JPS6188044A - 遊星歯車装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、減速装置として利用される遊星歯車装置に関
するものである。

従来例の構成とその問題点 第１図は従来の遊星歯車装置を示し、入力軸（１）に形
成した太陽歯車（２）が遊星歯車（３）とかみ合ってお
り、遊星歯車（３）は内歯歯車（４）ともかみ合ってい
る。入力軸（１）が回転すると、遊星歯車（３）に回転
が伝わるが、これにかみ合っている内歯歯車（４）が固
定さ九ているために、複数の遊星歯車（３）を保持した
環状の第１．第２のキャリアプレート（５）　（６）が
回転し、従って第１のキャリアプレート（５）に一体に
固定した出力軸（７）が回転する。すなわち、入力軸（
１）より伝達される力は、遊星歯車（３）に回転自在に
挿通された軸（８）を介して第１、第２のキャリアプレ
ートの軸受部（９）　（１Ｇ）に伝わり、出力軸（７）
に伝達されるが、軸受部（９）及び（１０）に力が均等
に作用するためには、第１、第２のキャリアプレート（
５）　（６）がキャリアプレートの回転方向に対して剛
性の高い構造でなければならない、そのため、第２図に
示すように、第２のキャリアプレート（６）に、中央に
孔（ｌｌａ）を有する断面略三角形状の筒状の支持部（
１１）を突設し、この支持部（ｔｉ）の穴（ｌｌａ）に
第１のキャリアプレート（５）の支柱（１２）の断面略
三角形状の段部（１３）を嵌合する構造となっていた。

（１４）は段部（１３）の先端に設けた径小部で、この
径小部（１４）が支持部（１１）の円形孔（１５）に挿
入された後先端部がカシメられて第１、第２のキャリア
プレート（５）　（６）が一体に結合される。この構造
だと遊星歯車（３）と支柱（１２）のすき間が少ない場
合段部（１３）の径を大きくとることができず、強度的
に弱くなり、さらに伝達力が大きくなって歯幅（ｈ）を
厚くした場合、支柱（１２）の高さが高くなり１段部（
１３）の基部（１６）に作用する曲げモーメントが大き
くなり、強度的に弱いという問題があった。

発明の目的 本発明は上記従来の問題を解消するもので、強度的に強
い遊星歯車装置を提倶することを目的とする。

発明の構成 上記目的を達成するため、本発明は、入力軸に形成され
た太陽歯車と、この太陽歯車にかみ合う複数個の遊星歯
車と、これら遊星歯車にかみ合う内歯歯車と、前記遊星
歯車に回転自在に挿通された軸の上下両端を保持する第
１及び第２のキャリアプレートとを備え、前記第１のキ
ャリアプレートに先端の径小段部が前記第２のキャリア
プレートの孔に係合する支柱を設け、前記第２のキャリ
アプレートの孔近傍に、前記支柱のキャリアプレート回
転方向部分の外形に係合する段落ち状の四部を設けた構
成としだも゛ので、これにより、装置の強度を高めるこ
とができるものである。

実施例の説明 以下１本発明の一実施例を第３図と第４図に基いて説明
する。第３図は本発明の遊星歯車装置を示し、（２１）
は入力軸、　（２２）は入力軸（２１）と一体に形成さ
れた太陽歯車、　（２３）は太陽歯車（２２）及び内歯
歯車（２４）にかみ合う遊星歯車、（２５）は遊星歯車
に回転自在に挿通された軸で、その上下両端は第１、第
２のキャリアプレート（２６）　（２７）にそれぞれ固
着されており、第１．第２のキャリアプレート（２６）
　（２７）は第１のキャリアプレート（２６）の支柱（
２８）により一体化される。支柱（２８）は先端に径小
の段部（２９）を有し、この段部（２９）が第２のキャ
リアプレート（２７）の円形孔（３０）に挿入され、カ
シメられる。（３１）は第２のキャリアプレート（２７
）に段落ち状に形成される凹部で、凹部（３１）は円形
孔（３０）の近傍に設けられ、凹部（３１）の側壁（３
１８“）は支柱（２８）のキャリアプレート回転方向部
分の外形（２８ａ）に係合する。

次に、作用について説明する。入力軸（２１）の回転は
、太陽歯車（２２）、遊星歯車（２３）に伝えられ。

内ｉｔ車（２４）が固定さ九ていることから、キャリア
プレート（２６）　（２７）が回転し、従って第１のキ
ャリアプレート（２６）に固定されている出力軸（３２
）が回転する。入力軸（２１）より加えられた力は、軸
（２５）を介して第１、第２のキャリアプレートの軸受
部（３３）　（３４）に伝わり、この時、第２のキャリ
アプレート（２７）の円形孔（３０）から第１のキャリ
アプレート（２６）の支柱（２８）の段部（２９）に力
が伝わるが。

支柱（２８）のキャリアプレート回転方向部分の外形（
２８ａ）は凹部（３１）の側壁（３１ａ）に係合してい
るため。

側ＩＮ！、（３１ａ）にも支柱（３１）の外形（２８ａ
）部を介して力が伝わり、段部（２９）に集中的に力が
加わらず、かつ第１．第２のキャリアプレート（２６）
　（２７）の剛性も高くできる。また強度的に一番弱い
部分である段部（２９）の基部の位置が支柱（２８）の
最下部にあるため綾部（２９）に大きな曲げモーメント
が発生せず、強度的に強い構造となる。

発明の詳細 な説明したように、本発明によれば、第１のキャリアプ
レートの支柱による第２のキャリアプレートとの結合強
度は高くなり、構造的に強い遊星歯車装置が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は従来の遊星歯車装置を示し、第１
図は断面図、第２図は第２のキャリアプレートの平面図
、第３図および第４図は本発明に係る遊星歯車装置の一
実施例を示し、第３図は断面図、第４図は第２のキャリ
アプレートの平面図である。 （２１）・・・入力軸、（２２）・・・太陽歯車、（２
３）・・・遊星歯車、　（２４）・・・内歯歯車、（２
５）・・・軸、　（２６）・・・第１のキヤリアブレー
ト、（２７）・・・第２のキャリアプレート。 （２８）・・・支柱、（２８ａ）・・・支柱の外形、　
（２９）・・・段部、（３０）・・・孔、（３１）・・
・凹部代理人　　　森　　本　　義　　弘 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、入力軸に形成された太陽歯車と、この太陽歯車にか
   み合う複数個の遊星歯車と、これら遊星歯車にかみ合う
   内歯歯車と、前記遊星歯車に回転自在に挿通された軸の
   上下両端を保持する第１及び第２のキャリアプレートと
   を備え、前記第１のキャリアプレートに先端の径小段部
   が前記第２のキャリアプレートの孔に係合する支柱を設
   け、前記第２のキャリアプレートの孔近傍に、前記支柱
   のキャリアプレート回転方向部分の外形に係合する段落
   ち状の凹部を設けた遊星歯車装置。