JPS6194753A - 熱収縮包装用フィルム - Google Patents

熱収縮包装用フィルム

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JPS6194753A
JPS6194753A JP59217565A JP21756584A JPS6194753A JP S6194753 A JPS6194753 A JP S6194753A JP 59217565 A JP59217565 A JP 59217565A JP 21756584 A JP21756584 A JP 21756584A JP S6194753 A JPS6194753 A JP S6194753A
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ethylene
resin
packaging film
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石黒 信也
和夫 近藤
篠原 祥三
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Okura Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (Jて」−の(り用分野) 焼豚の塊の槌な畜肉加工品からなる内容物を熱収縮包装
した際、焼豚の塊等から滲出した肉汁(ドリップと称す
)が、熱収縮しきらずに内容物の周辺に残っているフィ
ルム間に流れ出し、包装外観を悪くする事があるが、本
発明はそのような不都合を改善するために開発された熱
収縮包装用フィルムに関するものである。
さらに詳しくは、熱水中ての加熱収縮包装時に、熱収縮
包装用フィルムが内容物と密着せずに内容物の周辺に熱
収縮しきらずに残っているフィルムの内面同士、即ち、
ヒートシール層同士を熱融着させてしまい、それによっ
てドリップがこのフィルム間に流れ込まない様にする事
により、見栄の良好な包装体を得、しかも、焼豚の塊等
、内容物の保存性にも優れた効果が得られるようにした
熱収縮包装用フィルムに関するものである。
(従来技術) 最近、焼豚の塊等、畜肉加工品を酸素遮断性を有する熱
収縮包装用フィルムからなる袋で真空包装し、熱水中で
加熱収縮と殺菌を行なう熱収縮包装方法が行なわれる様
になって来た。この様な包装方法は、内容物の形状が一
定していなくても比較的タイトに包装する事が出来、し
から、焼豚の塊等の内容物を長期間保存出来るという特
徴をイ1している。しかし、焼豚の塊等の内容物は大小
色々の形状をしているので、その大きさ、形状に適した
熱収縮包装用フィルムの袋を使用しているが、とうして
も内容物の周辺には、内容物と密着仕ずに、熱収縮しき
らないフィルム部分が残ってしまう。このフィルムの間
に焼豚等のドリップが流れ込んでしまうと、内容物は見
栄が劣り新鮮さに欠ける様に見えてしまう。
そこで、熱収縮包装用フィルムからなる袋の内面ヒート
シール層に融点の低い樹脂を用いて、熱水中での加熱収
縮時に、内容物と密着せずに内容物の周辺に熱収縮しき
らずに残っているフィルムの内面同士を熱融着させ、該
フィルム間にドリップが流れ込むのを防止しようとする
事が考えられる。しかし、この様なヒートシール層に融
点の低い樹脂を用いる方法では、熱水中での加熱収縮時
に7一ル部より破袋を生じてしまう。即ち、この様な熱
収縮包装用フィルムからなる包装体は、ヒートシール層
の樹脂の融点が低いため、熱水中での加夙によりノール
強度が大幅に低下してしまう。
しかも、包装体を熱水中で熱収縮させる際、ノール部に
ノール破断を生じさす様なハ収縮応力が生し、しから、
該ハ収縮応力が該ノール強度より乙強くなると、該包装
体はノール破袋を生じてしまうことになる。
(発明が解決しようとする問題点) 従って、本発明が解決しようとする問題点は、焼豚の塊
等の内容物を熱収縮包装するために使用される酸素遮断
性樹脂層を設けたフィルムにおいて、熱水中での加熱収
縮時に袋状フィルムの内面同士が熱融着することができ
るようにするとともに熱水中ての加熱収縮時にノール破
袋を生じることかないようにすることである。
(発明の構1戊) 本発明者等は、焼豚の塊等のij内加工品を夕へ収縮包
装した際、内容物と密着せずに内容物の周辺に熱収縮し
きらずに残っているフィルム間に、焼豚等のドリップが
流れ込まない様にするため、熱収縮包装体の内面同士を
90℃〜95℃の熱水中での加熱収縮時に熱融着さ口゛
、しかも、該熱水中での加熱収縮時にノール破袋を生ぜ
ず、さらに内容物の保存性にも優れた熱収縮包装用フィ
ルムとして、下記構成のフィルムを見い出した。即ち、
内容物の保存性の面から、熱収縮包装用フィルムに少な
くとも一層の酸素遮断性樹脂層を設け、さらに熱水中で
の加熱収縮時に熱収縮包装体の内面同士を熱融着させ、
しかも、熱水中でのシール強度の低下を押え、ノール破
袋を防止するfコめに、ヒートシール層として、ポリエ
チレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、又は、エチレン−酢
酸ビニル共重合体である熱可塑性樹脂90〜50重量部
と、これと相溶性を何するオレフィン系ゴム10〜50
重量部との混合組成物を用いる事を見い出した。
これをさらに詳しく説明すると、熟収縮包装用フィルム
の酸素遮断性樹脂層としては、ポリアミド樹脂層、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体ケノ化物層、又は、塩化ビニ
リデン樹脂層、或は、これら樹脂の積層体を用いる事か
、焼豚の塊の様な畜肉加工品の内容物の長期間保存の面
から好ましい。
又、ヒートノール層としては、熱水中での加熱収縮時に
ノール強度が大幅に低下したり、該熱収縮包装用フィル
ムの熱収縮応力よりも弱くなったり、熱水中での加熱収
縮時にノール破袋を生じたりしない様に、ベース樹脂と
して、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、又は、
エチレン−酢酸ビニル共重合体(好ましくは、融点が9
5℃以上である樹脂)が望ましい事を見い出した。しか
も、熱収縮包装用フィルムからなる包装体が熱水中で加
熱収縮せしめられる際、内面のヒートシール層同士が熱
融着する様に、上記したヒートシール層のベース樹脂9
0〜50重量部にオレフィン系ゴム(好ましくは、エチ
レン含有率60〜95モル%のエチレン−α−オレフィ
ンランダム共重合体コム、例えば、エチレン−プロピレ
ンランダム共重合体ゴム、又は、エチレン−1−ブテノ
ランダム共重合体ゴム、或はこれらのブレッド物)を、
10〜50重量部ブレンドした組成物をヒートノール層
として用いる事により、上記目的を達成し得る事を見い
出した。そして、その場合に、上記混合組成物をヒート
ノール層に用いた熱収縮包装用フィルムよりなる包装体
は、熱水中ての加熱収縮時のソール強度が、該熱収縮包
装用フィルムの熱収縮応力よりも弱くなるほど低下せず
、その結果、熱水中での加熱収縮時にノール破袋を生じ
る様な事はなかった。しかも、該混合組成物は耐熱水性
に優れているので、熱水中での加熱時等に白化現象等を
生じる様な事もなく、良好なる熱収縮包装体が得られる
事を見い出した。
本発明の熱収縮包装用フィルムは、焼豚の塊等の内容物
を長期間保存させるために、ポリアミド樹脂層、エチレ
ン−酢酸ヒニル共重合体ケン化物層、又は、塩化ビニリ
デン樹脂層、或は、これらの樹脂の積層体等からなる酸
素遮断性を有する樹脂層を構成要件の一つとしている。
そして、これら樹脂層自体に熱収縮性を持た仕る事か熱
収縮包装用フィルムとしての熱収縮性の面から好ましい
ので、該樹脂層は、−軸、又は、二軸に延伸加工されて
いる事が望ましい。そして、この熱収縮性を持たせるた
め1こ行なう延伸加工性の面からも、上記樹脂等′は好
ましい樹脂である。
次に、熱収縮包装用フィルムのヒートシール層に用いる
樹脂であるポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、或
は、エチレン−酢酸ビニル共重合体等はそれらを単独で
使用すると、90℃〜95℃の熱水中での加熱に於て、
熱収縮応力によりソール部が破袋する様なソール強度の
低下はない。
特に使用する樹脂の融点か95℃以上の場合には特にそ
の傾向は顕著である。ところが、この様に90℃〜95
℃の熱水中でノール破袋を生じない様な樹脂を用いた熱
収縮包装用フィルムの包装体では、90℃〜95℃の熱
水中ての加熱に於て、該ヒートシール層同士が熱融着を
生じなくなってしまう。
しかし、上記したポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹
脂、そして、エチレノ=酢酸ビニルノ(重合体等のベー
ス樹脂にエチレン系ゴムをブレンドした組成物を熱収縮
包装用フィルムのヒートノール層として用いると、90
℃〜95℃の熱水中ての加熱により、該ヒートシール層
同士が熱融着を生じるようになる。さらに詳しくは、上
記ベース樹脂90〜50重量部?ニオレフイン系ゴムと
して、エチレン含有率eo〜95モル%のエチレン−α
−オレフィンランダム共重合体ゴムを10〜50重量部
ブレンドした組成物を熱収縮包装用フィルムのヒートノ
ール層として用いると、90℃〜95℃の熱水中での加
熱により、該ヒートノール層同士が熱融着を生じる。し
かも、上記組成のヒートシール層を有する熱収縮包装用
フィルムからなる包装体では、90℃〜95℃の熱水中
でもノール強度が強く、該熱収縮包装用フィルムが該温
度の熱水中で生じる熱収縮応力に十分耐えるだけのノー
ル強度を有しているので、加熱収縮時にノール部より破
袋を生しる様な事はない。又、該ヒートノール層は耐水
性に優れているため、白化現象等を生しる様な事もない
ヒートノール層のベース法1月旨1こブレンドするオレ
フィン系ゴム組成物か10重!a部に満たない場合には
、908C〜95℃の熱水中での加熱時に、ヒートノー
ル層同士の熱融着が生じにくく、又、該混合組成物のす
レフイン系ゴム組成物が50重量部を越えると、熱水中
でのシール強度が低下し、加熱収縮時にノール破袋を生
し、又、i械的強度ら低下してしまう。又、エチレン−
α−オレフィンランダム共重合体ゴムのエチレン含打率
は、60〜95モル%のらのが好んで用いられる。エチ
レン含何率が多すぎるとエラストセーとしての性質に劣
り、本発明の効果が得にくく、又、少なすぎる七、加工
性等に問題を生じてしまう。この様なエチレン−α−オ
レフィンランダム共重合体ゴムとしてはエチレン−プロ
ピレンランダム共重合体ゴム、又は、エチレン−1−ブ
テンランダム共重合体ゴムが使用出来る(−例として、
三井石油化学工業(株)より「タフマー」として市販さ
れている樹脂がある)。
さらに、ヒートノール層にオレフィン系ゴムのブレンド
物を用いる事により、tlられる熱収縮包装用フィルム
の腰が柔らかくなり、焼豚の塊等の包装には特に好適で
ある。    1′又、前記の如く、熱収縮包装用フィ
ルムのヒートノール層にオレフィン系ゴムをブレンドす
る事により、該ヒートシール層は熱水中での加熱時に熱
融着を生じやすくなるので、該シール層のへ一ス樹脂と
しては、熱水中での熱融着よりも熱水中でのシール強度
を考慮して、融点か95℃以上の樹脂を用いる事か好ま
しい。
尚、ヒートシール層に用いるベース樹脂としてのポリエ
チレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、又は、エチレン−酢
酸ビニル共重合体等に極性基をグラフト共重合させ几変
性ポリエチレン樹脂、変性ポリプロピレン樹脂、又は、
変性エチレン−酢酸ビニル共重合体等に変えて使用する
と、共押出し積層延伸等により本発明の熱収縮包装用フ
ィルムを容易に生産する事が出来る。即ち、ヒートシー
ル層のベース樹脂に上記の様な変性体を用いると、践樹
脂かポリアミド樹脂やエチレン−酢酸ビニルノいR合体
ケン化物等の酸素遮断性樹脂層と溶融接合するので、容
易に共押出し積層する事ができる。
(製法例) 本発明の熱収縮包装用フィルムを製造する方法としては
、特に限定するものではないが、次の様な方法により生
産されるのが製造工程が簡単で、しかし、高い熱収縮率
のフィルムを得る事が出来るので好ましい。即ら、複数
の押出機を用いて積層グイより本発明の熱収縮包装用フ
ィルムの構成を満足する様な多層ノートを共押出し、該
多層ノートを冷却固化させた後、延伸可能な温度まで再
加熱して、縦方向、横方向共に少なくとも2.0倍以上
延伸を行なう。延伸方法としてはテンタ一方式、或は、
インフレーンヨン方式とも可能であるが、焼豚の塊等の
熱収縮包装用袋はチューブ状フィルムから製袋されるの
が好ましい事や、縦方向と横方向の熱収縮量を同程度に
する事が容易である事等から、インフレーノヨン方式に
よるのが好ましいと思われる。
上記の事から、延伸+iijの多層ノートは多層サーキ
ュラ−ダイによってデユープ状に共押出し、しかも、ヒ
ートシール層が最内層となる様に積層するのが製袋加工
の而から好ましい。
又、酸素遮断性樹脂層として、ポリアミド樹脂やエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体ケン化物を使用する場合、これ
らの樹脂はポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、又
は、エチレン−酢酸ビニル共重合体等とは溶融接合しに
くい。そこで、極性基をグラフト共重合させた変性ポリ
エチレン樹脂、変性ポリプロピレン樹脂、又は、変性エ
チレン−酢酸ビニル共重合体等をヒートシール層のベー
ス樹脂として使用するか、或は、これら変性樹脂を介し
て、前記した樹脂をヒートノール層のベース樹q旨とし
て用いる。さらに、共押出し積層延伸されたフィルムは
、自然放置していると該フィルム自体か持っている自然
収縮によって経時とともに変形したり、表面状態が悪化
したりしてしまう。
そこで、これを防止するために熱収縮性を大幅に低下さ
せない槌に熱処理して、自然収縮量を減らす事がより好
ましい。
本発明の熱収縮包装用フィルムの総厚みとしては、焼豚
の塊等、畜肉加工品用の包装として用いる場合は、30
μから100μが適当である。
(使用法) 本発明の熱収縮包装用フィルムを用いた包装方法として
は、次の様な方法により包装されるのか好ましい。即ち
、焼豚の塊等、被包装物を本発明の熱収縮包装用フィル
ムで作った袋に充填し、内部を脱気した後、口部をヒー
トンールする。そして、該包装体を90℃〜95℃の熱
水中に5分間から30分間浸漬させて、加熱収縮と加熱
殺菌とを同時に行なった後、熱水中より取り出して水に
より冷却させ、熱収縮包装体を得る。尚、熱収縮包装用
袋の内面同士の熱融着は、熱水中に浸漬させて加熱収縮
と殺菌を行なっている時に行なわせるのか一般的である
。しかし、熟水中で加熱収縮と殺菌を行なった後、該熱
収縮包装体を再加熱して袋の内面同士を熱融着させる事
も出来るが、工程が煩雑で好ましい方法ではない。
(発明の効采) 本発明の熱収縮包装用フィルムは、ヒートシール層の樹
脂組成を特定する事によって、熱水中ての加熱収縮時に
内容物と密着仕ず、内容物の周辺に熱収縮しきらずに残
っているフィルム部分の内面同士が熱融着を生じる様に
なる。そのため、焼豚の塊の様な畜肉加工品を熱収縮包
装した際、焼豚等のドリップがこのフィルム間に流れ込
まないので、得られた熱収縮包装体は見栄えが良く、し
かも、このフィルム間にドリップの流れ込みかない事と
、該熱収縮包装用フィルムか酸素遮断性樹脂層を有して
いる事と相まって、内容物が新鮮さをいつまでも保持し
ている様に見させる効果を有する。
(実施例) 以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1〜3および比較例1〜2 酸素遮断性樹脂層として、ナイロン−6とナイロン−6
6の共重合体(東しく株)製アミランCM6041)を
最外層に、該酸素遮断性樹脂層とヒートシール層との接
着性樹脂層として、変性ポリエチレン樹脂(三菱化成(
株)製ツバチックAP−22OL)を、そして、最内層
のヒートシール層として、低密度ポリエチレン樹脂(住
友化学工業(昧)製スミカセンF−208)のベース樹
脂にエチレン−α−オレフィンランダム共重合体ゴム(
三井石油化学工業(抹)製タフマーp−o6so)を種
々の組成割合になる様に配合し、上記三種の樹脂による
三層構成の積属未延伸デユープを、王台の押出機と多層
サーキュラ−ダイを用いて得た。該未延伸チューブを従
来のインフレーンヨンニ軸延伸方法により、縦方向、横
方向共に約3.0倍になる様に延伸した後、熱処理し、
各層の厚み構成が最外層より15μ15μ/20μであ
る熱収縮包装用フィルムを得た。得られた熱収縮包装用
フィルムを用いて焼豚の塊を真空包装し、90℃の熱水
中で20分間と、95℃の熱水中で15分間の加熱収縮
と殺菌を行なう2種類の包装試験を行なった。その結果
、熱収縮包装体の内面同士の熱融着、及びシール破袋に
ついて表1に示す。尚、熱収縮包装体の内面同士の熟融
省は、熱水温度か低いと熱融着しにくい事か・ら、90
℃の熱水中で行なった包装試験結果を、又、加熱収縮時
のシール破袋は、熱水温度が高いと生じやすい事から、
95℃の熟水中で行なった包装試験結果を示ず。又、シ
ール破袋の何無を調べるために、少なくとも一辺のシー
ル部を内容物の焼豚の塊に密着する様に真空包装して、
熱水中での加熱収縮を行なわせた。
表1より明らかな如く、ヒートノール層としてベース樹
脂である低密度ポリエチレン樹脂90〜5ofzff1
部に、エチレン−ご−オレフィンランダム共重合体ゴム
を10〜50重量部混入させた組成物を用いた実施例1
〜3の熱収縮包装用フィルムからなる包装体は、90℃
の熱水中での加熱に於て、内容物と密着H°ずに内容物
の周辺に熱収縮しきらすに残っているフィルムの内面同
士か熱融着を生していた。しかも、該包装体は95℃の
熱水中ての加熱に於てらシール部より破袋を生じる様な
事はなかった。
しから、実施例1〜3の熱収縮包装用フィルムを用いた
包装体は、90℃〜95℃の熱水中ての加熱に於て白化
現象等を全く生ぜず、その上、該熱収縮包装体の内面同
士が熱融着しているので、焼豚のドリップ等が該フィル
ム間に流れ込むNlな事もなく、見栄の良好なる熱収縮
包装体であった。
又、酸素遮断性樹脂層としてポリアミド樹脂層を使用し
ているので、内容物の保存性は良好てあっ7〜 これに対し、ヒートシール層に低密度ポリエチレン樹脂
のみを用いた比較例1の熱収縮包装用フィルムからなる
熱収縮包装体は、熱水中での加熱収縮時にシール破袋は
生じなかった。しかし、該熱収縮包装体のフィルム内面
同士は熱融着を生しておらず、ドリップが該フィルム間
に流れ込み、内容物が新鮮さに欠ける様に見えた。
又、低密度ポリエチレン40重量部と、エチレン−α−
オレフィンランダム共重合体ゴム60重量部の混合組成
物をヒートシール層とした比較例2の熱収縮包装用フィ
ルムからなる熱収縮包装体は、該包装体の内面同士は熱
融着を生じていたが、熱水中での加熱収縮時にシール破
袋を生じてしまい、熱収縮包装用フィルムとして使用不
可能であった。
実施例 4 ナイロン−6(東しく株)製アミランcM1021)、
エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(日本合成化学
工業(昧)製ソアノールET)、さらに、変性線状低密
度ポリエチレン樹脂(三井石油化学工業(株)製アトマ
ーNF−550)70重量部とエチレノーα−オレフィ
ンランダムJu1体(=井石油化学工業(株)製タフマ
ーA−=1085)30市量部との混合組成物とを王台
の押出機を用いて多層サーキュラ−ダイにより、最外層
より上記樹脂の、@序になる様な積層未延伸デユープを
得た。
該未延伸チューブを従来のインフレーノヨンニ軸延伸方
法によl)、縦方法、横方法共に約3.0台に延伸後、
熱処理して、各層の厚み構成か最外層から12μ/8μ
/20μである熱収縮包装用フィルムを得た。ついて、
該熱収縮包装用フィルムより製袋された袋に焼豚の塊を
真空包装し、90℃の熱水中で20分間加熱収縮と殺菌
を行なう包装試験を行なった。
その結果、該熱収縮包装体は内容物の周辺に熱収縮しき
らずに残っているフィルムの内面同士か熱融着を生して
おり、焼豚からのドリップか該フィルム間に流れ込まな
い様な状態になっていた。しかし、該包装体は熱水中で
の加熱収縮時にシール部より破袋を生じる様な事はなか
った。又、熱水中ての加熱により、熱収縮包装用フィル
ムが白化する様な事もなかっf二。
尚、該熱収縮包装用フィルムは酸素遮断性(M脂層とし
て、ポリアミド樹脂層と、酸素遮断性に非常に優4tて
いるエチレノー酢酸ビニル共重合体ケノ化物層との積層
体を用いているので、焼豚の塊の保存性には非常に優れ
fこものであった。
実施例 5 熱収縮性塩化ヒニリデン樹脂フィルム(旭化成(株ン製
サラン)の片面にエチレン−酢酸ビニル共重合体(住友
化学工業(株)製エバテートcVX−039)フィルム
を もう一方の面にヒートノール層として、エチレン−
酢酸ビニル共重合体8([1部と、エチレン−α−オレ
フィンランダム共重合体ゴム(三井石油化学工業(株)
製タフマーP−0180)20重量部との混合組成物よ
りなるフィルムを共にドライラミネートし、厚み構成が
20μ/20μ/20μの熱収縮包装用フィルムを得1
こ。得られた熱収縮包装用フィルムを用いて、実施例4
と同様、焼豚の塊を真空包装し、90℃の熱水中で20
分間加熱収縮と殺菌を行なう包装試験を行なった。
その結果、実施例4と同様、該包装体は熱水中で執収縮
包装用フィルムのノール面同士か熱融着するので、ドリ
ップか該フィルム間に流れ込む様な事はなかった。しか
1該包装体は加熱収縮時にノール破袋を生じたり、白化
現象を生じたりする様な事はなかった。又、酸素遮断性
樹脂層として、塩化ヒニリデン慟脂層を用いているため
、内容物の保存性にも優れていた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少なくとも一層の酸素遮断性樹脂層と、少なくとも
    一表面にポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、又は
    、エチレン−酢酸ビニル共重合体からなる熱可塑性樹脂
    90〜50重量部と、これと相溶性を有するオレフィン
    系ゴム10〜50重量部との混合組成物からなるヒート
    シール層を有する熱収縮包装用フィルム。 2、酸素遮断性樹脂層として、ポリアミド樹脂層、エチ
    レン−酢酸ビニル共重合体ケン化物層、又は、塩化ビニ
    リデン樹脂層、或は、これら樹脂の積層体を用いた特許
    請求の範囲第1項記載の熱収縮包装用フィルム。 3、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、又は、エ
    チレン−酢酸ビニル共重合体からなる熱可塑性樹脂が、
    融点が95℃以上の熱可塑性樹脂である特許請求の範囲
    第1項記載の熱収縮包装用フィルム。 4、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、又は、エ
    チレン−酢酸ビニル共重合体からなる熱可塑性樹脂が、
    極性基をグラフト共重合させた変性ポリエチレン樹脂、
    変性ポリプロピレン樹脂、又は、変性エチレン−酢酸ビ
    ニル共重合体である特許請求の範囲第1項記載の熱収縮
    包装用フィルム。 5、オレフィン系ゴムとして、エチレン含有率60〜9
    5モル%のエチレン−α−オレフィンランダム共重合体
    ゴムを用いた特許請求の範囲第1項記載の熱収縮包装用
    フィルム。 6、エチレン−α−オレフィンランダム共重合体ゴムと
    して、エチレン−プロピレンランダム共重合体ゴム、又
    は、エチレン−1−ブテンランダム共重合体ゴム、或は
    、これらのブレンド物を用いた特許請求の範囲第5項記
    載の熱収縮包装用フィルム。
JP59217565A 1984-10-16 1984-10-16 熱収縮包装用フィルム Granted JPS6194753A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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