JPS6165700A - 車載用スピ−カ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、車載用の音響再生用のスピーカ装置に関する
ものである。

従来例の構成とその問題点　　　□ 従来この種の音響機器は、バス及びトレブルの調整ボリ
ュームを用いたり、グラフィックイコライザを用いて手
動により周波数特性の調整を行なっていた。したがって
、その調整には手間がかかり、かつ安全性の上からみて
も好ましくないものであった。また最近ではマイクロホ
ンにより車室内音場を測定し、自動的に周波数特性の補
正を行なう音響機器が開発されている。

しかしながら、この音響機器は、車内に周波数特性測定
用のマイクロホンを設置しなければならないという欠点
があった。

発明の目的 本発明は上記欠点に鑑みなされたもので、再生用スピー
カを車内音場測定用センサーとしても用い、測定値に応
じ車内音圧周波数特性を自動的に補正することを目的と
するものである。

発明の構成 本発明は、音響特性測定用の原信号を再生する第１のス
ピーカと、車内の音響特性を測定するセンサーを兼用し
てなる第２のスピーカと、第２のスピーカの受音周波数
特性が平坦になるように第２のスピーカから出力される
測定信号の周波数特性を補正する受音周波数特性補正手
段と、前記受音周波数特性補正手段の出力信号と、前記
原信号の周波数特性を比較する比較手段と、前記比較手
段の出力に応じて第１．第２のスピーカの周波数特性を
補正する補正手段を制御する制御手段とを備えた構成に
なっており、これにより再生音の周波数特性を補正して
、車内の状態のいかんによらず、常に良好な音響特性で
受聴が可能である。

実施例の説明 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。

図は本発明の一実施例における車載用スピーカ装置の構
成図を示すものである。図において、１はピンクノイズ
又はブルー、ｌイズ等の測定用信号を出力する発振器、
２は音源、３ａ、３ｂは音源２からの出力信号の周波数
特性の補正を行なう補正手段、４ａ、４ｂは補正手段３
ａ、３ｂの出力信号を増幅する増幅器、５はプリアンプ
、６ａ。

６ｂは周波数成分検出手段、７は比較手段、８は制御手
段、９ａ、９ｂはスピーカ、１ｏａ、１ｏｂ。

１０ｃはスイッチ、１１はあらかじめスピーカｅｂの受
音周波数特性が記憶され、受音周波数特性を補正する受
音周波数特性補正手段である。

以上のように構成された車載用スピーカ装置において、
その動作について説明する。

最初に車内の音響特性を測定する場合について説明する
。まずスイッチ１０ａ、１０ｂ、１０ｃをＡ側に接続し
、発振器１から測定用信号を発生させ増幅器４ａを通し
、スピーカ９ａにより再生する。発振器１からのもう一
方の信号は、周波数成分検出手段６ａで各周波数成分が
検出されてその特性データが比較手段子に入力される。

−万、スピーカ９ａＪ：ｐ再生された信号により他方の
スピーカ９ｂの振動板が振動し、スピーカ９ｂのボイス
コイル（図示せず）に電力が生じる。前記ボイスコイル
に生じた信号はプリアンプ６で増幅され、周波数成分検
出手段６ｂにより各周波数成分が検出されて、その特性
データが受音周波数特性補正手段１１に入力される。受
音周波数特性補正手段１１では、あらかじめ記憶された
スピーカ９ｂの受音周波数特性に基づき、スピーカｅｂ
Ｏ受音周波数特性が平坦になるような周波数特性の補正
が行なわれる。従って受音周波数特性補正手段１１から
の出力信号の周波数特性には補正特性が加算されるので
、前記出力信号はスピーカ９ｂの受音周波数特性に影響
されず、この出力信号から車内の音響特性のみを知るこ
とが可能となる。このように受音周波数特性補正手段１
１から出力される測定信号は比較手段７に入り、スイッ
チ１ｏｂ。

周波数成分検出手段６ａを通った原信号と比較される。

制御手段８は、比較結果に対応し、原信号と測定信号が
等しくなり、良好な受聴が行なえる周波数特性にするだ
めの補正を行なう制御信号を補正手段３ａ、　　３ｂに
出力し、補正手段３ａ、　３ｂは補正がなされた特性に
設定される。ここでは補正手段としてイコライザを用い
ている。

以上で特性設定の作業は終了し、次に音源２からの出力
信号を再生する場合について説明する。

まず、スイッチ１０ａ、１０ｂをＢ側に切９換え、音源
２からの信号を上記方法により設定された周波数特性で
再生する。上記において周波数特性測定用のセンサーと
して使用していたスピーカ９は、再生用のスピーカとし
て使用される。

上記方法のように、１つのスピーカを再生用と車内音場
検出用センサーに兼用し、車内条件に応じ周波数特性を
補正することにより、車内の状態によらず常に良好な音
響特性で受聴することができる。

なお、周波数成分検出手段として、バンドパスフィルタ
を用いる方法や、フーリエ変換を行なうことにより求め
る方法があり、いずれを用いてもよい。

また、本実施例の説明では２本のスピーカを用いていた
が、２本以上のスピーカを用いた場合も各スピーカにつ
いて補正を行なうことにより一層の効果が期待出来る。

発明の効果 本発明は、車内の音場を測定し、比較手段により原信号
と測定信号の周波数特性を比較し、制御手段により周波
数特性を補正する補正手段を制御するように構成したも
のであるから、車内の条件によらず常に良好な周波数特
性で受聴することが出来る。

また、マイクとしてスピーカを使用している為測定用と
しての別のマイクは不用であり、車内スペースを有効に
使用することができ、その効果は大である。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例における車載用スピーカ装置の構
成図である。 ３ａ、　　３ｂ・・・・・・補正手段、６ａ、ａｂ・・
・・・・周波数成分検出手段、７・・・・・・比較手段
、８・・・・・・制御手段、９ａ、　　９ｂ・・・・・
・スピーカ、１１・・・・・・受音周波数特性補正手段
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車内の音響特性を測定するための原信号を再生する第１
   のスピーカと、前記音響特性を測定するセンサーを兼用
   してなる第２のスピーカと、第２のスピーカの受音周波
   数特性が平坦になるように第２のスピーカから出力され
   る測定信号の周波数特性の補正を行う受音周波数特性補
   正手段と、前記受音周波数特性補正手段の出力信号と前
   記原信号の周波数特性を比較する比較手段と、前記比較
   手段の出力に応じて第１、第２のスピーカの周波数特性
   を補正する補正手段を制御する制御手段とを具備したこ
   とを特徴とする車載用スピーカ装置。