JP2002283152A - 管束モジュールの搬出入装置および搬出入方法 - Google Patents

管束モジュールの搬出入装置および搬出入方法

Info

Publication number
JP2002283152A
JP2002283152A JP2001082791A JP2001082791A JP2002283152A JP 2002283152 A JP2002283152 A JP 2002283152A JP 2001082791 A JP2001082791 A JP 2001082791A JP 2001082791 A JP2001082791 A JP 2001082791A JP 2002283152 A JP2002283152 A JP 2002283152A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube bundle
bundle module
fluid chamber
support
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001082791A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Akiba
正 秋葉
Yoshiteru Yamamoto
好輝 山本
Fumio Obara
文男 小原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Plant Construction Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Plant Construction Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Plant Construction Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001082791A priority Critical patent/JP2002283152A/ja
Publication of JP2002283152A publication Critical patent/JP2002283152A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱交換器の管束モジュールを本体胴に対して
迅速且つ効率的に搬出入する装置および方法の提供。 【構成】 管束モジュール搬出入装置10は、細長い基
部11上を往復移動可能で着脱自在に設けた台車12
と、クレーン装置15を備え、台車12には流体室支持
部13と、組立・分解が可能な複数の支持体50により
構成される管束モジュール支持部14が設けられる。そ
して最初に流体室支持部13に流体室6を支持させて引
き出し、支持体50を次々と直列に連結して組み立てな
がら管束モジュール4をそれに支持させながら搬出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電プラントにお
ける蒸気発生器等の熱交換器の本体胴から管束モジュー
ルおよびそれに連結された流体室を搬出し、またはそれ
らを本体胴に搬出入する装置、およびそれを使用した搬
出入方法に関する。
【0002】
【従来の技術】発電所や工場などのプラントには多くの
熱交換器が設置されている。図8は従来からこれらプラ
ントで使用している熱交換器の一例を示す模式的な図で
ある。この例で熱交換器1は蒸気発生器であって、断面
円形で横長の本体胴2を有し、その本体胴2はコンクリ
ート床に設けた複数の基礎部3上に設置される。本体胴
2の内部に管束受台5が配置され、その管束受台5の上
に、管束モジュール4をがスライド自在に載置される。
その管束モジュール4は、夫々軸線がU字型に曲折形成
された多数の管を束ね、それらが所定間隔で設けた複数
の仕切状板7に貫通して、各管の間隔を一定に保持して
いる。そして、その仕切状板7の下端が管束受台5に支
持されている。各U字状の管はその両端部が、本体胴2
の外部に配置される流体室6に夫々連結される。流体室
6は、内部に仕切状板6cが設けられて、内部を入口室
と出口室に分離する。そして、各U字状の管の一端部が
入口室に連通し、他端部が出口室に連通する。
【0003】本体胴2の内部には水が供給され、加熱用
の高温の蒸気は流体室6の入口部6aから導入され、管
束モジュール4の管内を通過する間に本体胴2内の水と
熱交換し、内部の水を蒸発させて、それを本体胴2の外
部に導く。そしてU字状の管内の蒸気は低温の蒸気とな
り、またはドレンとなって出口部6bから排出される。
熱交換部である管束モジュール4は長期間使用する
と、内部にスケールが付着したり各部に劣化や損傷が生
じ易いので、定期的に点検し、必要に応じて既存の管束
モジュール4を流体室6と共に新しい管束モジュール4
と流体室6とに交換する。点検や交換に際しては、管束
モジュール4およびそれに連結された流体室6を本体胴
2から搬出または搬入する必要がある。
【0004】管束モジュール4を本体胴2から搬出する
には、先ず流体室6と本体胴2の溶接部を切断して分離
し、次いでクレーン装置などの吊上げ手段を使用して流
体室6を横方向に引き出すことにより、それに連結され
た管束モジュール4を管束受台5上にスライドさせなが
ら一緒に本体胴2から引き出す。管束モジュール4を本
体胴2に搬入するには、上記と逆に流体室6および管束
モジュール4を吊り上げ手段を使用して吊下げて横方向
から本体胴2内に引き入れ、管束受台5上に新しい管束
モジュールをスライドさせて所定位置に収容し、最後に
流体室6を本体胴2に溶接する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、このような管束
モジュールの搬出入は多くの作業員を動員して行ってい
た。しかし重量が大きく細長い管束モジュールおよび流
体室を撓みや変形、あるいは損傷などを発生させずに精
度よく本体胴に搬出入することは高度の熟練を要し、多
くの工数および時間を要していた。そこで本発明はこの
ような従来の問題を解決することを課題とし、そのため
の新しい管束モジュールの搬出入装置およびそれを使用
する搬出入方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明の第1の
発明は、熱交換器の本体胴内に収容される管束モジュー
ルをそれに連結された流体室と共に搬出入する装置であ
る。この装置は、本体胴の流体室側から長手方向外側に
延長するように配置される細長い基部と、流体室と管束
モジュールを支持するため前記基部上を往復移動可能に
設けられた台車とを備えている。そして、その台車に
は、流体室を支持する流体室支持部および管束モジュー
ルを支持する複数の支持体から構成される管束モジュー
ル支持部が設けられている。さらに前記管束モジュール
支持部における各支持体は長手方向の所定単位ごとにそ
の組立および分解を可能とされていることを特徴とす
る。(請求項1)
【0007】上記装置において、管束モジュール支持部
の各支持体は、夫々の管が貫通される仕切状板を支持
し、流体室支持部には、本体胴に設置される流体室との
高さ調整機構が設けられ、管束モジュール支持部には、
本体胴に設置される管束モジュールとの高さ調整機構を
設けることができる。(請求項2) 上記装置において、基部は、台車の車輪が案内される少
なくとも一対の平行なレールを有するレール部と、その
レール部が上端に着脱自在に締結固定される脚部と、を
具備し、そのレール部に台車が載置された状態で、前記
レール部を吊上げて移動するクレーン装置を設けること
ができる。(請求項3)
【0008】また本発明の第2の発明は、請求項1に記
載の管束モジュール搬出入装置を使用し、熱交換器の本
体胴に収容される管束モジュールおよびそれに連結され
た流体室を搬出入する方法である。搬出に際しては先ず
流体室支持部に流体室を支持し、次いで台車を本体胴の
長手方向外側に移動しつつ管束モジュール支持部を構成
する支持体を次々と直列に連結して、それらに管束モジ
ュールを順次支持させて搬出し、搬入に際しては先ず流
体室支持部に流体室を支持すると共に管束モジュール支
持部に管束モジュールを支持し、次いで台車を本体胴方
向に移動しつつ、管束モジュール支持部の長さが短くな
るように次々と支持体を分解して管束モジュールを本体
胴に搬入することを特徴とするものである。(請求項
4)
【0009】また本発明の第3の発明は、請求項3に記
載の管束モジュール搬出入装置を使用し、熱交換器の本
体胴に収容される管束モジュールおよびそれに連結され
た流体室を搬出入する方法である。搬出に際しては先ず
流体室6を流体室支持部で支持し、次いで台車を本体胴
の長手方向外側に移動しつつ、管束モジュール支持部を
構成する支持体を次々と直列に連結してそれらに管束モ
ジュールを順次支持させて搬出し、次いで台車を載置し
た状態で、基部のレール部と脚部との連結を解除してか
ら、クレーン装置で管束モジュールならびにそれに連結
された流体室を台車ならびにレール部ごと吊上げて横移
動し、搬入に際しては先ず、台車をレール部に載置し、
その台車の上に流体室およびそれに連結された管束モジ
ュールを載置して、流体室支持部に流体室を支持すると
共に管束モジュール支持部に管束モジュールを支持し、
それらをクレーン装置で脚部上に載置し、レール部と脚
部とを締結具で締結し、次いで台車をレール部で本体胴
方向に移動しつつ、管束モジュール支持部の支持体を先
端側から次々と分離して管束モジュールを本体胴内に搬
入することを特徴とするものである。(請求項5)
【0010】上記いずれかの装置において、流体室に連
結された新しい管束モジュールを仮胴に収容して熱交換
器の設置場所に搬入し、次いで新しい管束モジュールを
仮胴から取り出すと共に、熱交換器から既存の流体室と
それに連結された管束モジュールを搬出し、搬出した既
存の管束モジュールを前記仮胴に収容して熱交換器の設
置場所から搬出することができる。(請求項6)
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
より説明する。図1は本発明の管束モジュール搬出入装
置の平面略図、図2は図1のA−A方向から見た正面
図、図3は図1のB−B断面図である。なお、説明を容
易にするため図1および図3では管束モジュールを省略
して示してある。
【0012】図1および図2において、管束モジュール
搬出入装置10は、本体胴2の流体室6側からその長手
方向外側に延長するように配置される細長い基部11
と、流体室6と管束モジュール4を支持するため前記基
部11上を往復移動可能に設けられた台車12とを具備
する。台車12は、流体室支持部13および管束モジュ
ール支持部14を備えている。さらに台車12の上方を
跨ぐようにクレーン装置15が配置される。
【0013】図3に示すように、基部11は熱交換器1
と同じコンクリート床にアンカーボルト16で固定され
た複数対の脚部17と、それら脚部17間を連結する横
部材18を有し、各脚部17の頂部に連結ボルト19で
着脱可能に細長いレール部20が連結される。なおこの
基部11は、熱交換器1に対する管束モジュール4の搬
出入に際して臨時的に設置される。レール部20は、平
行な一対のレール21とそれらを所定間隔で連結する連
結部材22を有し、その連結部材22の底部には車輪
(またはキャスタ)23が設けられる。この車輪23は
後述するようにクレーン装置15で台車12をレール部
20と共に吊上げてコンクリート床上に降ろした後の移
動手段として利用する。
【0014】図4は図2のC−C断面図であり、台車1
2における管束モジュール支持部14を側面から見たも
のである。さらに図5は図2の部分拡大図であり、台車
12における管束モジュール支持部14と流体室支持部
13を正面から見た一部が示されている。図5におい
て、管束モジュール支持部14と流体室支持部13は左
右一対の平行な連結バー24で互いに連結されている。
管束モジュール支持部14は、図4の如く、左右一対の
脚部25と、それら脚部25を互いに連結する横連結部
材26と、図5の如く、各脚部25から横方向に延長す
る一対の縦連結部材27との組み合わせからなる支持体
50を複数着脱自在に連結することにより構成される。
なお各支持体50は、縦連結部材27の先端部を次の支
持体50の脚部25にボルト接続することにより互いに
連結するようになっている。
【0015】各脚部25の底部には、レール21上を移
動するための複数の車輪28が設けられ、上部に位置決
め固定治具29が設けられる。これら位置決め固定治具
29はネジ機構により上下に伸縮自在とされ、頂部に断
面コ字型の把持部30が設けられる。後述するように管
束モジュール4を搬出入する際には、伸縮調整により把
持部30の高さを仕切状板7にレベル合わせしてそれを
把持できるようになっている。そして、この位置決め固
定治具29が本発明における管束モジュール4との高さ
調整機構29aを構成する。
【0016】図6は図2における流体室6とそれを支持
する流体室支持部13の拡大図であり、図7はそのD−
D断面図である。これらの図において、流体室支持部1
3は移動用架台31と、その上にレベル調整用ボルト3
2とスペーサ33を介して配置した受架台34を有して
いる。移動用架台31の底部にはレール21上を移動す
るための車輪35が設けられる。さらに受架台34の両
側にはそれぞれ吊り耳36が設けられる。
【0017】後述するように、管束モジュール4を搬出
入する際には、レベル調整ボルト32を調整して受架台
34の上面高さを流体室6の底面にレベル調整して合わ
せ、その調整した位置をスペーサ33で固定して流体室
6を支持する。そしてこれらレベル調整ボルト32およ
びスペーサ33により本発明における流体室6との高さ
調整機構32aが構成される。また各吊り耳36はクレ
ーン装置15(図2参照)のワイヤロープで引っ掛けて
流体室6部分を吊上げるために設けられる。
【0018】再び図1および図2において、クレーン装
置15は台車12の両側に所定間隔で立設された4本の
脚部37と、それら脚部37の上部を互いに連結する横
部材38を使用して門型に形成された架構39を有し、
その架構39に複数のチェーンブロック40が設けられ
る。そしてこれらチェーンブロック40にはワイヤロー
プ41がそれぞれ取り付けられ、台車12の複数箇所を
吊上げ出来るようになっている。
【0019】次に、上記装置を使用して管束モジュール
4の搬出入する方法を説明する。先ず本体胴2から管束
モジュール4を搬出する方法を説明すると、熱交換器1
の流体室6側から長手方向外側に延長するように基部1
1を配置し、その脚部17をアンカーボルト16でコン
クリート床に固定する。さらに基部11の上にレール部
20を配置して、それを複数の連結ボルト19で脚部1
7に締結固定する。次に、台車12の流体室支持部13
のみを基部11上のレール21に載置して、それを熱交
換器1の本体胴2の下部に位置する。そして、その流体
室支持部13の高さ調整機構32aを昇降して、流体室
6の下面を流体室支持部13で支持する。次いで、熱交
換器1の本体胴2と流体室6の溶接部分を切断して、流
体室6を切り離す。
【0020】次に、流体室6を流体室支持部13で支持
した台車12を少しずつ移動して本体胴2から引き出
し、それに連結された管束モジュール4の最初の仕切状
板7が本体胴2から引き出されたとき一旦停止する。そ
の状態で管束モジュール支持部14を構成する最初の支
持体50を組み立て、その脚部25と流体室支持部13
とを連結バー24およびボルト等の締結具を介して連結
する。なお管束モジュール4は、その仕切状板7の下端
縁が本体胴2に配置した管束受台5上を滑りながら引き
出される。次いで支持体50における脚部25の上部に
設けた位置決め固定治具29の高さを調整し、その把持
部30で最初の仕切状板7の下部を把持して固定する。
【0021】さらに管束モジュール4を引き出し、次の
仕切状板7が引き出されたときに、上記と同様に、次の
支持体50を組み立てて連結し、その把持部30で当該
仕切状板7を支持させる。このようにして次々と仕切状
板7を引き出し、その都度支持体50を組み立て、その
把持部30に仕切状板7を把持させながら、本体胴2か
ら管束モジュール4を完全に引き出すことにより、図2
の状態とする。
【0022】次に、台車12であるり流体室支持部13
とレール21とを、図6、図7に示す如く、ボルトとナ
ットからなる仮固定具51で固定しておく。そして、基
部11のレール部20と脚部17(図3)との各連結ボ
ルト19を外し、両者の連結を解除すると共に、図2の
如く、クレーン装置15のチェーンブロック40を操作
し、複数のワイヤロープ41の下端をレール部20の上
面に突設したアイボルトに係止する。次いでワイヤロー
プ41を上昇させてレール部20および台車12ごと、
その上の流体室6と管束モジュール4を吊上げ、さらに
横移動してコンクリート床上に降ろす。そして、レール
部20の下端に突設されたキャスタ23(図3)によ
り、それらを外部に搬出する。
【0023】次に本体胴2に管束モジュール4を搬入す
る方法を説明する。先ず、コンクリート床面上にレール
部20を載置すると共に、そのレール部20上に全ての
支持体50を組み立てた状態の管束モジュール支持部1
4と流体室支持部13とを備えた台車12を載置する。
そして台車12とレール部20間をボルトとナットによ
り仮固定しておく。次いで、その台車12上に、管束モ
ジュール4およびそれに連結された流体室6を載置す
る。そして各支持体50における各位置決め固定治具2
9(図4,図5)で把持部30の高さを調整し、それら
把持部30で複数の仕切状板7をそれぞれ把持固定す
る。さらに流体室支持部13におけるレベル調整ボルト
32を調整して受架台34の上面高さを流体室6の底面
にレベル調整し、その調整した位置をスペーサ33で固
定して流体室6を支持する。
【0024】次に、管束モジュール4が載置された台車
12をレール部20と共にクレーン装置15で吊上げ、
基部11の脚部17上に載置し、連結ボルト19でレー
ル部20を基部11に締結する。次いで、台車12とレ
ール部20との仮固定を外し、流体室6を押しながら管
束モジュール4を本体胴2内に徐々に挿入する。その
際、管束モジュール4は本体胴2に配置した管束受台5
上を滑りながら挿入される。最初の仕切状板7が本体胴
2の端部付近に達したとき、それを把持固定している支
持体50を取り外してから更に挿入する。このようにし
て次々と支持体50を取り外しながら管束モジュール4
を完全に本体胴2内に挿入した後、流体室6を本体胴2
の端部に溶接する。そして台車12や基部11等を取り
外すことにより作業が完了する。
【0025】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された管
束モジュールの搬出入装置は、本体胴の流体室側から長
手方向外側に延長するように配置される細長い基部と、
流体室と管束モジュールを支持するため前記基部上を往
復移動可能に設けられた台車を備え、台車に流体室支持
部および複数の支持体から構成される管束モジュール支
持部が設けられる。さらに前記管束モジュール支持部に
おける各支持体は長手方向に所定単位ごとに組立・分解
が可能とされていることを特徴とする。そのため狭い場
所であっても管束モジュールの変形、損傷等を起こすこ
となく、熱交換器の本体胴に対する管束モジュールの搬
出入を迅速且つ効率的に行うことができる。
【0026】また請求項2に記載された発明は、上記装
置において、管束モジュール支持部の各支持体が、仕切
状板を支持するように構成され、前記流体室支持部には
本体胴に設置される流体室との高さ調整機構が設けら
れ、管束モジュール支持部には本体胴に設置される管束
モジュールとの高さ調整機構が設けられているから、さ
らに管束モジュールの変形、損傷等を起こすことなく、
熱交換器の本体胴に対する管束モジュールの搬出入を迅
速且つ効率的に行うことができる。請求項3に記載され
た発明は、上記装置において、基部は、台車の車輪が案
内される少なくとも一対の平行なレールを有するレール
部と、そのレール部が上端に着脱自在に締結固定される
脚部と、を具備し、そのレール部に台車が載置された状
態で、前記レール部を吊上げて移動するクレーン装置を
設けることができる。それ故、さらに管束モジュールの
搬出入を迅速且つ効率的に行うことができる。
【0027】また請求項4に記載された発明は、請求項
1に記載の管束モジュール搬出入装置を使用し、熱交換
器の本体胴に収容される管束モジュールおよびそれに連
結された流体室を搬出入する方法であって、搬出に際し
ては先ず流体室支持部に流体室を支持し、次いで台車を
本体胴の長手方向外側に移動しつつ管束モジュール支持
部を構成する支持体を次々と直列に連結して、それらに
管束モジュールを順次支持させて搬出し、搬入に際して
は先ず流体室支持部に流体室を支持すると共に管束モジ
ュール支持部に管束モジュールを支持し、次いで台車を
本体胴方向に移動しつつ、管束モジュール支持部の長さ
が短くなるように次々と支持体を分解して管束モジュー
ルを本体胴に搬入することを特徴とするものである。そ
のためこの方法により管束モジュールの変形、損傷等を
起こすことなく、迅速且つ効率的に熱交換器の本体胴に
対する管束モジュールの搬出入を行うことができる。
【0028】さらに、請求項5に記載された発明は、請
求項3に記載の管束モジュール搬出入装置を使用し、熱
交換器の本体胴に収容される管束モジュールおよびそれ
に連結された流体室を搬出入する方法であって、搬出に
際しては先ず流体室6を流体室支持部で支持し、次いで
台車を本体胴の長手方向外側に移動しつつ、管束モジュ
ール支持部を構成する支持体を次々と直列に連結してそ
れらに管束モジュールを順次支持させて搬出し、次いで
台車を載置した状態で、基部のレール部と脚部との連結
を解除してから、クレーン装置で管束モジュールならび
にそれに連結された流体室を台車ならびにレール部ごと
吊上げて横移動し、搬入に際しては先ず、台車をレール
部に載置し、その台車の上に流体室およびそれに連結さ
れた管束モジュールを載置して、流体室支持部に流体室
を支持すると共に管束モジュール支持部に管束モジュー
ルを支持し、それらをクレーン装置で脚部上に載置し、
レール部と脚部とを締結具で締結し、次いで台車をレー
ル部上で本体胴方向に移動しつつ、管束モジュール支持
部の支持体を先端側から次々と分離して管束モジュール
を本体胴内に搬入することを特徴とするものである。そ
のため、より迅速且つ効率的に熱交換器の本体胴に対す
る管束モジュールの搬出入を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管束モジュール搬出入装置を示す平面
略図。
【図2】図1のA−A方向から見た正面図。
【図3】図1のB−B断面略図。
【図4】図2のC−C断面図。
【図5】図2の部分拡大図。
【図6】図2における流体室6とそれを支持する流体室
支持部13の拡大図。
【図7】図6のD−D断面図。
【図8】熱交換器の模式的な図。
【符号の説明】
1 熱交換器 2 本体胴 3 基礎部 4 管束モジュール 5 管束受台 6 流体室 6a 入口部 6b 出口部 6c 仕切状板 7 仕切状板 10 管束モジュール搬出入装置 11 基部 12 台車 13 流体室支持部 14 管束モジュール支持部 15 クレーン装置 16 アンカーボルト 17 脚部 18 横部材 19 連結ボルト 20 レール部 21 レール 22 連結部材 23 車輪 24 連結バー 25 脚部 26 横連結部材 27 縦連結部材 28 車輪 29 位置決め固定治具 29a 高さ調整機構 30 把持部 31 移動用架台 32 レベル調整用ボルト 32a 高さ調整機構 33 スペーサ 34 受架台 35 車輪 36 吊り耳 37 脚部 38 横部材 39 架構 40 チェーンブロック 41 ワイヤロープ 50 支持体 51 仮固定具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 好輝 東京都大田区蒲田五丁目37番1号 東芝プ ラント建設株式会社内 (72)発明者 小原 文男 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 3C030 CA05 3L103 AA01 BB05 CC02 CC18 CC30 DD06 DD18 DD63

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器(1) の本体胴(2) 内に収容され
    る管束モジュール(4) をそれに連結された流体室(6) と
    共に搬出入する装置であって、 本体胴(2) の流体室(6) 側から長手方向外側に延長する
    ように配置される細長い基部(11)と、 流体室(6) と管束モジュール4を支持するため前記基部
    (11)上を往復移動可能に設けられる台車(12)とを備え、 台車(12)は、前記流体室(6) を支持する流体室支持部(1
    3)と、夫々管束モジュール(4) を支持する複数の支持体
    (50)から構成される管束モジュール支持部(14)が設けら
    れ、 さらに前記管束モジュール支持部(14)における各支持体
    (50)は、長手方向の所定単位ごとにその組立および分解
    を可能とされていることを特徴とする管束モジュールの
    搬出入装置。
  2. 【請求項2】 管束モジュール支持部(14)の各支持体(5
    0)は、夫々の管が貫通される仕切状板(7) を支持し、 流体室支持部(13)には、本体胴(2) に設置される流体室
    (6) との高さ調整機構(32a) が設けられ、 管束モジュール支持部(14)には、本体胴(2) に設置され
    る管束モジュール(4)との高さ調整機構(29a) が設けら
    れた、請求項1に記載の管束モジュールの搬出入装置。
  3. 【請求項3】 基部(11)は、台車の車輪が案内される少
    なくとも一対の平行なレール(21)を有するレール部(20)
    と、そのレール部(20)が上端に着脱自在に締結固定され
    る脚部(17)と、を具備し、 そのレール部(20)に台車(12)が載置された状態で、前記
    レール部(20)を吊上げて移動するクレーン装置(15)が設
    けられる請求項1または請求項2に記載の管束モジュー
    ルの搬出入装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の管束モジュール搬出入
    装置を使用し、熱交換器(1) の本体胴(2) に収容される
    管束モジュール(4) およびそれに連結された流体室(6)
    を搬出入する方法であって、 搬出に際しては先ず流体室支持部(13)に流体室(6) を支
    持し、次いで台車(12)を本体胴(2) の長手方向外側に移
    動しつつ、管束モジュール支持部(14)を構成する支持体
    (50)を次々と直列に連結して、それらに管束モジュール
    (4) を順次支持させて搬出し、 搬入に際しては先ず流体室支持部(13)に流体室(6) を支
    持すると共に、管束モジュール支持部(14)に管束モジュ
    ール(4) を支持し、 次いで台車(12)を本体胴(2) 方向に移動しつつ、管束モ
    ジュール支持部(14)の長さが短くなるように、その支持
    体(50)を順次分解して管束モジュール(4) を本体胴(2)
    内に搬入することを特徴とする管束モジュールの搬出入
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の管束モジュール搬出入
    装置を使用し、熱交換器(1) の本体胴(2) に収容される
    管束モジュール(4) およびそれに連結された流体室(6)
    を搬出入する方法であって、 搬出に際しては先ず流体室支持部(13)に流体室(6) を支
    持し、次いで台車(12)を本体胴(2) の長手方向外側に移
    動しつつ、管束モジュール支持部(14)を構成する支持体
    (50)を次々と直列に連結して、それらに管束モジュール
    (4) を順次支持させて搬出し、 次いで台車(12)を載置した状態で、基部(11)のレール部
    (20)と脚部(17)との連結を解除してから、クレーン装置
    (15)の管束モジュール(4) ならびにそれに連結された流
    体室(6) を台車(12)ならびにレール部(20)ごと吊上げて
    横移動し、 搬入に際しては先ず、台車(12)をレール部(20)に載置
    し、その台車(12)の上に流体室(6) およびそれに連結さ
    れた管束モジュール(4) を載置して、流体室支持部(13)
    に流体室(6) を支持すると共に管束モジュール支持部(1
    4)に管束モジュール4を支持し、 それらをクレーン装置(15)で脚部(17)上に載置し、レー
    ル部(20)と脚部(17)とを締結具で締結し、 次いで台車(12)をレール部(20)で本体胴(2) 方向に移動
    しつつ、管束モジュール支持部(14)の支持体(50)を先端
    側から次々と分離して管束モジュール(4) を本体胴(2)
    内に搬入することを特徴とする管束モジュールの搬出入
    方法。
  6. 【請求項6】 流体室に連結された新しい管束モジュー
    ルを、仮胴に収容して熱交換器の設置場所に搬入し、 次いで新しい管束モジュールを仮胴から取り出すと共
    に、熱交換器から既存の流体室とそれに連結された管束
    モジュールを搬出し、搬出した管束モジュールを前記仮
    胴に収容して熱交換器の設置場所から搬出する請求項3
    または請求項4に記載の管束モジュールの搬出入方法。
JP2001082791A 2001-03-22 2001-03-22 管束モジュールの搬出入装置および搬出入方法 Pending JP2002283152A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001082791A JP2002283152A (ja) 2001-03-22 2001-03-22 管束モジュールの搬出入装置および搬出入方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001082791A JP2002283152A (ja) 2001-03-22 2001-03-22 管束モジュールの搬出入装置および搬出入方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002283152A true JP2002283152A (ja) 2002-10-03

Family

ID=18938692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001082791A Pending JP2002283152A (ja) 2001-03-22 2001-03-22 管束モジュールの搬出入装置および搬出入方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002283152A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007245314A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Seiko Epson Corp ワークの製造ライン
KR101100600B1 (ko) 2009-10-08 2011-12-29 주식회사 티에스엠텍 열교환기의 셀부의 내,외통의 결합방법 및 그 결합구조물
JP2013022688A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Nippon Express Co Ltd 管束引抜押込装置
JP2013022686A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Nippon Express Co Ltd 管束引抜押込方法および装置
JP2013022687A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Nippon Express Co Ltd 管束引抜押込装置
JP2014059083A (ja) * 2012-09-14 2014-04-03 Chugoku Electric Power Co Inc:The 熱交換器用吊上げ治具
JP2014102215A (ja) * 2012-11-21 2014-06-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 蒸気発生器の解体方法
CN103846674A (zh) * 2012-12-06 2014-06-11 珠海格力电器股份有限公司 U管推动装置、自动穿管机及u管推动装置的操作方法
KR101487934B1 (ko) 2013-08-01 2015-01-30 삼성중공업 주식회사 열교환기
KR20230047658A (ko) * 2021-10-01 2023-04-10 (주)대주기계 공기압축기 인터쿨러의 열교환모듈 인출방법
CN116379814A (zh) * 2023-04-12 2023-07-04 湖南迅科旭光科技有限公司 一种便于多场地适用的氟塑料管壳式换热器

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007245314A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Seiko Epson Corp ワークの製造ライン
KR101100600B1 (ko) 2009-10-08 2011-12-29 주식회사 티에스엠텍 열교환기의 셀부의 내,외통의 결합방법 및 그 결합구조물
JP2013022688A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Nippon Express Co Ltd 管束引抜押込装置
JP2013022686A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Nippon Express Co Ltd 管束引抜押込方法および装置
JP2013022687A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Nippon Express Co Ltd 管束引抜押込装置
JP2014059083A (ja) * 2012-09-14 2014-04-03 Chugoku Electric Power Co Inc:The 熱交換器用吊上げ治具
JP2014102215A (ja) * 2012-11-21 2014-06-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 蒸気発生器の解体方法
CN103846674A (zh) * 2012-12-06 2014-06-11 珠海格力电器股份有限公司 U管推动装置、自动穿管机及u管推动装置的操作方法
KR101487934B1 (ko) 2013-08-01 2015-01-30 삼성중공업 주식회사 열교환기
KR20230047658A (ko) * 2021-10-01 2023-04-10 (주)대주기계 공기압축기 인터쿨러의 열교환모듈 인출방법
KR102527615B1 (ko) 2021-10-01 2023-05-02 (주)대주기계 공기압축기 인터쿨러의 열교환모듈 인출방법
CN116379814A (zh) * 2023-04-12 2023-07-04 湖南迅科旭光科技有限公司 一种便于多场地适用的氟塑料管壳式换热器
CN116379814B (zh) * 2023-04-12 2024-01-23 湖南迅科旭光科技有限公司 一种便于多场地适用的氟塑料管壳式换热器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002283152A (ja) 管束モジュールの搬出入装置および搬出入方法
JP5394334B2 (ja) 高所作業用作業床の施工方法
CN110549028B (zh) 一种大跨距直通型电缆桥架自动焊接设备
WO2020140695A1 (zh) 一种新型切管设备
JP4115472B2 (ja) 橋梁構造物における足場の組立方法
JP2678075B2 (ja) 横型多管式熱交換器における管束の引出及び押込装置
CN210615543U (zh) 一种大跨距直通型电缆桥架自动焊接设备
CN216864868U (zh) 一种大悬臂预应力盖梁二次张拉平台
CN102518313B (zh) 组装式滑移小车
CN210795536U (zh) 一种结晶器铜板维修工装滑移门架
CN213923863U (zh) 一种室内可移动的组拼式起吊工具
CN211169550U (zh) 一种维修和更换减速机的吊装装置
CN207658955U (zh) 一种可调节式卷扬机钢丝绳转换支架
CN211230261U (zh) 一种能移动的边坡钻孔平台
CN111472218A (zh) 拆除隧道临时轨道的装置及施工方法
CN219489413U (zh) 一种大型电池包拆解平台
CN219222369U (zh) 一种往返式基夫赛特炉水冷挡板牵引装置
CN218539107U (zh) 一种应用于狭小腔室内的设备安装装置
KR102380015B1 (ko) 시공장비에 의한 팹의 액세스 플로어 시공방법
CN219931052U (zh) 一种管廊架顶部推进式伸缩操作平台
CN218619913U (zh) 用于装配式梁板施工的装置
CN221660820U (zh) 一种适用于工业建筑改造中的大型管道提升运输装置
CN210193244U (zh) 易操作法兰用锻件吊运机架
CN219213563U (zh) 一种钢绞线穿束辅助设备
CN220226284U (zh) 一种焊接球网架辅助安装装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080826

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090120