JPS6190686A - パチンコ機の入賞玉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、回転中心から距離を違えた位置に底部を有す
る玉受凹部を複数個形成した前部円盤と、該前部円盤の
玉受凹部の各底部と一致して軸方向に貫通する玉受孔を
複数個形成した後部円盤と、後部円盤の各玉受孔と一致
して各別の入賞通路に連通する固定的に設けられた複数
個の流出孔とを備え、百円盤を可逆回転モータの一方向
の回転により互いに反対方向に回転させると共に、入賞
玉検出スイッチの作動によって可逆回転モータの回転方
向を逆転させるようにして打玉の入賞する１ぷ様に種々
な変化をもたせるようにしたパチンコ機の入賞上装置に
関するものである。

［従来の技術］ モータにより一方向へ回転する円盤の外周に回転中心か
ら距離を違えた位置に底部を有する玉受凹部を複数個設
け、その玉受凹部に入った玉をこれと一致する流出孔よ
り排出させるようにした入賞上装置は１例えば特公昭５
２−４５５３３号公報により知られている。

［発明が解決しようとする問題点コ この入賞上装置は玉がいずれかの玉受凹部に入ったとき
にすでにその流出孔が決定されてしまうものであるため
、入賞する態様にあまり変化がなくいま一つ面白さに欠
けるものであった。

〔問題点を解決するための手段］ 本発明による入賞玉装置の特徴は、取付基板の前面に可
逆回転モータの一方向の回転により互いに反対方向に回
転する２枚の前部円盤と後部円盤とを同心的に設け、前
部円盤には外周に回転中心から距離を違えた位置に底部
を有する玉受凹部を複数個設け、後部円盤には前記前部
円盤の玉受凹部の各底部と一致して軸方向に貫通する玉
受孔を複数個設け、取付基板には前記後部円盤の各玉受
孔と一致して各別の入賞通路に玉を排出する流出孔を複
数個設けて成り、入賞玉検出スイッチの作動によって前
記可逆回転モータの回転方向を逆転させるようにした構
成とする。

［実施例コ 図において、１は取付基板であって、中央部に円形の凹
窪部２が形成され、前側外周にはガイド枠３が形成され
る。また、取付基板Ｉの裏側には円筒状の箱枠１７が形
成され、これの背面外側に可逆回転モータ１０が固定さ
れる。４はガイド枠３によって外周が包囲された前部円
盤、５は凹窪部２内に嵌入された後部円盤であって、前
部円盤４は従動軸６にビス７により固定され、後部円盤
５は内歯歯車８を一体として前記従動軸６上に同心的に
遊装されている。また、従動軸６には中心歯車９が固定
され、可逆回転モータ１０のモータ軸１１に固定した小
歯車１２を内歯歯車８と中心歯車９とに噛合させており
、これによって可逆回転モータ１０の一方向の回転で前
部円盤４及び後部円盤５は互いに反対方向に回転され、
かつ後部円盤５は前部円盤４よりも低速で回転される。

本実施例では前部円盤４は可逆回転モータ１０の正転に
よって常時第５図矢印で示す反時計方向に回転され、後
部円盤５は時計方向に回転するようになっている。

前記ガイド枠３には上部中央とその両側に前部円盤４の
外周に臨む玉流入部１３及び１４．１４’が形成され、
下部両側と下部中央に玉流山部１５．１５’　　　　　
　。

及び１６が形成されている。前部円盤４には外周に回転
中心から距離を違えた位置に底部を有する玉受凹部ａ、
ｂ、ｃ、ｄが形成される。玉受凹部ａは中間部で緩ろく
屈曲した略直線状に形成され、かつその底部が回転中心
に最も近く、玉受凹部す及びＣは底部をＬ状に屈曲させ
た鉤状に形成され。

かつ玉受凹部すはその底部が玉受凹部ａの次に回転中心
に近く、玉受凹部Ｃはその底部が回転中心に最も遠い位
置に形成されている。尚玉受凹部ｄ　゛は玉を抱擁する
に適する程度の半円状に形成されたものである。そして
、これら各玉受凹部ａ、ｂ。

ｃ、ｄはガイド枠３の玉流入部１３及び１４．１４’　
と対向したときにその内部に玉を受は入れるようになっ
ている。また、玉受凹部ａｌ　ｂ、Ｃに入った玉は前部
円盤４が反時計方向に回転しているときにはガイド枠３
の玉流山部１５まで運ばれ、また前部円盤４が時計方向
に回転しているときにはガイド枠３真下の玉流山部１６
まで運ばれるようになっている。

後部円盤５には前部円盤４の玉受凹部ａ、ｂ。

Ｃの各底部と一致する位置に軸方向に貫通する玉受孔ａ
＋　ｌ　ｂ＋　＋　ＣＩが形成されている。また、後部
円盤５に対応する取付基板１には各玉受孔ａ＋　＋　ｌ
）ｊ　＊　ｃ＋　と一致する流出孔ａ２　ｒ　ｂ２　＋
　Ｃ２が穿設されている。そして１箱枠１７には流出孔
ａ２　Ｈｂ２　ＨＣ２と一致した連通状の入賞通路ａ３
＋ｂ３＋Ｃ３が形成される。

これまで述べた本発明装置の作用は次の通りである。可
逆回転モータ１０の正転によって前部円盤４は第５図矢
印で示す反時計方向へ回転し、後部円盤５は前部円盤４
と反対方向の時計方向に回転しかつ前部円盤４より低速
で回転する。

しかして、両円盤４．５が回転中、玉Ｂが第５図（イ）
に示すように玉流入部１３から前部円盤４の玉受凹部ａ
に入ると、該玉Ｂはその底部に受けられて上方へ運ばれ
る。そして、第５図（ロ）に示すようにその底部が後部
円盤４の玉受孔ａ、と一致したときこれに入り込み、該
玉受孔ａ１が流出孔ａ２まで回転したときこれより入賞
通路ａｊに流出して入賞玉となる。また、第５図（ハ）
に示すように後部円盤５の玉受孔ａ１が玉受凹部ａと交
差するとき、玉Ｂはこれに入り込み該工受孔ｂｌが流出
孔ｂ２まで回転したとき入賞通路ｂ３に流出して入賞上
となる。また、第５図（ニ）に示すように後部円盤５の
玉受孔ｃ１が玉受凹部ａと交差するとき玉Ｂはこれに入
り込み、玉受孔Ｃ４が流出孔ｃ２まで回転したときこれ
より入賞通路ｃ３に流出して入賞上となる。一方、第５
図（ホ）に示すように玉受凹部ａが玉流黒部１５に達す
るまでに後部円盤５の玉受孔ａｌ　＋　ｂｌ　＋　ｃｌ
のいずれにも交差或いは一致しない場合には玉受凹部ａ
に入った玉Ｂは玉流黒部１５から遊技盤面上へ流出案内
されることになる。尚、玉流入部１４から玉受凹部ａに
玉が入った場合も前述と同様である。

玉受凹部すに入った玉は後部円盤５の玉受孔ａ１に入り
得ないだけで前述と変りなく、その底部が玉受孔ｂ１と
一致したときこれに入り込み、また玉受孔ｃ１が玉受凹
部すと交差するときこれに入り込んでそれぞれ流出孔ｂ
２又はＣ２から入賞通路ｂ３又はＣ３に流出して入賞上
となる。そして、玉受凹部すが玉流黒部１５に達するま
でに玉受孔ｂ＋　ｌ　Ｃ１のいづれにも交差或いは一致
しない場合には玉流黒部１５から遊技盤面上に流出案内
される。また、玉受凹部Ｃに入った玉はその底部が玉受
孔Ｃ５に一致したときこれに入り込んで流出孔ｃ２から
入賞通路ｃ３に流出して入賞上となるに止まり、その他
はすべて流出部１５から遊技盤面上に流出案内される。

また、玉受凹部ｄに入った玉はすべて流出部１５から遊
技盤上に流出案内されるに止まる。

このように、回転中心から距ｍを違えた位置に底部を有
する玉受凹部ａ、ｂ、ｃを複数個設けた前部円盤４と、
その前部円盤４の玉受凹部ａ　＋　ｂ　＋Ｃの各底部と
一致する玉受孔ａｌ　＋　ｂｌ　＋　Ｃ１を複数個設け
た後部円盤５とを互いに反対方向に回転させるようにし
、これら玉受凹部ａ＋ｂ＋ｃと゛玉受孔ａ１．ｂ１．ｃ
１とが一致し又は交差することによって玉を各別の入賞
通路に流出させて入賞上とすることにより、両円盤４，
５の回転タイミングによって入賞する態様に種々の変化
と偶然性を伴なわせることができる。本発明による上述
の装置で前部円盤４と後部円盤５とを備え、かつこれら
両円盤を互いに反対方向に回転させることによって入賞
する態様が非常に変化に富んだものとすることができる
という事実はこれまでの公知の入賞上装置ではなかった
ことである。

入賞する態様を更に変化に富んだものとするには次の付
加手段によって達せられる。

すなわち、前記箱枠１７に形成した各入賞通路ａ３＋ｂ
３＊Ｃ３から流出する入賞玉経路中にその入賞上によっ
てオン動作を生じる入賞玉検出スイッチ１８を設け、該
スイッチ１８のオン動作によって可逆回転モータｌＯの
回転を逆転させるように電気的に接続する。

上述に述へた構成の付加的な作用は次の通りである。す
なわち、第５図で説明したように前部円盤４が反時計方
向に回転しているとき、玉受凹部ａ、ｂ、ｃのいづれか
に玉が入り、これが入賞通路ａ３ｔｌ）３＋ｅ３から入
賞経路に流出されて入賞玉検出スイッチ１８をオン動作
すると、可逆回転モータ１０の回転が逆転し前部円盤４
は時計方向へ回転され、後部円盤５は反時計方向へ回転
されることになる。前部円盤４が時計方向へ回転される
と各玉受凹部ａ、ｂ、ｃに入った玉はいずれもガイド枠
３真下の玉流黒部１６まで運ばれることになり、その結
果客玉受凹部ａ、ｂ、Ｃに入った玉が後部円盤５の各玉
受孔ａ１＋　ｂｌ　ｒ　ｃｌに一致し又は交差して入賞
する確率が高くなり、遊戯者にとって有利な状態を顕現
することができ、一層興趣が高められる。尚、前部円盤
４と後部円盤５との回転速度比を大きくすれば前部円盤
４の各玉受凹部ａ、ｂ、ｃと後部円盤５の各玉受孔ａ１
．ｂ１．ｃ１とが一致し又は交差する確率が低くなり、
反対に回転速度比を小さくすればその確率が高くなるな
ど入賞態様が非常に変化に富んだものとなる。そして、
その回転速度比は前部円盤４を回転させる中心歯車９と
後部円盤５を回転さす内歯歯車８の歯数によって容易に
変更することができる。

［発明の効果コ 以上のように本発明装置は１回転中心から距臣を違えた
位置に底部を有する玉受凹部を複数ｐ＋設けた前部円盤
と、その前部円盤の玉受凹部の各底部と一致する玉受孔
を複数個設けた後部円盤とを互いに反対方向に回転させ
るようにし、これら玉受凹部と玉受孔とが一致し又は交
差することによって玉を各別の入賞通路に流出させて入
賞上とするようにしたものであるから１両円盤の回・詠
タイミングによって入賞する態様に種々の変化と偶然性
を伴なわせることができ、しかも前部円盤の回転方向を
入賞経路に流出される入賞上によって逆転させるように
したものであるから、パチンコ遊戯の興趣を著しく高め
ることができるばかりか、遊戯客に対してスリルと興奮
とを味わせることができるなどの効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は斜視図、第２
図は一部分解して示す斜視図、第３図は中央縦断側面図
、第４図は前部円盤と後部円盤の回転機構を示す正面図
、第５図（イ）〜第５図（ホ）は作用を説明する正面図
である。 １・・・・取付基板、４・・・・前部円盤、５・・・・
後部円盤、ｌＯ・・・・可逆回転モータ、１８・・・・
入賞玉検出スイッチ、ａ、ｂ、ｃ、ｄ・・・・玉受四部
、ａｌ＋’）＋　ｒ　ｃｌ　””玉受孔、ａ２　！　ｂ
２　ｒ　Ｃ２””流出孔、ａ３＋ｂ３＋ｃ３・・・・入
賞通路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 取付基板の前面に可逆回転モータの一方向の回転により
   互いに反対方向に回転する２枚の前部円盤と後部円盤と
   を同心的に設け、前部円盤には外周に回転中心から距離
   を違えた位置に底部を有する玉受凹部を複数個設け、後
   部円盤には前記前部円盤の玉受凹部の各底部と一致して
   軸方向に貫通する玉受孔を複数個設け、取付基板には前
   記後部円盤の各玉受孔と一致して各別の入賞通路に玉を
   排出する流出孔を複数個設けて成り、特定個所に設けら
   れた入賞玉検出スイッチの作動によつて前記可逆回転モ
   ータの回転方向を逆転させるようにしたことを特徴とす
   るパチンコ機の入賞玉装置。