JPS617851A - フエライトキヤリアの製造方法 - Google Patents
フエライトキヤリアの製造方法Info
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- JPS617851A JPS617851A JP59128686A JP12868684A JPS617851A JP S617851 A JPS617851 A JP S617851A JP 59128686 A JP59128686 A JP 59128686A JP 12868684 A JP12868684 A JP 12868684A JP S617851 A JPS617851 A JP S617851A
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- carbonate
- ferrite carrier
- ferrite
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/10—Developers with toner particles characterised by carrier particles
- G03G9/107—Developers with toner particles characterised by carrier particles having magnetic components
- G03G9/108—Ferrite carrier, e.g. magnetite
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、電子写真法、静電記録法あるいは静電印刷法
等に使用されるフェライトキャリアの製造方法に関する
。
等に使用されるフェライトキャリアの製造方法に関する
。
従来の技術
酸化亜鉛、セレン、有機光導電体もしくはマイラー(商
品名)で被覆された硫化カドミニウム等の画像担体表面
に形成された静電荷像を磁気ブラシ法により可視像化す
るための現像剤としては、磁性キャリアとトナーと称す
る着色樹脂微粉末との混合粉体である二成分系現像剤が
従来から使用されている。この二成分系現像剤を用いる
磁気ブラシ現像法は、キャリアとトナーを所定の比率で
混合し、両者を摩擦帯電せしめて、所定の極性に帯電し
たトナーのみを画像担体表面に付着させるもので、絶縁
性トナーを使用するため転写が容易であるという利点が
ある。
品名)で被覆された硫化カドミニウム等の画像担体表面
に形成された静電荷像を磁気ブラシ法により可視像化す
るための現像剤としては、磁性キャリアとトナーと称す
る着色樹脂微粉末との混合粉体である二成分系現像剤が
従来から使用されている。この二成分系現像剤を用いる
磁気ブラシ現像法は、キャリアとトナーを所定の比率で
混合し、両者を摩擦帯電せしめて、所定の極性に帯電し
たトナーのみを画像担体表面に付着させるもので、絶縁
性トナーを使用するため転写が容易であるという利点が
ある。
上記二成分系現像剤におけるキャリアとしては例えば特
公昭47−19598号、同4B−8158号、特開昭
49−17740号および同50−127640号の公
報に記載されている様な鉄粉キャリアが多く使用されて
おりキャリアの疲労防止および摩擦帯電特性の安定化の
ために、通常は鉄粉の表面に酸化処理を施し、更に有機
重合体で被覆することも行なわれている。
公昭47−19598号、同4B−8158号、特開昭
49−17740号および同50−127640号の公
報に記載されている様な鉄粉キャリアが多く使用されて
おりキャリアの疲労防止および摩擦帯電特性の安定化の
ために、通常は鉄粉の表面に酸化処理を施し、更に有機
重合体で被覆することも行なわれている。
しかしてこの鉄粉キャリア匹は、長期間の使用に伴い粒
子表面にトナーの被覆が形成されたり、粒子の表面の酸
化物が欠落するため、キャリア粒芋の抵抗が大幅に変化
して摩擦帯電特性が不安定となるという問題がある。そ
の結実現像して得られた画像の濃度が低下したり、カブ
リが増大するという不具合が生ずる。
子表面にトナーの被覆が形成されたり、粒子の表面の酸
化物が欠落するため、キャリア粒芋の抵抗が大幅に変化
して摩擦帯電特性が不安定となるという問題がある。そ
の結実現像して得られた画像の濃度が低下したり、カブ
リが増大するという不具合が生ずる。
そこで鉄粉キャリアの代りに、例えば特公昭5−150
40号公報*M昭5<5−52!15号公報および特開
昭58−145621号公報に記載されているように軟
磁性を示す金属酸化物粒子からなるフェライトキャリア
を用いることが提案され、実用化されている。このフェ
ライトキャリアは鉄粉キャリアに較べて化学的に安定で
、使用中の抵抗変化が少ない、見掛密度が低い(鉄粉の
約276)ため、軽くて搬送時のトルクが小さくて済む
等の利点がある。フ・ エライトキャリアは、また飽
和磁化も鉄粉キャリアより小さいため、流動性、攪拌性
にすぐれており、歌い磁気ブラシが形成され、従って画
質(特に中間調の再現性)が優れているという利点かあ
。
40号公報*M昭5<5−52!15号公報および特開
昭58−145621号公報に記載されているように軟
磁性を示す金属酸化物粒子からなるフェライトキャリア
を用いることが提案され、実用化されている。このフェ
ライトキャリアは鉄粉キャリアに較べて化学的に安定で
、使用中の抵抗変化が少ない、見掛密度が低い(鉄粉の
約276)ため、軽くて搬送時のトルクが小さくて済む
等の利点がある。フ・ エライトキャリアは、また飽
和磁化も鉄粉キャリアより小さいため、流動性、攪拌性
にすぐれており、歌い磁気ブラシが形成され、従って画
質(特に中間調の再現性)が優れているという利点かあ
。
るO
また鉄粉キャリアの場合も同様であるが、寿命の点から
現在実用化されているフェライトキャリ 9アは実質的
に球状化した粒子がらなっているが。
現在実用化されているフェライトキャリ 9アは実質的
に球状化した粒子がらなっているが。
それでも十分とはいえず、約2〜3万枚のコピーで別の
キャリアと交換する必要があった。
キャリアと交換する必要があった。
そこでフェライトキャリアの長寿命化を図るべく、例え
ば特開昭57−177160号公報に記載されているよ
うな中空のフェライトキャリアを用いることが提案され
ている。このフェライトキャリアによれば、中実のもの
より嵩比重の小さく、現像機内での攪拌に要するトルク
が小さくてすみ、キャリア表面がトナーで汚染されるい
わゆるスペントトナー量が少なく、長寿命化に有効と考
えられるが、このようなフェライトキャリアを実際に製
造することは極めて困難である。また特開昭58−25
052号公報に記載されているような多数の空孔を有す
るフェライトキャリアも長寿命化に有効であるが、この
ようなフェライトキャリアを容易に製造する方法が無い
のが実情であった。
ば特開昭57−177160号公報に記載されているよ
うな中空のフェライトキャリアを用いることが提案され
ている。このフェライトキャリアによれば、中実のもの
より嵩比重の小さく、現像機内での攪拌に要するトルク
が小さくてすみ、キャリア表面がトナーで汚染されるい
わゆるスペントトナー量が少なく、長寿命化に有効と考
えられるが、このようなフェライトキャリアを実際に製
造することは極めて困難である。また特開昭58−25
052号公報に記載されているような多数の空孔を有す
るフェライトキャリアも長寿命化に有効であるが、この
ようなフェライトキャリアを容易に製造する方法が無い
のが実情であった。
発、明の目的
本発明の目的は、上述した従来技術の問題点を解消し、
長寿命化に有効な多孔性フェライトキャリアを容易に得
ることのできる製造方法を提供することである。
長寿命化に有効な多孔性フェライトキャリアを容易に得
ることのできる製造方法を提供することである。
発明の要約
本発明者等は上記目的を達成すべく種々検討した結果、
原料粉末を調整する際に、1価又は2価の金属の酸化物
、炭酸塩および酸化鉄を原料としこれらの原料粉末を仮
焼して粉砕するか、もしくは、炭酸塩の一部あるいは全
量を仮焼後に添加してから゛粉砕しついで造粒し、得ら
れた造粒粉な所定の温度で焼成することにより多孔性フ
ェライト。
原料粉末を調整する際に、1価又は2価の金属の酸化物
、炭酸塩および酸化鉄を原料としこれらの原料粉末を仮
焼して粉砕するか、もしくは、炭酸塩の一部あるいは全
量を仮焼後に添加してから゛粉砕しついで造粒し、得ら
れた造粒粉な所定の温度で焼成することにより多孔性フ
ェライト。
キャリアが得られることを見出した。すなわち、上記の
炭酸塩を含む材料を用いることにより、焼成時の脱炭酸
が行なわれて炭酸ガス(COt >が放出される。この
CO2の放出によりキャリアの内部に空孔が形成されて
フェライトキャリアの密度を低下させることができる。
炭酸塩を含む材料を用いることにより、焼成時の脱炭酸
が行なわれて炭酸ガス(COt >が放出される。この
CO2の放出によりキャリアの内部に空孔が形成されて
フェライトキャリアの密度を低下させることができる。
発明の構成
本発明に係るフェライトキャリアは、具体的に 。
は適当な金属酸化物と鉄酸化物との完全混合物よ 。
り構成され、結晶学的にはスピネル、ぺaプスヵイト、
六方晶、ガーネットあるいはオルン7エライト構造を有
する軟磁性材料として特徴づけられ即チ、ニッケル、亜
鉛、マンガン、マクネシウム。
六方晶、ガーネットあるいはオルン7エライト構造を有
する軟磁性材料として特徴づけられ即チ、ニッケル、亜
鉛、マンガン、マクネシウム。
銅、リチウム、バリウム、バナジウム、クローム。
カルシウム等の酸化物と3価の鉄酸化物との焼結体であ
る。本発明に係るフェライトキャリアの具体的な組成は
、特開昭58−202456号公報の記載に従って定め
ることができる。
る。本発明に係るフェライトキャリアの具体的な組成は
、特開昭58−202456号公報の記載に従って定め
ることができる。
この他の具体的な組成は以下の通りである。
Ni06.3 Zn0o−y ・(Felon )o−
nNiOo−soZnOo−aaM”On、os・Fe
ton 1.。
nNiOo−soZnOo−aaM”On、os・Fe
ton 1.。
Njoo、I ZnQ)、7 ・(Felon )
o、oo+ca03 (1,5%モル)(LIIl、
a )(LFetO。
o、oo+ca03 (1,5%モル)(LIIl、
a )(LFetO。
(Lio−a Fees )0−Fe204CIAtP
s )o−s Zno、7 HFeze。
s )o−s Zno、7 HFeze。
MnCLFe、O,+Ca0(15%モル)NiOo、
、8ZnO8,,17Mn0.、、、CuO0,。7・
Fe2O,t、。
、8ZnO8,,17Mn0.、、、CuO0,。7・
Fe2O,t、。
N i O> +aZn (Jo−45Mg0o、s
Mn0o、osCuOo、06 + F etas r
。
Mn0o、osCuOo、06 + F etas r
。
Ni0o、、Zn00.lCu0(pH・Fe、0.1
.0!MgO0゜s Zn0o、I Mn0(、olc
uOo、1 ・Fe、OB 、、。
.0!MgO0゜s Zn0o、I Mn0(、olc
uOo、1 ・Fe、OB 、、。
Ba06.0?Zn0o、、8Mgo、014L 12
0o、014N i Oo、042 ・F a2’Js
+、。
0o、014N i Oo、042 ・F a2’Js
+、。
一般に、上述した種々の組成を有するフェライトキャリ
アは次のような各工程を経て製造される。
アは次のような各工程を経て製造される。
まず2価の金属(Ni+Zn+Mg、Mn、Cu、Ba
、Li 等)の酸化物と炭酸塩と酸化鉄を所定の比率
で混合し得られた混合物を800〜1000℃の温度で
十分に仮焼し、しかる後粒径数μm以下に粉砕する。次
にこの粉砕粉を、必要に応じ粘結剤(例えばPVA )
を加えて加熱雰囲気中で噴霧乾燥して球状粒子を得る。
、Li 等)の酸化物と炭酸塩と酸化鉄を所定の比率
で混合し得られた混合物を800〜1000℃の温度で
十分に仮焼し、しかる後粒径数μm以下に粉砕する。次
にこの粉砕粉を、必要に応じ粘結剤(例えばPVA )
を加えて加熱雰囲気中で噴霧乾燥して球状粒子を得る。
得られた球状粒子を1200〜1500℃の温度で焼結
してから分級して所定の粒度分布を有するフェライトキ
ャリアが得られる。
してから分級して所定の粒度分布を有するフェライトキ
ャリアが得られる。
本発明者等の検討によれば、上記製造工程において、原
料粉末として2価の金蝿の酸化物および酸化鉄に加えて
少くとも一種の炭酸塩、例えばバ1) ラムtl +ニ
ッケル塩、コバルト塩、ストロンチウム塩、マグネシウ
ム塩、カルシウム塩等を用い、未分解の炭酸塩が残留す
るように仮焼を行なうがもしくは、これらの一部を添加
物として仮焼後に加えこれを出発原料とすることにより
低密度のフェライトキャリアが得られるのを見出した。
料粉末として2価の金蝿の酸化物および酸化鉄に加えて
少くとも一種の炭酸塩、例えばバ1) ラムtl +ニ
ッケル塩、コバルト塩、ストロンチウム塩、マグネシウ
ム塩、カルシウム塩等を用い、未分解の炭酸塩が残留す
るように仮焼を行なうがもしくは、これらの一部を添加
物として仮焼後に加えこれを出発原料とすることにより
低密度のフェライトキャリアが得られるのを見出した。
この原料粉末を用いることにより、造粒粉を焼結する時
に脱炭酸が行なわれて炭酸ガスが放出される。゛この時
の反応過程は、例えばBaC0,を用いた場合は、下記
(1)式で表わされる。
に脱炭酸が行なわれて炭酸ガスが放出される。゛この時
の反応過程は、例えばBaC0,を用いた場合は、下記
(1)式で表わされる。
B’acOg−→BaO−1−CO,r −−−−−−
n+従って造粒粉の焼結時VccO,が放出することか
ら、焼結後の粒子の内部には多数の空孔が形成さる。即
ち、原料粉末の一部に炭酸塩を含有せしめることにより
、焼成工程で粒子内部に空孔が形成されるため、多孔性
フェライトキャリアを容易に得ることができる。
n+従って造粒粉の焼結時VccO,が放出することか
ら、焼結後の粒子の内部には多数の空孔が形成さる。即
ち、原料粉末の一部に炭酸塩を含有せしめることにより
、焼成工程で粒子内部に空孔が形成されるため、多孔性
フェライトキャリアを容易に得ることができる。
ここで炭酸塩としては、上述した種々の化合物の内の一
種もしくは二種以上を混合して用いればよい。
種もしくは二種以上を混合して用いればよい。
このようにして得られた多孔性フェライトキャリアは、
以下のような物性を有することが、画質およびキャリア
引き防止の上で好ましい。
以下のような物性を有することが、画質およびキャリア
引き防止の上で好ましい。
キャリア物性のうち飽和磁化(σa)は40〜9゜em
u/grの範囲とする必要がある。これはC8が40e
mu/gr未満であると、現像用磁石ロールの磁力を大
きくしても(例えば非磁性スリーブ上で850o以上)
スリーブ上からキャリアが離脱して感光体表面に付着し
易くなり、一方σt″−90emu/grを越えると搬
送性が強すぎてトナーが変形又は破壊し、又磁気ブラシ
の穂が硬くなり、中間調の再現性が悪くなるからである
。
u/grの範囲とする必要がある。これはC8が40e
mu/gr未満であると、現像用磁石ロールの磁力を大
きくしても(例えば非磁性スリーブ上で850o以上)
スリーブ上からキャリアが離脱して感光体表面に付着し
易くなり、一方σt″−90emu/grを越えると搬
送性が強すぎてトナーが変形又は破壊し、又磁気ブラシ
の穂が硬くなり、中間調の再現性が悪くなるからである
。
粒度分布は、20〜200μmの範囲とする必要がある
。即ち、キャリア粒子の粒径は小さい根比表面積が大と
なり、最大トナー濃度を高くでき、かつ耐久性も向上し
、画質もキメが細かくなるので、200μm以下とする
必要がある。ただし20μm以下の微粒子の量が増加す
ると(例えばキャリア全重量の60〜40%)、現像性
が向上して画像濃度は向上するが、感光体表面へのキャ
リア付着が発生し易くなるので実用的ではなく、20μ
m以下の微粒子の量は30重量%以下が適洛である。・
またキャリアの抵抗は、現像条件(感光体の種類、現像
ギャップ等)によって適宜設定すればよいが、一般的に
は低すぎるとキャリヤー付着が発生し、−刃高すぎると
エッヂ効果が強まり、ベタ黒画像濃度が不均一となるの
で、103〜1012Ω・mの範囲がよい。このキャリ
アの抵抗は、例えば焼成条件を変える(具体的には焼成
時の平衡酸素分圧を変える)ことによって調整できる。
。即ち、キャリア粒子の粒径は小さい根比表面積が大と
なり、最大トナー濃度を高くでき、かつ耐久性も向上し
、画質もキメが細かくなるので、200μm以下とする
必要がある。ただし20μm以下の微粒子の量が増加す
ると(例えばキャリア全重量の60〜40%)、現像性
が向上して画像濃度は向上するが、感光体表面へのキャ
リア付着が発生し易くなるので実用的ではなく、20μ
m以下の微粒子の量は30重量%以下が適洛である。・
またキャリアの抵抗は、現像条件(感光体の種類、現像
ギャップ等)によって適宜設定すればよいが、一般的に
は低すぎるとキャリヤー付着が発生し、−刃高すぎると
エッヂ効果が強まり、ベタ黒画像濃度が不均一となるの
で、103〜1012Ω・mの範囲がよい。このキャリ
アの抵抗は、例えば焼成条件を変える(具体的には焼成
時の平衡酸素分圧を変える)ことによって調整できる。
更に、本発明においては、前述したトナーのスペント現
象を防止し、その耐久性を高めるためにキャリア粒子の
表面をトナー樹脂に対して非粘着性の樹脂で被覆するこ
ともできる。このような樹脂としては、公知の適当な樹
脂材料(例えば特開昭51−5258号公報参照)を用
い得るが、例えば四弗化エチレン樹脂、ポリフッ化ビニ
リデン等のフッ素樹脂、シリコーン樹脂などが挙げられ
る。被覆樹脂の量は使用条件に応じて適宜調整すればよ
いが、十分な耐久性と摩擦帯電特性を得るためにコアに
対して0.1〜5重量%の範囲が適当である。
象を防止し、その耐久性を高めるためにキャリア粒子の
表面をトナー樹脂に対して非粘着性の樹脂で被覆するこ
ともできる。このような樹脂としては、公知の適当な樹
脂材料(例えば特開昭51−5258号公報参照)を用
い得るが、例えば四弗化エチレン樹脂、ポリフッ化ビニ
リデン等のフッ素樹脂、シリコーン樹脂などが挙げられ
る。被覆樹脂の量は使用条件に応じて適宜調整すればよ
いが、十分な耐久性と摩擦帯電特性を得るためにコアに
対して0.1〜5重量%の範囲が適当である。
前記本発明のキャリアと共に使用されるトナーは、公知
のトナー組成物が使用でき(例えば特開昭58−150
957号、同58−150958号、同58−15’6
549号、同57−60541号、同57−60542
号の各公報参)またキャリアとトナーの混合比率は、ト
ナー濃度で3〜10チの範囲が適当である。
のトナー組成物が使用でき(例えば特開昭58−150
957号、同58−150958号、同58−15’6
549号、同57−60541号、同57−60542
号の各公報参)またキャリアとトナーの混合比率は、ト
ナー濃度で3〜10チの範囲が適当である。
なお、本発明におけるキャリアの抵抗は次の装置および
方法によるものとする。
方法によるものとする。
第1図は抵抗測定装置の概略図である。同図において、
1は試料、2は上部電極、3は絶縁性円筒(例えばテフ
ロン(商品名)製パイプ)、4は下部電極、5は電流計
、6は電圧計、7は定電圧直流電源ηある。
1は試料、2は上部電極、3は絶縁性円筒(例えばテフ
ロン(商品名)製パイプ)、4は下部電極、5は電流計
、6は電圧計、7は定電圧直流電源ηある。
上記装置によれば、絶縁性円筒3内に試料(キャリア)
を静かに充填し、ついで上部電極2を試料1の上に載置
してから上、下電極間に約200Vの電圧を印加し、電
流計5により電流を読みとり抵抗を算出する。
を静かに充填し、ついで上部電極2を試料1の上に載置
してから上、下電極間に約200Vの電圧を印加し、電
流計5により電流を読みとり抵抗を算出する。
また、本発明におけるキャリアの磁気特性は、撮動試料
型磁力計(東英工業製VSM−5型)を用いて測定した
値である。
型磁力計(東英工業製VSM−5型)を用いて測定した
値である。
実施例1
モA/比でBaCO315%、Zn025%、Ni01
0%、Fa、0゜60%となるように各原料粉を秤量し
、これらを高速攪拌型混合機で乾式混合した。得られた
混合粉を1000℃の温度で原料中のBaC0,が60
チ分解する程度に仮焼した。ついで仮焼粉を湿式ボール
ミルに投入して粒径1μm[下に粉砕した。次に粉砕ス
ラリーに粘結剤(PVA )を加えて雰霧乾燥装置に導
入して造粒を行なった。そし【造粒粉を1500℃の温
度で2h、空気中にて焼結し、しかる後分級して粒径6
3〜125μmのフェライトキャリア(&1)を製造し
た。
0%、Fa、0゜60%となるように各原料粉を秤量し
、これらを高速攪拌型混合機で乾式混合した。得られた
混合粉を1000℃の温度で原料中のBaC0,が60
チ分解する程度に仮焼した。ついで仮焼粉を湿式ボール
ミルに投入して粒径1μm[下に粉砕した。次に粉砕ス
ラリーに粘結剤(PVA )を加えて雰霧乾燥装置に導
入して造粒を行なった。そし【造粒粉を1500℃の温
度で2h、空気中にて焼結し、しかる後分級して粒径6
3〜125μmのフェライトキャリア(&1)を製造し
た。
実施例2
スチレン−アクリル共重合体分散剤(日立化成製)を実
施例1のフェライトキャリア100gr当り5grの割
合で、100〜120℃の条件下、ベルスター型の循環
流動型ベッドにてスプレーし、次いで180〜200℃
の炉内において30分間硬化した。炉から取出して空気
中で室温まで冷却して被覆キャリア(A2)を得た。
施例1のフェライトキャリア100gr当り5grの割
合で、100〜120℃の条件下、ベルスター型の循環
流動型ベッドにてスプレーし、次いで180〜200℃
の炉内において30分間硬化した。炉から取出して空気
中で室温まで冷却して被覆キャリア(A2)を得た。
実施例3
モル比でNiCN7%、ZnC0,24%、 Fe、0
.59%となるように各原料を秤量し、ついで実施例1
と同様の条件でフェライトキャリア(SS)を製造した
。
.59%となるように各原料を秤量し、ついで実施例1
と同様の条件でフェライトキャリア(SS)を製造した
。
実施例4
モル比でNi019.5%、Zn CO328,5%、
Mn 01.5%、CuO3,5%、 Fe、0.50
%となるように各原料を秤量し、つ−いでZ n CO
sの半分を除いて仮焼を行い、しかる後残るZnCO5
を加えて湿式ボールミルにより粉砕し、次いで実施例1
と同様の条件でフェライトキャリア(44)を製造した
。
Mn 01.5%、CuO3,5%、 Fe、0.50
%となるように各原料を秤量し、つ−いでZ n CO
sの半分を除いて仮焼を行い、しかる後残るZnCO5
を加えて湿式ボールミルにより粉砕し、次いで実施例1
と同様の条件でフェライトキャリア(44)を製造した
。
実施例5
モル比で1jtco;15%、Zn035%、Fe10
150%となるように各原料を秤量し、ついで1ick
sの半分を除いて仮焼を行ない、しかる後残るLiC0
,を加えて湿式ボールミルにより粉砕し、次いで実施例
1と同様の条件でフェライトキャリア(A5)を製造し
た。
150%となるように各原料を秤量し、ついで1ick
sの半分を除いて仮焼を行ない、しかる後残るLiC0
,を加えて湿式ボールミルにより粉砕し、次いで実施例
1と同様の条件でフェライトキャリア(A5)を製造し
た。
比較例1
BaCO,の脱炭酸を完全に行わしめるように十分な保
持時間をかけた仮焼を行った以外は実施例1と同様の条
件でフェライトキャリア(AI’)を製造した。・ 比較例2 ZnCOaをZnOK変えた以外は実施例1と同様の条
件でフェライトキャリア(A 2’ )を製造した。
持時間をかけた仮焼を行った以外は実施例1と同様の条
件でフェライトキャリア(AI’)を製造した。・ 比較例2 ZnCOaをZnOK変えた以外は実施例1と同様の条
件でフェライトキャリア(A 2’ )を製造した。
上記各実施例および比較例のフェライトキャリアの物性
を第1表に示す。またこれらのフェライトキャリアを用
いて、トナー濃度3チにて現像剤を調整し、市販の電子
写真複写機(小西六社製U。
を第1表に示す。またこれらのフェライトキャリアを用
いて、トナー濃度3チにて現像剤を調整し、市販の電子
写真複写機(小西六社製U。
−BiXsooo機)にて作像した。得られた画像の評
価結果を同じく第1表に示す。
価結果を同じく第1表に示す。
第 1 表
第1表から、本発明に従って原料粉末中に炭酸塩が残留
又は含まれるようにして製造したフェライトキャリア(
i1〜/l65)は、従来のフェライトキャリア(AI
’、2’)に比べて見掛密度が減少し、寿命が長くなり
、しかも画質も良いことがわかる。
又は含まれるようにして製造したフェライトキャリア(
i1〜/l65)は、従来のフェライトキャリア(AI
’、2’)に比べて見掛密度が減少し、寿命が長くなり
、しかも画質も良いことがわかる。
発明の効果
以上に記述の如く1本発明によれば、見掛密度が低くよ
って寿命の向上した、しかも高品質の画像が得られるフ
ェライトキャリアを容易かつ安定して製造することがで
きる。
って寿命の向上した、しかも高品質の画像が得られるフ
ェライトキャリアを容易かつ安定して製造することがで
きる。
第1図はキャリア抵抗の測定装置の概略断面図である。
第 t 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、1価又は2価の金属の酸化物と炭酸塩と酸化鉄を含
む原料混合物を仮焼する工程と、仮焼粉を粉砕する工程
と、粉砕粉を造粒する工程と、造粒粉を焼結する工程を
含むことを特徴とするフェライトキャリアの製造方法。 2、1価又は2価の金属の炭酸塩の一部又は全量を仮焼
後に加え、これを出発原料とする特許請求の範囲第1項
記載のフェライトキャリアの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59128686A JPS617851A (ja) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | フエライトキヤリアの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59128686A JPS617851A (ja) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | フエライトキヤリアの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS617851A true JPS617851A (ja) | 1986-01-14 |
Family
ID=14990916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59128686A Pending JPS617851A (ja) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | フエライトキヤリアの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS617851A (ja) |
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-
1984
- 1984-06-22 JP JP59128686A patent/JPS617851A/ja active Pending
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