JPS6172605A - 潤滑性を有する窒化硼素の製造方法 - Google Patents

潤滑性を有する窒化硼素の製造方法

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JPS6172605A
JPS6172605A JP19177784A JP19177784A JPS6172605A JP S6172605 A JPS6172605 A JP S6172605A JP 19177784 A JP19177784 A JP 19177784A JP 19177784 A JP19177784 A JP 19177784A JP S6172605 A JPS6172605 A JP S6172605A
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JP
Japan
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lubricity
boron nitride
powder
heat
heat treatment
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Takahisa Koshida
孝久 越田
Takeshi Ogasawara
小笠原 武司
Kimiaki Sasaki
王明 佐々木
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JFE Steel Corp
JFE Refractories Corp
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Kawasaki Refractories Co Ltd
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、潤滑性を有する六方晶窒化硼素粉末の製造方
法に関する。さらに詳しくは4加圧処理と加熱処理を併
用することによって結晶子を成長させ、効果的に潤滑性
を有する窒化1alJを製造しようとするものである。
〔従来の技術〕
六方晶窒化硼素は白色の粉体で黒鉛と同様に大方晶の層
状構造であり、多種の特性を有している。特に熱伝導性
、電気絶縁性、耐食性、fI滑性、耐熱性、機械加工性
などについては優れており、これらの性質を生かして多
岐用途にわたって用いられている。粉体としての用途に
はプラスチック添加剤、41滑剤なとがあり、成形体お
よび複合材としては治具、電気絶縁材、型材などの用途
がある。
粉体として用途の広い潤滑剤として、窒化硼素(以下B
Nという)を利用するためには、結晶を発達させて六方
晶の層状構造を規則的にする必要がある。
このとき潤滑性の判断基準としては。
■ 斎藤肇、潮真澄= r六方晶窒化硼素の合成に関す
る研究J窯業協会誌77 (5)1969(υ 7振炭
素材料117委員会資料 に示されているようなX線回折から求められるBN結晶
子の積み重なっている層の平均厚さく結晶粒1個の構成
層aX層間隔)を示すLcをもって判断することができ
る0例えば潤滑性の基準として、摩擦係数0.25以下
を潤滑性ありとすれば。
測定結果よりLcが700人であればBNは潤滑性を有
しているということができる。
結晶の発達したBNを製造する方法には、結晶の未発達
なりNにアルカリ土類金属を添加して結晶を発達させる
方法(特公昭44−12017)、硼酸ナトリウム、硼
酸カリウムを添加する方法(特公昭48−5689)、
硼酸マグネシウムを添加する方法(特公昭44−169
7)、硼酸リチウムを添加する方法(51−13119
)などが知られている。
またホットプレスによりLcを成長させる方法(特公昭
49−37093)も公知である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来のアルカリ土類金属や硼酸塩を添加する方法で
は、熱処理した後BN以外の添加物を酸で除去するか、
またはアルカリ金属のように蒸気圧の高いものは蒸発さ
せてBNと分離する方法がとられる。
酸処理する方法は、結晶化の進んだBNが木に濡れにく
いことなどにより不純物の完全除去が難しい、また酸処
理の工程によりプロセスが複雑になるなどの欠点がある
アルカリ金属を蒸発させて除去する方法では、蒸発した
アルカリ金属が冷却部に析出して、加熱炉炉壁や反応容
器と反応するなどの欠点があるため、蒸発生成物と反応
しない材質を使用するなどの特別な処置方法が必要とな
る。さらに洗浄広発などの方法によっても添加物を完全
に除去するのは難しいなどの欠点がある。
また、ホットプレスによりLcを成長させる方法は、加
圧装置の大きさに制約を受けるため生産コストと生産量
の点で問題があった。
本発明はこれらの従来の方法と根本的に異なり、結晶が
未発達で潤滑性を有しないBN粉末を加圧成形して充l
17I密度を高めた後、加熱処理することにより結晶子
の成長を制御しようとするものである。
また各種条件の実験を行った結果、CIP(コールドア
イソスタチックプレス)(静水圧プレス)などにより低
温で成形して密度を向上させた試料を熱処理することに
よってホットプレスによる方法と同程度の効果を期待で
きた。このようにして加圧装置の制約などを受けず低コ
ストで高潤滑性のBNを製造できる技術を開発した。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本発明は、潤滑性を有さない窄
化硼素粉末を充填密度がO,B g / c rri’
以上の成形体とし、非酸化性雰囲気中で1200〜18
50℃の温度で熱処理した後、この成形体を粉砕するこ
とを特徴とする。
BNは六方晶の層状構造をもち、幀片状である。このた
め結晶子の大きさLcを大きくするには、充填密度を高
める操作などにより、できるだけ鱗片同士を接触させた
方が結晶の成長が著しい。
本発明者らは従来のアルカリ金属、アルカリ土類金属の
化合物などによって結晶を成長させる方法が、不純物の
混合などの欠点を有しているために、これに代る方法に
ついて鋭意工夫を重ねている中で、結晶の層方向への成
長のためにはできるだけ粒子同士を接触させることが好
ましいのではないかという考えに到達した。さらに粒子
をいかに最適な条件で接触させるかについて検討を重ね
た結果1粒子が未成長で粒子が小さいものほど。
結晶の粒成長を促進するには適していることを見出した
。それらの結果を第1図に示した。Lcが500λ以下
の粒子の方が同一の条件で熱処理した場合には、結晶子
の成長には好ましいことが明らかになった。充填密度の
効果を明らかにする目的で、充填高度の異なる成形体を
加熱処理した(第1法)結果を第2図に示すが、第2図
から明らかなように充ft″tB度を0.8 g / 
c m″以上すれば結晶子の成長に効果的である。なお
1通常、無加圧充填における充填高度は0.2〜0.3
 g / c m’程度になる。さらに結晶化を進める
ためには第2図に示すように自己焼結性の乏しいBN粉
末を熱処理中も加圧(第2法)すればさらに効果的であ
った。
Lcを効果的に成長させるにはBN粉末原料のLcが小
さい方が好ましいが、BN合成条件からLcが小さいと
純度が低く、例えばLcが25人程度では純度が90%
程度である。この粉末を熱処理した場合、不純物は大部
分が8203であるために溶融状態で存在しており、結
晶子の成長に加えて純度も同時に向上させるには充填密
度をあまり上げない方が好ましい、それ故、充填は粉状
、塊状によらず無力U圧状7gで熱処理を行い、純度が
94%以上になったところで加圧して結晶の1!、&を
行わせる2段階処理方法(第3法)についても検討した
結果、前記第2法よりもLcの大きさは若干低いが高純
度のものが得られた。これらの三方法について比較した
結果を第1表に示す。
さらに高純度品をつくるためには前記プロセスを減圧下
で行った方が不純物として存在しているB2O3を除去
するには極めて効果的であった。
処理温度については、前記第1法の代表的な製造法で製
造された、Lc=78人で純度91%のBN粉末の熱処
理を行ったところ、1200℃でLcは700人を越え
る。また1850℃以上にすると焼結体となり、さらに
強力な粉砕が必要になる。前記:rSZ法1第1第3法
れば:jSl法と異なり、Lcは温度の上昇とともに成
長していりた。このように#に適の熱処理温度は120
0〜1850℃であった。
〔実施例〕
硼砂1kgと尿J2kgを混合してアンモニア雰囲気中
で900℃×2時間処理した後水洗してナトリウム成分
を除去した生成物(BN純度91.3.Lc=93A)
を、冷却後粉砕し。
CIF (コールドアイソスタチックプレス)により充
填密度1.5 g / cゴになるように加圧成形し、
N2雰囲気のタングステン抵抗炉により、アルミするつ
ぼを使用して1600°Cで1時間加熱処理したところ
、高潤滑性を有する生成物が得られた、このときのBN
の純度は96.1%、Lcは845人であった。
比較例として、同一の試料を充填密度0.3g/Cmゝ
になるようにアルミするつぼに充填し、上記実施例と同
一の条件で焼成したが、得られたBNは純度97.5%
でLcは405人であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は原料窒化硼素の結晶子の大きさと熱処理後の結
晶子の大きさとの関係を示すグラフ、第2図は充填密度
と熱処理後の結晶子の大きさとの関係を示すグラフであ
る・

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 潤滑性を有さない窒化硼素粉末を充填密度が0.8
    g/cm^2以上の成形体とし、非酸化性雰囲気中で1
    200〜1850℃の温度で熱処理した後、この成形体
    を粉砕することを特徴とする潤滑性を有する窒化硼素粉
    末の製造方法。 2 減圧下の非酸化性雰囲気中において熱処理すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の製造方法。
JP19177784A 1984-09-14 1984-09-14 潤滑性を有する窒化硼素の製造方法 Granted JPS6172605A (ja)

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JP19177784A JPS6172605A (ja) 1984-09-14 1984-09-14 潤滑性を有する窒化硼素の製造方法

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JPS6172605A true JPS6172605A (ja) 1986-04-14
JPH0463005B2 JPH0463005B2 (ja) 1992-10-08

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ID=16280358

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001508019A (ja) * 1997-11-12 2001-06-19 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 窒化ホウ素パッキング成形体
JPWO2016092951A1 (ja) * 2014-12-08 2017-04-27 昭和電工株式会社 六方晶窒化ホウ素粉末、その製造方法、樹脂組成物及び樹脂シート
JPWO2016092952A1 (ja) * 2014-12-08 2017-04-27 昭和電工株式会社 六方晶窒化ホウ素粉末、その製造方法、樹脂組成物及び樹脂シート

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JPWO2016092951A1 (ja) * 2014-12-08 2017-04-27 昭和電工株式会社 六方晶窒化ホウ素粉末、その製造方法、樹脂組成物及び樹脂シート
JPWO2016092952A1 (ja) * 2014-12-08 2017-04-27 昭和電工株式会社 六方晶窒化ホウ素粉末、その製造方法、樹脂組成物及び樹脂シート

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