JPS6176877A - 連続熱間静水圧加圧設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ヒータを具備した高圧容器内に予備的に付形
された金属粉末等の被処理材を装入し、容器内に封入し
た流体またはガス媒体の超高圧昇圧とヒータによる加熱
と相まって、被処理材を加圧成形する処の熱間静水圧加
圧装置として、その実生産設備における高能率化を可能
としたものに関する。

（従来の技術） ヒータを具備しかつ内部を真空状態あるいは活性、不活
性ガス雰囲気とした高圧容器内に、予備的に付形された
金属粉末等の被処理材を装入し、容器に封入した流体ま
たはガス媒体の超高圧昇圧によって、被処理材をブロッ
ク状に加圧成形する熱間静水圧加圧装置は、所謂ＨＩＰ
装置として例示するまでもなく超高圧プレス成形技術の
１つとして周知である。かかる装置の実生産設備として
は、既知のように一部が蓋によって開閉自在とされると
ともに蓋閉鎖によって外界と隔絶された密封構造の高圧
容器が主設備であり、これに前記蓋の開閉手段や容器内
への被処理材の搬入、搬出手段が、容器外の外界に露呈
状に付帯されたに止まり、またかなりのハンドリング操
作が必要とされる。

（発明が解決しようとする問題点） 従来技術における高圧容器において用いる加熱用のヒー
タとしては、比較的高温域においてはモリブデン系やグ
ラファイト系材質による通電発熱線を用いたヒータを慣
用しているのであるが、かかるヒータでは高温で外気に
触れると酸化（消耗）するので、高温容器内で密封下に
加圧成形した被処理材を容器から取出すに当っては、高
温、高圧を解除した後、ある程度冷却するまでその取出
しを待つことが必要で、これはいうまでもなくプレスサ
イクルタイムがそれだけ長（なり、生産性の向上を阻害
するのである。またＨＩＰ処理前工程では、常温・常圧
で被処理材を装置に装着し、その後、昇温・昇圧をしな
ければならないことも、プレスサイクルを長くし、生産
性を阻害している要因である。

また、大気高温中ではモリブデン系、グラファイト系ヒ
ータは酸化するので無酸化雰囲気が必要なもの、および
被処理体が大気中で高温取出できなく、特殊雰囲気が必
要なものもある。

本発明は、ＨＩＰ装置の一端の開閉動作とは関係な（、
ヒータを通電状態において、高温での昇温状態で被処理
材を挿着できるほか、ＨＩＰ処理された被処理材を、ヒ
ータ酸化防止温度低下まで待つ必要なく、これを直ちに
容器外へ取出すことを可能とし、プレスサイクルタイム
を短縮し、この種高圧容器による熱間静水圧加圧におけ
る生産性を大１１］に向上させるようにした設備の提供
を目的とする。

（問題点を解決するための手段） 本発明が前述の目的を達成するために講じた技術的手段
の第１は少なくとも機能上その一端が開放できるように
なっている熱間静水圧加圧成形用高圧容器と、該容器の
開放一端を開閉するための移動蓋部材と、が少なくとも
主ステーシコンに備えられ、その各一端が開放されかつ
被処理材の挿入または取出を行なう各作業室と、該作業
室の各一端を開閉するための移動蓋部材と、が少なくと
も被処理材の挿入用ステーション及び取出用ステーショ
ンにそれぞれ備えられ、前記各ステーションの各内部空
間を外界から共通に遮断しかつ真空状態または必要ガス
雰囲気とされるとともに、各内部空間を連通状に囲む連
通室を有する密封タンクが備えられ、前記挿入用ステー
ションと主ステーションとの間における密封タンクの連
通室には複数個の被処理体を収容可能でかつ挿入ステー
ションから主ステーションに向って被処理体を搬送する
搬送手段を有するトンネル状の予熱炉が備えられており
、挿入ステーションから予熱炉、予熱炉から主ステーシ
ョン、主ステーションから取出ステーションにそれぞれ
被処理体を順次搬送する搬送手段が備えられ、更に、予
熱炉の挿入ステーション及び主ステーションとのそれぞ
れの連通部には開閉自在な扉手段が備えられているとこ
ろにある。

また、技術的手段の第２は、前述の第１の手段に加工て
、主ステーションと取出ステーションとの間に搬送手段
を有する冷却炉を備えることによって、被処理体の性質
、品質、形状等に応じた最適な冷却時間帯を選択できる
ようにしたところにある。

（作用） 挿入ステーション１においては、作業室３１の開口を移
動蓋部材Ｉ９により閉じ、この状態においてマニプレー
タ４１によって運ばれてきた加工前の被処理体２１が大
気連通状態下の作業室３１に挿入される。

その後、開閉蓋３２を第２図で示す如く閉じることによ
って、作業室３１を独立密封させ、密封タンク７の連通
室６と同一雰囲気としてから、移動蓋部材１９を昇降装
置２０により降下させることで密封タンク７の連通室６
内に位置させ、ここに、予熱炉４４に対する搬入準備作
業がなされる。

そして、マニプレータで示す搬送手段４５の伸長動作を
介して支持台２２とともに被処理体２１が予熱炉４４の
搬送手段５０へと第３図で示す如く搬入され、この動作
を繰返すことによって、予熱炉４４の搬送手段５０上に
は複数個の被処理体２１が内装され、ヒータ４８の通電
等を介して加圧成形前の所要の予熱がなされることにな
る。

この予熱にさいして、輻射熱等が密封タンク７の連通室
６に放散され、延いては、作業室３１．３１゛　及び高
圧成形容器１５内に充満されるのは、予熱炉４４の主ス
テーション２及び挿入ステーション１とのそれぞれの連
通部に備えられた扉手段５６゜５７によって防止される
。

予熱炉４４内における複数個の被処理体２１の予熱事前
作業が完了されると、第４図に示す如く扉手段５７を開
放させて予熱炉４４内の被処理体２１がマニプレータで
示す搬送手段５８によって主ステーション２における高
圧容器１５の下方に対応して載置されている移動蓋部材
１９上に支持台２２とともに搬送され、昇降装置２０に
よる持上げによって被処理体２１を移動蓋部材１９の高
圧容器１５の開口に対する密閉と同時に容器１５内に装
入される。

従って、この状態で高圧容器１５内に断熱層を介してに
備されたヒータ１７の加熱、更には図示省略しであるが
、既知のように高圧容器１５内に封入された流体又はガ
ス媒体の超高圧昇圧、また容器１５内の真空状態あるい
は活性、不活性ガス雰囲気状態下に、被処理体２１の熱
間静水圧加圧による成形作業が行なわれることになる。

成形終了後にあっては移動蓋部材１９を下降して高圧容
器１５を開放して加工済の被処理体２１は搬送手段５８
を介して取出ステーション３の移動蓋部材１９上に支持
部材２２とともに移送される。

このさい、密封タンク７の連通室６は高圧容器１５内の
環境雰囲気と同一雰囲気とすることができ、ここに、容
器１５における成形終了後、ヒータ酸化防止温度に低下
するまで待つ必要なく、ここにすイクルタイムの短縮が
大巾に得られることとなる。

また、取出ステーション３に移送（送出）された加工済
被処理体２１は昇降装置２０’　の持上げによる移動蓋
部材１９゛　の作業室３１′閉塞と同時に、独立した作
業室３１”に装入され、開閉蓋３２゛　を開放して大気
連通状態下で取出されることになり、ここに、予熱炉４
４に複数個の被処理体２１を準備して保管しておき、こ
の予熱された被処理体２１を連続的に高圧容器１５を備
えた主ステーション２に搬送し、加圧成形と加圧成形後
の冷却を経て取出されることになる。

また、主ステーション２と取出ステーション３との間の
密封タンク７内に冷却炉６０を設けたものにあっては、
この冷却炉６０の搬送手段５９と予熱炉４４の搬送手段
５０との速度を調整する等することにより、被処理体２
１の材質、形状等に最適な予熱時間帯及び冷却時間帯を
関節したもとで実施できることになる。

（実施例） 図面を参照して本発明の実施例を詳述する。

本発明の設備は、挿入ステーション１、主ステーション
２および取出ステーション３を含み、各ステーションは
上下タンク４．５を最中構造で組合せて構成された連通
室６を有する密封タンク７によって、外界から共通に遮
断され、真空状態または必要ガス雰囲気になるべく連通
状に囲まれている。

密封タンク７の連通室６は、第６図で示す如く、バルブ
８を有する管路９に真空ポンプ１０が、又、バルブ１１
と減圧弁１２を有する管路１３にガスボンベ１４が備え
られ、真空状態又は必要ガス雰囲気とされるようされて
いる。

主ステーション２は第５図に例示されており、密封タン
ク７の上部に高圧容器１５が取付けられ、該高圧容器１
５内には断熱層１６を介してヒータ１７が取付けられて
いる。

高圧容器１５は本例では上下に蓋部材１８．１９がそれ
ぞれ嵌合されており、少なくとも機能上その一端が開放
できるようにされ、本実施例では下方の開口が開放でき
るものとされ、この開口に下蓋、即ち、移動蓋部材１９
が昇降装置２０によって嵌脱自在とされている。

移動蓋部材１９には被処理材２１の受台２２が載置され
ており、従って、昇降装置２０の持上げ動作で移動蓋部
材１９が上昇され、容器１５の開口を閉塞すると同時に
被処理材２１の高圧容器１５への挿入が可能とされてい
る。

更に、主ステーション２にはプレスフレーム２３が備え
られており、該プレスフレーム２３によって、高圧容器
１５内における被処理材２１の熱間静水圧加圧成形中に
作用するプレス軸力を担持可能とされている。

このため、本実施例ではプレスフレーム２３の方形開口
部２４の上端面に容器１５に嵌合された上蓋１８が当接
されており、昇降装置２０の可動シリンダチューブ２０
八に形成された係合部２０Ｂに対して反力受は装置２５
の被係合部２６が係合されることによって、成形中のプ
レス軸力が担持可能とされている。

即ち、反力受は装置２５はプレスフレーム１７に左右一
対設けられた進退動作形であり、昇降装置２０によって
移動蓋部材１９を介して被処理材２１が高圧容器１５を
装入されると、係合部２０Ｂと被係合材２６が対応され
、被係合部２６の進出によって係合部２０Ｂに係合され
ることによって、プレスフレーム１７によりプレス軸力
が担持（クランプ）可能とされるのである。

なお、主ステーション２に構成される前述のＨｒｐ装置
本体には容器冷却ジャケラｌ−１５Ａを含む冷却装置の
他、図示省略の高圧ガス発生装置、真空装置、ヒータ通
電装置などの必要機器類が付属されるごとは従来同様で
ある。

第１図、第２図等を参照すると、挿入ステーション１の
構成が例示されている。

密封タンク７の上タンク４にはバルブ２７．２８を有す
る真空タンク、ガスボンベ等につながる管路２９、３０
が備えられた作業室３１が鉛直姿勢でタンク内と連通状
に取付けられており、該作業室３１の上端開口は被処理
材２１の？＃入口とされ、開閉蓋３２により開閉自在と
されている。

開閉蓋３２は開閉機構３３によって作動されるが、該開
閉機構３３は、密封タンク７にブラケット３４を介して
鉛直姿勢で取付けられた固定筒３５と、該固定筒３５に
摺動と回動を自由として嵌挿されたアーム支持軸３６と
、該アーム支持軸３６の上部に取付けられたアーム３７
等からなり、アーム支持軸３６は昇降シリンダ手段３８
によって昇降自在とされ、しかも、固定筒３５には鉛直
方向と上部が斜めとされたカム案内部３９が形成され、
該案内部３９にアーム支持軸３６の突出ピン４０が係合
されている。

従って、昇降シリンダ手段３８の伸長でアーム支持軸３
６を鉛直方向に持上げ開閉蓋３２を作業室３１の挿入口
より抜出し、更に、アーム支持軸３６が持上げられると
、カム案内部３９と突出ピン４０との協働で開閉蓋３２
が第１図のＸ矢示の如く旋回されるようにされる。

なお、開閉蓋３２による挿入口の閉塞は前述と逆手順で
実施されることは容易に理解される。

また、作業室３１の下端開口は密封タンク７に取付けら
れている昇降装置２０の昇降動作による移動蓋部材１９
の昇降移動を介して開閉自在とされる。

さらに、挿入ステーション１の近くには、作業室３１へ
の被処理材２１の挿入作業を行なう公知のマユブレーク
４１が設けられており、該マユブレーク４１は開閉自在
なチャック具４２がチャック支持部材４３を介して昇降
並びに第１図の矢示Ｙ方向の旋回自在とされている。

従って、この挿入ステーション１にあっては、まず、作
業室３１の下端開口を移動蓋部材１９によって閉塞して
おき、開閉機構３３を介して開閉蓋３２を開放して作業
室３１の内部を大気連通状とした状態でマユブレーク４
１によって被処理材２１を挿入口から移動蓋部材１９の
支持台２２上に載置することによって作業室３１への被
処理材２１の挿入がなされる。

而して、被処理材２１が作業室３１に挿入されると、マ
ユブレーク４１の後退動作後に、開閉機構３３の復帰り
１作を介して作業室３１の挿入口を開閉蓋３２によって
閉塞せしめ、しかる後に、作業室３１の室内を密封タン
ク７の連通室６と同じ条件の雰囲気にしてから、昇降装
置２０の降下動作により移動蓋部材１９を介して被処理
材２１が密封タンク７の連通室６に第２図の実線状態で
示す如く保持される。

挿入ステーション１から予熱炉４４への前述密封タンク
７の連通室６に保持されている被処理材２１の搬送手段
４５は、第３図に例示すべく本例では開閉自在なチャッ
ク具４６を有し、該チャック具４６を進退自在にする駆
動部４７とからなるマユブレークが示されている。

従って、前述したように挿入ステーション１において密
封タンク７内に保持待機されている被処理材２１は、搬
送手段４５のチャック具４６で支持台２２をつかみ、チ
ャック具４６の進出によって予熱炉４４の連通部４４八
を介して該炉内に順次搬入されることになる。

予熱炉４４は第１図、第３図、第６図、第７図で例示さ
れているように、本第１実施例ではループ形状のトンネ
ル形とされて密封タンク７の連通室６に備えられている
。

即ち、本実施例ではヒータ４８を有する固定炉４９に、
挿入ステーション１と主ステーション２とそれぞれ対応
して連通部４４Ａ、４４Ｂが窓構造として形成されてお
り、この固定炉４９にいわば炉床としての回転テーブル
５１で示す搬送手段５０が組合されて、予熱炉４４は複
数個の被処理体２１を収容可能でかつ挿入ステーション
１から主ステーション２に向って被処理体を搬送可能と
されているのである。

回転テーブル５１は密封タンク７の下タン沙内に軸受５
２を介して鉛直軸回りに回動自在に支持されたリングギ
ヤ５３ををする支持台５４に取付けられており、リング
ギヤ５３にピニオンギヤ５５を咬合させ、該ピニオンギ
ヤ５５を図外のモータ等で駆動することによって、予熱
炉４４に複数個収容されている被処理体２１が搬送可能
とされている。

予熱炉４４の各連通部４４＾、４４Ｂには、該炉内の熱
が密封タンク７に逃避されるのを防止するために、扉手
段５６．５７が第３図、第４図で示す如く備えられてい
る。

該扉手段５６．５７は連通部４４Ａ、４４Ｂを介しての
被処理材２１の炉内供給及び炉外供給を可能とするため
連通部４４４．４４Ｂを開閉自在としており、本実施例
ではシリンダ手６５６Ａ、５７Ａによる進退動作で開閉
自在とされているに こで、扉手段５６．５７は連通部４４＾、４４Ｂを開閉
自在にすれば、その機能は奏され、従って、図示の進退
動作形の他に、片開き扉形、観音開き扉形等によっても
よい。

処理済の製品（被処理体と同じであることから、以下、
被処理体と呼ぶ）を取出す取出ステーション３は作業室
３１′、開閉機構３３゛等を備えているが、その構成は
前述した挿入ステーション１の各構成部材と共通するこ
とから第１図、第４図で示す如く共通部材には符号に“
ダッシュ”を付して表わされている。

そして、本実施例では取出ステーション３に備えられた
搬送手段５８は予熱炉４４から主ステーション２への、
主ステーション２から取出ステーション３への被処理体
２１の搬送を可能な長尺ストローク形とされている。

ここで、第１図から第７図において図解している本発明
第１実施例における一連動作を、概略的に今一度説明す
る。

挿入ステーション１における作業室３１への被処理体２
１の装着一作業室３１の開閉蓋３２を閉じ、密封タンク
７の連通室６と同じ雰囲気に置換−移動蓋部材１９の降
下を介しての被処理体２１の保持−保持された被処理体
２１の搬送手段４５による予熱炉４４への複数個数移送
−扉手段５６．５７の閉じ動作−予熱炉４４のヒータ４
８発熱による予熱−予熱された被処理体２１のＨＩ　Ｐ
処理（主ステーション）への移送−移動蓋部材１９を介
しての予熱済被処理体２１の高圧容器１５への挿入−プ
レスフレーム２３等によるプレス軸力のクランプ−高圧
容器１５内での被成形体２１の熱間静水圧加圧成形（ガ
ス圧媒、液圧媒による）−移動蓋部材１９を介しての被
処理体２１の下降−取出スチージョン３への移送−移動
蓋部材１９を介して被処理体２１の作業室３１゛　への
挿入一作業室３１゛　を大気連通させ、被処理体２１の
取出−開閉蓋３２°による作業室３１”の閉塞と密封タ
ンク７と同じ雰囲気ガス置換−移動蓋部材１９”の下降
。

第８図は本発明の第２実施例を示しており、挿入ステー
ション１と主ステーション２との間の密封タンク７を直
路構成となし、該直路部７八にコンベア等による搬送手
段５０を有する予熱炉４４が内蔵されたもので、その余
の構成は前述した第１実施例と同じである。

第９図は本発明の第３実施例を示しており、挿入ステー
ション１と主ステーシヨン２間の密封タンク７を所謂り
字形回路部７Ｂに構成し、この回路部７Ｂにコンベア等
の搬送手段を有する予熱炉が内蔵されたものであり、そ
の他の構成は第１・２実施例と同じである。

第１０図から第１３図は本発明の第２の技術的手段の実
施例であって、この第２の技術的手段は、主ステーショ
ン２と取出ステーション３との間における密封タンク７
の連通室６に、複数個の被処理体２１を収納し、かつ挿
入ステーション３に向って移送させる搬送手段５９を有
する冷却炉６０を付加的に具備させた点が、前述した第
１実施例と相違するのであり、その余の基本構成は第１
の技術的手段の各実施例と同じであることから、以下、
相違点について説明する。

第１０図において、ロークリ形の予熱炉４４にＨ【Ｐ装
置をはさんでロータリ形の冷却炉６０が並設されており
、予熱炉４４から主ステーション２及び主ステーション
２から冷却炉６０の入口部への被処理体２１の搬送をす
る開閉自在なチャラフ具６１とその進退用駆動部６２と
からなる搬送手段６３が設けられている。

冷却炉６０は第１１図から第１３図で示す如く密封タン
ク７の下タンクにリング状軸受６４を介して回転自在に
装着されている支持台６５に、リングギヤ６６を設ける
るとともに、支持台６５上に回転テーブル６７を取付け
るごとによって、本例では、前述した予熱炉４４の搬送
手段５０と同じ構成の搬送手段５９が構成されており、
リングギヤ６６にはピニオンギヤ６７″が咬合されてい
る。

また、冷却炉６０には複数個の被処理体２１が載置可能
であり、１股送中に密封タンク７内で被処理体２１が放
冷されるものであり、冷却された被処理体２１は取出ス
テーション３に搬送手段５８を介して移送されるように
されている。

従って、第１０図以下で示す実施例にあっては、主ステ
ーション２に予熱済の被処理体２１を供給し、加圧成形
するまでの工程は、前述した第１実施例と同じであり、
主ステーション２と取出ステーション３との間で冷却炉
６０に搬送手段５９によって被処理体２１を移送せしめ
、取出ステーション３に送出する過程で被処理体２１を
冷却する工程が介入される点が前述第１実施例と相違す
ることになる。

なお、冷却炉６０はこれが図示のロータリ形に限定され
るものではなく、直路形、囲路形の構成であっても構わ
ないことは、第２・３実施例の予熱炉と同じことである
。

（発明の効果） 本発明の第１の技術的手段によれば、挿入ステーション
、主ステーション及び取出ステーションの各内部空間が
共通の連通部を有する密封タンクで外界と遮断されて互
いに連通されており、各ステーションの作業室及び高圧
容器はそれぞれ移動蓋部材によって閉塞開放自在とされ
ており、ここに、密封タンクによる真空又は必要ガス雰
囲気条件によって、成形後の被処理体の取出が、従来の
待ち時間を必要としないことにより、−その高能率なプ
レスサイクルの進行、高圧容器の短時間反復使用の可能
によって生産性は大巾に向上されることは明らかである
。この効果は各ステーションの内部空間を共通の密封タ
ンクによって外界から遮断し、かつ高圧容器内と同一の
環境雰囲気化することによって得られるのであるが、同
時にこのことは被処理材をこの内部で搬送処理できるた
め、被処理材の変質、顕揚のおそれを全くな（し、安定
で信頼性の高い品質の維持に有効である。更にその挿入
・取出の各ステーションにおける作業室内は、タンク内
と連動自在であるとともに移動蓋部材によって隔絶され
るので、必要な事前処理、事後処理をそれに適した環境
内で独立して行なうことも容易であり、これが利点とい
える。

また従来技術に比し、高圧容器近傍に搬入手段や取出手
段が外界露呈状に存在し、また冷却や予熱設備が離れた
処にある等の、ハンドリング操作の多く含まれる不統一
な装置と相違し、各ステーションの最短距離下の隣接的
配置、密封タンクによる内部空間の被覆、駆動手段の集
中配設等により、本発明装置はきわめてコンパクトな構
成であり、かかる高圧容器による熱間静水圧加圧製品を
工業的に量産することを可能としたものとして利点大で
ある。

更に加えて、主ステーションのいわば前面に、予熱炉が
設けられ、この予熱炉は複数個の被処理体を準備した下
で、主ステーションにおける加圧成形の前処理ができ、
これは、ＨＩＰ処理サイクルを短くすることができる。

特に、予熱炉にあっては、被処理体を徐々に昇温するこ
とも可能となり、ＨＩＰ処理前においてＨＩＰ処理に長
時間を要する例えば、セラミックスを加圧成形するのに
、事前予熱にてサイクルタイムを短くできるのである。

また、本発明の第２の技術的手段によれば前述した各利
点に加えて、主ステーションと取出ステーションとの間
における密封タンクに冷却炉が設けられており、これに
よって、予熱炉と冷却炉による時間帯をそれぞれ調整す
ることによって、被処理体の種類、膨軟等に最適な処理
ができる。

例えば、徐冷する必要性が高いセラミックス、ジルコニ
ア、ハイス等を加圧成形するのに最適となる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の各実施例を示し、第１図は第１実施例の
概略平面図、第２図（ａ）は第１図Ａ−Ａ矢示断面図、
第２図（ｂ）は第２図（ａ）のａ−ａ矢示図、第３図は
第１図Ｂ−Ｂ矢示断面図、第４図は第１図Ｃ−Ｃ矢示断
面図、第５図は第１図Ｄ−Ｄ矢示断面図、第６図は第１
図Ｅ−Ｅ矢示断面図、第７図は第６図に駆動部を表わし
た断面図、第８図は第２実施例の概略平面図、第９図は
第３実施例の概略平面図、第１０図は本発明の第２の技
術的手段の実施例を示す概略平面図、第１１図は第１０
図のＣ−Ｃ矢示断面図、第１２図は第１０図Ｆ−Ｆ矢示
断面図、第１３図は第１Ｏ図Ｇ−Ｇ矢示断面図である。 １−４ｉｆ人ステーション、２−主ステーション、３−
・−取出ステーション、７−・密封タンク、１５・−高
圧容器、２３−プレスフレーム、４４−予熱炉、５０−
４４用の搬送手段、５６．５７．−扉手段、６〇−冷却
炉。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、少なくとも機能上その一端が開放できるようになつ
   ている熱間静水圧加圧成形用高圧容器と、該容器の開放
   一端を開閉するための移動蓋部材と、が少なくとも主ス
   テーションに備えられ、 その各一端が開放されかつ被処理材の挿入または取出を
   行なう各作業室と、該作業室の各一端を開閉するための
   移動蓋部材と、が少なくとも被処理材の挿入用ステーシ
   ョン及び取出用ステーションにそれぞれ備えられ、 前記各ステーションの各内部空間を外界から共通に遮断
   しかつ真空状態または必要ガス雰囲気とされるとともに
   、各内部空間を連通状に囲む連通室を有する密封タンク
   が備えられ、 前記挿入用ステーションと主ステーションとの間におけ
   る密封タンクの連通室には複数個の被処理体を収容可能
   でかつ挿入ステーションから主ステーションに向つて被
   処理体を搬送する搬送手段を有するトンネル状の予熱炉
   が備えられており、 挿入ステーションから予熱炉、予熱炉から主ステーショ
   ン、主ステーションから取出ステーションにそれぞれ被
   処理体を順次搬送する搬送手段が備えられ、 更に、予熱炉の挿入ステーション及び主ステーションと
   のそれぞれの連通部には開閉自在な扉手段が備えられて
   いることを特徴とする連続熱間静水圧加圧設備。 ２、少なくとも機能上その一端が開放できるようになつ
   ている熱間静水圧加圧成形用高圧容器と、該容器の開放
   一端を開閉するための移動蓋部材と、が少なくとも主ス
   テーションに備えられ、 その各一端が開放されかつ被処理材の挿入または取出を
   行なう各作業室と、該作業室の各一端を開閉するための
   移動蓋部材と、が少なくとも被処理材の挿入用ステーシ
   ョン及び取出用ステーションにそれぞれ備えられ、 前記各ステーションの各内部空間を外界から共通に遮断
   しかつ真空状態または必要ガス雰囲気とされるとともに
   、各内部空間を連通状に囲む連通室を有する密封タンク
   が備えられ、 前記挿入用ステーションと主ステーションとの間におけ
   る密封タンクの連通室には複数個の被処理体を収容可能
   でかつ挿入ステーションから主ステーションに向つて被
   処理体を搬送する搬送手段を有するトンネル状の予熱炉
   が備えられており、 前記主ステーションと取出ステーション間における密封
   タンクの連通室には複数個の被処理体を収容可能でかつ
   主ステーションから取出ステーションに向つて被処理体
   を搬送する搬送手段を有する冷却炉が備えられており、 挿入ステーションから予熱炉、予熱炉から主ステーショ
   ン、主ステーションから冷却炉、冷却炉から取出ステー
   ションにそれぞれ被処理体を順次搬送する搬送手段が備
   えられ、 更に、予熱炉の挿入ステーション及び主ステーションと
   のそれぞれの連通部には開閉自在な扉手段が備えられて
   いることを特徴とする連続熱間静水圧加圧設備。