JP3485165B2 - 車両用バックモニタ装置 - Google Patents

車両用バックモニタ装置

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JP3485165B2
JP3485165B2 JP08827699A JP8827699A JP3485165B2 JP 3485165 B2 JP3485165 B2 JP 3485165B2 JP 08827699 A JP08827699 A JP 08827699A JP 8827699 A JP8827699 A JP 8827699A JP 3485165 B2 JP3485165 B2 JP 3485165B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両後退時にステ
アリング角に応じた車両の予測進路軌跡を後方画像に重
畳してモニタに表示する車両用バックモニタ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、車両後方確認用バックモニタ装置
が普及している。このバックモニタ装置の特徴は、バッ
クミラーの死角部分をビデオカメラで監視することによ
って、車両のドライバが容易に後方(周辺)確認を行う
ことができることであり、特にトラックのようにキャビ
ン(荷箱)によって真後ろ周辺が死角になる場合に有効
となる。また、バックモニタ装置の中には、ただドライ
バに画像を見せるだけでなく、特開昭64−14700
号のように、車両後退時にステアリング角に応じた予測
進路軌跡をモニタの後方画像上に重畳表示し、ドライバ
の操作性を向上させるものさえある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】モニタまたはビデオカ
メラが白黒の場合、モニタに表示される画像は、白から
黒の輝度変化によって表されている。たとえば、予測進
路軌跡の表示色が白であった場合、後方画像中の路面が
白いコンクリート状であったり、太陽光が直接または路
面の反射物によってビデオカメラに入射して画面がギラ
ギラしていると、ドライバが非常に確認しにくい表示と
なってしまう。また、予測進路軌跡の表示色が中間色で
あった場合は、はっきりとしてドライバが見易い予測進
路表示ができなくなってしまう。また、カラービデオカ
メラおよびカラーモニターを使用するカラー表示の場合
でも、後方画像の風景色と同様なまたは近い色で予測進
路軌跡を重畳表示したならば、ドライバが見にくい表示
となってしまう。
【0004】そこで、本発明の目的は、車両後退時にビ
デオカメラで撮影した後方画像にステアリング角に応じ
た車両の予測進路軌跡を重畳表示する際、視認性に優れ
た予測進路軌跡を表示することにより、車両後退時のド
ライバの後方安全確認と操作性を容易にすることができ
る車両用バックモニタ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的にかんがみ
て、請求項1記載の発明の車両用バックモニタ装置は、
図1の基本構成図に示すように、車両後退時にステアリ
ング角に応じた車両の予測進路軌跡を撮像手段2で撮影
した後方画像に重畳して表示手段3に表示する車両用バ
ックモニタ装置であって、後方画像の輝度データ値を取
得する輝度データ取得手段9と、輝度データ取得手段9
からの後方画像の輝度データ値に応じて、予測進路軌跡
が後方画像中において視覚的に良好に認識されるよう
に、予測進路軌跡の輝度値を設定する輝度設定手段8A
、スモールランプスイッチのON/OFFを検出する
検出手段とを備え、該検出手段によるスモールランプO
N検出時には、前記輝度設定手段は、前記輝度データ取
得手段からの輝度データの値に関わらず、前記予測進路
軌跡の輝度を白色に相当する輝度に設定している
【0006】請求項1記載の車両用バックモニタ装置に
おいては、輝度設定手段8Aが、輝度データ取得手段9
からの後方画像の輝度データ値に応じて、予測進路軌跡
が後方画像中において視覚的に良好に認識されるよう
に、その輝度値を設定している。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】 また、スモールランプスイッチ6のON
/OFFを検出する検出手段8Bを備え、該検出手段8
BによるスモールランプON検出時には、輝度設定手段
8Aは、輝度データ取得手段9からの輝度データの値に
関わらず、予測進路軌跡の輝度を白色に相当する輝度に
設定している。
【0014】 また、請求項記載の発明の車両用バッ
クモニタ装置は、図2の基本構成図に示すように、車両
後退時にステアリング角に応じた車両の予測進路軌跡を
撮像手段2で撮影した後方画像に重畳して表示手段3に
表示する車両用バックモニタ装置であって、後方画像の
輝度データ値を取得する輝度データ取得手段9と、後方
画像の色データ値を取得する色データ取得手段9Aと、
輝度データ取得手段9と色データ取得手段9Aとからの
後方画像の色データ値と輝度データ値とに応じて、予測
進路軌跡が後方画像中において視覚的に良好に認識され
るように、予測進路軌跡の色および輝度値を設定する表
示輝度色設定手段8Cとを備えている。
【0015】 請求項記載の車両用バックモニタ装置
においては、表示輝度色設定手段8Cが、輝度データ取
得手段9と色データ取得手段9Aとからの後方画像の色
データ値と輝度データ値とに応じて、予測進路軌跡が後
方画像中において視覚的に良好に認識されるように、予
測進路軌跡の色および輝度値を設定している。
【0016】 また、請求項記載の発明の車両用バッ
クモニタ装置は、色データ取得手段9Aは、後方画像の
一部領域の色データ値を取得し、輝度データ取得手段9
は、一部領域の輝度データ値を取得している。
【0017】 また、請求項記載の発明の車両用バッ
クモニタ装置は、後方画像の一部領域は、車両近傍の領
域または予測進路軌跡表示位置の周辺の領域としてい
る。
【0018】 また、請求項記載の発明の車両用バッ
クモニタ装置は、色データ取得手段9Aは、後方画像の
全体領域の色データ値を取得し、輝度データ取得手段9
は、全体領域の輝度データ値を取得している。
【0019】 また、請求項記載の発明の車両用バッ
クモニタ装置は、色データ取得手段9Aは、後方画像の
領域にある画素の色分布から支配的な色を算出して色デ
ータ値とし、輝度データ取得手段9は、後方画像の領域
にある画素の輝度分布の統計をとり、該統計から平均輝
度を算出して輝度データ値としている。
【0020】 また、請求項記載の発明の車両用バッ
クモニタ装置では、表示輝度色設定手段8Cは、輝度デ
ータ取得手段9からの前記輝度データ値が予め設定され
た第1の閾値以下の値である場合は、予測進路軌跡の輝
度を第1の閾値を超える第1の所定の輝度に設定し、輝
度データ取得手段9からの輝度データ値が第1の閾値を
越える値である場合は、予測進路軌跡の輝度を第1の閾
値以下の第2の所定の輝度に設定すると共に、色データ
取得手段9Aからの色データ値が予め設定された第2の
閾値以下の値である場合は、予測進路軌跡の色を第2の
閾値を超える第1の所定の色に設定し、色データ取得手
段9Aからの色データ値が第2の閾値を越える値である
場合は、予測進路軌跡の色を第2の閾値以下の第2の所
定の色に設定している。
【0021】 また、請求項記載の発明の車両用バッ
クモニタ装置では、前記第1および前記第2の所定の色
は、色データ取得手段9Aからの色データ値と補色関係
になるように設定される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明による車両用バック
モニタ装置の実施の形態について図3および図4を参照
しながら説明する。
【0023】図3は、本発明による車両用バックモニタ
の一実施形態を示すブロック図である。図3において、
車両用バックモニタ装置は、コントローラ1、撮像手段
としてのビデオカメラ2および表示手段としてのモニタ
3からなる。コントローラ1は、ステアリングセンサ
4、バックセンサ5、スモールランプスイッチ6、記憶
部7、輝度設定手段と検出手段と表示輝度色設定手段と
しての制御部8、輝度データ取得手段および色データ取
得手段としての信号処理部9およびフレームメモリ10
から構成される。ビデオカメラ2は、たとえば車両外部
に取り付けられ、車両の後方の風景を撮影した画像デー
タをコントローラ1に入力する。モニタ3は、コントロ
ーラ1から出力される、ビデオカメラ2よりの後方画像
と車両の後退時の予測進路軌跡とを重畳した画像を表示
する。
【0024】コントローラ1において、ステアリングセ
ンサ4は、車両の後退時のハンドル操作によって変化す
るハンドル舵角、すなわちステアリング角に応じた車両
の転回情報を表す信号を出力する。バックセンサ5は、
車両が後退しているのかどうかを判別するためのON/
OFF信号を出力する。このバックセンサ5は、たとえ
ば、車両の変速機構(図示しない)に設けられ、この変
速機構のギアポジションが車両が後退する際に使用され
るバックギアポジションに入るとON信号を出力し、ギ
アポジションがバックギア以外のポジションに入るとO
FF信号を出力する。
【0025】スモールランプスイッチ6は、スモールラ
ンプのON/OFF信号を出力する。このスモールラン
プスイッチ6は、昼間などの明るいうちはOFFとされ
ているが、夕方になったり天候が悪くなったりして周囲
が暗くなった時にドライバの判断によってONとされ、
車両の存在を他の車両のドライバなどに認識させるため
のものである。記憶部7は、モニタ3のモニタ画面上に
おける車両の予測進路軌跡の表示位置を算出するために
必要なパラメータ値を保存する。また、記憶部7は、ビ
デオカメラ2から取り込まれた画像データを一時保存す
るフレームメモリでもある。さらに、記憶部7は、車両
の予測進路軌跡の表示輝度色を設定するためのそれぞれ
異なる輝度を有する複数の表示輝度色を含む表示輝度色
テーブルも予め保存している。
【0026】制御部8は、マイクロコンピュータ等によ
り構成され、車両後退時ステアリング角に応じた車両の
予測進路軌跡のモニタ3のモニタ画面上における描画位
置を算出する。また、制御部8は、ビデオカメラ2から
取り込まれた画像の輝度分布から車両の予測進路軌跡の
表示輝度色を選択する。信号処理部9は、ビデオカメラ
2から出力された画像信号からカラー信号と輝度信号と
を抽出し、それぞれA/D変換により色データおよび輝
度データを算出する。また、制御部8で算出された車両
の予測進路軌跡の描画位置データをビデオカメラ2から
出力された画像信号に重畳し、モニタ3に出力する。フ
レームメモリ10は、信号処理部9から出力された色デ
ータおよび輝度データを所定の順序に記憶する。
【0027】上述の構成において、ビデオカメラ2から
の画像信号は、カラー信号と輝度信号を合成したもので
あり、ビデオカメラ2で撮影される後方の風景色の明暗
は輝度信号によって表される。そして、信号処理部9
で、ビデオカメラ2よりの画像信号から輝度信号のみを
抽出してA/D変換すると、モニタ画素毎に、輝度に応
じた数字で表される輝度データを得ることができる。な
お、カラービデオ信号を用いる場合には、信号処理部9
においてA/D変換前にカラー信号と輝度信号の分離が
必要である。
【0028】そして、たとえば輝度分解能が256色で
あるならば、モニタ画素毎の輝度データ値は、黒色が
0、白色が255で、輝度に応じて0から255までの
数字となる。また、色分解能も256色であるならば、
モニタ画素毎の色データ値は、色データ値に応じて0か
ら255までの数字になる。色データ値0は黒色であっ
て、輝度データ値0の黒色と一致し、色データ値255
は白色であって、輝度データ値255の白色と一致す
る。
【0029】そこで、信号処理部9において、ビデオカ
メラ2から取り込まれた画像信号から抽出した後方画像
の一部領域、たとえば車両近傍の領域や予測進路軌跡表
示位置の周辺の領域における各画素の輝度データおよび
色データを所定の順序でフレームメモリ7に保存する。
フレームメモリ7に保存された輝度データおよび色デー
タは、制御部8に入力される。
【0030】制御部8は、後方画像の上述の領域におけ
る各画素の輝度データから、輝度分布の統計をとり、該
統計から平均輝度を算出して輝度データとして取得す
る。また、請求部8は、後方画像の上述の領域における
各画素の色分布から支配的な色を算出して色データ値と
して取得する。支配的な色の算出方法は、種々あるが、
たとえば、上述の0から255までの色データ値を各画
素毎に求め、全画素の色データ値を合計してその平均を
算出し、得られた平均値を色データ値として取得するこ
とができる。他の算出方法では、各画素の色のRGB値
をR値、G値、B値ごとに合計して平均値を求め、得ら
れた平均R値、平均G値および平均B値で決定される色
を色データ値とすることができる。また、輝度および色
の算出領域は、上述ではビデオカメラ画像における車両
近傍の領域や予測進路軌跡表示位置の周辺の領域などの
一部領域としているが、ビデオカメラ画像の全体領域と
しても良い。
【0031】さらに、制御部8は、車両後退時、バック
センサ5から、車両が後退していることを表すON信号
が入力されるとともに、ステアリングセンサ4から、ス
テアリング角に応じた車両の転回情報を表す信号が入力
される。
【0032】そして、制御部8は、ステアリングセンサ
4からのステアリング角に応じた車両の転回情報を表す
信号と、記憶部7から読み出したパラメータ値とに基づ
いて、車両の後方への予測進路軌跡のモニタ3のモニタ
画面上における描画位置を算出する。次いで、制御部8
は、記憶部7に保存されている表示輝度色テーブル中の
複数の異なる表示輝度色から、上述の取得した輝度デー
タ値および色データ値に応じた輝度値および色を有する
表示輝度色を選択する。次いで、制御部8は、算出した
予測進路軌跡の描画位置データに選択した表示輝度色を
つけた予測進路軌跡データを信号処理部9に出力する。
【0033】信号処理部9は、制御部8からの予測進路
軌跡データをビデオカメラ2から出力された後方画像信
号に重畳して、モニタ3に出力する。モニタ3は、モニ
タ画面に後方画像と選択された表示輝度色を有する予測
進路軌跡とを重畳表示する。
【0034】このとき、上述の取得した輝度データ値お
よび色データ値に応じて、淡い風景色の時は濃いライン
表示をし、また濃い風景色の時は薄いライン表示をする
ことができる。たとえば、輝度および色の分解能が25
6色であれば、濃淡色の閾値を予め100程度に設定す
るとよい。すなわち、後方画像の算定領域の輝度データ
値と色データ値が両方とも100以下の値であれば、後
方画像は濃い風景色であるので、予測進路軌跡の表示輝
度色として、100を越える値の色および輝度値を有す
る表示輝度色を選択する。このようにすれば、濃い風景
色の後方画像中に淡い表示輝度色を有する予測進路軌跡
がカラー表示で描かれることになり、視認性の良い表示
となる。また、後方画像の算定領域の輝度データ値と色
データ値が両方とも100を越えていれば、後方画像は
淡い風景色であるので、予測進路軌跡の表示輝度色とし
て、100以下の値の輝度値および色データ値を有する
表示輝度色を選択する。このようにすれば、淡い風景色
の後方画像中に濃い表示輝度色を有する予測進路軌跡が
カラー表示で描かれることになり、視認性の良い表示と
なる。なお、予測進路軌跡の色の選択は、後方画像の算
定領域の色データ値に対して色対比の高くなる色とす
る。好適には、後方画像の算定領域の色データ値に対し
て補色関係になる色とする。
【0035】また、このとき、後方画像の色データ値を
使用せず、輝度データ値のみを使用して予測進路軌跡の
輝度値のみを設定しても良い。すなわち、予測進路軌跡
の輝度値の選択は、後方画像の算定領域の輝度データ値
が100以下の値になるとき(すなわち、後方画像が暗
いとき)はいつでも、予測進路軌跡の表示輝度色とし
て、輝度値255を有する白色で予測進路軌跡を描き、
後方画像の算定領域の輝度データ値が100を越える値
になるとき(すなわち、後方画像が明るいとき)はいつ
でも、予測進路軌跡の表示輝度色として、輝度値0を有
する黒色で予測進路軌跡を描くようにしても良い。この
場合も、視認性の良い表示となる。
【0036】次に、夕方になったり天候が悪くなったり
して周囲が暗くなった時にドライバの判断によって、ス
モールランプスイッチ6がONされた場合について説明
する。制御部8は、スモールランプスイッチ6がONさ
れたことを検出すると、後方画像の輝度算定領域の輝度
データ値に応じた予測進路軌跡の表示輝度色の選択を行
わず、予測進路軌跡の輝度を上述の閾値を越える表示輝
度色、たとえば輝度値255を有する白色に設定する。
これにより、スモールランプスイッチ6のON時には、
予測進路軌跡を白色でライン表示することで、夕方にな
ったり天候が悪くなったりして周囲が暗くなった時や、
夜間時にも視認が容易になる。
【0037】次に、上述の動作を図4に示すフローチャ
ートに基づいて説明する。
【0038】車両後退が開始すると(ステップS1)、
制御部8は、ステアリングセンサ2よりステアリング角
に応じた信号の取得を開始する(ステップS2)。次い
で、スモールランプスイッチがONになっているか否か
が制御部8で判定される(ステップS3)。
【0039】ステップS3の答がイエスならば(すなわ
ち、スモールランプスイッチ4がONになっている場合
は)、制御部8は、予測進路軌跡の表示位置を算出した
後、記憶部7に保存されている表示輝度色テーブル中の
複数の異なる表示輝度色から白色を選択し、白色の予測
進路軌跡を信号処理部9に入力する。信号処理部9は白
色ラインの予測進路軌跡をビデオカメラ2からの後方画
像に重畳し、モニタ3の表示画面に表示する(ステップ
S4)。
【0040】一方、ステップS3の答がノーならば(す
なわち、スモールランプスイッチ4がOFFになってい
る場合は)、ビデオカメラ2からの後方画像の所定領域
の画素についての輝度データをサンプリングし(ステッ
プS5)、次いで、制御部8は、サンプリングした輝度
データ値に基づいて、後方画像内の風景は濃色か否か
(たとえば、閾値100以下の濃い風景色か否か)を判
定する(ステップS6)。
【0041】その判定結果がイエスならば(すなわち、
ビデオカメラ2から取り込まれた後方風景が濃色である
と判断した場合は)、制御部8は、予測進路軌跡のモニ
タ3の画面上の表示位置を算出した後、記憶部7に保存
されている表示輝度色テーブル中の複数の異なる表示輝
度色から淡色(または白色)を選択し、淡色(または白
色)の予測進路軌跡を信号処理部9に入力する。信号処
理部9は淡色(または白色)ラインの予測進路軌跡をビ
デオカメラ2からの後方画像に重畳し、モニタ3の表示
画面に表示する(ステップS7)。
【0042】また、ステップS6の判定結果がノーなら
ば(すなわち、ビデオカメラ2から取り込まれた後方風
景が濃色でない、したがって淡色であると判断した場合
は)、制御部8は、予測進路軌跡のモニタ3の画面上の
表示位置を算出した後、記憶部7に保存されている表示
輝度色テーブル中の複数の異なる表示輝度色から濃色
(または黒色)を選択し、濃色(黒色)の予測進路軌跡
を信号処理部9に入力する。信号処理部9は濃色(黒
色)ラインの予測進路軌跡をビデオカメラ2からの後方
画像に重畳し、モニタ3の表示画面に表示する(ステッ
プS8)。
【0043】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は、これに限らず種々の変形、応用が可能
である。たとえば、ビデオカメラ2は、車両の後方の風
景を撮影するが、後方とは真後ろに限らず斜め後方を含
んでも良い。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、後方画像の輝度データ値に応じて、予測進
路軌跡が後方画像中において視覚的に良好に認識される
ように、予測進路軌跡の輝度値を設定しているので、視
認性の優れた表示が可能となり、車両後退時のドライバ
の後方確認と操作性が容易になる。
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】 また、スモールランプスイッチをONす
る場合のような車両の周囲が暗い時に、暗い後方画像の
中に予測進路軌跡が白色で表示され、ドライバは、予測
進路軌跡をはっきり確認することができる。
【0052】 請求項記載の発明によれば、後方画像
の色データ値と輝度データ値とに応じて、予測進路軌跡
が後方画像中において視覚的に良好に認識されるよう
に、予測進路軌跡の色および輝度値を設定しているの
で、視認性に優れた予測進路軌跡のカラー表示が可能と
なり、車両後退時のドライバの後方確認と車両の操作性
が容易となる。
【0053】 また、請求項記載の発明によれば、色
データ値および輝度データ値の取得に後方画像の一部領
域を利用するので、処理すべき輝度データ値が少なくて
済み、処理が容易になる利点がある。
【0054】 また、請求項記載の発明によれば、後
方画像の色データ値および輝度データを、車両近傍の領
域または予測進路軌跡表示位置の周辺の領域という一部
の領域から取得するので、車両後退時、ドライバが最も
注視すべき車両近傍の領域または予測進路軌跡表示位置
の周辺の領域において、視認性の優れた予測進路軌跡の
カラー表示が可能となる。
【0055】 また、請求項記載の発明によれば、後
方画像の全体領域を利用して色データ値および輝度デー
タ値を取得しているので、領域を選択する作業を要せ
ず、簡便に輝度データ値を得ることができる。
【0056】 また、請求項記載の発明によれば、後
方画像中の支配的な色と平均輝度を、色データ値および
輝度データ値とすることができる。
【0057】 また、請求項記載の発明によれば、予
測進路軌跡の色および輝度が、後方画像の領域の色およ
び輝度に対して予め設定された閾値を境にしてコントラ
ストの良い値に設定され、予測進路軌跡を視認性に優れ
たカラー表示とすることができる。
【0058】 また、請求項記載の発明によれば、第
1および第2の所定の色は、色データ取得手段からの色
データ値と補色関係になるように設定されるので、色対
比が高くなり、後方画像中の予測進路軌跡のカラー表示
が、実際より冴えて見える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用バックモニタ装置の基本構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明による車両用バックモニタ装置の基本構
成を示すブロック図である。
【図3】本発明による車両用バックモニタ装置の一実施
形態を示すブロック図である。
【図4】図3のブロック図の動作を説明するフローチャ
ートである。
【符号の説明】
2 撮像手段 3 表示手段 6 スモールランプスイッチ 8A 輝度設定手段 8B 検出手段 8C 表示輝度色設定手段 9 輝度データ取得手段 9A 色データ取得手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 1/00 G06T 1/00 H04N 5/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両後退時にステアリング角に応じた車
    両の予測進路軌跡を撮像手段で撮影した後方画像に重畳
    して表示手段に表示する車両用バックモニタ装置であっ
    て、 上記後方画像の輝度データ値を取得する輝度データ取得
    手段と、 上記輝度データ取得手段からの上記後方画像の輝度デー
    タ値に応じて、上記予測進路軌跡が上記後方画像中にお
    いて視覚的に良好に認識されるように、上記予測進路軌
    跡の輝度値を設定する輝度設定手段と、スモールランプスイッチのON/OFFを検出する検出
    手段とを備え、 該検出手段によるスモールランプON検出時には、前記
    輝度設定手段は、前記輝度データ取得手段からの輝度デ
    ータの値に関わらず、前記予測進路軌跡の輝度を白色に
    相当する輝度に設定する ことを特徴とする車両用バック
    モニタ装置。
  2. 【請求項2】 車両後退時にステアリング角に応じた車
    両の予測進路軌跡を撮像手段で撮影した後方画像に重畳
    して表示手段に表示する車両用バックモニタ装置であっ
    て、 上記後方画像の輝度データ値を取得する輝度データ取得
    手段と、 上記後方画像の色データ値を取得する色データ取得手段
    と、 上記輝度データ取得手段と上記色データ取得手段とから
    の上記後方画像の上記色データ値と上記輝度データ値と
    に応じて、上記予測進路軌跡が上記後方画像中において
    視覚的に良好に認識されるように、上記予測進路軌跡の
    色および輝度値を設定する表示輝度色設定手段とを備え
    たことを特徴とする車両用バックモニタ装置。
  3. 【請求項3】 前記色データ取得手段は、前記後方画像
    の一部領域の色データ値を取得し、 前記輝度データ取得手段は、上記一部領域の輝度データ
    値を取得することを特徴とする請求項2記載の車両用バ
    ックモニタ装置。
  4. 【請求項4】 前記後方画像の一部領域は、車両近傍の
    領域または予測進路軌跡表示位置の周辺の領域であるこ
    とを特徴とする請求項3記載の車両用バックモニタ装
    置。
  5. 【請求項5】 前記色データ取得手段は、前記後方画像
    の全体領域の色データ値を取得し、 前記輝度データ取得手段は、上記全体領域の輝度データ
    値を取得することを特徴とする請求項2記載の車両用バ
    ックモニタ装置。
  6. 【請求項6】 前記色データ取得手段は、前記後方画像
    の領域にある画素の色分布から支配的な色を算出して前
    記色データ値とし、 前記輝度データ取得手段は、前記後方画像の領域にある
    画素の輝度分布の統計をとり、該統計から平均輝度を算
    出して輝度データ値とすることを特徴とする請求項2か
    ら5のいずれか1項に記載の車両用バックモニタ装置。
  7. 【請求項7】 前記表示輝度色設定手段は、前記輝度デ
    ータ取得手段からの前記輝度データ値が予め設定された
    第1の閾値以下の値である場合は、前記予測進路軌跡の
    輝度を上記第1の閾値を超える第1の所定の輝度に設定
    し、前記輝度データ取得手段からの前記輝度データ値が
    上記第1の閾値を越える値である場合は、前記予測進路
    軌跡の輝度を上記第1の閾値以下の第2の所定の輝度に
    設定すると共に、前記色データ取得手段からの前記色デ
    ータ値が予め設定された第2の閾値以下の値である場合
    は、前記予測進路軌跡の色を上記第2の閾値を超える第
    1の所定の色に設定し、前記色データ取得手段からの前
    記色データ値が上記第2の閾値を越える値である場合
    は、前記予測進路軌跡の色を上記第2の閾値以下の第2
    の所定の色に設定することを特徴とする請求項2から6
    のいずれか1項に記載の車両用バックモニタ装置。
  8. 【請求項8】 前記第1および前記第2の所定の色は、
    前記色データ取得手段からの色データ値と補色関係にな
    るように設定されることを特徴とする請求項7記載の車
    両用バックモニタ装置。
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