JPS6178944A - コンクリ−ト耐震壁の構築構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ）、産業上の利用分野 本発明は鉄骨造架橋に適用するに好適なコンクリート製
の耐ＫＭ　（ここでいう、「コンクリート製の耐震壁」
とは、鉄筋コンクリート製、又は鉄骨鉄筋コンクリート
製の耐震壁を意味するものである。以下においても同様
。）の構築構造に関する。

（ｂ）、従来の技術 第４図は従来の鉄骨造架構におけるコンクリート耐震壁
の構築構造を示す正面図、第５図は第４図の側面図であ
る。

従来、この種の架構におけろコンクリート耐震壁１は、
第４図及び第５図に示すように、周囲の柱２や梁３に対
して何らの自由度も無く拘束固定されていた。

（Ｃ）６発明が解決しようとする問題点この構造は、地
震によって周囲の柱２や梁３から作用する力が圧縮力に
容易に変換され、その結果、壁１は、その中央部付近で
圧壊してしまい、その後の荷重支持能力を急激に喪失し
てしまうことから、高層建物等の靭性が強く求められる
用途には不向きである。

本発明は、前述の欠点を解消すべく、＃４８壁が圧壊す
ることの無い、従って靭性の高い建造物の構築が可能な
コンクリート耐震壁の構築構造を提供することを目的と
するものである。

（ｄ）０問題点を解決するための手段 即ち、本発明は、鉄骨又は、鉄骨鉄筋コンクリート製の
柱及び梁により囲まれた形で設けられたコンクリート製
の耐震壁を有し、該耐震壁の少なくとも一方の柱及び梁
端部に沿った部分に、柱及び梁端部と耐ａ壁を分離する
隙間を形成して構成される。

（ｅ）０作用 上記した構成により、本発明は、地震に際して作用する
力が、耐震壁に伝達される際に、ｒｉｆ４震壁が崩壊す
る以前に隙間に接する梁部分が曲げ降伏し、本構造の復
元力特性を靭性の高いものとするように作用する。

（ｆ）、実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。

第１図は本発明によるコンクリートＷ４震壁の構築構造
の一実施例を示す正面図、第２図は本発明の別の実施例
を示す正面図、第３図は地震の際の梁端部の変形状態を
示す模式図である。

鉄骨造の建造物は、第１図に示すように、複数の鉄骨柱
６を有しており、鉄骨柱６の間には同様に鉄骨梁７が鉄
骨柱６を接続する形で設けられている。鉄骨柱６と鉄骨
梁７によって囲まれる四角形状の部分には鉄筋コンクリ
ート製の＃４！を壁１が設けられており、耐震壁１の鉄
骨柱６に沿った部分及び鉄骨梁７の鉄骨柱６付近の端部
には、柱６及び梁７と＃４震璧１を分離する形で隙間９
がコの字形に形成されている。

建造物は以上のような構成を有するので、仮に地震が発
生して、第３図左上の鉄骨梁７に力が作用したとすると
、その力は、第３図に示すように、梁端部７ａを介して
耐震壁１に伝わり、更に該耐震壁１中を伝わって図中右
下の梁端部７ａから鉄骨柱６に伝わる。この梁端部７ａ
から耐震壁１へ、また耐震壁１から尖端部７ａに力が伝
達される際に、核力により、梁端部７ａの鉄骨梁７は図
中一点鎖線に示すように、曲げ変形を起こす。

一般的１ζ、この種の曲げ変形は耐震壁１の崩壊現象の
ように、所定の耐力を越えた時点で急激に荷重支持能力
を失ってしまうようなことは無く、徐々に変形を継続し
ながら荷重を支持する。この曲げ変形により、地震によ
る入力は低減され、耐震壁１部分には耐震壁１が崩壊す
る程の圧縮力が作用することは無い（逆に、梁端部７ａ
部分かもの曲げ変形の反力に耐え得るだけの強度を持た
せるだけで十分である。）。

なお、上述の実施例は、隙間９を耐震壁１の両側に設け
た場合について述べたが、多少耐震壁１に作用する圧縮
力が増大することをいとわなければ、第２図に示すよう
に、耐震壁１のどちらか一方の側に隙間９を設け、曲げ
変形を耐震壁１の片方でのみ生じさせるように構成する
ことも当然可能である。

更に、隙間９の形状も、コの字形に限らず、単なる長方
形としても良い。

また、耐震壁１屑囲の柱及び梁についても、本実施例の
ように純然たる鉄骨造である必要は無く、鉄骨十鉄筋コ
ンクリート造とすることも当然可能である。

（ｇ）０発明の効果 以上、説明したように、本発明によれば、鉄骨又は、鉄
骨鉄筋コンクリート製の柱及び梁により囲まれた形で設
けられたコンクリート製の耐震壁１を有し、該耐震壁１
の少なくとも一方の柱及び梁端部に沿った部分に、柱及
び梁端部と耐震壁１を分離する隙間９を形成したので、
地震に際しては、主として梁端部７ａが曲げ変形するこ
とにより耐震壁１が過大な圧縮力を受けることを防止す
るので、耐震壁１が崩壊する事態の発生を未然に防止す
ることが可能となり、靭性に富んだ建造物の構築が可能
となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるコンクリートＷｒ４’Ｂ壁の構築
構造の一実施例を示す正面図、第２図は本発明の別の実
施例を示す正面図、第３図は地震の際の梁端部の変形状
態を示す模式図、第４図は従来の鉄骨造架構におけるコ
ンクリート耐震壁の構築構造を示す正面図、第５図は第
４図の側面図である。 １・・・・・・耐震壁 ６・・・・・柱（鉄骨柱） ７・・・・梁（鉄骨梁） ７ａ　・・梁端部 ９・・・・隙間 出願人　　　　三井建設株式会社　′ 代理人　　弁理士　　相１）伸二　・ 第１図 第２図 第３図 ７蓼Ｈ 第４図 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 鉄骨又は、鉄骨鉄筋コンクリート製の柱及 び梁により囲まれた形で設けられたコンクリート製の耐
   震壁を有し、該耐震壁の少なくとも一方の柱及び梁端部
   に沿った部分に、柱及び梁端部と耐震壁を分離する隙間
   を形成して構成したコンクリート耐震壁の構築構造。