JPS6196985A - 細胞クロ−ンの製造方法 - Google Patents

細胞クロ−ンの製造方法

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JPS6196985A
JPS6196985A JP59218678A JP21867884A JPS6196985A JP S6196985 A JPS6196985 A JP S6196985A JP 59218678 A JP59218678 A JP 59218678A JP 21867884 A JP21867884 A JP 21867884A JP S6196985 A JPS6196985 A JP S6196985A
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JP
Japan
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antibody
producing
substance
cells
cell
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JP59218678A
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Noriya Ono
典也 大野
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Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K16/00Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
    • C07K16/18Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans
    • C07K16/26Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans against hormones ; against hormone releasing or inhibiting factors

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  • Immunology (AREA)
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Endocrinology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、被免疫動物に対して、ホルモン、酵素、その
他の生体活性物質等の一般に免疫学的寛容状態にあると
考えられる物質に対しても特異的に反応する抗体を産生
ずる能力を有するハイブリドーマ細胞株を樹立する方法
に関する。
WIIS細胞(5pleen  Ca1ls)および骨
髄腫細胞(myeloma  Ce1ls )tf)細
胞融合法ニヨるハイブリドーマ細胞に特貫抗体を産生さ
せる方法は、ケーラー(Kohler)及びミルシュタ
イ7 (Mtlstein)によシ報告され(Kohl
er。
G、、and  Mtlstein、G、  (197
5)Nature  2互6:495参照〕、その後の
種々の改良がなされて、現在に至っているCGa1−f
ra、G、、Rows、S、C,、MilatttnC
,、BlLtchar、G、Ii’、、and How
ard。
J、C,(1977)Natsra  266:5sO
1Galfra、G、、Milatein、C,、an
dFright、  B、  (1979)Natur
tt  277: 131、Shulman、M、、a
nd Kohler。
C,(1978)NatlLyg 276:269等参
照〕。しかし被免疫動物に対して免疫学的寛容物質、即
ち免疫担当細胞に自己と認識されてしまう物質に対して
は、生体は一般に抗体を産生じ得えないことが知られて
いる。かように、既知の方法によっては、生体活性物質
その他の特殊な物質に対しては、特異抗体を産生ずるハ
イブリドーマ細胞は産生じ得ないか極めて低率にしか産
生じ得ないのが現状である。
かかる実情に鑑みて、本発明者は、被免疫動物として、
自己免疫疾患状態にあるか又は遺伝的に自己免疫疾患に
なりやすい動物を用いることに着目し、かかる病的状態
にあるマウスを用いることによシ、マウスに免疫学的寛
容物質であることが知られているマウス乳癌フィルス(
MMTV)F)外殻たんばく質の一つであるGP52(
分子量521O00の糖蛋白質0hno、T、、Mes
a  −Tejada、  R,、Keyder、  
1.、Eamana−rayanan、M、、Bawa
ch、  J、、  and2464参照〕に対す参照
体産生バイブリド−?臂細胞の産生の技術を確立するに
至1)、GP52に特異的に反応するモノクローナル抗
体の継続的な・収得に成功した。さらに、酵素であるエ
クオリン(Attqw−orin )及びホルモンであ
るインスリンを抗原として、これに対する抗体産生に成
功し、本発明を完成するに至った。
しかして、本発明によれば、自己免疫疾患状態にあるか
又は遺伝的に自己免疫疾患になりやすい動物を該動物と
同一種の正常な動物に対しては免疫学的寛容状態にある
物質で免疫し、この免疫動物から抗体産生細胞を取得し
て骨髄腫細胞とのノ・イブリドーマを形成させ、次いで
このノ・イブリド−マをクローン化することにより、上
記免疫学的寛容状態にある物質に対して特異性を示す抗
体を産生ずる細胞クローンを選択することを特徴とする
、免疫学的寛容状態にある物質に対して特異性を示す抗
体を産生ずる細胞クローンの製造方法が提供される。
本明細書において、「自己免疫疾患状態」とは生体の病
的状態のひとつで、自己と非自己とを識別する生体の認
識機構が不完全である状態であシ、本来なら自己と免疫
担当細胞系に認識されて決して抗体産生を見ない物質に
対しても抗体を産生じてしまう様になる生体の病的状態
をいい、この自己免疫疾患についてのさらに詳しい情報
に関しては、例えばTHEOFILOPOULO5,A
、。
DIXON、F、(1982)Am、J。
pothol、108:321−365を参照されたい
また、「遺伝的に自己免疫疾患になりやすい」動物とは
、該動物種において実験用近文系動物系(兄妹交配によ
って遺伝的に純化された系統)として系統育成されてい
る動物で、その90%以上の個体が自己免疫疾患になる
動物をいう。
モノクローナル抗体の産生q技術において、抗原物質で
まづ動物を免疫する必要がある。被免疫動物としては、
マウスことにB A L B / c系マウスが一般に
用いられている。これは細胞融合法を行なう上で骨髄腫
細胞と同系同種のマウス(BALB/c’)からの胛細
胞を用いるのが良いと一般的に信じられているからであ
る。本発明者は、このBALE/c、系マウスを用いて
、マウス乳癌ウィルスMMTV−gp52によって免疫
してこのMMTV−gp52に対する特異抗体を産生ず
るハイブリドーマ細胞を得るととを試みた結果、360
0ハイブリドーマ細胞を検索して71゛クローンを得た
のみであった。
本発明において、自己免疫疾患状態にあるか又は遺伝的
に自己免疫疾患になりやすい動物として、遺伝的に自己
免疫異常に陥るマウス系NZBとNzr系ffウス+7
)−代雑種(7’+  ): (NZB×NZW)Fl
、又はNZE系、BXSB系、MRL/l系、MRL/
%等のマウス(以下このようなマウスを「自己免疫異常
マウス」という)を免疫胛細胞を得るための被免疫動物
として用いることによシ、極めて高率に抗MMTV−g
p52抗体を産生ずるハイブリドーマ細胞を産生じ得る
ことが見い出された。
この自己免疫異常マウスはヒトの自己免疫疾患の一つで
あるSLE(Systemic  LupusEryt
hgmatosss )全身性紅斑性狽唐/全身性エリ
テマトーデスと極めて遅遅した症状を呈する実験動物系
であることが知られている。本発明では、これら動物が
自然に発病して来る退会の1〜2週令退会マウスを用い
、この自己免疫異常マウスに対して、免疫学的寛容状態
にある物質を抗原として免疫を開始し、抗体力価が充分
に高くなるまで免疫を繰シ返し、例えば数回の追加免疫
′を行なったのち、最終免疫の3日後に免疫動物から抗
体産生細胞、例えば胛細胞を取得し、これを骨髄腫細胞
との細胞融合法によシ融合させて、免疫学的寛容状態に
ある物質に対して特異性を示す抗体を産生ずる牌、細胞
と骨髄腫細胞とのハイブリドーマを形成させる。胛細胞
と骨髄腫細胞との融合はそれ自体公知の細胞融合法、例
えば前述のクーラー及びミルシュタインによシ報告され
た方法により容易に行なうことができる。その際、EA
T選択培地のような融合細胞(ハイブリドーマ細胞)の
みが生存する限定選択培地と用いることによシ、ハイブ
リドーマ細胞を高収率で取得することができる。
なお、本明細書において使用する「免疫学的寛容状態に
ある物質」とは、正常状態にある生体では、すべての生
体の構成要素と産生物に対して、生体の免疫担尚細胞系
はこれを自己と認識して、これらの物質には抗体を産生
じない、たとえば生体の産生ずるホルモンや神経伝達因
子、酵素などは一般には生体にとって自己と認識されて
これに対する抗体は産生されない一心^÷9物質のこと
を言う。
但しヒトとマウスの間のように種が異なると同様の活性
を有している物質でもその構造がまったく異なる物質で
あれば、この限シではない。即ち抗体は産生される訳で
ある。しかし一般的に言って、上記のホルモンや酵素等
は種が異っても物質の構造上の相違は極めて僅かなのが
一般的でらシ、そのために種が異なる場合にも、これら
の物質に対して抗体を産生させることは極めて困難であ
る場合が多い。
上記の如くして調製されるハイブリドーマ細胞群からは
次いで、免疫に用いた抗原物質(免疫学的寛容状態にあ
る物質)に対して特異反応性を示す抗体を産生ずる能力
のある細胞を検索しクローニングする。この検索及びク
ローニングはそれ自体公知の方法で行なうことができ〔
例えば、xohter、  Mit、1ltain ら
による前述の文献参照〕、例えば、ELISA法によシ
検索し、これを限界希釈法によってクローニングするこ
とによシ、モノクロ〒ナル抗体産生株化細胞を取得する
ことができる。
この場合の細胞融合の技術は融合細胞の培養によシ均質
な、いわゆるモノクローナル抗体を連続的に生産せしめ
ることを可能にする技術でsb、その生産方法の一般的
な概要自体はすでに公知であシ〔例えばKohltr、
Milsteinらによる前述の文献参照〕、本発明に
おいてもその方法をその1ま利用することができるので
、ここでは該文献の引用を以って詳細な説明を省略する
以上述べた本発明の方法は、自己免疫異常系のマウスを
免疫寛容物質で免疫することによシ、免疫学的寛容状態
を簡単に破壊し得ることを証明したものであシ、シかし
て本発明の方法によれば、生体活性物質等従来の方法で
は抗体を産生ずることが極めて困難であると考えられて
いた免疫学的寛容状態にある物質に対する抗体産生細胞
系を樹立することができる。
かようにして取得された抗体産生細胞系は試験管内で又
は動物の腹腔内で増殖することが可能であシ、その培地
又は腹水からモノクローナル抗体を取得することができ
る。例えば、NZBxNZr、p、マウス又はMRL/
l系マウスの肝細胞とマウス骨髄腫細胞(#、5−x)
とのハイブリドーマ細胞はすべてB A L B / 
c系マウスの腹腔内で増殖が可能でアシ、宿主マウスの
腹水中にモノクローナル抗体を産出する。
例えば、試験管内での増殖は、完全培地CRPMl−1
640H2mMグルタミン、1mMピルシリン(5G1
L%its/ゴ)及び15%馬血清(5creened
)を補充したもの〕のような増殖培地中で、37℃、5
%CO,インキュペター中にて培養することができる。
また、このようにして培養されたバイブI)−t−’−
マ細胞は2 X 10’〜1×10?細胞をマウス腹腔
内に接種することもできる。この場合接種に用いるマウ
スは、あらかじめ(1〜2週間前)0.5−のpris
tane(Pfaltz  & Bawer社製)を腹
腔内に注入して前処理をほどこしておくことが望ましい
。接鍾後一般に4日〜10日で腹水採取が可能となる。
腹水中にはハイブリドーマ細胞とハイブリドーマ細胞の
産生じた抗体とが含まれており、この中のハイブリドー
マ細胞を遠心分離によって除去した後抗体原液として使
用することができる。
以上に述べた方法で産生されるモノクローナル抗体は従
来の文献に未載の新規且つ極めて有用な物質であり、か
かるモノクローナル抗体を用いれば、例えば、ホルモン
や酵素等の生体活性物質の超微量定量方法(μli−s
g)を確立することができる。さらに、インスリンは糖
尿病治療には必須の物質であるが、現在用いられている
インスリン製剤はブタ由来のものをアミノ酸を変換する
ことによってヒト化して用いられているが、純粋にヒト
由来のものに比して長期使用時に患者がこれに対して抗
体を作ってしまい、インスリンでの治療が行えなくなる
という症例がある。この場合の原因はブタのインスリン
をヒト化したものが有害なのか、該製剤中に微量に含ま
れる不純物によるものか不明であるが、本発明の方法を
応用すれば、各種の抗インスリン抗体を得ることができ
、この抗インスリン抗体を用いれば上記の原因を解明す
ることがで□きる。さらに抗インスリン抗体を用いてア
フイニテイカラムを作成すれば、上記の不純物を効率良
く除去する方法の開発も可能となる。
また、本発明の方法に従えば、各種の免疫学的寛容状態
にある物質に対する特異性モノクローナル抗体の入手が
可能となシ、それらの特異性モノクローナル抗体を用い
ることによってかかる物質の生体内での局在を明らかに
することによシ種々の病気の診断に役立てることができ
、さらに、該特異性モノクローナル抗体を用いてアフイ
ニテイカラムを作成することによシ、免疫学的寛容状態
にらる微量の生体活性物質を多量にn製することが可能
となシ各種の難病の治療処置に利用することができる。
次に実施例を掲げて本発明の方法をさらに詳しく説明す
る。
実施例 1:  MMTV−gp52及びp4Bに対す
るモノクローナル抗体産生細 胞の作製 1VZB×NZW、F、5退会の雄(7)−Fウスに、
マウス乳癌ウィルス(MMTV)−gp52及びgp5
2から酵素処理によって糖鎖を除去した蛋白質248(
分子量48,000 )を抗原として、初回免疫に各3
0μy1第2回免疫に15/j、9゜最終免疫に10μ
Iをそれぞれ注射した。マウスから免疫胛細胞を最終免
疫終了の日から3日後に採取して、マウス骨髄腫細胞M
S−1との融合細胞をEAT選択培地を用いるpEG法
によって作製した。ここで用いたPEG法の詳細につい
ては、Ga1fre、G、、Howr、S、C,、Mi
la−tein、  C,、Butcher、  G、
F、、  andHoward、J、C,(1977)
Natsre266:550、参照。また、HAT選択
培地とはヒボキサンチン(hypoxanthine 
) 7ミノプテリン(atninoptgrin)とチ
ミジン(thymidine )を含む培地ノコとで、
コノ培地中では、細胞融合の結果形成されたハイブリド
ーマ細胞のみが増殖し、もとの骨髄腫細胞は死滅する選
択培地である。
融合細胞作製から2〜3週間後に、EAT選択培地中に
生育してきたハイブリドーマ細胞が30株得られた(第
1表)。
このハイブリドーマ細胞の産生ずる抗体の特異性につい
て酵素抗体法(ELISA)で検討した結果を下記第2
表に示す。抗原物質であるyp52に特異的に結合する
抗体産生細胞株が6種分離された。またp48に対する
抗体産生細胞は3株であった。しかも、この内ヒトの乳
癌細胞と交叉反応を示す抗体を産生ずる細胞をgp52
の場合3株、p48の場合にも1株産生ずることに成功
した。
実施flJ  2:  MMTV及(jMMTV−Qp
52に対するモノクローナル抗体産生 細胞の作製 IylRL/lマウスを被免疫動物として用い、抗原物
質としてマウス乳癌ウィルス(MMTV)及びAIMT
V−gp52を用い、実施例1と同様にして、免疫肝細
胞を得てPEG法によってノ1イプリドーマ細胞を作製
した。下記の第3表に示すように(Jp52を抗原とし
て、3000種のハイブリドーマ細胞を得、MMTVに
対して2100種の細胞を得た。この各細胞株を酵素抗
体法によって特異抗体産生能の有無について検討した結
果、σp52に反応する抗体産生株72、陽性率z4す
る抗体の反応性の特異性を検討した結果を下記第4表に
示す。GP52を抗原とした場合にヒト乳癌細胞株T4
’7Dと反応するもの10種、ヒト乳癌細胞株MCI’
rと反応するもの11種、さらに手術切片の病理標本(
パラフィン組織切片)上で乳癌細胞と反応するもの2種
であった。
JIMTVを抗原とした場合の結果は、抗原に特異反応
性を示すもの35株、この内ヒト乳癌細胞T4qD、M
CFTと反応するもの3株であった。
さらに組織切片中の乳癌細胞と反応するもの1株という
結果を得ている。
以上の3株について、さらに2回の限界希釈法によるク
ローニングののち、5X1G’〜10?個のハイブリド
ーマ細胞をB A L E / 6マウスの腹腔に注入
することによシ腹腔内で1〜3週間増殖させ、高濃度の
モノクローナル抗体を含む腹水を得ることに成功した。
なお、上記限界希釈法によるクローニングの手順は次の
とおシである:滅菌した96大のマイクロタイタープレ
ートを使用して、ハイプリードーマの細胞数を0.1/
100μl、  O1s/l 00μ!。
1/100μlの三段階に希釈して各濃度の細胞液を1
00μlづり2行のウェル(24クエル)に分注する。
その後37℃、5%CO,インキュベイターで増殖せし
める。
こののち増殖してきた細胞群のうち最も希釈度の高い、
細胞を分注した行のウェルか≦4胞は単一の細胞を親細
胞として増殖してきた細胞であると、93%以上の確か
らしさて考えることができる。
との抗体のELISA法による反応の代表的な例として
、抗GP52抗体(2−2C9F10C4)と抗MMT
〆抗体(4−6E3,410)の?ウス乳癌ウィルスに
対する反応性(2種のエピトープ抗体のELISA滴定
による;プレートはC3E−M M 7’ j’ / 
Mq 5 M 7’ / (1’ % 粒子テコF シ
fl−ものを使用)のグラフを第1図に示す。また、同
様の検定をヒト乳癌組織からの抽出物について行った結
果(ヒト乳ガン抗原の2種のモノクローナル・エピトー
プのELISAでの交叉反応性;プレートはヒト乳ガン
組織抽出液でコートしたものを使用)を第2図に示す。
さらに、この抗体は5DS−pAGE(SDS−ポリア
クリルアミt”・ゲル電気泳動法)によって分離された
抗原物質に対しても反応性を有することが証明された。
第3図はA例にヒト乳癌細胞抽出物、B例にはマウス乳
癌ウィルスが電気泳動されたものを、ニトロセルロース
フィルターにプロットしたものでろムこれにモノクロー
ナル抗体を作用させ、抗マワスIQG抗体に酵素標識し
たもので検出した結果である。この結果明らかなように
、MMT〆ではGP52と反応していることが証明され
た。ヒトの乳癌細胞中にも同様の物質が存在する。
実施例 3: エフオリy (Agqwori)に対す
るモノクローナル抗体産生細胞 の産生 エクオリンはクラゲAequorgαから分離された特
殊々発光蛋白質で、Cα イオン分子・と結合すると特
異蛍光を発することで知られている(Johnson、
F、、Shimotnurα、O0Cα の定量など筋
肉収縮の機構解明に有用な物質であシ、これに対する特
異抗体はこれらの研究上有効な手段を我々に与えるもの
である。
精製されたエクオリンを抗原として、NZB×NZW、
F、マウスを免疫して抗体産生能を検討した。このとき
、NZB×NZW、F、マウスの免疫時の退会及び同一
の抗原物質を従来一般にモも試みた。
抗原エクオリンを初回20μm1第2回10μ最終回5
μgをそれぞれ3群のマウスに注射した。
被免疫動物はNZB×NZW’、F、マク退会週令と同
系のマウス11週令とBALB/Cマウス5週令の3群
である。
退会終了ののちそれぞれから胛細胞を得て、マウス骨髄
腫細胞MS−1とpEG法″によって細胞融合せしめて
、EAT選択培地中に増殖してきたハイブリドーマを得
た。その結果は下記第5表に示すように、5週令のNZ
E×NZWSFHマウス群から116株、11週↑のN
ZB×NZW、F。
マウス群から27株、BALB/cマウス群ではハイブ
リドーマ形成率は高(,662株であった。
しかしB A L B / cマウス群の場合の特異抗
体の産生率は5株、α7%にすぎない。これに対して5
週令のNZB×NZW7.F、マウスを用いた例では2
2株、19.0%ときわめて高率であった。
NZE×NZW、Flでの加令の影響を示唆する。
結果で、111週令マウスでは〕・イブリドーマ形成率
も特異抗体産生率も共に低下の傾向を示している。即ち
、特異抗体産生株は5例、19.5%と低値を示した。
さらに酵素抗体法(ELISA)によって陽性を見た抗
体について、エクオリンの生化学的活性が中和されるか
否かを検討した結果を下記第6表に示す。C4+1イオ
ンと結合してエクオリンが特異蛍光を発するのを阻止す
る能力を有する抗体分子を産生ずるハイブリドーマが得
られたのは5週令のNZExNZTi7.F1マウス群
を用いた場合が最も高く6株、111週令マウス群の場
合には1例得られたがBALB/cマウス群によっては
1例も得られなかつ九。
実施例 4: インスリンに対するモノクローナル抗体
産生細胞の産生 インスリンは比較的低分子の蛋白性のホルモンでヒトと
ブタのインス寧リンはきわめて類似点が高いことが知ら
れている。
この両者を抗原として4週令のNZBxNZIF’。
Fiマウスを用いて、初回50μ11第2回25μl、
最終回3μiの各インスリンを注射して免疫した。最終
免疫の3日後に各群のマウスから肝細胞を得てマウス骨
髄腫細胞とEAT選択培地を用いるpEG法(実施例1
と同様)によシ細胞融合させた。EAT選択培地に増殖
してきたノ・イブリドーマ細胞株について、各々の抗原
に対する特異反応性を検討した結果を下記の第7表に示
す。
ヒトのインスリンを抗原としてNZB×NZW。
Flを免疫した場合には220株のハイブリドーマを得
、このうち酵素抗体法(ELISA)によつて陽性と認
められた細胞株は32株、14.5%・の陽性率であっ
た。また、ブタ(porcing )のインスリンを抗
原とした場合には、ハイブリドーマ細胞を200株得九
0この中で反応特異性を示したのは64株、320%の
陽性率を示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、抗GP52抗体J(こ2−2CfF10(’
4 )と抗MMTV抗体(5−6E3,410)のマウ
ス乳癌ウィルスに対す名反応性を示すグラフであシ、 第2図は、第1図と同様の検定をヒト乳癌組織からの抽
出物について行なった結果を示すグラフであシ、 第3図はモノクローナル抗体2−2C9F10C;によ
るヒト乳癌細胞抽出物及びマウス乳癌ウィルスのニトロ
セルロースフィルI’−上−1:(DSDS−ポリアク
リルアミド・ゲル電気泳動後の抗原の検出状態をプロッ
トした図である。 AS A: lZ)季しがン神記aT47D CIB : M
MTV C3H/Mrn5mt/clモノクローナル城
体: 2−2C9FIOC4第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、自己免疫疾患状態にあるか又は遺伝的に自己免疫疾
    患になりやすい動物を、該動物と同一種の正常な動物に
    対しては免疫学的寛容状態にある物質で免疫し、この免
    疫動物から抗体産生細胞を取得して骨髄腫細胞とのハイ
    ブリドーマを形成させ、次いでこのハイブリドーマをク
    ローン化することにより、上記免疫学的寛容状態にある
    物質に対して特異性を示す抗体を産生する細胞クローン
    を選択することを特徴とする、免疫学的寛容状態にある
    物質に対して特異性を示す抗体を産生する細胞クローン
    の製造方法。 2、自己免疫疾患状態にあるか又は遺伝的に自己免疫疾
    患になりやすい動物とはNZB×NZWの第一代雑種(
    F_1)マウス、又はNZB系、BXSB系、MRL/
    l系もしくはMRL/n系マウスである特許請求の範囲
    第1項記載の方法。 3、骨髄腫細胞とはマウス骨髄腫細胞である特許請求の
    範囲第2項記載の方法。 4、特許請求の範囲第1項記載の方法で製造された抗体
    産生細胞クローンを、試験管内で又は動物の腹腔内で増
    殖させ、培地又は腹水から免疫学的寛容状態にある物質
    に対して特異性を示す抗体を取得することを特徴とする
    免疫学的寛容状態にある物質に対して特異性を示す抗体
    の産生方法。 5、免疫学的寛容状態にある物質が、ホルモン又は酵素
    である特許請求の範囲第1〜4項のいずれかに記載の方
    法。
JP59218678A 1984-10-19 1984-10-19 細胞クロ−ンの製造方法 Pending JPS6196985A (ja)

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