JPS6177625A - 磁性塗料用フエライト磁性粉体の製造方法 - Google Patents

磁性塗料用フエライト磁性粉体の製造方法

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JPS6177625A
JPS6177625A JP19686484A JP19686484A JPS6177625A JP S6177625 A JPS6177625 A JP S6177625A JP 19686484 A JP19686484 A JP 19686484A JP 19686484 A JP19686484 A JP 19686484A JP S6177625 A JPS6177625 A JP S6177625A
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JP
Japan
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magnetic
ferrite
coil
powder
paint
Prior art date
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Pending
Application number
JP19686484A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimitsu Sakai
利光 坂井
Masami Fukui
福井 正見
Nobutate Yamaoka
山岡 信立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
Application filed by Taiyo Yuden Co Ltd filed Critical Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は空心コイルあるいは磁心入りコイル等を被覆す
る磁性塗料用フェライト磁性粉体の製造方法に関する。
(従来の技術) 例えば空心コイル又は磁心コイルのインダクタンスやQ
の向上及び小型化のために、コイルをフェライト磁性粉
体と熱硬化性樹脂とを混合した磁性塗料で被覆すること
が例えば特開昭54−129357号公報や特開昭58
−73106号公報に開示されている。この磁性塗料の
フェライト磁性粉体は通常のフェライト製造手順に従っ
て作製される。
すなわち、先ずフェライト原料粉末を目的の組成となる
ように秤値し、次いでこれを混合した後仮焼成し、これ
を粉砕し、造粒した後成型して本焼成し、再度粉砕する
ことによってフェライト磁性粉体が得られる。
(発明が解決しようとする問題点) 前記のようにして作製されたフェライト磁性粉体と熱硬
化性樹脂とを混合した磁性塗料は、フェライト磁性粉体
の含有率が高い程これを用いたコイルのインダクタンス
及びQが大きくなるので好ましいが、80容積%以上に
なると磁性塗料の硬化処理時にクラックが生ずるためイ
ンダクタンス、Qを大きく向上できず、外観上も好まし
くなかった。そこで、フェライト磁性粉体の含有率が5
0〜15容積%の範囲の磁性塗料が実用されており、コ
イルのインダクタンス及びQの向上があまり期待できな
い不都合があった。
本発明は、従来の磁性粉体を含有する磁性塗料よりも磁
性粉体の容積比率が大きい磁性塗料でコイル等を被覆し
てもその磁性塗膜にクランクが発生せず、コイル等のイ
ンダクタンス、Qを大きくするこができる磁性塗料用フ
ェライト磁性粉体の製造方法を提供することをその目的
とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、フェライト原料粉末を混合した後これを造粒
した粒子を形成することなく焼成し、しかる後粉砕する
ことを特徴とする。
(実施例) 1”eZ03を2300g、NiOを582.6g、7
nOを633gを秤量して純水61と共にクロームメッ
キした鋼ボールをメディアとする鉄製のボールミルで2
5時間攪拌して泥状混合物を得た後、これを120メツ
シユの篩を通してメディアと分離し、この泥状混合物を
150℃の乾燥器内で10時間乾燥した。乾燥した混合
物は塊状となっているが薬用スプーン等で容易にほぐれ
て粉体となる。
この粉体600gとバインダとしてのポリビニールアル
コール60gとを盾潰機によって混合して幾つかの粉体
を集合した粒子に形成した(これを造粒という)。この
造粒粒子から30メツシユの篩を通過し90メツシユを
通過しないものを選別し、これをさやに入れ、全所要1
間11時間、最高温度1300℃で5時間保持される炉
を通過させて焼成した。この焼成物は粒子の一部が互い
に反応し合った塊となっているので、これをボールミル
に入れウレタンボールをメディアとして100時間粉砕
してフェライト磁性粉体を得た。
磁性塗料はこのフェライト磁性粉体525gとフェノー
ル樹脂(郡栄化学PL−2105) 60.7gとを真
空攪拌機にて10°’ Torrの真空度に減圧した状
態のまま3時間混合することによって作製した。尚、こ
の塗料に含まれる磁性粉体の容積比率Rmは80%であ
る。この磁性塗料で被覆されるコイルとして次のものを
用いた。
旧−In系フエライトロンド(外径1.81M、長す4
.2a*) 両端ニロント(1)軸方向ニ0.4auφ
のリード線が半田付けされ、ロンドの中央に0.08閤
φのウレタン被覆銅線が単層密着巻きで20回春回され
て、その両端がリード線に巻きつけられて接続されたも
のである。このコイルを50個作製し、それぞれを石膏
型に入れて前記磁性塗料を注入し、80℃で30分、1
80℃で1時間の熱処理をして磁性塗料を硬化させ磁性
塗膜を形成した。これらのコイルの1)IH2における
インダクタンスしくμ■)及びQをインピーダンスアナ
ライブ(YHP製4192^−LF)を用いて測定した
表に示すようにこれらのコイル(試料A)のインダクタ
ンス及びQはそれぞれ13.1μI+ 、63であり磁
性塗膜にクランクが生じなかった。
表 また、磁性塗料として、前記磁性粉体689gとフェノ
ール樹脂60.79を前記と同様の方法で混合して、磁
性塗料に含まれる磁性粉末の容積比率を84%としたも
のを作製し、これで前記のコイルに前記と同じ条件、同
じ方法で磁性塗膜を形成した。
これらのコイル(試料B)のインダクタンスは14,3
μH,Qは66で、磁性塗膜にクラックは発生しなかっ
た。更にまた、磁性塗料として、前記磁性粉体γ4/1
gとフェノール樹脂60.7gを前述と同様の方法で混
合して磁性塗料中の磁性粉体の容積比率を85%とした
ものを作製し、これで前記のコイルに前記と同じ条件、
同じ方法で磁性塗膜を形成した。これらのコイル(試料
C)のインダクタンスは10.1μH,Qは58で、磁
性塗膜にクラックが発生した。
尚、前記試料A、8.Cのインダクタンス及びQはそれ
ぞれ50個の平均値を示した。
比較例 実施例1と同じフェライト原料粉末と同じ組酸比で混合
した混合物を1100℃で5時間仮焼成し、これを鉄製
のボールミルポットに入れ硬質メディア例えばクローク
メッキした鋼ボールを用いて粉砕し、得られた粉末にバ
インダとしてのポリビニールアルコールを粉体の10重
量%加えて混合した後所定の形状に成型して1250℃
で5時間の焼成を行なった。この焼成物を再び上記ボー
ルミルによって粉砕してフェライト磁性粉体を得た。
磁性塗料は、このフェライト磁性粉体525gとフェノ
ール樹脂60.7gとを前記実施例と同様9方法で混合
することによって磁性粉体の容積比率RI11が80%
のものを得た。
この磁性塗料で被覆されるコイル及びこれに形成される
磁性塗膜も実施例と同じ方法、同じ条件で作製した。こ
のようにして作製したコイル(比較例)のインダクタン
ス及びQは表に示すように8,3μH及び51であり、
磁性塗膜にはクラックが生じた。
尚、本発明の実施例及び比較例のフェライト磁性粉体を
顕微鏡で観察したところ、前者は丸味を帯びた粒子であ
り、後者は細長いもの、板状のもの、大小のごつごつし
た塊状のものなどが混在していた。
前記表に示すように、本発明のフェライト磁性粉体を含
む磁性塗料は従来の磁性塗料よりも磁性粉体を多く含ん
でいても、それによって形成されたコイルの磁性塗膜に
クラックが発生することがなく、コイルのインダクタン
ス及びQは従来のフェライト磁性粉体を同じ容積比率含
有する磁性塗料よりもインダクタンス及びQが大きかっ
た。
(発明の効果) 本発明は、フェライト原料粉末を混合した後これを造粒
し、この造粒した粒子を成型することなく焼成し、しか
る後粉砕してフェライト磁性粉体を製造するから、従来
の塗料よりフェライト磁性粉体の含有量が多い磁性塗料
でコイルを被覆して磁性塗膜を形成してもクラックが発
生せず、インダクタンス及びQの大きいコイル等が得ら
れる効果を特する 特許 出 願 人 太陽誘電株式会社 代      理      人  北   村   
欣   −外2名 手続補正書 昭和 5g、10.28a

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. フェライト原料粉末を混合した後これを造粒した粒子を
    形成することなく焼成し、しかる後粉砕することを特徴
    とする磁性塗料用フェライト磁性粉体の製造方法。
JP19686484A 1984-09-21 1984-09-21 磁性塗料用フエライト磁性粉体の製造方法 Pending JPS6177625A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2345799A (en) * 1997-08-19 2000-07-19 Taiyo Yuden Kk Filler material for a wire wound electronic component
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