JPS6165957A - 送りネジシステム - Google Patents
送りネジシステムInfo
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- JPS6165957A JPS6165957A JP18445484A JP18445484A JPS6165957A JP S6165957 A JPS6165957 A JP S6165957A JP 18445484 A JP18445484 A JP 18445484A JP 18445484 A JP18445484 A JP 18445484A JP S6165957 A JPS6165957 A JP S6165957A
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- JP
- Japan
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- nut
- nuts
- screw system
- feed
- feed screw
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の分野1
本発明は、駆動源の回転運動を直線運動に変換する目的
で使用される送りネジシステムに関し、待に、精密工作
機械や精密計測装置など精密な送り技術を必要とする装
置、例えば半導体製造装置の超精密位置決め用の試料移
送装置の送り)幾描を構成するのに好適な送りネジシス
テムに関する。
で使用される送りネジシステムに関し、待に、精密工作
機械や精密計測装置など精密な送り技術を必要とする装
置、例えば半導体製造装置の超精密位置決め用の試料移
送装置の送り)幾描を構成するのに好適な送りネジシス
テムに関する。
[発明の背景]
従来、精密工作機械や精密計測装置など精密な送り技術
を必要とする装置において用いられる送りネジ装置は、
第9図に示すように、ナツト部を主ナツト1と副ナツト
2との2つに分割し、これらの主ナツト1と副ナツト2
との間に所定厚さの円盤状スペーサ3を挟んで送りネジ
軸4とナツト1.2との間のガタを小さくし、これによ
り、送り軸方向のスラストガタを少なくする方法をとっ
ている。このダブルナツトの定すきま予圧方式と呼ばれ
る方法は、送りネジ軸4とナツト1.2との相互の弾性
変形を利用して送りネジ軸4とナツト1.2の製作誤差
により生じるスラストガタを小さくできる利点がある。
を必要とする装置において用いられる送りネジ装置は、
第9図に示すように、ナツト部を主ナツト1と副ナツト
2との2つに分割し、これらの主ナツト1と副ナツト2
との間に所定厚さの円盤状スペーサ3を挟んで送りネジ
軸4とナツト1.2との間のガタを小さくし、これによ
り、送り軸方向のスラストガタを少なくする方法をとっ
ている。このダブルナツトの定すきま予圧方式と呼ばれ
る方法は、送りネジ軸4とナツト1.2との相互の弾性
変形を利用して送りネジ軸4とナツト1.2の製作誤差
により生じるスラストガタを小さくできる利点がある。
しかし、一方で、送りネジ軸4にリード誤差があると送
りネジ軸4の回転トルクに変動を生じ、この方式の送り
機構を用いて精密位置決め用の試料移送装置を構成した
場合、精密な位置決めゐ制御が困難となる欠点があった
。また、送りネジ軸4とナツト部(ナツト1゜2 Bよ
びスペーサ3)の剛性を高めた場合、スラストガタやバ
ックラッシなどを小さくおさえるために予圧♀を大きく
すると、送りネジ軸4の回転トルクの絶対値および回転
トルクの変動値も大きくなってしまうという欠点があっ
た。
りネジ軸4の回転トルクに変動を生じ、この方式の送り
機構を用いて精密位置決め用の試料移送装置を構成した
場合、精密な位置決めゐ制御が困難となる欠点があった
。また、送りネジ軸4とナツト部(ナツト1゜2 Bよ
びスペーサ3)の剛性を高めた場合、スラストガタやバ
ックラッシなどを小さくおさえるために予圧♀を大きく
すると、送りネジ軸4の回転トルクの絶対値および回転
トルクの変動値も大きくなってしまうという欠点があっ
た。
この方式の欠点を除去する目的で、第10図に示すよう
に、所定厚さの円盤状スペーサ3の代わりに冊バネ5を
挟んだ、いわゆる定圧予圧方式も考えられているが、こ
の場合、設定した予圧力以上の送り軸方向荷重を送りネ
ジ@4あるいは主ナツト1に作用させるとバックラッシ
が大きくなるという欠点があった。
に、所定厚さの円盤状スペーサ3の代わりに冊バネ5を
挟んだ、いわゆる定圧予圧方式も考えられているが、こ
の場合、設定した予圧力以上の送り軸方向荷重を送りネ
ジ@4あるいは主ナツト1に作用させるとバックラッシ
が大きくなるという欠点があった。
ざらに、定すきま予圧および定圧予圧のいずれの方式に
おいても、第11図に示すように、送りネジ軸4の駆動
に際して回転初期における起動トルクが定常トルクに比
べて非常に大きくなる欠点もあった。
おいても、第11図に示すように、送りネジ軸4の駆動
に際して回転初期における起動トルクが定常トルクに比
べて非常に大きくなる欠点もあった。
[発明の目的]
本発明の目的は、上述従来の定すきま予圧方式の欠点で
ある送りネジ軸とナツトの製作誤差、特にリード誤差に
よって生じる送りネジ軸の回転トルクの変動を?i′1
itnするとどもに、従来の定圧予圧方式の欠点である
予圧力以上の送り軸方向荷重V「用時にもバックラッシ
のない送りネジシステムを提供することにある。
ある送りネジ軸とナツトの製作誤差、特にリード誤差に
よって生じる送りネジ軸の回転トルクの変動を?i′1
itnするとどもに、従来の定圧予圧方式の欠点である
予圧力以上の送り軸方向荷重V「用時にもバックラッシ
のない送りネジシステムを提供することにある。
[発明の概要J
上記目的を達成するため本発明の送りネジシステムでは
、ナツト部を2つのナンドに分割し、これらのナツト間
の相対的な回転を規制するとともに、リード誤差等によ
る送りネジ軸の回転トルクもしくはその変動を2分割し
たナツト間の送り軸方向の反発力もしくはその変化とし
て検出し、この検出出力に基づいて上記2つのナツトの
送り軸方向の間隔を負帰還的に制御し、これによって上
記送りネジ軸の回転トルクおよびその変動を減少さゼ、
かつバックラッシをなくしている。
、ナツト部を2つのナンドに分割し、これらのナツト間
の相対的な回転を規制するとともに、リード誤差等によ
る送りネジ軸の回転トルクもしくはその変動を2分割し
たナツト間の送り軸方向の反発力もしくはその変化とし
て検出し、この検出出力に基づいて上記2つのナツトの
送り軸方向の間隔を負帰還的に制御し、これによって上
記送りネジ軸の回転トルクおよびその変動を減少さゼ、
かつバックラッシをなくしている。
また、送りネジ軸の回転初期の起動トルクが定常トルク
に比べて大きくなるのは、静止状態から起動させる時は
静止摩擦力が作用し、これが定常回転に達すると動摩擦
状態となるが、一般に動摩擦に比べて滑り始める瞬間の
最大静止摩擦力が大きいことに基因するものと考えられ
る。この摩擦力は送りネジ軸とナツトの接触面圧に関係
するので、本発明では、回転初期においては、上記゛2
つのナツト間の間隔を変化させて両ナツト間に加わる予
圧力を小さくすることにより、回転初期の静止摩擦力お
よび回転トルクを減少させることが可能になっている。
に比べて大きくなるのは、静止状態から起動させる時は
静止摩擦力が作用し、これが定常回転に達すると動摩擦
状態となるが、一般に動摩擦に比べて滑り始める瞬間の
最大静止摩擦力が大きいことに基因するものと考えられ
る。この摩擦力は送りネジ軸とナツトの接触面圧に関係
するので、本発明では、回転初期においては、上記゛2
つのナツト間の間隔を変化させて両ナツト間に加わる予
圧力を小さくすることにより、回転初期の静止摩擦力お
よび回転トルクを減少させることが可能になっている。
さらに、本発明では、一方向に定常回転中には必要でな
い上記2つのナツト間の予圧を加えないように制御し、
回転方向が変化するような運転状態の時のみ、必要最小
限の予圧力を与えるようにすることも可能にしている。
い上記2つのナツト間の予圧を加えないように制御し、
回転方向が変化するような運転状態の時のみ、必要最小
限の予圧力を与えるようにすることも可能にしている。
本発明における2つのナツト間の相対的な回転を規制す
る手段としては、例えば送り軸方向に伸縮可能な弾性体
(伸縮継手)、送り軸方向に活動可能な非円形スリーブ
、円筒状スリーブとキーとの組合せ、または送り軸方向
に設けられた凸部と凹部との摺動可能な嵌合等、種々の
機構を用いることができ、あるいは下記の微小変位装置
自体を両ナツトの結合のための継手に兼用してもよい。
る手段としては、例えば送り軸方向に伸縮可能な弾性体
(伸縮継手)、送り軸方向に活動可能な非円形スリーブ
、円筒状スリーブとキーとの組合せ、または送り軸方向
に設けられた凸部と凹部との摺動可能な嵌合等、種々の
機構を用いることができ、あるいは下記の微小変位装置
自体を両ナツトの結合のための継手に兼用してもよい。
この場合、微小変位装置の両変位端面にそれぞれのナツ
トを接着等により固着してもよい。
トを接着等により固着してもよい。
2つのナツトの送り軸方向の間隔を制御するための微小
変位装置としては、例えば空気圧や液体圧等の流体圧に
より容積が変化するもの、熱膨脹収縮により体積もしく
は長さが変化するもの、ピエゾ素子等のように圧電効果
による厚み変化を応用した圧電素子、または磁歪効果に
よる厚み変化を応用した…歪素子等を用いることができ
る。
変位装置としては、例えば空気圧や液体圧等の流体圧に
より容積が変化するもの、熱膨脹収縮により体積もしく
は長さが変化するもの、ピエゾ素子等のように圧電効果
による厚み変化を応用した圧電素子、または磁歪効果に
よる厚み変化を応用した…歪素子等を用いることができ
る。
2つのナツトの送り軸方向の反発力もしくはその変化を
検出する手段としては、例えば流体圧もしくはその変動
を検出するもの、ナツト間に挟み込んだ圧電素子の発生
電圧を検出するもの等を用いることができる。また、上
記微小変位装置が流体圧を利用するものである場合は、
この微小変位装置自体の流体圧もしくはその変動を検出
するようにしてもよい。
検出する手段としては、例えば流体圧もしくはその変動
を検出するもの、ナツト間に挟み込んだ圧電素子の発生
電圧を検出するもの等を用いることができる。また、上
記微小変位装置が流体圧を利用するものである場合は、
この微小変位装置自体の流体圧もしくはその変動を検出
するようにしてもよい。
[実施例の説明1
以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る送りネジシステムの
全体構成を示す。同図において、ベアリング入りハウジ
ング11.12によって軸支された送りネジ軸4には、
微小変位装@15および反発力検出装置16を挟んで互
いに相対回転不能に連結された主ナツト1と5Jナツト
2とが螺合されており、主ナツト1は、移動ガイド18
によって案内される可動テーブル17に係合されている
。また、送りネジ軸4の一端にはカップリング19を介
して駆動モータ21が連結されている。駆動モータ21
は、基台20に固定されている。
全体構成を示す。同図において、ベアリング入りハウジ
ング11.12によって軸支された送りネジ軸4には、
微小変位装@15および反発力検出装置16を挟んで互
いに相対回転不能に連結された主ナツト1と5Jナツト
2とが螺合されており、主ナツト1は、移動ガイド18
によって案内される可動テーブル17に係合されている
。また、送りネジ軸4の一端にはカップリング19を介
して駆動モータ21が連結されている。駆動モータ21
は、基台20に固定されている。
反発力検出装置16の出力は、反発力・変動検出装置2
3に与えられ、反発力・変動検出装置23は、ナツト1
.2間の送り軸方向の反発力もしくはその変化を検出し
てその反発力値または反発力変動値を主副(111装置
24に供給する。
3に与えられ、反発力・変動検出装置23は、ナツト1
.2間の送り軸方向の反発力もしくはその変化を検出し
てその反発力値または反発力変動値を主副(111装置
24に供給する。
指令装置25には、図示しないキーボードまたはデータ
伝送装置等のデータ入力装置が設けられており、このデ
ータ入力装置を介して速度、速度変化パターン(速度の
変化のさせ方)、移動層および移動方向などテーブル1
7の駆動に必要なデータならびに送りネジ系のバックラ
ッシをなくするのに必要な予圧量データ等の制御データ
が入力される。これらの制御データは、そのまま、また
は所望の制御信号に変換された後、主制御装置24に送
出される。この場合、記憶装置21は、必要に応じて上
記制御データを記憶する。
伝送装置等のデータ入力装置が設けられており、このデ
ータ入力装置を介して速度、速度変化パターン(速度の
変化のさせ方)、移動層および移動方向などテーブル1
7の駆動に必要なデータならびに送りネジ系のバックラ
ッシをなくするのに必要な予圧量データ等の制御データ
が入力される。これらの制御データは、そのまま、また
は所望の制御信号に変換された後、主制御装置24に送
出される。この場合、記憶装置21は、必要に応じて上
記制御データを記憶する。
王制wJ装置24は、反発力・変動検出装置23および
指令装置25から与えられる各データに基づきモータド
ライバ26オよび微小変位装置ドライバ22を介して駆
動モータ21および微小変位装置15を駆動制御する。
指令装置25から与えられる各データに基づきモータド
ライバ26オよび微小変位装置ドライバ22を介して駆
動モータ21および微小変位装置15を駆動制御する。
次に、この送りネジシステムの動作を説明する。
指令装置1f25へは、外部入力として、予め、オペ
□レータのキー操作、またはこの送りネジシス
テムが適用されている主装置の制御プログラムもしくは
制御スケジュール等にしたがって、テーブル17の駆動
データと予圧量データ等の制御データが入力される。指
令装@25は、必要があればこれらの制御データを記憶
装置21に転送しておく。
□レータのキー操作、またはこの送りネジシス
テムが適用されている主装置の制御プログラムもしくは
制御スケジュール等にしたがって、テーブル17の駆動
データと予圧量データ等の制御データが入力される。指
令装@25は、必要があればこれらの制御データを記憶
装置21に転送しておく。
指令装置25は、次に外部入力としてテーブル馴初指令
が入力されると、主制御装置24に前記の制御データを
送る。そして、主副御装M24は、反発力もしくはその
変化を検出する反発力検出装置16例えば圧電素子から
の信号を反発力・変動検出装置23を介してモニタしな
がら微小変位装置ドライバ22を介して例えば圧電素子
などからなる微小変位装置15に電圧をかけて主ナツト
1と副ナツト2の間隔を変化させてゆき、反発力検出装
置16からの検出信号が、指令装置25からの予圧量デ
ータと一致した時にモータドライバ26を起動し、モー
タ21を駆動データに従って制御する。さらに、送りネ
ジ@4の回転中に送りネジ軸4のリード誤差などによっ
て反発力検出装置16からの検出信号が変化した時、す
なわちナツト1.2間に反発力の変動を生じた場合にも
、主制御装置24は、微小変位装置ドライバ22を介し
て微小変位装置15を駆動し、上記検出信号が常に指令
装置25からの予圧量データに一致するようにフィード
バック制御を行なう。
が入力されると、主制御装置24に前記の制御データを
送る。そして、主副御装M24は、反発力もしくはその
変化を検出する反発力検出装置16例えば圧電素子から
の信号を反発力・変動検出装置23を介してモニタしな
がら微小変位装置ドライバ22を介して例えば圧電素子
などからなる微小変位装置15に電圧をかけて主ナツト
1と副ナツト2の間隔を変化させてゆき、反発力検出装
置16からの検出信号が、指令装置25からの予圧量デ
ータと一致した時にモータドライバ26を起動し、モー
タ21を駆動データに従って制御する。さらに、送りネ
ジ@4の回転中に送りネジ軸4のリード誤差などによっ
て反発力検出装置16からの検出信号が変化した時、す
なわちナツト1.2間に反発力の変動を生じた場合にも
、主制御装置24は、微小変位装置ドライバ22を介し
て微小変位装置15を駆動し、上記検出信号が常に指令
装置25からの予圧量データに一致するようにフィード
バック制御を行なう。
これによって送りネジシステムの回転トルクの変動を著
しく軽減することができる。
しく軽減することができる。
なお、上述においては、予圧量データをこのシステムに
よる可動テーブル17の駆動に先立って設定す゛るよう
にしているが、可動テーブル17による送り軸方向加重
の変化が少ない場合、上記予圧量データを所望の一定値
に固定しておくことができる。この場合、例えば指令装
置25は上記一定の予圧量データに対応する制御信号を
発生する基準電圧源または可変抵抗で、また主制御装置
24の予圧または反発力制御部分は上記制御信号と反発
力・変動検出装置23の検出出力との差に応じた出力を
発生する誤差増幅器で構成することができる。
よる可動テーブル17の駆動に先立って設定す゛るよう
にしているが、可動テーブル17による送り軸方向加重
の変化が少ない場合、上記予圧量データを所望の一定値
に固定しておくことができる。この場合、例えば指令装
置25は上記一定の予圧量データに対応する制御信号を
発生する基準電圧源または可変抵抗で、また主制御装置
24の予圧または反発力制御部分は上記制御信号と反発
力・変動検出装置23の検出出力との差に応じた出力を
発生する誤差増幅器で構成することができる。
ざらに、精密位置決めを行なう場合を考えると、通常は
、可動テーブル17のlil置を検出する手段、例えば
磁気スケール、光学式スケール、レーザ干渉計またはホ
ログラムスケールなどによって位置計測を行ない、駆動
モータ21としても直流あるいは交流のナーボモータを
使用することが多い。このような場合には、萌述の送り
ネジシステムのバックラッシを減少させる目的よりも、
起動トルクの減少と位置決め制御時の送りネジシステム
の剛性を高めることの方が主目的となる。このような時
、本発明の送りネジシステムにおいて(ユ、起動時はナ
ツト1,2の予圧量を零に設定し、速度制御によって所
定の位置決め位置近くまで可動テーブル17を移動し、
位置決め制御に入った時点で微小変位装置ドライバ22
を介して微小変位装置15を1110することによりナ
ツト1.2に予圧をかける。
、可動テーブル17のlil置を検出する手段、例えば
磁気スケール、光学式スケール、レーザ干渉計またはホ
ログラムスケールなどによって位置計測を行ない、駆動
モータ21としても直流あるいは交流のナーボモータを
使用することが多い。このような場合には、萌述の送り
ネジシステムのバックラッシを減少させる目的よりも、
起動トルクの減少と位置決め制御時の送りネジシステム
の剛性を高めることの方が主目的となる。このような時
、本発明の送りネジシステムにおいて(ユ、起動時はナ
ツト1,2の予圧量を零に設定し、速度制御によって所
定の位置決め位置近くまで可動テーブル17を移動し、
位置決め制御に入った時点で微小変位装置ドライバ22
を介して微小変位装置15を1110することによりナ
ツト1.2に予圧をかける。
これは、例えば指令装置25から上記各時点で零または
必要量の予圧量データを主m!l t2Il装置24に
与えることにより行なうことができる。そして、予圧を
かけた以降は、上述のように、その予圧を一定に保つよ
うに反発力検出装置16で反発力もしくはその変動を検
出しながらフィードバック制御を行ない、回転トルクの
変動を小さくする。以上のような制御を行ならことによ
って、高速かつ高精度の位置決めを行なうことができる
。
必要量の予圧量データを主m!l t2Il装置24に
与えることにより行なうことができる。そして、予圧を
かけた以降は、上述のように、その予圧を一定に保つよ
うに反発力検出装置16で反発力もしくはその変動を検
出しながらフィードバック制御を行ない、回転トルクの
変動を小さくする。以上のような制御を行ならことによ
って、高速かつ高精度の位置決めを行なうことができる
。
第2〜6図は、分割した主副2つのナツトの相対的回転
を規制する結合構造の種々の例を示す。
を規制する結合構造の種々の例を示す。
第2〜4図の(a)および第5図は正面図、第2〜4図
の(b)は側面図で、第6図の(a)は側面図、(b)
は微小変位装置部分の斜視図である。
の(b)は側面図で、第6図の(a)は側面図、(b)
は微小変位装置部分の斜視図である。
第2〜6図において、1は主ナツト、2は副ナツト、4
は送りネジ軸、15は主ナツト1と副ナツト2の間隔を
変化させるための微小変位装置である。第2図において
、31は主ナツト1と副ナツト2の相対的回転を規制す
るため送り軸方向に伸縮可能な弾性部材、32はナツト
1.2と弾性部材31とを結合するためのビスである。
は送りネジ軸、15は主ナツト1と副ナツト2の間隔を
変化させるための微小変位装置である。第2図において
、31は主ナツト1と副ナツト2の相対的回転を規制す
るため送り軸方向に伸縮可能な弾性部材、32はナツト
1.2と弾性部材31とを結合するためのビスである。
第3図において、33は主ナツト1とDJナツト2の相
対的回転を規制するための内周が円形以外の断面形状を
有するスリーブ、34はスリーブ33を主ナツト1に固
定するためのビスである。第4図において、35は送り
軸方向のキー溝を有する円筒状スリーブ、36は主ナツ
ト1と副ナツト2を送り軸方向に相対変位させるため上
記キー溝に差込まれた平行キー、37は平行キー36を
主ナツト1に固定するためのビスである。第5図におい
て、38は主ナツト1に送り軸方向に設けられた凸部、
39は主ナツト1の凸部38を暦動可能に受は入れるた
め副ナツト2に設けられた凹部である。第6図において
、40.41は主ナツト1および副ナツト2にそれぞれ
設けられている第5図の凹部39と同様の凹部に嵌合さ
せることによりそれぞれのナツトに対する微小変位装置
15の相対的回転を現制し、これによって主ナツト1と
副ナツト2の相対的回転を規制するために微小変位装置
15の各変位面に設けられた突起である。
対的回転を規制するための内周が円形以外の断面形状を
有するスリーブ、34はスリーブ33を主ナツト1に固
定するためのビスである。第4図において、35は送り
軸方向のキー溝を有する円筒状スリーブ、36は主ナツ
ト1と副ナツト2を送り軸方向に相対変位させるため上
記キー溝に差込まれた平行キー、37は平行キー36を
主ナツト1に固定するためのビスである。第5図におい
て、38は主ナツト1に送り軸方向に設けられた凸部、
39は主ナツト1の凸部38を暦動可能に受は入れるた
め副ナツト2に設けられた凹部である。第6図において
、40.41は主ナツト1および副ナツト2にそれぞれ
設けられている第5図の凹部39と同様の凹部に嵌合さ
せることによりそれぞれのナツトに対する微小変位装置
15の相対的回転を現制し、これによって主ナツト1と
副ナツト2の相対的回転を規制するために微小変位装置
15の各変位面に設けられた突起である。
第7図は、微小変位装置の配置例を示しており、この例
ぐは流体圧または熱を利用することにより膨張収縮する
微小変位袋@15aをナツト1.2間に挟み込んでいる
。また、第8図は第7図の流体圧による微小変位装置1
5aの代わりに微小変位装置としての圧電素子15bと
反発力検出装置としての圧電素子161)をナツト1,
2間に介装したものである。これらの微小変位装置15
aおよび圧電素子1511 、161)は、環状本体の
両端面をナツト1゜2を、また圧電素子15bと16b
の相対する面を接着等により固着して上記相対的回転規
制手段を兼ねさせるようにしてもよい。
ぐは流体圧または熱を利用することにより膨張収縮する
微小変位袋@15aをナツト1.2間に挟み込んでいる
。また、第8図は第7図の流体圧による微小変位装置1
5aの代わりに微小変位装置としての圧電素子15bと
反発力検出装置としての圧電素子161)をナツト1,
2間に介装したものである。これらの微小変位装置15
aおよび圧電素子1511 、161)は、環状本体の
両端面をナツト1゜2を、また圧電素子15bと16b
の相対する面を接着等により固着して上記相対的回転規
制手段を兼ねさせるようにしてもよい。
[発明の効果]
以上述べたように本発明によれば、送りネジ軸とナツト
の予圧量を送りネジ軸の反発力もしくは反発力変動とし
て検出するとともに、この予圧量を可変制御できるよう
にしているため、定常回転時のトルク変動を小さく押え
ることができ、また、回転開始時の起動トルクを減少さ
せることができる。また、必要以上の予圧mを常時加え
ておかなくても済むことから、回転時の発熱を減少させ
、ネジ寿命が延長し、駆動電力も少ないなどの効果を奏
し得る。
の予圧量を送りネジ軸の反発力もしくは反発力変動とし
て検出するとともに、この予圧量を可変制御できるよう
にしているため、定常回転時のトルク変動を小さく押え
ることができ、また、回転開始時の起動トルクを減少さ
せることができる。また、必要以上の予圧mを常時加え
ておかなくても済むことから、回転時の発熱を減少させ
、ネジ寿命が延長し、駆動電力も少ないなどの効果を奏
し得る。
第1図は、本発明の一実施例に係る送りネジシステムの
全体構成図、 第2〜6図は、それぞれ本発明におけるナツトの相対的
回転規制手段の実施例を示す図、第7および8図は、そ
れぞれ本発明の微小変位装置の実施例を示す図、 第9図は、従来例の定すきま予圧方式の縦断面図、 第10図は、従来例の定圧予圧方式の縦断面図、第11
図は、従来例の定すきま予圧方式の回転トルク特性例を
示すグラフである。 1・・・主ナツト、2・・・副ナツト、4・・・送りネ
ジ軸、15、15a 、 +5b・・・微小変位装置、
16・・・反発力検出装置、17・・・可動テーブル、
18・・・ガイド、21・・・駆動モータ、24・・・
主制御装置、25・・・指令装置、31・・・弾性部材
、33・・・内周が円形以外の断面形状を有するスリー
ブ、35・・・キー溝を有する円筒状スリーブ、36・
・・平行キー、38・・・凸部、39・・・凹部、40
.41・・・突起。
全体構成図、 第2〜6図は、それぞれ本発明におけるナツトの相対的
回転規制手段の実施例を示す図、第7および8図は、そ
れぞれ本発明の微小変位装置の実施例を示す図、 第9図は、従来例の定すきま予圧方式の縦断面図、 第10図は、従来例の定圧予圧方式の縦断面図、第11
図は、従来例の定すきま予圧方式の回転トルク特性例を
示すグラフである。 1・・・主ナツト、2・・・副ナツト、4・・・送りネ
ジ軸、15、15a 、 +5b・・・微小変位装置、
16・・・反発力検出装置、17・・・可動テーブル、
18・・・ガイド、21・・・駆動モータ、24・・・
主制御装置、25・・・指令装置、31・・・弾性部材
、33・・・内周が円形以外の断面形状を有するスリー
ブ、35・・・キー溝を有する円筒状スリーブ、36・
・・平行キー、38・・・凸部、39・・・凹部、40
.41・・・突起。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、駆動源の回転運動を直線運動に変換する目的で使用
される送りネジシステムにおいて、送りネジ軸に係合す
るナットを2分割し、第1のナットと第2のナットとの
相対的な回転を規制する手段、第1のナットと第2のナ
ットとの送り軸方向の間隔を可変制御する微小変位装置
、第1のナットと第2のナットの送り軸方向の反発力も
しくはその変化を検出する手段、該検出手段の出力と所
定の制御信号とに基づいて上記微小変位装置を駆動制御
する制御装置、および該制御装置に該制御信号を与える
指令装置を設けたことを特徴とする送りネジシステム。 2、前記指令装置が、データ入力装置を備え、該入力装
置を介して外部から入力されるデータに基づき作成した
前記制御信号を前記制御装置に与えることにより、前記
第1のナットと第2のナットの送り軸方向の間隔を上記
指令装置を介して外部から制御可能にしている特許請求
の範囲第1項記載の送りネジシステム。 3、前記指令装置から前記制御装置に与えられる制御信
号が所定の一定値であり、上記制御装置が、前記反発力
もしくはその変化を検出する手段からの信号に応じて前
記第1のナットと第2のナツトの送り軸方向の間隔を自
動的に制御する特許請求の範囲第1項記載の送りネジシ
ステム。 4、前記第1のナットと第2のナットとが、送り軸方向
に伸縮可能な弾性体で結合されている特許請求の範囲第
1〜3項のいずれか1つに記載の送りネジシステム。 5、前記第1および第2のナットが、それぞれの向い合
う部分に或る長さの非円形断面外形の部分を有し、上記
2つのナットの非円形断面外形部分に渡って該非円形断
面と同一の内寸法を有する筒状のスリーブがかぶされて
いる特許請求の範囲第1〜3項のいずれか1つに記載の
送りネジシステム。 6、前記第1および第2のナットが、それぞれの向い合
う部分に或る長さの円形断面外形の部分と前記送り軸方
向に設けられた少なくとも1つのキー溝を有し、上記2
つのナットの円形断面外形部分に渡つて該円形断面と同
一の内寸法でかつ上記キー溝に対応するキー溝を有する
円筒状スリーブをかぶせるとともに、上記2つのナット
のキー溝と上記円筒状スリーブのキー溝とを平行キーで
結合して上記2つのナットを送り軸方向にのみ相対移動
可能にしている特許請求の範囲第1〜3項のいずれか1
つに記載の送りネジシステム。 7、前記第1および第2のナットのそれぞれの相対する
面に設けられた凸部と凹部によって、上記2つのナット
が送り軸方向に相対的に変位可能な嵌合部を形成し、上
記2つのナットの相対的回転を規制している特許請求の
範囲第1〜3項のいずれか1つに記載の送りネジシステ
ム。 8、前記微小変位装置が、前記第1のナットと第2のナ
ットとの相対的な回転を規制する手段を兼ねている特許
請求の範囲第1〜3項のいずれか1つに記載の送りネジ
システム。 9、前記第1のナットと第2のナットが、前記微小変位
装置の両端面に固着されている特許請求の範囲第1〜8
項のいずれか1つに記載の送りネジシステム。 10、前記微小変位装置が、流体圧を利用するものであ
る特許請求の範囲第1〜9項のいずれか1つに記載の送
りネジシステム。 11、前記微小変位装置が、物体の熱膨脹を利用するも
のである特許請求の範囲第1〜9項のいずれか1つに記
載の送りネジシステム。 12、前記微小変位装置が、圧電素子または磁歪素子を
組込んだものである特許請求の範囲第1〜9項のいずれ
か1つに記載の送りネジシステム。 13、前記微小変位装置の圧電素子が、ピエゾ素子であ
る特許請求の範囲第12項記載の送りネジシステム。 14、前記第1のナットと第2のナットの送り軸方向の
反発力もしくはその変化を検出する手段が、前記微小変
位装置における流体圧もしくはその変化を検出するもの
である特許請求の範囲第10項記載の送りネジシステム
。 15、前記第1のナットと第2のナットの送り軸方向の
反発力もしくはその変化を検出する手段が、圧電素子を
組込んだものである特許請求の範囲第1〜14項のいず
れか1つに記載の送りネジシステム。 16、前記第1のナットと第2のナットの送り軸方向の
反発力もしくはその変化を検出する手段が、抵抗線歪計
を組込んだものである特許請求の範囲第1〜14項のい
ずれか1つに記載の送りネジシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18445484A JPS6165957A (ja) | 1984-09-05 | 1984-09-05 | 送りネジシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18445484A JPS6165957A (ja) | 1984-09-05 | 1984-09-05 | 送りネジシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6165957A true JPS6165957A (ja) | 1986-04-04 |
Family
ID=16153428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18445484A Pending JPS6165957A (ja) | 1984-09-05 | 1984-09-05 | 送りネジシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6165957A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004059844A1 (de) * | 2004-12-10 | 2006-07-06 | Raith Gmbh | Linearführungsanordnung |
-
1984
- 1984-09-05 JP JP18445484A patent/JPS6165957A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004059844A1 (de) * | 2004-12-10 | 2006-07-06 | Raith Gmbh | Linearführungsanordnung |
DE102004059844B4 (de) * | 2004-12-10 | 2010-09-02 | Raith Gmbh | Linearführungsanordnung |
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