JPS617141A - Ｕチユ−ブの自動搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は上下に配置された２本の単管の端部にＵベンド
管を溶接して形成されたＵ字形チューブ（以下「Ｕチュ
ーブ」と称する）を、Ｕチューブストッカーから所定の
高さ位置に設けられている挿入位置に水平方向から搬入
するＵチューブの自動搬送装置に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

コンバインドサイクル発電設備の蒸気発生系統に設置さ
れる排熱回収熱交換器のような、長尺なフィンチューブ
を複数本蛇行した形状に溶接組合せて構成された製品を
製造する場合には、従来、熱交換器のケーシングの所定
の挿入位置に、フィンチューブを単管状態で１本ずつ人
力により挿入し、その後、２本のフィンチューブの端部
をＵベンド管を用いて溶接連結していた。

フィンチューブは、通常、１本８０に’Ｊの重量があり
、長さも１５ｍと長尺であるため、人力による挿入作業
は困難で作業性が悪い。また、Ｕベンド管の溶接箇所は
、１台の排熱回収熱交換器あたり約１０００箇所もあり
、上下、左右の隣接する位置にフィンチューブが配設さ
れている狭いスペースで溶接作業をづることはきわめて
困難であるとともに、溶接後の検査も困難であった。

そのため、作業条件の良い別の広い場所でＵチューブを
形成し、検査を完全に行った後、Ｕチューブを所定の位
置に挿入して熱交換器を組立てることが、溶接および検
査の作業の容易化、製品の品質の向上という観点から望
ましい。

〔発明の目的〕

本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、
あらかじめ条件の良い場所で製作されＵチューブストッ
カーに貯蔵されているＵチューブを、所定の高さ位置に
設けられている挿入位置に水平方向から搬入するＵチュ
ーブの自動搬送装置を提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

本発明は、Ｕチューブストッカーから（ノヂューブを取
出し、所定の高さ位置に設けられている挿入位置に水平
方向から搬入する（Ｊチューブの自動搬送装置であって
、長手方向をＵチューブの水平搬入方向に向けて配設さ
れたガイドレールと、ガイドレールからガイドレールの
長手方向に移動可能に懸架され、下端にＵチューブの上
部単管を保持する保持部が設けられている吊り具と、ガ
イドレールを垂直方向に昇降移動させる昇降機構と、ガ
イドレールを水平搬入方向と直交する方向に横移動さぜ
る横移動機構と、ガイドレールと同一方向に複数個配設
され、Ｕチューブの下部単管を下方から支持する支持ロ
ーラとを備えてなることを特徴としている。

〔発明の実施例〕

以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
。

第１図および第２図は本発明の一実施例を示す側面図お
よび正面図である。第２図において符号１１は、Ｕチュ
ーブ１０の挿入される熱交換器のケーシングであり、こ
のケーシング１１には、側壁にＵチューブ挿入用の孔１
１ａが所定の位置に穿設されている。

このＵチューブ１０の挿入される熱交換器ケーシング１
１の側壁に対し平行に（挿入用孔１１ａの軸線に対し直
交する方向に）、走行レール１２が床面上に配設され、
この走行レール１２上に台車１３が往復走行移動可能に
載置されている。台車１３には、コラム１４が垂直に搭
載され、このコラム１４の上端部に走行レール１２と同
一方向に向けて天井走行ビーム１５が水平に固定配置ざ
〜れている。

天井走行ビーム１５には、天井走行ビーム１５に沿って
走行する電動プレーントローリ１６が取付けられ、この
電動プレーントローリ１６にはホイスト（巻揚機）１７
が取付けられている。ホイスト１７により昇降移動され
るロー１１７ａには、ガイドレール１８が熱交換器ケー
シング１１の側壁に対し垂直に（挿入用孔１１ａの軸線
方向に）向けて吊下げられている。このガイドレール１
８は、複数のホイスト１７により水平吊りされた細長い
形状をしており、その長手方向に後述する吊り具２１の
上端に取４＝Ｊりられたローラ２２の走行面が形成され
ている。

ガイドレール１８からは、下端にＵチューブ１０の下部
単管１０ａをクランプするクランプ部２３が設けられ、
上端に走行用］コーラ２２が取付けられている吊り具２
１が、ローラ２２をガイドレール１８の走行面上に走行
可能に載置した状態で懸架されている。

コラム１４には、水平作業床２４が昇降可能に取イ」り
られ、この水平作業床２４に対し、Ｕチューブ１０の下
部単管１０ｂを下方から支持する支持［１−ラ２５が、
ガイドレール１８と同一方向に向りては配設されている
。

走行レール１２上には、さらに、Ｕチューブ１０を載置
貯蔵するためのＵチューブストッカーを構成ηる【Ｊチ
ューブ台車２６が走行可能に載置され、台車１３に連結
部材２７により直結することにより、台車１３とともに
往復移動可能とされている。Ｕチューブ台車２６には、
あらかじめ製作条件の良い場所で製作された梱包Ｕチュ
ーブ２８が積載されている。

次にこのような構成からなる本実施例の作用について説
明する。

所定の製作場所で製作された梱包Ｕチューブ２８は、上
、下の単管の離間を防止するためのバンド２９を取付け
た後、Ｕチューブ台車２６に載置貯蔵される。梱包Ｕチ
ューブ２８の載置されたＵチューブ台車２６は、台車１
３の走行とともに移動し、台車１３が挿入位置に対応し
た位置に停止すると同時に停止し、待機する。電動プレ
ーントローリ１６が天井走行ビーム１５に沿ってＵチュ
ーブ台車２６の上方位置まで移動し、ホイスト１７によ
りガイドレール１８および吊り具２１を降下させ、吊り
具２１のクランプ部２３により、梱包Ｕチューブ２８内
から１つのりチューブ１０の上部単１１１０　ａをクラ
ンプする。ホイスト１７により、ガイドレール１８とと
もにＵチューブ１０を所定高さまで吊り上げる。吊り上
げられたりチューブ１０は、電動プレーントローリ１６
により天井走行ビーム１５に沿って横移動し、水平作業
床２４上に設（〕られた〕支持１］−ラ２の上方位置に
来たどき停山する。Ｕチューブ１０は、ホイスト１７に
より降下され、下部単管１０ｂが支持ローラ２５十に載
置される。なお、Ｕチューブ１０の位置決めは、垂直方
向を水平作業床２４の上下動調整により、水平方向を台
車１３の水平走行調整により行うことができる。

支持ローラ２５上に載置されたＵチューブ１０の位置決
めが終了すると、バンド２９を取外し、人力によりＵチ
ューブ１０をＵベンド側から押して挿入位置である熱交
換器ケーシング１１の孔１１ａ内に、水平方向から搬入
する。吊り具２１は、上端の走行用ローラ２２がガイド
レール１８の走行面一４二に載置されているので、人力
でＵチューブ１０を押すことにより、Ｕチューブ１０と
ともに容易に移動させることができる。また、Ｕチュー
ブ１０は、上部単管１０ａが吊り具２１とともに移動し
、下部単管１０ｂが支持ローラ２５により支持されるこ
とにより、正確に位置決めされた状態でケーシング１１
の孔１１ａ内に挿入される。ケーシング１１の直前で品
り具２１は走行停止され、上部単管１０ａから取り外さ
れた後、元の位置に戻される。その後、Ｕチューブ１０
は人力により、ケーシング１１内の所定位置まで挿入さ
れる。

このようにして、順次、Ｕチューブをケーシング１１の
所定挿入位置に搬入し、続いての組立作業を行うことに
より、熱交換器の組立てを行う。

このように本実施例によれば、比較的長尺のＵチコー゛
ブを所定の高さ位置に設けられている挿入位置に対し、
順次、確実、容易に挿入することができる。

なお、Ｕチューブ１０の上部単管１０ａと下部単管１０
ｂとを連結するバンド２９は、取外し容易なワンタッチ
式のものを使用することが望ましい。また、吊り具２１
の走行用口−ラ２２を自動運転可能とすることにより、
人力によらないで自動的に挿入位置にＵチューブを搬入
することが可能である。

第３Ａ図、第３Ｂ図および第４Ａ図、第４８図は、本発
明の他の実施例を示す概略図である。

第３Ａ図および第３Ｂ図に示す実施例においては、ガイ
ドレールに水平搬入方向と直交する方向に横移動させる
横移動機構を構成する天井走行ビーム３５が、熱交換器
の組立作業を行う建屋３１に直接設置されており、この
天井走行ど−ム３５に電動プレーントローリ３６が取付
けられている。

ガイドレール３８は、前述した実施例と同様、ホイスト
３７により昇降されるロープ３７ａにより吊り下げられ
、さらにガイドレール３８には、Ｕチューブ１０の上部
単管１０ａをクランプする吊り具２１が移動可能に取付
けられている。また、Ｕチューブ１０の下部単管１０ｂ
を下方から支持する支持ローラは、慣用されているテー
ブルリフタ（図示せず）に取付けられている。

この実施例によれば、既存の工場設備を用いて容易に装
置を構成することができ、前述した実施例のような台車
、コラム、走行レールが不要となる。

第４Ａ図および第４Ｂ図に示す実施例においては熱交換
器の組立てを行う工場に天井走行うレーンが設備されて
いる場合、この設備を利用したものであり、建屋４１内
をＸ、Ｙ両水平方向に移動可能な天井走行うレーン４５
にガイドレール４８が吊り下げられている。また、支持
ローラは、上述した実施例と同様、テーブルリフタ（図
示せず）に取付けられている。

このように既存の工場設備を用いても、同様な作用、効
果を奏することができ、装置の取扱いが容易であり、コ
ストダウンとなる。

第５図および第６図は、本発明の他の実施例を示す側面
図および正面図である。

本実施例においては、ガイドレール５８がＬ字形のフレ
ーム５１を介してローブ５７ａにより吊り下げられてい
る。水平搬入方向に向けて複数個配列されたＬ字形フレ
ーム５１の垂直面に、水平搬入方向に向けてコ字形ビー
ム５２が固着され、このビーム５２の上部に、重心調整
ねじ５３がＬ字形フレーム５１の垂直面とビーム５２の
上端部とにより回転可能に両端支持された状態で取付け
られている。重心調整ねじ５３にはナツト部材５４がね
じ込まれ、このナツト部材５４がロー１５７ａにより吊
り上げられている。

Ｌ字形フレーム５１の水平内面には、ガイドレール５８
が水平搬入方向に向けて取イ１りられ、このガイドレー
ル５８から、複数個のＵチューブ吊り下げ用フック５５
が移動可能に懸架されている。

フック５５は、ガイドレール５８内を走行可能に配設さ
れた戸車５６を介してガイドレール５８に懸架されてい
る。

それぞれのＬ字形フレーム５１の垂直内面の下部には、
水平ブラケット５９が固着され、このブラケット５９の
先端にＵチューブ１０の下部単管１０ｂを下方から支持
する支持ローラ６１が、水平搬入方向に向けて複数個配
設されている。

本実施例においては、フック５５によりＵチューブ１０
の１部単管１０ａが引掛は保持され、支持ローラ６１に
よりＵチューブ１０の下部単管１０ｂが下方から支持さ
れる。また、重心調整ねじ５３を回転づることによりナ
ラ１〜部材５４の係合位置を移動して吊り上げ重心位置
を調整し、ロー１５７ａによりナツト部材５４を吊り上
げたとき、Ｌ字形フレーム５１が垂直となるよう調整す
ることができる。

本実施例によれば、支持ローラ６１の配設構造を簡単化
することができるとともに、Ｕチューブ１０の上、正単
管を正確に垂直方向に向けて搬入覆ることができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、あらかじめ条件
の良い場所で製作されＵチューブストッカーに貯蔵され
ているＵチューブを、所定の高さ位置に設【ノられてい
る挿入位置に水平方向から正確に搬入することができる
。

これにより、複数本の単管を挿入した後、それぞれＵベ
ンドで溶接連結していた従来の熱交換器等の組立方法に
比べ、作業が容易かつ正確であり、製品の品質の向上を
図ることができる。

本発明は多数本のＵチコーブを使用する大型熱交換器の
組立装置として用いることにより、特に優れた効果を発
揮することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明による自動搬送装置の実施
例を示す側面図および正面図、第３Ａ図、第３Ｂ図、第
４Ａ図および第４Ｂ図はそれぞれ本発明の他の実施例を
示す概略図、第５図および第６図はガイドレールの吊り
下げ構造に特徴を有づる本発明の他の実施例を示す側面
図および正面図である。 １０・・・Ｕチューブ、１０ａ・・・Ｕチューブの上部
単管、１０ｂ・・・Ｕチューブの下部単管、１６゜３６
・・・電動プレーントローリ、１７．３７・・・ホイス
ト、１７ａ、３７ａ・・・ローブ、１８，３８゜４８．
５８・・・ガイドレール、２１・・・吊り貝、２５゜６
１・・・支持ローラ。 出願人代理人　　猪　　股　　　　清 秦　ｌ　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、長手方向をＵチューブの水平搬入方向に向けて配設
   されたガイドレールと；前記ガイドレールからガイドレ
   ールの長手方向に移動可能に懸架され、下端にＵチュー
   ブの上部単管を保持する保持部が設けられている吊り具
   と；前記ガイドレールを垂直方向に昇降移動させる昇降
   機構と；前記ガイドレールを前記水平搬入方向と直交す
   る方向に横移動させる横移動機構と；前記ガイドレール
   と同一方向に複数個配設され、Ｕチューブの下部単管を
   下方から支持する支持ローラと；を備えてなるＵチュー
   ブストッカーからＵチューブを取出し、所定の高さ位置
   に設けられている挿入位置に前記Ｕチューブを水平方向
   から搬入するＵチューブの自動搬送装置。 ２、走行台車上に垂設されたコラムの上端に水平方向に
   固設された天井走行ビームと、前記天井走行ビームに走
   行可能に設置された電動プレーントローリと、前記電動
   プレーントローリに取付けられたホイストと、前記ホイ
   ストから吊り下げられているガイドレールとを備えてい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のＵチュ
   ーブの自動搬送装置。 ３、建屋に水平方向に固設された天井走行ビームと、前
   記天井走行ビームに走行可能に設置された電動プレーン
   トローリと、前記電動プレーントローリに取付けられた
   ホイストと、前記ホイストから吊り下げられているガイ
   ドレールとを備えていることを特徴とする特許請求の範
   囲第１項記載のＵチューブの自動搬送装置。 ４、ガイドレールは天井走行うレーンに吊り下げられて
   いることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のＵチ
   ューブの自動搬送装置。