JPS6180449A - カナ漢字変換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、入力されたカナ列を一般的な日本語表記に変
換するカナ漢字変換装置に関する。

従来例の構成とその問題点 カナ漢字変換には種々のレベルが存在する、低レベルか
ら並べると音訓変換・熟語変換・分節変換・複文節変換
・べた書き変換である。この内、分節変換・複文節変換
・べた書き変換は文法処理が必要になる。近年、日本語
ワードプロセッサが普及されるにつれて高度なカナ漢字
変換への要求はますます高くなシつつある。

一般にカナ漢字変換辞書の構成は見出し・漢字表記・品
詞の３部門から構成されている。これを従来の構成でま
とめると１単語当り約１０バイトの記憶が必要になる。

一方辞書の語数としては一般語として３万語、固有名詞
（人名・地名など）としては１万語程度なくては、普通
の用途には容易には使用できない。結局４万語程度の辞
書が必要になる。１単語１０バイトで４万語だと合計４
００にバイトになる。

半導体の値段は年々減少の傾向にあるが、４００にバイ
トの記憶容量はかなりの大きさである。特に低価格のワ
ープロにとっては重大な問題である。

充実したカナ漢字変換を構築するために、できるだけ辞
書を圧縮する必要がある。

発明の目的 本発明の目的は、上記の問題点を解消するために、同一
の見出し語は一つのグループにまとめ辞書中に同一の見
出し語の出現は一回にし、更に同一の見出し語の中で同
一の品詞のものは一つのグループにまとめ一つの見出し
中に現われる品詞の出現は一回にすることにより強力に
圧縮したカナ漢字変換用圧縮辞書を具備したカナ漢字変
換装置を提出することである。

発明の構成 本発明は、日本語文章の読みをカタカナで入力するキー
ボードと、前記キーボードから入力されたカナ文字列を
一時記憶したり必要に応じて出力する入力装置制御部と
、見出しと漢字表記と品詞から成り、同一の見出しのも
のは一つのグループにまとめ見出しの出現は一回に減ら
し、かつ同一の見出しの中で同一の品詞のものは更にグ
ループとしてまとめ品詞の出現を一つの見出しの中では
一回に減らすことによって圧縮した圧縮辞書と、前記圧
縮辞書から所望の単語を検索する圧縮辞書検索部と、前
記入力装置制御部から得られるカナ文字列と前記圧縮辞
書検索部から得られる辞書情報を使ってカナ文字列から
日本語の一般表記に変換するカナ漢字変換制御部と、日
本語を表示するディスプレイと、前記カナ漢字変換制御
部から得られた日本語表記を前記ディスプレイに表示さ
せる出力装置制御部を具備するように構成したものであ
り、これにより非常にコンパクトな辞書で文法処理を有
するカナ漢字変換が可能となる。

実施例の説明 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。

第１図は本発明の一実施例を示す要部ブロック構成図で
ある。

同図において、キーボード１から入力されたカナ文字を
入力装置制御部２で一時記憶する。カナ漢字変換用辞書
は圧縮された形で圧縮辞書７に記憶され、圧縮辞書検索
部６によって検索される。

入力装置制御部２で得られたカナ列と、圧縮辞書検索部
６で得られたカナ漢字変換用辞書情報を参照して、カナ
漢字変換制御部３は入力カナ列に対応した日本語文字列
を作成する。カナ漢字変換制御部３で得られた日本語文
字列は出力装置制御部４がディスプレイ５上に表示する
。

次に本発明の実施例の動作について説明する。

第２図は圧縮辞書のフォーマントである。まず見出しが
１つ存在する。以下見出しに対する情報が後に続く。同
じ品詞をもつ漢字表記群は１つにまとめられ見出しの後
に付けられる。漢字表記群の最後にこれらの共通品詞が
付けられる。同じ見出しで別の品詞の漢字表記群が存在
すれば、同じ手順で順番に後に付けられる。

例を第３図に示す。「イカ」という見出しに対して合計
で漢字表記が７つ、品詞が３つ存在する。

「五段す行」として「生か」・「いか」・「活か」「五
段う行」として「怒」、「名詞」として「いか」・「以
下」・「医科」である。

第３図の圧縮形を第４図に示す。まず見出し「イカ」を
付ける。次に「五段す行」である３つの漢字表記を「生
か」・「いか」・「活か」を順番にのせる、後にこの漢
字表記群の品詞「五段す行」をつける。次に漢字表記と
して「怒」をのせ、品詞として「五段う行」をつける。

最後の漢字表記群として「いか」・「以下」・「医科」
をのせ、品詞「名詞」をつける。これが見出し「イカ」
の圧縮辞書フォーマントである。

第５図に本発明の実施例の具体的な回路例を示す。これ
はマイクロコンピュータ１２　、ＲＡＭ（ランダムアク
セスメモリ）８、プログラムＲＯＭ（リードオンリーメ
モリ）９、漢字辞書１ｏ、キーボード１１、表示回路１
３．２次記憶装置１４がそれぞれ接続された構成になっ
ている。

キーボード１１から入力された読みは一時ＲＡＭ８に記
憶され、その読みに対応する日本語表記を漢字辞書１ｏ
を使って変換し、その出力結果を表示回路１３に表示し
だ９２次記憶装置１４に記憶するものである。プログラ
ムＲＯＭ９には、すべての手順が書かれたプログラムと
一部の辞書が記憶されている。

次に上記のように構成したカナ漢字変換装置の辞書検索
動作を第６図のフローチャートで説明する。

まず、ステップ１６で最初の見出しを読み込む。

見出し語を読み込むと次は漢字表記なので、ステップ１
６で漢字表記を一つ読み込む。漢字表記は複数個存在す
る可能性があるのでステップ１７で次が品詞かどうかを
チェックする。次が漢字表記ならばステップ１６に戻り
もう一度漢字表記を読み込む。ステップ１了で次が品詞
だと判断されると、ステップ１８で品詞を読み込む。こ
の時点で、見出し・漢字表記・品詞と辞書の構成要素は
すべてそろったので、ステップ１９でカナ漢字変換用の
一般辞書形を作成する。次に別の品詞群が存在するかも
しれないので、ステップ２ｏで次の文字が漢字表記かど
うかチェックして、もし漢字表記であるならばもう一度
ステップ１６に戻り漢字表記を読み込む。ステップ２０
で次の文字が見出しと判断されたならば、ステップ１６
に戻り次の見出しから始まる単語群の解析を始める。

発明の効果 本発明は、キーボードから入力されたカナ列を入力装置
制御部で一時記憶し、共通の見出しは１つのグループと
してまとめ同一の見出し語の出現は１回にし、まだその
中でも同じ品詞をもつ漢字表記は１つにまとめ同一の品
詞の出現は１回にした圧縮フォーマットで圧縮したカナ
漢字変換用辞書を有し、その圧縮辞書を検索する圧縮辞
書検索部を有し、入力装置制御部の出力であるカナ列と
圧縮辞書検索部の出力である辞書情報を使用して日本語
表記をカナ漢字変換制御部で作成し、その出力結果を出
力装置制御部でディスプレイに出力するように構成して
いるので、その結果小容量のカナ漢字変換用辞書でも文
法処理を有するカナ漢字変換が可能となるという効果が
得られる。その効果により小容量のカナ漢字変換用辞書
であっても使い易いカナ漢字変換装置が実現可能となっ
た。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるカナ漢字変換装置の要
部ブロック図、第２図はカナ漢字変換用辞書の圧縮フォ
ーマｙｈ図、第３図はカナ漢字変換辞書の一部を示す図
、第４図は第３図の辞書の圧縮フォーマット図、第５図
は上記実施例の要部ブ０７り図、第６図は同実施例にお
けるカナ漢字変換辞書検索のだめのプログラムの一例を
示すフローチャートである。 １・・・・・・キーボード、２・・・・・・入力装置制
御部、３・・・・カナ漢字変換制御部、４・・・・・・
出力装置制御部、６・・・・ディスプレイ、６・・・・
圧縮辞書検索部、７・・・・・圧縮辞書。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 日本語文章の読みをカタカナで入力するキーボードと、
   前記キーボードから入力されたカナ文字列を一時記憶し
   たり必要に応じて出力する入力装置制御部と、カナ漢字
   変換に用いられ、見出しと漢字表記と品詞から成り、同
   一の見出しのものは一つのグループにまとめ見出しの出
   現は一回に減らし、かつ同一の見出しの中で同一の品詞
   のものは更にグループとしてまとめ品詞の出現を一つの
   見出しの中では一回に減らすことによって圧縮した圧縮
   辞書と、前記圧縮辞書から所望の単語を検索する圧縮辞
   書検索部と、前記入力装置制御部から得られるカナ文字
   列と前記圧縮辞書検索部から得られる辞書情報を使って
   カナ文字列から日本語の一般表記に変換するカナ漢字変
   換制御部と、日本語を表示するディスプレイと、前記カ
   ナ漢字変換制御部から得られた日本語表記を前記ディス
   プレイに表示させる出力装置制御部を具備することを特
   徴とするカナ漢字変換装置。