JPS6185238A - 車両用映像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、車両の安全性を向上させるために、運転者に
対し視覚表示を行う車両用影像装置に関する。

［従来技術］ 従来より、車両走行の安全性をより向上させるために運
転者に対して各種の視覚表示を行う装置が搭載されてい
る。例えば、バス等の大型車は後方の視界が悪いため、
後進時に車体後部に取付けたテレビカメラによって後方
のＩＩＩｍを運転席に備えられるモニタに映し出したり
、あるいはそのような電気的な影像装置を用いず直接鏡
を用いて運転者の視界を確保している。また、後者の他
の例としては、特開昭５８−１７７７３８号に開示され
るごとく、車両のボンネット上に車両の前方側面方向の
風景を写し出す鏡を設けて運転者の死角となる部分を補
助するものも提案されている。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、上記のごとき従来の映像装置も以下のご
とき問題点を有しており、未だに充分なものぐはなかっ
ｌＪ。

叩＃）、従来の映像駅買は甲に通常の運転姿勢では死角
どなるΦ両性の風景を運転者の目前に映し出でものであ
り、該映し出す部分に対して運転者は相当の注意を払っ
て危険がないが監視をしなければならないのである。し
か’ｂ−ｊレビヵメラ等を使用してモニタに映し出す画
像は、そのモニタ部分ｊ−人きくすると運転の妨げどな
ったり、そのモニタが新たな死角を作るので画像は小さ
なものであり、また鏡を用いるものも車両のボンネット
上など運転席から離れた位置に取付けられており、通常
の運転の妨げとならないようにその鏡の面積が限られる
ため）１息深く影像を監視するにも限度がある。

本発明は上記問題点を解決することを目的としてなされ
たもので、運転者が通常の姿勢により運転を行っていた
のでは認識し難い視野の情報を適確に、しかも簡単に監
視することができる車両用映像装置を捷供することを目
的とする。

［問題点を解決するための手段１ −　３　　＝ 上記問題点を解決でるための手段として本発明は次のよ
うな構成が取られた。

即ち、第１図の基本的構成図に示寸如く、本発明の構成
は、 車両■に備えられた画像検出手段１１Ａにより、車両外
の風景を検出し、該車両の運転者に前記検出結果を視覚
表示する視覚表示手段ＨＢを備える車両用映像装置■に
おいて、 前記画像検出手段Ｉ［Ａの検出結束と該検出より所定時
間経過後の該画像検出手段による同−風景検出手段結束
とを比較する比較手段■Ｃと、該比較手段■Ｃにより得
られる比較結果が所定値以上である部分を強調して視覚
表示する画像強調手段ＩＩＤと、 を備えたことを特徴とする車両用映像装置をぞの要旨と
している。

［作用］ 本発明の画像検出手段とは、運転者の目の代りを采すも
ので、例えばイメージセンサである撮像管あるいは固体
ｍ像素子を用いて構成され、運転の安全性確認のために
必要な検出範囲の光学情報を電気信号に変換する。ここ
で運転の安全性確認のために必要な検出範囲とは、運転
者の視覚補助のため歩行者を検出するものであれば車両
に極めて近づき、危険な距離にある通常の大人の身体全
体がその範囲の最小限値であり、車両の走行路の安全性
確認を行うものであれば車両走行に必要な車両長、車両
幅等がその範囲の最小限値となるのであり、目的に合わ
せて任意に決められる。

視覚表示手段とは、前記画像検出手段の検出結束を光学
情報に変換し、運転者の視覚に訴えるものである。従っ
て、運転席近傍の、運転の妨げとならない位置に備えら
れる。また、その表示は常時実行される必要はなく、例
えば車両前方側面の方向の安全確認のために表示するも
のであれば、交差点への進入時や狭い路地から出る時等
の車両の走行速度が低い時、あるいは運転者がその表示
を希望するスイッチ操作等を実行した時に限って表示す
るものであってもよい。

比較手段は、前記画像検出手段の時間的に相違する同一
風景の画像検出結果を比較する。同一風景の異なる時間
での影像結果比較しているため、比較手段により比較さ
れる同−ｆｆｌ景内で、比較する２つの映像結果の時間
差内に移動した物体が比較結果に表われる。即ち、車両
に対して移動する物体は、この比較手段の比較結果とし
て検出されることになる。例えば、車両が停中中あるい
は極めて低い速度で走行中であれば、この車両に向って
急速に近づいてくる人、巾等は大きな比較結宋埴として
表われ、地上に固定の電柱、壁等は比較結果中には表わ
れないかあるいは極めて小さな（１ｔ１として表われる
のである。

この比較手段の結果が所定値以上である部分を前記視覚
表示手段に強調して表示するものが画像強調手段である
。強調した視覚表示とは、運転者に注意を促すための視
覚表示をすることである。

従って、その部分の輝度を他の部分に比較して上げて明
暗で表示したり、赤や黄色等の注意を引き易い色彩によ
って表示する等の技術が利用される。

以下、本発明をより具体的に説明するために実施例を挙
げて詳述する。

［実施例］ 第２図は本発明の実施例である車両用映像装置の構成ブ
ロック図である。

図において、１０は画像検出手段を構成するイメージセ
ンサとしてのＣＣＤｌ１像素子を表わしており、外部光
をＮＤフィルタ１０ａ、しぼり１０ｂを通して適度な光
墨とした光学情報を入力し電気信号に変換する。この外
部光の取り込み口は、第３図（Ａ）に示すように、車両
の前部分の左右フェンダ上に備えられ、車両の前部分の
側面である範囲Ａを検出範囲としている。図示のように
本実施例では第２図のブロック図で示す車両用映像装置
を左右２系統搭載したものであるが、その動作は同一で
あるのでの一系統について以下説明する。１１はＮＤフ
ィルタ切換装置、１−２はしぼり装置で模述する電子制
御装置６０からの信号により前記ＮＤフィルタ１０ａ、
しぼり１０ｂを作動する。２０は、赤外光源１１ＪＩＩ
Ｉ装置１ｆ２１からの発光信号により赤外光を発射する
赤外光源で、夜間等の外部光の明るさが不足する場合等
に補助照射を実行し、夜間でも本装置の作動を確保する
。３０はゲイン制御ビデオアンプであり、ＣＣＤ１ｌｆ
ｌｌ＆素子からの光電変換信号の画像信号の平均の明る
さがほぼ一定となるようにそのゲインを制御しつつ画像
信号の増幅を行う。このゲイン制御ビデオアンプ３０の
出力はビデオレベルモニタ回路３１、Ａ／Ｄコンバータ
４０及びビデオレベル出力制御アンプ５０へ入力される
。ビデオレベルモニタ回路３１とは、ゲイン制御ビデオ
アンプ３０から出力されるビデオ信号がＡ／Ｄコンバー
タ４０の入力信号として適正な値となるようにするため
のモニタを行う回路で、その検出結果を電子υ制御装置
６０へ出力することで、前述のごと＜ＮＯフィルタ切換
装置１１、しぼり制御装［１２を該電子Ｉ制御装置６０
が作動させ、また、ゲイン制御ビデオアンプ３０のゲイ
ンを１ｌＪＩｌｌする公知の自動利１＃ｉｇｌ整を行い
ＣＣＤＩ像素子への入射光量を適度な値とするとともに
、最良のビデオ信号出力が得られるのである。このよう
にして作られたビデオ゛信号を入力するＡ／Ｄコンバー
タ４０はそのビデオ信信（アナログ信号）を２値化（デ
ィジタル信号）して、画像バッファメモリ４１に該ディ
ジタル化したビデオ信号を記憶させる。４２は演算回路
で、Ａ／Ｄコンバータ４０からの現在のビデオ信号のデ
ィジタル化した信号と以前にディジタル化され画像バッ
ファメモリ４１内に記憶していた信号との２人力を行い
、内部でその差を演算し、２つのビデオ信号の比較結果
を出力する。即ち、２つのビデオ信号の中で同一の情報
は取り除き、変化の大きな部分だけを検出してその画素
に関する情報をビデオ出力制御アンプ５ｏに出力するの
である。

このビデオ出力制御アンプ５０は前記のようにゲイン制
御ビデオアンプ３０からのビデオ信号をもう１つの信号
として入力しているが、このビデオ信号をモニタテレビ
７０に出力するのに適当なように信号増幅を実行すると
ともに、演算回路４２からの比較結果により大きくビデ
オ信号に変化のあった部分をより明るくするように増幅
度を高めている。これにより、例えば本映像ｔ装置を搭
載した車両が停車又は僅かな速度で路地から出ようとし
たとき、その側面より急速に接近する他の車両がいたと
すれば、現在のその接近する車両の映像がゲイン制御ビ
デオアンプ３０からの信号としてビデオ出力制御アンプ
５０へ入力され、またそれよりも数秒あるいは数分以前
のその車両の映像と現在のその映像との差、即ち、その
接近しつつある車両の軌跡が演算回路４２から同様にビ
デオ出力制御アンプ５０へ入力されるのである。従って
、モニタテレビ７０に映し出される映像は現在の接近し
つつある車両及びその車両の明るく光る軌跡となる。ま
た、６０はマイクロコンピュータを中心として構成され
た電子制御Ｉ装置であり、前述したように各種危機の制
御を実行している他、内部に高精度のクロックを有して
おり、タイミング回路６１を作動させて前述した各装置
、回路等の動作の同期を取っている。６２は車両の走行
速度を検出する車速センサ、６３は前述した赤外光源２
０を発光させるためのスイッチ及び７０は前述したよう
にビデオ出力制御アンプ５０で合成作成さ−１〇　　− れた（ｉｔ　ｒｊを実際に運転者の視覚に訴えるための
七二タールビで、運転席近傍に備えられるものである。

この中速ｐンリ６２の出力を入力Ｍる電子制御ＩＩ　ｇ
　’ｉｎ　６０は、車両が中、高速で走行中には各装置
のｆｌｉＦＩＪを中ＩＩ　Ｊべく制御Ｊる。

以−［の動作を実ｉｊするための電了制ｔａ　ｇ置６０
内部にＹめ配憶される制御ブ［］グラｌ＼は第４図に示
覆如さものである。

まず、本プログう１１が処理し初められるとスフツブ１
００が実（ｊされ、車速レンリ６２の信暑の取りこみが
↑ｊわれる。イして、予め電了制罪装買６０が記憶づる
充分に小さな値である基準速度ＶＢと実際の車速Ｖとを
比較しくステップ１１０〉、基へ東速亀ＶＢ以りぐ車両
が走行中であればステップ１２０へ進みタイミング回路
６１へのクロック信号出力を停止する等して前述したモ
ニタテレビ７０へ映像出力がされないようにして本プロ
グラムの処理を完了し、再びステップ１００へ戻る。

また、Ｖ＜ＶＢであると判断されると、ステップ１３０
にて赤外発光のためのスイッチ６３が［０Ｎ」状態とさ
れているか否かの判断を（−１い、［ＯＮ　」’、；ら
ば赤外光源制御ａ装置２１を０動（ス′Ｉツブ１４０）
さ１！て、［０［丁［１ならば該制ｔｉ１１に冒２１を
作動させることなくくスーアップ１５０）映像装置の作
動を開始（スフツブ１６０）ｒｊる。叩ち、ＣＣＤＣＤ
撮像素光電変換仁８を前述のごとく各種の処理を施して
モニタフレピア０に表１１、シ。

運転者の視覚へ訴えるのである。続くステップ１７０で
はビデオレベルモニタ回路３１からのビデオ信号のモニ
タ結果を読み込み、該読み込み伯を基に、次のステップ
１８０ではＮＧフィルタ１０ａ、しぼり１０ｂ及びゲイ
ン制御ビデオアンプを制御して最適のビデ′Ａ１８号出
力が１ｒｉられるよう４〔、いわゆる自動利得制御（Δ
Ｇ　Ｃ）が実行され、■二タテレピア０の映像をより鮮
明なものとして再度ステップ１００へ戻り以上の処理を
繰り返して実行するのである。

このように構成される本実施例の車両用映像装置は、次
のように動作する。

車速Ｖが小さく、基準速度ＶＢより６低いとさ、例えば
車両が第５図に示すように狭い路地Ｇから広い道路Ｒに
出るために徐行運転しているようなとき、本映像装置が
動作を開始し、運転席近傍のモニタテレビ７０に領域へ
の影像が映し出されるのである。しかも、イの時、演悼
回路４２により領域Ａ内で急激な変位を生じている物体
、例えば他の車両や二輪車等が存在する場合にはその映
像に所定時間前の状態からの軌跡が高い輝度で同時に表
示されるのである。

即ら、第６図に示すように、他の車両が領ｖＡＡ内を移
動しつつあるとき、移動により画像が急変する部分、即
ち車両のほぼ移動軌跡に近い部分が明るく表示されるの
である。

従って、その移動している物体の移動速度が大きければ
大きいだけ、又は車両に近接していればいるだけモニタ
テレビ７０に映し出されるその物体の移動軌跡はモニタ
テレビ７０内の多くの面積を占めてモニタテレビ７０は
より明るい表示を実行するのである。

これにより、運転者は通常死角となる範囲を視覚により
認識することができるとともに、モニタテレビ７０を一
見しただけで安全状態の確認ができるのである。即ち、
モニタテレビ７０に車両や二輪車等が映し出され、かつ
その影像に明るく輝く部分が多く表示されていればその
物体はかなりの速度で移動している、又は非常に近くに
いることが一目の下で判断できるのである。

なお、本実施例では第２図のような構成を２系統用いる
ものについて説明したが、ＣＣＤｌ１ｆｌ累子１０を左
右切換えて、その他は同一装置を用いる様に簡略化すれ
ば装置全体の簡略化、低コス１〜化が達成できる。

また、第３図（Ｂ）に示すように範囲Ｂを検出するよう
にすれば、車両から降車する際に後から自転車や車両等
が接近しつつあるか否かの安全判断ができる。

更に、本実施例では車速が極めて低いときにのみ映像装
置が作動するものを示しているが、この車速センサ６２
を取り除き、第３図（Ｃ）の範囲Ｃに示す領域をモニタ
テレビに常時映し出すようにしでもよい。このどぎには
、車両に追突の危険が迫ったときなどにモニタテレビ７
０が明るく光る部分を多く映し出し、その危険を視覚表
示してくれることになる。

［発明の効宋］ 以−１−１実施例を挙げて詳述したよ・）に、本発明の
車両用映像装買は、 車両に備えられた画像検出手段により、車両外の風景を
検出し、該車両の運転者に前記検出結束を視覚表示する
視覚表示手段を備える重両用映像装置において、 前記画像検出手段の検出結果と該検出にり所定時間経過
後の該画像検出手段による同−風用検出手段結果とを比
較する比較手段ど、 該比較手段により得られる比較結果が所定値以上である
部分を強調して視覚表示する画像強調手段と、 を備えたことを特徴とするものである。

従って運転者にとって見にくい範囲の情報を視覚表示手
段によって表示されることはもちろん、その視覚表示に
は、比較手段ににって検出された移動物体が、その移動
速度に応じた視覚表示の強調が施されている。よって、
運転は一見しだだＩフで通常見にくい部分にある範囲の
安全確認が正確、かつ確実に行えるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の基本的構成図、第２図は実施例の構成
ブロック図、第３図は実施例の検出領域説明図、第４図
はそのｉ制御プログラム、第５図はその使用例説明図、
第６図はその視覚表示例を示している。 ■・・・車両　　　　　　■・・・車両用映像手段■Δ
・・・画像検出手段　ＩＩＢ・・・視覚表示手段■Ｃ・
・・比較手段　　　ＩＩＤ・・・画像強調手段１０・・
・ＣＣＤ撮像素子 ３０・・・ゲイン制御ビデオアンプ ４２・・・演算回路 ５０・・・ビデオ出力制御アンプ ６０・・・電子制御装置 ７０・・・モニタテレビ 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　車両に備えられた画像検出手段により、車両外の風
   景を検出し、該車両の運転者に前記検出結果を視覚表示
   する視覚表示手段を備える車両用映像装置において、 前記画像検出手段の検出結果と該検出より所定時間経過
   後の該画像検出手段による同一風景検出手段結果とを比
   較する比較手段と、 該比較手段により得られる比較結果が所定値以上である
   部分を強調して視覚表示する画像強調手段と、 を備えたことを特徴とする車両用映像装置。 ２　前記画像強調手段が、車速が所定値以下であるとき
   前記強調した視覚表示を行うことを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載の車両用映像装置。