JPS6181859A - 車両のアンチロツク制御装置 - Google Patents

車両のアンチロツク制御装置

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JPS6181859A
JPS6181859A JP17809285A JP17809285A JPS6181859A JP S6181859 A JPS6181859 A JP S6181859A JP 17809285 A JP17809285 A JP 17809285A JP 17809285 A JP17809285 A JP 17809285A JP S6181859 A JPS6181859 A JP S6181859A
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JP
Japan
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hub
valve
chamber
flywheel
transmission device
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Pending
Application number
JP17809285A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Hayashi
勉 林
Takeshi Kawaguchi
武 川口
Tetsuo Tsuchida
槌田 鉄男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPS6181859A publication Critical patent/JPS6181859A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/32Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
    • B60T8/72Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration responsive to a difference between a speed condition, e.g. deceleration, and a fixed reference
    • B60T8/74Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration responsive to a difference between a speed condition, e.g. deceleration, and a fixed reference sensing a rate of change of velocity

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A0発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、自動二輪車、自動車等の車両の制動装置に適
用されるアンチロック制御装置、特に、車輪に連動する
フライホイールを有し、車輪ブレーキによる前記車輪の
制動時、該車輪が口、りしそうになることを前記フライ
ホイールのオーバーラン回転により感知して出力を生し
るセンサと;このセンサの出力を受けると前記車輪ブレ
ーキの制動油圧を減圧するように作動するモジュレータ
と;を備えたアンチロック制御装置に関する。
(2)従来の技術 この種のアンチロック制?IIl装置は、例えば特開昭
56−120.440号公報Gこ記載されているように
、既に知られている。
(3)  発明が解決しようとする問題点従来のアンチ
ロック制御装置は、車輪の外側に配設されているため、
前記伝動装置の作動騒音が周囲に広がり、操縦者等に不
快感を与える欠点を有する。
本発明は、そのような欠点を解消し得る簡単有効な前記
レンチ・・・り制御装置を提供することを目的とするも
のである。
B0発明の構成 (1)問題点を解決するための手段 本発明は、前記伝動装置を前記車輪のハブ内に配設し、
この伝動装置を、過負荷を受けると伝動不能になるよう
に構成したことを特徴とする。
(2)作 用 伝動装置は車輪のハブ内に配設されるので、伝動装置の
発生する作動騒音は上記ハブ内で消音される。
伝動装置は、何等かの原因で過負荷を受けると、伝動機
能を失うため、車輪の回転は支障なくm続され、同時に
センサに対する過−負荷の作用が回避される。
(3)実施例 以下、図面により本発明の実施例について説明する。
先ず、本発明の第1実施例を示す第1図において、自動
二輪車1は、前輪2rを制動するための左右一対の前輪
ブレーキ3f、3fと、後輪2rを制動するための一つ
の後輪ブレーキ3rとを備え、両前輪ブレーキ3[,3
fはブレーキレバー4で操作される前部マスクシリンダ
5fの出力油圧により作動され、後輪ブレーキ2rは、
ブレーキペダル6で操作される後部マスクシリンダ5r
の出力油圧により作動されるが、特に前輪ブレーキ3f
、、3fの制動油圧はアンチロック制御装置7により制
御される。
したがって、前輪2fが本発明の車輪に対応し、前輪ブ
レーキ3rが本発明の車輪ブレーキに対応する。
第2図及び第3図において、前輪2rのハブ8は、フロ
ントフォーク9の下端に固着された車軸10上にベアリ
ジグ11.11を介して支承される。前輪2rの両側に
配設される一対の前輪ブレーキ3f、3fはいずれも、
ハブ8の端面に固着されたブレーキディスク12と、こ
のブレーキディスク12を跨いだ状態でフロントフォー
ク9にブラケット13を介して支持されるブレーキキャ
リパ14とよりなり、ブレーキキャリパ14は、その入
力ポート1−42に前記マスクシリンダ5fの出力油圧
を供給されると作動して、ブレーキディスク12を挟圧
し前輪2[に制動力をかけることができる。
前部マスクシリンダ5fの出力ポート5faと各ブレー
キキャリパ14の人カポ−1−143との間を結ぶ油圧
導管15にアンチロック制御装置7が介装される。
アンチロック制御装置7は、制動時に前輪2fより駆動
される油圧ポンプ16と、この油圧ポンプ16の吐出圧
を4人される制御油圧室18を有して前記油圧導管15
の途中に介装されるモジュレータ17と、前記制御油圧
室18および油槽19間の連通路に介装される常閉型の
排圧弁20と、前輪2fにロック状態が迫ったことを検
知して前記排圧弁20を開弁させる慣性式のセンサ21
とを主たる構成要素しており、これらはケーシング22
中に構成される。
ケーシング22はカップ状の筺体22aと、この筐体2
2aの開放端に嵌合してビス23で固着される蓋体22
bとより構成され、筐体22aは前記ハブ8の一端面に
形成された凹部8aに納まるよう配設され、蓋体22b
は、その中心部に固設された筒軸24を介して車軸10
に支持されすると共に、車軸10の周りに回動しないよ
うに回り止め手段によりフロントフォーク9に連結され
る。
その回止め手段は任意であるが、例えばフロントフォー
ク9に前記ブラケット13を固着するためのボルト25
 (第2図参照)が適当である。
油圧ポンプ16は、車軸10と平行に配設されたカム軸
26と、このカム軸26に形成された偏心カム26aに
内端を対向させて配設されるブツシュロッド27と、こ
のプ・ノシュロノド27の外端に当接するポンプピスト
ン28と、さらにこのポンプピストン28の外端に当接
する作動ピストン29と、ブツシュロッド27を偏心カ
ム26aから離反させる方向に付勢する戻しばね30と
より構成される。
ブツシュロッド27及びポンプピストン28は、それぞ
れの外周に人口室31及び出口室32を画成すべく、蓋
体22bに形成された第1シリンダ孔33に摺合される
。また第1シリンダ孔33の外端部には、栓体34がポ
ンプピストン28との間にポンプ室35を画成するよう
に嵌着され、この栓体34に油圧室36を画成するよう
に前記作動ピストン29が摺合される。
入口室31は導管37を介して油槽19と連通される共
に、吸入弁38を介してポンプ室35と連通され、ポン
プ室35は吐出弁機能を有する一方向シール部材39を
介して出口室32に連通される。また油圧室36は、前
部マスクシリンダ5fの出力ポンプ5 ’f aと常時
連通するように、油圧導管15の上流管15aと接続さ
れる。
第4図に示すように、カム軸26は、蓋体22bにヘア
リング40.40’を介して支承される共に、前記筒軸
24上にヘアリング41.41を介して回転自在に支承
される駆動軸42より一対のギヤ43.’44を介して
駆動され、また駆動軸42は伝動装置たる後述の増速歯
車装置45を介して前輪2fより駆動されるようになっ
ている。
結局、カム軸26は前輪2fより増速駆動される。
カム軸26には、前記ギヤ44と反対側の外端部にメー
タ駆動ギヤ49が固着され、このギヤ4は、自動二輪車
のスピードメ゛−夕51の入力軸に連なる被動ギヤ50
と噛合される。
モジュレータ17は、減圧ピストン46と、この減圧ピ
ストン46の一端を受は止めてその後退限を規制する固
定ピストン47と、減圧ピストン46を固定ピストン4
7との当接方向に付勢する戻しばね48とより構成され
、両ピストン46゜47は蓋体22bに第1シリンダ孔
33と隣接して形成された第2シリンダ孔52に摺合さ
れる。
第2シリンダ孔52において、減圧ピストン46は、第
2シリンダ孔52の内端壁との間に制御油圧室18を画
成すると共に固定ピストン47との間に出力油圧室55
を画成し、また固定ピストン47はその外周に人力油圧
室54を画成する。
この入力油圧室54は油路56を介して前記油圧ポンプ
16の油圧室36と連通され、出力油圧室55は、@輪
ブレーキ3f、3fの入力ポート14aと常時連通ずる
ように、前記油圧導管15の下流管15bと接続され、
制御油圧室18は油路57を介して前記油圧ポンプ16
の出口室57と連通される。
固定ピストン47は、入力油圧室54と常時連通する弁
室58と、この弁室58を出力油圧室55に連通させる
弁孔59とを備えており、弁室58には弁孔59を開閉
し得る弁体60と、この弁体60を閉じ側に付勢する弁
ばね61とが収納される。そして上記弁体60を開弁す
るための開弁(仝62が減圧ピストン46の一端面に突
設され、この間弁棒62は、減圧ピストン46が後退限
に位置するとき弁体60を開弁状態に保つ。
第2シリンダ孔52の外方開口部は、着体22bに固着
される端板63で閉鎖されており、固定ピストン47は
、戻しばね48の弾発力または人、出力油圧室54.5
5に導入された油圧により、常に上記端板63との当接
位置に保持される。
上記油圧ポンプ16およびモジュレータ17は、ブレー
キキャリパI4と同様にフロントフォーク9の背面側に
配置される。
排圧弁20は、蓋体22bの段付シリンダ孔64に嵌着
された弁座部材65と、この弁座部材65に、それの弁
孔66を開閉すべく摺合される弁体67とより構成され
る。弁座部材65は段付シリンダ孔64の小径部に入口
室68を、また同大径部に出口室69を画成し、両室6
8.69は前記弁孔66を介して連通される。また入口
室68は油路20を介して前記モジュレータ17の制御
油圧室18と連通され、出口室69は油路71を介して
前記油圧ポンプ16の入口室31と連通される。結局、
出口室69は油槽19に連通していることになる。
センサ21は、前輪2fより入力される増速歯車装置4
5と、この増速装置45より回転されるフライホイール
72と、このフライホイール72のオーバーラン回転を
軸方向変位に変換するカム機構73と、フライホイール
72の軸方向変位に応動して前記排圧弁20を作動し得
る出力レバー機構74とよりなっており、増速歯車装置
45は筺体22aの奥壁外側に配設され、カム機構73
、フライホイール72及び出力レバー機構74は筐体2
2a内に配設される。
増速歯車装置45は筐体22aの奥壁外面に突設された
環状支持部75の内周面にスプライン嵌合されるリング
ギヤ76と、前記ハブ8に回転自在に軸支77されてリ
ングギヤ76と噛合する複数個のプラネタリギヤ78と
、前記駆動軸42の一端部に形成されてプラネタリギヤ
78と噛合するサンギヤ79とより遊星歯車式に構成さ
れる。
その際、該増速歯車装置45の少なくとも一部のギヤ、
例えばプラネタリギヤ78は合成樹脂製とされる。
筺体22aの奥壁と、それを貫通する駆動軸42との間
にはシール部材89が介装され、また筐体22aの環状
支持部75のハブ8との間にもシール部材81が介装さ
れる。
カム機構73は、第5図に明示するように、駆動軸42
に固設された駆動カム板82と、この駆動カム板82に
相対回転可能に対向して配設された被動カム板83と、
両カム[82,83の対向面のカム凹部82a、83a
に係合されるスラストボール84とより構成される。駆
動カム板82のカム凹部82aは、駆動軸42の回転方
向85に向かって底面が浅くなるように傾斜し、被動カ
ム板83のカム凹部83aは、上記回転方向85に向か
って底面が深くなるように傾斜している。
したがって、駆動カム板8が被動カム板83に対して駆
動側立場を取る通常の場合には、スラストボール84は
両カム凹部82a、82aの最も深い部分に係合してい
て、駆動カム板82が駆動軸42より受ける回転トルク
を被動カム仮83に単に伝達し、両カム板82.83に
相対回転を生じさせないが、立場が逆になり被動カム板
83が駆動カム板82に対してオーバーランをすると、
両カム板82.83に相対回転が生じ、スラストボール
84は両カム凹部82a、83aの傾斜底面を登るよう
に転動して両カム板82.83にスラストを与え、これ
によって被動カム板82に、駆動カム板82から離反す
る方向の軸方向変位を起こさせることになる。
スラストボール84が急激にカム凹部82a。
83aの転動限に達したときの衝撃を緩和するために、
このカム機構73の少なくとも一つの構成要素が合成樹
脂製とされ、図示例では被動カム板83およびスラスト
ボール84が合成樹脂製とされる。この結果、衝撃に起
因するカム機構73の振動が防止されるとともにその耐
久性が向上する。
フライホイール72は、そのボス72aを前記駆動軸4
2上にブツシュ86を介して回転および摺動自在に支承
させており、被動カム板83は、上記ボス72aに回転
自在に支承されるとともに、摩擦クラッチ板87を介し
てフライホイール72の一側面に係合される。フライホ
イール72の他側面には、スラストベアリング88を介
して押圧板89が付設される。
出力レバー機構74は、車軸10と排圧弁20との中間
位置で蓋体22b内面に突設された支軸90と、この支
軸90の先端部の頚部90aで車軸10の軸方向に揺動
自在に支持されるレバー91とを有し、頚部90a及び
レバー91間には、レバー91の揺動方向に一定の遊び
92が設けられる。レバー91は、支軸90から駆動軸
42を迂回して延びる長い第1腕91aと、支軸90か
ら排圧弁20に向かって延びる短い第2腕91aとより
構成されており、第1腕9Laの中間部には、前記押圧
板89の外側面に当接する当接部93が山形に隆起形成
されている。
第1腕91の先端部と蓋体22bとの間にばばね94が
縮設され、第2腕91bの先端部は排圧弁20の弁体6
7外端に当接する。
ばね94の弾発力はレバー91に作用して、第1腕91
aの当接部93を前記押圧板89に押圧すると共に、通
常は排圧弁20の弁体67を押圧して閉弁状態に保つ。
そして押圧板89がばね94より受ける押圧力は、フラ
イホイール72、摩擦クラッチ板87及び被動カム板8
3の三者に−定の摩擦係合力を付与し、また両カム板8
2.83に接近力を付与する。
而して、上記摩擦係合力は、被動カム板83及びフライ
ホイール72間に一定値以上の回転トルクが作用すると
、摩擦クラッチ板87に滑りが生じるように設定される
この出力レバー機構74には、その正常な作動を確認す
るための確認装置95が接続される。この確認装置95
は、蓋体22bに固着されてばね94のコイル部に突入
するスイッチホルダ96と、ばね94のコイル部内でス
イッチホルダ96に保持されるリードスイッチ97と、
このリードスイッチ97に対応して前記第1腕91aに
付設された永久磁石98とより構成され、第1腕91a
が蓋体22b側に所定角度揺動すると永久磁石98がリ
ードスイッチ97の閉成位置へ変位するようになってい
る。
リードスイッチ97には表示回路99が接続される。表
示回路99は、第6図に示すように構成される。主スィ
ッチ100を閉じると、電源101から電流が主スィッ
チ100、抵抗102.103を経てトランジスタ10
4のヘースに流れるので、トランジスタ104は導通状
態となり、その結果、表示ランプ105は主スィッチ1
00を介して通電され点灯状態となる。この状態で前記
永久磁石98の接近によりリードスイッチ97が一旦閉
じると、このリードスイッチ97を通してサイリスク1
06のゲートに電流が流されるので、サイリスク106
は導通状態となり、抵抗102を通過した電流がサイリ
スタ106側に流れることによりトランジスタ104は
遮断状態となり、表示ランプ105は消灯する。したが
って、この消灯によってレバー91がばね94の弾発力
に抗して蓋体22b側へ揺動したことを確認することが
できる。その後、レバー91の復帰動作によりリードス
イッチ97が開放しても、表示ランプ105の消灯状態
は、主スィッチ100を開いて再び閉じるまで、サイリ
スク106により保持される。
主スィッチ100としては、自動二輪車のイグニション
スインチまたは制動スイッチを用いることができる。
また、第7図に示すように、前記主スィッチ100に代
えて誘導コイル107を用いることもできる。即ち、誘
導コイル107の1次側をリードスイッチ97に接続し
、その2次側をサイリスク106のゲートに接続する。
その他の構成は第6図のものと同様であり、対応する部
分には図中に同一符号を付す。このものでは、リードス
イッチ97が開閉されると、誘導コイル107の2次側
に正負のパルスが交互に生じ、これによりサイリスク1
06が導通と遮断の状態を繰返し、表示ランプ105が
点滅する。したがって、この点滅によって前記レバー9
1の作動を確認することができる。
次にこの実施例の作用を説明する。
車両の走行中は、回転する前輪2fから増速歯車装置4
5を介して駆動軸42が増速駆動され、続いてカム機構
73および摩擦クラッチ板87を介してフライホイール
72が駆動されるので、フライホイール72は前輪2「
よりも高速で回転する。したがって、フライホイール7
2は大きな回転慣性力を持つことができる。
また、これと同時にカム軸26およびスピードメータ5
1も駆動軸42より駆動される。
いま、前輪2fを制動すべく前部マスクシリンダ5【を
作動すれば、その出力油圧は、油圧導管15の上流管1
5a、油圧ポンプ16の油圧室36、モジュレータ17
の入力油圧室54、弁室58、弁孔59、出力油圧室5
5及び油圧導管15の下流管15bを順次径て前輪ブレ
ーキ3f、3fに伝達し、これらを作動させて前輪2f
に制動力を加えることができる。
一方、油圧ポンプ16においては、油圧室36に前部マ
スクシリンダ5fの出力油圧が導入されたため、その油
圧の作動ピストン29に対する押圧作用と偏心カム26
aのブツシュロッド27に対するリフト作用とによりポ
ンプピストン28に往復動作が与えられる。そして、ポ
ンプピストン28がブツシュロッド27側へ移動する吸
入行程では、吸入弁38が開いて、油槽19の油が導管
37から入口室1を経てポンプ室35へと吸入され、ポ
ンプピストン28が作動ピストン29側へ移動する吐出
行程では、一方向シール部材39が開弁動作して、ポン
プ室35の油が出口室32へ、さらに油路57を介して
モジュレータ17の制fill油圧室18へ圧送される
。そして、出口室32及び制御油圧室18の圧力が所定
値まで上昇すると、ポンプピストン28は出口室32の
圧力により栓体34との当接位置に保持される。
ところで、モジュレータ17の制御油圧室18は、当初
、排圧弁20の閉弁により油槽19との連通を遮断され
ているので、油圧ポンプI6から液室18に供給された
油圧が減圧ピストン46に直接作用してこれを後退位置
に押し付け、開弁棒62により弁体60を開弁状態に保
ち、前部マスクシリンダ5fの出力油圧の通過を許容し
ている。
したがって、制動初期には、前輪ブレーキ3(。
3rに加わる制動力は前部マスクシリンダ5[の出力油
圧に比例する。
この制動に伴い、前輪2fに角減速度が発生すると、こ
れを感知したフライホイール72は、その慣性力により
駆動軸42に対してオーバーラン回転をしようとする。
そしてこのときのフライホイール72の回転モーメント
が両カム板82.83に相対回動を生じさせ、スラスト
ボール84の転動により発生するスラストをもってフラ
イホイール72に軸方向変位を与え、押圧板89にレノ
ーー91を押動させようとする。
ここで、押圧vi、89より押されたときのレバー91
の挙動について考えてみると、当初は、支軸90とレバ
ー91間には遊び92が存在するため、レバー91は、
ばね94、押圧板89及び排圧弁20の弁体67の3点
で支えられていて、押圧板89より押されると弁体67
を支点として揺動する。このような揺動が所定角度まで
進むと、支軸90とレバー91間の遊び92が無くなり
、第2腕91b側の支点は弁体67から、当接部93に
近い支軸90へ移るので、今度はレバー91は支軸90
を支点とし“て揺動することになる。
こうして、押圧板89によりレバー91を揺動させる際
のレバー比は2段階に変化するので、ばね94の反発力
がたとえ一定であっても、レバー9Iは、最初は押圧板
89の比較的小さい押圧力で揺動し、7その揺動支点が
移動してからは上記押圧力が所定値まで増大しない限り
揺動しない。したがって、制動時、前輪2fに発生する
角減速度が比較的小さい段階で、レバー91は押圧板8
9の押圧力により揺動して永久磁石98をリードス・イ
ノチ37の閉成位置に近接させることになるので、前述
のように表示回路99は作動し、センサ21か正常に動
作することを操縦者に認識させることができる。
さて、?1rlJ動力の過大または路面の摩擦係数の低
下により、前輪2fがロックしそうになると、これに伴
う前輪2[の角減速度の急増により押圧板89の押圧力
が所定値を超え、レバー91は支軸90を支点としてば
ね94をさらに圧縮するように揺りJするので、レバー
91の第2腕91bは弁体67から離反するように揺動
し、その結果排圧弁20は開弁状態となる。
排圧弁20が開弁すると、制御油室18の油圧は、油路
701人ロ入口室、弁孔66、出口室69、油路71.
油圧ポンプ16の入口室31及び導管37を経て油槽1
9に排出されるので、減圧ピストン46は、出力油圧室
55の油圧により戻しばね48の力に抗して制御油圧室
18側へ移動し、これにより開弁棒62を退かせて弁体
60を閉弁させ、人、出力油室54.55間の連通を遮
断すると共に、出力油圧室55の容積を増大させる。そ
の結果、前輪ブレーキ3f、3「に作用する制動油圧が
低下して前輪2rの制動力が減少し、前輪2fのロック
現象は回避される。すると、前輪2fの回転の加速に伴
い押圧板89のレバー91への押圧力が解除されるため
、レバー91は、ばね94の反発力で、当初の位置に復
帰揺動し、排圧弁20を閉弁状態にする。排圧弁20が
閉弁されると、油圧ポンプ16から吐出される圧油が制
御油圧室18に直ちに封じ込めとれ、減圧ピストン46
は出力油圧室55側へ後退して該室55を昇圧させ、制
動力を回復させる。このような作動が高速で繰返される
ことにより、前輪2「は効率良く制動される。
このようなアンチロック制御装置において、増速歯車装
置45中の一部のギヤ78が合成樹脂製とされるので、
その合成樹脂製ギヤ78は適度な緩衝効果を発揮して増
速歯車装置45の作動騒音の発生を極力防止すると共に
、フライホイール72の慣性回転に伴うショックをも吸
収する。しかも増速歯車装置45に生じる僅かな作動騒
音はハブ8内で消音される。その結果、増速歯車装置4
5の作動騒音が周囲に広がることを効果的に防止するこ
とができると共にフライホイール72の伝動系の耐久性
を向上させることができる。
また、増速歯車装置45が何等かの原因で過負荷を受け
ると、前記合成樹脂製ギヤ78が破断し、即ちフェーズ
機能を発揮するため、前輪2rの回転は゛支障なく′m
続され、またセンサ21に対する過負荷の作用が回避さ
れる。
このように、合成樹脂製ギヤ78が破断すると、増速歯
車装置45の出力側に連なるスピードメータ51は、前
輪2fの回転にも拘らず作動しなくなるので、このこと
から操縦者は上記故障を知ることできる。
さらに、フライホイール72及び増速歯車装置45は、
前輪2fのハブ8の通常デッドスペースとされる中空部
に配設されるので、ハブ8内のスペースの有効利用によ
り制動装置のコンパクト化を図ることかでき、またハブ
8によってフライホイール72及び増速歯車装置45を
外乱から保護することができる。しかもフライホイール
72は、増速歯車装置45によって前輪2fより高速で
駆動されるので、小重量でも大きな回転慣性力が得られ
、結局フライホイール72の軽量、小型化が可能となり
、ハブ8の狭い中空部への配設が容易となる。
第8図は本発明の第2実施例を示すもので、それは増速
歯車装置45において、ハブ8より凹凸係合手段10を
介して駆動される入力部材11にリングギヤ76を形成
し、固定のケーシング22に固着されたキャリヤ112
にプラネタリギヤ78を軸支77した点を除けば前記実
施例と略同様構成であり、図中、前実施例−と対応する
部分には同一の符号を付す。
第9図は本発明の第3実施例を示すもので、それは第1
図の実施例に加えて、第2の後輪ブレーキ3Mを設け、
該ブレーキ3f’と前部マスクシリンダ5[間を接続す
る油圧導管113に比例減圧弁114を介装したもので
ある。比例減圧弁114は入力側の油圧を比例的に減圧
して出力側に伝達する公知のものである。この実施例に
よれば、前部マスクシリンダ5fを作動させるだけで前
、後輪2f、2rに同時に制動力をかけることができ、
その際、制動に伴う後輪荷重の減少によるも、比例減圧
弁114の減圧機能により後輪2「も効率良く制動され
る。
C1発明の効果 以上のように本発明によれば、フライホイールの駆動の
ための伝動装置を車輪のハブ内に配設しし、この伝動装
置を、過負荷を受けると伝動不能となるように構成した
ので、伝動装置の作動騒音の発生をハブにより消音する
と共に、車輪のみならずセンサに対する過負荷の作用を
回避することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の第1実籍例を示すもので
、第1図はアンチロック制動装置を備えた自動二輪車の
概略平面図、第2図はアンチロック制動装置の要部縦断
側面図、第3図及び第4図は第2図のrm−m線及びI
V−IT/w!断面図、第5図は第4図のV−V線拡大
断面図、第6図は第2図中の表示回路の配線図、第7図
は表示回路の変形例を示す配線図、第8図は本発明の第
2実施例を示す縦断面図、第9図は本発明の第3実施例
を示す自動二輪車の概略平面図である。 2f・・・車輪としての前輪、3f・・・車輪ブレーキ
としての前輪ブレーキ、5f・・・前部マスクシリンダ
、5fa・・・出力ポート、7・・・アンチロック制御
装置、8・・・ハブ、8a・・・凹部、9・・・フロン
トフォーク、10・・・車軸、12・・・ブレーキディ
スク、14・・・ブレーキキャリパ、14a・・・入力
ボート、15・・・油圧導管、16・・・油圧ポンプ、
】7・・・モジュレータ、19・・・油槽、20・・・
排圧弁、21・・・センサ、22・・・ケーシング、4
5・・・伝動装置としての増速歯車装置、72・・・フ
ライホイール、73・・・カム機構、74・・・出力レ
ハー機構、78・・・合成樹脂製のプラネタリギヤ 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 車輪より伝動装置を介して駆動されるフライホイールを
    有し、車輪ブレーキによる前記車輪の制動時、該車輪が
    ロックしそうになることを前記フライホイールのオーバ
    ーラン回転により感知して出力を生じるセンサと;この
    センサの出力を受けると前記車輪ブレーキの制動油圧を
    減圧するように作動するモジュレータと;を備えた車両
    のアンチロック制御装置において、前記伝動装置を前記
    車輪のハブ内に配設し、この伝動装置を、過負荷を受け
    ると伝動不能になるように構成したことを特徴とする、
    車両のアンチロック制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03125960U (ja) * 1990-03-31 1991-12-19

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JPS55148637A (en) * 1979-04-03 1980-11-19 Budd Co Antiilocking mechanism
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