JPS6180579A - 磁気記録再生媒体用カセツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、テープ状磁気記録再生媒体のカセットに関す
る。

〔発明の技術的背景〕

ヘリカルスキャン方式で記録再生を行なう小型ＶＴＲの
テープテンション管理構造を第３図に示す。

同図は「ホームビデオ技術」、日本放送協会編、１９８
０　、掲載のものである。従来小型ＶＴＲでは第３図の
様に供給リール台１の回転軸と平行なる回転軸を持つテ
ンションアーム２が設けられテンションアーム２の一端
には走行テープ３の側面と平行にテンションアームピン
４が設ケラれテンションアームピン４に走行テープ３が
ある位相で巻付く様設定されている。テンションアーム
２の枝部にはテンＶヨンパラド５の一端が保持されテン
ションバンド５は供給リール台１とある位相で巻き付き
、他端は基盤に固定されている。テンションアーム２に
はテンＶヨンパラド５と回転軸の間にモーメントを生ず
るが、それと釣合う方向にばね６がかけられる。テンジ
ョンアーム２の釣合いはテンションアームピン４にかか
る走行テープ３による力、ばね６による力、テンション
バンド５による引張力によるモーメントの相が零になる
事により得られる。以上の構成で、テンションアーム２
、テンションバンド５を第３図の様に配置すると、走行
テープ３のテンションが強くなるとテンショ。

ンアーム２はテンションバンド５が供給リール台１をゆ
るめる方向におされ、逆にテープテンションが弱くなる
とテンションアーム２はばね６の力に依り、テンション
バンド５が供給リール台１：：強く押付けられる方向に
動く。自然状態では供給リール台２の出口における走行
テープのテンションはリール７の巻径に反比例し一定と
はならないが、テンションアーム２を上記の様に用いる
事により供給リール台２の負荷トルクを調整しり−ル７
の径の変化によるテープテンションの変化を減少させて
いる。

〔背景技術の問題点〕

第３図に示すものでは、テンションアーム２を必ず設け
ねばならないがテンションアーム２は記録再生時に必要
であって早送り、巻戻しローディング、アンローディン
グの時は不要であるため、走行テープ３とは非接触とな
る様にどけておくためのモード機構が必要であり、メカ
ニズム系が複雑となり、設計の簡便化、製品の小型化、
低廉化のさまたげとなっている。又、テンションアーム
ピン４が走行テープ３と接触する事によりテープテンシ
ョンの増大が起こる。以上の点は特に８朋ビデオやＲ−
ＤＡＴメカなどの幅のせまいテープを使用する機械では
非常に不利である。

〔発明の目的〕

本発明は従来のテンションアームの欠点を取除き、より
簡単な構成によりテープテンションの管理を行ない、テ
ンションアームと同じ効果を持つ磁気記録再生媒体用カ
セットを提供するものである。

〔発明の概要〕

本発明は平行２リール方式で磁気記録再生テープを収納
するカセット内に於て、テープリール側面、カセット内
壁の一クリランスに一端をカセット内壁に固定された弾
性部材を設定し弾性部材の他端は常にテープリール側面
に接するようにし、テープリール側面に押付は力が働く
様にした磁気記録再生媒体用カセットである。

〔発明の実施例〕

以下本発明の一例を第１図とともに説明する。

因において８はカセット、９は供給側テープリール、１
０は巻き取り側テープリール１１　、１２はカセット内
に一端を固定された板ばね、１３　、１４はパッドであ
る。板はね１１１２は一端はカセット８内壁に固定され
、他端はパッド１３　、１４を介してテープリール９，
１０の側面を押している。又パッド１３　、１４以外は
走行テープ１５に触れる部位は無い。

以上の様な構成に於て、第１図の（Ａ）に示すように、
送り出しリール９に対して録再の始めの状態シーおいて
は板はね１１のたわみが大きく送り出しり−ル９へのパ
ッド１３の押付力が大きい。また第１図の（Ｂ）に示す
ようにテープ終りの状態では、板はね１工のたわみは小
さくパラＦ　１４の押付力は弱い。

すなわち巻戻しリール１ｏへの押付力は正反対となる。

録再状態に於てはテープはキャプスタンにより紹ｆ肋さ
れ、機構系内走行テープのテンションは供給側テープリ
ール９の出口で決まる。供給側リール９出口のテープテ
ンションは供給側リール９の回４ｒＳ負萄トルクと供給
側リール９を載せる供給９−ル台の回転負荷トルクの和
を供給側リール９の半径で割った値となる。以下式に表
わすとμＦ＋−＝：Ｔ−・・−（１） Ｒ９ となる。本発明では、前記供給側リール台の回転負荷ト
ルクＭは前記従来例と異なり変化させないで一定のまま
である。そこで前記式（１）第２項は供給側リール９の
半径により変化する。即ち供給側リール９の半径が大な
る時は前記第２項は小さく、供給側リール９の半径が小
なる時は前記第２項は大きくなる。一方前記式（１）の
第１項は、ばね１１により与えられ供給側リール９の半
径が大きい時には前記第１項も大きく、供給側リール９
の半径が小さい時には前記第１項も小さくなる。

以上より供給側リール９の出口のテープテンションは供
給側リール９の半径により相反して大小する２つの項目
の和であり前記２つの項目のバランスを取る事により供
給リール９の出口のテープテンションの変化を小さくお
さえる事ができろ。

ＦＦ走行状態に於ても前記の効果を同様に得る事ができ
る。ＲＥＷ走行状態では、巻き収り側９−ル１０が供給
リールとなるが、供給側リール９と同じ負荷トルク効果
によりテープテンションを一定に保ち得る。この効果は
テープを読み取りながら高速で送り巻戻しを行なう際に
も有利に働く。録再時のみを考慮するのであれば供給側
リール９のみにばねを付勢するだけでも良い。

第２囚は本発明の他の例を示す。第１図で示した板はね
１１　、１２に代わりゴムバンド１６　、１７がカセッ
ト１８内に優られ、パッド１９　、２０を介して送り出
〔発Ｉ７万＾Ｔθ累〕 以上述べた様に本発明に依れば磁気記録再生媒体カセッ
ト内に弾性部材を設けた事により機構系におけるテンシ
ョンアームと同等の効果を得る事ができこのためテンシ
ョンアームの２めの空（ｕｌや機構が一切不要であるた
め設計の簡素化製品の小型化に寄与し又走行テープへの
接触による悪影響も減少するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、録再開始、終了時における本発明によるカセ
ットのｐｌきを示す繰式図、第２図は本発明の他の実施
例を示す模式図、第３図は従来のテンションアーム機構
の模式図である。 １・・・供給リール台　　２・・・テンションアーム３
・・・走行テープ ４・・・テンションアームビン ５…テンシヨンバンド ６・・・ばね　　　　　　７・・・リール８・・・カセ
ットハーフ　９・・・供給側リール１０・・・巻き取り
側リール

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）平行２リール方式でテープ状磁気記録再生媒体を
   収納するカセットであつて前記カセット内には一端をカ
   セット内壁に固定された弾性部材を有し、前記弾性部材
   は前記カセット内壁と前記リール状に巻かれたテープと
   のクリアランスに収納され他端は自由端であり前記リー
   ルの円筒側面に常に接してなる磁気記録再生媒体用カセ
   ット。
2. （２）弾性部材自由端にパッドを取付けた事を特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の磁気記録再生媒体用カセ
   ット。