JPS6190742A - 不飽和カルボン酸製造用触媒の調製法 - Google Patents

不飽和カルボン酸製造用触媒の調製法

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JPS6190742A
JPS6190742A JP59210459A JP21045984A JPS6190742A JP S6190742 A JPS6190742 A JP S6190742A JP 59210459 A JP59210459 A JP 59210459A JP 21045984 A JP21045984 A JP 21045984A JP S6190742 A JPS6190742 A JP S6190742A
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、不飽和アルデヒドの気相接触酸化により不飽
和カルボン酸を製造する際に使用する触媒の調製法に関
する。
不飽和アルデヒドを気相接触酸化して不飽和カルボン酸
を製造するにあたっては、触媒の寿命、副反応の抑制、
装置価格等の見地より、低い反応温度で収率を高く保つ
ことが有利であるが、従来の方法で調製された触媒を使
用すると必ずしも満足できる結果が得られない。本発明
者らはこのような従来の触媒調製法を改善すべく、特に
触媒の構造に着目して鋭意研究した結果、従来の方法で
調製された触媒を使用する場合よりも低い反応温度にお
いて有効で、かつ不飽和カルボン酸が高収率で得られる
新規な触媒の調製法を見出した。
本発明は、触媒原料に過酸化水素を加えて反応させるこ
とを特徴とする、リン及びモリブデンを含む多成分系の
不飽和カルボン酸製造用触媒の調製法である。
本発明方法により得られる触媒としては、一般式 %式% (式中χはアルカリ金属及び/又はタリウム、Yはバナ
ジウム、銀、マグネシウム、亜鉛、セレン、テルル、ヒ
素、ff]、’y”ルマニウム、ニッケル、珪素、ロジ
ウム、タングステン、硼素、ビスマス、クロム、バリウ
ム、アンチモン及ヒ/又は錫を示し、a、b、c、cJ
、eは各元素の原子比を表わし、a−12、b=0.0
1〜3、c−0〜5、d−0〜10、eは触媒の酸化状
態で定まる値である)で表わされる組成を有するものが
好ましい。
本発明方法により得られる触媒を用いると、不飽和アル
デヒドから不飽和カルボン酸、特にアクロレインもしく
はメタクロレインからアクリル酸もしくはメタクリル酸
を経済的に有利に得ることができる。
触媒組成中のXのアルカリ金属としては、例えばカリウ
ム、ルビジウム、セシウムなどがあげられる。
触媒原料は、各元素の硝酸塩、アンモニウム塩、ハロゲ
ン化物、酸化物などとして用いられる。
本発明を実施するに際しては、まず触媒原料を水に溶解
する。この際、各触媒原料を同時に又は順次溶解しても
よく、また触媒原料を別個に溶解したのち、これらの水
溶液を混合してもよい。本発明においては、この溶液に
過酸化水素を加え、反応させることが好ましい。触媒原
料の水溶液から水を除去した残留物に過酸化水素を加え
て反応させたのち熱処理してもよい。
過酸化水素としては、例えば市販の60%過酸化水素水
が用いられる。過酸化水素は、モリブデンのみを溶解し
た水溶液に加えてもよ(、またモリブデン及び他の触媒
原料を溶解した水溶液に加えてもよい。過酸化水素の使
用量は、60%過酸化水素水として、触媒原料の総重量
の5〜30重量%である。過酸化水素の使用量が5重量
%未満では充分な効果が得られず、また30重量%以上
では効果の増強が認められず、経済的に不利である。加
熱温度は30〜70℃が好ましく、反応は1〜10分間
で終了する。
例えばリン、モリブデン及びバナジウムからなる触媒を
製造するには、通常はパラモリブデン酸アンモニウム及
びメタバナジン酸アンモニウムに水を加え、加熱溶解し
たのち、リン酸水溶液を攪拌しながら加えて触媒原料の
水溶液を調製する。この場合、過酸化水素はバラモリブ
デン酸アンモニウム溶解後に加えればよく、リン酸水溶
液を加える前又は後のいずれでもよい。
過酸化水素の使用量は、触媒原料としてパラモリブデン
酸アンモニウムを用いた場合、この化合物1重量部に対
し、60%過酸化水素水として0.1重量部以上好まし
くは0.2重量部以上である。
次いで触媒原料の水溶液を常圧又は減圧で加熱して水を
除去し、得られた触媒成分を約130℃で乾燥したのち
粉砕する。この粉状物を常法により圧縮成形したのち、
空気流通下に熱処理すると目的の触媒が得られる。
本発明方法により得られた触媒はシリカ、アルミナ、シ
リカ・アルミナ、シリコンカーバイト等の不活性担体に
担持させるか、あるいはこれらで希釈して用いることが
できる。
本発明方法により得られた触媒は、一般には° 固定床
で用いられるが、流動床でも用いることができる。この
触媒を用いて不飽和アルデヒドを気相接触酸化するに際
しては、原料ガス中の不飽和アルデヒドの濃度は広い範
囲で変えることができるが、1〜20容量係が適当であ
り、特に6〜10容量係が好ましい。
酸素源としては空気を用いることが経済的であるが、必
要ならば純酸素で富化した空気を用いることもできる。
原料ガス中の酸素濃度は不飽和アルデヒドに対するモル
比で規定され、この値は0.3〜4特に0.4〜2.5
が好ましい。原料ガスは窒素、水蒸気、炭酸ガス等の不
活性ガスを加えて希釈してもよい。反応圧力は常圧から
散気圧までが好ましい。反応温度は240〜450°C
の範囲で選ぶことができるが、特に260〜400℃が
好ましい。
不飽和アルデヒドの転化率、生成される不飽和カルボン
酸の選択率及び単流収率は下記のように定義される。
反応した不飽和アルデヒド 生成した不飽和カルボン酸 生成した不飽和カルボン酸 また下記側中の部は重量部を意味し、分析はガスクロマ
トグラフィによった。
= 7 = 実施例1 パラモリブデン酸アンモニウム100部、メタバナジン
酸アンモニウム2.8部及び硝酸カリウム4.8部を純
水400部に溶解した。これに85%リン酸6.0部を
純水50部に溶解した溶いで硝酸銅466部を水50部
に溶解した溶液を加え、混合液を加熱しながら蒸発乾固
した。残留物を130°Cで乾燥したのち微粉砕し、圧
縮成形したものを空気流通下に680℃で5時間熱処理
した。得られた触媒の酸素以外の元素の組成(以下同じ
)はPl、I M OH2Vo、5 Cuo、4. K
 1であった。
この触媒を反応器に充填し、メタクロレイン5%、酸素
10%、水蒸気60%、窒素55%(容量%)の混合ガ
スを、反応温度290℃、接触時間3.6秒で導通した
。生成物を捕集し、ガスクロマトグラフィで分析したと
ころ、メタクロレイン転化率86.4%、メタクリル酸
選択率85.0%、メタクリル酸の単流収率70.9%
であった。
比較例1 実施例1の組成の触媒を過酸化水素水を加えないで調製
し、この触媒を用いて実施例1と同じ反応条件で反゛応
を行ったところ、メタクロレイン転化率81.6%、メ
タクリル酸選択率82.0係、メタクリル酸の単流収率
66.7 %であった。
実施例2 パラモリブデン酸アンモニウム100部を純水400部
に溶解した。これに85係リン酸6゜0部を純水50部
に溶解した溶液を加え、さらに30チ過酸化水素水20
部を純水50部で希釈して加え、60℃で1分間加熱し
ながら蒸発0°Cで5時間熱処理した。得られた触媒の
組成はP。Mo12であった。
この触媒を反応器に充填し、メタクロレイン5係、酸素
10ヂ、水蒸気30係、窒素55係(容量係)の混合ガ
スを、反応温度660℃、接触時間6.6秒で導通した
。生成物を捕集し、ガスクロマトグラフィで分析したと
ころ、メタクロレイン転化率57.9 %、メタクリル
酸選択率75.[1%、メタクリル酸単流収率42.3
 %であった。
比較例2 実施例2の組成の触媒を過酸化水素水を加えないで調製
し、この触媒を用いて実施例2と同じ反応条件で反応を
行ったところ、メタクロレイン転化率48.7 %、メ
タクリル酸選択率71゜6係、メタクリル酸の単流収率
34.7%であった。
実施例3 パラモリブデン酸アンモニウム100部及び硝酸ルビジ
ウム10部を純水400部に溶解した。
これに85係リン酸5.4部を純水50部に溶解した溶
液及び硼酸1.5部を加え、さらに60係過酸化水素水
80部を純水50部で希釈して加え、60℃で1分間加
熱攪拌した。次いで硝酸マグネシウム12.1部を水1
00部に溶解した溶液を加え、混合液を加熱しながら、
蒸発乾固した。このものを160°Cで乾燥したのち微
粉砕し、圧縮成形したものを空気流通下に380 ’C
で5時間熱処理した。得られた触媒の組成はP、Mo1
2MgIB。、5Rb。
であった。
この触媒を反応器に充填し、メタクロレイン5%、酸素
10%、水蒸気60%、窒素55%(容量%)の混合ガ
スを、反応温度300 ’Cで接触時間3.6秒で導通
した。生成物を捕集し、ガスクロマトグラフィで分析し
たところ、メタクロレイン転化率82.5%、メタクリ
ル酸選択率81.2%、メタクリル酸の単流収率67.
0%であった。
比較例6 実施例乙の組成の触媒を過酸化水素水を加えないで調製
し、この触媒を用いて実施例6と同じ反応条件で反応を
行ったところ、メタクロレイン転化率75.8%、メタ
クリル酸選択率792%、メタクリル酸の単流収率60
.0%であった。
−11+ 実施例4 実施例1と同様にして、組成が Pl、3MO12Rh、、o、 cslVo、4 W、
、3Seo、2である触媒を調製しクロレイン転化率8
3.5%、メタクリル酸選択率86.6%、メタクリル
酸の単流収率72.1%であった。
比較例4 実施例4の組成の触媒を過酸化水素水を加えないで調製
し、この触媒を用いて実施例4と同じ反応条件で反応を
行ったところ、メタクロレイン転化率81.0%、メタ
クリル酸選択率84.8%、メタクリル酸の単流収率6
8.7%であった。
実施例5 実施例1と同様にして、組成が Pl、2 Mo12 Vo、6 cuo、5 zno、
1T 10.8である触媒を調製した。
この触媒を用い、反応温度を270℃とし、その他は実
施例1と同じ条件で反応を行ったところ、メタクロレイ
ン転化率80.3%、メタクリル酸選択率81.5%、
メタクリル酸の単流収率65.4%であった。
比較例5 実施例5の組成の触媒を過酸化水素水を加えないで調製
し、この触媒を用いて実施例5と同じ反応条件で反応を
行ったところ、メタクロレイン転化率74.6%、メタ
クリル酸選択率78゜8%、メタクリル酸の単流収率5
8.8%であった。
実施例6 実施例1と同様にして訓戒が P 1.2 Mo 12 %6 Mg(15部go、I
 T eo、3 B i o、3である触媒を調製した
。この触媒を用い、反応温度を600℃とし、その他は
実施例1と同じ条件で反応を行ったところ、メタクロレ
イン転化率85.2%、メタクリル酸選択率76.4%
、メタクリル酸の単流収率65.1%であった。
比較例6 実施例6の組成の触媒を過酸化水素水を加えないで調製
し、この触媒を用いて実施例6と同じ反応条件で反応を
行ったところ、メタクロレイン転化率78.6%、メタ
クリル酸選択率76゜5%、メタクリル酸の単流収率5
7.6%であった。
実施例7 実施例1と同様にして、組成が P、、3MO,2V、6Cuo、、Nio、Si(、,
5Aso、5に、である触媒を調製した。この触媒を用
い、反応温度を280℃とし、その他は実施例1と同じ
条件で反応を行ったところ、メタクロレイン転化率84
.6%、メタクリル酸選択率85.5%、メタクリル酸
の単流収率72.6%であった。
比較例7 実施例7の組成の触媒を過酸化水素水を加えないで調製
し、この触媒を用いて実施例7と同じ反応条件で反応を
行ったところ、メタクロレイン転化率80.6%、メタ
クリル酸選択率84゜8%、メタクリル酸の単流収率6
8.6%であった。
実施例8 実施例1と同様にして、組成が P 1,3 Mo I 2 Vo、4 Cuo、4 T
ao、3B aO,2Sno、2 K 1である触媒を
調製した。この触媒を用〜・、反応温度を600°Cと
し、その他は実施例1と同じ条件で反応を行ったところ
、メタクロレイン転化率82.5%、メタクリル酸選択
率77.5%、メタクリル酸の単流収率66.9%であ
った。
比較例8 実施例8の組成の触媒を過酸化水素水を加えないで調製
し、この触媒を用いて実施例8と同じ反応条件で反応を
行ったところ、メタクロレイン転化率78.4%、メタ
クリル酸選択率75゜8%、メタクリル酸の単流収率5
9.4%であった。
実施例9 パラモリブデン酸アンモニウム100部、メタバナジン
酸アンモニウム1.7部、硝酸カリウム4.8部及び硝
酸セシウム4.6部を純水400部に溶解した。これに
85%リン酸11部を純= 15− 水50部で希釈して加え、さらに三酸化アンチモン6.
4部を加えて加熱攪拌した。次いで硝酸銅3.4部を水
50部に溶解した溶液を加え、最後に60%過酸化水素
水20部を純水50部で希釈して加え、加熱しながら蒸
発乾固した。残留物を160℃で乾燥したのち、微粉砕
し、圧縮成形したものを空気流通下に680℃で5時間
熱処理した。得られた触媒の組成は Pl、3Mo12Vo、 cuo、3 sbo、5に1
 csO,!+であった。
本触媒を反応器に充填し、メタクロレイン5%、酸素1
0%、水蒸気60%、窒素55%(容量%)の混合ガス
を、反応温度270℃で接触時間3.6秒で導通した。
生成物を捕集し、ガスクロマトグラフィで分析したとこ
ろ、メタクロレイン転化率84.3%、メタクリル酸選
択率84.5%、メタクリル酸の単流収率71.2%で
あった。
比較例9 の 実施例90組へ触媒を過酸化水素水を加えないで調製し
、この触媒を用い、実施例9と同じ反応条件で反応を行
ったところ、メタクロレイン転化率82.0%、メタク
リル酸選択率81.9%、メタクリル酸の単流収率67
.2%であった。
実施例10 パラモリブデン酸アンモニウム100部、メタバナジン
酸アンモニウム2.8部及び硝酸セシウム92部を純水
400部に溶解した。これに85%リン酸6.5部を純
水50部に溶解した溶液及び二酸化ゲルマニウム2.5
部を純水50部攪拌した。次いで硝酸クロム3.8部を
水50部に溶解した溶液を加え、混合液を加熱しながら
蒸発乾固した。残留物を130℃で乾燥したのち、微粉
砕し、圧縮成形したものを空気流通下に680℃で5時
間熱処理した。得られた触媒の組成はPl、2 Mo 
12 Ge O15CS I VO,5CrO,2であ
った。
本触媒を反応器に充填し、メタクロレイン5%、酸素1
0%、水蒸気30%、窒素55%(容量%)の混合ガス
を、反応温度280℃で接触時間3.6秒で導通した。
生成物を捕集しガスクロマトグラフィで分析したところ
、メタクロレイン転化率85.6%、メタクリル酸選択
率83.0%、メタクリル酸の単流収率70,8%であ
った。
比較例10 実施例10の組成の触媒を過酸化水素水を加えないで調
製し、この触媒を用いて実施例10と同じ反応条件で反
応を行ったところ、メタクロレイン転化率78.8%、
メタクリル酸選択率81.0%、メタクリル酸の単流収
率63.8%であった。
比較例11 60%過酸化水素水60部を純水400部で希釈し、こ
の溶液に実施例10と同様にしてパラモリブデン酸アン
モニウム、メタバナジン酸アンモニウム及び硝酸セシウ
ムを加えて加熱溶解した。次いでリン酸及び二酸化ゲル
マニウムを加えて加熱攪拌し、さらに硝酸クロムを加え
蒸発乾固した。こうして実施例10と同じ組成の触媒を
調製し、実施例10と同じ反応条件で反応を行ったとこ
ろ、メタクロレイン転化率796%、メタクリル酸選択
率81.6%、メタクリル酸の単流収率64.5%であ
った。これによって過酸化水素水をパラモリブデン酸ア
ンモニウムが溶解する前に加えた場合には、効果がほと
んどないことが知られる。
実施例11 実施例10の組成の触媒を、30%過酸化水素水100
部に代えた以外は実施例10と同様に調製した。この触
媒を用いて実施例10と同じ反応条件で反応を行ったと
ころ、メタクロレイン転化率85.2%、メタクリル酸
選択率82゜9%、メタクリル酸の単流収率70,6%
であった。このように過酸化水素水の量を増しても効果
はある。
実施例12 実施例10の組成の触媒を、60%過酸化水素水10部
に代えた以外は実施例10と同様に調製した。この触媒
を用い、実施例10と同じ反 19一 応条件で反応を行ったところ、メタクロレイン転化率8
3.9%、メタクリル酸選択率82.5%、メタクリル
酸の単流収率69,2%であった。これより過酸化水素
水の量が少なくても効果はあるが効果の割合が低下する
ことが知られる。
実施例16 実施例1で調製した触媒を用い、アクロレイン5%、酸
素10%、水蒸気30%、窒素55%(容量%)の混合
ガスを反応温度300℃で接触時間3.6秒で触媒層に
導入したところ、アクロレイン転化率91.5%、アク
リル酸選択率895%、アクリル酸の単流収率81.9
%であった。
比較例12 実施例1の組成の触媒を過酸化水素水を加えないで調製
し、実施例16と同じ反応条件で反応を行ったところ、
アクロレイン転化率90.1%、アクリル酸選択率89
.0%、アクリル酸の単流収率80.2%であった。
手続補正書(自発 ) 昭和60年12月16日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、触媒原料に過酸化水素を加えて反応させることを特
    徴とする、リン及びモリブデンを含む多成分系の不飽和
    カルボン酸製造用触媒の調製法。 2、触媒原料の水溶液に過酸化水素を加えて反応させた
    のち水を除去して残留物を熱処理することを特徴とする
    、特許請求の範囲第1項に記載の方法。 3、触媒原料の水溶液から水を除去した残留物に過酸化
    水素を加えて反応させたのち熱処理することを特徴とす
    る、特許請求の範囲第1項に記載の方法。 4、一般式 Mo_aP_bX_cY_dO_e (式中Xはアルカリ金属及び/又はタリウム、Yはバナ
    ジウム、銀、マグネシウム、亜鉛、セレン、テルル、ヒ
    素、銅、ゲルマニウム、ニッケル、珪素、ロジウム、タ
    ングステン、硼素、ビスマス、クロム、バリウム、アン
    チモン及び/又は錫を示し、a、b、c、d、eは各元
    素の原子比を表わし、a=12、b=0.01〜3、c
    =0〜5、d=0〜10、eは触媒の酸化状態で定まる
    値である)で表わされる触媒であることを特徴とする、
    特許請求の範囲第1項、第2項又は第3項に記載の方法
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