JPS6325216A - 酸化ホウ素の製法 - Google Patents
酸化ホウ素の製法Info
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- JPS6325216A JPS6325216A JP62176066A JP17606687A JPS6325216A JP S6325216 A JPS6325216 A JP S6325216A JP 62176066 A JP62176066 A JP 62176066A JP 17606687 A JP17606687 A JP 17606687A JP S6325216 A JPS6325216 A JP S6325216A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B35/00—Boron; Compounds thereof
- C01B35/08—Compounds containing boron and nitrogen, phosphorus, oxygen, sulfur, selenium or tellurium
- C01B35/10—Compounds containing boron and oxygen
- C01B35/1027—Oxides
- C01B35/1036—Boric anhydride
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Luminescent Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
法の改良に係る。
酸化ホウ素は、産業上有用な生成物、特にガラス、セラ
ミック及びエナメルの分野で有用な生成物である。
ミック及びエナメルの分野で有用な生成物である。
ホウ酸を、この酸が完全に脱水される温度に加熱するこ
とによって酸化ホウ素を調製できることは公知である。
とによって酸化ホウ素を調製できることは公知である。
これら公知の方法のいくつかのものによれば、脱水は、
大気圧下、5 5 0 ’Cを越える温度で行なわれて
いる。これら条件下では、ホウ酸はその化合水を完全に
失い、溶融した酸化ホウ素に変化する。この溶融酸化ホ
ウ素は、冷却する際、硬(、緻密な固状物質を生成する
。
大気圧下、5 5 0 ’Cを越える温度で行なわれて
いる。これら条件下では、ホウ酸はその化合水を完全に
失い、溶融した酸化ホウ素に変化する。この溶融酸化ホ
ウ素は、冷却する際、硬(、緻密な固状物質を生成する
。
かかる操作法の問題点の1つは、得られた酸化ホウ素に
不純物が存在すること却呻(これらはホウ酸の脱水に使
用した金属製装置の腐食によって生ずるものである)で
ある。
不純物が存在すること却呻(これらはホウ酸の脱水に使
用した金属製装置の腐食によって生ずるものである)で
ある。
このため、耐火物、特にグラファイト及びシリカを張合
せた反応器を使用することが提案された。
せた反応器を使用することが提案された。
しかしながら、この方法も、コスト高であるだけでなく
、他の欠点を有する。たとえば、グラファイトを張合せ
たものでは、張合せ材料の摩耗を生じて、生成する酸化
ホウ素の汚染を生ずる。これに対し、シリカを張合せた
ものでは、反応器の壁に固状の酸化ホウ素が強力に付着
し、その除去及び回収が困難である。
、他の欠点を有する。たとえば、グラファイトを張合せ
たものでは、張合せ材料の摩耗を生じて、生成する酸化
ホウ素の汚染を生ずる。これに対し、シリカを張合せた
ものでは、反応器の壁に固状の酸化ホウ素が強力に付着
し、その除去及び回収が困難である。
上述の公知法の他の欠点は、得られる酸化ホウ素の形態
に係るもので、酸化ホウ素は固く、緻密で固状の生成物
(外見上、均一でない)として得られ、従って市販する
ためには、高価なりラッシング、粉砕及び均質化の各操
作が必要となる。
に係るもので、酸化ホウ素は固く、緻密で固状の生成物
(外見上、均一でない)として得られ、従って市販する
ためには、高価なりラッシング、粉砕及び均質化の各操
作が必要となる。
これらの欠点はイタリー国特許第467.440号の方
法によって部分的に解消されている。この方法によれば
、ホウ酸を大気圧以下の圧力において、250℃程度の
温度で脱水することによって酸化ホウ素が得られる。こ
れらの条件下では、装置の腐食は低減され、これにより
、改善された純度を有する酸化ホウ素が得られる。さら
に、かかる酸化ホウ素の形態特性も改善されており、軽
く、スポンジ状の砕けやすい物質の形状を有している。
法によって部分的に解消されている。この方法によれば
、ホウ酸を大気圧以下の圧力において、250℃程度の
温度で脱水することによって酸化ホウ素が得られる。こ
れらの条件下では、装置の腐食は低減され、これにより
、改善された純度を有する酸化ホウ素が得られる。さら
に、かかる酸化ホウ素の形態特性も改善されており、軽
く、スポンジ状の砕けやすい物質の形状を有している。
このようなイタリー国特許の方法によってもなお満足で
きる程度に解消されない1つの欠点は、酸化ホウ素の付
着の問題であり、ホウ酸の脱水に使用した装置から酸化
ホウ素を除去することは必ずしも簡単ではない。
きる程度に解消されない1つの欠点は、酸化ホウ素の付
着の問題であり、ホウ酸の脱水に使用した装置から酸化
ホウ素を除去することは必ずしも簡単ではない。
本発明の目的は、高純度レベルで非常に優れた形態特性
を有する酸化ホウ素を生成しうる方法(付着を生じない
又は実質的に生じない条件下でホウ酸を脱水することを
特徴とする)によって、公知技術の欠点を解消すること
にある。
を有する酸化ホウ素を生成しうる方法(付着を生じない
又は実質的に生じない条件下でホウ酸を脱水することを
特徴とする)によって、公知技術の欠点を解消すること
にある。
さらに詳細には、本発明によれば、(a)大気圧以下の
圧力において、温度を約150℃を越えない値まで上昇
させながら、融解を生ずることなく又は実質的に生ずる
ことなくホウ酸を徐々に加熱して、ホウ酸が完全に又は
実質的に完全にメタホウ酸に変化するまで水を除去し、
(b)大気圧以下の圧力において、温度を約400℃を
越えない値まで上昇させながら、融解を生ずることなく
又は実質的に生ずることなく前記工程(a)で得られた
メタホウ酸を徐々に加熱して、メタホウ酸が完全に又は
実質的に完全に酸化ホウ素に変化するまで水を除去し、
(c)前記工程(b)で得られた酸化ホウ素を回収して
なる方法に従ってホウ酸を脱水することにより酸化ホウ
素が製造される。 本発明による方法は2つの連続する
工程を包含する。1つはホ彰」 つ酸(H,BO3)をメタホウ酸(HBO,)変化させ
る工程であり、他は、得られたメタホウ酸を酸化ホウ素
(Btoz)に変化さける工程である。さらに、これら
の工程では、温度を、反応混合物構成成分の部分的な融
解をも生じないように維持している。
圧力において、温度を約150℃を越えない値まで上昇
させながら、融解を生ずることなく又は実質的に生ずる
ことなくホウ酸を徐々に加熱して、ホウ酸が完全に又は
実質的に完全にメタホウ酸に変化するまで水を除去し、
(b)大気圧以下の圧力において、温度を約400℃を
越えない値まで上昇させながら、融解を生ずることなく
又は実質的に生ずることなく前記工程(a)で得られた
メタホウ酸を徐々に加熱して、メタホウ酸が完全に又は
実質的に完全に酸化ホウ素に変化するまで水を除去し、
(c)前記工程(b)で得られた酸化ホウ素を回収して
なる方法に従ってホウ酸を脱水することにより酸化ホウ
素が製造される。 本発明による方法は2つの連続する
工程を包含する。1つはホ彰」 つ酸(H,BO3)をメタホウ酸(HBO,)変化させ
る工程であり、他は、得られたメタホウ酸を酸化ホウ素
(Btoz)に変化さける工程である。さらに、これら
の工程では、温度を、反応混合物構成成分の部分的な融
解をも生じないように維持している。
工程(a)
第1反応工程において、ホウ酸を室温(20−25℃)
から約150℃を越えない最高温度、好ましくは約12
5℃を越えない温度まで徐々に加熱する。反応副生物と
して含有される水を除去するため、大気圧以下で操作を
行なう。水除去の良好な結果はホウ酸の脱水の間、たと
えば回転形反応器又は撹拌機を具備する反応器を使用す
ることによって、反応混合物を流動させておくことが好
ましい。
から約150℃を越えない最高温度、好ましくは約12
5℃を越えない温度まで徐々に加熱する。反応副生物と
して含有される水を除去するため、大気圧以下で操作を
行なう。水除去の良好な結果はホウ酸の脱水の間、たと
えば回転形反応器又は撹拌機を具備する反応器を使用す
ることによって、反応混合物を流動させておくことが好
ましい。
実際には、温度をかなり急速に115−125℃程度(
水の発生が盛んに起こる)まで上昇させることができる
。水の発生が静まったところで、温度をさらに上昇させ
る。ただし約150℃を越えてはならない。
水の発生が盛んに起こる)まで上昇させることができる
。水の発生が静まったところで、温度をさらに上昇させ
る。ただし約150℃を越えてはならない。
上記条件下で操作する場合、ホウ酸をメタホウ酸に変化
させるに要する時間は一般に1−2時間程度である。
させるに要する時間は一般に1−2時間程度である。
この反応段階では、ホウ酸(H3BO,)は必然的に斜
方晶系メタホウ酸(HBO2III) (rGmeli
nJ第13巻、p 137B)に変化する。
方晶系メタホウ酸(HBO2III) (rGmeli
nJ第13巻、p 137B)に変化する。
ホウ酸の融点(170−180’C)及び斜方晶系メタ
ホウ酸の融点(176℃)により、上述の条件下では、
本発明による第1反応工程を融解現象を実質的に生じな
いで実施しうる。
ホウ酸の融点(176℃)により、上述の条件下では、
本発明による第1反応工程を融解現象を実質的に生じな
いで実施しうる。
工程(b)
第2反応工程では前記工程(a)で得られた斜方晶系メ
タホウ酸を、約400℃を越えない最高温度、好ましく
は約250℃を越えない温度まで徐々に加熱する。
タホウ酸を、約400℃を越えない最高温度、好ましく
は約250℃を越えない温度まで徐々に加熱する。
反応副生物として含有される水を除去するため、操作を
大気圧以下の圧力で行なう。前記工程(a)と同様に、
圧力lOないし30voHgで操作を行なう際に良好な
水除去か達成されるが、この範囲外でも、なお有効な結
果が得られる。
大気圧以下の圧力で行なう。前記工程(a)と同様に、
圧力lOないし30voHgで操作を行なう際に良好な
水除去か達成されるが、この範囲外でも、なお有効な結
果が得られる。
メタホウ酸の脱水の間、たとえば回転形反応器又は撹拌
機を具備する反応器を使用することによって、反応混合
物を流動させておくことが好ましい。
機を具備する反応器を使用することによって、反応混合
物を流動させておくことが好ましい。
この反応工程において、斜方晶系メタホウ酸は必然的に
単斜晶系メタホウ酸()180tIl融点200℃)に
、ついで立方晶系メタホウ酸(HBO,I ;融点23
6°C)に、最後に酸化ホウ素に変化する。
単斜晶系メタホウ酸()180tIl融点200℃)に
、ついで立方晶系メタホウ酸(HBO,I ;融点23
6°C)に、最後に酸化ホウ素に変化する。
融解現象の発生を防止するため、本発明による方法の第
2工程では、温度をゆっくりとかつ徐々に約150℃か
ら200−210℃に上昇させる。この目的には、I−
5℃/20分程度の温度上昇速度が好適である。
2工程では、温度をゆっくりとかつ徐々に約150℃か
ら200−210℃に上昇させる。この目的には、I−
5℃/20分程度の温度上昇速度が好適である。
これらの条件下において、反応副生物として含有される
多量の水が放出される。この水の放出が治まり始めたと
ころで温度をかなり急速に最高値(約400℃を越えな
い)に上昇させる。好適な具体例では、温度を約250
℃を越えない値に上昇させる。
多量の水が放出される。この水の放出が治まり始めたと
ころで温度をかなり急速に最高値(約400℃を越えな
い)に上昇させる。好適な具体例では、温度を約250
℃を越えない値に上昇させる。
上述の条件下で操作を行なうことにより、酸化ホウ素は
、軽く、スポンジ状の砕けやすい物質の形状で得られ、
変質のために使用した装置の壁にわずかに付着するか、
又は全く付着しない。
、軽く、スポンジ状の砕けやすい物質の形状で得られ、
変質のために使用した装置の壁にわずかに付着するか、
又は全く付着しない。
このため、市販するに適する製品とするためには、簡単
な粉砕及び均質化の処理が必要となるだけである。
な粉砕及び均質化の処理が必要となるだけである。
このようにして得られた酸化ホウ素は、製造に使用した
装置の腐食により生ずる不純物を実質的に全く含有して
いない。
装置の腐食により生ずる不純物を実質的に全く含有して
いない。
本発明の方法は簡単であり、ステンレス鋼の如き普通の
材料で構成された簡単な装置を使用できる。
材料で構成された簡単な装置を使用できる。
最後に、本発明の方法は、それ自体ある種の応用分野で
有用なメタホウ酸を中間として生成しうる利点を有する
。
有用なメタホウ酸を中間として生成しうる利点を有する
。
次に実施例について述べるが、本発明の精神を限定する
ものではない。
ものではない。
実施例
結晶サイズ100ミクロン、純度99.9%の結晶性ホ
ウ酸を使用した。このホウ酸4.5に9を、撹拌機、冷
却器、透熱的流体を循環させるためのインタースペース
及び大気圧よりも低い圧力を生ずるための装置を具備す
るステンレス鋼製反応器に導入した。
ウ酸を使用した。このホウ酸4.5に9を、撹拌機、冷
却器、透熱的流体を循環させるためのインタースペース
及び大気圧よりも低い圧力を生ずるための装置を具備す
るステンレス鋼製反応器に導入した。
固状物をゆっくりと撹拌させながら、反応圧力を20v
nHgに低下させ、温度を30分で約115℃に上昇さ
けた。この温度で多量の水蒸気の発生が始まった。温度
を約1時間で徐々に140℃(この温度において水蒸気
の発生が実質的に静まる)に上昇させた。最後に、塊状
物を150°Cに加熱し、この温度で加熱を中止した。
nHgに低下させ、温度を30分で約115℃に上昇さ
けた。この温度で多量の水蒸気の発生が始まった。温度
を約1時間で徐々に140℃(この温度において水蒸気
の発生が実質的に静まる)に上昇させた。最後に、塊状
物を150°Cに加熱し、この温度で加熱を中止した。
反応器から斜方晶系メタホウ酸3150y (2用した
ホウ酸に対して収率98%)を回収した。このメタホウ
酸を、撹拌しながら、第1工程で使用したこった(20
5℃を越えると水蒸気の発生は治まる)。
ホウ酸に対して収率98%)を回収した。このメタホウ
酸を、撹拌しながら、第1工程で使用したこった(20
5℃を越えると水蒸気の発生は治まる)。
最終的に温度を30分間で205°Cから250℃に上
昇させ、この温度で加熱を中止した。
昇させ、この温度で加熱を中止した。
反応器から、純度99%の酸化ホウ素23709(第1
工程において使用したホウ酸に対して収率93%)を回
収した。
工程において使用したホウ酸に対して収率93%)を回
収した。
このようにして得られた酸化ホウ素は、軽く、スポンジ
状の砕けやすい物質であり、反応器の壁からの分離に何
ら機械的作用を必要とすることなく容易に回収すること
が可能であった。
状の砕けやすい物質であり、反応器の壁からの分離に何
ら機械的作用を必要とすることなく容易に回収すること
が可能であった。
(ほか1名)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ホウ酸を脱水することによって酸化ホウ素を製造す
る方法において、(a)大気圧以下の圧力において、温
度を約150℃を越えない値まで上昇させながら、融解
を生ずることなく又は実質的に生ずることなくホウ酸を
徐々に加熱して、ホウ酸が完全に又は実質的に完全にメ
タホウ酸に変化するまで水を除去し、(b)大気圧以下
の圧力において、温度を約400℃を越えない値まで上
昇させながら、融解を生ずることなく又は実質的に生ず
ることなく前記工程(a)で得られたメタホウ酸を徐々
に加熱して、メタホウ酸が完全に又は実質的に完全に酸
化ホウ素に変化するまで水を除去し、(c)前記工程(
b)で得られた酸化ホウ素を回収することを特徴とする
、酸化ホウ素の製法。 2 特許請求の範囲第1項記載の製法において、前記工
程(a)では、約125℃を越えない最高温度に達する
まで加熱を続け、前記工程(b)では、約250℃を越
えない最高温度に達するまで加熱を続ける、酸化ホウ素
の製法。 3 特許請求の範囲第1項記載の製法において、前記工
程(a)及び(b)での加熱を圧力10ないし30mm
Hgで行なう、酸化ホウ素の製法。 4 特許請求の範囲第1項記載の製法において、工程(
a)及び(b)の際、反応混合物を攪拌しながら加熱を
行なう、酸化ホウ素の製法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
IT21142/86A IT1196499B (it) | 1986-07-16 | 1986-07-16 | Procedimento perfezionato per la preparazione di anidride borica |
IT21142A/86 | 1986-07-16 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6325216A true JPS6325216A (ja) | 1988-02-02 |
Family
ID=11177360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62176066A Pending JPS6325216A (ja) | 1986-07-16 | 1987-07-16 | 酸化ホウ素の製法 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4908196A (ja) |
JP (1) | JPS6325216A (ja) |
ES (1) | ES2004461A6 (ja) |
FR (1) | FR2601666B1 (ja) |
GB (1) | GB2192625B (ja) |
IT (1) | IT1196499B (ja) |
TR (1) | TR23163A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024018933A1 (ja) * | 2022-07-20 | 2024-01-25 | デンカ株式会社 | 窒化ホウ素粉末の製造方法 |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0478428B1 (fr) * | 1990-09-25 | 1995-03-08 | Institut Français du Pétrole | Procédé de préparation d'oxyde borique par hydrolyse du borate de méthyle et sa mise en oeuvre dans l'oxydation d'hydrocarbures saturées en alcools |
US5424052A (en) * | 1993-11-24 | 1995-06-13 | U.S. Borax Inc. | Production of boric oxide |
US5651949A (en) * | 1993-11-24 | 1997-07-29 | U.S. Borax Inc. | Production of boric oxide |
TR199802126A1 (xx) * | 1998-10-22 | 2000-05-22 | Tübi̇tak Marmara Araştirma Merkezi̇ | Akışkan yatakta bor oksit üretimi. |
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