JPS6190928A - 分割写真撮影装置用フイルム供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 −上に分割して露光結像する分割写真撮影装置に用いら
れるフィルム供給装置に関する。

［背景技術及び解決すべき事項］ 医療診断分野においては１画像表示装置であるモニタテ
レビに映し出される画像を一枚のフィルム上の複数箇所
へ露光してフィルムを分割して用いる撮影装置が利用さ
れている。この分割写真撮影装置は、特開昭５５−６０
９３７号公報に示される如く表示面を上方に向けたモニ
タテレビの上方にフィルムを配置して、モニタテレビか
らの表示画像をフィルム上へ露光結像させるようになっ
ている。フィルムは搬送装置で移動されることによりフ
ィルムとモニタテレビとが相対移動されて一枚のフィル
ム上の複数箇所へ露光される。

このような分割写真撮影装置では、供給されるフィルム
の大きさを変更する必要があり、各種の大きさのフィル
ムに対処できることが好ましい。

ところが各種の大きさのフィルムを供給する場合には、
フィルム搬送装置が最大サイズのフィルムに対応するよ
うに製作されるため、最大サイズよりも小さなフィルム
を供給した場合には、フィルム搬送装置内でフィルムが
幅方向にズレる原因となり、正確な場所への露光結像が
不可能となる。

本発明は上記事実を考慮し、各種のフィルムサイズにも
適切に対処して正確な搬送が可能なフィルム供給装置を
得ることが目的である。

［発明の概要及び作用］ 本発明に係る分割写真撮影装置用フィルム供給装置では
、マガジンから取り出されるフィルムを露光路上へ送り
出す前にストック手段へ一時的にストックさせ、このス
トック手段にはフィルムの幅及び長さを検出するセンサ
とフィルム幅方向に移動してフィルム両端と当接する幅
規制手段を備えている。

従って本発明では、最大サイズよりも小さなフィルムが
搬送される場合にも幅規制手段がフィルムの幅方向移動
を規制してフィルムの蛇行を防止し、確実な搬送を可能
としている。

［発明の実施例］ 第１図には本発明が適用された分割写真撮影装置が示さ
れて°いる０機台１０の主部へ設けられたフィルム供給
部１２ではフィルム１４が取り出されてフィルム搬送装
置１６へ送られ、露光装置１８で露光された後に収納装
置２０へと送られる構成である。

フィルム１４は第２図にも示されるマガジン２“２へ多
数枚が層状に収納されており、蓋２４で遮光されている
。

このマガジン２２の側面にはラベル２６が貼付されてお
り、機台ｌＯへ取り付けられるマガジンセンサ２８．３
０．３２でその貼付位置が検出されるようになっている
。即ちマガジン２２は各種火きさのフィルム１４を収容
するためにこれらのフィルムの大きさに対応した各種火
きさを有しており、この大きさに対応して予めマガジン
２２の側面の異なる位置にラベル２６が貼付されている
。従って機台ｌＯのマガジンセンサ２８．３０．３２は
搭載されるマガジン２２の種別を判別。

することができ、これによって供給されるフィルム１４
のサイズを検知することができる。

機台ｌＯには駆動装置３４で駆動される吸盤３６が設け
られており、機台１０へ搭載されたマガジン２２の蓋２
４が開放されると、多数枚収容されたフィルム１４の最
上層のフィルム１４の先端を吸着してフィードローラ３
８．４０の間へと移動させるようになっている。

このフィードローラ３８．４０は図示しないモータの駆
動力を受けており、フィルム１４を挟持しながらストッ
ク手段としてのトレイ４２上へ送り出すようになってい
る。トレイ４２は約２５゜傾いて先端部が高位置となっ
ている。このフィードローラ３８．４０は両ローラの軸
心を結ぶ直線が垂直線よりも角度θ（２５°〜４５°）
の範囲　　・で傾いており、これによって送り出すフィ
ルム１４の末尾をフィードローラ４０上に残すことなく
確実にトレイ４２上へ送り出すことができるよ、うにな
っている。

フィードローラ４０の下部にはフィードローラ４４が接
してかつフィードローラ４０よりもトレイ４２寄りに配
置されている。このフィードローラ４４はフィードロー
ラ４０とは逆方向に回転されトレイ４２上に送り出され
たフィルム１４が自重で落下するとフィードローラ４０
との間にこのフィルム１４を挟持してフィルム搬送装置
１６へと送り出すようになっ、ている。

第３図に示される如くトレイ４２ではフィードローラ３
Ｂ付近に幅検出センサ４６Ａ、４６Ｂ。

４６Ｃ１及び４６Ｄがフィードローラ３８の幅方向に適
宜間隔で位置されている。これらのセンサは幅検出セン
サ４６Ｂと幅検出センサ４６Ｃが口切サイズのフィルム
を幅検出センサ４６Ａと幅検　　□出センサ４６Ｄが１
４インチ幅のフィルムを検出するようになっている。

またこのトレイ４２には幅検出センサ４６Ｂと４６Ｃの
間に対応して長さ検出センサ４８Ａ〜４８Ｅが適宜間隔
で設けられており、各種の長さが検出可能となっている
。更にトレイ４２の先端部付近には、基部がトレイ４２
へ係止される押出し板ばね５０が突出して配置されてお
り、最大長さのフィルムにあってはフィードローラ３８
．４０間から送り出されたフィルム１４の先端部を逆に
押圧してフィードローラ４０とフィードローラ４４との
間へ送り出すようになっている。

更にこのトレイ４２は幅方向両端部に一対の規制板５２
が設けられている。これらの規制板５２にはそれぞれ一
対の送りねじ５４が螺合しており、これらの送りねじ５
４は第４図に示される如く一端がブラケット５５でトレ
イ４２の底面へ、他端付近はブラケット５６でトレイ４
２の側面付近へ軸支されると共に軸方向移動が阻止され
ている。このねじ５４の一端部に取り付けられたプーリ
５８にタイミングベルト６０が巻掛けられている。この
タイミングベルト６０の他の一部はプーリ６２へ巻掛け
られており、このプーリ６２はブラケット５６．６３へ
軸支される軸６４へ固着されている。軸６４へ固着され
たプーリ６５にはタイミングベルト６６が巻掛けられ、
このタイミングベルト６６の他の部分はモータ６７の出
力軸プーリ６７Ａへ巻掛けられている。

従ってモータ６７が回転すると送りねじ５４はこのモー
タ６４の回転力を受けて規制板５２をフィードローラ４
０幅方向に移動し、規制板５２をフィルム１４の幅方向
両端へ当接させるようになっている。

第１図に示される如くフィルム搬送装置１６にはトレイ
４２から送り出されるフィルム１４を露光位置へ移動さ
せるための複数個の搬送ローラ６８．６９が互に接して
設けられて図示しないモータの回転力を受けるようにな
っている。これによって露光位置ではフィルム１４がモ
ニタテレビ７０の表示画像が光学系７２、ミラー７４を
介して露光されるようになっている。モニタテレビ７０
は第１図左右方向及び紙面直角方向に移動可能とされ、
露光位置におけるフィルム１４の上下移動と合せてフィ
ルム１４の任意の位置へ任意の大きさの画像を投影でき
るようになっている。

収納装置２０にはマガジン２２と同様なマガジン７６が
配置されており、露光後のフィルム１４を収容し、作業
終了後は取り出して現像工程へと移動するようになって
いる。

次に本実施例の作用を説明する。

多数のフィルム１４を収容したマガジン２２は機台１０
へ搭載され、蓋２４が開放された後に図示しない操作ス
イッチによって作動が開始される。

駆動装置３４は吸ｌｌ１３６で最上層のフィルム１４の
先端部表面を吸着し、フィードローラ３８．４０間へと
送り出す、このフィードローラ３８．４０は図示しない
モータの駆動力を受けてフィルム１４を先端部からトレ
イ４２上へと送り出す。

送り出されたフィルム１４はトレイ４２上を摺動して昇
り上がるが、トレイ４２では幅検出センサ４６Ａ〜４６
Ｄがフィルム１４の幅寸法を検出する。

幅寸法が検出されるとその幅寸法に応じてモータ６４が
規制板５２を移動させてフィルム１４の幅方向両端部へ
当接させるので、幅寸法が小さい場合にもフィルム１４
は蛇行することなくトレイ４２上へと送り出される。

全量がトレイ４２上へ送り出されると長さ検出セン讐４
８Ａ〜４８Ｅはフィルム１４の長さを検出し、この検出
されたフィルム幅寸法及び長さ寸法はフィルム−送装置
１６の制御部（図示省略）人と送られる。従ってこの制
御部では分割撮影のための要求される露光画像の大きさ
、露光位置に応じて上下動させるフィルム１４の移動量
を決定できる。

フィードローラ４０．４４はフィルム１４をその末尾か
らフィルム搬送装置１６へと送り出すので、マガジン２
２から取り出されたフィルム１４はトレイ４２で反転さ
れて送り出されることになり、吸盤３６での吸着面を反
乳剤面側とし、フイ　□ルム搬送装置１１６へ送り出さ
れた場合には吸盤３６にる吸着の影響を受けないフィル
ムの乳剤面側がモニタテレビ７０方向へと向けて配置さ
れるようになる。

フィルム搬送装置１６の露光路上へ配置されたフィルム
１４へは図示しない制御部の作動により上下動され、ま
たモニタテレビ７０が第１図左右方向及び紙面直角方向
に移動することにより、任意の位置へ任意の大きさの画
像が投影される。露光後はフィルム１４が収納装置２０
へと収容される。

最上層のフィルム１４がフィルム搬送装置１６で露光さ
れている間に、次の層のフィルム１４は吸盤３６でトレ
イ４２へと送られる。これによってフィルム搬送装置１
６で最上層のフィルム１４の露光のが終了すると、即ち
にトレイ４２からフィルム１４が送られ１作業能率を向
上することができる。

マガジン２２を抜き出して異種サイズのフィルム１４を
収容した他のマガジン２２を機台１０へ搭載すると、第
２図に示される如く異なるサイズのマガジン２２には異
なる位置にラベル２６が取り付けられているため、マガ
ジンセンサ２８〜３２はこれを適切に検出して制御部へ
伝え、この制御部は幅検出センサ４６Ａ〜４６０及び長
さ検出センサ４８Ａ〜４８Ｅの検出信号と合わせてフィ
ルム搬送装置１６の駆動量を判断することになる。

なお、上記実施例における判別手段はマガジン２２の種
類を検出するためにマガジン２２の側面に貼付するラベ
ル２６の位置を変更するようにしたが、本発明はこれに
限らず、ラベルの大きさを変えたり、ラベル以外のピン
、穴等の有無及び位置を検出する等の他の判別手段も適
用可能である。

［発明の効果］ 以上説明した如く本発明に係るフィルム供給装置では、
マガジン、ストック手段及びこのストック手段に設けら
れるフィルム幅及び長さ検出センサと幅規制手段等を設
けたので、各種火きさのフィルムに対処することが可能
となる優れた効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るフィルム供給装置が適用された実
施例を示す縦断面図、第２図は本実施例のマガジンを示
す斜視図、第３図はトレーを示す平面図、第４図は第３
図のＩＶ−ＩＶ線断面図である。 １４・・・フィルム、　２２・・・マガジン、２６・・
・ラベル、　　　４２・・・トレイ、４６Ａ、４６Ｂ、
４６Ｃ１４６Ｄ ・・・幅検出センサ、 ４８Ａ、４８Ｂ、４８Ｃ，４８Ｄ、４８Ｄ・・・長さ検
出センサ、 ５２−・・規制板。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）画像表示装置上の表示画像をフィルム上の複数箇
   所へ露光結像する分割写真撮影装置に用いられ、フィル
   ムを収納したマガジンと、このマガジンから取り出され
   るフィルムを露光路上へ送り出す前にストックするスト
   ック手段とを有し、このストック手段にはフィルム幅及
   び長さを検出するセンサ及びフィルム幅方向に移動して
   フィルム両端と当接する幅規制手段を備えることを特徴
   とする分割写真撮影装置用フィルム供給装置。
2. （２）前記フィルム幅及び長さを検出するセンサは、フ
   ィルム幅方向及び長さ方向に適宜間隔で複数個配置され
   ることを特徴とした前記特許請求の範囲第（１）項記載
   の分割写真撮影装置用フィルム供給装置。
3. （３）前記幅方向規制手段は、ストック手段上のフィル
   ムの幅方向に移動可能な規制板と、この規制板をフィル
   ム幅方向に駆動する駆動手段と、を有することを特徴と
   した前記特許請求の範囲第（１）項又は第（２）項記載
   の分割写真撮影装置用フィルム供給装置。