JPS6168227A - 熱収縮包装用低温収縮性チユ−ブ状ポリ塩化ビニルフイルム及びその製造方法 - Google Patents
熱収縮包装用低温収縮性チユ−ブ状ポリ塩化ビニルフイルム及びその製造方法Info
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- JPS6168227A JPS6168227A JP19061584A JP19061584A JPS6168227A JP S6168227 A JPS6168227 A JP S6168227A JP 19061584 A JP19061584 A JP 19061584A JP 19061584 A JP19061584 A JP 19061584A JP S6168227 A JPS6168227 A JP S6168227A
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- JP
- Japan
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- film
- polyvinyl chloride
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- resin
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C61/00—Shaping by liberation of internal stresses; Making preforms having internal stresses; Apparatus therefor
- B29C61/003—Shaping by liberation of internal stresses; Making preforms having internal stresses; Apparatus therefor characterised by the choice of material
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2027/00—Use of polyvinylhalogenides or derivatives thereof as moulding material
- B29K2027/06—PVC, i.e. polyvinylchloride
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- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、塩化ビニル樹脂組成物から成るチューブ状フ
ィルム、特に、熱収縮包装用の低温収縮性チューブ状ポ
リ塩化ビニルフィルムおよびその製造方法に関するもの
である。
ィルム、特に、熱収縮包装用の低温収縮性チューブ状ポ
リ塩化ビニルフィルムおよびその製造方法に関するもの
である。
商品を熱収縮性プラスチックフィルムで包み、加熱トン
ネルで加熱してフィルムを収縮させ包装する収縮包装(
シュリンクパッケージ)は、ポリ塩化ビニリデンフィル
ムなどを用いてソーセージ等の包装に古くから行われ、
最近では、雑貨、食品などの商業包装をはじめ、工業製
品の包装にまで拡大され需要が急激に増大しているもの
である。 収縮包装に使用されているフィルムは土間ポリ塩化ビニ
リデンのほか、最近はポリ塩化ビニルと、ポリエチレン
ボリプロビレンが主で、前者は商業包装、後者は工業包
装用にそれぞれ用いられている。
ネルで加熱してフィルムを収縮させ包装する収縮包装(
シュリンクパッケージ)は、ポリ塩化ビニリデンフィル
ムなどを用いてソーセージ等の包装に古くから行われ、
最近では、雑貨、食品などの商業包装をはじめ、工業製
品の包装にまで拡大され需要が急激に増大しているもの
である。 収縮包装に使用されているフィルムは土間ポリ塩化ビニ
リデンのほか、最近はポリ塩化ビニルと、ポリエチレン
ボリプロビレンが主で、前者は商業包装、後者は工業包
装用にそれぞれ用いられている。
前記熱収縮包装用ポリ塩化ビニルフィルムは従来から塩
化ビニルの重合体からつくられるが、この塩化ビニル樹
脂を粉末からペレットに成形し、可塑剤を始め、種々の
添加剤を配合してコンパウンドペレνトにしたものをカ
レンダー法で厚手のフィルムにし、二軸延伸して収縮フ
ィルムとする手段が採られているが、土間可塑剤は、塩
化ビニルフィルムに柔軟性を持たせる等のため添加され
、可塑剤として液状のジオクチルフタレート、ジブチル
フタレートなどが併用されているが、これら従来の数種
の液状可塑剤を添加した塩化ビニルフィルムは実際の収
縮包装では通常加熱トンネル内で2KWの継続ヒータ及
び4KWの断続1調ヒータの両者により130℃以上の
高1で5〜6秒の加熱を要し、高温を嫌う商品、例えば
ヨーグルトなどの乳製品、IC5LSIのチップや、磁
気テープ、感#A紙などの工業製品の包装には不適当で
あることが見出だされた。 そこで、数bl類の可塑剤を多量に添加し可塑性を増大
することが考えられるが、かようなフィルムはコスト高
となるほか、あまりも軟質となりすぎ包材としての剛性
が無<、Sa包装ないしは一括包装に用いることが出来
ず、また、多量の可塑剤を配合することにより低温で収
縮する反面、常温で自然収縮したり、フィルム中の可塑
剤が拡散により商品自体へ移行し両者間に粘着が起きた
り、商品たる食品等に変質を生じる等熱収縮包装用フィ
ルムとしては使用できないという欠点があった。
化ビニルの重合体からつくられるが、この塩化ビニル樹
脂を粉末からペレットに成形し、可塑剤を始め、種々の
添加剤を配合してコンパウンドペレνトにしたものをカ
レンダー法で厚手のフィルムにし、二軸延伸して収縮フ
ィルムとする手段が採られているが、土間可塑剤は、塩
化ビニルフィルムに柔軟性を持たせる等のため添加され
、可塑剤として液状のジオクチルフタレート、ジブチル
フタレートなどが併用されているが、これら従来の数種
の液状可塑剤を添加した塩化ビニルフィルムは実際の収
縮包装では通常加熱トンネル内で2KWの継続ヒータ及
び4KWの断続1調ヒータの両者により130℃以上の
高1で5〜6秒の加熱を要し、高温を嫌う商品、例えば
ヨーグルトなどの乳製品、IC5LSIのチップや、磁
気テープ、感#A紙などの工業製品の包装には不適当で
あることが見出だされた。 そこで、数bl類の可塑剤を多量に添加し可塑性を増大
することが考えられるが、かようなフィルムはコスト高
となるほか、あまりも軟質となりすぎ包材としての剛性
が無<、Sa包装ないしは一括包装に用いることが出来
ず、また、多量の可塑剤を配合することにより低温で収
縮する反面、常温で自然収縮したり、フィルム中の可塑
剤が拡散により商品自体へ移行し両者間に粘着が起きた
り、商品たる食品等に変質を生じる等熱収縮包装用フィ
ルムとしては使用できないという欠点があった。
本発明は長期の研究により塩化ビニル樹脂組成物に特定
の耐量撃性改質剤を可塑剤として小量添加することによ
り叙上の従来のポリ塩化ビニルフィルムによろ熱収縮包
装用フィルムの欠点を除去した低重収縮性の強度の高い
且つ可塑剤の移行などが生じない熱収縮包装用の低温収
縮性チューブ状塩化ビニルフィルムが得られることをN
認し且つこのフィルムを従来のインフレーション法によ
るフィルム製造装置を用いて廉価に提供することを目的
とするものである。
の耐量撃性改質剤を可塑剤として小量添加することによ
り叙上の従来のポリ塩化ビニルフィルムによろ熱収縮包
装用フィルムの欠点を除去した低重収縮性の強度の高い
且つ可塑剤の移行などが生じない熱収縮包装用の低温収
縮性チューブ状塩化ビニルフィルムが得られることをN
認し且つこのフィルムを従来のインフレーション法によ
るフィルム製造装置を用いて廉価に提供することを目的
とするものである。
本発明は上記目的を達成するために第1に、ポリ塩化ビ
ニルVII脂100重量部と、可塑剤としてエチレン・
酢酸ビニル・一酸化炭素共重合体から成るエチレン系高
分子量ポリマ−15〜3071Ji部と、改質剤として
ABS樹脂またはMBSfM脂10〜20重址部と、錫
系安定剤2〜3重旦部及び若干の滑剤を配合した塩化ビ
ニル樹脂組成物から成り、又、第2に、ポリ塩化ビニル
樹脂100重址部と、可塑剤としてエチレン・酢酸ビニ
ル・一酸化炭素共重き体から成るエチレン系高分子址ポ
リマー15〜30重址部と、改質剤としてABStf1
脂またはMBS樹脂10〜zoft諷部と、錫系安定剤
2〜3重址部及び若干の滑剤を配合、M株し、これをイ
ンフレーシアン成膜法によりチューブ状フィルムに成形
する工程と、このフィルムを二軸延呻する工程とから成
ることを特徴とする。
ニルVII脂100重量部と、可塑剤としてエチレン・
酢酸ビニル・一酸化炭素共重合体から成るエチレン系高
分子量ポリマ−15〜3071Ji部と、改質剤として
ABS樹脂またはMBSfM脂10〜20重址部と、錫
系安定剤2〜3重旦部及び若干の滑剤を配合した塩化ビ
ニル樹脂組成物から成り、又、第2に、ポリ塩化ビニル
樹脂100重址部と、可塑剤としてエチレン・酢酸ビニ
ル・一酸化炭素共重き体から成るエチレン系高分子址ポ
リマー15〜30重址部と、改質剤としてABStf1
脂またはMBS樹脂10〜zoft諷部と、錫系安定剤
2〜3重址部及び若干の滑剤を配合、M株し、これをイ
ンフレーシアン成膜法によりチューブ状フィルムに成形
する工程と、このフィルムを二軸延呻する工程とから成
ることを特徴とする。
以下本発明の詳細を図示の実施例について説明する。
本発明に係るポリ塩化ビニルフィルムの樹脂組成たる配
合例は、800〜130014合度のポリ塩化ビニル樹
1ff7 (粉末ポリマー)100部、これに添加する
配合剤としてエチレン・酢酸ビニル・一酸化炭素共重合
体から成るエチレン系高分子量ポリマーから成る可塑剤
15〜30部、AaS樹脂またはMBS樹脂から成る改
質剤10〜20部、錫系安定剤2〜3部、好ましくは2
.5部及び若干の滑剤をブレンダーに入れて分散、混練
する。 前記ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)はこれに限定されな
いが、ストレートのPVCを用い、前記可塑剤として添
加ずろエチレン・酢酸ビニル・一酸化炭素共重合体から
成るエチレン系高分子量ポリマーは、半透明のベレット
あるいはパウダーで、製造方法の詳細は米国特許第3,
780,140号に開示されている、エチレン、酢酸ビ
ニルと一酸化炭素から成る三元共重合樹脂(ターポリマ
ー)から成り、銘柄として、例えばエルバロイ(登録商
標デュポン社)でポリ塩化ビニルと完全に相溶して透明
なブレンド物を形成する特徴を有し、との相溶性の点を
除いては、酢酸ビニル含有址が30〜40%のエチレン
酢酸ビニル共重合樹脂(EVA] とよく似た物性を備
丸でいる。従って、その溶解度指数(s、p、)は、ポ
リ塩化ビニルのS、P、(9,41に近い値を有し、可
塑化効率は中分子量のポリエステル可塑剤の可塑化効率
に近い値を示す。本発明において1よ後述するその他の
添加剤及びそれらとの配合効果によって、他の液状可塑
剤を併用せずに石鹸水や溶剤による抽出、熱による揮散
、他基材の移行などによる可塑剤の損失を防止すると共
に、適度の剛性を維持しつつ比較的少量の添加で低温収
縮を可能とするものである。 前記ABS樹脂又はMBS4id脂から成る改質剤は低
温特性、光沢、加工性、耐熱、耐衝撃性を向上させろ目
的で添加されろものである。 前記錫系安定剤は、フィルム製造時の熱分解を防止して
、熱安定性、透明性を高めるため添加され、前記可塑剤
をも相溶する分散性の良いジオ?。 チル錫メルカプトあるいはジオクチル錫ラウレート、ジ
ブチル錫脂肪酸エステルなどが用いられる。 また0、5〜2部程度添加される滑剤は分散性の良好な
ものであれば良く例えば複合型ステアリン酸系、n−ブ
チルステアレートなどが用いられろ。 叙上のように配合された原料は、バッチタイプのバンバ
リーミキサ−や、ミキシングロールで均一に分散すべく
混練し、これを直接後述インフレーション工程へ移送す
るかあるいは、エクストルーダでコンパウンドベレット
に成形する。エチレン系高分子量ポリマーは一括添加が
可能である。 前記混練された原料あるいはコンパウンドベレットはT
ダイ法でフラットなフィルムに成膜加工できるが、叙上
の配合効果の故に最も経済的な方法とされるインフレー
ジョン法によってチューブ状フィにムに成形することが
できる。すなわち、小ソバ−により投入された前記コン
パウンドベレットあるいは前記原料はシリンダーの中で
樹脂温度150℃〜200℃に加熱溶融されながらスク
リューによって練られ、リングダイから溶融チューブと
なって押し出され、この中に送入゛された所定址の空気
により膨張され、チューブ外周に空気を吹き付けろか、
あるいは自然冷却されながらチューブ状のフィルムに成
形される。 さらに、叙上の如くインフレーンこン法により成形した
巻取り段のフィルムは二軸延伸処理が施される。すなわ
ち、空気媒体あるいは液媒体中50℃〜100℃で毎分
5〜15mの速度で前記フィルムを通過させ、例えば縦
10%〜40%、横(輻)30%〜50%の延伸比率で
延伸加工されろ。前記延伸比率は一例でフィルムの用途
に応じ適宜選択すれば良く、また延伸法についてもチュ
ーブ式あるいはテンタ一式により任意に行うことが可能
であるが、延伸時の分子配向を固定させるための最終工
程たる熱固定処理は行われない。 上述の延伸工程を経て咎き取られ全工程を終了した低温
収縮性チューブ状塩化ビニルフィルム(よ、別表の通り
の収縮性及び物性を示す。 尚、別表中の比較例の配合は下記のとおりである。 比較例 配合 PVC(PIlooI 100 可塑剤(DOP) 20〜40 安定剤(錫系)1.8〜2.0 滑剤 0.5〜1.0 区区皿1 (’Wy 1 0 405060708090100 ℃グリ
セリンバスに3分間浸漬後測定 本願、比較例ともに延伸後の収縮率 50730(%)
x印本願 O印比較例 低1」【1性 〈トンネル条件〉 収縮トンネル 協和電機 3200ヒーター
2KW継続ヒーター 0FF4KW断続温調
サイドヒーター ON 温調温度 83℃ コンベアスピード 入口−出口まで5〜6秒く出来上り
品の比較〉 0良い ○や\艮い Δwn x小艮以上のように本
発明はポリ塩化ビニル樹脂100重址部と、可塑剤とし
てエチレン・酢酸ビニル・一酸化炭素共重合体から成る
エチレン系高分子量ポリマ−15〜303iiii部と
、改質剤としてABS樹脂またはMBS17kI脂10
〜20重量部と、錫系安定剤2〜3重量部及び若干の滑
剤から構成した低温収縮性のチューブ状塩化ビニルフィ
ルムであるから、熱収縮包装に好適なチューブ状の、強
度、剛性、可塑性の良好なバランスを有し、且つ従来品
と劣らぬ機械的強度を保持しつつ極めて小さな被包装物
に対しても熱収縮トンネルにおける短時間の低温加熱で
良好な収縮包装を得ることが出来、動力消費を節減して
、工業製品を始め高温で変質する乳製品等の食品を熱収
縮包装することができると共に、常温で収縮したり、可
塑剤が移行することのない優れた物性を備える低温収縮
性チューブ状塩化ビニルフィルムを提供することが可能
となった。また、ポリ塩化ビニル樹脂100重旦部と、
可塑剤としてエチレン・酢酸ビニル・一酸化炭素共重合
体から成るエチレン系高分子址ポリマー15〜30重量
部と、改質剤としてABS樹脂またはMBS樹脂10〜
20重量部と、錫系安定剤2〜31![置部及び若干の
滑剤を配合、混練し、これをインフレーション成膜法(
こよりチューブ状フィルムに成形する工程と、このフィ
ルムを二軸延伸する工程とから成る製造方法としたから
、その製造工程においても同等特殊の装置を必要とせず
に全て従来の装置を用いて廉価に製造できるものである
。
合例は、800〜130014合度のポリ塩化ビニル樹
1ff7 (粉末ポリマー)100部、これに添加する
配合剤としてエチレン・酢酸ビニル・一酸化炭素共重合
体から成るエチレン系高分子量ポリマーから成る可塑剤
15〜30部、AaS樹脂またはMBS樹脂から成る改
質剤10〜20部、錫系安定剤2〜3部、好ましくは2
.5部及び若干の滑剤をブレンダーに入れて分散、混練
する。 前記ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)はこれに限定されな
いが、ストレートのPVCを用い、前記可塑剤として添
加ずろエチレン・酢酸ビニル・一酸化炭素共重合体から
成るエチレン系高分子量ポリマーは、半透明のベレット
あるいはパウダーで、製造方法の詳細は米国特許第3,
780,140号に開示されている、エチレン、酢酸ビ
ニルと一酸化炭素から成る三元共重合樹脂(ターポリマ
ー)から成り、銘柄として、例えばエルバロイ(登録商
標デュポン社)でポリ塩化ビニルと完全に相溶して透明
なブレンド物を形成する特徴を有し、との相溶性の点を
除いては、酢酸ビニル含有址が30〜40%のエチレン
酢酸ビニル共重合樹脂(EVA] とよく似た物性を備
丸でいる。従って、その溶解度指数(s、p、)は、ポ
リ塩化ビニルのS、P、(9,41に近い値を有し、可
塑化効率は中分子量のポリエステル可塑剤の可塑化効率
に近い値を示す。本発明において1よ後述するその他の
添加剤及びそれらとの配合効果によって、他の液状可塑
剤を併用せずに石鹸水や溶剤による抽出、熱による揮散
、他基材の移行などによる可塑剤の損失を防止すると共
に、適度の剛性を維持しつつ比較的少量の添加で低温収
縮を可能とするものである。 前記ABS樹脂又はMBS4id脂から成る改質剤は低
温特性、光沢、加工性、耐熱、耐衝撃性を向上させろ目
的で添加されろものである。 前記錫系安定剤は、フィルム製造時の熱分解を防止して
、熱安定性、透明性を高めるため添加され、前記可塑剤
をも相溶する分散性の良いジオ?。 チル錫メルカプトあるいはジオクチル錫ラウレート、ジ
ブチル錫脂肪酸エステルなどが用いられる。 また0、5〜2部程度添加される滑剤は分散性の良好な
ものであれば良く例えば複合型ステアリン酸系、n−ブ
チルステアレートなどが用いられろ。 叙上のように配合された原料は、バッチタイプのバンバ
リーミキサ−や、ミキシングロールで均一に分散すべく
混練し、これを直接後述インフレーション工程へ移送す
るかあるいは、エクストルーダでコンパウンドベレット
に成形する。エチレン系高分子量ポリマーは一括添加が
可能である。 前記混練された原料あるいはコンパウンドベレットはT
ダイ法でフラットなフィルムに成膜加工できるが、叙上
の配合効果の故に最も経済的な方法とされるインフレー
ジョン法によってチューブ状フィにムに成形することが
できる。すなわち、小ソバ−により投入された前記コン
パウンドベレットあるいは前記原料はシリンダーの中で
樹脂温度150℃〜200℃に加熱溶融されながらスク
リューによって練られ、リングダイから溶融チューブと
なって押し出され、この中に送入゛された所定址の空気
により膨張され、チューブ外周に空気を吹き付けろか、
あるいは自然冷却されながらチューブ状のフィルムに成
形される。 さらに、叙上の如くインフレーンこン法により成形した
巻取り段のフィルムは二軸延伸処理が施される。すなわ
ち、空気媒体あるいは液媒体中50℃〜100℃で毎分
5〜15mの速度で前記フィルムを通過させ、例えば縦
10%〜40%、横(輻)30%〜50%の延伸比率で
延伸加工されろ。前記延伸比率は一例でフィルムの用途
に応じ適宜選択すれば良く、また延伸法についてもチュ
ーブ式あるいはテンタ一式により任意に行うことが可能
であるが、延伸時の分子配向を固定させるための最終工
程たる熱固定処理は行われない。 上述の延伸工程を経て咎き取られ全工程を終了した低温
収縮性チューブ状塩化ビニルフィルム(よ、別表の通り
の収縮性及び物性を示す。 尚、別表中の比較例の配合は下記のとおりである。 比較例 配合 PVC(PIlooI 100 可塑剤(DOP) 20〜40 安定剤(錫系)1.8〜2.0 滑剤 0.5〜1.0 区区皿1 (’Wy 1 0 405060708090100 ℃グリ
セリンバスに3分間浸漬後測定 本願、比較例ともに延伸後の収縮率 50730(%)
x印本願 O印比較例 低1」【1性 〈トンネル条件〉 収縮トンネル 協和電機 3200ヒーター
2KW継続ヒーター 0FF4KW断続温調
サイドヒーター ON 温調温度 83℃ コンベアスピード 入口−出口まで5〜6秒く出来上り
品の比較〉 0良い ○や\艮い Δwn x小艮以上のように本
発明はポリ塩化ビニル樹脂100重址部と、可塑剤とし
てエチレン・酢酸ビニル・一酸化炭素共重合体から成る
エチレン系高分子量ポリマ−15〜303iiii部と
、改質剤としてABS樹脂またはMBS17kI脂10
〜20重量部と、錫系安定剤2〜3重量部及び若干の滑
剤から構成した低温収縮性のチューブ状塩化ビニルフィ
ルムであるから、熱収縮包装に好適なチューブ状の、強
度、剛性、可塑性の良好なバランスを有し、且つ従来品
と劣らぬ機械的強度を保持しつつ極めて小さな被包装物
に対しても熱収縮トンネルにおける短時間の低温加熱で
良好な収縮包装を得ることが出来、動力消費を節減して
、工業製品を始め高温で変質する乳製品等の食品を熱収
縮包装することができると共に、常温で収縮したり、可
塑剤が移行することのない優れた物性を備える低温収縮
性チューブ状塩化ビニルフィルムを提供することが可能
となった。また、ポリ塩化ビニル樹脂100重旦部と、
可塑剤としてエチレン・酢酸ビニル・一酸化炭素共重合
体から成るエチレン系高分子址ポリマー15〜30重量
部と、改質剤としてABS樹脂またはMBS樹脂10〜
20重量部と、錫系安定剤2〜31![置部及び若干の
滑剤を配合、混練し、これをインフレーション成膜法(
こよりチューブ状フィルムに成形する工程と、このフィ
ルムを二軸延伸する工程とから成る製造方法としたから
、その製造工程においても同等特殊の装置を必要とせず
に全て従来の装置を用いて廉価に製造できるものである
。
図は本発明の工程の実施例を示すものである。
特許出願人 東興資材工業株式会社
−゛ 、
手続補正書
昭和59年10月3 日
Claims (2)
- (1)ポリ塩化ビニル樹脂100重量部と、可塑剤とし
てエチレン・酢酸ビニル・一酸化炭素共重合体から成る
エチレン系高分子量ポリマー15〜30重量部と、改質
剤としてABS樹脂またはMBS樹脂10〜20重量部
と、錫系安定剤2〜3重量部及び若干の滑剤から成る熱
収縮包装用低温収縮性チューブ状ポリ塩化ビニルフィル
ム。 - (2)ポリ塩化ビニル樹脂100重量部と、可塑剤とし
てエチレン・酢酸ビニル・一酸化炭素共重合体から成る
エチレン系高分子量ポリマー15〜30重量部と、改質
剤としてABS樹脂またはMBS樹脂10〜20重量部
と、錫系安定剤2〜3重量部及び若干の滑剤を配合、混
練し、これをインフレーション成膜法によりチューブ状
フィルムに成形する工程と、このフィルムを二軸延伸す
る工程とから成る熱収縮包装用低温収縮性チューブ状ポ
リ塩化ビニルフィルムの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19061584A JPS6168227A (ja) | 1984-09-13 | 1984-09-13 | 熱収縮包装用低温収縮性チユ−ブ状ポリ塩化ビニルフイルム及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19061584A JPS6168227A (ja) | 1984-09-13 | 1984-09-13 | 熱収縮包装用低温収縮性チユ−ブ状ポリ塩化ビニルフイルム及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6168227A true JPS6168227A (ja) | 1986-04-08 |
Family
ID=16261015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19061584A Pending JPS6168227A (ja) | 1984-09-13 | 1984-09-13 | 熱収縮包装用低温収縮性チユ−ブ状ポリ塩化ビニルフイルム及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6168227A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007231055A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 食品包装用塩化ビニル系樹脂組成物及びストレッチフィルム |
JP2015134879A (ja) * | 2014-01-17 | 2015-07-27 | テクノポリマー株式会社 | 軋み音低減接触用部品 |
-
1984
- 1984-09-13 JP JP19061584A patent/JPS6168227A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007231055A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 食品包装用塩化ビニル系樹脂組成物及びストレッチフィルム |
JP2015134879A (ja) * | 2014-01-17 | 2015-07-27 | テクノポリマー株式会社 | 軋み音低減接触用部品 |
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