JPS6178492A - ミネラル徐放剤の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ミネラル徐放剤の製造方法に関するものであ
る。

更に詳しくは２本発明は、カルシウムおよびカリウム、
ナトリウムなどのミネラル分を、水５例えば水道水の如
き飲料水に、長期間に亘って徐々に溶出させることがで
き９手軽にミネラル濃度が適度に高いミネラルウォータ
ーを得ることができるミネラル徐放剤の製造方法に関す
るものである１、〔従来の技術〕 近年、カルンウム、カリウム、ナトリウムなどのミネラ
ル分を水１例えば水道水に加えて適度に高いミネラル濃
度を有するミネラルウォーターを製造する試みが種々な
されている。

従来、ミネラル分が１００〜２００■／ｌＣ炭酸塩換算
）のミネラル濃度が適度に高い水を得る方法として、（
１１ミネラル含有物質層に水道水を通過させる方法、＋
２１ミネラル含有鉱石を貯水槽に沈浸させる方法、（３
）炭酸カルシウムのよつな粉末を飲料水に添加する方法
などが知られている。

〔本発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、従来公知の（１）〜（２）の方法は流水
系でのミネラル分の溶出速度が遅かったり１溶出が持続
しなかったり、槽内の水が腐ったりするなどの問題点が
あり、（３）の炭酸カルシウムなどの粉末を添加する方
法￥ｉ１飲むたび毎に煩雑な手間を要するなどの欠点を
有している。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、ミネラル分の浴出速度が大きく、シかも長期
間に亘りミネラル徐放性能を有するミネラル徐放剤の製
造方法を提供せＡ７とするものである、またイζ発明は
、ミネラル倹放削を充填したどｆ器を流水系９例えば水
道蛇口に接続して流水するだけで１手帖に、しかも長期
間に亘りカルノウムレよびカリウム、ナトリウムなどの
ミネラル濃度が適度に高いミネラルウォーターを得るこ
とができるミネラル徐放剤の製造方法を提供せんとする
ものである。

本発明は、カルシウム含有化合物に、カリウムおよび／
またはナトリウム含有アルミノ珪酸塩鉱物を混合し、成
型した後、焼成することを特徴とするミネラル徐放剤の
製造方法に関する。

本発明に使用するカルシウム含有化合物としては１例え
ば、ドロマイト、ドーライム１石灰石。

石灰長石３斜長石、炭酸カル／ウム、消石灰、酸化カル
シウム、珪酸カルシウムなどを挙けることができ、こ′
ＦＩらは一般に粉砕して使用される。

また１本発明で使用されるカリウムおよび／またはす）
　ＩＪウム含有アルミノ珪酸塩鉱物としては。

例えば、カリ長石、曹長石などの長石類、霞石。

白榴石などの細長石類７石英粗面岩７真珠岩なとを挙げ
ることができ、これらは一般に粉砕して使用される。ま
た、カリウムやナトリウムの水酸化物や炭酸塩などのカ
リウムやナトリウム含有化合ル 物をア唯ミノ珪酸塩鉱物に適宜加えることもできる。

本発明のミネラル徐放剤は、ますカルシウム含有化合物
とカリウムおよび／またはナトリウム含有アルミノ珪酸
塩鉱物を混合するが、混合物中の８１０２に対するＯａ
Ｏのモル比が過度に小さいとカルシウムの溶出速度が著
しく減少し、過度に大きいと反応して焼結するために１
４００℃以上の高い焼成温度を必要とし、水溶性のに２
Ｏ−ｎｓ　ｉ　０２およびＮａ２０−ｎｓｉ０２　（ｎ
は１または２を示す。）の含量が増大してバランスよく
長期間に亘りミネラル分を溶出させることが困難になっ
たりするので。

５ｉ０２に対するＣａＯのモル比（Ｃａｂ／　５ｉ０２
　）は５通常０．０５〜５．０．好適には０．５〜１．
９になるように混合するのがよい。またに２０および／
またはＮａ２ＯのＳｉＯ□に対するモル比が過度に小さ
いとカリウム、ナトリウムなどの浴出；１↓が減少し、
過度に大きいとカリウム、ナトリウムなどの揮散が激し
くなると同時に、水溶性の珪酸カリウム、珪酸ナトリウ
ムなどの含量が増大するなどの現象を半なうため１通常
、　Ｋ２０＋Ｎａ２Ｏ／５ｉ０２（モル比）が０．０５
〜１．５０．好適には０．１〜０．′５になるように混
合するのがよい。

な督、　ＣａＯ／５ｉ０２およびに２０＋Ｎａ２Ｏ／５
ｉ０２の前記モル比の範囲内では１カルンウムについて
は。

ＣａＯ、Ｋ２ＣａＳｉ０４などが、またカリウム、ナト
リウムなどについては、　Ｋ２ＡｔＳｉ０４　、　Ｎａ
２ＡｌＳｉ０４　。

Ｋ２ＣａＳｉ０４　、　　Ｎａ２ＡｌＳｉ０４などが生
成し易い。

カルシウム含有化合物とカリウムおよび／またはナトリ
ウム含有アルミノ珪酸塩鉱物全混合した混合物は・８０
イノチメツンユ篩全通程度の粉状の混合物にするのが好
適である。粉状の混合物は。

これを従来公知の成型機２例えば皿型造粒機等で柱状７
粒状、顆粒状などの適当な形状（粒径０３〜５．０　ｍ
ｍ　）に成型し、必要に応じて乾燥した後・９００〜１
４ｏｏｃの温度で焼成して焼結させる。

焼成時間は０５〜４時間程度が適当であり、焼成炉とし
ては例えば電気炉、ロータリーキルノ、トンネル窯など
が適宜使用され、焼成することによって多孔質（空隙率
３０〜６０％）で、実用的強度０例えば粒径２〜３朋で
２〜４Ｋｑ／′粒（本屋式硬度計で測定）を有するミネ
ラル徐放剤が得られ、る。

〔作　用〕

本発明で得られるミネラル徐放剤の徐放性能が。

何によってもたらされるのかはいまだ十分明らかではな
いが、焼成によってＣａｂ、　Ｋ２ＣａＳｉ０４　。

Ｋ２ＡｔＳｉ　０４、Ｊｉ０４　、　　Ｎａ２ＣａＳｊ
０４などの化合物ならびにこれらに類する（ヒ学、ｔ１
］成の非品性の化合物が生成し、これらか一体をなして
徐放性に寄与しているのではないかと推定さ打る。

〔実施例〕

次に１本発明の実施例および比較例を挙けて具体的に説
明する。なお、各側で製造したミネラル徐放剤の徐放効
果の確認は１次に示す方法により行った。即ち、製造し
たミネラル徐放剤１００？を両端に開閉弁を有する内径
４０ｆｆ１１１９６．高さ８０酎の円筒に充填し、宇部
布の水道水（Ｃａ２６．１　。

Ｎａ４．４．　Ｋ　Ｌｉｐｐｍ　）を１通常コツプに水
を注ぐ程度の流量である１ｔ／分の通水速度で通水し。

各経過時間毎にミネラル分溶出量を誘導プラズマ発光分
析装置を用いて測定した。（註、１ｔ／分て通水時の２
０時間経過後の全通水量は１２００ｔであり、４人家族
の６ケ月間の飲料水のＴ均使用量に相当する。） 供試原料の化学組成を第１表に示し、ミネラル徐放剤か
らのミネラル分の溶出量の結果をまとめて第２表に示し
た。

実施例１ カリ長石１ｏ、ｏＫｐにドーライム１７．５Ｋｇを加え
（ＣａＯ／５ｉ０２　＝１゜６４　、　Ｋ２０＋Ｎａ２
Ｏ／ＳｉＯ□＝＝０．１７）。

両物質を８０インチメソ／ユ篩に全通するように粉砕し
、混合した後、ペレッターで１　ｒｍ　９６　Ｘ長さ１
５〜２．ｓｏｍに成型した。このペレットを１２８０℃
で１５時間、電気炉で焼成し、ミネラル徐放剤を２６．
８に９得た。

実施例２ 石英粗面岩１ｏ、ｏＫ９にドロマイト１６．５にりおよ
びＮａ２００３０．　”ｙ　ＫＳ＋を加え（Ｃａｂ／　
５ｉ０２　：”　０．７２　。

Ｋ２０＋Ｎａ２Ｏ／　５ｉ０２　＝　０．１１　）　、
これらを８０インチメツ／ユ篩に全通するように粉砕し
、混合した後９皿型造粒機で１〜２ｒｔｍｌの球状に成
型した。

この粒を１０００℃、１時間焼成し、ミネラル徐放剤を
１ｓ、５に９得た。

実施例ろ カリ長石１０．０Ｋｑに石灰石す、　ｏ　Ｋｑを加え（
Ｃ！ａ。

／　５ｉｏ２＝＝ｏ、ｓ４．　Ｋ２０＋Ｎａ２Ｏ／Ｓｉ
Ｏ２＝　０．１７　）　、実施例１と同様な方法で１ａ
１グ×長さ１．５〜２．５鰭のペレットに成型した。こ
れを１１６０℃、４０分間焼成し、ミネラル徐放剤を１
１１Ｋｇ得た。

比較例１ 珪石ｓ、ｏ　Ｋｑ、アルミナ１．ｓＫｑ、炭酸カル７ウ
ム５．６に９およびに２Ｃｏ３２．２　Ｋｑ　（Ｃａｂ
、／５ｉｎ２＝　１．２　。

Ｋ２０／　５ｉ０２　＝　０．２　）を８．０インチメ
ソンユ篩に全通するように粉砕混合し、実施例１と同様
な方法で０．７ｗ＠Ｘ長さ０，５〜２．５順のペレット
に成型した。こｔｌを１２００℃、１時間焼成し、９５
にりの焼成物を得た。

第１表　供試原料の化学組成 第２表　ミネラル徐放剤からの成分の溶出〔発明の効果
〕 本発明で得られるミネラル徐放剤には次のような特長か
あろう （１１カルシウムおよびカリウム、ナトリウムなどのミ
ネラル分の溶出速度が大きく、長期間に亘りミネラル徐
放性能を維持することができる９（２）ミネラル徐放剤
を充填し／Ｃ芥ｚ：）を流水系。

例えば水道蛇口に接続するだけで１手軽に、しかも長期
間に亘すミネラル濃度が適度に高い水を得ることができ
る、。

（３）　多孔質であるので処理水を汚濁したり、付属の
濾過装置を目詰まりさせたりしないため取扱い性に曖す
ｊている１、 （１）焼成によって焼結させているので機械的強度が高
く、取扱い中に粉化したり、水中で崩壊したすすること
がないっ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. カルシウム含有化合物に、カリウムおよび／またはナト
   リウム含有アルミノ珪酸塩鉱物を混合し成型した後、焼
   成することを特徴とするミネラル徐放剤の製造方法。