JPS6177748A - 核磁気共鳴を測定する方法 - Google Patents

核磁気共鳴を測定する方法

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JPS6177748A
JPS6177748A JP60204583A JP20458385A JPS6177748A JP S6177748 A JPS6177748 A JP S6177748A JP 60204583 A JP60204583 A JP 60204583A JP 20458385 A JP20458385 A JP 20458385A JP S6177748 A JPS6177748 A JP S6177748A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 里!」≦」L1隻! 本発明は、生体に、均質な磁場の他に選択グラジエント
ラ加えて90°−パルスで励起し、然る後に上記選択グ
ラジェントを、時間的に制限された位相符号化グラジェ
ントおよび読取りグラジェントで置き換え、最後に生体
を1806−パルスの・ゼルス列で照射し、それにより
、各励起毎に、所謂スピン エコーの形態で複数の核誘
起信号を発生し、該核誘鳶信号を、各180°−パルス
後に変化する上記位相符号化グラジェントを考慮して、
2D−FT画像再生法に従い画像活号に演算処理する生
体断面の画像表示の目的で生体の選択された領域におけ
る核磁気共鳴を測定する方法(NMR断層撮影法)に関
する。
豆」ui歪 この種の方法は、先行技術に属する西独特許願P341
4634.2号明細書に記述されている。この特許願明
細書には、CPGM (Carr−Purcel 1−
Gi l l−Meibocrn ) ハル、<列もし
くはシーケンスを用いる場合に再整合条件(Repha
S ierungs−bedingungen ) ’
c H8=する種’にな実施例が記述されている。再整
合条件を満すことが、NMR(核磁気共鳴)断層撮影に
おいて、特に2D−FT法に従い画像を発生するために
上記のCPGMシーケンスを用いることを可能にする前
提条件である。再整合条件が満されない場合には、画像
エラーが生じ、そのためにNMR断層撮影における上記
のCPGMシーケ/ス使用は相当に制限されてしまう。
従来のNMRスペクトログラフの場合と同家、公知の方
法においても、CPGMシーケンスの使用は、多数の同
種の信号を得て、これら信号を用いSN比を改善したり
、スピン エコーの時間的発生に関する情報、特にスピ
ン間緩和時間T2に関する情報を発生することを目的と
している。
発明が解決しようとする出題点 本発明は、SN比の問題ならびに上述のT2測定に係る
ものではない。NMR断層撮影の実施に当っては、今日
まで、画像再生に必要な測定値を得るために多数の個別
測定を行う必要があり、さらに新たに励起が行われる都
度、待機しなければならない緩和時間が介在するため各
個々の測定に必要とされる時間が比較的長いという欠点
があった。
発明の目的 本発明の課題は、NMR断層撮影において、測定時間の
顕著な減少を達成することにある。
発明の構成 上の目的は、本発明によれば、位相符号化グラジェント
の強度および/または持続期間を各180°−ノセル°
ス後毎に変えることによシ解決される。
したがって本発明の方法においては、2D−FT法にお
けるCPGMシーケンスもしくはノぐルス列は、励起に
より得られた多数のスピンエコーの処理によりsH比を
改善したりあるいはまた正確なT2測定を行なうのに用
いられるのではなく、各180°−パルス後毎に位相符
号化グラジェントを変えることによって、位相許号化グ
ラジェントに依存して異なった仕方で画像内容に関与し
、′2D−FT画像再生法に従がって処理することがで
きる多数の異なったエコー信号を得るのに用いられる。
この様てして、極く小数のそして極端な場合には、唯1
回の励起で、画像構成に必要とされるエコー信号を得る
ことが可能となる。したがって、本発明の方法によれば
、測定時間は、従来必要とされていた測定時間の端数値
にまで減少することができ、これは特に、生体を対象と
する医療分野におけるNMR断層撮影の実施にとって極
めて有意味である。
2D−FT画鐵再生方法自体は、成る画素の予め定めら
れた輝度値に対して各個々の評価測定で得られる信号が
同じ振幅を有すると言う事実から出発する。本発明の方
法の実施に当ってはこの条件は満されない。と言うのは
緩和過程に起因して励起と励起との時間間隔の増加に伴
ない信号振幅が減少するからである。その結果として、
背景の明るさとして表現される画像品質は成る程度減少
するが、このような画像品質の減少は、医療分野では甘
受することはできない。なぜならば、異なったT2値を
有する組織間のコントラストが問題となるからである。
しかしながら、本発明によれば、T2−コントラストは
、相続く180°−パルスに対する異なった位相符号化
グラジェントの相関を変えることにより変化することが
できる。特に、°画像の再生のために多数の励起による
エコー信号を使用する場合には、個々の励起に対応する
エコー信号に対し位相符号化グラジェントの異なった値
を多重相関することにより画像の背景の明るさの増加を
回避することができる。勿論その場合同じCPGM、’
?パルス列しくはシーケンスを用いる場合には、個々の
エコー信号の振幅に関して一種の段もしくはステップが
介入し、有害な側波帯の発生の原因となり得る。しかし
ながら、この様な段もしくはステップならびに上記のよ
うな有害な側波帯を除去することは容易に可能である。
即ち、本発明の別の実施態様によれば、各励起に際し、
90°−パルスと第1番目の180°−パルスとの間の
時間間隔を、他の180°−パルス間の時間間隔の繰返
えし数に逆比例する端数値だけ変えればよい。このよう
にすれば、異なった励起で発生されるエコー信号は、励
起時点を基準にして、励起により定められる測定間隔が
均等に分配されるように相対的に変位もしくはシフトさ
れる。したがって、エコー信号は、信号振幅の連続した
減少を表わし、側波帯音生ずるような階段状の形にはな
らない。
本発明は、時間的に相続くエコー信号に対して位相符号
化グラジェントの種々な値を巧みに相関することにより
T2−コントラストを増強することを可能にするばかり
ではなり、T1−コントラストの制御特にエンノ・ンス
メントヲ可能にし、試料の反復的な励起に当っては先行
のCPGM7−ケンスにより励起されたスピンモーメン
トの完全な緩和が生ずる前に新たな励起ヲ行なうことが
できる。このような構成により、大きいT1が原因で緩
和していないスピンモーメントは、次続の励起により検
出されず、したがって対応の信号は発生されない。その
結果として、スピンモーメントの完全な緩和が行なわれ
て完全な信号を発生する短かいT1の領域においてはコ
ントラストは増強される。
2O−FT画像再生法に必要とされる測定値を求めるの
に要求される非常に短かい測定時間は、本発明を3D−
FT画像再生方法に適用することを可能にする。2Dフ
ーリエ変換を用いる画像再生方法の大きな利点は、磁場
の均質性がそれ程高くない場合でも、非常に良品質の画
像が発生されると言う点にある。この方法のこの利点は
、三次元空間へ拡張する場合にさらに重要な意味をもっ
てくる。これと関連して、本発明により可能となる有意
味な測定時間の減少は、三次元空間への拡張を可能にす
るのである。
したがって、本発明は、選択グラジェントとして別の位
相符号化グラジェントが用いられ画像再生が3D−FT
法に従がって行なわれる方法をも包摂する。
実施例 以下、添付図面に示す実施例と関連して本発明の詳細な
説明する。なお、以下の記述および図面から看取するこ
とができる本発明の特徴は、他の実施例において、それ
自体またはこれら複数の特徴を任意に組合せて適用する
ことが可能である。
本発明による方法は、HF(高周波)パルス列を発生す
る送信器を備え、互いに垂直に位置する3つの方向に印
加可能なグラジェント場を発生することができるように
磁石が配列されており、該3つの方向のうちの1つが、
核磁気共鳴スペクトルを発生するのに必要な均質な磁場
の方向と一致するような核磁気共鳴(NMR)断層撮影
装置で実施することができる。1つの適した断層撮影装
置として、例えば、本出願人のr’BMTLxoOJ型
の全身断層撮影装置がある。
本発明の方法は、実質的て、横断平面の領域内で読取り
グラジェントの印加により好ましくは選択的に励起され
た生体部分に、時間的に制限された位相符号化グラジェ
ントを加える2〇−F7方法にある。励起および位相符
号化に基いて得うれるスピン エコーは、二次元フーリ
エ変換を受け、その結果として個々の画素に対応する信
号が発生され、この信号の振幅は画素の輝度に比例する
。分析すべき体積要素、即ち各画′素に対しては、他の
符号化グラジェントの印加後、射影即ちスピン エコー
の発生が必要とされる。従来、固有の関連の位相グラジ
ェント下でのスピンエコーの発生には、試料の特別な励
起が必要とされていたので、2FT法での画像の発生に
は相当大きな時間が消費されていた。
これに対し、本発明の方法においては、スピン エコー
パルス列モしくはシーケンスが用いられ、新しい各エコ
ー信号の発生前に、変化された位相符号化グラジェント
が印加される。したがって、1つの励起によって発生さ
れたエコーシーケンスの各個々のスピン エコーは、他
の射影(スピン エコーの発生〕に対して特注量となる
。その前提として、パルス シーケンスならびに反復的
に印加される位相符号化グラジェントおよび読取りグラ
ジェントの過程でスピンモーメントの励起状態に変動が
介入しないことが要件であることは言う迄もない。もし
励起状態に変動が生ずれば、画像にエラーもしくは誤謬
が生ずるからである。したがって、読取りグラジェント
ならびに位相符号化グラジェントに対して再整相条件(
Rephasierungsbedingungen 
) カ満されるように、即ち用いられるCa r r−
Purce l l−G i l l −Me i b
ocmパルス列もしくはシーケンスに対して、Gi I
 I−Meibocm条件が満すレルヨウニ留意しなけ
ればならない。
Gi l l−Meibocrn条件が満されるパルス
 シーケンスおよびグラジェント場の7−ケンスの一例
が第1図に示しである。このシーケンスは、第1ノ90
°−パルス1を有するHFパルスの通常の026Mシー
ケンスからなり、該第1の90’−パルス1により、試
料は、選択グラジェントG2の印加時に、該選択グラジ
ェントによって画定される横断平面領域内で選択的に励
起される。90’−選択ノールス1には、通例のように
、180’−ノセ/l/ス3 、4 + 5 + 6 
カH<。これらパルスは、選択パルス1により励起され
て励起後に位相がずらされる(dephas 1ere
nden) スピンモーメントを再整相する作用をなし
、その結果、周知の仕方で、スピン エコー13.14
.15が発生すれ、これらスピン エコーは、先行の1
so’−ノゼルスに対して、これら180°−パルスが
選択パルス1もしくは先行のスピン エコーに対して有
するのと同じ時間間隔τで現れる。この実施例の場合、
これら時間間隔は全て同じである。
2DFT法にとって必要とされる位相符号化は位相符号
化グラジェントGXO印710によシ実現される。即ち
、該位相符号化グラシェフ ) を180’−パルスに
続いて印加しスピン エコーが現れる前に終末させるの
である。第1図ては、この位相符号化グラジェントの印
加は、パルス状の曲線23.24.25.26で示され
ている。これら、uルス状の曲線の異なった高さは、位
相符号化グラジェントがその都度具なった強度を有し、
そのために、異なった位相符号化が生じたことを表して
いる。しかしながら、異なった位相符号化グラジェント
により惹起される位相符号化は、評価可能な結果を発生
させるためには、同じ初期状態もしくはレベルから出発
しなければならない。したがって、新たに位相符号化が
行われる前に、各位相符号化の作用を除去する必要があ
る。これは、本発明の方法の図示の実施例ておいては、
曲線33.34および35に示すように、同じ強さおよ
び持続幅を有しエコー信号の出現に対して対称となるよ
うに反対の作用方向を有する位相符号化グラジェントを
印加することにより実現される。位相ずれのあるスピン
モーメントに対するこの反対の極1もしくは負極性の位
相符号化グラジェント330作用は、再整相されたスピ
ンモーメントに対する先行の位相符号化グラジェント2
30作用と正確に同じ大きさであり、したがって、18
0°−パルス4の時点においては、先行の180°−パ
ルス3の時点におけるのと全く同じ位相状態となる。同
じことが、位相符号化グラジェント24゜34ならびに
25.35等々についても当嵌る。
同様にして、エコー信号に対し対称の読取りグラジェン
ト43,44.45の配列に対しても、該グラジェント
の影響が、再整相されたスピン系および位相ずれのある
スピン系に対し完全に同等となるようにして、読取シダ
ラジエントの影響を除去する。
図示の方法において行われているように、180°−パ
ルスの持続期間中の選択グラジェントG2の印加は、1
80°−パルスが広幅パルスである場合には必要とされ
ない。しかしながら、本発明による方法は、180°−
パルスの持続期1′j1中だ選択グラジェントの印加を
可能にするものであり、それにより周波数選択パルスを
使用することができ、広幅ノセルスとは対照的に比較的
長い持続期間で小さいエネルギ のノソルスを用いるこ
とができる。また、1800−パルスに対する選択グラ
ジェントの対称的な配列によりスピン系の位相関係は乱
されることはない。
なお、図示の、uルスおよびグラジェント場の系は、再
整相条件またはG i I l −Me i boom
条件を満す唯一可能な系ではないと理解されたい。特願
昭60−81509号明細書には、再整相条件を得るた
めの幾つかの可能性もしくは実施例が記述されている。
本発明の方法は、G11l −Meiboom条件が満
される限りにおいて、特定のパルスシーケンスおよびグ
ラジェント場のシーケンスの使用に依存するものではな
い。従来のCPGIVIシーケンスならびにそれに対称
的に配列された同じ強度のグラジェント場を用いても、
このようなパルスおよびグラジェント場のシーケンスを
特に費用を掛けずに発生できるという利点が得られる。
再整相条件またはCP G M条件が維持されていても
、緩和過程の結果として、第1図に示すように、スピン
エコー13.14.15の振幅が緩和的a7に従って減
衰することは避けられない。その結果として、得られる
画像の個々の画素は、該画素に関連の異なった緩和関数
で重み付けされることになる。画家の収録を、励起毎に
M個のエコーで行う場合には、1つの画像Pを発・生ず
るためには、大きさBxB=Pの画像マl−IJラック
ス再現するために、異なった位相符号化グラジェントで
のP個の射影もしくはエコー信号が必要とされ、1つの
射影を表すエコー信号−,pの各々は、個々の画素から
発生される信号Sx、yの和として捉えることができる
”m、p=ΣSx、 y(1) m=r−171x=1−F3 p=i・・・P V=1・・旧 個々の画素から生ずる信号Sx、yの振幅は、画素の緩
和関数Rx 、 y (t )で減衰するので、次式が
成り立つ。
S      −A       −R(m、2T) 
     (2ンx+y   x+y   x+y 但し、Ax、yは信号振幅の初期値であり、2丁はcP
GMンーケンス・の180°−パルス間の時間間隔であ
る。
したがって、式(1)は次のようにつき変えられる。
Em=ΣAx  −R(m−2τ)(3)、p    
、y  ×、y このように、個々のエコー信号は、個々の画素の緩和関
数で重み付けされ、それに対応して、個々の画素の強度
を表しフーリエ変換で求められる信号も、画素の緩和関
数で重み付けされることになる。この重み付けは、各励
起で得られる11個のエコー信号に対するP個の位相符
号化グラジェントの相関、関係に依存する。この相関関
係は任意に選択することが可能であり、それにより、種
々な用途に対し重み付けによって条件付けられる画像の
コントラス14−fえることが可能となる。
先ず、励起毎のエコーの数Mおよび異なった位相符号化
グラジェントでの射影の数Pが等しり、シたがって、画
像全体が拳−の励起で撮影される事例について考察して
みる。この場合、位相符号化グラジェントは、第1番目
のエコーで位相ずれ([)ephas ier ung
) 9’mi (1が現れ、最後のエコーで位相ずれψ
maxが現れるように変えることができる。この場合、
移相の零点は、エコーシーケンスの任意の箇所に定める
ことができる。第2図および第3図には、異なったT2
一時間の・ゼターンに対する種々な位置への位相零点の
遷移の影響が示しである。
第2図において、棒グラフ51.52および53は、励
起・頁後、即ち緩和の影響を受けない時点における、異
なった緩和時間T2ヲ有する3つの異なった領域のスピ
ン強さから得られる信号強度を表す。領域51は、長い
緩和時間T2を有し、領域52は中間の長さの緩和時間
を有し、そして領域53は短い緩和時間T2を有してい
る。
第2図の区間日ないしFには、本発明による方法を適用
して励起されるエコー信号に対し位相グラジェントの零
点を遷移した場合に生ずる第2図の区間Aにおけるもの
と同じ領域51ないし53の強度が示しである。区間B
の強度は、256のエコー信号°の受信に際して位相グ
ラジェントの零点が32番目のエコーに存在する場合に
得られる。同様にして、区間Cにおける信号に対する位
相グラジェントの零点は64番目のエコーに位置し、区
間りの信号に対しては96番目のエコーに位置し、区間
Eの信号に対しては12828番目コーに位置し、そし
て区間Fの信号に対しては第1番目のエコーに位置する
図から明らかなように、信号の絶対振幅ならびに異なっ
たT2の領域に関連の信号の比は変化することが判る。
非常に良好なコントラストにおける最大信号振幅は区間
Cに現れていることが判る。ここで注目すべきは、緩和
によるエコー信号の振幅の減少に起因する領域の縁部て
おける信号のオーパシニートである。第3図には領域で
はなく個々の画素に関連して第2図に類貝り信号の強度
が示されている。
2回以上の励起で両峰撮影を行う場合には、異なった励
起のエコー信号に対する位相グラジェントを次のような
仕方、即ち第1番目の励起ではψminから91まで、
次の励起ではψ1から92まで、そして最後の励起では
値ψ。からψmaxまで立上るように配分することがで
きる。しかしながらまた、第4図に、励起11ないし1
nで発生されるエコーについて示しであるように、多重
化(Verschachtelung)を行うことがで
きる。この多重化は、第4図の最終行に示しであるよう
に、ψminからψmaxに均等に立上る位相グラジェ
ントを基準にして行われ、位相グラジェントの第1の相
続く値に対しては、異なった励起11ないし1nの第1
番目のエコー信号ε11ないしEnlが対応し、それに
、異なった励起の第2のエコー信号E12ないしEn2
が続くという仕方で行われる。自明なことであるが、こ
の場合、両峰品質に大きい影響を及ぼす振幅の段階化が
発生する。しかしながら、この段階比は、励起過程を変
えることにより、異なった励起で発生されるエコー信号
が、全て同じ相対時間間隔を有し、したがって緩和曲線
に従い定常的に減少する振幅を有するように遷移もしく
はシフトすることによって除去することができる。この
ためには、各励起毎に、90°−パルスと第1の180
°−パルスとの間の時間間隔を、180’−ノ々ルス間
における間隔の線図し数に反比例する分数値だけ変える
ことで十分である。
第5図には、このようにして得られるエコー信号からな
るCPGMシーケンスの初めの部分カ示しである。90
°−選択パルス1は第1の誘起信号61を発生するが、
この誘起信号61は通常は評価されない。続いて、時間
τ後に信号は、1800−パルス3により逆方向に位相
をずらされ、その結果、該信号は時間τ後に再整相され
て、エコー信号13を発生することになる。それに続き
、第1の180°−パルスを基準にし。
別の1808−パルス4,5等々が、2τの間隔で対応
のエコー信号を発生する。これらエコー信号のうち、エ
コー信号14が第5図に示しである。エコー信号の振幅
は、緩和曲線7に対応して減少する。この限りにおいて
第5図は第1図と一致する。
複数回の励起で、エコー信号の相対時間遷移を実現する
ために、次続の励起過程に際して、90°−パルスから
の1800−パルスの間隔はτ/nだけ伸長される。こ
こでnは予め定められた励起の回数である。したがって
、時間的に遅延された1800−パルス63により発生
されるエコー信号73は該18o0−パルス63がら時
間間隔τ+τ/nで現れ、したがって、該エコー信号7
3は第1回目の励起の第1番目のエコー信号13に対し
時間2τ/nだけ遷移されている。
次いで、次続の180°−パルス64がエコー信号73
から時間間隔τで再び発生される。したがって、この時
点では、ノソルス間隔および信号間隔は2τであシ、エ
コー信号の先に行なわれている遷移は、全シーケンスに
渡って維持されることになる。第5図には、n=3の事
例が示しである。次続の励起過程に際しては、τ/nの
付加的な遷移が生じ、したがって全エコー信号の均質な
時間的多重化が達成される。
第5図と関連して説明した過程もしくはプロセスは、第
1番目のエコー信号73に対して励起時点を2τ/nだ
け予めシフトしておくことと等価であると見做すことが
できる。90’−パルスと第1番目の180°−パルス
との間の時間を上記のように伸長し、それに対応して第
1番目の180°−パルスと第1番目のエコーとの間の
時間をτ/nだけ伸長する代りに、18o0−パルスか
ら時間τ/n後に90°−パルスを発生し、それに続く
時間で/n後にエコー信号を発生することもできる。こ
のようにすれば、90°−パルスに対して2τ/nだけ
シフトされた再整相状態(Rephasierungs
zustand )が達成され、次いで該再整相状態に
対して別の180°−ノセルスを発生し、次続の180
°−パルスが第1番目のシーケンスの180°−パルス
に対して2τ/nだけ変位するようにすることができる
。また、90°−パルスによシ実現される励起を2τ/
nの持続幅のスピン ロック パルスにより行なっても
同じ効果を得ることができよう。これら方法を用いて、
既述のように、緩和関数を乗じたエコーが得られる。
勿論、2D−フーリエ変換のためのドエル時間は係数1
/nだけ短縮され、そのため、画素は短いT2一時間で
表されるために、画像のT2−コントラストは減少する
ことは甘受しなければなら  ・ない。
本発明は、本発明の方法の上述の実施態様に制限される
ものではない。これら実施態様によれば、高い撮影もし
くは記録速度が可能であるが、本発明の方法はまた、3
D−FT方法に拡張することが可能であり、この場合に
は、別の位相符号化グラジェントの形態にある選択グラ
ジェントが用いられ、この選択グラジェントに対しても
既述の位相符号化グラジェントGXの場合と同じ観点か
ら、印加に際して、再整相条件、即ちGi I l−M
eiboom条件が満されるように対策を講じる必要が
ある。さらに、個々の励起間における繰返し速度を変え
ることにより、画像のT1−コントラストを実現するこ
とが可能である。
スピンが大きいT1でも緩和しないように励起間隔を短
く選択した場合には、スピンは次の励起に際して検出さ
れず、したがって信号は発生されない。このようにして
、大きいT1と小さいT1の領域間には、明確な強度の
差が生ずる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の方法の実施に当って用いラレルCP
GIVI、#ルス シーケンスおよびグラジェント場の
時間ダイアダラムを示す図、第2図訃よび第3図は、種
々なエコー信号に対する異なった位相グラジェントの相
関による画像のコントラストに対する影響を図解するダ
イアダラムを表わす図、第4図は位相グラジェントに関
し記録シーケンスの多重化を図解するダイアダラムを表
わす図、そして第5図は画像のエラーを回避するために
改変されたC P G Mシーケンスを示すダイアダラ
ムを表わす図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、生体に、均質な磁場の他に選択グラジエントを加え
    て90°−パルスで励起し、然る後に前記選択グラジエ
    ントを、時間的に制限された位相符号化グラジエントお
    よび読取りグラジエントで置き換え、最後に生体に18
    0°−パルスのパルス列を照射し、それにより、各励起
    毎に、所謂スピンエコーの形態で複数の核誘起信号を発
    生し、該核誘起信号を、各180°−パルス後毎に変化
    する前記位相符号化グラジエントを考慮して2D−FT
    画像再生法に従い画像信号に演算処理する生体断面の画
    像表示の目的で生体の選択された領域における核磁気共
    鳴を測定する方法(NMR断層撮影法)において、前記
    180°−パルスおよび90°−パルスで、CPGMパ
    ルス列(Carr−Purcell−Gill−Mei
    boom Impulse Folge)を形成し、該
    パルス列の出現時にグラジエント場の印加期間および強
    度を、全てのグラジエント場に対し再整相条件(Rep
    hasierungsbed−ingungen)が満
    されるように整合することを特徴とする核磁気共鳴測定
    方法。 2、生体を複数回、逐次、CPGMパルス列で励起し、
    そして相続く励起に際して異なつた位相グラジエントを
    加える特許請求の範囲第1項記載の核磁気共鳴測定方法
    。 3、各励起毎に90°−パルスおよび第1番目の180
    °−パルス間ならびに最初から2つの180°−パルス
    間における時間を、残りの180°−パルス間の一定の
    間隔の、予め定められた繰返し数に逆比例する端数値だ
    け増加する特許請求の範囲第2項記載の核磁気共鳴測定
    方法。 4、先行のCPGMパルス列で励起されたスピンモーメ
    ントが完全に緩和する前に、新たな励起を行う特許請求
    の範囲第2項または第3項記載の核磁気共鳴測定方法。 5、選択グラジエントとして、別の位相符号化グラジエ
    ントを用い、そして画像再生を3D−FT法に従つて行
    う特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載
    の核磁気共鳴測定方法。
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