JPS6183515A - 導光回路ユニツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は，車両に搭載される光多重伝送システムの操作
装置等として利用される導光回路ユニットに関する。

（従来の技術） 自動車における種々の電気的負荷を作動制御するための
信号を送給する手段として，現在電気の代わりに光を利
用した信号伝送システムが提案される．斯かる信号伝送
システムでは、信号処理装置も光回路で構成されなけれ
ばならない。

従来の上記信号処理装置としては、例えば波長多重伝送
方式を採用したものにおいて、各波長の光を分波器で分
離し，光スィッチで光の透過・遮断を選択して信号を発
生させるものがある。

斯かる光スィッチを複数備えて或る信号処理装置は、一
般に光ファイバ等の導光部材で光の回路が形成されてい
た。

（発明が解決しようとする問題点） 前記の如く導光路として光ファイバ等を使用して形成さ
れた従来の信号処理装置は，単品の光スイツチ素子等を
複数設けてこれらを導光体を用いて所要の回路構成で接
続するため、組立が面倒であると共に複雑な回路を構成
することが困難であった．また光ファイバと他の回路要
素とを接続するためにはレンズ類を要し、接続部で光の
漏れが生じ、全体として光の伝送効率が低下するという
不具合も有していた。

（問題点を解決するための手役） 而して上記問題点を解決すべく本発明は、導光回路をユ
ニットとして集合的に製作するもρであり、すなわち入
光面と出光面を備え且つ内部に進入した平行光線がほぼ
直進する特性を有する導光部材を平板部を備えて成る如
く形成し、この導光部材において光の進路を変更する回
路要素や光の進路を切換える回路要素を組付け、導光回
路を形成するように構成したものである。

（実施例） 以下に本発明の好適一実施例を添付図面に基づいて説明
する。

第１図において、（１）は基板を成す導光部材であり、
導光部材（１）は一定の厚みを有する平板状に形成され
る。導光部材（１）は、本実施例では第１図中右側面が
入光面（ｌａ）となり、左側面が出光面（１ｂ）となっ
ている、入光面（１ａ）、出光面（１ｂ）の箇所は適宜
に選定することができる。

上記導光部材（１）は、材質的には例えばアクリル樹脂
、ポリカーポ樹脂等の透光性を有する部材で形成される
。斯かる導光部材（１）においては、これの内部に進入
してきた平行光線はほぼ直進する特性を有している。

前記入光面（ｌａ）に対しては、これに対向して複数の
発恍素子（２）・・・が配設される。この発光素子（２
）・・・には例えばランプ又は発光ダイオード等が使用
される０発光素子（２）・・・から生じた光は、導光部
材（１）内に進入するときにはコリメータレンズ（不図
示）によって平行光線として入光する。

一方前記出光面（１ｂ）に対しては、これに対向して複
数の受光素子（３）・・・が配設される。この受光素子
（３）・・・には例えばフォトダイオード等が使用され
る。

第１図において発光素子（２）・・・と受光素子（３）
・・・の間に示された点線による線図（４）が光の進路
を表わし、これが導光回路となっている。実際の配設で
は、導光部材（１）に対して発光素子（２）・・・、受
光素子（３）・・・は距離を隔てて設けられる場合があ
り、このような場合には導光部材（１）と発光素子（２
）・・・、受光素子（３）・・・の間には光ファイバ等
が介設される。

次いで導光部材（１）の構成を説明する。（５）・・・
はスリットであり、（８）・・・は光スイツチ素子であ
る。スリット（５）・・・は導光部材（１）の厚み方向
に貫設され、空間として形成される。スリット（５）・
・・は光の進路（０・・・に対して例えば４５°の傾斜
角で形成される。故にスリット（５）・・・によって光
の進路（０はその方向が４５°変更され、所要の方向に
光ｌｉ！路が変更される。従って本実施例ではスリット
（５）・・・が光進路変更部として機能する。

上記の如くスリット（５）が光の進路を変えることがで
きるのは、導光部材（１）の屈折率と空気の屈折率に差
があり、スリｙト（５）を形成する導光部材（１）の面
（Ｌｃ）が光を全反射させるからである。従って斯かる
全反射が生じる範囲内でスリット（５）の傾斜角は任意
に定めることができる。これによって光の進路は８０°
以外の角度で折曲させることも可能である。またスリッ
トの代わりに反射板を埋設したり、又はスリット等を形
成してその一面に蒸着によって反射面を形成することに
よっても反射作用を生じせしめることができる。

−力先スイッチ素子（８）は、第２図に示す如く導光部
材（１）に穿設された例えば矩形の孔（７）の中に、上
下２段の構造を有したプリズム部材（８）を備えて成る
。第１図中光スイツチ素子（８）の詳細な形状は省略さ
れている。８２図においてプリズム部材（８）の形状は
第３図に示される如くであり、このプリズム部材（８）
の上下に板材（９）、（１Ｇ）を固設してフランジを成
し、プリズム部材（８）を前記孔（７）に貫挿している
。そして上側の板材（３）と導光部材（＋）との間には
コイルスプリング（１１）が介装され、コイルスプリン
グ（１１）は常にプリズム部材（８）を上方向に付勢し
ている。また板材（８）には突起（１２ａ）を備えた抑
圧部（１２）が固設され、この突起（１２ａ）が押圧用
操作ボタンの機能を有している。

に下２段の前記プリズム部材（８）は、第３図に示す如
くで、上段（８ａ）は正三角柱の形状を成し、そのプリ
ズム作用で（Ａ）の如く光の進路を形成する。一方下段
（８ｂ）は四角柱の形状を成し、（Ｂ）の如く光を直進
させる作用を有する。

斯かる構成の光スイツチ素子（６）によれば、第２図（
Ａ）の状態にあり、下段（８ｂ）が導光部材（１）の孔
（７）内にあるときには光を直進させ、一方突起（＋２
ａ）がコイルスプリング（１１）に抗して押圧されるこ
とにより上段（８ａ）が孔（７）内にセットされるとき
には光の進路を屈曲させる。従って、第１図において光
スイッチ素子（８）の非操作又は操作によって光の進路
を（４＾）又は（４Ｂ）に選択することができ、斯して
光スイツチ素子（６）は、光進路切換手段として機能す
る。他の光スイツチ素子（８）・・・についても同様な
構成が採用される。ただし上段（８ａ）の三角柱の形状
はその反射面の位置を適当に変更することができる。

また光スイツチ素子（８）のプリズム部材（８）の１段
に遮光部材を設けることによって、光スイッチ素子に透
過・遮光の作用を持たせることもできる。

上記の如く導光部材（１）に設けられたスリツチ（５）
・・・及び導光部材（１）に配設された光スイツチ素子
（８）・・・により、前述した如き点線（４）で示され
る導光回路が形成される。導光回路の形状パターンは、
光スイツチ素子（８）・・・の操作に応じて適宜に変わ
る。従って光スイツチ素子（８）・・・の操作状況に応
じて受光素子（３）・・・に生じる受光状態も異なり、
これにより諸種の信号を生ぜしめることができる。

また導光路は導光部材（１）の内部に形成されるが、こ
れは特別に単独に形成されるものではなく、スリット（
５）・・・、光スイツチ素子（ｉｌｌ）・・・によって
自然に形成されるものである。この場合、導光路同士１
例えば（４Ｃ）と（４Ｄ）は、光が平行光線として用い
られているため互いに干渉し合うことはほとんどない。

特別に、より高い非干渉状態を作るために、導光路（４
Ｅ）を導光部材（１）に確保すべく案内用のスリット（
５Ａ）、（５Ｂ）を形成することもできる。

以上の如く構成される導光回路ユニットによれば、単一
体の導光部材（１）において、スリット（５）・・・と
光スイツチ素子（６）・・・を配設する孔（７）・・・
を、必要な箇所に形成するだけで導光回路を設計するこ
とができるので複雑な導光回路を極めて簡単に構成する
ことができる。また導光部材（１）は型材によって一体
成形により作るので、同一のものを多量に作ることがで
き、製作が容易である。

第４図は本発明の別実施例を示す、前記実施例では導光
部材全体を平板状としたが、本実施例の導光部材（２１
）では高さの異なる平板部（２１ａ）。

（２１ｂ）、（２１ｃ）を備えて立体的に形成している
。各平板部（２１ａ）、（２１ｂ）、（２１ｃ）におい
ては、それぞれ前述の如く光スイツチ素子（８）から成
る光進路切換手段、複数のスリットが設けられると共に
、各平板部（２１ａ）、（２１ｂ）、（２１ｃ）は導光
可能となるように立設部（２１ｄ）で接続されている。

斯かる構造によって導光回路の規模を大きくすることが
できると共に、操作手段の配設筒所を取付スペースの状
況に応じて適宜に選定することができるという利点を有
する。

（発明の効果） 以上の説明で明らかなように本発明によれば。

光信号処理装置を構成する導光回路を一つの導光部材に
反射部、光スイツチ素子を複数設けることによって−ユ
ニットとして形成したため、複雑な回路を簡単に且つコ
ンパクトに作ることができ、更に同一の導光回路を同一
特性で大量に作ることができる。また導光路を同一部材
内に形成することができるため、接続部の数を少なくす
ることができ、これによって導光回路における光の伝送
効果率を高くすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る導光回路ユニ７トの平面図、第２
図は第１図中のＡ−Ａ線断面図で、（Ａ）は抑圧前の図
、（Ｂ）は抑圧状態の図、第３図はスイッチ素子の斜視
図、第４図は別実施例の側面図である。 図面中、　（１）、（２１）は導光部材、（２）は発光
素子、（３）は受光素子、（４）は光の進路の線図、（
５）はスリｙ）、（８）は光スイツチ素子、（８）はプ
リズム部材である。 特許出願人　　本田技研工業株式会社 同　　　　東洋電装株式会社 代理人　弁理士　　下　　１）　容一部間　　　弁理士
　　　大　　　橘　　　邦　　　奪回　　弁理士　　小
　　山　　　　　有手続補正書（自発） 昭和６０年８月３０日 特願昭５９−１９５４６１号 ２、発明の名称 導光回路ユニット ３、補正をする者 東洋電装株式会社 ４、代理人 ５、補正命令の日付　　自発 ６、補正の対象 明細書 ７、補正の内容 明細書の発明の詳細な説明の欄を以下の通り補正する。 （１）第５頁第１２行目「・・・その方向が４５＠」と
あるを「・・・その方向が９０°」に訂正する。 （２）第７頁第２行目「正三角柱」とあるを「三角柱」
に訂正する。 （３）第８頁第３行目「スリッチ」とあるを「スリット
」に訂正する。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）入光面と出光面を備え且つ進入した平行、光線が
   ほぼ直進する特性を有する導光部材を平板部を備えて成
   る如く形成し、この導光部材に必要に応じ複数の光進路
   変更部を設け且つ複数の光進路切換手段を配設し、上記
   入光面と上記出光面との間に導光回路を形成したことを
   特徴とする導光回路ユニット。
2. （２）前記光進路変更部を前記導光部材の厚み方向に形
   成したスリットとしたことを特徴とする前記特許請求の
   範囲第１項記載の導光回路ユニット。