JPS6172004A - 化学的安定性に優れたエマルジヨンの製造法 - Google Patents

化学的安定性に優れたエマルジヨンの製造法

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JPS6172004A
JPS6172004A JP19542884A JP19542884A JPS6172004A JP S6172004 A JPS6172004 A JP S6172004A JP 19542884 A JP19542884 A JP 19542884A JP 19542884 A JP19542884 A JP 19542884A JP S6172004 A JPS6172004 A JP S6172004A
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JP
Japan
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emulsion
meth
emulsifier
chemical stability
water
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JP19542884A
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English (en)
Inventor
Akihiro Shinkawa
明宏 新川
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Japan Exlan Co Ltd
Original Assignee
Japan Exlan Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 −と− (イン 産業の利用分野 本発明は、0料用、無機材料混和用等の利用分野におい
て著効を発揮する化学的安定性に優れたエマルジョンの
製造法に関する。
P)従来の技術 無機材料、特にセメントコンクリート、モルタル、石膏
等は建築材料として広く使用されているが、引張強度及
び表面硬度が凹い、ひび割れし易い、耐水性及び接着性
が不足している、アルカリが浸出する、耐薬品性が劣る
等の本質的欠陥を持っており、多年にゎた9これらの欠
点を改良しようという試みがなされている。かかる試み
の1つとして無機材料と有機重合体とを複合させること
が行なわれているが、現在、咋業性、経済性、環境等か
ら該有機重合体として水性エマルジョン形態のものを使
用することが主流になっている。
しかし、水性エマルジョンを無機材料と混合或は無機成
形体に塗布する場合、無機材料から溶出するCa−?A
I  等の多価金属イオン或は混練時の剪断力などに対
する化学的、機械的安定性不足のためエマルジ=J/が
砿壊され、重合体粒子の凝集、合体を惹起する間、ゆを
内在している。
このような問題を回避するために、多量の7ニオン系乳
化剤を使用、或いはアニオン系乳化剤とノニオン系乳化
剤を併用して単量体類を乳化重合してエマルジョンを調
製するのが常である。このようにして化学的、機械的に
安定ナエマルジッンを調製することが出来るものの、乳
化重合中に多量の凝固物が発生する、エマルジ町ン粒子
が大きい、エマルジヨンの粘度及び表面張力が高い等の
製造上、物性上の問題を有しており、また該エマルジョ
ンを無機成形体に塗布した場合、無機成形体内部への浸
透性、あるいは無機成形体との密着性は十分でなく、ま
た該エマルジョ/と混合して製造した無機成形体の強度
、耐水性おいて多量の凝固物を生成することなく、しか
も小粒子径で低粘度のエマルジョンを容易に調製するこ
とが出来る点で好ましいが、調製したエマルジョンの化
学的安定性が低く、無機材料と混合した場合、エマルジ
ョンが破壊されるのが常である。ま念乳化重合後該エマ
ルジ目ンに多量の71ニオン系乳化剤を添加すると、化
学的安定性が改善されて、無機材料と混合可能になるも
のの、アニオン系乳化剤の使用に伴ない耐水性が悪い、
泡立ちが多い等の本質的な欠点と共に、多量に添加する
ノニオン系乳化剤の影響が加わって、該エマルジョンを
混合或は塗布して製造した無機成形体の耐水性、強度、
耐久性等は十分満足すべきものではなく、また混合、塗
布等の工程における発泡等の問題を有している。
また、塗料業界においても有m溶剤放出量規制や安全対
策等から水性塗料化が進んでいるが、塗膜の光沢、硬度
、耐水性等を改善するためには水性エマルジ=1ノ中の
重合体粒子径を小さくすることが有効であり、これを達
成する手段として多量のアニオン系乳化剤を重合系に加
えるか或いは多量のエチレ/雀不飽和カルボン酸を共重
合した後アンモニアで中和し、高速攪拌下でエマルジョ
ンを微分散して、ヒドロシルを調製する方法が一般に採
用されるが、塗膜の耐水性は多量のアニオン祭 系乳化剤の使用或いは多量のエチレン%不飽 。
和カルボン酸の使用に起因して、いまだ溶剤系塗料に比
較して劣っているのが現状である。
また、防錆塗料や船底塗料等では通常水に少量溶解して
イオンを生成する添加剤が加えられており、エマルジョ
ン塗料の耐水性の改善と共に電解質に対する安定性も強
く要望されている。
このような通常の低分子量乳化剤の使用に伴う耐水性、
密着性の低下、発泡等の欠陥を回避し、低粘度で微細粒
子径を有するエマルジョンを製造するために、例えばス
ルホン酸又はその塩等を結合金有するエチレン系不飽和
化合物を重合性乳化剤として使用したり、スルホン酸も
しくはその塩及び/又はカルボ7酸もしくはその塩を結
合金有する水溶性高分子を乳化剤として使用するいわゆ
る無乳化剤系水性エマルジョン作製技術が知られている
。ところが、該エマルジョンを無機材料に塗布或いは混
合した場合、エマルジョンの破壊も起らず浸透性、流動
性等も良好であり、製造した無機成形体の強度、耐水性
、耐久性は著しく改善出来るものの、ALCのごときセ
メノドの他に多量の酸化カルシウム等の電解質を使用す
る用途に使用した場合、エマルジョンの破壊又は無機材
料の流動性の低下を引き起し、また塗料用途に使用する
場合、塗膜の耐水性が溶剤系塗料に比較してまだ十分で
ない等の問題ヲ有している。
ピ1 発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、無機材料との混和時や塗料組成物配合
時における化学的安定性、濡れ性、浸透性、密着性等の
諸性能に優れると共に、生成フィルムの耐水性、機械的
強度等に論れた水性エマルジョンの製達法を提供するこ
とである。
に)問題点を解決するための手段 本発明の目的は、(メタ)アクリルアミド誘導体及び(
メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルからなる群よシ選
ばれる非極性親水単量体0.5〜6重量%、並びに残部
が芳香族ビニル単量体、(メタ)アクリル酸エステル及
びビニルエステルからなる群よシ選ばれるビニル単量体
を、乳化剤としてジアルキルスルホコハク酸の塩又はア
リルスルホコハク酸の塩の存在下、水性媒体中で共重合
させることにより達成される。
以下、本発明を詳述する。
先ず、本発明の必須の共重合成分である非極性親水単量
体としては、アクリルアミド、N−メチロールアクリル
アミド、N−ブトキシメチルアクリルアミド、N−ヒド
ロキシメチルジアセトンアクリルアミド、N−ホルミル
−N′−1クリロイルメチレンジアミン、メタクリルア
ミド、N−メチロールメタクリルアミド、N−1トキシ
メチル−メタクリルアミド、N−ホルミル−N′−メタ
クリロイルメチレンジアミノ等の(メタ)アクリルアミ
ドM4体iメタクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル
酸ヒドロキシプロピル、アクリル酸ヒドロキシエチル、
アクリル酸ヒトaキシフロビル等の(メタ)アクリル酸
ヒドロキシアルキルを例示することができる。また、該
単量体の共重合割合としては、単量体全量に対して0.
5〜6重量%、好ましくは1〜5重量%の範囲内に設定
する必要がちυ、中でも(メタ)アクリルアミド誘導体
、とりわけN−メチロール(メタ)アクリルアミドl 
1.5〜4重量%用いることにより、化学的安定性、耐
水性等の諸性能に優れたエマルシコンを作製することが
できるので望ましい。なお、上記単量体の共重合割合が
本発明の推奨範囲の下限を下回る場合には本発明の目的
を達成しに<<、また上限を越える場合には耐水性が低
下して好ましくない。
また、残部を構成するビニル単量体とじてハ、スチレン
、α−メチルスチレン、クロルスチレ7等の芳香族ビニ
ル単量体;アクリル酸及びメタクリル酸のメチル、エチ
ル、プロピル、・グチル、2−エチルヘキシル、オクチ
ル、メトキシエチル、フェニル、シクロヘキシル、ヘキ
サデシル、ベンジル、ステアリルエステル等の(メタ)
アクリル酸エステル;酢酸ビニル、フ“ロビオン劇ビニ
ル等のビニルエステルを挙げることができ、かかるビニ
ル単量体よシ選ばれる少なくとも1種類の単量体を必須
の共重合成分として採用する必要がある。なお、芳香族
ビニル単量体;アクリル]のn−ヘキサデシル、フェニ
ルエステル、メタクリル酸のメチル、エチル、プロピル
、5ea−グチル、t−グチル、1so−グチル、シク
ロヘキシル、ベンジル、フェニルエステル ン塗料 転移温度(T9)が20′c以上のビニル単量体とアク
リル酸のメチル、エチル、プロピル、ブチル、n−オク
チル、シクロヘキシル、 2’、−エチルヘキシル、ベ
ンジルエステル等のT9<20′cのビニル単量体との
同成分を採択し、且つ最終的に得られる重合体のTyが
−20,60’c 、好ましくは−10〜50 ’Cの
範囲内になるようにビニル単量体の組成を設定すること
が、本発明の目的達成上望ましい。また、上記単量体の
一部を、塩化ビニル、臭化ビニル、弗化ビニル、塩化ビ
ニリゾ7等のハロゲン化ビニル及びハロゲン化ビニリデ
ン;メチルビニルケトノ、メチルイソプロペニルケト7
等の不飽和ケトノ;アクリル酸、メタクリル龜、クロト
ン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等のエチレン
系不飽和カルボッ酸及ヒそれらの塩;ブタジェノ、イソ
プレン等の共役ジエン単量体;(メタ)アクリル酸アシ
ドホスホキシエチル、(メタ)アクリル酸アシドホスホ
キシフ゛ロビル、ビス(メタ)アクリロキシエチルホヌ
フェート、ビニルホスフェート等のリン酸基含有単量体
;アクリロニトリル等公知の他の単量体で置き換えるこ
とができることは言うまでもない。なお、無機材料と混
合時における流動性等を改善する目的からは、上記エチ
レン系不飽和カルボン酸及びそれらの塩を単量体全量に
対して0.1〜4重量%用いることが好ましい。
なお、ガラス転移温度(T7)は、下式により定義され
る。
(ただし、T7はn種類の単量体より作製された重合体
のガラス転移温度(’K ) 、 TSliは単量体l
の単独重合体のガラス転移温度(0K)、wiは単量体
全景に対する単量体1の重量分率を示す。) 次に、本発明の目的達成上使用する必須の乳化剤は、ジ
アルキルスルホコハク酸及ヒアリルスルホコハク酸並び
にそれらの塩であり、下記のような化合物を例示するこ
とができる。
即チ、スルホコハク酸のジアルキルエステルの塩として
は、アルキル基がn−ブチル、1sO−ブチル、n−べ
エチル、ヘキシル、シクロヘキシル、2−エチルヘキシ
ル、n−オクチル、8,5.5−)’Jメチルヘキシル
、n−デシル、n−ウノデシル等のアルカリ金属(Li
、Na、に等)塩、アンモニウム塩等を挙げることがで
き、またアリルスルホコハク酸の塩としては下記一般式
(1)又は(2)で示される化合物を挙げることができ
る。
SO3X        R1 CM−COO(AO)n CH2−C=CH2(1)C
H2COOR2 CH2−Coo(AO)HCH2−C=CH2(2)■ CH−COOR2 逼 SO3X 基、n:O又は正の整数、X:アルカリ金属又はア/モ
ニウムを示す。) なお、上記スルホコハク酸ジエステルの中でも、有効成
分の0.1%水溶液の25′cにおける表面張力(デニ
ュイ氏表面張力試験器を使用)が40 dyneA 以
上、好ましくは45dyne/α以上の値を示す化合物
が、本発明の目的達成上望ましく、例えばアルギル基が
ブチル、アミル、ヘキシル、シクロヘキシル等のスル示
コハク酸ジアルキルエステルを挙ケることができ、と9
わけスルホコハク酸ジシクロヘキシルのアルカリ金属又
はアンモニウム塩が好結果を与える。
エマルジョンの製造法としては、上記単量体及び乳化剤
を用いる外は通常の乳化重合法を採用することができる
。なお、重合用触媒としては、過硫酸塩と還元性スルホ
キシ化合物との組合せ等からなるいわゆるレドックス触
媒や過硫酸塩単独触媒を好適に用いることができる。ま
た重合法としては、バッチ式、連続式のいずれでもよく
、バッチ式重合法における単量体や触媒等の添加方法と
しては一括仕込み、分割添加、連続添加などいずれでも
よい。更に、重合系に存在させる水の量としては、単量
体と水の聡量に対して30〜90重量%、好ましくは4
0〜80重量%が望ましく、また乳化剤の使用量として
は、単量体に対して0.1〜5重量%、好ましくは0.
5〜4重量%の範囲内に設定することが望ましい。なお
、乳化剤の使用量が本発明推奨範囲の下限を下回る場合
には良好なエマルジョンを作製することができず、また
上限を越える場合には得られるエマルジョンの化学的安
定性が低下するので望ましくない。
この様にして得られ念本発明に係るエマルジョンは、一
般に20%以上、好ましくは30%以上の化学的安定性
を有するものであり、非常に擾れた化学的安定性を備え
ていることからセメント、石膏等無機材料との混和用或
は防錆剤等の電解質を混合した塗料用等の分野に好適に
用いられる。
(ト)乍用 上述した本発明エマルジョンが優れた化学的安定性を有
し、塗料用、無機材料混和用等として好適に用いられ得
る理由についてはまだ解明するに至っていないが、次の
ように考えられる。
即チ、一般にアニオン系エマルジョンは、反対電荷を有
する多価金属カチオンが存在すると瞬時に電荷の中和が
起こ9、その結果エマルショア粒子表面の電気二重層の
急激な圧縮によシエマルジョ7粒子が不安定になり凝集
を惹起するため、エマルショア粒子表面のアニオン系乳
化剤によυ被覆されていない部分に吸着水和層で安定化
しており、多価金属イオンの影響を強く受けにくいノニ
オン系乳化剤を吸着させて化学的安定性の向上が図られ
るが、一方、ノニオン系乳化剤は樹脂との相溶性が十分
でなく、成膜時にノニオン系乳化剤が集合合体し、生成
フィルムの表面及び内部に水の進入を容易にする経路を
作るため、耐水性を悪くするものと考えられ、これに対
し、本発明の非極性単量体は、吸着水和層を作シ易い水
素結合性の原子(窒素、酸素等)を単量体の相位重量当
りで多数個有していることから化学的安定性が顕著に改
善されるものと思われ、中でも(メタ)アクリルアミド
誘導体、とりわけN−メチロールアクリルアミドを用い
る場合には、分子構造、重合性等により少量の使用量で
エマルジョン粒子表面に効果的に局在化し、以て化学的
安定性と共に耐水性を顕著に改善させ得るものと考えら
れる。また、通常エマルジョンの安定性は使用乳化剤量
の増加につれて増大するが、本発明においては特定の乳
化剤量を越えると乳化剤がエマルシロン粒子表面に陵先
的に吸着して非極性親水性単量体が粒子表面に出現しに
くくなり、化学的安定性が低下するものと思われる。
また、本発明で用いる特定の乳化剤がアリルスルホコハ
ク酸塩の場合は、共重合成分としてエマルジョン粒子中
に導入されるため乳化剤が脱離することがなく、またス
ルホノ酸基が近傍に存在するエステル基によって包み込
まれて極性が低下し、水の進入経路の縮小成はエマルジ
ョン粒子の凝集力の増加に基づきより緻密化されたフィ
ルムを形成し、ま之ジアルキルスルホコハク酸塩の場合
は、本発明の主成分単量体との相溶性が良く、乳化剤が
集合合体して水の進入経路を作ることがなく、また生成
フィルムが撥水性を有しており水がフィルム中に進入し
にくくなり、優れた耐水性が発現するものと推定される
。また、本発明の乳化剤は、重合体フィルム形成時にフ
ィルム表面に浸出して無機材料等との接着性を疎外する
ことがなく、以て最終製品の強度等の諸物性や耐水性等
を顕著に改善させ得るものと考えられる。
また、重合体粒子表面に存在する非極性官能基はCa+
+、Al+1+専の多価金属イオノや無機材料を構成す
る原子、分子と造塩結合を生成しにくく無機材料と良好
に混合、一体化することができ、また無機成形体表面で
重合体粒子が凝集、合体することなく、内部まで十分に
浸透して補強効果を発揮することができるものと思われ
る。
更に本発明の如き小粒子径の重合体水性エマルシコンは
、上記特定の官能基などが相俟って無機材料に対する濡
れ性、浸透性、混練性等を著しく改善し、また造波膜性
に々れるので最終製品の強度、表面硬度、耐水性、アル
カリ物質の浸出防止性、lft%品性、耐摩耗性等を顕
著に改良するものと思われる。
(′−1実施例 以下に実施例を示し、本発明を更に具体的に説明するが
、本発明はこれらの実施例の記載によって、その範囲を
何ら限定されるものではない。なお、実施例中、部及び
百分率は特に断らない限り重量基準で示す。また、化学
的安定性、石膏との混和性及び耐水性の評価はそれぞれ
下記の方法を用いて行なった。
内 化学的安定性(%) 固形分20%のエマルショア5部に種々の濃度の塩化カ
ルシウム水溶液5部を添加して凝集物発生の有無を観察
し、凝集物が発生した時に加えた塩化カルシウム水溶液
の最低濃度で示す。この数値が大きいほど化学的安定性
が優れており、特に50%以上では著しく憂れているこ
とを示す。
(B)  石膏との混和性 固形分20%のエマルジョン4.5部に睦化学工業製陶
磁器用石膏(ボロミックA−100)10部を添加し、
凝集物発生の有無、混練性、流動性を観察し、下記の3
段階で表示する。
○:混合性、石膏スラリーの流動性共に良好。
△:混合性は良好だが、石膏スラリーの流動性が劣る。
×:石膏との混合不能。
(C)  耐水性 ガラス板上にエマルジョンをアクリケータ−で塗布し、
120 ’cの乾燥語中で30分間乾燥して厚さ20.
uの皮膜を形成させた後、常温水に1週間浸漬し、塗膜
の耐水性を目視判定した結果を、次の4段階で表示する
◎:全く異常なし。
○:わずかに曇9が見られる。
62部分的に白化が見られる。
×:完全に白化する。
実施例 l 攪拌器を備えた内径13α、高さ18αの円筒状重合槽
に下記第1表に示す乳化剤18部及びイオン交換水85
0部を仕込み、攪拌下、80′Cにおいて窒紫を15分
間吹き込む。
次に過疏醸アンモニウム(APS)4.5部を50部の
イオン交換水に溶解した水溶液を添加シた後、N−メチ
ロールアクリルアミド(NMAM)27部を72.5部
のイオン交換水に溶解した水溶液及び下記第1表に示す
NMAMを除いた組成の単量体混合液873部を夫々別
個の供給口よシ連続的に滴下して重合を開始する。これ
ら単量体の滴下は3時間で終了するように滴下速度を調
節し、滴下終了後さらに1時間重合を継続した後重合槽
より取り出し、200メツシユ金網で濾過後、2896
 NH3水溶液でpHを8.0に調整して4種類のエマ
ルジョン(1〜4)を作製した。また使用する単量体組
成を第1表に示すように変える外はエマルジョン(1)
と同様にして、エマルジョン(5)を作製したOさらに
、使用する乳化剤を第1表に°示すように変え、使用す
る乳化剤の量を45部に変える外はエマルジョン(1)
と同様にしてエマルジョン(6)を作製し念。
得られた6種類のエマルジ=I/の緒特性を評価した結
果を第1表に併記する。
第1表の結果より明らかな様に、本発明のエマルジョン
(1〜3)は小粒子径で、エマルジ−ll中の凝集物量
も少なく、化学的安定性、石膏との混和性及び耐水性が
優れている事実が理解される。一方、本発明の範囲外に
アルエマルシコン(4〜6)は粒子径、エマルジョン中
の凝集物量、化学的安定性、石膏との混和性及び耐水性
のいづれかに欠点が認められ、特にアニオン系乳化剤を
使用したエマルジョン(4及び5)は化学的安定性も低
く、石膏との混合時に凝集が起り混合することが困難で
あった。石膏と混合出来る上記エマルジョン(1〜3及
び6)を、ポロミックA−100と重合体/石膏比=5
/100、水/石膏比=38/100となるように混和
し、ポリエチレン製の型枠に流し込んだ。室温で放置し
て硬化させた後、型枠を取り外し、諸性能を測定した結
果を第2表に示す。
第2表 (注) 3) 表面硬度二三菱鉛筆二二を使用して測定
した鉛筆硬度。
4) 流出率:練和硬化後室温で1週間放置した試料を
、800M//分の流水下で5日間放置した後の試料の
重量減少率であり、流出率が小さいほど耐水性が優れて
いることを示す。
第2表の結果より明らかなように、本発明のエマルジョ
ン(1〜3)を混和してなる石膏成形体は比較例(エマ
ルジョン6)及びプラ/りより表面硬度、強度及び耐水
性が顕著に改善される事実が理解される。
実施例 2 下記第3表に示す単量体を用いる外は実施例1(No、
l)と同様にして7種類のエマルジョンを作製した。得
られたエマルジョンの緒特性を評価した結果を第8表に
併記する。
(第3表次頁へ) 次にエマルジョン88.9部に普通ポルトランドセメン
1−200部(重合体/セメント比=20/100)、
砂400部及び水81.1部(全水量/セメント比=6
5/100)を加えて混練した後、ポリエチレン製の型
枠中に流し込み、室温で1日放置した。次いで型枠を取
り外し、水中で20日間養生し、更に7日間気乾養生を
行った。この硬化物及び比較例としてエマルジヨンを使
用しないで水を130部加える外は上記と同様にして硬
化物を乍製し、性能を測定した結果を第4表に示す。
第4表 第3表及び第4表の結果より、本発明エマルジョン(7
〜11)は粒子径も小さく、凝集物量も少なく、化学的
安定性、無機材料と −の混和性及び耐水性も良好であ
り、しかも本発明エマルジョンを使用して作製した無機
成形体の強度及び耐水性は顕著に改善される事実が明瞭
に理解される。
実施例 3 下記第5表に示す量の乳化剤(a)及び単量体を用いる
外は実施例1と同様にして8種類のエマルジョンを作製
した。得られたエマルジョンの諸特性を評価した結果を
第5表に併記する。
第5表の結果より明らかな様に、本発明のエマルジョ/
(14〜20)は化学的安定性、セメントとの混和性及
び耐水性に優れている事実が理解される。一方、本発明
の範囲外にある乳化剤量と使用して調製したエマルジョ
ン(21)は化学的安定性も区く、セメントとの混和性
も劣悪であった。
実施例 4 実施例1と同様の重合槽にイオノ交換水1000部及び
塩化第1鉄tO1014部を仕込み、重合槽内温度を4
0℃に保持する。次いで、攪拌下に亜硫酸水素ナトリウ
ーム3.6部を含む水溶液40部を重合槽に添加した後
、エレミノールJS−2(三洋化成製の7リルスルホコ
ハク酸ソーダの商品名)16部を含む水溶芯60部、N
MAM20部を含む水溶液60部、A P S 4.0
部を含む水溶液60部、並びにST368部1.2エチ
ルへキシルアクリレ−ト40.0部及びアクリル酸12
部よりなる単量体混合液を実施例1と同様に滴下(ただ
し、滴下時間、1時間)、重合した後、ジエチルエタノ
ールアミンでpHを8.0に調Aしてエマルジョン(2
2)を作製した。該エマルジョンは、粒子径が0.1 
、u以下で化学的安定性ば5♂報上であり、石膏混和性
、・メ・ト混和性及び耐水性も良好であった0エレミノ
ール、18−2にパラスチレンスルホ/酸ソーダに変え
る外は上記と同様にしてエマルジョン(23)を作製し
た。実施例1のエマルジョン(No、 1及び6)を中
和剤をアノモニアカラジエチルエタノールアミ/に変え
る外ハ同様にしてエマルジコ/(24及び25)を作製
した。このようにして得た4種類のエマルジョンを、直
径15羽のみがき丸鋼に刷毛で乾燥車量でLOO9/y
/fになるように塗布し、1日室温で放置した後、12
0 ’cで30分間加熱処理を行なった。次いでこれ等
4雌の試験体を1ケ月水に浸漬し錆の発生を観測したと
ころ本発明のエマルジョン(22及び24)を塗布した
試験体には、まっ念く錆の発生はなかった。一方、本発
明の範囲外にあるエマルジョン(23及び25)’t−
1布した試験体では錆の発生が観測された。
実施例 5 実施例1の本発明エマルジョン(1)を水で4倍に希釈
したのち、朝日平板(朝日石f8工業製石幅スレート板
)の表面に10027n1′の割合で白布し、室温で3
日間乾燥した後、ゴl5A−5403に従って吸水率を
測定した。また上記エマルジョ/で処理した石綿スレー
ト板にアクリル系水性塗料を塗布し室温で3日間乾燥後
、セロテープ・ビールテストヲ行すい、更に該試験体を
50′Cの水に1週間浸漬し、外観の観察及びセロテー
プ・ビールテストを行なった。これらの結果を第6表に
示す。
(注)8)◎:良好  ○:良   Δ:可上記の結果
より、本発明エマルジョンを使用した場合には、表面強
度及び耐水性を顕著に改善し得る事実が明瞭に理解され
る。
(ト)発明の効果 このようにして、主成分単量体及び特定の非極性親水単
量体並びに特定の乳化剤が相互に作用し合って、多量の
電解質に対しても唖めて優れた化学的安定性を有してお
り、重合体粒子が凝集、合体することなく無機材料と混
合、含浸或は塗料組成物の配合を行なうことができ、最
終的に強度、耐水性等の諸性能がglii著に改良され
た無機成形体や塗膜を得ることができるエマルジョンを
提供し得る点が本発明の特筆すべき効果である。
かかる本発明エマルジョ/は、石膏、セメント等の無機
材料との混和用途に、或は無機成形体に塗布する用途に
、或はまた石膏ボード、モルタル、石綿セメント板等の
シーラー用として、更に防錆塗料、船底塗料等の各種塗
料用途に好適に使用することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(メタ)アクリルアミド誘導体及び(メタ)アクリ
    ル酸ヒドロキシアルキルからなる群より選ばれる非極性
    親水単量体0.5〜6重量%、並びに残部が芳香族ビニ
    ル単量体、(メタ)アクリル酸エステル及びビニルエス
    テルからなる群より選ばれるビニル単量体を、乳化剤と
    してジアルキルスルホコハク酸の塩、又はアリルスルホ
    コハク酸の塩の存在下、水性媒体中で共重合させること
    を特徴とする化学的安定性に優れたエマルジョンの製造
    法。 2、表面張力40dyne/cm以上の乳化剤を使用す
    る特許請求の範囲第1項記載の製造法。
JP19542884A 1984-09-17 1984-09-17 化学的安定性に優れたエマルジヨンの製造法 Pending JPS6172004A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008024843A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Nichigo-Mowinyl Co Ltd 内外装塗料用アクリル系共重合体エマルジョン、該エマルジョンを含有する内外装塗料用被覆組成物、及びパテ組成物
CN108314755A (zh) * 2018-03-06 2018-07-24 中山大学 一种环保型涂料印花粘合剂用乳液及其制备方法和应用

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