JPS61181756A - 車輪角加速度センサの駆動装置 - Google Patents
車輪角加速度センサの駆動装置Info
- Publication number
- JPS61181756A JPS61181756A JP2238885A JP2238885A JPS61181756A JP S61181756 A JPS61181756 A JP S61181756A JP 2238885 A JP2238885 A JP 2238885A JP 2238885 A JP2238885 A JP 2238885A JP S61181756 A JPS61181756 A JP S61181756A
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- Japan
- Prior art keywords
- wheel
- sensor
- chamber
- valve
- acceleration sensor
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/32—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
- B60T8/72—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration responsive to a difference between a speed condition, e.g. deceleration, and a fixed reference
- B60T8/74—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration responsive to a difference between a speed condition, e.g. deceleration, and a fixed reference sensing a rate of change of velocity
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
A0発明の目的
(1)産業上の利用分野
本発明は、例えば自動二輪車、自動車等のアンチロック
制動装置の制御に際し、車輪の一定値以上の角減速度ま
たは角加速度、つまり角加速度を検知するために用いら
れる車輪角加速度センサ、特にフライホイールを有する
慣性式の車輪角加速度センサの入力部を車輪から駆動す
るための駆動装置に関する。
制動装置の制御に際し、車輪の一定値以上の角減速度ま
たは角加速度、つまり角加速度を検知するために用いら
れる車輪角加速度センサ、特にフライホイールを有する
慣性式の車輪角加速度センサの入力部を車輪から駆動す
るための駆動装置に関する。
(2)従来の技術
従来、車輪角加速度センサの人力部は、歯車、歯付ベル
ト等の伝動部材を介して車輪から常に一定の回転速度比
を以て駆動されるようになっている(例えば特開昭56
−120440号公報参照)。
ト等の伝動部材を介して車輪から常に一定の回転速度比
を以て駆動されるようになっている(例えば特開昭56
−120440号公報参照)。
(3)発明が解決しようとする問題点
従来の構造においては、車輪角加速度センサに何等かの
原因により過負荷が加わった場合に、それが該センサや
それに制御される被制御機器に直接伝達されるため、該
センサ等を強固な構造としており、これにより重量増を
招いていた。
原因により過負荷が加わった場合に、それが該センサや
それに制御される被制御機器に直接伝達されるため、該
センサ等を強固な構造としており、これにより重量増を
招いていた。
そこで、本発明は、車輪角加速度センサには過負荷が加
わらないようにして、その軽量化を図ることができる前
記駆動装置を提供することを目的とする。
わらないようにして、その軽量化を図ることができる前
記駆動装置を提供することを目的とする。
B1発明の構成
(11問題点を解決するための手段
上記目的を達成するために、本発明は、車輪と車輪角加
速度センサの入力部との間を、所定値以上の回転トルク
を受けると滑りを生じる伝達トルク制限装置を介して連
動させたことを特徴とする。
速度センサの入力部との間を、所定値以上の回転トルク
を受けると滑りを生じる伝達トルク制限装置を介して連
動させたことを特徴とする。
(2)作 用
上記構成によれば、車輪による車輪角加速度センサの駆
動中、該センサに過負荷が加わろうとすると、伝達トル
ク制限装置に滑りが起こり、車輪から該センサへの伝達
トルクは一定値以下に抑えられる。
動中、該センサに過負荷が加わろうとすると、伝達トル
ク制限装置に滑りが起こり、車輪から該センサへの伝達
トルクは一定値以下に抑えられる。
(3)実施例
以下、図面により本発明の一実施例について説明する。
先ず、第1図において、自動二輪車1ば、前輪2「を制
動するための左右一対の前輪ブレーキ3f、3Fと、後
輪2rを制動するための一つの後輪ブレーキ3rとを備
え、両前輪ブレーキ3「。
動するための左右一対の前輪ブレーキ3f、3Fと、後
輪2rを制動するための一つの後輪ブレーキ3rとを備
え、両前輪ブレーキ3「。
3fはブレーキレバー4で操作される前部マスクシリン
ダ5fの出力油圧により作動され、後輪ブレーキ2rは
、ブレーキペダル6で操作される後部マスクシリンダ5
rの出力油圧により作動されるが、特に前輪ブレーキ3
f、3fの制動油圧はアンチロック制御装置7により制
御される。
ダ5fの出力油圧により作動され、後輪ブレーキ2rは
、ブレーキペダル6で操作される後部マスクシリンダ5
rの出力油圧により作動されるが、特に前輪ブレーキ3
f、3fの制動油圧はアンチロック制御装置7により制
御される。
第2図及び第3図において、前輪2rのハブ8は、フロ
ントフォーク9の下端に固着された車軸10上にベアリ
ング11.11’を介して支承される。前輪2fの両側
に配設される一対の前輪ブレーキ3f、3fはいずれも
、ハブ8の端面に固着されたブレーキディスク12と、
このブレーキディスク12を跨いだ状態でフロントフォ
ーク9にブラケット13を介して支持されるブレーキキ
ャリパ14とよりなり、ブレーキキャリパ14は、その
入力ポート14aに前記マスクシリンダ5fの出力油圧
を供給されると作動して、ブレーキディスク12を挟圧
し前輪2fに制動力をかけることができる。
ントフォーク9の下端に固着された車軸10上にベアリ
ング11.11’を介して支承される。前輪2fの両側
に配設される一対の前輪ブレーキ3f、3fはいずれも
、ハブ8の端面に固着されたブレーキディスク12と、
このブレーキディスク12を跨いだ状態でフロントフォ
ーク9にブラケット13を介して支持されるブレーキキ
ャリパ14とよりなり、ブレーキキャリパ14は、その
入力ポート14aに前記マスクシリンダ5fの出力油圧
を供給されると作動して、ブレーキディスク12を挟圧
し前輪2fに制動力をかけることができる。
前部マスクシリンダ5fの出力ボート5faと各ブレー
キキャリパ14の入力ポート14aとの間を結ぶ油圧導
管15にアンチロック制御装置7が介装される。
キキャリパ14の入力ポート14aとの間を結ぶ油圧導
管15にアンチロック制御装置7が介装される。
アンチロック制御装置7は、制動時に前輪2fより駆動
される油圧ポンプ16と、この油圧ポンプ16の吐出圧
を導入される制御油圧室18を有して前記油圧導管15
の途中に介装されるモジュレータ17と、前記制御油圧
室18および油槽19間の連通路に介装される常閉型の
排圧弁20と、前輪2fの一定値以上の角加速度(この
実施例の場合は角減速度)を検知して前記排圧弁20を
開弁させる慣性式の車輪角加速度センサ21とを主たる
構成要素しており、これらはケーシング22中に構成さ
れる。
される油圧ポンプ16と、この油圧ポンプ16の吐出圧
を導入される制御油圧室18を有して前記油圧導管15
の途中に介装されるモジュレータ17と、前記制御油圧
室18および油槽19間の連通路に介装される常閉型の
排圧弁20と、前輪2fの一定値以上の角加速度(この
実施例の場合は角減速度)を検知して前記排圧弁20を
開弁させる慣性式の車輪角加速度センサ21とを主たる
構成要素しており、これらはケーシング22中に構成さ
れる。
ケーシング22は、カップ状の内側ケース22a及び外
側ケース22bの開放端部を相互に螺合結合して構成さ
れる。外側ケース22bの端壁には半径方向外方へ延び
る延長部22cが一体に形成されており、その延長部2
2cを除いてケーシング22は、前記ハブ8の左端面に
形成された凹部8aに納まるように配設される。そして
、外側ケーシング22bは、その端壁の中心部を貫通す
る車軸10に支持されると共に、車軸10の周りに回動
しないように、回り止め手段によりフロントフォーク9
に連結される。その回止め手段は任意であるが、例えば
フロントフォーク9に前記ブラケット13を固着するた
めのボルト25 (第2図参照)が適当である。
側ケース22bの開放端部を相互に螺合結合して構成さ
れる。外側ケース22bの端壁には半径方向外方へ延び
る延長部22cが一体に形成されており、その延長部2
2cを除いてケーシング22は、前記ハブ8の左端面に
形成された凹部8aに納まるように配設される。そして
、外側ケーシング22bは、その端壁の中心部を貫通す
る車軸10に支持されると共に、車軸10の周りに回動
しないように、回り止め手段によりフロントフォーク9
に連結される。その回止め手段は任意であるが、例えば
フロントフォーク9に前記ブラケット13を固着するた
めのボルト25 (第2図参照)が適当である。
油圧ポンプ16は、車軸10と平行に配設されたカム軸
26と、このカム軸26に形成された偏心カム26aに
内端を対向させて配設されるブツシュロッド27と、こ
のブツシュロッド27の外端に当接するポンプピストン
28と、さらにこのポンプピストン28の外端に当接す
る作動ピストン29と、ブツシュロッド27を偏心カム
26aから離反させる方向に付勢する戻しばね30とよ
り構成される。
26と、このカム軸26に形成された偏心カム26aに
内端を対向させて配設されるブツシュロッド27と、こ
のブツシュロッド27の外端に当接するポンプピストン
28と、さらにこのポンプピストン28の外端に当接す
る作動ピストン29と、ブツシュロッド27を偏心カム
26aから離反させる方向に付勢する戻しばね30とよ
り構成される。
ブツシュロッド27及びポンプピストン28は、それぞ
れの外周に入口室31及び出口室32を画成すべく、延
長部22cに形成された第1シリンダ孔33に摺合され
る。また第1シリンダ孔33の外端部には、栓体34が
ポンプピストン28との間にポンプ室35を画成するよ
うに嵌着され、この栓体34に油圧室36を画成するよ
うに前記作動ピストン29が摺合される。
れの外周に入口室31及び出口室32を画成すべく、延
長部22cに形成された第1シリンダ孔33に摺合され
る。また第1シリンダ孔33の外端部には、栓体34が
ポンプピストン28との間にポンプ室35を画成するよ
うに嵌着され、この栓体34に油圧室36を画成するよ
うに前記作動ピストン29が摺合される。
入口室31は導管37を介して油槽19と連通される共
に、吸入弁38を介してポンプ室35と連通され、ポン
プ室35は吐出弁機能を有する一方向シール部材39を
介して出口室32に連通される。また油圧室36は、前
部マスクシリンダ5fの出力ポンプ5faと常時連通す
るように、油圧導管15の上流管15aと接続される。
に、吸入弁38を介してポンプ室35と連通され、ポン
プ室35は吐出弁機能を有する一方向シール部材39を
介して出口室32に連通される。また油圧室36は、前
部マスクシリンダ5fの出力ポンプ5faと常時連通す
るように、油圧導管15の上流管15aと接続される。
第4図に示すように、カム軸26は、外側ケース22b
の端壁にベアリング40.40’を介して支承される共
に、後述の増速装置45を介して前輪2「より駆動され
るようになっている。
の端壁にベアリング40.40’を介して支承される共
に、後述の増速装置45を介して前輪2「より駆動され
るようになっている。
カム軸26には、その外端部にメータ駆動ギヤ49が固
着され、このギヤ4は、自動二輪車のスピードメータ5
1の入力軸に連なる被動ギヤ5゜と噛合される。
着され、このギヤ4は、自動二輪車のスピードメータ5
1の入力軸に連なる被動ギヤ5゜と噛合される。
モジュレータ17は、減圧ピストン46と、この減圧ピ
ストン46の一端を受は止めてその後退限を規制する固
定ピストン47と、減圧ピストン46を固定ピストン4
7との当接方向に付勢する戻しばね48とより構成され
、両ピストン46゜47は延長部22cに第1シリンダ
孔33と隣接して形成された第2シリンダ孔52に摺合
される。
ストン46の一端を受は止めてその後退限を規制する固
定ピストン47と、減圧ピストン46を固定ピストン4
7との当接方向に付勢する戻しばね48とより構成され
、両ピストン46゜47は延長部22cに第1シリンダ
孔33と隣接して形成された第2シリンダ孔52に摺合
される。
第2シリンダ孔52において、減圧ピストン46は、第
2シリンダ孔52の内端壁との間に制御油圧室18を画
成すると共に固定ピストン47との間に出力油圧室55
を画成し、また固定ピストン47はその外周に入力油圧
室54を画成する。
2シリンダ孔52の内端壁との間に制御油圧室18を画
成すると共に固定ピストン47との間に出力油圧室55
を画成し、また固定ピストン47はその外周に入力油圧
室54を画成する。
この入力油圧室54は油路56を介して前記油圧ポンプ
16の油圧室36と連通され、出力油圧室55は、前輪
ブレーキ3r、3fの入力ボート14aと常時連通する
ように、前記油圧導管15の下流管15bと接続され、
制御油圧室18は油路57を介して前記油圧ポンプ16
の出口室57と連通される。
16の油圧室36と連通され、出力油圧室55は、前輪
ブレーキ3r、3fの入力ボート14aと常時連通する
ように、前記油圧導管15の下流管15bと接続され、
制御油圧室18は油路57を介して前記油圧ポンプ16
の出口室57と連通される。
固定ピストン47は、入力油圧室54と常時連通ずる弁
室58と、この弁室58を出力油圧室55に連通させる
弁孔59とを備えており、弁室58には弁孔59を開閉
し得る弁体60と、この弁体60を閉じ側に付勢する弁
ばね61とが収納される。そして上記弁体60を開弁す
るための開弁棒62が減圧ピストン46の一端面に突設
され、この開弁棒62は、減圧ピストン46が後退限に
位置するとき弁体60を開弁状態に保つ。
室58と、この弁室58を出力油圧室55に連通させる
弁孔59とを備えており、弁室58には弁孔59を開閉
し得る弁体60と、この弁体60を閉じ側に付勢する弁
ばね61とが収納される。そして上記弁体60を開弁す
るための開弁棒62が減圧ピストン46の一端面に突設
され、この開弁棒62は、減圧ピストン46が後退限に
位置するとき弁体60を開弁状態に保つ。
第2シリンダ孔52の外方開口部は、延長部22Cに固
着される端板63で閉鎖されており、固定ピストン47
は、戻しばね48の弾発力または人、出力油圧室54.
55に導入された油圧により、常に上記端板63との当
接位置に保持される。
着される端板63で閉鎖されており、固定ピストン47
は、戻しばね48の弾発力または人、出力油圧室54.
55に導入された油圧により、常に上記端板63との当
接位置に保持される。
上記油圧ポンプ16およびモジュレータ17は、ブレー
キキャリパ14と同様にフロントフォーク9の背面側に
配置される。
キキャリパ14と同様にフロントフォーク9の背面側に
配置される。
排圧弁20は、外側ケース22bの段付シリンダ孔64
に嵌着された弁座部材65と、この弁座部材65に、そ
れの弁孔66を開閉すべく摺合される弁体67とより構
成される。弁座部材65は段付シリンダ孔64の小径部
に入口室68を、また同大径部に出口室69を画成し、
両室68,69は前記弁孔66を介して連通される。ま
た人口室68は油路20を介して前記モジュレータ17
の制御油圧室18と連通され、出口室69ば油路71を
介して前記油圧ポンプ16の入口室31と連通される。
に嵌着された弁座部材65と、この弁座部材65に、そ
れの弁孔66を開閉すべく摺合される弁体67とより構
成される。弁座部材65は段付シリンダ孔64の小径部
に入口室68を、また同大径部に出口室69を画成し、
両室68,69は前記弁孔66を介して連通される。ま
た人口室68は油路20を介して前記モジュレータ17
の制御油圧室18と連通され、出口室69ば油路71を
介して前記油圧ポンプ16の入口室31と連通される。
結局、出口室69は油槽19に連通していることになる
。
。
車輪角加速度センサ21は、前輪2fより増速装置45
を介して回転されるフライホイール72と、このフライ
ホイール72のオーツぐ−ラン回転を軸方向変位に変換
するカム機構73と、フライホイール72の軸方向変位
に応動して前記排圧弁20を作動し得る出力レハー機構
74とよりなっており、これらはすべてケーシング22
内に配設される。
を介して回転されるフライホイール72と、このフライ
ホイール72のオーツぐ−ラン回転を軸方向変位に変換
するカム機構73と、フライホイール72の軸方向変位
に応動して前記排圧弁20を作動し得る出力レハー機構
74とよりなっており、これらはすべてケーシング22
内に配設される。
増速装置45は、開放端を外側ケース2bに向けてケー
シング22内に配設されるカップ状の入力部材75と、
この入力部材75の開放端部にリベット110により固
着されたリングギヤ76と、前記カム軸26の内端部に
固着されてリングギヤ26に噛合する第1プラネタリ−
歯車781 と、外側ケース22bの端壁に突設された
支軸77にヘアリング111を介して支承されてリング
ギヤ76に噛合する一個または複数個の第2プラネタリ
−ギヤ78□と、第1及び第2プラネタリ−ギヤ78.
.78□に同時に噛合するサンギヤ79と、このサンギ
ヤ79とスプライン結合112されて、車軸10上の固
定の筒軸24にニードルベアリング41を介して支承さ
れる出力軸42とより構成される。
シング22内に配設されるカップ状の入力部材75と、
この入力部材75の開放端部にリベット110により固
着されたリングギヤ76と、前記カム軸26の内端部に
固着されてリングギヤ26に噛合する第1プラネタリ−
歯車781 と、外側ケース22bの端壁に突設された
支軸77にヘアリング111を介して支承されてリング
ギヤ76に噛合する一個または複数個の第2プラネタリ
−ギヤ78□と、第1及び第2プラネタリ−ギヤ78.
.78□に同時に噛合するサンギヤ79と、このサンギ
ヤ79とスプライン結合112されて、車軸10上の固
定の筒軸24にニードルベアリング41を介して支承さ
れる出力軸42とより構成される。
前記入力部材75は軽量材、例えばAf金合金より形成
され、前記リングギヤ76は高強度材、例えば鋼により
形成され、これにより軽量且つ耐久性の高い増速装置4
5が得られる。
され、前記リングギヤ76は高強度材、例えば鋼により
形成され、これにより軽量且つ耐久性の高い増速装置4
5が得られる。
尚、筒軸24は、図示例では製作上の理由から軸方向に
2分割しであるが、これらを一体化することもできる。
2分割しであるが、これらを一体化することもできる。
また第2プラネタリ−ギヤ78□は、第1プラネタリ−
ギヤ78.とリングギヤ76およびサンギヤ79との噛
合を適正にさせてリングギヤ76及びサンギヤ79の同
心状態を維持し、増速装置45の伝動作用を確実にする
ためのものであり、リングギヤ76及びサンギヤ79の
支持剛性が充分に高い場合には、これを省略することが
できる。
ギヤ78.とリングギヤ76およびサンギヤ79との噛
合を適正にさせてリングギヤ76及びサンギヤ79の同
心状態を維持し、増速装置45の伝動作用を確実にする
ためのものであり、リングギヤ76及びサンギヤ79の
支持剛性が充分に高い場合には、これを省略することが
できる。
入力部材75の端壁には、内壁ケース22aの端壁を貫
通する短い筒部75aが一体に突設され、更にこの筒部
75aの端面に連結フランジl13がビス114により
固着される。
通する短い筒部75aが一体に突設され、更にこの筒部
75aの端面に連結フランジl13がビス114により
固着される。
連結フランジ113は、ハブ8内中央の垂直な隔壁8b
の左側面中心部から突出するボス8Cに回転可能に嵌合
されると共に、ゴム、合成樹脂等からなる弾性摩擦部材
115を介して前記隔壁8bと連結環116とにより挟
持される。
の左側面中心部から突出するボス8Cに回転可能に嵌合
されると共に、ゴム、合成樹脂等からなる弾性摩擦部材
115を介して前記隔壁8bと連結環116とにより挟
持される。
連結環116は、連結フランジ113の外周面に回転可
能に嵌合すると共にその内側面と一定の間隙を存して対
向するように、横断面がL字形をなしていて、複数本の
ボルト”117(図には1木のみを示す)により前記中
央壁8bに固着され、上記間隙に弾性摩擦部材115が
所定のセット荷重をもって装着される。こうして連結フ
ランジ113、連結環116及び弾性摩擦部材115に
より伝達トルク制限装置118が構成される。
能に嵌合すると共にその内側面と一定の間隙を存して対
向するように、横断面がL字形をなしていて、複数本の
ボルト”117(図には1木のみを示す)により前記中
央壁8bに固着され、上記間隙に弾性摩擦部材115が
所定のセット荷重をもって装着される。こうして連結フ
ランジ113、連結環116及び弾性摩擦部材115に
より伝達トルク制限装置118が構成される。
前記ボルト117は、前記隔壁8b及びその右側面から
隆起する補強リブ8dを貫通するボルト孔119にその
右方から即ち連結環116と反対側から挿入され、そし
て連結環116のねし孔120に螺着される。
隆起する補強リブ8dを貫通するボルト孔119にその
右方から即ち連結環116と反対側から挿入され、そし
て連結環116のねし孔120に螺着される。
ケーシング22内部のシールのために、筒部75aと内
側ケーシング22aの端壁との間、及び入力部材75の
端壁と筒軸24との間にはシール部材80及び81がそ
れぞれ介装される。
側ケーシング22aの端壁との間、及び入力部材75の
端壁と筒軸24との間にはシール部材80及び81がそ
れぞれ介装される。
カム機構73は、第5図に明示するように、出力軸42
の入力部材75側端部に固設された駆動カム仮82と、
出力軸42上で駆動カム仮82に相対回転可能に対向し
て配設された被動カム仮83と、両カム板82.83の
対向面のカム凹部82a、83aに係合されるスラスト
ボール84とより構成される。駆動カム板82のカム凹
部82aは、出力軸42の回転方向85に向かって底面
が浅くなるように傾斜し、被動カム仮83のカム凹部8
3aは、上記回転方向85に向かって底面が深くなるよ
うに傾斜している。したがって、駆動カム板8が被動カ
ム板83に対して駆動側立場を取る通常の場合には、ス
ラストボール84は両カム凹部82a、82aの最も深
い部分に係合していて、駆動カム板82が出力軸42よ
り受ける回転トルクを被動カム板83に単に伝達し、両
カム板82.83に相対回転を生じさせないが、立場が
逆になり被動カム板83が駆動カム板82に対してオー
バーランをすると、両カム仮82.83に相対回転が生
じ、スラストボール84は両カム凹部82a、83aの
傾斜底面を登るように転動して両カム板82.83にス
ラストを与え、これによって被動カム仮82に、駆動カ
ム板82から離反する方向の軸方向変位を起こさせるこ
とになる。駆動カム板82は、その際、軸方向変位を生
じないように、スラストベアリング113を介して前記
筒軸24上のフランジ24aに支承される。
の入力部材75側端部に固設された駆動カム仮82と、
出力軸42上で駆動カム仮82に相対回転可能に対向し
て配設された被動カム仮83と、両カム板82.83の
対向面のカム凹部82a、83aに係合されるスラスト
ボール84とより構成される。駆動カム板82のカム凹
部82aは、出力軸42の回転方向85に向かって底面
が浅くなるように傾斜し、被動カム仮83のカム凹部8
3aは、上記回転方向85に向かって底面が深くなるよ
うに傾斜している。したがって、駆動カム板8が被動カ
ム板83に対して駆動側立場を取る通常の場合には、ス
ラストボール84は両カム凹部82a、82aの最も深
い部分に係合していて、駆動カム板82が出力軸42よ
り受ける回転トルクを被動カム板83に単に伝達し、両
カム板82.83に相対回転を生じさせないが、立場が
逆になり被動カム板83が駆動カム板82に対してオー
バーランをすると、両カム仮82.83に相対回転が生
じ、スラストボール84は両カム凹部82a、83aの
傾斜底面を登るように転動して両カム板82.83にス
ラストを与え、これによって被動カム仮82に、駆動カ
ム板82から離反する方向の軸方向変位を起こさせるこ
とになる。駆動カム板82は、その際、軸方向変位を生
じないように、スラストベアリング113を介して前記
筒軸24上のフランジ24aに支承される。
スラストボール84が急激にカム凹部82a。
83aの転動限に達したときの衝撃を緩和するために、
このカム機構73の少なくとも一つの構成要素が合成樹
脂製とされ、図示例では被動カム板83およびスラスト
ポール84が合成樹脂製とされる。この結果、衝撃に起
因するカム機構73の振動が防止されるとともにその耐
久性が向上する。
このカム機構73の少なくとも一つの構成要素が合成樹
脂製とされ、図示例では被動カム板83およびスラスト
ポール84が合成樹脂製とされる。この結果、衝撃に起
因するカム機構73の振動が防止されるとともにその耐
久性が向上する。
フライホイール72は、カップ状の入力材75内におい
て、出力軸42上にブツシュ86を介して回転および摺
動自在に支承されると共に、摩擦クラッチ板87を介し
て被動カム板83の一側面に係合される。フライホイー
ル72の他側面には、スラストベアリング88を介して
押圧板89が付設される。
て、出力軸42上にブツシュ86を介して回転および摺
動自在に支承されると共に、摩擦クラッチ板87を介し
て被動カム板83の一側面に係合される。フライホイー
ル72の他側面には、スラストベアリング88を介して
押圧板89が付設される。
出力レバー機構74は、車軸10と排圧弁20との中間
位置で外側ケース22b内端面に突設された支軸90と
、この支軸90の先端部の頚部90aで車軸IOの軸方
向に揺動自在に支持されるレバー91とを存し、頚部9
0a及びレバー91間には、レバー91の揺動方向に一
定の遊び92が設けられる。レバー91は、支軸90か
ら出力軸42を迂回して延びる長い第1腕91aと、支
軸90から排圧弁20に向かって延びる短い第2腕91
aとより構成されており、第】腕91aの中間部には、
前記押圧板89の外側面に当接する当接部93が山形に
隆起形成されている。
位置で外側ケース22b内端面に突設された支軸90と
、この支軸90の先端部の頚部90aで車軸IOの軸方
向に揺動自在に支持されるレバー91とを存し、頚部9
0a及びレバー91間には、レバー91の揺動方向に一
定の遊び92が設けられる。レバー91は、支軸90か
ら出力軸42を迂回して延びる長い第1腕91aと、支
軸90から排圧弁20に向かって延びる短い第2腕91
aとより構成されており、第】腕91aの中間部には、
前記押圧板89の外側面に当接する当接部93が山形に
隆起形成されている。
第1腕91の先端部と蓋体22bとの間にばばね94が
縮設され、第2腕91bの先端部は排圧弁20の弁体6
7外端に当接する。
縮設され、第2腕91bの先端部は排圧弁20の弁体6
7外端に当接する。
ばね94の弾発力はレバー91に作用して、第1腕91
aの当接部93を前記押圧板89に押圧すると共に、
通常は排圧弁20の弁体67を押圧して閉弁状態に保つ
。そして押圧板89がばね94より受ける押圧力は、フ
ライホイール72、摩擦クラッチ板87及び被動カム板
83の三者に一定の摩擦係合力を付与し、また両カム板
82.83に接近力を付与する。
aの当接部93を前記押圧板89に押圧すると共に、
通常は排圧弁20の弁体67を押圧して閉弁状態に保つ
。そして押圧板89がばね94より受ける押圧力は、フ
ライホイール72、摩擦クラッチ板87及び被動カム板
83の三者に一定の摩擦係合力を付与し、また両カム板
82.83に接近力を付与する。
而して、上記摩擦係合力は、被動カム板83及びフライ
ホイール72間に一定値以上の回転トルクが作用すると
、摩擦クラッチ板87に滑りが生じるように設定される
。
ホイール72間に一定値以上の回転トルクが作用すると
、摩擦クラッチ板87に滑りが生じるように設定される
。
この出力レバー機構74には、その正常な作動を確認す
るための確認装置95が接続される。この確認装置95
は、外側ケース22bに固着されてばね94のコイル部
に突入するスイッチホルダ96と、ばね94のコイル部
内でスイッチホルダ96に保持されるリードスイッチ9
7と、このリードスイッチ97に対応して前記第1腕9
1aに付設された永久磁石98とより構成され、第1腕
91aが外側ケース22b側に所定角度揺動すると永久
磁石98がリードスイッチ97の閉成位置へ変位するよ
うになっている。リードスイッチ97には表示、装置9
9が接続される。
るための確認装置95が接続される。この確認装置95
は、外側ケース22bに固着されてばね94のコイル部
に突入するスイッチホルダ96と、ばね94のコイル部
内でスイッチホルダ96に保持されるリードスイッチ9
7と、このリードスイッチ97に対応して前記第1腕9
1aに付設された永久磁石98とより構成され、第1腕
91aが外側ケース22b側に所定角度揺動すると永久
磁石98がリードスイッチ97の閉成位置へ変位するよ
うになっている。リードスイッチ97には表示、装置9
9が接続される。
したがって、レバー91がばね94の弾発力に抗して外
側ケース22b側へ揺動すると、これに伴い永久磁石9
8がリードスイッチ97に近接してそれを閉じ、表示装
置99を作動させるので、レバー91の正常な作動を知
ることができる。
側ケース22b側へ揺動すると、これに伴い永久磁石9
8がリードスイッチ97に近接してそれを閉じ、表示装
置99を作動させるので、レバー91の正常な作動を知
ることができる。
次にこの実施例の作用を説明する。
車両の走行中、前輪2fの回転は、ハブ8から連結環1
16、弾性摩擦部材115及び連結フランジ113を介
して入力部材75へ伝達し、更にリングギヤ76、第1
.第2プラネタリ−ギヤ78、.78□及びサンギヤ7
9により増速されつつ出力軸42へ伝達し、そしてカム
機構73及び摩擦クラッチ87を介しフライホイール7
2に伝達してこれを駆動するので、フライホイール72
は前輪2fよりも高速で回転する。したがって、フライ
ホイール72は大きな回転慣性力を持つことができる。
16、弾性摩擦部材115及び連結フランジ113を介
して入力部材75へ伝達し、更にリングギヤ76、第1
.第2プラネタリ−ギヤ78、.78□及びサンギヤ7
9により増速されつつ出力軸42へ伝達し、そしてカム
機構73及び摩擦クラッチ87を介しフライホイール7
2に伝達してこれを駆動するので、フライホイール72
は前輪2fよりも高速で回転する。したがって、フライ
ホイール72は大きな回転慣性力を持つことができる。
また、これと同時にカム軸26およびスピードメータ5
1も第1プラネタリ−ギヤ781の回転により駆動され
る。
1も第1プラネタリ−ギヤ781の回転により駆動され
る。
これらの駆動中、何等かの原因により車輪角速度センサ
21に過負荷が加わると、連結環116、弾性摩擦部材
115及び連結フランジ113の三者のいずれかの間で
滑りが生じ、ハブ8から入力部材75への伝達トルクが
一定値以下に抑えられ、その結果該センサ21への過負
荷の作用が未然に回避される。
21に過負荷が加わると、連結環116、弾性摩擦部材
115及び連結フランジ113の三者のいずれかの間で
滑りが生じ、ハブ8から入力部材75への伝達トルクが
一定値以下に抑えられ、その結果該センサ21への過負
荷の作用が未然に回避される。
さて、前輪2fを制動すべく前部マスクシリンダ5fを
作動すれば、その出力油圧は、油圧導管15の上流管1
5a、油圧ポンプ16の油圧室36、モジュレータ17
の入力油圧室54、弁室58、弁孔59、出力油圧室5
5及び油圧導管15の下流管15bを順次経て前輪ブレ
ーキ3f、3fに伝達し、これらを作動させて前輪2f
に制動力を加えることができる。
作動すれば、その出力油圧は、油圧導管15の上流管1
5a、油圧ポンプ16の油圧室36、モジュレータ17
の入力油圧室54、弁室58、弁孔59、出力油圧室5
5及び油圧導管15の下流管15bを順次経て前輪ブレ
ーキ3f、3fに伝達し、これらを作動させて前輪2f
に制動力を加えることができる。
一方、油圧ポンプ16においては、油圧室36に前部マ
スクシリンダ5fの出力油圧が導入されたため、その油
圧の作動ピストン29に対する押圧作用と偏心カム26
aのブツシュロッド27に対するリフト作用とによりポ
ンプピストン28に往復動作が与えられる。そして、ポ
ンプピストン28がブツシュロッド27側へ移動する吸
入行程では、吸入弁38が開いて、油槽19の油が導管
37から入口室1を経てポンプ室35へと吸入され、ポ
ンプピストン28が作動ピストン29側へ移動する吐出
行程では、一方向シール部材39が開弁動作して、ポン
プ室35の油が出口室32へ、さらに油路57を介して
モジュレータ17の制御油圧室18へ圧送される。そし
て、出口室32及び制御油圧室18の圧力が所定値まで
上昇すると、ポンプピストン28は出口室32の圧力に
より栓体34との当接位置に保持される。
スクシリンダ5fの出力油圧が導入されたため、その油
圧の作動ピストン29に対する押圧作用と偏心カム26
aのブツシュロッド27に対するリフト作用とによりポ
ンプピストン28に往復動作が与えられる。そして、ポ
ンプピストン28がブツシュロッド27側へ移動する吸
入行程では、吸入弁38が開いて、油槽19の油が導管
37から入口室1を経てポンプ室35へと吸入され、ポ
ンプピストン28が作動ピストン29側へ移動する吐出
行程では、一方向シール部材39が開弁動作して、ポン
プ室35の油が出口室32へ、さらに油路57を介して
モジュレータ17の制御油圧室18へ圧送される。そし
て、出口室32及び制御油圧室18の圧力が所定値まで
上昇すると、ポンプピストン28は出口室32の圧力に
より栓体34との当接位置に保持される。
ところで、モジュレータ17の制御油圧室18は、当初
、排圧弁20の閉弁により油槽19との連通を遮断され
ているので、油圧ポンプ16から該室18に供給された
油圧が減圧ピストン46に直接作用してこれを後退位置
に押し付け、開弁棒62により弁体60を開弁状態に保
ち、前部マスクシリンダ5fの出力油圧の通過を許容し
ている。
、排圧弁20の閉弁により油槽19との連通を遮断され
ているので、油圧ポンプ16から該室18に供給された
油圧が減圧ピストン46に直接作用してこれを後退位置
に押し付け、開弁棒62により弁体60を開弁状態に保
ち、前部マスクシリンダ5fの出力油圧の通過を許容し
ている。
したがって、制動初期には、前輪ブレーキ3f。
3fに加わる制動力は前部マスクシリンダ5fの出力油
圧に比例する。
圧に比例する。
この制動に伴い、前輪2fに角減速度が発生すると、こ
れを感知したフライホイール72は、その慣性力により
出力軸42に対してオーバーラン回転をしようとする。
れを感知したフライホイール72は、その慣性力により
出力軸42に対してオーバーラン回転をしようとする。
そしてこのときのフライホイール72の回転モーメント
が両カム板82,83に相対回動を生じさせ、スラスト
ボール84の転勤により発生するスラストをもってフラ
イホイール72に軸方向変位を与え、押圧板89にレバ
ー91を押動させようとする。
が両カム板82,83に相対回動を生じさせ、スラスト
ボール84の転勤により発生するスラストをもってフラ
イホイール72に軸方向変位を与え、押圧板89にレバ
ー91を押動させようとする。
ここで、押圧板89より押されたときのレバー91の挙
動について考えてみると、当初は、支軸90とレバー9
1間には遊び92が存在するため、レバー91は、ばね
94、押圧板89及び排圧弁20の弁体67の3点で支
えられていて、押圧板89より押されると弁体67を支
点として揺動する。このような揺動が所定角度まで進む
と、支軸90とレバー91間の遊び92が無くなり、第
2腕91b側の支点は弁体67がら、当接部93に近い
支軸90へ移るので、今度はレバー91は支軸90を支
点として揺動することになる。
動について考えてみると、当初は、支軸90とレバー9
1間には遊び92が存在するため、レバー91は、ばね
94、押圧板89及び排圧弁20の弁体67の3点で支
えられていて、押圧板89より押されると弁体67を支
点として揺動する。このような揺動が所定角度まで進む
と、支軸90とレバー91間の遊び92が無くなり、第
2腕91b側の支点は弁体67がら、当接部93に近い
支軸90へ移るので、今度はレバー91は支軸90を支
点として揺動することになる。
こうして、押圧板89によりレバー91を揺動させる際
のレバー比は2段階に変化するので、ばね94の反発力
がたとえ一定であっても、レバー91は、最初は押圧板
89の比較的小さい押圧力で揺動し、その揺動支点が移
動してからは上記押圧力が所定値まで増大しない限り揺
動しない。したがって、制動時、前輪2rに発生する角
減速度が比較的小さい段階で、レバー91は押圧板89
の押圧力により揺動して永久磁石98をリードスイッチ
37の開成位置に近接させることになるので、前述のよ
うに表示装置99は作動し、センサ21が正常に動作す
ることを操縦者に認識させることができる。
のレバー比は2段階に変化するので、ばね94の反発力
がたとえ一定であっても、レバー91は、最初は押圧板
89の比較的小さい押圧力で揺動し、その揺動支点が移
動してからは上記押圧力が所定値まで増大しない限り揺
動しない。したがって、制動時、前輪2rに発生する角
減速度が比較的小さい段階で、レバー91は押圧板89
の押圧力により揺動して永久磁石98をリードスイッチ
37の開成位置に近接させることになるので、前述のよ
うに表示装置99は作動し、センサ21が正常に動作す
ることを操縦者に認識させることができる。
過大な制動力または路面の摩擦係数の急激な低下により
、前輪2fがロックしそうになると、これに伴う前輪2
fの角減速度の急増により押圧板89の押圧力が所定値
を超え、レバー91は支軸90を支点としてばね94を
さらに圧縮するように揺動するので、レバー91の第2
腕91bは弁体67から離反するように揺動し、その結
果排圧弁20は開弁状態となる。
、前輪2fがロックしそうになると、これに伴う前輪2
fの角減速度の急増により押圧板89の押圧力が所定値
を超え、レバー91は支軸90を支点としてばね94を
さらに圧縮するように揺動するので、レバー91の第2
腕91bは弁体67から離反するように揺動し、その結
果排圧弁20は開弁状態となる。
排圧弁20が開弁すると、制御油室18の油圧は、油路
70.入口室68.弁孔66、出口室69、油路71.
油圧ポンプ16の入口室31及び導管37を経て油槽1
9に排出されるので、減圧ピストン46は、出力油圧室
55の油圧により戻しばね48の力に抗して制御油圧室
18側へ移動し、これにより開弁棒62を退かせて弁体
60を閉弁させ、人、出力油室54.55間の連通を遮
断すると共に、出力油圧室55の容積を増大させる。そ
の結果、前輪ブレーキ3f、3fに作用する制動油圧が
低下して前輪2fの制動力が減少し、前輪2fのロック
現象は回避される。すると、前輪2fの回転の加速に伴
い押圧板89のレバー91への押圧力が解除されるため
、レバー91は、ばね94の反発力で、当初の位置に復
帰揺動し、排圧弁20を閉弁状態にする。排圧弁20が
閉弁されると、油圧ポンプ16から吐出される圧油が制
御油圧室18に直ちに封じ込められ、減圧ピストン46
は出力油圧室55側へ後退して謹呈55を昇圧させ、制
動力を回復させる。このような作動が高速で繰返される
ことにより、前輪2rは効率良く制動される。
70.入口室68.弁孔66、出口室69、油路71.
油圧ポンプ16の入口室31及び導管37を経て油槽1
9に排出されるので、減圧ピストン46は、出力油圧室
55の油圧により戻しばね48の力に抗して制御油圧室
18側へ移動し、これにより開弁棒62を退かせて弁体
60を閉弁させ、人、出力油室54.55間の連通を遮
断すると共に、出力油圧室55の容積を増大させる。そ
の結果、前輪ブレーキ3f、3fに作用する制動油圧が
低下して前輪2fの制動力が減少し、前輪2fのロック
現象は回避される。すると、前輪2fの回転の加速に伴
い押圧板89のレバー91への押圧力が解除されるため
、レバー91は、ばね94の反発力で、当初の位置に復
帰揺動し、排圧弁20を閉弁状態にする。排圧弁20が
閉弁されると、油圧ポンプ16から吐出される圧油が制
御油圧室18に直ちに封じ込められ、減圧ピストン46
は出力油圧室55側へ後退して謹呈55を昇圧させ、制
動力を回復させる。このような作動が高速で繰返される
ことにより、前輪2rは効率良く制動される。
外乱に対してはカップ状の入力部材75が防壁となり、
車輪角加速度センサ21への外乱の影響を回避すること
ができる。
車輪角加速度センサ21への外乱の影響を回避すること
ができる。
C1発明の効果
以上のように本発明によれば、車輪と車輪角加速度セン
サの入力部との間を、所定値以上の回転トルクを受ける
と滑りを生じる伝達トルク制限装置を介して連動させた
ので、車輪による車輪角加速度センサの駆動中、該セン
サに過負荷が加わろうとすると、伝達トルク制限装置の
滑り作用により、該センサへの過負荷の作用を未然に回
避することができ、したがって該センサ及びそれに制御
される被制御機器の許容強度を下げてその軽量化を図る
ことができる。
サの入力部との間を、所定値以上の回転トルクを受ける
と滑りを生じる伝達トルク制限装置を介して連動させた
ので、車輪による車輪角加速度センサの駆動中、該セン
サに過負荷が加わろうとすると、伝達トルク制限装置の
滑り作用により、該センサへの過負荷の作用を未然に回
避することができ、したがって該センサ及びそれに制御
される被制御機器の許容強度を下げてその軽量化を図る
ことができる。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図はアンチ
ロック制動装置を備えた自動二輪車の概略平面図、第2
図はアンチロック制動装置の要部縦断側面図、第3図及
び第4図は第2図のI−III線及びIV−rV線断面
図、第5図は第4図のV−V線拡大断面図である。 2f・・・車輪としての前輪、21・・・車輪角加速度
センサ、45・・・増速歯車装置、72・・・フライホ
イール、73・・・カム機構、74・・・出力レバー機
構、75・・・入力部材、76・・・リングギヤ、78
..78□・・・プラネタリギヤ、79・・・サンギヤ
、113・・・連結フランジ、115・・・弾性摩擦部
材、116・・・連結環、11B・・・伝達トルク制限
装置時 許 出願人 本田技研工業株式会社第1図
ロック制動装置を備えた自動二輪車の概略平面図、第2
図はアンチロック制動装置の要部縦断側面図、第3図及
び第4図は第2図のI−III線及びIV−rV線断面
図、第5図は第4図のV−V線拡大断面図である。 2f・・・車輪としての前輪、21・・・車輪角加速度
センサ、45・・・増速歯車装置、72・・・フライホ
イール、73・・・カム機構、74・・・出力レバー機
構、75・・・入力部材、76・・・リングギヤ、78
..78□・・・プラネタリギヤ、79・・・サンギヤ
、113・・・連結フランジ、115・・・弾性摩擦部
材、116・・・連結環、11B・・・伝達トルク制限
装置時 許 出願人 本田技研工業株式会社第1図
Claims (1)
- フライホイールを有する慣性式の車輪角加速度センサ
の入力部を車輪から駆動するための駆動装置において、
車輪と車輪角加速度センサの入力部との間を、所定値以
上の回転トルクを受けると滑りを生じる伝達トルク制限
装置を介して連動させたことを特徴とする、車輪角加速
度センサの駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2238885A JPS61181756A (ja) | 1985-02-07 | 1985-02-07 | 車輪角加速度センサの駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2238885A JPS61181756A (ja) | 1985-02-07 | 1985-02-07 | 車輪角加速度センサの駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61181756A true JPS61181756A (ja) | 1986-08-14 |
Family
ID=12081269
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2238885A Pending JPS61181756A (ja) | 1985-02-07 | 1985-02-07 | 車輪角加速度センサの駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61181756A (ja) |
-
1985
- 1985-02-07 JP JP2238885A patent/JPS61181756A/ja active Pending
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