JPS6187686A - ヘキサメチルジシロキサンの分離回収方法 - Google Patents

ヘキサメチルジシロキサンの分離回収方法

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JPS6187686A
JPS6187686A JP59209565A JP20956584A JPS6187686A JP S6187686 A JPS6187686 A JP S6187686A JP 59209565 A JP59209565 A JP 59209565A JP 20956584 A JP20956584 A JP 20956584A JP S6187686 A JPS6187686 A JP S6187686A
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JP
Japan
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acetone
hexamethyldisiloxane
dichloroethane
hmds
azeotrope
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JP59209565A
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English (en)
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JPS6320833B2 (ja
Inventor
Norio Shinohara
紀夫 篠原
Mikio Shiono
塩野 己喜男
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明Gエヘキサメチルジシロキサンの分離回収方法、
特には医薬品工業などで使用されているシリル化剤とし
てのトリメチルクロロシランと溶媒としてσ〕1,2−
ジクロロエタンとから副生される1、2−ジク日ロエタ
ンとヘキサメチルジシロキサンの混合溶液からヘキサメ
チルジシロキサンを分離回収する方法に関するものであ
る。
(従来の技術) 現在、シリル化剤は医薬品製造工業の分野で広く活用さ
れている。このシリル化剤は医薬品合成の過程で分子中
の活性水素と反応して保護基を作り、目的の反応が行な
われた後には加水分解で除去されるというものであるが
、このシリル化反応は一般的にはりpロホルム、ジク冨
ロメタン、1.2−ジクcIロエタンのような塩素系溶
媒中で行なわれている。
しかして、この溶媒中では1.2−ジクaaエタンが安
価であり、かつシリル化反応な高収率で進行させること
ができるという利点をもっているけれども−シリル化剤
としてトリメチルクロロシランのようなトリメチルシリ
ル基を有するものな使用し、溶媒ン1,2−ジクロロエ
タンとすると。
目的反応終了後ff トI7メチルシリル基を脱離した
ときに副生されるヘキサメチルジシロキサンが工、2−
ジクロロエタンとの混合物として回収され。
この混合物は従来各成分に分離する方法がないために焼
却処理せざるを鴎なかったのであるが、これには焼却装
置内にシリカが残留して詰まI】が生じた+1.焼却時
に発生するIs (’J!性ガスで装置が傷められると
いう問題点があった。
そのため−医薬品業界ではシリル化反応の溶媒として1
,2−ジクロロエタンを使いたいという要望が強いにも
拘わらず、他の溶媒を使用することが多く、この解決が
強く望まれている。
(発明の構成) 本発明は上記したような不利を解決する。ヘキサメチル
ジシロキサンと1,2−ツク00エタンの混合液から各
成分を分離回収する方法に関するものであり、これはへ
キサメチルジシロキサンと1.2−ジクロロエタンとの
混合溶液にアセトンを添加し、ヘキサメチルジシロキサ
ンをアセトンとの共沸混合物として分離し、ついでこの
共沸混合物からアセトンを分離してヘキサメチルジシロ
キサンを得ることを特徴とするものである。
すなわち1本発明者らはへキサメチルジシロキサンと1
,2−ジクロロエタンとの混合溶液から各成分を分離回
収する方法について種々検討した結果。
ヘキサメチルジシロキサンと1,2−ジクロロエタンと
は1.2−ジクロロエタン82.4モル%−へキサメチ
ルジシロキサン17.6モル%からなり、沸点が77.
2C/750mmHgである共沸組成物を作るために通
常の蒸留では各成分を純粋な成分として分離することが
できないけれども−この共沸系なくずす@3532分を
添加して共沸蒸留あるいは抽出蒸留によって各成分に分
離する方法について研究し、この第3成分としてアセト
ンを使用すれはへキサメチルジシロキサンがアセトンと
の共沸1勿として分離することができることを見出し、
この共dp 組成、アセトンの添加i’tk、各成分の
単離方法などについての研究を進めて本発明を完成させ
た。
本発明の方法は上記したようにヘキサメチルジシロキサ
ンと1.2−ジクロロエタンとの混合溶液にアセトンを
添加して蒸留し、ヘキサメチルジシロキサンをアセトン
との共沸物として分離することを要旨とするものである
が、これらの各成分の単離はつぎの3工程で行なえばよ
い。すなわち、。
この第1工程はへキサメチルジシロキサンと1゜2−ジ
クロロエタンとの混合溶液にアセトンを添加し、大気圧
下に蒸留してヘキサメチルジシロキサンをアセトンとの
共沸物として分離するものであり、第2工程はこのヘキ
サメチルジシロキサンとアセトンとの共沸組成物に水を
加えてアセトンを水で抽出してヘキサメチルジシロキサ
ンとアセトンを分離するもの、また第3工程はアセトン
水溶液から蒸留によってアセトンを回収するものである
。また、l、2−ジクロロエタンを単離するためには第
1工程でヘキサメチルジシロキサンが留出したあとに1
,2−ジクロロエタンがアセトンとの混合物として残留
しているので、これを分留すればよい。
つぎにこれを添付の図面にもとづいて説明すると一@1
図は本発明方法を実施するための装置の系統図を示した
ものであり、この蒸留缶1にはへキサメチルジシロキサ
ンと1.2−ジクロロエタン給される。アセトンを添加
されたヘキサメチルジシロキサンと1.2−ジクロロエ
タンとの混合物は共1Xlll塔3で大気圧下に蒸留さ
れると、ヘキサメチルジシロキサンはアセトンとの共沸
物として塔頂から留出し、1.2−ジクロロエタンはア
セトンとの混合液として蒸留缶IK残留する。ヘキリメ
チルジシ1」キリンとr[!トンとσ)共沸物はアセト
ン抽出器4に人的−アセトンは水供給口5から供給され
る水で抽出されアセトン水浴戒告6に貯えられ、アセト
ンと分離されたヘキサメチルジシロキサンは回収口1か
ら回収分周1される。
アセトン水溶戒告6に貯えられたアセトン水溶液はアセ
トン回収塔8で蒸留することによって7七トンと水に分
几されるので6回収されたアセトンは蒸留塔に循環使用
すればよく、水はアセトン水溶戒告6の下部から排出さ
せればよい。また。
1.2−ジクロロエタンの単ν准回収はこのアセトンの
循環を止めて−へキサメチルジシロキサンとアセトンと
の共1片物留出後VC1,2−ジクロロエタンとアセト
ンとの混合溶液を蒸留してアセトンを塔頂からやコ去さ
せれば単離することができるので、この蒸留?ηに蒸留
缶1の回収口9から回収すればよい。
上記の方法におけるへキサメチルジシロキサンと1,2
−ジクロ0エタンとのiM合溶gK対するアセトンの1
奈加量はへキサメチルジシロキサンとアセトンが@2図
に示したようにアセトン98モル%、ヘキサメチルジシ
ロキサン2モル%の組成で沸点が56℃/760mmH
gである共沸物を作ることが本発明者らによって確認さ
れていることから、少なくともへキナメチルジシロキサ
ントi、2−ジクロロエタンとの混合溶液中のへキサメ
チルジシロキサンを七のすべてがこのアセトンとの共沸
組成物ケ作るのに必要な量を添加する必要があるが、こ
の過剰の添加はつぎのアセトン抽出工程で使用される水
の量が多くなるので好ましいものではない。また、この
ヘキサメチジシロキサンとアセトンとの共沸組成物から
アセトンを抽出するための水の添加晴は第3図に示した
アセトン−水−ヘキサメチルジシロキサンの液々平衡に
よって定めればよ<、シタがってこれには二相分離に必
要な量以上の水を加えればよいが−好ましくは水相中の
アセトン含有:辻が20モル%となるように加えるのが
よい。
つぎに本発明の実施例を示す◎ 実施例 内容41150Qmlの蒸留フラスコに、塔径25順。
段間l1liI55 mri、段数7のガラス製パルプ
キャップ塔と全縮型冷却器を取りつけた蒸留装置を準備
し。
このフラスコ中に1.2−ジクロロエタン90gとへキ
サメチルジシロキサン10pの混合溶液とアセトン18
0gとを添加して加熱し蒸留操作を行なった。
丙!+’l全体が平衡状態に達してから全通流の状態で
30分間保持したのち、25m1の凝縮液を抜ぎ出すと
いう操作をくり返していき、塔rj1部の温度が変化し
たEU後に加熱を止めたところ、釜残として1,2−ジ
クロロエタンとアセトンとの混合物113pが得られ一
留出液としてヘキサメチルジシロキサンとアセトンとの
混合物166gが得られた。
つぎに、この前者から7七トンを分留したところ、純度
99.0重量%の1.2−ジクロロエタン815+が回
収された。また、この後者については水195gを加え
て静ii’t L、た後、上すを取酪)出して水200
IIで2回洗浄したところ、純度98.5i +、1%
のへキナメチルジシロキサン6.5yが回収され、抽出
操作で得られたアセトン水溶液からはその蒸留によって
純度98.0I!1%のアセトン1351!が回収され
たが、このアセトン中の主な不純物はへキサメチルジシ
ロキサンであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法によるヘキサメチルジシロキサン
−1,2−ジクロnエタンの分離回収工程の系J118
図、第2図はアセトンーヘキナメチルジシロキサン系の
気液平衡を示すX −Y線図、第3図はアセトン−ヘキ
サメチルジシロキサン−水系の液々平衡類を示したもの
である。 l・・・蒸発缶、 3・・・共沸基。 4・・・アセトン抽出器。 6・・・アセトン水溶液臼。 7・・・ヘキサメチルジシロキサン回収口。 8・・・アセトンb収塔。 9・・・1.2−ジクロロエタン回収口。 /Iキ旺出出願人信越化学工業株式会社第 1 因 第2図 n先)ν介導

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、ヘキサメチルジシロキサンと1,2−ジクロロエタ
    ンとの混合溶液にアセトンを添加し、ヘキサメチルジシ
    ロキサンをアセトンとの共沸混合物として分離し、つい
    でこの共沸混合物からアセトンを分離しヘキサメチルジ
    シロキサンを得ることを特徴とするヘキサメチルジシロ
    キサンの分離回収方法。
JP59209565A 1984-10-05 1984-10-05 ヘキサメチルジシロキサンの分離回収方法 Granted JPS6187686A (ja)

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JP59209565A JPS6187686A (ja) 1984-10-05 1984-10-05 ヘキサメチルジシロキサンの分離回収方法

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JPS6187686A true JPS6187686A (ja) 1986-05-06
JPS6320833B2 JPS6320833B2 (ja) 1988-04-30

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5111019A (en) * 1989-03-20 1992-05-05 Fanuc Ltd. Variable-pitch spot welding gun assembly for a welding robot

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5111019A (en) * 1989-03-20 1992-05-05 Fanuc Ltd. Variable-pitch spot welding gun assembly for a welding robot

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