JPS6183152A - L−グルタミン酸マグネシウム五水和物結晶及びその製造法 - Google Patents

L−グルタミン酸マグネシウム五水和物結晶及びその製造法

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JPS6183152A
JPS6183152A JP20455784A JP20455784A JPS6183152A JP S6183152 A JPS6183152 A JP S6183152A JP 20455784 A JP20455784 A JP 20455784A JP 20455784 A JP20455784 A JP 20455784A JP S6183152 A JPS6183152 A JP S6183152A
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勝 大谷
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宮原 一郎
Yoshichika Watanabe
渡辺 愛爾
Tetsuya Kawakita
川喜田 哲哉
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、L−グルタミン酸マグネ/ウム五水和物結晶
並びにその結晶分離性の良好な製法に関する。
〔従来の技術〕
グルタミン酸のナトリウム塩(MSG )は、呈味性を
有することから、汎用性のある旨味調味料として広く利
用されている。一方、グルタミン酸塩には、ナトリウム
塩以外にも、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム
塩、アンモニウム塩等力存在し、マグネ/ラム塩につい
ては、低ナトリウムの旨味調味料としての利用や、水質
改良剤、清酒醸造用水の硬度調節剤として有用性がある
ところで、L−グルタミン酸マグネシウムは、その四水
和物結晶の存在は知られているが、上述の如き、調味料
等への適用においてより物性が良好で、かつ、工業的に
生産効率のよいL−グルタミン酸マグネシウム塩の取得
が望まれている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、旨味調味料、水質改良剤等として、物性的に
安定で、かつ、溶解性の良好なし一グルタミン酸マグネ
シウムを工業的に効率よく取得することを目的とする。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明者らは、L−グルタミン酸マグネ/ウムの工業的
製法を研究する中で、L−グルタミン酸マグネネ・/ラ
ム五水和物結晶(以下、(L−Glu)2Mg・5H2
0と記す)の存在を見出し、かつ、その簡便かつ安価な
製造法に関する知見を得た。
(L−G l u ) 2 ・Mg ・5 H2Oは、
(L−G 1 u ) 2 ・Mg ” 4 H2Oに
比して、水に対する溶解性が高く、シかも、極めて安定
であり、種々の用途に適用可能でその有用性が犬である
。し力1しながら、このような高い溶解性は、逆に、工
業的生産には阻害要因となる。
即ち、(L−G l u )2 ・Mg ” 5 H2
Oは、水に対する溶解度が大きい上、結晶成長性が悪く
、しかも針状晶であるため、晶析率が低く(10〜20
係)、結晶分離も極めて困難である。そこで、本発明者
らは、(1#−Glu)2・Mg・5H20の工業的製
法につき、更に鋭意検討を重ねた結果、極性有機溶媒を
添加した晶析法により、晶析率も極めて高((8C)4
以上)、容易に固液分離できる結晶状態になることを見
出し、本発明を完成したものである。
本発明により取得した(L−Glu)2・Mg・5H2
0け以下に記述するような性状・物性金示す。
(1)物質の色  白 色 (2)結晶形  針状晶 (3)元素分析 元素  理論値(係)  測定値(壬)C29,542
9,58 H6,446,51 N     6.89     6.86Mg    
 5.98     6.01H2022,1622,
17 (H20測定はカールフィッ/ヤー滴定による〕(4)
比旋光度  〔α:)、 =+22.86゜(5)熱分
析 示差熱分析チャートラ第1図に示す。
結晶水離脱温度  91〜174℃ 分子内脱水温度 174〜233℃ 分解開始温度  233℃ (6)赤外線吸収ス被りトル KBr錠剤法でのチャートラ第2図に示す。
(7)  粉末X線回折図 Cu−Ka線を用いたチャートを第3図に示す。
(8)臨界湿度  93.8係(25,7℃)(9)溶
解度 (a)  水に対する溶解度:第4図に示す。
togS =1.05X10  T+1.67但し、S
:水1001C溶解する (L−Glu)2・Mg・5H20の重量(,5F)T
:摂氏温度(℃) T (℃)     S (!j) 10.1    62.42 30.1    91.26 50.3   152.3 69.5   266.2 (b)  水−エチルアルコールに対する溶解度(30
℃):第5図に示す。
エタノール vZvチ(L−Glu)2・−・、1)H20/@媒1
00g0        91.3g 10          67.5 20          47.3 30          26.5 40          11.6 50           8.9 100           0.4 本発明の(L−G l u )2 ’ Mg ” 5 
H20結晶の晶析は、遊離のし一グルタミン酸とマグネ
シウムイオンとを含有する水溶液に極性有機溶媒を添加
し、晶出すべき物質、即ち、(L−Glu)2’ Mg
 ” 5 H2Oの溶解度全減少し、過飽和溶液にして
、結晶を成長せしめる。
L−グルタミン酸及び水酸化マグネ7ウム等のマグネシ
ウムイオンを含有する塩基性化合物の濃度は特に限定さ
れないが、グルタミン酸をグルタミン酸マグネシウムと
して約30〜80係含有する水溶液からの晶析が工業的
には効率が良い。極性有機溶媒としては、エチルアルコ
ール、アセトン、エチレングリコール等の中から選択し
、上記し一グルタミン酸とマグネ/ラム化合物との中和
反応液中に徐々に添加することにより、(L−Glu)
2・Mg・5H20の過飽和水溶液として、(L −G
 l u ) 2 ・Mg ・5H2oの結晶全成長せ
しめる。尚、極性有機溶媒添加の際、種晶を添加するこ
とにより、結晶成長が速まる。
目的物質である(L−G l u ) 2 ・Mg ・
5 H20結晶は、上記(L−G 1 u )2 ・M
g ・5 H20過飽和溶液において、晶析した結晶が
容易に固液分離できる結晶状態となったJ1遠心分離等
、常法に従い分離採取し、次いで、乾燥することにより
取得できる。
〔発明の効果〕
本発明の(L−G lu )2 ・Mg ・5 H2O
は、上述の如く、臨界湿度が高−ため、空気中で吸湿固
結し難く、更に、水に対する溶解度が高い等、調味料等
の分野への適用上好ましい物性を有する。また、極性有
機溶媒の添加による溶解度減少で、効率良く、目的とす
る(t、−ci u ) 2・Mg・5H20結晶を析
出せしめ得るため工業的生産にも適する。
以下、実施例により本発明を更に説明する。
実施例 L−G1u147gに純水140m1f加え攪拌した。
この溶液中にMg(OH)229.2 jlを加え60
℃に加温して完全に溶解させた。
この溶液を30℃まで徐冷した後エタノール60m1 
fゆっくり滴下し種晶(L−Glu)2−Mg”5H2
05gを加えた。
12時間ゆっくり攪拌した後静置した。
析出した結晶を遠心分離機で分離した後、室温で減圧乾
燥し、結晶132!i’r得た。
取得した結晶の分析値を第1表に、粉末X線回折図を第
3図に示す。
第  1  表 溶状(透過率) Ta2qnm(4) 99.9L−G
lu (%)   72.3672.37Total 
N (%)   6.866.89Mg  (チ)  
 6.265.98Fe 、  (ppm)  13.
92H20(係)      22.19 22.17
液性 (pH)        7.1s
【図面の簡単な説明】
第1図は、(L−Glu)2− Mg ・5 H20結
晶の示差熱分析チャート、第2図は赤外線吸収スペクト
ル、第3図は粉末X線回折図、第4図は、水に対する溶
解度、第5図は水−エチルアルコールに対する溶解度(
30℃)をそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、L−グルタミン酸マグネシウム五水和物結晶。 2、L−グルタミン酸及びマグネシウムイオンを含有す
    る水溶液に極性有機溶媒を添加し、L−グルタミン酸マ
    グネシウム五水和物結晶を晶析せしめることを特徴とす
    るL−グルタミン酸マグネシウム五水和物結晶の製造法
JP20455784A 1984-09-28 1984-09-28 L−グルタミン酸マグネシウム五水和物結晶及びその製造法 Expired - Lifetime JPH068266B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010001991A1 (ja) * 2008-07-04 2010-01-07 味の素株式会社 グルタミン酸マグネシウム含有塩味増強剤

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