JPS6183159A - N−アセチルインドリン−2−カルボン酸のラセミ化方法 - Google Patents
N−アセチルインドリン−2−カルボン酸のラセミ化方法Info
- Publication number
- JPS6183159A JPS6183159A JP20180584A JP20180584A JPS6183159A JP S6183159 A JPS6183159 A JP S6183159A JP 20180584 A JP20180584 A JP 20180584A JP 20180584 A JP20180584 A JP 20180584A JP S6183159 A JPS6183159 A JP S6183159A
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- acetylindoline
- solvent
- optically active
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は光学活性N−アセチルインドリン−2−カルボ
ン酸のラセミ化方法に関するものである。
ン酸のラセミ化方法に関するものである。
光学活性N−7セテルイノドリノー2−カルボン酸は降
血圧剤などの医薬品の合成原料として有用な化合物であ
るが、化学的に合成されたN−アセチルインドリン−2
−カルボッ酸はDL体であるので、前記の合成原料とす
るには光学分割して光学活性なものにしなければならな
い。
血圧剤などの医薬品の合成原料として有用な化合物であ
るが、化学的に合成されたN−アセチルインドリン−2
−カルボッ酸はDL体であるので、前記の合成原料とす
るには光学分割して光学活性なものにしなければならな
い。
〔公用づ−l!+大(&いバ3勾題立]そこで、例えば
光学活性なシンコニジノなどとのジアステレオマー塩と
してN−アセチルインドリン−2−カルボン酸のDL体
を光学分割して一方の光学異性体を採取する方法が知ら
れている(米国特許第4374847号明細書)。
光学活性なシンコニジノなどとのジアステレオマー塩と
してN−アセチルインドリン−2−カルボン酸のDL体
を光学分割して一方の光学異性体を採取する方法が知ら
れている(米国特許第4374847号明細書)。
この方法で分割されたN−7セチルインドリンー2−カ
ルボン酸の他方の光学異性体を、他の化合物の光学分割
手法と同様に、ラセミ化し、再び光学分割すればそれだ
け原料の有効利用が可能な訳であるが、N−アセチルイ
ンドリン−2−カルボン酸のラセミ化に限って云えば工
業的に有利な方法が見い出されていない。
ルボン酸の他方の光学異性体を、他の化合物の光学分割
手法と同様に、ラセミ化し、再び光学分割すればそれだ
け原料の有効利用が可能な訳であるが、N−アセチルイ
ンドリン−2−カルボン酸のラセミ化に限って云えば工
業的に有利な方法が見い出されていない。
そこで、本発明音らは光学活性N−7セチルインドリノ
ー2−カルボン酸のラセミ化方法の提供を目的に種々検
討を重ねた結果は極めて簡単な方法によって、前記化合
物のラセミ化が可能であることがわかった。
ー2−カルボン酸のラセミ化方法の提供を目的に種々検
討を重ねた結果は極めて簡単な方法によって、前記化合
物のラセミ化が可能であることがわかった。
即ち、本発明の上記目的は、光学活性なN −7セチル
インドリンー2−カルボン酸を無水酢酸の存在下で15
〜150℃で加熱することを特徴とするN−アセチルイ
ンドリン−2−カルボン酸のラセミ化方法によって達成
される。
インドリンー2−カルボン酸を無水酢酸の存在下で15
〜150℃で加熱することを特徴とするN−アセチルイ
ンドリン−2−カルボン酸のラセミ化方法によって達成
される。
以下、本発明の構成を詳しく説明する。
本発明に用いる原料である光学活性N−アセチルインド
リン−2−カルボン酸は例えば、N−アセチル−DL−
インドリン−2−カルボン酸を光学活性シンコニジンな
どのジアステレオマー塩として光学分割することにより
得られる。
リン−2−カルボン酸は例えば、N−アセチル−DL−
インドリン−2−カルボン酸を光学活性シンコニジンな
どのジアステレオマー塩として光学分割することにより
得られる。
光学性5性体はD体でもL体でもよいが、好ましくはD
体である。
体である。
なお、N−7セチルーDL−インドリン−2=カルボン
酸は例えばインドール−2−カルボン酸をN−アセチル
化した後、これに水素添加して得られる。
酸は例えばインドール−2−カルボン酸をN−アセチル
化した後、これに水素添加して得られる。
ラセミ化の手順および条件は次のとおりである。
まず、光学活性i’J−アセチルイツトリン−2−カル
ボン酸と、無水酢酸と溶媒とを容器に入れ、一定温度一
定時間加熱する操作を施す(加熱操作)。
ボン酸と、無水酢酸と溶媒とを容器に入れ、一定温度一
定時間加熱する操作を施す(加熱操作)。
次に溶媒を除いて晶析操作を施す(晶析操作)。
加熱操作における無水酢酸の1は、光学活性N−7セチ
ルインドリンー2−カルボン酸1モルに対し0.5〜7
.0モル、好ましくは10〜3.0モル皿である。ただ
し、N−7セチル−し一インドリンー2−カルボッ酸又
はN−アセチル−〇−インドリンー2−カルボン酸のど
ちらか一方を過剰に含むDL体混合物を用いた場合は、
DL相当分の量を引いたモル数に対して、ト記量を作用
させるだけで充分である。
ルインドリンー2−カルボン酸1モルに対し0.5〜7
.0モル、好ましくは10〜3.0モル皿である。ただ
し、N−7セチル−し一インドリンー2−カルボッ酸又
はN−アセチル−〇−インドリンー2−カルボン酸のど
ちらか一方を過剰に含むDL体混合物を用いた場合は、
DL相当分の量を引いたモル数に対して、ト記量を作用
させるだけで充分である。
加熱操作は、有機溶媒の存在下で行なう方が好ましく、
有機溶媒としては酢酸がもつとも好ましい。酢酸を使用
する場合、その使用量は光学活性N−アセチルインドリ
ン−2−カルボン酸の一度として5〜5096、好まし
くは10〜3096である。
有機溶媒としては酢酸がもつとも好ましい。酢酸を使用
する場合、その使用量は光学活性N−アセチルインドリ
ン−2−カルボン酸の一度として5〜5096、好まし
くは10〜3096である。
加熱温度としては15〜150℃、好ましくは50〜1
10℃である。
10℃である。
加熱時間は、用いる無水酢酸の量、作用させる温度によ
って異なるが、1〜15時間で充分である。
って異なるが、1〜15時間で充分である。
晶析操作の条件は、酢酸溶媒を用いる場合は溶媒を除去
し、用いない場合はそのまま、0〜50℃、好ましくは
5〜40℃に冷却し、析出した結晶を口過する。口演は
再びラセミ化に使用される。口演を再使用しない場合は
、溶媒を除去した後、無水酢酸に対し0.5〜50部、
好ましくは1〜30部の水を加え、析出した結晶を口過
する。
し、用いない場合はそのまま、0〜50℃、好ましくは
5〜40℃に冷却し、析出した結晶を口過する。口演は
再びラセミ化に使用される。口演を再使用しない場合は
、溶媒を除去した後、無水酢酸に対し0.5〜50部、
好ましくは1〜30部の水を加え、析出した結晶を口過
する。
実施例1
比旋光度がC” 柑= +133.3°(C=1、Et
OH)のN−7セチルーD−インドリン−2−カルボン
酸10. Ofと無水酢酸9.2 mlを酢酸6411
中に加え、95℃で6時間、加熱攪拌した。酢酸をエバ
ボレートした後、水50 mlを加え析出した結晶を口
過するとN−アセチル−DL−インドリン−2−カルボ
ッhx” 9.71が得られる。比旋光度は〔α〕6−
0°(C=1.E仁OH)である。
OH)のN−7セチルーD−インドリン−2−カルボン
酸10. Ofと無水酢酸9.2 mlを酢酸6411
中に加え、95℃で6時間、加熱攪拌した。酢酸をエバ
ボレートした後、水50 mlを加え析出した結晶を口
過するとN−アセチル−DL−インドリン−2−カルボ
ッhx” 9.71が得られる。比旋光度は〔α〕6−
0°(C=1.E仁OH)である。
実施例2
N −/セチルーD−インドリノー2−カルボン酸10
.01を無水酢酸27.6 ml中に加え、95℃で4
時間、加熱攪拌した。水100 mlを加え、析出した
結晶を口過するとN−7セチル−DL−インドリン−2
−カルボン酸8.9yが得られろ。比旋光度は〔α〕甘
せ0°(C−1、EtOH)である。
.01を無水酢酸27.6 ml中に加え、95℃で4
時間、加熱攪拌した。水100 mlを加え、析出した
結晶を口過するとN−7セチル−DL−インドリン−2
−カルボン酸8.9yが得られろ。比旋光度は〔α〕甘
せ0°(C−1、EtOH)である。
実施例3
D/L比が73/27のN−アセチルインドリン−2−
カルボンfi 10. Oyと無水酢酸2.1mlを酢
酸5’ 4 ml中に加え、95°Cで4時間、加i’
A A拌した。酢酸をエバポレートした後 水501I
tを加え、析出した結晶を口過するとN −アセチル−
0L−インドリン−2−カルボンυ9.6ノを得られる
。比旋光度は〔α) H== oo(C= 1 、 E
tOH)である。
カルボンfi 10. Oyと無水酢酸2.1mlを酢
酸5’ 4 ml中に加え、95°Cで4時間、加i’
A A拌した。酢酸をエバポレートした後 水501I
tを加え、析出した結晶を口過するとN −アセチル−
0L−インドリン−2−カルボンυ9.6ノを得られる
。比旋光度は〔α) H== oo(C= 1 、 E
tOH)である。
実施例4
N−7セチルーD−インドリノ−2−カルボン酸10.
Ofと無水酢酸13.8厘tを酢酸25IIl中に加
え、95℃で6時間、加熱攪拌した。室温に戻し、析出
した結晶を口過するとN−アセチル−DL−インドリン
−2−カルボン酸7.6fが得られる。比旋光度は〔α
宿=09(C=1、EtOH)である。
Ofと無水酢酸13.8厘tを酢酸25IIl中に加
え、95℃で6時間、加熱攪拌した。室温に戻し、析出
した結晶を口過するとN−アセチル−DL−インドリン
−2−カルボン酸7.6fが得られる。比旋光度は〔α
宿=09(C=1、EtOH)である。
口発明の効果〕
かくして本発明によれば、副生物を生ずることなく、ま
た、使用する無水酢酸は変化を受けずにくり返し利用で
き、極めて簡単に光学活性N−7セチルインドリノー2
−カルボン酸のラセミ化を行なうことができる。
た、使用する無水酢酸は変化を受けずにくり返し利用で
き、極めて簡単に光学活性N−7セチルインドリノー2
−カルボン酸のラセミ化を行なうことができる。
Claims (1)
- 光学活性なN−アセチルインドリン−2−カルボン酸を
無水酢酸の存在下で15〜150℃で加熱することを特
徴とするN−アセチルインドリン−2−カルボン酸のラ
セミ化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20180584A JPS6183159A (ja) | 1984-09-28 | 1984-09-28 | N−アセチルインドリン−2−カルボン酸のラセミ化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20180584A JPS6183159A (ja) | 1984-09-28 | 1984-09-28 | N−アセチルインドリン−2−カルボン酸のラセミ化方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6183159A true JPS6183159A (ja) | 1986-04-26 |
Family
ID=16447212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20180584A Pending JPS6183159A (ja) | 1984-09-28 | 1984-09-28 | N−アセチルインドリン−2−カルボン酸のラセミ化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6183159A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112375028A (zh) * | 2020-12-14 | 2021-02-19 | 安徽美诺华药物化学有限公司 | 合成(2s)-二氢吲哚-甲酸的方法 |
-
1984
- 1984-09-28 JP JP20180584A patent/JPS6183159A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112375028A (zh) * | 2020-12-14 | 2021-02-19 | 安徽美诺华药物化学有限公司 | 合成(2s)-二氢吲哚-甲酸的方法 |
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