JPS6168497A - 糖アルコ−ルエステル誘導体およびこれを含有する好中球活性化剤 - Google Patents
糖アルコ−ルエステル誘導体およびこれを含有する好中球活性化剤Info
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- JPS6168497A JPS6168497A JP19011484A JP19011484A JPS6168497A JP S6168497 A JPS6168497 A JP S6168497A JP 19011484 A JP19011484 A JP 19011484A JP 19011484 A JP19011484 A JP 19011484A JP S6168497 A JPS6168497 A JP S6168497A
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- Japan
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- acid
- ester derivative
- fatty acid
- sugar alcohol
- alcohol ester
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明は新規な糖アルコールエステル誘導体およびこれ
を含有する好中球活性化剤に関するものである。本発明
によって提供される糖アルコールエステル誘導体は新規
化合物であって、白血球の一種である好中球を活性化す
る作用を有する。従って、責食細胞である好中球が活性
化されることにより細菌や癌細胞を好中球を介して死滅
させることができるので、感染症、癌および免疫病等に
有効である。
を含有する好中球活性化剤に関するものである。本発明
によって提供される糖アルコールエステル誘導体は新規
化合物であって、白血球の一種である好中球を活性化す
る作用を有する。従って、責食細胞である好中球が活性
化されることにより細菌や癌細胞を好中球を介して死滅
させることができるので、感染症、癌および免疫病等に
有効である。
先行技術およびその問題点
糖エステルとして、グルコースの脂肪酸エステル、ショ
糖の脂肪酸エステルまたはトレハロースの脂肪酸エステ
ルが臘瘍細胞に対する直接的な細胞毒性を示すことが知
られている(日本化学会誌、第1661ページ(198
2)参照)。
糖の脂肪酸エステルまたはトレハロースの脂肪酸エステ
ルが臘瘍細胞に対する直接的な細胞毒性を示すことが知
られている(日本化学会誌、第1661ページ(198
2)参照)。
しかしながら、感染症や癌の治療を行なう場合、細菌や
癌細胞に対して直接的に働〈従来の抗菌剤や癌化学療法
剤は毒性が強いという難点があり、近年生体の防御機構
を活用した治療薬の出現が強く望まれてきた。
癌細胞に対して直接的に働〈従来の抗菌剤や癌化学療法
剤は毒性が強いという難点があり、近年生体の防御機構
を活用した治療薬の出現が強く望まれてきた。
■ 発明の目的
本発明者等は糖アルコールエステル誘導体を種々合成し
た結果、本発明に係る糖アルコールエステル誘導体が好
中球を活性化させるという驚ろくべき作用を有すること
を見出し本発明を完成するに至ったものである。
た結果、本発明に係る糖アルコールエステル誘導体が好
中球を活性化させるという驚ろくべき作用を有すること
を見出し本発明を完成するに至ったものである。
従って本発明は新規な糖アルコールエステル誘導体およ
びこれを含有する好中球活性化剤を提供することを目的
とする。好中球は貧食細胞であり、細菌や癌細胞を死滅
させたり、好中球が免疫担当細胞であるマクロファージ
を活性化する働きを有する。
びこれを含有する好中球活性化剤を提供することを目的
とする。好中球は貧食細胞であり、細菌や癌細胞を死滅
させたり、好中球が免疫担当細胞であるマクロファージ
を活性化する働きを有する。
本発明に係る化合物は好中球を活性化させる作用を有す
るので、生体が本来備えている防御機能を高め、毒性の
低い抗癌剤、抗菌剤等として有効に使用することができ
る。
るので、生体が本来備えている防御機能を高め、毒性の
低い抗癌剤、抗菌剤等として有効に使用することができ
る。
■ 発明の詳細な説明
上記目的を達成する本発明は三糖類アルコールと脂肪酸
よりなる糖アルコールエステル誘導体である。さらに本
発明によれば、前記糖アルコールエステル誘導体を含有
する好中球活性化剤が提供される。
よりなる糖アルコールエステル誘導体である。さらに本
発明によれば、前記糖アルコールエステル誘導体を含有
する好中球活性化剤が提供される。
前記糖アルコールエステル誘導体は三糖類アルコール1
モルに対し脂肪酸が2モル以上となるようにするのがよ
い。三糖類アルコールとしてはマルチトールまたはパラ
チニットをあげることができる。脂肪酸はその炭素数が
14ないし22のものがよく、特にミリスチン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、γ
−リノレン酸、α−リノレン酸またはベヘン酸が好まし
い。
モルに対し脂肪酸が2モル以上となるようにするのがよ
い。三糖類アルコールとしてはマルチトールまたはパラ
チニットをあげることができる。脂肪酸はその炭素数が
14ないし22のものがよく、特にミリスチン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、γ
−リノレン酸、α−リノレン酸またはベヘン酸が好まし
い。
本発明の糖アルコールエステル誘導体は、例えばマルチ
トールあるいはバラチニットと炭素数が14ないし22
の脂肪酸のクロライドをN、N−ジメチルホルムアミド
中で脱ハロゲン化水素剤としてピリジンを存在させて縮
合させるとか、該脂肪酸メチルエステルをアルカリ触媒
、例えば炭酸カリウムの存在下で縮合させることにより
得ることができる。上記炭素数14ないし22の脂肪酸
としては、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸
、オレイン酸、リノール酸、γ−リノレン酸、α−リノ
レン酸またはベヘン酸が好ましく用いられる。
トールあるいはバラチニットと炭素数が14ないし22
の脂肪酸のクロライドをN、N−ジメチルホルムアミド
中で脱ハロゲン化水素剤としてピリジンを存在させて縮
合させるとか、該脂肪酸メチルエステルをアルカリ触媒
、例えば炭酸カリウムの存在下で縮合させることにより
得ることができる。上記炭素数14ないし22の脂肪酸
としては、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸
、オレイン酸、リノール酸、γ−リノレン酸、α−リノ
レン酸またはベヘン酸が好ましく用いられる。
本発明の糖アルコールエステル誘導体は好中球活性化剤
として使用され、具体的には抗種瘍剤とか抗菌剤として
使用することができる。投与量は成人1日量、経口投与
で200 Wq〜1000■、静注で50η〜500
’9が適当である。
として使用され、具体的には抗種瘍剤とか抗菌剤として
使用することができる。投与量は成人1日量、経口投与
で200 Wq〜1000■、静注で50η〜500
’9が適当である。
本発明の化合物は単独又は通常の方法で賦形剤。
滑沢剤、崩解剤等と混合され錠剤、カプセル剤。
散剤または顆粒剤等に製剤化される。賦形剤としてはデ
ンプン、乳糖、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン
等、滑沢剤としてはタルク、ステアリン酸マグネシウム
等崩解剤としてはメチルセルロース、アルギン酸、結晶
セルロース等があげられる。注射剤においては、脂肪乳
剤とするか水に溶解させたものとするのがよい。
ンプン、乳糖、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン
等、滑沢剤としてはタルク、ステアリン酸マグネシウム
等崩解剤としてはメチルセルロース、アルギン酸、結晶
セルロース等があげられる。注射剤においては、脂肪乳
剤とするか水に溶解させたものとするのがよい。
次に実施例および試験例を示し本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらに何ら限定されるものでは
ない。
説明するが、本発明はこれらに何ら限定されるものでは
ない。
実施例−1
結晶マルチトール15.5Of (45,0mmot)
とステアリン酸メチル4.478 ? (15,0mm
ot)にN、N−ジメチルホルムアミド60I11tを
加え、つづいて無水炭酸カリウム207 mg (1,
50mmot)を添加した。該反応混液を80乃至10
0+mHrの減圧下、90乃至95℃に9時間加熱、攪
拌した。つづいて反応溶媒を減圧留去し残渣を乾固させ
た。該残渣をノルマルヘキサン20〇−で洗浄し、ノル
マルヘキサン不溶部を減圧乾燥した。このものより熱ア
セトンで3回(各150d)。
とステアリン酸メチル4.478 ? (15,0mm
ot)にN、N−ジメチルホルムアミド60I11tを
加え、つづいて無水炭酸カリウム207 mg (1,
50mmot)を添加した。該反応混液を80乃至10
0+mHrの減圧下、90乃至95℃に9時間加熱、攪
拌した。つづいて反応溶媒を減圧留去し残渣を乾固させ
た。該残渣をノルマルヘキサン20〇−で洗浄し、ノル
マルヘキサン不溶部を減圧乾燥した。このものより熱ア
セトンで3回(各150d)。
熱1−ブタノールで1回(300m )で抽出を行なっ
た。アセトン抽出層とブタノール抽出層をあわせ、・こ
れより溶媒を減圧留去し抽出残渣7440 IQを得た
。該残渣の薄層クロマトグラフィー(Kieae1ge
160GF□、 、 0.25w 厚:クロロホルム・
メタノールルに同定されるスポット、R7′値0.49
を有しステアロイル基が2つ導入されたジエステルに同
定されるスポット、町値0.60から0.77までを有
し、ステアロイル基が3乃至それ以上導入されたポリエ
ステルに同定される複数のスポットを呈す。該残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー−こ付し、クロロホ
ルム・メタノール7対1より5対3に至る濃度勾配法に
より溶出させ、ポリエステル画分(フラクション1 )
537〜.ジエステル画分(フラクション2 ) 2
2851!q、ジエステル及びモノエステル混合画分(
フラクション3)2478■を順に得た。各画分の分光
学的データを以下に示す。
た。アセトン抽出層とブタノール抽出層をあわせ、・こ
れより溶媒を減圧留去し抽出残渣7440 IQを得た
。該残渣の薄層クロマトグラフィー(Kieae1ge
160GF□、 、 0.25w 厚:クロロホルム・
メタノールルに同定されるスポット、R7′値0.49
を有しステアロイル基が2つ導入されたジエステルに同
定されるスポット、町値0.60から0.77までを有
し、ステアロイル基が3乃至それ以上導入されたポリエ
ステルに同定される複数のスポットを呈す。該残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー−こ付し、クロロホ
ルム・メタノール7対1より5対3に至る濃度勾配法に
より溶出させ、ポリエステル画分(フラクション1 )
537〜.ジエステル画分(フラクション2 ) 2
2851!q、ジエステル及びモノエステル混合画分(
フラクション3)2478■を順に得た。各画分の分光
学的データを以下に示す。
フラクション1 : IRν二二二(cm−’): 3
350 、1750 。
350 、1750 。
フラクション2 : IRy:::(cm−”) :
3340 、1745 。
3340 、1745 。
実施例−2
結晶マルチトール14.71 ? (42,72mmo
j )とベヘン酸メチル5.05 f (14,24m
mot)にN、N−ジメチルホルムアミド60+dを加
え、つづいて無水炭酸カリウム1971IP(1,42
5mmot)を添加した。該反応混液を85乃至951
1m11tの減圧下90乃至95℃に加熱攪拌すると、
反応開始後40分でホモジニアスとなった。同一条件下
さらに8時間加熱、攪拌し、つづいて反応溶媒を減圧留
去し残渣を乾固させた。該残渣をノルマルヘキサン20
0−で洗浄し、ノルマルヘキサン不溶部を減圧乾燥した
。このものより熱アセトンで3回(各150m)、熱1
−ブタノールで1回(300m )抽出を行なった。ア
セトン抽出層とブタノール抽出層をあわせ、これより溶
媒を減圧留去し抽出残渣7280岬を得た。該残渣の薄
層クロマトグラフィー(Kieselgel 60GF
114.0.255m+厚:り導入されたモノエステル
に同定されるスポット、U値0.54を有しベヘノイル
基が2つ導入されたジエステルに同定されるスポット、
U値0.67から0.79までを有しベヘメイル基が3
乃至それ以上導入されたポリエステルに同定される複数
のスポットを呈す。該残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーに付し、クロロホルム・メタノール7対1よ
り4対1に至る濃度勾配法により溶出させポリエステル
画分(フラクション1 ) 63919 、ジエステル
画分(フラクション2)1639η、モノエステル画分
(フラクション3)25801Fを順に得た。各両分の
分光学的データを以下に示す。
j )とベヘン酸メチル5.05 f (14,24m
mot)にN、N−ジメチルホルムアミド60+dを加
え、つづいて無水炭酸カリウム1971IP(1,42
5mmot)を添加した。該反応混液を85乃至951
1m11tの減圧下90乃至95℃に加熱攪拌すると、
反応開始後40分でホモジニアスとなった。同一条件下
さらに8時間加熱、攪拌し、つづいて反応溶媒を減圧留
去し残渣を乾固させた。該残渣をノルマルヘキサン20
0−で洗浄し、ノルマルヘキサン不溶部を減圧乾燥した
。このものより熱アセトンで3回(各150m)、熱1
−ブタノールで1回(300m )抽出を行なった。ア
セトン抽出層とブタノール抽出層をあわせ、これより溶
媒を減圧留去し抽出残渣7280岬を得た。該残渣の薄
層クロマトグラフィー(Kieselgel 60GF
114.0.255m+厚:り導入されたモノエステル
に同定されるスポット、U値0.54を有しベヘノイル
基が2つ導入されたジエステルに同定されるスポット、
U値0.67から0.79までを有しベヘメイル基が3
乃至それ以上導入されたポリエステルに同定される複数
のスポットを呈す。該残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーに付し、クロロホルム・メタノール7対1よ
り4対1に至る濃度勾配法により溶出させポリエステル
画分(フラクション1 ) 63919 、ジエステル
画分(フラクション2)1639η、モノエステル画分
(フラクション3)25801Fを順に得た。各両分の
分光学的データを以下に示す。
フラクション1 : IR’士! (c!r” ) :
3345 t 1743 pフラクション2 : I
RM!七(ffi−’) 3330 、1740 。
3345 t 1743 pフラクション2 : I
RM!七(ffi−’) 3330 、1740 。
実施例−3
結晶バラチニット15.90 f (44,92mmo
A )とステアリン酸メチル4478 trq (15
,00mmot)にN、N−ジメチルホルムアミド60
Pntを加え、つづいて無水炭酸カリウム207 w9
(1,50mmot)を添加した。該反応混液を80
乃至100 mHtの減圧下、90乃至95℃に9時間
加熱攪拌した。つづいて反応溶媒を減圧留去し残渣を乾
固させた。該残渣をノルマルヘキサン20〇−で洗浄し
ノルマルヘキサン不溶部を減圧乾燥した。このものより
熱アセトンで3回(各150!Rt)。
A )とステアリン酸メチル4478 trq (15
,00mmot)にN、N−ジメチルホルムアミド60
Pntを加え、つづいて無水炭酸カリウム207 w9
(1,50mmot)を添加した。該反応混液を80
乃至100 mHtの減圧下、90乃至95℃に9時間
加熱攪拌した。つづいて反応溶媒を減圧留去し残渣を乾
固させた。該残渣をノルマルヘキサン20〇−で洗浄し
ノルマルヘキサン不溶部を減圧乾燥した。このものより
熱アセトンで3回(各150!Rt)。
熱1−ブタノールで1回(300m )抽出を行なった
。アセトン抽出層とブタノール抽出層をあわせこれより
溶媒を減圧留去し、抽侠残渣7580岬を得た。該残渣
の薄層クロマトグラフィー(Kieae1ge160G
F、、4.0.25日厚:クロロホルム・メタノールモ
ノエステルに同定される2つのスポット、M値0.34
及び0.45を有しステアロイル基が2つ導入されたジ
エステルに同定される2つのスポット、d値0.55か
ら0.79までを有しステアロイル基が3つ乃至それ以
上導入されたポリエステルに同定される複数のスポット
を呈す。該残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
に付しクロロホルム・メタノール7対1より5対3に至
る濃度勾配法により溶出させポリエステル画分(フラク
ション1)613 N 、ポリエステル及びジエステル
混合画分(フラクション2 ) 2112WIg、ジエ
ステル及びモノエステル混合画分(フラクション3)2
62711PJ−順に得た。各両分の分光学的データを
以下に示す。
。アセトン抽出層とブタノール抽出層をあわせこれより
溶媒を減圧留去し、抽侠残渣7580岬を得た。該残渣
の薄層クロマトグラフィー(Kieae1ge160G
F、、4.0.25日厚:クロロホルム・メタノールモ
ノエステルに同定される2つのスポット、M値0.34
及び0.45を有しステアロイル基が2つ導入されたジ
エステルに同定される2つのスポット、d値0.55か
ら0.79までを有しステアロイル基が3つ乃至それ以
上導入されたポリエステルに同定される複数のスポット
を呈す。該残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
に付しクロロホルム・メタノール7対1より5対3に至
る濃度勾配法により溶出させポリエステル画分(フラク
ション1)613 N 、ポリエステル及びジエステル
混合画分(フラクション2 ) 2112WIg、ジエ
ステル及びモノエステル混合画分(フラクション3)2
62711PJ−順に得た。各両分の分光学的データを
以下に示す。
フラクション1 : IR&1@@z (crl) :
3350 * 1745 +フラクション2 : I
Rν壬: (cm−’ ) : 3345 、1745
。
3350 * 1745 +フラクション2 : I
Rν壬: (cm−’ ) : 3345 、1745
。
試験例
好中球活性化作用
8〜10週令C退会/He雄マウスに8%カゼイン溶液
を腹腔内投与し、6時間後に腹腔内に浸出してきた好中
球を回収する。該好中球6.25X10’個を含む培養
液(RPMI−1640) 145μ/、と5ICrで
ラベルしたC3H/He雄マウス腫瘍細胞(MM46
) 5x1o”個を含む培養液(RPMI−1640)
25μを及びリン酸緩衝液に試験する化合物を懸濁さ
せた溶液20μtならびに牛胎児血清10μtを混ぜ、
全量を200μtとして96大の培養プレートに充填し
、37℃で16時間培養する。
を腹腔内投与し、6時間後に腹腔内に浸出してきた好中
球を回収する。該好中球6.25X10’個を含む培養
液(RPMI−1640) 145μ/、と5ICrで
ラベルしたC3H/He雄マウス腫瘍細胞(MM46
) 5x1o”個を含む培養液(RPMI−1640)
25μを及びリン酸緩衝液に試験する化合物を懸濁さ
せた溶液20μtならびに牛胎児血清10μtを混ぜ、
全量を200μtとして96大の培養プレートに充填し
、37℃で16時間培養する。
死滅した腫瘍細胞(MM46)から遊離した1tCrの
放射能を測定することによって腫瘍細胞障害活性を求め
、これを好中球活性化能の指標とする。結果を第1表に
示す。試験の結果、代表例として下記の第1表に示す如
く著明な腫瘍細胞障害活性すなわち好中球活性化作用を
確認した。また第1表に示さない本発明に係る糖アルコ
ールエステル誘導−体も同様な好中球活性化作用を有す
ることが確認された。
放射能を測定することによって腫瘍細胞障害活性を求め
、これを好中球活性化能の指標とする。結果を第1表に
示す。試験の結果、代表例として下記の第1表に示す如
く著明な腫瘍細胞障害活性すなわち好中球活性化作用を
確認した。また第1表に示さない本発明に係る糖アルコ
ールエステル誘導−体も同様な好中球活性化作用を有す
ることが確認された。
第1表 腫瘍細胞障害活性
急性毒性
ICR系雄性マウス(5週令)を用いて、経口投与によ
る急性毒性試験を行った。本発明の化合物のLD、。値
はいずれ<>59/Kg以上であり、極めて安全性の高
いことが確認された。
る急性毒性試験を行った。本発明の化合物のLD、。値
はいずれ<>59/Kg以上であり、極めて安全性の高
いことが確認された。
■ 発明の作用効果
本発明によれば二糖類アルコールと脂肪酸よりなる糖ア
ルコールエステル誘導体が提供される。
ルコールエステル誘導体が提供される。
本発明に係る糖アルコールエステル誘導体は好中球を活
性化する作用を有する。従って好中球の活性化により、
好中球を介して治癒される疾病の治療薬、例えば抗癌剤
、抗感染症剤等として有効にかつ高い安全性のもとで使
用することができる。
性化する作用を有する。従って好中球の活性化により、
好中球を介して治癒される疾病の治療薬、例えば抗癌剤
、抗感染症剤等として有効にかつ高い安全性のもとで使
用することができる。
−+辱誇−
特許出願人 テルモ株式会社′、・−ルー。
Claims (10)
- (1)二糖類アルコールと脂肪酸よりなる糖アルコール
エステル誘導体。 - (2)二糖類アルコール1モルに対し脂肪酸が2モル以
上である特許請求の範囲第1項記載の糖アルコールエス
テル誘導体。 - (3)二糖類アルコールがマルチトールまたはパラチニ
ットである特許請求の範囲第1項記載の糖アルコールエ
ステル誘導体。 - (4)脂肪酸の炭素数が14ないし22である特許請求
の範囲第1項記載の糖アルコールエステル誘導体。 - (5)脂肪酸がミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリ
ン酸、オレイン酸、リノール酸、γ−リノレン酸、α−
リノレン酸またはベヘン酸である特許請求の範囲第4項
記載の糖アルコールエステル誘導体。 - (6)二糖類アルコールと脂肪酸よりなる糖アルコール
エステル誘導体を含有する好中球活性化剤。 - (7)二糖類アルコール1モルに対し脂肪酸が2モル以
上である特許請求の範囲第6項記載の好中球活性化剤。 - (8)二糖類アルコールがマルチトールまたはパラチニ
ットである特許請求の範囲第6項記載の好中球活性化剤
。 - (9)脂肪酸の炭素数が14ないし22である特許請求
の範囲第6項記載の好中球活性化剤。 - (10)脂肪酸がミリスチン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸、オレイン酸、リノール酸、γ−リノレン酸、α
−リノレン酸またはベヘン酸である特許請求の範囲第9
項記載の好中球活性化剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19011484A JPS6168497A (ja) | 1984-09-11 | 1984-09-11 | 糖アルコ−ルエステル誘導体およびこれを含有する好中球活性化剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19011484A JPS6168497A (ja) | 1984-09-11 | 1984-09-11 | 糖アルコ−ルエステル誘導体およびこれを含有する好中球活性化剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6168497A true JPS6168497A (ja) | 1986-04-08 |
Family
ID=16252611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19011484A Pending JPS6168497A (ja) | 1984-09-11 | 1984-09-11 | 糖アルコ−ルエステル誘導体およびこれを含有する好中球活性化剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6168497A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996018632A1 (en) * | 1994-12-16 | 1996-06-20 | Universite De Sherbrooke | Methods for the preparation of pure homologous series of mono to tetra fatty acyl esters of sugars; characterization of one antitumor component as maltose 1, 6, 6' tripalmitate: and pharmaceutical formulations useful in the treatment of cancer. |
WO2000042994A3 (en) * | 1999-01-21 | 2003-08-28 | Long Island Jewish Res Inst | Inhibition of bacterial dissemination |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57200311A (en) * | 1981-06-04 | 1982-12-08 | Ss Pharmaceut Co Ltd | Immunizator |
-
1984
- 1984-09-11 JP JP19011484A patent/JPS6168497A/ja active Pending
Patent Citations (1)
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