JPS6197418A - ポリアリレ−ト繊維 - Google Patents

ポリアリレ−ト繊維

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JPS6197418A
JPS6197418A JP21905684A JP21905684A JPS6197418A JP S6197418 A JPS6197418 A JP S6197418A JP 21905684 A JP21905684 A JP 21905684A JP 21905684 A JP21905684 A JP 21905684A JP S6197418 A JPS6197418 A JP S6197418A
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JP
Japan
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polyarylate
group
carbon atoms
acid
fiber
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Application number
JP21905684A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Matsumoto
哲夫 松本
Bunpei Imura
井村 文平
Eiji Ichihashi
市橋 瑛司
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Nippon Ester Co Ltd
Original Assignee
Nippon Ester Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、耐熱性に優れたポリアリレート繊組に関する
ものである。さらに詳しくは、芳香族ジオールと芳香族
ジカルボン酸より重縮合によって得たポリアリレートか
ら得られる耐熱性に優れた高強度のポリアリレート繊維
に関するものである。
(従来の技術) 従来より、耐熱性高分子として全芳香族ポリアリレート
が知られている。
たとえば、4−ヒドロキシ安息香酸ホモポリマーや同コ
ポリマー(たとえば住友化学の商品名「エコノールJ 
)、 するいは2,2−ビス(4−ヒドロ阜ジフェニル
)−プロパン(以下ビスフェノールA : BAと略称
する。)とテレフタル酸(以下TPAと略称する。)及
びイソフタル酸(以下IPAと略称する。)とからなる
ポリマー(たとえばユニチカの商品名「Uポリマー」)
がかって提案され、現在では市販もされている。特に、
後者のボリアりレートについては文献にも多くの製造方
法が記載されており、それらは本質的に三つの方法に大
別される。
即ち。
(1)芳香族ジオールをアルカリ金属塩としたものと芳
香族ジカルボン酸シバライドとをそれぞれ溶液として液
・液接触させ、溶液中もしくは両相の界面で反応させる
酸ハライド法。
(2)芳香族ジオール成分をジエステル誘導体とした後
、芳香族ジカルボン酸と反応させるジアセテート法。
(3)芳香族ジオールと芳香族ジカルボン酸のジアリー
ルエステルとを反応させる方法。
である。
ところで、これらポリアリレートは主としてエンジニア
リングプラスチノクとして用いられてきたが、繊維とし
てはあまり知られていない。これは従来製造されてきた
ポリアリレートは繊維とした時に強度が低く、実用的で
なかったためで、心)ろうと思われる。
例えば、IPA−BAポリマーを酸クロライド法で製造
することは、 J、 Polym、 Sci、、旦、Q
 ] 959 )をはじめとしてすでに公知であるが2
本発明者等の知見てよれば酸クロライド法で重合度60
以上の高重合度のポリマーを得ることは極めて困難であ
り、かつ60未満の重合度では実用的な強度の繊維を得
ることはできない。
さらに、!4開昭49−71212号公報には酸クロラ
イド法で得たポリアリレートを紡糸、延伸して繊維化す
る提案がなされているが9強度は依然5I/デニール未
満に留まっていた。
(発明が解決しようとする問題点) このよう[、IPA−BAポリマーに代表される芳香族
ジオールと芳香族ジカルボン酸より重縮合によって得た
ポリアリレートは以前から優れた物性を有するとされて
きたが、製造方法等の問題があって高強度のものを得る
ことができず、繊維用途として実用化されるには至らな
かった。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、高強度の耐熱性ポリアリレート繊維を得
るべく鋭意研究を重ねた結果、前記したジアセテート法
により製造され、特定の物理的性質を付与されたポリア
リレートを繊維とした時に高強度のポリアリレート繊維
が得られることを知見し9本発明に到達した。
本発明の主たる目的は2強度が高く、シかも高温で使用
できるポリアリレート繊維を提供することにある。
本発明は、前記の問題点を解決するために次の構成を有
する。
すなわち、下記繰り返し単位(1)で示される融点30
0L以上、ガラス転移点160℃以上、平均重合度60
以上、末端のアセチル基濃度が2〜100eq/lon
のポリアリレートの少なくとも1種からなり。
5g/デニール以上の引張強度と] 009/デニール
以上の引張弾性率を有するポリアリレート繊維であり。
(式中、R1,R2,R3は水素原子、炭素原子1〜2
0個を有するアルキル基、炭素原子1〜20個を有する
アリール基、金属塩スルホネート基を有する基およびハ
ロゲン原子から選ばれた同種または異種の基を表し、 
 11. R2; i3はそれぞれ1〜4である。R4
は炭素原子1〜8個を有するアルキレン基、炭素原子1
〜8個を有するアルキリデン基、炭素原子1〜8個を有
するアリーレン基、炭素原子9個以下のシクロアルキレ
ン基、炭素原子9個以下のシクロアルキリデン基。
0、 S、 80. SO2およびCOから選ばれた基
を表し、  714は0または1である。)好ましくは
2式(1)で示されるポリアリレートが下記式(II)
で表される繰り返し単位からなるポリアリレート繊維を
要旨とするものである。
H3 本発明の繊維を構成するポリアリレートの平均重合度(
Pn)は、60以上、好ましくは70以上。
さらに好ましくは80以上であり、好ましくは60〜2
00.最適には60〜100の範囲である。平均重合度
がこの範囲より小さいと前記した耐熱性をはじめとする
各種の物理的9機械的、化学的特性値が劣り、一方、平
均重合度がこの範囲より大きいと溶融粘度が高くなぬす
ぎて流動性などが損われたり、融点が高くなりすぎて成
形温度が高くなったりして共に好ましくない。
また1本発明の繊維の製造て用いるポリアリレートの末
端のアセチル基濃度は2〜100eq/lonでなけれ
ばならない。末端のアセチル基濃度がこの範囲より少な
いと、溶融成形時の流動性が悪く繊維化が困難となり好
ましくない。一方、この範囲より多いと、得られるポリ
アリレート繊維の加熱時の安定性が低下し好ましくない
さらに1本発明の繊維の製造て用いるポリアリレートの
融点ならび眞ガラス転移点は、融点300℃以上、ガラ
ス転移点160℃以上、好ましくは融点310℃以上、
ガラス転移点170℃以上、最適には融点320℃以上
、ガラス転移点180℃以上でなければならない。融点
なら、びにガラス転移点がこの値より低いと、前記した
耐熱性をはじめとする各種の物理的9機械的、化学的特
性値が劣り好ましくない。
本発明の繊維の製造に用いるポリアリレートの製造法と
しては、芳香族ジオールと芳香族ジカルボン酸を酸無水
物の存在下で直接反応させることが好適であるが、縮合
により所定の構造を有する反復単位を形成しうる適切な
官能基を有した芳香族ジカルボン酸またはそのエステル
形成性誘導体と芳香族ジオールとを酸無水物の存在下で
直接反応させる種々のエステル形成法を利用することに
より行うことができる。
芳香族ジカルボン酸の例としては、TPA、IPA、 
 フタル酸あるいはこれらの芳香族ジカルボン酸のベン
ゼン環に1〜4個の炭素原子1〜20個を有するアルキ
ル基、炭素原子1〜20個を有する了り−ル基、金属塩
スルホネート基等の置換基を有するものなどが挙げられ
るが、IPAが特に好適に用いられる。必要に応じ、前
記芳香族ジカルボン酸の混合物を用いてもよい。
一方、芳香族ジオールの例としては、BA、4゜4′−
(ジヒドロキシフェニル)−スルホン(ビスフェノール
S二以下BSと略称する。)、とりわけBAが好適に用
いられるが、その他ビス−(2−ヒドロキシフェニル)
−メタン、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−メタン
、ビス−(4−ヒドロキシ−2,6−シメチルー3−メ
トキシフヱニル)−メタン、1.1−ビス−(4−ヒド
ロキシフェニル)−メタン、1,1−ビス−(4−ヒド
ロキシ−2−クロロフェニル)−エタン、1.3−ヒス
−(3−メチル−4−ヒ)”ロキシフェニル)−フロパ
ン、2゜2−ビス−(3−インプロビル−4−ヒドロキ
シフェニル)−フロパン、4.4’−(ジヒドロキシフ
ェニル)エーテル、2.2’−ビス−(4−ヒドロキシ
フェニル)−ペンタン、3.3’−ビス−(4−ヒドロ
キシフェニル)−ペンタン、2.2’−ビス−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−へブタン、’4.4’−(ジヒド
ロキシフェニル)−スルフィ)”、  4.4’−(ジ
ヒドロキシフェニル)−スルホキシド、  4.4’−
(ジヒドロキシフェニル)−スルホン、4.4’−(ジ
ヒドロキシベンゾフェノン)、ヒドロキノン等も用いる
ことができる。
本発明の繊維の製造に用いるポリアリレートの製造法と
しては、芳香族ジオールを予め酸無水物と反応させ、芳
香族ジオールのエステル体を形成させてから芳香族ジカ
ルボン酸と反応させ、ポリアリレートプレポリマーを生
成させる方法でもよい0 酸無水物としては、炭素原子1〜8個の低級脂肪酸の酸
無水物、たとえば無水酢酸、無水クロル酢酸、無水ジク
ロル酢酸、無水トリクロル酢酸。
無水ブロム酢酸、無水グルタル酸、無水マレイン酸、無
水コハク酸、無水β−ブロムプロピオン酸。
無水プロピオン酸、無水酪酸、無水イソ酪酸、無水プロ
ピル酢酸等が挙げられるが、特眞無水酢酸が好ましい。
炭素原子数が8個を越えると、核酸無水物の沸点が高く
なりすぎ、後述する工程(Qの重縮合工程における反応
速度が低下し好ましくない。
このポリアリレートプレポリマーを製造するに際し、芳
香族ジオールと芳香族ジカルボン酸と酸無水物との仕込
時のモル比は2通常1 : 0.8 : 1〜] : 
1.2 : 10.好ましくは1 : 0.9 : 2
〜1 : 1.1 :4、最適には]:1:2とするの
が好ましい。
また、上記反応においては、エステル化反応。
エステル交換反応2型縮合反応が関与し、かかる各反応
を促進するためには通常触媒が用いられるが、たとえば
各種金属化合物、あるいは有機スルホン酸化合物の中か
ら選ばれた1種以上の化合物を用いるのが好適である。
かかる金属化合物としては、アンチモン、チタン、ゲル
マニウム、スズ。
亜鉛、アルミニウム、マグネシウム、カルシウム。
マンガン及びコバルトなどの化合物が用いられ。
一方、有機スルホン酸化合物としては、スルホサリチル
酸、0−スルホ無水安息香酸(以下O8Bと略称する。
)などの化合物が用いられるが、ジメチルスズマレート
(以下C8と略称する。)が特に好適て用いられろ。前
記触媒の添加量としては。
ポリアリレートの構成単位1モルに対し2通常旧×10
〜100XIOモル、好ましくは0.5 X 10”−
4〜50X]0 モル、最適には1×10〜10 X 
10モル用いられる。
また、上記エステル化反応、エステル交換反応及び重縮
合反応の各反応工程〔以下工程(5)、(B)。
(C)と称することにする。〕の温度条件及び反応時間
は、まず工程(ト)においては通常常圧下、前記した酸
無水物の沸点以下の温度9通常100〜150℃で1〜
8時間、好ましくは120〜150℃で2〜5時間、最
適には140〜150℃で2〜3時間とするのが好まし
い。この際、即ち工程(5)の最後て反応に上り生じた
カルボン酸や過剰の酸無水物を蒸溜により糸外へ溜出さ
せることが特に好適である。
次いで、工程(B)においては通常減圧下(10〜50
0torr ) +前記した酸無水物の沸点以上の温度
通常150〜300℃で1〜8時間、好ましくは200
〜280℃で2〜8時間、最適には260〜280℃で
2〜6時間反応させるのが好ましい。さらに好ましくは
、工程(5)と工程(B)の間に常圧下、前記した酸無
水物の沸点以上の温変9通常150〜300 ℃で1〜
8時間、好ましくは200〜280℃で2〜6時間、最
適ては260〜280℃で2〜4時間反応させるのが好
ましい。このようにして反応させると。
反応物はスラリー状態から透明な液体へと変化し。
ポリアリレートプレポリマーが得られる。この範囲を越
えて反応させると、ポリアリレートプレポリマーは粒状
となって固体で析出してしまい、好ましくないことがあ
る。さらに工程(C)においては。
工程(B)で得たポリアリレートプレポリマーをそのま
ま溶融重縮合するが、あるいは該プレポリマーを溶融状
態のまま一旦払出し、適当な形状(たとえばフレーク状
)K成形した後、該プレポリマーを減圧下(通常0旧〜
5 torr ) +通常150〜350℃で1〜50
時間、好ましくは200〜320℃で2〜40時間、最
適には260〜280℃で4〜30時間固相重縮合させ
ることによって2本発明の繊維の製造冗好適に用いうる
ポリアリレートを製造することができる。
なお、ポリアリレートの製造工程(0においては。
得られたプレポリマーを溶融重合もしくは固相重合させ
るのであるが、固相重合を採用する場合。
以下に述べる温度条件で反応させろことが経済的。
かつ操業性良く高品質のポリアリレートを製造する上で
好ましい。
即ち、ポリアリレートプレポリマーをフレーク状、顆粒
状、粉体状、チップ状等の任意の形状としてポリアリレ
ートプレポリマーを加熱して固相重合させると、ポリア
リレートプレポリマー自体の融点は次第に上昇する。し
かしながら、この時の加熱温度は該プレポリマーのDS
C法(昇温速度20℃/分)で求めた融点ピークの立ち
上がり温度を越えない温度に順次昇温しでゆくことが好
ま(−い。かかる融点ピークの立ち上がり温度は通常該
プレポリマーの融点より5〜40℃程度低いため。
従来公知の方法眞よりポリアリレートプレポリマーをそ
の融点以下で、かつ融点に近い温度て加熱して同相重合
させたのではポリアリレートプレポリマーが固着し2作
業性が極度π悪化するのみならず2反応速度が著1. 
<低下して実用的な速度で高重合度のポリアリレートを
得ろことができないことがある。
上記のごときポリアリレートの製造方法によれば、溶媒
を用いないので、プレポリマーやポリマーの分離、生成
の必要がなく、また、高価な溶媒を用いないので、経済
的にポリアリレートを製造できるし、そして、ポリアリ
レートプレポリマーをさらに高重合化する際の処理が簡
単であり、極めて操業性が良い。
このようにして得たボリアリレー・トな常法に従って紡
糸、延伸することにより、引張強度5.9/デニール以
上、引張弾性率100.9/デニール以上、好ましくは
引張強度8g/デニール以上、引張弾性率150g/デ
ニール以」−2最適には引張強度1(J11/デニール
以上、引張弾性率200g/デニール以上の本発明のポ
リアリレート繊維を得ることができる。強度2弾性率が
前記した値以下ではポリアリレート繊維としての前記し
た耐熱性をはじめとする各種の物理的2機砿的、化学的
特性値が劣り好ま1. <ない。
(実施例) 以下、実施例をあげて本発明をさらに詳しく説明する。
例中、ポリマーの平均重合度は、ゲルパーミュ工−ショ
ンクロマトグラフィ−(東洋曹達社製HLC−801A
型)を用い、ヘキサフルオロインプロパツールを2.5
 mo 1%含有するクロロホルムを溶媒として39℃
の温度で測定した数平均分子量を繰り返し単位の分子量
で割ることにより求めた。
また、ガラス転移点温度および融点は、差動熱量側(パ
ーキンエルマー社ynsc−2型)を用いて測定1〜だ
一方、ポリアリレートは、赤外線吸収スペクトル、NM
Rスペクトル、ガラス転移点温度および元素分析により
同定した。
なお、末端アセチル基濃度は、質量分析計(日本電子社
製D −300型)を用い、試料6■をダイレクトキャ
ピラリー中て挿入し、ダイレクトマススペクトルを測定
し、アセチル基に由来するm/e=60のマスフラグメ
ントの強度をマスクロマトグラフィーによって求めたも
のである。
実施例I BAとIPAならびて無水酢酸をモル比で1=1:2で
仕込み、触媒としてC8をポリアリレートの構成単位1
モルr対し、4X1.Oモルを加え窒素雰囲気下、常圧
150℃で2時間混合しながら反応させ、さらに100
torr、  270℃で2.5時間反応させた。
この反応物は、平均重合度6であり、DSC法による融
点ピークの立ち上がり温度が144℃であった。
この反応物を固化粉砕後、さらに0.1 torrの減
圧下150℃より反応を始め2反応物を2時間毎にサン
プリングしてDSC法により融点ピークの立ち上がり温
度を求め、その温度を越えない温度に順次昇温して反応
を行い、最終的に280℃まで温度を上げて1合計20
時間固相重縮合した。
得られたポリアリレートは、末端アセチル基濃度が13
eq/lon、平均重合度94.融点322℃で色調、
透明性に優れた結晶質ポリマーであった。また、このポ
リアリレートを赤外線吸収スペクトル。
および元素分析により分析したところ2次に示すような
結果が得られ、下記の構造の繰り返し単位を有するポリ
アリレートであることを確認した。
CH30 即ち、赤外線吸収スペクトルにおいては1782犀に芳
香族カルボン酸エステルのC−0に基づく吸収が、73
5に、782ににパラ置換芳香族の吸収が見られた。元
素分析の結果では、  C= 77.62%(理論値7
7.08%)、H=5.12係(理論値5.06%)と
いう結果が得られた。
このようにして得たポリアリレートを常法に従って紡糸
ロ金径0.3mm、紡糸温度375℃、紡糸速度140
0271/分で紡糸し、しかる後、33倍に延伸し。
引張強度1059/デニール、引張弾性率324 El
/デニールのポリアリレート繊維(75デニール/36
フイラメント)を得た。
実施例2 反応装置にBSとIPAならびに無水酢酸をモル比で1
:1:2で仕込み、触媒としてC8をポリアリレートの
構成単位1モルに対し、3X]、0モJしを加え窒素雰
囲気下常圧150℃で2時間混合しながら反応させた。
この反応物をさらに常圧下270℃で2時間反応を行い
、さらに1.00torr、  270℃で4時間反応
させた。この間、生成物はスラリー状態から透明になっ
た。
この反応物をさらに0.1 torrの減圧下250℃
で反応を行い、最終的に280℃まで温度を上げて9合
計30時間固相重縮合した。
得られたポリアリレートは末端アセチル基濃度が27e
q/lon、平均重合度65.融点299℃で色調。
透明性に優れた結晶質ポリマーであった。また。
このポリアリレートを赤外線吸収スペクトルおよび元素
分析により分析したところ9次に示すような結果が得ら
れ、下記の構造の繰り返1一単位を有するポリアリレー
トであることを確認した。
即ち、赤外線吸収スペクトルにおいては1785にに芳
香族カルボン酸エステルのC=0に基ツく吸収が、74
0に、780ににパラ置換芳香族の吸収が見られた。元
素分析の結果では、  C=62.67%(理論値63
.15係)、1(=3.05%(理論値318係)。
S=8.12%(理論値843%)という結果が得られ
た。
このようにして侍だポリアリレートを実施例1と同様に
紡糸、延伸し引張強度8.3El/デニール、引張弾性
率257117デニールのポリアリレート繊維な得た。
比較例1 テレフタル酸ジクロリド/イソフタル酸ジクロリドのモ
ル比が50150の混合酸ジクロリドの塩化メチレン溶
液とBAのアルカリ水溶液とより。
界面重合法により製造した重合度65.末端アセチル基
の濃度がOの共重合ポリアリレートを、紡糸温度を紡糸
可能な温度である390℃とした以外は実施例1と同様
に紡糸、延伸したが、引張強度は3.8EI/デニール
に過ぎながった。
比較例2 BAとIPAならびに無水酢酸なモル比で1=1=2.
5で仕込み、触媒としてC8をポリアリレートの構成単
位1モルに対し、4X10 モルを加え窒素雰囲気下常
圧150℃で4時間混合しながら反応させた以外は実施
例1と同様に重合、紡糸、延伸した結果、得られたポリ
アリレートの末端アセチル基の濃度は129eq/lo
nであり、得られた繊維の引張強度は42g/デニール
て過ぎなかった。
゛(本発明の効果) 本発明てよれば、引張強度、引張弾性率が優れたポリア
リレート繊維を得ることができる。
本発明の繊維を構成するポリアリレートは。
末端子セチル基の濃度が特定の範囲にあり、成形性に優
れている。
重合度が高く、繊維とl−で有用なものを成形できる。
ガラス転移点が特定の値以上であるので、耐熱性に優れ
ている。
など、単に重合度、融点、ガラス転移点が高いだけでな
く、末端アセチル基の濃度が特定の範囲にあるので、高
強度、高弾性率の耐熱性合成繊維として優れた物性を有
する高強度ポリアリレート繊維を容易に、かつ経済的に
得ることができる。
本発明のポリアリレート繊維は特に耐熱性を要求される
用途に使用されろ繊維として極めて有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記繰り返し単位( I )で示される融点300
    ℃以上、ガラス転移点160℃以上、平均重合度60以
    上、末端のアセチル基濃度が2〜100eq/tonの
    ポリアリレートの少なくとも1種からなり、5g/デニ
    ール以上の引張強度と100g/デニール以上の引張弾
    性率を有するポリアリレート繊維。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1、R_2、R_3は水素原子、炭素原子
    1〜20個を有するアルキル基、炭素原子1〜20個を
    有するアリール基、金属塩スルホネート基を有する基お
    よびハロゲン原子から選ばれた同種または異種の基を表
    し、n1、n2、n3はそれぞれ1〜4である。R_4
    は炭素原子1〜8を有するアルキレン基、炭素原子1〜
    8個を有するアルキリデン基、炭素原子1〜8個を有す
    るアリーレン基、炭素原子9個以下のシクロアルキレン
    基、炭素原子9個以下のシクロアルキリデン基、O、S
    、SO、SO_2およびCOから選ばれた基を表し、n
    4は0または1である。)
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