JPS6168484A - 5,7−ジヒドロキシ−8−ニトロフラボン - Google Patents
5,7−ジヒドロキシ−8−ニトロフラボンInfo
- Publication number
- JPS6168484A JPS6168484A JP19118584A JP19118584A JPS6168484A JP S6168484 A JPS6168484 A JP S6168484A JP 19118584 A JP19118584 A JP 19118584A JP 19118584 A JP19118584 A JP 19118584A JP S6168484 A JPS6168484 A JP S6168484A
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- JP
- Japan
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- nitroflavone
- formula
- dihydroxy
- salt
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- Pending
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
東!裏Δ秋1外腎
本発明は、すぐれた抗アレルギー作用を有し抗アレルギ
ー剤として有用な新規フラボン誘導体に関する。
ー剤として有用な新規フラボン誘導体に関する。
従来技術
従来より各種アレルギー症状の予防、治療剤の研究、開
発が行なわれており、すでに種々の薬物が市販に供され
ている。それらアレルギー症状のうち、気管支喘息、じ
ん麻疹、アレルギー性鼻炎などはタイプ1に分類される
即時形アレルギーである。
発が行なわれており、すでに種々の薬物が市販に供され
ている。それらアレルギー症状のうち、気管支喘息、じ
ん麻疹、アレルギー性鼻炎などはタイプ1に分類される
即時形アレルギーである。
このタイプ■のアレルギーは、そのアレルギー反応の機
序および抗アレルギー剤の作用点から一般に3段階に大
別されている。すなわち、まず体内に侵入した外来性抗
原に対してマクロファージ、T細胞お上びB細胞の相互
作用によってIgE抗体が産生され、このIgE抗体が
組織の肥満細胞や好塩基球のIgEレセプターに固着し
て感作が成立するものであって、この過程を第1段階と
いう。つぎに、これに再び外来性抗原が体内に侵入する
と細胞のIgEレセプター(こ固着したIgEと外来性
抗原が結合し、その抗原抗体反応が引き金となって細胞
膜酵素の活性化、細胞内へのカルノウムイオンの流入な
どが起り、それによって酵素反応などの生化学的変化、
脱顆粒などの組織学的変化がひき起される。その結果、
ヒスタミンやSRS −A(11+01 reacti
ng 5uhstance of anaphy−1a
xis)などのケミカルメディエータ−が細胞外に遊離
する。この過程を第2段階という。上記第2段階で細胞
外に遊離したケミカルメディエータ−は平滑筋のれん縮
、毛細血管の透過性の元通あるいは分泌促進作用を生せ
しめ、種々のアレルギー症状を惹起する。この過程を第
3段階という。
序および抗アレルギー剤の作用点から一般に3段階に大
別されている。すなわち、まず体内に侵入した外来性抗
原に対してマクロファージ、T細胞お上びB細胞の相互
作用によってIgE抗体が産生され、このIgE抗体が
組織の肥満細胞や好塩基球のIgEレセプターに固着し
て感作が成立するものであって、この過程を第1段階と
いう。つぎに、これに再び外来性抗原が体内に侵入する
と細胞のIgEレセプター(こ固着したIgEと外来性
抗原が結合し、その抗原抗体反応が引き金となって細胞
膜酵素の活性化、細胞内へのカルノウムイオンの流入な
どが起り、それによって酵素反応などの生化学的変化、
脱顆粒などの組織学的変化がひき起される。その結果、
ヒスタミンやSRS −A(11+01 reacti
ng 5uhstance of anaphy−1a
xis)などのケミカルメディエータ−が細胞外に遊離
する。この過程を第2段階という。上記第2段階で細胞
外に遊離したケミカルメディエータ−は平滑筋のれん縮
、毛細血管の透過性の元通あるいは分泌促進作用を生せ
しめ、種々のアレルギー症状を惹起する。この過程を第
3段階という。
従来知られている抗アレルギー剤のうち、抗体産生抑制
剤は第1段階に作用する薬物であり、抗ヒスタミン剤は
第3段階に作用する薬物である。
剤は第1段階に作用する薬物であり、抗ヒスタミン剤は
第3段階に作用する薬物である。
また第2段階に作用する抗アレルギー剤としてはDSC
G、 トラニラストなどが知られている。
G、 トラニラストなどが知られている。
発明の目的
本発明者らは、上記第2段階のアレルギー症状に対して
すぐれた抗アレルギー作用を示す薬物を得るべく研究を
重ねた結果、特定のフラボン誘導体が、ヒスタミンや5
RS−Aなどのケミカルメゾイエ−、ターの遊離抑制活
性にすぐれていることを知り、本発明を完成するに至っ
た。すなわち、本発明は、ケミカルメディエータ−に起
因する各種アレルギー性疾患の予防、治療に有用な新規
フラボン誘導体を提供するものである。
すぐれた抗アレルギー作用を示す薬物を得るべく研究を
重ねた結果、特定のフラボン誘導体が、ヒスタミンや5
RS−Aなどのケミカルメゾイエ−、ターの遊離抑制活
性にすぐれていることを知り、本発明を完成するに至っ
た。すなわち、本発明は、ケミカルメディエータ−に起
因する各種アレルギー性疾患の予防、治療に有用な新規
フラボン誘導体を提供するものである。
3明の構成
本発明の化合物は、式:
で示される5、7−シヒドロキンー8−ニトロフラボン
およびその薬学的に許容される塩である。
およびその薬学的に許容される塩である。
薬学的に許容される塩としてはナトリウム塩。
カリウム塩、カルンウム塩、マグネシウム塩、アンモニ
ウム塩などがあげられる。
ウム塩などがあげられる。
上記フラボン誘導体は5.7−シヒドロキノフラボンを
適当な有機溶媒、例えば酢酸中、硝酸にて常法によりニ
トロ化することにより製造される。
適当な有機溶媒、例えば酢酸中、硝酸にて常法によりニ
トロ化することにより製造される。
本発明の化合物は、下記試験例で示すように、すぐれた
ケミカルメディエータ−遊離阻害活性を持っている。
ケミカルメディエータ−遊離阻害活性を持っている。
試験例1
Hartley系モルモット(雄3体重約4009)に
抗卵白アルブミンモルモット血清を静脈内投与して受動
的に感作し、48時間後肺を摘出、細切して肺浮遊液を
調製した。これに被験化合物および卵白アルブミンを添
加して37℃にてインキュベートし、反応終了後、°肺
切片を濾去して濾液中のヒスタミンおよび5R8−A量
を測定した。ヒスタミン量はMayらの方法(J 、
Allerg、 、40巻。
抗卵白アルブミンモルモット血清を静脈内投与して受動
的に感作し、48時間後肺を摘出、細切して肺浮遊液を
調製した。これに被験化合物および卵白アルブミンを添
加して37℃にてインキュベートし、反応終了後、°肺
切片を濾去して濾液中のヒスタミンおよび5R8−A量
を測定した。ヒスタミン量はMayらの方法(J 、
Allerg、 、40巻。
12頁(1970年)〕に準じて蛍光法で測定した。
5RS−A量はモルモット回腸を用いたバイオアッセイ
で測定した。すなわちマグヌス槽に懸垂したモルモット
回腸に抗ヒスタミン剤、抗アセチルコリン剤および被験
液を添加し、モルモット回腸の収縮の程度から5RS−
A量を算出した。本発明化合物のヒスタミンおよび5R
S−Aの遊離に対する抑制率を第1表に示す。
で測定した。すなわちマグヌス槽に懸垂したモルモット
回腸に抗ヒスタミン剤、抗アセチルコリン剤および被験
液を添加し、モルモット回腸の収縮の程度から5RS−
A量を算出した。本発明化合物のヒスタミンおよび5R
S−Aの遊離に対する抑制率を第1表に示す。
第1表
試験例2
抗卵白アルブミンラット血清をW 1star系ラツト
(雄1体重約200g)の背部正中線の両側に各々0.
1zi2宛、2点づつ計4点に皮肉注射して受動的に感
作した。48時間後、卵白アルブミンおよびエバンスブ
ルー混液laQを尾静脈より投与してPCA(受動皮膚
アナフィラキンー)反応を惹起した。30分後、青染部
を切り取り漏出色素ΩをK atayaaaらの方法C
Microbiol、 [maunol、、22巻、
89頁(1978年)〕に従い測定した。PCA反応惹
起1時間前に被験化合物を6匹のラットに200 x9
7 kgづつ経口投与した。第2表に本発明化合物のP
CA反応抑制率を示す。
(雄1体重約200g)の背部正中線の両側に各々0.
1zi2宛、2点づつ計4点に皮肉注射して受動的に感
作した。48時間後、卵白アルブミンおよびエバンスブ
ルー混液laQを尾静脈より投与してPCA(受動皮膚
アナフィラキンー)反応を惹起した。30分後、青染部
を切り取り漏出色素ΩをK atayaaaらの方法C
Microbiol、 [maunol、、22巻、
89頁(1978年)〕に従い測定した。PCA反応惹
起1時間前に被験化合物を6匹のラットに200 x9
7 kgづつ経口投与した。第2表に本発明化合物のP
CA反応抑制率を示す。
第2表
本発明の化合物は、経口または非経口的に投与されるが
経口投与が好ましい。また使用に際しては通常の医薬担
体を用いて常法により各N製剤形に調製される。例えば
、経口投与用には錠剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒剤、
ンロツブ剤、粉剤などが挙げられる。
経口投与が好ましい。また使用に際しては通常の医薬担
体を用いて常法により各N製剤形に調製される。例えば
、経口投与用には錠剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒剤、
ンロツブ剤、粉剤などが挙げられる。
実施例
5.7−シヒドロキシフラボ:1509を1600.w
9の酢酸に懸濁し、約60℃に加熱して、濃硝酸151
Qを滴下する。1時間同温度で攪拌後、室温で静置し、
生じた沈澱を濾別して粗結晶styを得る。
9の酢酸に懸濁し、約60℃に加熱して、濃硝酸151
Qを滴下する。1時間同温度で攪拌後、室温で静置し、
生じた沈澱を濾別して粗結晶styを得る。
これを酢酸から再結晶して5.7−ジヒドロキノー8−
ニトロフラボンの針状結晶46gを得る。
ニトロフラボンの針状結晶46gを得る。
融点:246〜248℃(分解)
IR(KBr):3450.+655.1600.14
75゜+450.1420.1365,1320,12
50゜+200.1165,1115,850,770
.625゜565 ax−’ NMR(DMSO−ds)δ:8.15〜7.3(5H
,m)、7.15(L H,s)、6.38(L H,
s)元素分析値;C15H,0゜Nとして 計算値:C,60,21;H,3,03;N、4.68
%。
75゜+450.1420.1365,1320,12
50゜+200.1165,1115,850,770
.625゜565 ax−’ NMR(DMSO−ds)δ:8.15〜7.3(5H
,m)、7.15(L H,s)、6.38(L H,
s)元素分析値;C15H,0゜Nとして 計算値:C,60,21;H,3,03;N、4.68
%。
Claims (1)
- (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される5,7−ジヒドロキシ−8−ニトロフラボン
またはその薬学的に許容される塩。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19118584A JPS6168484A (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 | 5,7−ジヒドロキシ−8−ニトロフラボン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19118584A JPS6168484A (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 | 5,7−ジヒドロキシ−8−ニトロフラボン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6168484A true JPS6168484A (ja) | 1986-04-08 |
Family
ID=16270313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19118584A Pending JPS6168484A (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 | 5,7−ジヒドロキシ−8−ニトロフラボン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6168484A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111166739A (zh) * | 2020-02-18 | 2020-05-19 | 西安交通大学 | 柯因在制备抗类过敏药物中的应用 |
-
1984
- 1984-09-12 JP JP19118584A patent/JPS6168484A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111166739A (zh) * | 2020-02-18 | 2020-05-19 | 西安交通大学 | 柯因在制备抗类过敏药物中的应用 |
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