JPS6177657A - 軽量なる珪酸カルシウム成型体 - Google Patents

軽量なる珪酸カルシウム成型体

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JPS6177657A
JPS6177657A JP19845284A JP19845284A JPS6177657A JP S6177657 A JPS6177657 A JP S6177657A JP 19845284 A JP19845284 A JP 19845284A JP 19845284 A JP19845284 A JP 19845284A JP S6177657 A JPS6177657 A JP S6177657A
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calcium silicate
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molded
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crystals
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田村 交明
清谷 悦民
杉本 彰
梶原 博史
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Toyo Denka Kogyo Co Ltd
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Toyo Denka Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は軽量で断熱性にすぐれた珪酸力ルシクム成型体
に関するものである。
従来より珪酸カルシウム成型体は軽量になる程その熱伝
導率が低下し断熱性が向上する為軽量なる珪酸カルシウ
ム成型体の製造法に関しているいろな提案が為されてい
る。
例えば特公昭52−45494号には、珪酸原料として
シリコンダストやホワイトカーボン等の易反応性珪酸原
料と石灰乳を水熱合成し珪酸カルシウム活性スラリーと
し、これを脱水乾燥する方法が、特開昭54−453’
54号には、平均粒径(L5μm以下の微細な珪酸粒子
と沈降容積5wl/を以上の石灰乳を固型分に対する水
量が50倍以上となるように混合調整して得られる原料
スラリーをオートクレーブにより加圧下で水熱合成反応
させて珪酸カルシウムの活性スラリーとなし、次いでこ
れを成型乾燥する方法が、特開昭55−95660号に
は、初期ゲル化反応時に珪酸質原料と石灰質原料の石灰
・珪酸モル比を1.15となる過程を経過せしめた後、
珪酸質原料と石灰質原料の最終石灰・珪酸モル比を0.
95〜1.05となるように珪酸原料を複数回に分割添
加する方法がそして 特公昭58−30259号には、珪酸原料および石灰原
料を固形分に対して15倍以上の水中に分散させてts
ac以上で水熱合成し嵩高い珪酸カルシウムスラリーと
し、脱水成型した後、更に加圧下で水熱養生させる方法
が開示されている。
これらの従来の発明により得られた製品は比重(L15
f/−と軽量で断熱性、耐熱性もきわめてすぐれている
が、たy以下の理由から高価と成ることが難点であった
即ち、原料として粉砕困難な珪石粉末やホワイトカーボ
ンの様な高価なものを使用すること、又固形分に対して
30倍もの水を加えた希薄な状態で、オートクレーブに
よる高圧水熱反応をせしめること、珪酸原料を所望のモ
ル比に合せて複数回に分割添加する複雑な操作を行なわ
なければならないこと、または成型物の再度の高圧養生
という付加的な処理を必要とすること等によシエネルギ
ー費や、割高なまたは付加的な設備に帰因している。
また特公昭50−4040号には、珪酸カルシクム成型
体の一般的な製造方法とされる方法が開示されている。
即ち、珪藻土の様な反応性の高い珪酸原料を利用し石灰
乳と常圧下に煮沸反応させて膨潤したゲル状物を作った
後に成型して、これをオートクレーブ処理して結晶化し
硬化せしめて製品とする方法である。この方法で珪酸原
料として利用される珪藻土は不純物の少い珪酸分の高い
原料を使用することが、強度の高い、嵩高な製品を作る
上できわめて大切である。現在市販の珪藻土を用いて上
記方法で珪酸カルシウム成型体を製造する場合、比重0
.17で曲げ強度2〜s kg / 511程度のもの
を作るのが精いっばいである。
そこで発明者等は、特願昭59−161525号によっ
て、従来より行われていた珪酸カルシウム成型体のこの
製造法において、原料処理を改良することKより安価で
、軽量なる珪酸カルシウム成型体を製造する方法を提供
した。
更に発明者等は、珪酸カルシウム成形体の断熱性に着目
して鋭意研究を続けた結果、ト・(モライト結晶を主要
成分とする珪酸カルシウムより成り且つ結晶が密接に集
合されて形成された密度α15f/−以下の超軽量珪酸
カルシウム成形体が特に高い断熱性(即ち、I!!fK
小さい熱伝導性)を示すことを見出した。
トバモライト結晶を主要成分とする珪酸カルシウムは、
通例の珪酸原料および石灰原料を用いモしてトバモライ
ト結晶を得ることのできる周知の条件(反応温度、時間
)Kよって形成することができる。
珪酸カルシウム成形体は一般に保温材としての用途があ
l)、:rxトA 9510  によって耐熱度100
0℃の1号および650℃の2号の2種類に分類されそ
して更に1号は比重によって(L22以下と0.13以
下の2種類にそして2号は122以下と[L17以下の
2種類に規格化されている。1号の比重0.13以下の
超軽量珪酸カルシウム成形体は耐熱度1000℃で、公
知のものはゾノライト結晶を主体としたものである。か
\るJrs規格に相応する前述の従来技術の方法で製造
された密度a、1st/cal以下で70ルシウム成形
体に比較しても、本発明の成形体の断熱性は著しく優れ
ている。
この様に本発明の珪酸カルシウム成形体が従来技術の超
軽量成形体に比べて小さい熱伝導率を有する理由は、本
発明の(後記実施例の)成形体の電子顕微鏡写真(第3
図)と市販の超軽量珪酸カルシウム成形体(1号、比重
0.15以下)の電子顕微鏡写真(第4図)とを比較し
て見れば判る様に、本発明の珪酸カルシウム成形体は平
板状のトバモライト結晶が層状に重なっておシ、包含空
気を気密に包含する傾向があり且つ、結晶が平板状であ
ることによって熱流をはね返えすことにあシ、一方市販
の成形体の珪酸カルシウムは針状結晶の集合体でちシ包
含空気が比較的自由に流通し易く且つ熱流をはね返えす
力が弱いことにある。
本発明の超軽量珪酸カルシウム成形体は、細孔径が小さ
いものが公知のものに比べて断熱性が非常に良く、特に
平均細孔径1ミクロン以下でちる時に特に優れた断熱性
を示す。これは、公知の超軽量成形体の場合には結晶構
造の関係から本発明の成形体程小さい平均細孔径が得ら
れ難かったことおよびこれに対して本発明の成形体の場
合には前述の特願昭59−161523号に記した製造
方法によって平均細孔径1μ以下のものが容易に製造で
きたこと並びに細孔径径が小さいと熱が通過し難く且つ
熱伝導率が低下することに帰因してい1す。
本発明の成形体によって達成される断熱効果は、公知の
最高水準の超断熱性の超l+量珪酸カルシウム成形体に
比較して2割以上の向上が可能であり、これによる省エ
ネルギー効果は啄めて太きい。
本発明の成形体は、繊維質補強材の添加によって著しく
強度を高めることができる。か\る補強材としては、こ
の種の分野で通例に用すられるものであればよく、例え
ばパルプ等の天然繊維及びアスベスト、ガラス繊維等の
鉱物R維がある。
以下に実施例を用層て本発明を更に詳細に説明する。
実施例 微粉状の隠岐産珪藻±65 o f (sio、分74
チ)に水1100−を加え、容量2oOn−のビーカー
中で直径8511円板の円周にノツチのついたノコギリ
型刃を持った高ぜん断力攪拌機で3200回転/分で2
時間攪拌した。
水で希しやくした後、250メツシユ篩を通過した珪藻
土に10%CaO濃度の石灰乳40001r  とバル
ブ602r を加え、煮沸し24時間放置後比重が0.
11 、 0. 1 !5及びα15になる様なスラリ
ー量を計量し、戸板のついた250x500%の型わく
中に流し込み20%の厚さに成型した。
オートクレーブ中で成型物を15 kg / aw’で
8時間加熱反応をさせた後乾燥させた。
200%X200%に切断しJ工SA 95jOに規定
されている熱伝導率測定法により70℃における熱伝導
率を測定した。結果を密度および平均細孔径と共に第1
表に示す。平均細孔径は、アメリカンインスルメント社
のポロシメータ〜によって測定した。この成形体のX線
回折スペクトルを第1図に示す。
ポロシメーターによる細孔測定はこの様な成形体の細孔
状態を定量的に表現する一つの方法であり、セメント、
セラミツ久プラスチックス紙、繊維等で一般的に用いら
れている手法である。
比較例 特公昭5B−30259号に記載の方法でゾノライトを
主要成分とする軽量の成形体を、製造した。
この成形体についても、熱伝導率、密度および平均細孔
径について測定結果を第1表に示す。
またX線回折スペクトルを第2図に示す。
第1表 第1表から判る様に、本発明の成形体は密度も平均細孔
径も小さく、熱伝導率も比較例のものに比べて小さい。
° この様に熱伝導率が低いことが、この成形体を断熱
材として使用した場合に、その厚さを著しく薄くするこ
とを可能とし、経済性を著しく向上させる。
第1図と第2図を見れば明らかに第1図はトバモライト
結晶を主体としていることを示し第2図は明らかにゾノ
トライト結晶を主体としていることを示している。
第3図は実施例の成形体のトバモライトの板状結晶であ
シ又第4図は市販の超軽量珪酸カルシウム成形体(1号
、比重(L13以下)の繊維状のゾノトライト結晶を示
している。
一般に成型品の密度が大きい時は結晶粒子が全体的に密
着している為その性質が成型体の性質にそれ程大きな影
響を及ぼさないが、本発明の様に密度が0.13 f 
/ alの様な超軽量の場合には結晶体の性質はその成
型体の性質にきわめて大きな影響を及ぼす。これは丁度
松葉をプレスした成型体(市販超軽景品)と柿の葉をプ
レスした成型体(本発明品)を想像すれば容易に理解す
ることが出来る。
尚、本発明の成形体と公知の成形体との断熱性の相違を
予測させるデータには更に通気性、透水性等がある。
先回面の簡単な説明 第1図は実施例1で得られた成形体からの結晶について
のX線回折スペクトルであシ、第2図は比較例の成形体
のそれである。
第3図および第4図はそれぞれ本発明の成形体と市販の
超軽量成形体の電子顕微鏡写真である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、トバモライト結晶を主要成分とする珪酸カルシウム
    より成り且つ結晶が密接に集合されて形成された0.1
    3g/cm^3以下の密度の高断熱性軽量珪酸カルシウ
    ム成型体。 2、特許請求範囲第1項記載の成型体において、平均細
    孔径が1ミクロン以下である 珪酸カルシウム成型体。 3、特許請求範囲第1項記載の成型体中に繊維質補強材
    が含有されている 珪酸カルシウム成型体。
JP19845284A 1984-09-25 1984-09-25 軽量なる珪酸カルシウム成型体 Granted JPS6177657A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998038139A1 (en) * 1997-02-26 1998-09-03 E. Schwenk Dämmtechnik Gmbh & Co. Kg Cellular thermal insulating material based on diatomaceous earth and method for its production
WO2004005215A1 (ja) * 2002-07-03 2004-01-15 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha 珪酸カルシウム硬化体

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JPH0122216B2 (ja) 1989-04-25

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