JPS6176354A - プラスチツクレンズの製造方法及びその装置 - Google Patents
プラスチツクレンズの製造方法及びその装置Info
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- JPS6176354A JPS6176354A JP19778784A JP19778784A JPS6176354A JP S6176354 A JPS6176354 A JP S6176354A JP 19778784 A JP19778784 A JP 19778784A JP 19778784 A JP19778784 A JP 19778784A JP S6176354 A JPS6176354 A JP S6176354A
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- cavity
- sleeve
- injected
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D11/00—Producing optical elements, e.g. lenses or prisms
- B29D11/00009—Production of simple or compound lenses
- B29D11/00413—Production of simple or compound lenses made by moulding between two mould parts which are not in direct contact with one another, e.g. comprising a seal between or on the edges
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/16—Making multilayered or multicoloured articles
- B29C45/1635—Making multilayered or multicoloured articles using displaceable mould parts, e.g. retractable partition between adjacent mould cavities
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Ophthalmology & Optometry (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明はプラスチックレンズ、特に、レンズ有効径の径
外部分にツバを備えたプラスチックレンズの製造方法及
びその装置に関する。
外部分にツバを備えたプラスチックレンズの製造方法及
びその装置に関する。
レンズ面の成形が容易で耐衝撃性にすぐれ、軽量、安価
であることから、近年、プラスチックレンズがガラスレ
ンズに代って普及するようになり、ビデオカメラやスチ
ルカメラなどの組レンズの構成レンズとしても用いられ
るようになってきた。
であることから、近年、プラスチックレンズがガラスレ
ンズに代って普及するようになり、ビデオカメラやスチ
ルカメラなどの組レンズの構成レンズとしても用いられ
るようになってきた。
従来より、プラスチックの成形法としてハ種々知られて
いるが、プラスチックはその性質上、冷却固化時に必ず
熱収縮を伴うため、高精度が要求されるプラスチックレ
ンズを成形する場合は、キャビティに注入された溶融状
態のプラスチックを圧縮を加えて冷却固化し、これによ
り上記収縮を補正する射出圧縮成形法が広く採用されて
−する。
いるが、プラスチックはその性質上、冷却固化時に必ず
熱収縮を伴うため、高精度が要求されるプラスチックレ
ンズを成形する場合は、キャビティに注入された溶融状
態のプラスチックを圧縮を加えて冷却固化し、これによ
り上記収縮を補正する射出圧縮成形法が広く採用されて
−する。
しかし、かかる射出圧縮成形法にてプラスチックレンズ
を成形した場合、キャビティの各部に作用する圧縮応力
が一様にならないため、冷却固化後のプラスチックレン
ズに内部歪が発生し、該内部歪によって光学特性が低下
するという欠点がある。
を成形した場合、キャビティの各部に作用する圧縮応力
が一様にならないため、冷却固化後のプラスチックレン
ズに内部歪が発生し、該内部歪によって光学特性が低下
するという欠点がある。
そこで、かかる内部歪を除去したプラスチックレンズの
成形方法として、例えば、特開昭58−205736号
公報に示されるように、プラスチックをキャビティに加
熱溶融状態で注入した後、該プラスチックの外周部を大
気圧下に解放したまま圧縮し、その後に冷却固化して所
望形状のプラスチックレンズを成形する方法が知られて
いる。
成形方法として、例えば、特開昭58−205736号
公報に示されるように、プラスチックをキャビティに加
熱溶融状態で注入した後、該プラスチックの外周部を大
気圧下に解放したまま圧縮し、その後に冷却固化して所
望形状のプラスチックレンズを成形する方法が知られて
いる。
この方法によれば、低圧力での面賦形が可能となるため
、内部歪のない高精度のプラスチックレンズを成形でき
るが、圧縮によって外周部にはみ出した部分は形状が定
まらないため、これをそのまま鏡筒に組込んでも光軸を
出すことができず、それ故、かかる方法によって成形さ
れたプラスチックレンズには外径仕上げが必要であった
。
、内部歪のない高精度のプラスチックレンズを成形でき
るが、圧縮によって外周部にはみ出した部分は形状が定
まらないため、これをそのまま鏡筒に組込んでも光軸を
出すことができず、それ故、かかる方法によって成形さ
れたプラスチックレンズには外径仕上げが必要であった
。
本発明の目的は、上述した従来技術の欠点な除き、高精
度で外径仕上げが不要なプラスチックレンズを成形する
ための製造方法及びその装置を提供することにある。
度で外径仕上げが不要なプラスチックレンズを成形する
ための製造方法及びその装置を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明は、第1のプラスチ
ックをキャビティに加熱溶融状態で注入した後、該第1
のプラスチックの外周部を大気圧下に解放したまま圧縮
し、これを冷却固化して内部歪のない高精度なレンズ有
効径部分を成形し、しかる後、該レンズ有効径部分の外
周部に新たなキャビティを形成し、該キャビティに第2
のプラスチックを加熱溶融状態で注入後、これを冷却固
化することにより、第1のプラスチックの外周部にはみ
出した部分と第2のプラスチックとを一体化して高精度
なソバを成形するようにした点に特徴がある。
ックをキャビティに加熱溶融状態で注入した後、該第1
のプラスチックの外周部を大気圧下に解放したまま圧縮
し、これを冷却固化して内部歪のない高精度なレンズ有
効径部分を成形し、しかる後、該レンズ有効径部分の外
周部に新たなキャビティを形成し、該キャビティに第2
のプラスチックを加熱溶融状態で注入後、これを冷却固
化することにより、第1のプラスチックの外周部にはみ
出した部分と第2のプラスチックとを一体化して高精度
なソバを成形するようにした点に特徴がある。
以下、本発明の実施例を図面により説明する。
第1図は本発明によるプラスチックレンズの製造装置の
一実施例を示す要部断面図である。
一実施例を示す要部断面図である。
この第1図において、lは固定型、2は可動型、3は固
定型lに設けられた入駒、4は可動型2に設けられた入
駒であって、両入駒3゜40対向面はレンズ面を形成す
るように鏡面に仕上げられている。また、両入駒3.4
の外径寸法は、レンズ有効径に等しいか、もしくはレン
ズ有効径よりも僅かに大きく設定されており、一方の入
駒3は圧縮シ・リンダなどの図示しない圧縮装置に連結
されている。
定型lに設けられた入駒、4は可動型2に設けられた入
駒であって、両入駒3゜40対向面はレンズ面を形成す
るように鏡面に仕上げられている。また、両入駒3.4
の外径寸法は、レンズ有効径に等しいか、もしくはレン
ズ有効径よりも僅かに大きく設定されており、一方の入
駒3は圧縮シ・リンダなどの図示しない圧縮装置に連結
されている。
5は固定型1と可動凰2との境界面に形成さ庇たパーテ
ィング面、6は固定型lに設けられたス゛リープ、7は
可動型2に設けられたスリーブであり、これら両スリー
ブ6.7は図示しない駆動装置によって上下方向に往復
移動されるように構成されている。また、スリーブ6の
上端一箇所にはくさび形の切欠き6aが形成されており
、可動型1と固定捜2との間&l工該切欠ぎ6aに通じ
る第1のプラスチック注入口8が設けられている。さら
に、可動Ulと固定型2との間には、前記第1のプラス
チック注入口8と180度対向する位置に第2のプラス
チック注入口9が設けられている。
ィング面、6は固定型lに設けられたス゛リープ、7は
可動型2に設けられたスリーブであり、これら両スリー
ブ6.7は図示しない駆動装置によって上下方向に往復
移動されるように構成されている。また、スリーブ6の
上端一箇所にはくさび形の切欠き6aが形成されており
、可動型1と固定捜2との間&l工該切欠ぎ6aに通じ
る第1のプラスチック注入口8が設けられている。さら
に、可動Ulと固定型2との間には、前記第1のプラス
チック注入口8と180度対向する位置に第2のプラス
チック注入口9が設けられている。
10は両入駒3.4の対向面と両スリーブ6゜7の内周
壁とによって形成されるキャビティであり、前記第1の
プラスチック注入口8は油泥切欠g5aを介して該キャ
ビティ10と連通している。
壁とによって形成されるキャビティであり、前記第1の
プラスチック注入口8は油泥切欠g5aを介して該キャ
ビティ10と連通している。
また、11は可動型2内に摺動自在に設けられた閉塞部
材であって、それの先端部分は前記切欠き6aと同様に
くさび形に加工されている。該閉塞部材11はばね12
の如き駆動手段によって常時スリーブ6方向へ付勢され
ており、スリーブ6が図示下方、すなわちパーティング
面5から後退すると、閉塞部材11の先端部はばね12
によって切欠ぎ6aに合致し、これによりスリーブ6の
上端面は画一となる。
材であって、それの先端部分は前記切欠き6aと同様に
くさび形に加工されている。該閉塞部材11はばね12
の如き駆動手段によって常時スリーブ6方向へ付勢され
ており、スリーブ6が図示下方、すなわちパーティング
面5から後退すると、閉塞部材11の先端部はばね12
によって切欠ぎ6aに合致し、これによりスリーブ6の
上端面は画一となる。
次に、かかる製造装置を用いたプラスチックレンズの成
形工程について、第2図囚〜CDIに示す要部断面図を
基に説明する。
形工程について、第2図囚〜CDIに示す要部断面図を
基に説明する。
まず、第2図(8)に示す第1段階で、第1のプラスチ
ック13を第1のプラスチック注入口8より切欠ぎ6a
を通してキャビティ10内に加熱溶融状態で注入する。
ック13を第1のプラスチック注入口8より切欠ぎ6a
を通してキャビティ10内に加熱溶融状態で注入する。
該第1のプラスチック13は、後に詳述するが、例えば
透明なアクリル樹脂であり、約200℃の溶融状態でキ
ャピテイ10に注入される。
透明なアクリル樹脂であり、約200℃の溶融状態でキ
ャピテイ10に注入される。
次に、第2図口に示す第2段階で、両スリーブ6.7を
互いにパーティング面5より僅かに後退するよう移動し
、両スリーブ6.7間に空隙14を形成する。それと同
時に、圧縮装置(図示せず)により入駒3を図示上方へ
加圧すると、第1のプラスチック13は圧縮され、その
外周部が空隙14内に僅かにはみ出る。かかる圧縮動作
は、第1のプラスチック13の外周部が空隙14を介し
て大気圧下に解放された状態で行なわれろため、低い圧
縮力で充分である。しかる後、第1のプラスチック13
がキャビティ10内で固化するまで冷却(アクリル樹脂
の場合は約100℃)する。
互いにパーティング面5より僅かに後退するよう移動し
、両スリーブ6.7間に空隙14を形成する。それと同
時に、圧縮装置(図示せず)により入駒3を図示上方へ
加圧すると、第1のプラスチック13は圧縮され、その
外周部が空隙14内に僅かにはみ出る。かかる圧縮動作
は、第1のプラスチック13の外周部が空隙14を介し
て大気圧下に解放された状態で行なわれろため、低い圧
縮力で充分である。しかる後、第1のプラスチック13
がキャビティ10内で固化するまで冷却(アクリル樹脂
の場合は約100℃)する。
次に、第2図(qに示す第3段階で、両スリーブ6.7
をさらに後退させ、固化した第1のプラスチック13の
外周部にソバ形成用の新たなキャビティ15を形成し、
該キャビティ15と第2のプラスチック注入口9とを連
通させる。この時、スリーブ6の切欠き6a内にばばね
120弾発力によって閉塞部材11が嵌入するため、ス
リーブ6の上端面は平坦となり、キャビティ15は凹凸
のないリング状に形成されろ。
をさらに後退させ、固化した第1のプラスチック13の
外周部にソバ形成用の新たなキャビティ15を形成し、
該キャビティ15と第2のプラスチック注入口9とを連
通させる。この時、スリーブ6の切欠き6a内にばばね
120弾発力によって閉塞部材11が嵌入するため、ス
リーブ6の上端面は平坦となり、キャビティ15は凹凸
のないリング状に形成されろ。
次に、第2図口に示す第4段階で、第2のプラスチック
16を第2のプラスチック注入口9よりキャビティ15
に加熱溶融状態で注入し、これをキャビティ15内で冷
却固化する。該第2のプラスチック16も後に詳述する
が、例えば第1のプラスチック13と同一材料のアクリ
ル樹脂である。
16を第2のプラスチック注入口9よりキャビティ15
に加熱溶融状態で注入し、これをキャビティ15内で冷
却固化する。該第2のプラスチック16も後に詳述する
が、例えば第1のプラスチック13と同一材料のアクリ
ル樹脂である。
その後、可動を2を移動してパーティング面5を開き、
成形されたプラスチックレンズを取出す。
成形されたプラスチックレンズを取出す。
第3図はこのようにして成形されたプラスチックレンズ
の側面図であり、17はレンズ有効径部、18はソバ、
19は第1のプラスチック130ランナ・ゲ−)、20
は第2のプラスチック16のランナ・ゲートである。
の側面図であり、17はレンズ有効径部、18はソバ、
19は第1のプラスチック130ランナ・ゲ−)、20
は第2のプラスチック16のランナ・ゲートである。
この第3図において、レンズ有効径部17は、低圧で面
賦形されるため高精度に仕上げられる。
賦形されるため高精度に仕上げられる。
また、ツバ18は、圧縮工程時に第1のプラスチック1
3の外周部にはみ出した不安定形状部分を第2のプラス
チック16で包み込んでいろため、形状的に安定してお
り、しかも、スリーブ6に設けられた第1のプラスチッ
ク13注入用の切欠ぎ6aを閉塞部材11で埋め込んだ
状態にて成形されるため、余計な突起がなく、平面度も
高精度に仕上げられる。従って、従来技術では必要とさ
れていた外径仕上げが不要となり、単に、既知の仕上げ
法によって両ランナ・ゲート19.20を取除くだけで
、高精度なプラスチックレンズが得、うれる。
3の外周部にはみ出した不安定形状部分を第2のプラス
チック16で包み込んでいろため、形状的に安定してお
り、しかも、スリーブ6に設けられた第1のプラスチッ
ク13注入用の切欠ぎ6aを閉塞部材11で埋め込んだ
状態にて成形されるため、余計な突起がなく、平面度も
高精度に仕上げられる。従って、従来技術では必要とさ
れていた外径仕上げが不要となり、単に、既知の仕上げ
法によって両ランナ・ゲート19.20を取除くだけで
、高精度なプラスチックレンズが得、うれる。
なお、かかるプラスチックレンズを鏡筒に組込む場合は
、例えば鏡筒の受部と間隔環(いずれも図示せず)とに
より、精度良く仕上げられたツバ18を挟圧保持すれば
良く、これにより、光学特性にすぐれた組レンズを提供
できろ。
、例えば鏡筒の受部と間隔環(いずれも図示せず)とに
より、精度良く仕上げられたツバ18を挟圧保持すれば
良く、これにより、光学特性にすぐれた組レンズを提供
できろ。
次に、前述した第1及び第2のプラスチック13.16
の材料について説明する。
の材料について説明する。
第1のプラスチック13は、成形されたレンズの光学性
能に直接影響を及ぼす部分であり、そのため透明材料で
なければならず、例えばポリメチルメタクリレート、ポ
リメチルアクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポ
リシクロヘキシルアクリレートなどのアクリレートまた
はメタクリレート、ポリスチレン、ポリαメチルスチレ
ンなどのスチレン系樹脂、ポリメチルペンテン、ポリカ
ーボネートなどを単独に、またはこれらを共重合した材
料が用いられる。
能に直接影響を及ぼす部分であり、そのため透明材料で
なければならず、例えばポリメチルメタクリレート、ポ
リメチルアクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポ
リシクロヘキシルアクリレートなどのアクリレートまた
はメタクリレート、ポリスチレン、ポリαメチルスチレ
ンなどのスチレン系樹脂、ポリメチルペンテン、ポリカ
ーボネートなどを単独に、またはこれらを共重合した材
料が用いられる。
第2のプラスチック16は、第1のプラスチック13と
同一材料であっても異種の材料であっても良いが、その
選定に坐っては、熱膨張係数が第1のプラスチック13
と同程度であることが望ましい。すなわち、レンズ有効
径部17を構成する第1のプラスチック13とツバ18
を構成する第2のプラスチック16とに著しい熱膨張率
差があると、成形後のプラスチックレンズが温度変化し
た際に応力が発生し、レンズの面精度が劣化するからで
ある。実験的には、直径が20〜50mmの凸レンズの
場合、両者の熱膨張率差が3X、10−’/℃程度以内
であれば良いことがわかっている。
同一材料であっても異種の材料であっても良いが、その
選定に坐っては、熱膨張係数が第1のプラスチック13
と同程度であることが望ましい。すなわち、レンズ有効
径部17を構成する第1のプラスチック13とツバ18
を構成する第2のプラスチック16とに著しい熱膨張率
差があると、成形後のプラスチックレンズが温度変化し
た際に応力が発生し、レンズの面精度が劣化するからで
ある。実験的には、直径が20〜50mmの凸レンズの
場合、両者の熱膨張率差が3X、10−’/℃程度以内
であれば良いことがわかっている。
なお、本発明に係る製造方法及び製造装置によって成形
されたプラスチックレンズは、前述のように、レンズ有
効径部17の全面にわたって高精度が得られるため、レ
ンズ面を墨付けする必要はないが、透明なプラスチック
材料によりツバ18を成形すると、迷光の原因となって
レンズの光学性能が劣化(コントラストの低下)する場
合がある。このような場合は、第2のプラスチック16
として遮光性のある材料、例えば、カーボンブラックを
0.5 %程度配合したアクリル樹脂を使用すれば良い
。
されたプラスチックレンズは、前述のように、レンズ有
効径部17の全面にわたって高精度が得られるため、レ
ンズ面を墨付けする必要はないが、透明なプラスチック
材料によりツバ18を成形すると、迷光の原因となって
レンズの光学性能が劣化(コントラストの低下)する場
合がある。このような場合は、第2のプラスチック16
として遮光性のある材料、例えば、カーボンブラックを
0.5 %程度配合したアクリル樹脂を使用すれば良い
。
また、第2のプラスチック16を注入する際、第1のプ
ラスチック13がまだ比較的高温にある状態の方が両者
の界面の接着上都合が良い。すなわち、注入時の第2の
プラスチック16の温度が第1のプラスチック13に比
べて高すぎると、先に固化している第1のプラスチック
13が第2′のプラスチック16により軟化せしめられ
、それによって局部的に応力が発生する場合かある。こ
のような場合は、第2のプラスチック16の熱変形温度
が第1のプラスチック13のそれよりも低い材料を選定
すれば良い。これは、同じ材料、例えばポリカーボネー
トで分子量の高いグレードと低いグレードとで組合せて
も良いし、あるいは、ポリメチルメタクリレートとポリ
スチレンのように異種材料としても良い。
ラスチック13がまだ比較的高温にある状態の方が両者
の界面の接着上都合が良い。すなわち、注入時の第2の
プラスチック16の温度が第1のプラスチック13に比
べて高すぎると、先に固化している第1のプラスチック
13が第2′のプラスチック16により軟化せしめられ
、それによって局部的に応力が発生する場合かある。こ
のような場合は、第2のプラスチック16の熱変形温度
が第1のプラスチック13のそれよりも低い材料を選定
すれば良い。これは、同じ材料、例えばポリカーボネー
トで分子量の高いグレードと低いグレードとで組合せて
も良いし、あるいは、ポリメチルメタクリレートとポリ
スチレンのように異種材料としても良い。
さらに、第1のプラスチック注入口8と第2のプラスチ
ック注入口9とは、レンズの光軸を介して相対向する位
置、すなわち、180度の対向位置に設けろのが良い。
ック注入口9とは、レンズの光軸を介して相対向する位
置、すなわち、180度の対向位置に設けろのが良い。
これは、先に説明した第2図口の第4段階において、第
2のプラスチック16をツバ形成用のキャビティ15に
注入した際、加熱溶融状態にある第2のプラスチック1
6がキャビティ15内で2方向に分岐した後、合流して
ウェルドが発生するためである。
2のプラスチック16をツバ形成用のキャビティ15に
注入した際、加熱溶融状態にある第2のプラスチック1
6がキャビティ15内で2方向に分岐した後、合流して
ウェルドが発生するためである。
第4図はこの時の状態を説明するための平面図であり、
21は第2のプラスチック16の流動を、22は発生し
たウェルドをそれぞれ示している。
21は第2のプラスチック16の流動を、22は発生し
たウェルドをそれぞれ示している。
この第4図に示すように、第1のプラスチック注入口8
と第2のプラスチック注入口9とが上記位置関係にあれ
ば、ウェルド220発生位置が第1のプラスチック注入
口8と一致するため、第1のプラスチック注入口8より
容易にガス抜けができ、それによってウェルド22の発
生を僅かに抑えることができる。
と第2のプラスチック注入口9とが上記位置関係にあれ
ば、ウェルド220発生位置が第1のプラスチック注入
口8と一致するため、第1のプラスチック注入口8より
容易にガス抜けができ、それによってウェルド22の発
生を僅かに抑えることができる。
なお、上記実施例においては、一方の入駒3のみVC!
lEM装置を連結したものについて説明したが、両方の
入駒3.4に王縮装詮を連結しても良い。
lEM装置を連結したものについて説明したが、両方の
入駒3.4に王縮装詮を連結しても良い。
また、上記実施例では両入駒3.4を包囲す°る一対の
スリーブ&、7を設け、両スリーブ6.7が後退するこ
とによりツバ形成用のキャピテイ15を形成するものに
ついて説明したが、スリーブは必ずしも2個°なくても
1個だけでも良く、1つのスリーブ6または7が後退す
ることによってもキャビティ15を形成することができ
る。
スリーブ&、7を設け、両スリーブ6.7が後退するこ
とによりツバ形成用のキャピテイ15を形成するものに
ついて説明したが、スリーブは必ずしも2個°なくても
1個だけでも良く、1つのスリーブ6または7が後退す
ることによってもキャビティ15を形成することができ
る。
以上説明したように、本発明によれば、レンズ有効径の
径外部分にツバを有するプラスチックレンズを高精度に
成形でき、しかも、煩雑な外径仕上げを省略できろもの
であって、上記従来技術の欠点を除いてすぐれた機能の
プラスチックレンズの製造方法及びその装置を提供する
ことができる。
径外部分にツバを有するプラスチックレンズを高精度に
成形でき、しかも、煩雑な外径仕上げを省略できろもの
であって、上記従来技術の欠点を除いてすぐれた機能の
プラスチックレンズの製造方法及びその装置を提供する
ことができる。
第1図は本発明によるプラスチックレンズの製造装置の
一実施例を示す要部断面図、第2囚人。 (ロ)、(09口は第1図に示す製造装置を用いたプラ
スチックレンズの成形工程を説明する要部断面図、M3
図は本発明により成形したプラスチックレンズの側面図
、第4図は第2のプラスチックの注入状態を説明する平
置図である。 3.4・・・・・・入駒、5・・・・・・パーティング
面、6゜7・・・・・・スリーブ、6a・・・・・・切
欠き、8・・・・・・第1のプラスチック注入口、9・
・・・・・第2のプラスチック注入口、10・・・・・
・キャビティ、11・・・・・・閉塞部材、12・・・
・・・ばね、13・・・・・・第1のプラスチック、1
4・・・・・・2M、15・・・・・・ソバ形成用キャ
ビティ、16・・・・・・第2のプラスチック。 第1図 第2図 2rIA tJ3図 !ア 第4図
一実施例を示す要部断面図、第2囚人。 (ロ)、(09口は第1図に示す製造装置を用いたプラ
スチックレンズの成形工程を説明する要部断面図、M3
図は本発明により成形したプラスチックレンズの側面図
、第4図は第2のプラスチックの注入状態を説明する平
置図である。 3.4・・・・・・入駒、5・・・・・・パーティング
面、6゜7・・・・・・スリーブ、6a・・・・・・切
欠き、8・・・・・・第1のプラスチック注入口、9・
・・・・・第2のプラスチック注入口、10・・・・・
・キャビティ、11・・・・・・閉塞部材、12・・・
・・・ばね、13・・・・・・第1のプラスチック、1
4・・・・・・2M、15・・・・・・ソバ形成用キャ
ビティ、16・・・・・・第2のプラスチック。 第1図 第2図 2rIA tJ3図 !ア 第4図
Claims (3)
- (1)成形金型内に射出された溶融状態のプラスチック
を圧縮することによりプラスチックレンズを成形する方
法において、パーティング面を介して対向する一対のレ
ンズ面形成用入駒と、少なくとも一方の入駒を包囲する
スリーブとによって形成されたキャビティに、第1のプ
ラスチックを加熱溶融状態で注入し、しかる後、前記ス
リーブをパーティング面より僅かに後退させるとともに
、前記入駒を加圧前進させて前記第1のプラスチックを
押圧しつつ冷却固化し、その後、前記スリーブをパーテ
ィング面よりさらに後退させて前記第1のプラスチック
の径外部分に新たなキャビティを形成し、該キャビティ
に第2のプラスチックを加熱溶融状態で注入し、これを
冷却固化してレンズ有効径の径外部分にツバを備えたプ
ラスチックレンズを成形することを特徴とするプラスチ
ックレンズの製造方法。 - (2)成形金型内に射出された溶融状態のプラスチック
を圧縮することによりプラスチックレンズを成形する装
置において、パーティング面を介して対向する一対のレ
ンズ面形成用入駒と、該入駒を前進させる加圧手段と、
前記両入駒のうちの少なくとも一方の入駒を包囲するス
リーブと、該スリーブをパーティング面より後退させる
手段と、前記両入駒と前記スリーブとによって形成され
るキャビティに溶融状態のプラスチックを供給する第1
のプラスチック注入口と、前記スリーブの後退によって
形成されるキャビティに溶融状態のプラスチックを供給
する第2のプラスチック注入口とを備えたことを特徴と
するプラスチックレンズの製造装置。 - (3)特許請求の範囲第(2)項において、前記第1の
プラスチック注入口と前記第2のプラスチック注入口と
が、レンズの光軸を介して相対向していることを特徴と
するプラスチックレンズの製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19778784A JPS6176354A (ja) | 1984-09-22 | 1984-09-22 | プラスチツクレンズの製造方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19778784A JPS6176354A (ja) | 1984-09-22 | 1984-09-22 | プラスチツクレンズの製造方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6176354A true JPS6176354A (ja) | 1986-04-18 |
Family
ID=16380342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19778784A Pending JPS6176354A (ja) | 1984-09-22 | 1984-09-22 | プラスチツクレンズの製造方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6176354A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012153039A (ja) * | 2011-01-27 | 2012-08-16 | Maxell Finetech Ltd | 射出成形金型、射出成形方法およびレンズ |
JP5699247B2 (ja) * | 2012-03-29 | 2015-04-08 | 富士フイルム株式会社 | 光学素子の製造方法 |
-
1984
- 1984-09-22 JP JP19778784A patent/JPS6176354A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012153039A (ja) * | 2011-01-27 | 2012-08-16 | Maxell Finetech Ltd | 射出成形金型、射出成形方法およびレンズ |
JP5699247B2 (ja) * | 2012-03-29 | 2015-04-08 | 富士フイルム株式会社 | 光学素子の製造方法 |
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