JPS618693A - プラスチツクシンチレ−タ− - Google Patents
プラスチツクシンチレ−タ−Info
- Publication number
- JPS618693A JPS618693A JP12889384A JP12889384A JPS618693A JP S618693 A JPS618693 A JP S618693A JP 12889384 A JP12889384 A JP 12889384A JP 12889384 A JP12889384 A JP 12889384A JP S618693 A JPS618693 A JP S618693A
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- JP
- Japan
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- scintillator
- plastic
- light guide
- resin
- cured layer
- Prior art date
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- Pending
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-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01T—MEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
- G01T1/00—Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
- G01T1/16—Measuring radiation intensity
- G01T1/20—Measuring radiation intensity with scintillation detectors
- G01T1/203—Measuring radiation intensity with scintillation detectors the detector being made of plastics
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- High Energy & Nuclear Physics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Measurement Of Radiation (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、プラスチックシンチレータ−に関するもので
ある。詳しく述べると、大梨化が容易なプラスチックシ
ンチレータ−に関するものである。
ある。詳しく述べると、大梨化が容易なプラスチックシ
ンチレータ−に関するものである。
一般に、α線、β線等の荷電粒子よりなる放射線がある
種の物質中を通過すると、その中の原子または分子を電
離、励起ある〜・は解離させることによってエネルギー
を失なう。一方、このよう′にして物質中に蓄えられた
エネルギーは、熱運動のエネルギーに変えられるかある
いは電磁波として放出される。特に螢光体、燐光体等の
物質の場合には、励起エネルギーのうちのかなりの部分
が可視領域の光として放出され、この現象をシンチレー
ションと称している。また、r線、中性子線等のような
電荷を持たない放射線の場合にも、該放射線が物質と相
互作用する際に放出される二次荷電粒子の効果により同
様な現象がひき起されるので、一般に放射線の検出に広
く利用されている。
種の物質中を通過すると、その中の原子または分子を電
離、励起ある〜・は解離させることによってエネルギー
を失なう。一方、このよう′にして物質中に蓄えられた
エネルギーは、熱運動のエネルギーに変えられるかある
いは電磁波として放出される。特に螢光体、燐光体等の
物質の場合には、励起エネルギーのうちのかなりの部分
が可視領域の光として放出され、この現象をシンチレー
ションと称している。また、r線、中性子線等のような
電荷を持たない放射線の場合にも、該放射線が物質と相
互作用する際に放出される二次荷電粒子の効果により同
様な現象がひき起されるので、一般に放射線の検出に広
く利用されている。
シンチレーション作用を有する物質からなる物体は一般
にシンチレータ−と総称され、タリウムで活性化された
ヨウ化ナトリウムで代表される無機の結晶、7ントラ七
ンで代表される有機の結晶、ターフェニルのキシレン溶
液で代表される有機溶液、あるい+iメタ−ェニルポリ
スチレンのようなプラスチックに溶解させてなる物質、
などから構成されるプラスチックシンチレータ−があり
、これらは放射線検出用の発光体として広く利用されて
いる。これらのうち、%にプラスチックシンチレータ−
は、取扱いの容易さおよび任意かつ大型の形状に成形す
ることが可能である等の利点により宇宙線研究および粒
子加速器を用いる高エネルギー物理学研究の分野では不
可欠のものとなっている。近年、高エネルギー唆理学研
究の分野では、大型の粒子加速器の開発によりますます
大型のプラスチックシンチレータ−が多量に必要とされ
るようになり、該プラスチックシンチレータ−に対する
要求性能として発光量および透明性に代表されるシンチ
レータ−としての基本的な性能とともに、加工性の優れ
ていることが重要な要素となるに至った。
にシンチレータ−と総称され、タリウムで活性化された
ヨウ化ナトリウムで代表される無機の結晶、7ントラ七
ンで代表される有機の結晶、ターフェニルのキシレン溶
液で代表される有機溶液、あるい+iメタ−ェニルポリ
スチレンのようなプラスチックに溶解させてなる物質、
などから構成されるプラスチックシンチレータ−があり
、これらは放射線検出用の発光体として広く利用されて
いる。これらのうち、%にプラスチックシンチレータ−
は、取扱いの容易さおよび任意かつ大型の形状に成形す
ることが可能である等の利点により宇宙線研究および粒
子加速器を用いる高エネルギー物理学研究の分野では不
可欠のものとなっている。近年、高エネルギー唆理学研
究の分野では、大型の粒子加速器の開発によりますます
大型のプラスチックシンチレータ−が多量に必要とされ
るようになり、該プラスチックシンチレータ−に対する
要求性能として発光量および透明性に代表されるシンチ
レータ−としての基本的な性能とともに、加工性の優れ
ていることが重要な要素となるに至った。
従来、プラスチックシンチレータ−用の透明樹脂として
は、ポリスチレン、ポリビニルトルエン等のスチレン系
樹脂が専ら用いられてきたが、これらの樹脂を母体樹脂
として用いたプラスチックシンチレーターは、製造設備
上の制、約のため、例えば全長5mに及ぶ大型のプラス
チックシンチレータ−の製造はきわめて困難である。し
たがって、プラスチックシンチレータ−としての性能を
保持するとともに、接着によって、プラスチックシンチ
レータ−を大型化することが必要である。かかる目的で
エポキシ樹脂系の接着剤が用いられているが、光学的に
透明なエポキシ樹脂は高価であるとともに、十分な接着
強度を持ったプラスチックシンチレータ−を製造できな
い。そのため、エポキシ樹脂で接合したプラスチックシ
ンチレータ−は、切断、切削、研磨などの機械加工がで
きない、あるいは車輛で運搬できない、などの欠点を有
していた。
は、ポリスチレン、ポリビニルトルエン等のスチレン系
樹脂が専ら用いられてきたが、これらの樹脂を母体樹脂
として用いたプラスチックシンチレーターは、製造設備
上の制、約のため、例えば全長5mに及ぶ大型のプラス
チックシンチレータ−の製造はきわめて困難である。し
たがって、プラスチックシンチレータ−としての性能を
保持するとともに、接着によって、プラスチックシンチ
レータ−を大型化することが必要である。かかる目的で
エポキシ樹脂系の接着剤が用いられているが、光学的に
透明なエポキシ樹脂は高価であるとともに、十分な接着
強度を持ったプラスチックシンチレータ−を製造できな
い。そのため、エポキシ樹脂で接合したプラスチックシ
ンチレータ−は、切断、切削、研磨などの機械加工がで
きない、あるいは車輛で運搬できない、などの欠点を有
していた。
プラスチックシンチレータ−は、内部で生じた光を有効
に光電増倍管等の検出器に導くために、内面での全反射
を利用することが多く、したがって、通常は高度に研磨
された状態で使用されるから、接合部が容易に機械加工
できることが必要である。
に光電増倍管等の検出器に導くために、内面での全反射
を利用することが多く、したがって、通常は高度に研磨
された状態で使用されるから、接合部が容易に機械加工
できることが必要である。
本発明は、不飽和ポリエステル樹脂の硬化層を部分的に
有するプラスチック製のシンチレータ−である。
有するプラスチック製のシンチレータ−である。
本発明に係るシンチレーターは、大型のものの製造が容
易である、接合部の機械加工が容易である、などの長所
を有するとともに1発光量、透明性などの諸性能が優れ
ている。
易である、接合部の機械加工が容易である、などの長所
を有するとともに1発光量、透明性などの諸性能が優れ
ている。
部分的とは、プラスチックシンチレータ−の一部に不飽
和ポリエステル樹脂の硬化層が層状に存在することを意
味する。したがって、硬化層は接合層又は積層層などと
して、プラスチックシンチレータ−内、または、それに
連続して、存在する。
和ポリエステル樹脂の硬化層が層状に存在することを意
味する。したがって、硬化層は接合層又は積層層などと
して、プラスチックシンチレータ−内、または、それに
連続して、存在する。
硬化層が部分的にしか存在しないから、発光量、透明性
、機械加工性などが損なわれ1/C<い。硬化層の厚み
は、通常0.3〜5jI11程度である。
、機械加工性などが損なわれ1/C<い。硬化層の厚み
は、通常0.3〜5jI11程度である。
不飽和ポリエステル樹脂とは不飽和ポリエステルにスチ
レンなどのビニル化合物を混ぜ、硬化触媒を用いて重合
反応による架橋反応によって硬化させる樹脂である。不
飽和ポリエステルは不飽和多塩基酸、飽和多塩基酸など
と多価フルフールの縮重合及応援よって得られる。不飽
和多塩基酸の具体例は、無水マレイン酸、フマル酸、イ
タコン酸などであり、飽和多塩基酸の具体例は、無水フ
タル酸、インフタル酸、テレフタル酸などのフタル酸類
、7ジビン酸、セバシン酸、などであり、多価アルクー
ルの具体1例は、エチレングリコールプロピレングリフ
ール、ブタンジオール、ジプロピレングリコールなどで
ある。
レンなどのビニル化合物を混ぜ、硬化触媒を用いて重合
反応による架橋反応によって硬化させる樹脂である。不
飽和ポリエステルは不飽和多塩基酸、飽和多塩基酸など
と多価フルフールの縮重合及応援よって得られる。不飽
和多塩基酸の具体例は、無水マレイン酸、フマル酸、イ
タコン酸などであり、飽和多塩基酸の具体例は、無水フ
タル酸、インフタル酸、テレフタル酸などのフタル酸類
、7ジビン酸、セバシン酸、などであり、多価アルクー
ルの具体1例は、エチレングリコールプロピレングリフ
ール、ブタンジオール、ジプロピレングリコールなどで
ある。
ビニル化合物の具体例は、スチレン、メタクリル酸メチ
ル、ジアリルフタレートなどである。
ル、ジアリルフタレートなどである。
不飽和多塩基酸と飽和多塩基酸の総重量中、フタル酸類
が50重量%、好ましくは、70重量−以上として、縮
重合させた7タル酸系ポリエステルを用いると、硬化層
が光学的に透明であるとともに、芳香環を多く有すため
、硬化層の発光性が良い。不飽和ポリエステルとビニル
化合物の混合樹脂液の総重量中、スチレンモノマーが少
なくとも10重量%、好ましくは、20〜50重量%だ
と、硬化層の接着強度が優れるとともに、硬化層の発光
性が良好である、不飽和ポリエステルの混合樹脂液は硬
化触媒により、硬化せしめることができる。
が50重量%、好ましくは、70重量−以上として、縮
重合させた7タル酸系ポリエステルを用いると、硬化層
が光学的に透明であるとともに、芳香環を多く有すため
、硬化層の発光性が良い。不飽和ポリエステルとビニル
化合物の混合樹脂液の総重量中、スチレンモノマーが少
なくとも10重量%、好ましくは、20〜50重量%だ
と、硬化層の接着強度が優れるとともに、硬化層の発光
性が良好である、不飽和ポリエステルの混合樹脂液は硬
化触媒により、硬化せしめることができる。
硬化触媒Eしては、例えば過酸化ベンゾイル、過酸化ラ
ウロイル、アゾビスインブチロニトリルなどのラジカル
重合触媒などである。ラジカル重金触媒は単独で、ある
いは他の物質との組合−で用い・ることかできる。レド
ックス触媒、例えば過酸化ベンゾイルなどの過酸化物と
N、N−ジメチル7ニリンなどの第3級アミンの組合せ
、あるいはナフテン酸コバルトとメチルエチルケトソバ
−オキサイドの組合せ、などを用いると不飽和ポリエス
テルの混合樹脂液は加熱下のみならず10〜35℃の常
温で短時間で硬化できるので、好都合である。
ウロイル、アゾビスインブチロニトリルなどのラジカル
重合触媒などである。ラジカル重金触媒は単独で、ある
いは他の物質との組合−で用い・ることかできる。レド
ックス触媒、例えば過酸化ベンゾイルなどの過酸化物と
N、N−ジメチル7ニリンなどの第3級アミンの組合せ
、あるいはナフテン酸コバルトとメチルエチルケトソバ
−オキサイドの組合せ、などを用いると不飽和ポリエス
テルの混合樹脂液は加熱下のみならず10〜35℃の常
温で短時間で硬化できるので、好都合である。
本発明に用いる硬化層υ外のプラスチ7クシンチレータ
ーは、そ、の総重量中、スチレン類の単位を50を量チ
、好ましくは、80重量%含有する樹脂を固体とするが
よい。このようなプラスチ7クシンチレーターはアクリ
ル樹脂を母体とするプラスチックシンチレータ−のよう
に、多査のシンチレーション物質を添加しなくても充分
な発光量が得られる。したがって、アクリル樹脂を母体
樹脂とするプラスチックシンチレータ−の欠点の一つで
ある減衰時間の長さが大幅に改良されるほか、アクリル
樹脂に比して屈折率が高いので、シンチレーションで発
生し゛た光を内面の全反射で取出す際の効率がよいとい
う利点を有している。
ーは、そ、の総重量中、スチレン類の単位を50を量チ
、好ましくは、80重量%含有する樹脂を固体とするが
よい。このようなプラスチ7クシンチレーターはアクリ
ル樹脂を母体とするプラスチックシンチレータ−のよう
に、多査のシンチレーション物質を添加しなくても充分
な発光量が得られる。したがって、アクリル樹脂を母体
樹脂とするプラスチックシンチレータ−の欠点の一つで
ある減衰時間の長さが大幅に改良されるほか、アクリル
樹脂に比して屈折率が高いので、シンチレーションで発
生し゛た光を内面の全反射で取出す際の効率がよいとい
う利点を有している。
さらには、不飽和ポリエステル樹脂の硬化層と完全な透
明性および十分な接着強度をもって接着できる。スチレ
ン類の具体例は、スチレン、ビニルトルエン、およびα
−メチルスチレンなどである。プラスチックシンチレー
タ−母体が架橋された構造を有すると、非架橋性の樹脂
を母体とするプラスチックシンチレータ−に比して、機
械加工性、耐溶剤性、耐放射線性などの諸性能が優れる
。
明性および十分な接着強度をもって接着できる。スチレ
ン類の具体例は、スチレン、ビニルトルエン、およびα
−メチルスチレンなどである。プラスチックシンチレー
タ−母体が架橋された構造を有すると、非架橋性の樹脂
を母体とするプラスチックシンチレータ−に比して、機
械加工性、耐溶剤性、耐放射線性などの諸性能が優れる
。
本来、プラスチックシンチレータ−は、その機能上、常
に放射線に曝らされて使用されるので、耐放射線性は重
要な性質である。一般に、透明なプラスチック類は、放
射MKよる被1lII#i!量の増加に伴ない着色が増
大し、かつ機械的強度が次第に低下し、ついには崩壊す
るに至るが、スチレン系樹脂は、アクリル樹脂等に比し
て放射線によるこのような損傷の程度が著しく軽度であ
る。このことは、プラスチ7クシンチレーターとしての
性質からみた場合、本発明によるプラスチックシンチレ
ータ−が、使用中における経時的な透明性の低下すなわ
ち実際に該プラスチックシンチレータ−か、ら取出し得
る光量の経時的な低下がアクリル樹脂を母体樹脂とする
プラスチックシンチレータ−に比して著しく少ないこと
を意味する。
に放射線に曝らされて使用されるので、耐放射線性は重
要な性質である。一般に、透明なプラスチック類は、放
射MKよる被1lII#i!量の増加に伴ない着色が増
大し、かつ機械的強度が次第に低下し、ついには崩壊す
るに至るが、スチレン系樹脂は、アクリル樹脂等に比し
て放射線によるこのような損傷の程度が著しく軽度であ
る。このことは、プラスチ7クシンチレーターとしての
性質からみた場合、本発明によるプラスチックシンチレ
ータ−が、使用中における経時的な透明性の低下すなわ
ち実際に該プラスチックシンチレータ−か、ら取出し得
る光量の経時的な低下がアクリル樹脂を母体樹脂とする
プラスチックシンチレータ−に比して著しく少ないこと
を意味する。
かかる架橋された樹脂を母体とするプラスチ7クシンチ
レーターはスチレン単量体と炭素−炭素二重結合を、分
子内に少なくとも二つ含むラジカル重合性の架橋性単量
体、例えば、1,3−プロパンジオールジアクリレート
、エチレングリコールジメタクリレート、グリセリント
リアクリレート、ジアリルフタレートなど、を共重合さ
せることによって得られる。単量体の総重量中、架橋性
単量体は、′、Q、J 、 l 0重量%の範囲が好ま
しい。
レーターはスチレン単量体と炭素−炭素二重結合を、分
子内に少なくとも二つ含むラジカル重合性の架橋性単量
体、例えば、1,3−プロパンジオールジアクリレート
、エチレングリコールジメタクリレート、グリセリント
リアクリレート、ジアリルフタレートなど、を共重合さ
せることによって得られる。単量体の総重量中、架橋性
単量体は、′、Q、J 、 l 0重量%の範囲が好ま
しい。
本発明によるプラスチックシンチレータ−においては1
本質的には必ずしもシンチレーション物質を添加する必
要はないが、実用的には、発生したシンチレーション光
が有効に光電子増倍管に検知されるためには、通常シン
チレーション物質が添加される。この目的のためには、
公知のシンチレーション物質、例えばパラターフェニル
、2゜5−ジフェニルオキサゾール、2−(4−ターシ
ャリ−ブチルフェニル)−5−(4−ビフェニリル)−
1,,3,4−オキサジアゾール等を添加することがで
き、さらに発光効果を増大させることができる。添加量
についても特に制限はなく、使用目的により本発明のシ
ンチレータ−母体樹脂中への溶解度の範囲内で選択すれ
ばよく、用いられるシンチレーション物質の種類により
異なるが通常は0.1〜5重量%、好ましくは0.1〜
3重量%の範囲が選ばれる。すなわち0.1重量−未満
では添加効果が充分でなく、5重量%を越えると経済的
に不利なばかりでなく、いわゆる濃度消光により発光量
が低下する場合もある。
本質的には必ずしもシンチレーション物質を添加する必
要はないが、実用的には、発生したシンチレーション光
が有効に光電子増倍管に検知されるためには、通常シン
チレーション物質が添加される。この目的のためには、
公知のシンチレーション物質、例えばパラターフェニル
、2゜5−ジフェニルオキサゾール、2−(4−ターシ
ャリ−ブチルフェニル)−5−(4−ビフェニリル)−
1,,3,4−オキサジアゾール等を添加することがで
き、さらに発光効果を増大させることができる。添加量
についても特に制限はなく、使用目的により本発明のシ
ンチレータ−母体樹脂中への溶解度の範囲内で選択すれ
ばよく、用いられるシンチレーション物質の種類により
異なるが通常は0.1〜5重量%、好ましくは0.1〜
3重量%の範囲が選ばれる。すなわち0.1重量−未満
では添加効果が充分でなく、5重量%を越えると経済的
に不利なばかりでなく、いわゆる濃度消光により発光量
が低下する場合もある。
プラスチックシンチレータ−内で発生した光は、通常、
光電子増倍管により検知されるが、使用する光電子増倍
管の最高感度が得られる波長にシンチレータ−からの光
の波長を一致させるために11.4−ビス−2−(5−
フェニルオキサシリル)−ベンゼン、2,5−ビス−2
−’(5−ターシャリーグチルベンゾキサゾリル)−チ
オフエ/、II 4−ビス−(2−メチルスチリル)−
ベンゼン、4.4−ビス−(2,5−ジメチルスチリル
)−ベンゼン等のシンチレーション物質を含有させるこ
とも、もちろん本発明の実施態様に含まれる。
光電子増倍管により検知されるが、使用する光電子増倍
管の最高感度が得られる波長にシンチレータ−からの光
の波長を一致させるために11.4−ビス−2−(5−
フェニルオキサシリル)−ベンゼン、2,5−ビス−2
−’(5−ターシャリーグチルベンゾキサゾリル)−チ
オフエ/、II 4−ビス−(2−メチルスチリル)−
ベンゼン、4.4−ビス−(2,5−ジメチルスチリル
)−ベンゼン等のシンチレーション物質を含有させるこ
とも、もちろん本発明の実施態様に含まれる。
第二のシンチレーション物質の添加量も特に制限はない
が、透明性および経済性を考慮して0.001〜0.1
重量%、好ましくは0.005〜0.05重量%の範囲
が選択される。
が、透明性および経済性を考慮して0.001〜0.1
重量%、好ましくは0.005〜0.05重量%の範囲
が選択される。
これらのシンチレーション物質は不飽和ポリエステル樹
脂の硬化層中に必要に応じて、同様に含ませることがで
きる。含ませると、シンチレータ−ターの全体がシンチ
レーションヲ示ス。
脂の硬化層中に必要に応じて、同様に含ませることがで
きる。含ませると、シンチレータ−ターの全体がシンチ
レーションヲ示ス。
プラスチックシンチレータ−内で発生した光は、ライト
ガイドを介して、通常、光電子増倍管に導かれる。ライ
トガイドとは、シンチレータ−内で発生した光を内面の
全反射で取出すための装置であって1通常は、紫外線吸
収剤を含有しないメタクリル樹脂を機械加工することに
よって製作される。
ガイドを介して、通常、光電子増倍管に導かれる。ライ
トガイドとは、シンチレータ−内で発生した光を内面の
全反射で取出すための装置であって1通常は、紫外線吸
収剤を含有しないメタクリル樹脂を機械加工することに
よって製作される。
ライトガイドとシンチレータ−との接着層を前述の不飽
和ポリエステル樹脂の硬化層とすれば、前述の諸利点、
すなわち、接合部が優□れた透明性、十分な接着強度な
ど、をもった、ライトガイド付きのプラスチック板のシ
ンチレータ−が得られる。
和ポリエステル樹脂の硬化層とすれば、前述の諸利点、
すなわち、接合部が優□れた透明性、十分な接着強度な
ど、をもった、ライトガイド付きのプラスチック板のシ
ンチレータ−が得られる。
以下、酢附図面を参照しつつ、実施例を挙げて、本発明
をさらに詳細に説明する。
をさらに詳細に説明する。
以下の実施例において、部およびチはそれぞれ重量部お
よび重量%である。
よび重量%である。
実施例1
スチレン単位を98%、1.6−ヘキサンジオールジア
クリレート単位を約1%、シンチレーション物質を1.
0%含む、厚み20順、中120mのプラスチック板を
2本準備した。長さが3000鱈の該プラスチック板と
長さが2000smの該プラスチック板を間l!12■
でもって位置せしめ、ついで、間隙部の外周縁部にプラ
スチック板のシートを巻くことKよって、注入袋を作成
した。不飽和ポリエステルの混合樹脂液99%、0.5
%のメチルエチルケトンパーオキサイド溶液および0.
5優のシンチレーション物質よりなる混合液を該注入袋
に注入したところ、該混合液は、触媒の添加後、25℃
で2時間で硬化した。
クリレート単位を約1%、シンチレーション物質を1.
0%含む、厚み20順、中120mのプラスチック板を
2本準備した。長さが3000鱈の該プラスチック板と
長さが2000smの該プラスチック板を間l!12■
でもって位置せしめ、ついで、間隙部の外周縁部にプラ
スチック板のシートを巻くことKよって、注入袋を作成
した。不飽和ポリエステルの混合樹脂液99%、0.5
%のメチルエチルケトンパーオキサイド溶液および0.
5優のシンチレーション物質よりなる混合液を該注入袋
に注入したところ、該混合液は、触媒の添加後、25℃
で2時間で硬化した。
つイテ、80℃で5時間加熱する、ことによって、プラ
スチック板+11とプラスチック板(2)が不飽和ポリ
エステル樹脂の硬化層(3)によって接合された、長さ
5002satのプラスチック板のシンチン−ターを得
た。
スチック板+11とプラスチック板(2)が不飽和ポリ
エステル樹脂の硬化層(3)によって接合された、長さ
5002satのプラスチック板のシンチン−ターを得
た。
該シンチレータ−の両側面をプラスチック用の丸のとで
切断して、巾100mとし、ついで切断面を研磨加工し
た。
切断して、巾100mとし、ついで切断面を研磨加工し
た。
硬化層である接合部(31は光学的に完全に透明でシン
チレータ−として適するとともに、切断などの加工によ
っても接合部(3)は剥離しなかった。同様な方法で試
験片を作成し、接合部(3)の引張り接着強度を測定し
たところ、28 oKp/cd (ASTM D63
8)であった。
チレータ−として適するとともに、切断などの加工によ
っても接合部(3)は剥離しなかった。同様な方法で試
験片を作成し、接合部(3)の引張り接着強度を測定し
たところ、28 oKp/cd (ASTM D63
8)であった。
前記混合樹脂液の残液を用いて、硬化層(3)と同一組
成を有する板を作成した。鎖板にβ線を照射し、生じた
シンチレーション光を波高分析することによって、発光
効率を測定したところ、高い発光効率を示した。すなわ
ち、硬化層(3)は、シンチレータ−として、十分な発
光性を有するものでありた。
成を有する板を作成した。鎖板にβ線を照射し、生じた
シンチレーション光を波高分析することによって、発光
効率を測定したところ、高い発光効率を示した。すなわ
ち、硬化層(3)は、シンチレータ−として、十分な発
光性を有するものでありた。
なお、本実施例で用いた不飽和ポリエステルの混合樹脂
液は、無水フタル酸52%、フマール酸9%、プpピレ
ングリコール39%よりなる混合物を縮重合して得られ
た不飽和ポリエステル樹脂100部に対してスチレンモ
ノマー40部の割合で混合し、微量の硬化促進剤をさら
に添加した溶液である。
液は、無水フタル酸52%、フマール酸9%、プpピレ
ングリコール39%よりなる混合物を縮重合して得られ
た不飽和ポリエステル樹脂100部に対してスチレンモ
ノマー40部の割合で混合し、微量の硬化促進剤をさら
に添加した溶液である。
比較例1
不飽和ポリ、エステル樹脂の代りに、光学レンズ用の常
温硬化性のエポキシ樹脂を用いて、実施例1と同様にし
て、プラスチック板のシンチレータ−を得た。接合部は
、実施例1と同様に、光学的に透明であった。ついで、
本例のシンチレータ−板の両側面をプラスチック用の丸
のとで切断したところ、接合部の一部が剥離した。実施
例1と同様にして、引張り接着強度を測定したところ、
10入り一であった。
温硬化性のエポキシ樹脂を用いて、実施例1と同様にし
て、プラスチック板のシンチレータ−を得た。接合部は
、実施例1と同様に、光学的に透明であった。ついで、
本例のシンチレータ−板の両側面をプラスチック用の丸
のとで切断したところ、接合部の一部が剥離した。実施
例1と同様にして、引張り接着強度を測定したところ、
10入り一であった。
実施例2
厚み205mのメタクリル樹脂板を機械角ニオることK
よってメタクリル樹脂製のライトガイド(全長2001
II)を得た。
よってメタクリル樹脂製のライトガイド(全長2001
II)を得た。
該ライトガイドと実施例1のシンチレータ−を、実施例
1と同様にして、不飽和ポリエステル樹脂で両端に接合
した。ライトガイド(4)とシンチレータ−(1)の接
合部(5)は光学的に透明であった。ついで、該接合部
を研削、研磨加工することによってライトガイド付きの
シンチレータ−を得た。シンチレータ一部(tl+ f
2+で生じたシンチレーション光を、接合部(5)で光
損失を生じさせることなり、°ライトガイド部(4)に
導主、さらにライトガイド(4)の先端部にとりつけら
れた光電子増倍管に導くことができた。
1と同様にして、不飽和ポリエステル樹脂で両端に接合
した。ライトガイド(4)とシンチレータ−(1)の接
合部(5)は光学的に透明であった。ついで、該接合部
を研削、研磨加工することによってライトガイド付きの
シンチレータ−を得た。シンチレータ一部(tl+ f
2+で生じたシンチレーション光を、接合部(5)で光
損失を生じさせることなり、°ライトガイド部(4)に
導主、さらにライトガイド(4)の先端部にとりつけら
れた光電子増倍管に導くことができた。
なお、接合部(圀は、研削、研磨などによって接着界面
部が剥離することはなかった。研磨後、常温に4ケ月放
置したが、接合部(5)の研磨面属クランクなどは発生
しなかった。接合部(5)の引張り接着強度は180入
り讐 であった。
部が剥離することはなかった。研磨後、常温に4ケ月放
置したが、接合部(5)の研磨面属クランクなどは発生
しなかった。接合部(5)の引張り接着強度は180入
り讐 であった。
第1図は、シンチレータ−の両端にライトガイドを接合
したライトガイド付きのシンチレータ−の斜視図であり
、第2図はその断面図である。
したライトガイド付きのシンチレータ−の斜視図であり
、第2図はその断面図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)不飽和ポリエステル樹脂の硬化層を部分的に有する
プラスチツクシンチレーター。 2)不飽和ポリエステル樹脂がフタル酸系ポリエステル
である特許請求の範囲第1項記載のプラスチツクシンチ
レーター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12889384A JPS618693A (ja) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | プラスチツクシンチレ−タ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12889384A JPS618693A (ja) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | プラスチツクシンチレ−タ− |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS618693A true JPS618693A (ja) | 1986-01-16 |
Family
ID=14995949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12889384A Pending JPS618693A (ja) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | プラスチツクシンチレ−タ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS618693A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005116691A1 (en) * | 2004-05-24 | 2005-12-08 | Symetrica Limited | Gamma ray detectors |
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JP2011149731A (ja) * | 2010-01-19 | 2011-08-04 | Toshiba Corp | プラスチックシンチレータ部材の製造方法及び放射線検出器 |
JP2012533734A (ja) * | 2009-07-16 | 2012-12-27 | ユニバーシテット ヤギエロンスキ | ガンマ量子反応の位置及び時間を測定するストリップ装置と方法及び陽電子放射断層撮影においてガンマ量子反応の位置及び時間を測定するストリップ装置の使用方法 |
JP5205681B2 (ja) * | 2009-12-04 | 2013-06-05 | 独立行政法人放射線医学総合研究所 | 放射線検出用素子、放射線検出器および放射線検出方法 |
JP2019502772A (ja) * | 2015-11-19 | 2019-01-31 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | シンチレータナノコンポジット |
-
1984
- 1984-06-22 JP JP12889384A patent/JPS618693A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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GB2418015A (en) * | 2004-05-24 | 2006-03-15 | Symetrica Ltd | Gamma ray detectors |
GB2418015B (en) * | 2004-05-24 | 2006-12-20 | Symetrica Ltd | Gamma ray spectrometers |
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WO2011067952A1 (ja) * | 2009-12-04 | 2011-06-09 | 独立行政法人放射線医学総合研究所 | 放射線検出用素子 |
WO2011067849A1 (ja) * | 2009-12-04 | 2011-06-09 | 独立行政法人放射線医学総合研究所 | 放射線検出用素子 |
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US8766197B2 (en) | 2009-12-04 | 2014-07-01 | National Institute Of Radiological Sciences | Radiation detection element |
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