部材品固定する手段としてビス
または溶着によつて固定する方法が主として用い
られているが、合成樹脂の強度等を改良する目的
でこの樹脂の内部にガラス繊維、金属繊維、無機
フイラー等の充填材を添加した充填材入り合成樹
脂部材が多く使用されている。
このように合成樹脂に充填材を添加した充填材
入り合成樹脂部材(成型品)にあつては、この充
填材のために合成樹脂自体が脆くなり、ビス止
め、溶着等の手段を利用して固定するとこの成型
品が割れたり樹脂の崩れを起し、目的とする強度
を得ることが困難となる場合が多い。
第1図は従来の充填材入り合成樹脂部材に他の
部材を固定する工程を示すものであつて、A図の
ように充填材を添加して成型した合成樹脂部材1
(この例においては板状体)の上部に複数本の突
起2を同時に成型し、この突起2を固定手段とし
て利用している。
前記部材1の上部にB図のようにブラケツト等
の被固定部材3を固定する際には、まづ部材1の
上面に接着材4を塗布し、この接着材4の上面に
被固定部材3を載置し、この被固定部材3に設け
た穴を通して部材1の突起2を突出させておき、
この突起2に高周波発信機の出力端を当てゝ高周
波によつて溶融してC図のように溶着部5を形成
して合成樹部材1の上に被固定部材3を積層し、
これらを一体化している。
尚、被固定部材3であるブラケツトには必要に
応じてボルト、ナツトその他の附属部品6が設け
られている。
しかしながら従来の固定手段は次の点において
欠点を有している。
まず第1に前記のような一連の工程が複雑であ
る。
第2にその工程を実施するための時間が多く掛
る。
第3に接着材を使用したり、突起自体を溶融し
て固定しているので、固定強度のバラツキが大き
い。
第4に前記のように各種の欠点があるためにこ
の固定に要する費用が増大する欠点がある。
本考案は前記従来技術の欠点を解消することを
目的とするものであつて、その構成は充填材入り
合成樹脂と同一あるいは同様な溶接挙動を有する
合成樹脂によつて固定部材を作り、この固定部材
と充填材入り樹脂部材とを高周波あるいは超音波
溶接によつて固定することを特徴とするものであ
る。
従つて本考案に係る固定手段は、従来のように
充填材入り合成樹脂部材に自体を溶融して大幅な
変形を与えるものではなく、この合成樹脂部材と
は別体の固定部材を準備し、これ自体を溶融して
固定する点に特徴があるのである。
次に図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第2図は本考案の実施例に係る固定手段を示す
第1工程であつて、充填材入り樹脂部材10の表
面に突起20を形成しておき、この突起20に被
固定部材30であるブラケツトに設けた穴31を
嵌合して積層する。そして前記突起20に固定部
材40を嵌合し、この固定部材40に高周波ある
いは超音波溶接機の出力端Wを当てゝ押圧し、主
としてこの固定部材40側を溶融して第3図のよ
うに合成樹脂部材10とブラケツト30を一体化
する。
11は溶着部であつて、この部分は主として固
定部材40の内部の穴が溶融して変形し、突起2
0の表面の一部が溶融して固定される。
合成樹脂部材を構成する樹脂は、従来より知ら
れている熱可塑性樹脂を使用することができる。
また固定部材を構成する樹脂は、前記合成樹脂
部材と同種の樹脂あるいは、熱接着の挙動が類似
したものを使用するのがよい。
固定部材には各種の構造のものを使用すること
が可能である。
第4図は固定部材の各種の例を示すもので、A
図は前記第2図,第3図に示したものゝ拡大図で
あつて、固定部材40の内部には直径が二段の穴
42が設けられており、この穴42の大径部は樹
脂部材10に設けた突起20の頭部を挿入するこ
とが可能な大きさとする。この構造のものにおい
ては、固定部材40の頭部に溶接機の出力端部W
を当てゝ押圧するわけであるが、接着時にその小
径部が溶融して突起20の頭部に押されてその穴
42の直径を拡大しながら次第に固定部材がめり
こむように出力端部Wを押圧することによつて溶
着が進行し、この溶着部を冷却したならば溶接が
完了する。
第4図Bは固定部材40にテーパー穴43を設
けたものであつて、この構造の固定部材は比較的
嵌着し易く、また溶融した樹脂の内、余分のもの
はこの穴43より排出するので、寸法的に緩い制
約のものでも実施することができる。
第4図Cは、固定部材40に設けた穴44の内
部に環状の突起部45を形成したものである。こ
の構造の固定部材の場合には、前記環状の突起部
45の先端部あるいは全体が溶融して合成樹脂部
材の突起と溶着されることになる。
第4図Dはハツト型のものであつて、穴42の
と上部が蓋部46によつて閉止されている点でシ
ール性が良好である。
第4図Eは固定部材40にボルトやナツト等の
附属部品60を設けたものを示しており、テーパ
ー状の穴42を設けて嵌合し易くしている。
第4図Fは固定部材40の一面に位置決め部4
7を設けたものであつて、その中央部にテーパー
状の穴42を設け、この穴42を合成樹脂部材1
0に設けた突起20に係合するように構成したも
のである。
前記位置決め部47は通常は穴42と同心円、
環状の突起であつて、被固定部材に設けた穴ある
いは凹部と嵌合して被固定部材と樹脂部材との間
の位置を正確に決定する機能を有する。
第5図は多点数止め形式のものを示しており、
合成樹脂部材10の表面に複数個の突起20を配
設し、被固定部材30に設けた穴31に前記突起
20を挿入する。一方、固定部材40には前記突
起20に相当する位置に穴42が複数個設けられ
ており、この穴42に前記突起20を嵌合して前
記と同様な方法で溶着することによつて固定す
る。
第6図はさし込み形式の固定部材を示し、固定
部材40の下面に複数個の突起20を設け、被固
定部材30に設けた穴31を前記突起20を貫通
させ、樹脂部材10に設けた穴あるいは凹部15
に挿入し、前記のようにして固定部材40と樹脂
部材10とを高周波あるいは超音波によつて溶接
するものである。
本考案は、前記のように充填材入り合成樹脂成
型品に被固定部材を固定する手段として、前記成
型品と同種のあるいは溶接の挙動がこの充填材入
り合成樹脂と類似した固定部材を利用し、この固
定部材には充填材を充填しないかあるいは充填し
たとしても溶接の際に作業が困難であつたり、ま
た割れを生ずることのない材料を使用することに
特徴がある。
従つて、本考案によれば被固定部材、例えばブ
ラケツト等が溶着で取り付けを完了するために固
定に要する時間を著しく短縮することができる。
また、工程が簡単で単純であるため、短時間で
取り付けが完了するため、製品のバラツキが少な
い。
更に、部品点数が少なく、短時間で作業が済も
ので、製作費を低下させることができる。
更にまた、被固定部材の位置決めと接合が同時
に行なえるので工程を簡略化すると共に、位置が
正確となる。
本考案は特に家具の取手の取付け、テーブル等
の化粧板の取付け、写真用パネルの取付け、電気
配線時の基板と部品の取付け、車のボデーと外装
用樹脂部材の取付け、シヨウインドの樹脂装飾品
の取付け等に利用することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の充填材入合成樹脂部材と他の部
材との固定手段を示す説明図、第2図および第3
図は本考案の固定構造を示す図、第4図A〜F図
は固定部材の各種の例を示す断面図、第5図は多
点を同時に止める構造を示す図、第6図は多点を
同時に止める差し込み形式の構造を示す図であ
る。 10……合成樹脂部材、20……突起、30…
…被固定部材、40……固定部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 充填材入り合成樹脂部材に被固定部材を固定す
    る構造であつて、前記合成樹脂部材に突起あるい
    は凹部を形成し、前記突起あるいは凹部に前記合
    成樹脂部材と同種あるいは同様な性質を有する合
    成樹脂からなる固定部材を嵌合あるいは挿入し、
    この固定部材を高周波あるいは超音波を利用して
    少なくともこの固定部材の嵌合部を溶融接合して
    被固定部材を、前記合成樹脂部材と前記固定部材
    とにより挟持したことを特徴とする充填材入り合
    成樹脂部材の固定構造。
JP6340182U 1982-04-30 1982-04-30 充填材入り合成樹脂部材の固定構造 Granted JPS58164716U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6340182U JPS58164716U (ja) 1982-04-30 1982-04-30 充填材入り合成樹脂部材の固定構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6340182U JPS58164716U (ja) 1982-04-30 1982-04-30 充填材入り合成樹脂部材の固定構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58164716U JPS58164716U (ja) 1983-11-02
JPS6210095Y2 true JPS6210095Y2 (ja) 1987-03-09

Family

ID=30073504

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JP6340182U Granted JPS58164716U (ja) 1982-04-30 1982-04-30 充填材入り合成樹脂部材の固定構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2577366B2 (ja) * 1986-12-03 1997-01-29 株式会社吉野工業所 部材組付け方法

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JPS58164716U (ja) 1983-11-02

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