JPS6175300A - ブラスト用ペレット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、特に限定されろものではないが核物質取り扱
い施設等から発生する汚染廃棄物の表面研暦による除染
に好適なブラスト材に関し、更に詳しくは、ドライアイ
スや氷の粒状物に各種の微細なサンドブラスト用１ｉ１
Ｆ磨材を組み合わせてなるブラスト用ペレットに関する
ものである。

［従来の技術１ 原子力関連分野においては、核物質取り扱い施設等から
発生する汚染廃棄物の除染技術が極めて重要視されてい
る。効率の良い除染技術が確立されれば、高汚染の廃棄
物を低レベルまで除染してその後の取り扱いを容易にす
ることができろし、汚染された資材あるいは設備等を除
染して有効再利用することができ、核汚染廃棄物量を低
減できるからである。

従来、核物質に汚染された設備や部材等の除染技術とし
ては、アルコールや洗剤等を用いる洗１′ｐ法の他、渇
水を高速で噴射する温水しｒ、　ｙト法、珪砂やアルミ
ナあるいは鉄粉等の＠磨材を圧縮空気で吹き付けて表面
＋ｉＦＦ磨するサンドブラスト法、あるいはそれら研出
材の代わりに粉砕された粒状の氷を用いるアイスブラス
ト法等が用いられてきた。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしこれらの方法は、除染後の二次廃棄物（洗浄剤、
５１Ｆ磨材、水＠）の発生量が多く、そのため二次廃棄
物の処理設備が必要となり、処理コストが高くなる上に
処理設備の設置スペースも必要となる等の大きな欠点を
有していた。

特に洗浄法による除染作業の場合には、多くの作業人員
が必要で作業時間も長くかかる欠点があった。またアイ
スブラスト法の場合には二次廃棄物が液体であるため比
較的取り扱いやすいという利点があるものの、プラス１
−材である氷粒がサンドブラスト材に比べて比重が小さ
く硬度も低いことから除染効果が低く、ブラスト材の消
費量も多くなる等、除染性能の面で問題が大きかった。

本発明の目的は、上記のような従来技術の欠点を解消し
、除染効率が高く、かつ二次廃棄物の発生量を大幅に低
減させることができ、それによって除染に要する人員や
時間を著しく低減させろことができるような新らしいブ
ラスト用ペレットを提供することにある。

［問題点を解決するための手段］ 上記のような目的を達成するこのできる本発明は、適当
な粒度に調整されたドライアイスあるいは氷の粒状物を
主素材とし、それに珪砂、アルミナ粉、鉄粉等の微細な
各種サンドブラスト用１ｊＴ１１５材を結合一体化させ
た構造のブラスト用ペレットである。よりＪ（体的な好
ましい実施態様としては、例えば主素材である粒状物中
にサンドブラスト用研磨材を均一に混入させたり、あろ
い＋：ｔ　ｉｉｌ記粒記動状物面に研磨材を付着させた
如＞構成がある。

［作用］ このような構造のブラスト用ペレットは、従来のアイス
ブラスト材と同様の装置で同様に使用することができる
。そしてこのブラスト用ペレットは、ドライアイス単体
もしくは氷単体とは違って、それらに＠磨材が加えられ
ているため、比重が大きくなり硬度も高くなるため、高
い除染性能を発現させることができる。

特に主素材としてドライアイスを用いた場合には、それ
が除染直後に気化してしまうため二次廃棄物の発生量を
橿めて少なく抑さえることが可能となる。

［実施例］ 以下、図面に基づき本発明について更に詳しく説明する
。第１図は本発明に係るブラスト用ペレットの一実施例
を示す拡大説明図であり、研磨材内蔵型の場合の例であ
る。このブラスト用ペレットｌは、主素材であるドライ
アイスまたは氷の粒状物２の内部にサンドブラスト用研
磨材３をほぼ均一に分散混入させた構造のものである。

ここで用いるＶＦ磨材３は、特に限定されるものではな
いが、珪砂、アルミナ粉、鉄粉等、従来サンドブラスト
用研磨材として用いられているものであってよい。硬度
が高く比重の大きい粉末ならば、それ以外のものも利用
できる。また主素材であるドライアイスや氷の粒状物２
および研磨材３の粒度は、除染対象物の構造や材質、汚
染状況等に応じて適宜決定すればよい。

このような研磨材内蔵型のブラスト用ペレット１は次の
ようにして製造することができる。

主素材がドライアイスの場合には、通常のドライアイス
製造工程に混合機を付加させるだけの簡単な方法で実施
できろ。まず二酸化炭素を圧縮液化し一部気化させて雪
状の固体にする。次に、その固体にＦｉＦ磨材を加えて
ｆｆｌ＃混合し、プレスによって成形Ｌ７た後、必要な
粒度に粉砕すればよい。また主素材が氷の場合には、ま
ず水を噴霧冷却して雪状の氷とし、それに研磨材を加え
て攪拌ｆｉＡ合した後、成形し、必要に応じて水を添加
して冷却する。そしてこの冷却物を適当な粒度に粉砕す
ればよいのである。

第２図は本発明に係るブラスト用ペレットの他の実施例
を示す拡大説明図であり、５ＦＦβ材被覆型の場合の例
である。このブラスト用ペレット５は、同じく主素材で
あるドライアイスまたは氷の粒状物６゛の表面に、サン
ドブラスト用研磨材７を付着固定させてなるものである
。研磨材７の材質や粒度等は前記の実施例の場合と同様
、除染対象に応じて適宜決定すればよい。

このようなブラスト用ペレットは、通常のドライアイス
製造プロセスや製氷プロセスによって得られた固体を適
当な粒度に粉砕した後、研磨材を加えて攪拌混合するこ
とによって容易に製造することができろ。

さて、本発明に係るブラスト用ペレットは、従来のアイ
スブラスト法と同様の装置、方法で使用できる。ここで
主素材がドライアイスの場合に（よ、処理後直ちに気化
するため二次廃棄物の発生量は極めて少ないという大き
な特徴がある。またドライアイスは通常の氷より比重が
大きく、更にサンドブラスト用＋ｉ１ｆ＋￥５材と組み
合わせてペレット化したことにより、硬度もドライアイ
ス単体よりは硬くなり、比重も大きくなることから、除
染効率は著しく増大することになる。主素材が氷の場合
でも、サンドブラスト用研磨材を含へでいるため通常の
アイスブラスト材より比重が太き（なり硬度も高くなる
ので、除染効果が上がり、ブラスト用ペレットの消費量
は少なくて済む。なおこの場合、除染作業における二次
廃棄物Ｃよ主として液体であり、固体廃棄物は極く少１
であるから、５！棄物処理は比較的容易である。

Ｅ発明の効果］ 本発明は上記のように、主素材であるドライアイスある
いＣよ氷の粒状物とそれよりもｆＲＩＩＩＩＥなサンド
ブラスト用研ＦＭ材とを結合一体化したペレットである
から、そわぞれ主素材単体の場合よりも比重が大きくか
つ硬度が高くなり、その結果、除染性能が大幅に向上し
、除染作業に要する人員や時間を大幅に低減することが
できるという点で甚だ優れた効果を有するものである。

特に主素材としてドライアイスを用いた場合には、除染
直後に気化してしまうため二次ｒＪａｍ物の発生が極め
て少なく、廃棄物処理は極めて容易となる。また主素材
として氷を用いた場合でも、除染作業における二次廃棄
物は主として液体廃棄物であるためその処理は比較的容
易である。

このようなブラスト用ペレットを用いることによって、
セルあるいｌｅｔ　ａホール等の内部で行われる核燃料
物質等で汚染された金属やプラスチック類の除染作業、
あるいは廃炉の際の表面汚染部材の除染作業等を短時間
で効率よく行うことができるし、またプルトニウムやウ
ラン等で汚染されたグローブボックス内部の除染によっ
てその再利用を図ることができる等の利点が生じる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るブラスト用ペレットの一実施例を
示す拡大説明図、第２図は本発明に係るブラスト用ペレ
ットの他の実施例を示す拡大説明図である。 １．５−ブラスト用ペレット、２．６　ドライアイスま
たは氷の粒状物、３，７−サンドブラスト用研磨材。 特許出願人　　動力炉・核燃料開発事業団代　　理　　
人　　　　　茂　　　見　　　　　積第１図 第２図 ドライアイスまたは氷の粒状物

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、主素材となるドライアイスまたは氷の粒状物と、そ
   れよりも微細なサンドブラスト用研磨材とを結合一体化
   させてなるブラスト用ペレット。