JPS6164770A - 溶射材料 - Google Patents
溶射材料Info
- Publication number
- JPS6164770A JPS6164770A JP18529884A JP18529884A JPS6164770A JP S6164770 A JPS6164770 A JP S6164770A JP 18529884 A JP18529884 A JP 18529884A JP 18529884 A JP18529884 A JP 18529884A JP S6164770 A JPS6164770 A JP S6164770A
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- mgo
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- cuo
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の対象) 本発明は溶射材に係り、特に安定性の
ある着色溶射材に関する。
ある着色溶射材に関する。
(従来技術) 基材の表面を着色被覆する技術としてホ
ウロウ法は公知である。ホウロウ法は基材を加熱するた
めコンクリート、木材等には施工できない欠点がある。
ウロウ法は公知である。ホウロウ法は基材を加熱するた
めコンクリート、木材等には施工できない欠点がある。
この欠点を改善する技術として溶射法がある。
溶射法は基材の性質を変えることなく基材表面を被覆で
きるのみならず、溶射材にセラミックスを用いることに
より被覆に耐熱性、耐食性、耐摩耗性を付与できる利点
がある。
きるのみならず、溶射材にセラミックスを用いることに
より被覆に耐熱性、耐食性、耐摩耗性を付与できる利点
がある。
E記の諸機能を有するほか、更に美観を与える装飾性を
具備した溶射被覆材は現在その数極めて少い、たとえば
黒色を呈するAl2O3・T i 01白色のA l
t Ox − 4社1=「ゴ辷に=コバルトブルー色を呈するAl2O
3・CoO等数例が挙げられる程度である。
具備した溶射被覆材は現在その数極めて少い、たとえば
黒色を呈するAl2O3・T i 01白色のA l
t Ox − 4社1=「ゴ辷に=コバルトブルー色を呈するAl2O
3・CoO等数例が挙げられる程度である。
このように着色溶射材が極めて少い理由は溶射実施の前
後における溶射材の発色色調が必ずしも同一ではないと
いう事実によるものである。特にセラミックス溶射をプ
ラズマ法によって実施する際にはプラズマ発生を還元性
雰囲気で行なうため通常の結晶格子状態に比べて酸素欠
損が多くなりこれに起因する色吸収を生ずるため、溶射
後のセラミックス被覆の全体的色調が溶射前のセラミッ
クスの色調と異なるようになると考えられる。したがっ
て溶射の結果得られる色調を溶射前の溶射材の見掛けの
色調から予想することは極めて困難であり、溶射を実際
に行なってみないと不明である場合が多い。
後における溶射材の発色色調が必ずしも同一ではないと
いう事実によるものである。特にセラミックス溶射をプ
ラズマ法によって実施する際にはプラズマ発生を還元性
雰囲気で行なうため通常の結晶格子状態に比べて酸素欠
損が多くなりこれに起因する色吸収を生ずるため、溶射
後のセラミックス被覆の全体的色調が溶射前のセラミッ
クスの色調と異なるようになると考えられる。したがっ
て溶射の結果得られる色調を溶射前の溶射材の見掛けの
色調から予想することは極めて困難であり、溶射を実際
に行なってみないと不明である場合が多い。
しかし溶射に当り、溶射後における溶射被覆の色調を溶
射前に予知しておき、昂望の色調に合せた溶射材を開発
することは重要である。
射前に予知しておき、昂望の色調に合せた溶射材を開発
することは重要である。
(発明の目的) 本発明は、」二記のような溶射技術の
問題点にかんがみ、被溶射基材を損傷せず耐食性、耐摩
耗性をもちなから溶射被覆の色を調節しうる溶射材、と
くに建材等に要望の強い黄緑色を発色する溶射被覆材を
提供することにある。
問題点にかんがみ、被溶射基材を損傷せず耐食性、耐摩
耗性をもちなから溶射被覆の色を調節しうる溶射材、と
くに建材等に要望の強い黄緑色を発色する溶射被覆材を
提供することにある。
(発明の構成) 本発明の溶射材は配合比において酸化
銅(Cub)1〜20重量%、マグネシア(MgO)5
〜40重量%、アルミナ(A見203)40〜84重量
%から成る溶射材にある。
銅(Cub)1〜20重量%、マグネシア(MgO)5
〜40重量%、アルミナ(A見203)40〜84重量
%から成る溶射材にある。
一般に金属の酸化物はそれぞれ固有の色を有しているこ
とは周知である。たとえばベリリウムの酸化物BeOは
それ自体白色を呈するが、それがAlI303.5i0
2等と化合物をつくる場合には、たとえばベリルの組成
である3BeOsAfL203 ・6S(02となれ
ばいわゆる緑柱石のもつ淡緑色を呈する。またM n
Oはそれ自体緑色を呈し、これがCaO,5i02等と
化合物をつくる場合にも、&i色を呈する。天然および
人工宝石として知られるルビー、サファイア、スピネル
、クォーツ等もすべて組成成分である金属酸化物の特有
の発色によるものである。
とは周知である。たとえばベリリウムの酸化物BeOは
それ自体白色を呈するが、それがAlI303.5i0
2等と化合物をつくる場合には、たとえばベリルの組成
である3BeOsAfL203 ・6S(02となれ
ばいわゆる緑柱石のもつ淡緑色を呈する。またM n
Oはそれ自体緑色を呈し、これがCaO,5i02等と
化合物をつくる場合にも、&i色を呈する。天然および
人工宝石として知られるルビー、サファイア、スピネル
、クォーツ等もすべて組成成分である金属酸化物の特有
の発色によるものである。
しかるに、溶射材においては一般に高温において溶射さ
れる。しかも溶射材は金属酸化物の一種または二種以上
の混合物あるいは化合物である。
れる。しかも溶射材は金属酸化物の一種または二種以上
の混合物あるいは化合物である。
これらが高温溶射、たとえばプラズマ溶射される場合に
は前記した通り、プラズマの高温において組成物の一部
が酸化、還元、化合、相変態等、何等かの変色的影響を
受けるため溶射前の溶射材の色調は、それが溶射された
後において必ずしも溶射前の色調と同一とは限らない、
したがって被溶射体である基材に対するカラー溶射材の
溶射の場合においては仕上げ表面の溶射被慴の発色を予
め想定することは極めて困難である。
は前記した通り、プラズマの高温において組成物の一部
が酸化、還元、化合、相変態等、何等かの変色的影響を
受けるため溶射前の溶射材の色調は、それが溶射された
後において必ずしも溶射前の色調と同一とは限らない、
したがって被溶射体である基材に対するカラー溶射材の
溶射の場合においては仕上げ表面の溶射被慴の発色を予
め想定することは極めて困難である。
本発明は斯様な困難を解決し、特に黄緑色系統溶射材の
組成を特定することにより溶射後の被覆表面色調を予め
想定できるようにしたものである。
組成を特定することにより溶射後の被覆表面色調を予め
想定できるようにしたものである。
本溶射材は溶射対象物、とくに木材、コンクリート等の
建造物において美観を与える装飾効果を目的とするもの
であり、したがって特に耐熱性を問題にしない傭所に多
く適用される。そのためにMgOの添加を可能にするも
のであり、その量は、5〜40重量%の広範囲にわたっ
て可能である。MgOの添加によってCuOの発色を濃
厚にする効果があり、黄緑色の濃度はMgOの5〜40
重量%の範囲においてMgOの添加量に正比例する。従
来の溶射材にはこのような組成比のものは見当らないの
で本発明溶射材は新規な組成物であると云える。
建造物において美観を与える装飾効果を目的とするもの
であり、したがって特に耐熱性を問題にしない傭所に多
く適用される。そのためにMgOの添加を可能にするも
のであり、その量は、5〜40重量%の広範囲にわたっ
て可能である。MgOの添加によってCuOの発色を濃
厚にする効果があり、黄緑色の濃度はMgOの5〜40
重量%の範囲においてMgOの添加量に正比例する。従
来の溶射材にはこのような組成比のものは見当らないの
で本発明溶射材は新規な組成物であると云える。
CuOの組成が1〜20重量%に限定され、またMgO
の組成が5〜40重量%に゛限定される理由は上記各限
定値範囲を逸脱する領域では、目的とする美観を有する
黄緑色とならないためである。
の組成が5〜40重量%に゛限定される理由は上記各限
定値範囲を逸脱する領域では、目的とする美観を有する
黄緑色とならないためである。
CuOとMgOを上記の範囲で調整することにより、溶
射後の被覆着色における黄緑色の濃度を調節できる。
射後の被覆着色における黄緑色の濃度を調節できる。
A見203の組成が40〜94重量%に限定される理由
はA交203の組成変化に応じて溶射面の粗度および硬
度に変化を生じ、特にA1203組成が40重量%以下
では硬度不足を生じ、また94重量%以上では目的とす
る色に発色しないからである。
はA交203の組成変化に応じて溶射面の粗度および硬
度に変化を生じ、特にA1203組成が40重量%以下
では硬度不足を生じ、また94重量%以上では目的とす
る色に発色しないからである。
本発明溶射材はその組成成分であるCuOlMgOおよ
びAu203がそれぞれ微粒の単体において混合された
粉粒体、または−次パインダーで造粒された造粒物もし
くは組成式:xCuO・yMgOezAjL203
(x=1〜20、y=5〜40、z=40〜90で表わ
される溶融物粉粒体の態様のいずれにおいても可能であ
る。
びAu203がそれぞれ微粒の単体において混合された
粉粒体、または−次パインダーで造粒された造粒物もし
くは組成式:xCuO・yMgOezAjL203
(x=1〜20、y=5〜40、z=40〜90で表わ
される溶融物粉粒体の態様のいずれにおいても可能であ
る。
(実施例1)
CuO造粒物20重量部、MgO造粒物20重量部およ
びA見203造粒物120重量部を均一に混合した溶射
材は灰黒色を呈する粉体である。この溶射材をコンクリ
ート基材表面にプラズマ溶射した結果、被覆溶射面は濃
い黄緑色を呈する美麗な外観が与えられた。そして耐食
性、耐摩耗性もホーロー等に比べ優れたものであった。
びA見203造粒物120重量部を均一に混合した溶射
材は灰黒色を呈する粉体である。この溶射材をコンクリ
ート基材表面にプラズマ溶射した結果、被覆溶射面は濃
い黄緑色を呈する美麗な外観が与えられた。そして耐食
性、耐摩耗性もホーロー等に比べ優れたものであった。
(実施@l2)
CuO=3重量部、Mg0=15i1部、A文203=
80重量部から成る粉体混合溶射材は灰黒色を有する溶
射材である。これを木造建物外壁にプラズマ溶射した結
果、溶射後の被覆溶射面の色調は明るい黄緑色の美麗な
外観を呈するものであった。
80重量部から成る粉体混合溶射材は灰黒色を有する溶
射材である。これを木造建物外壁にプラズマ溶射した結
果、溶射後の被覆溶射面の色調は明るい黄緑色の美麗な
外観を呈するものであった。
Claims (1)
- 酸化銅(CuO)1〜20重量%、マグネシア(MgO
)5〜40重量%、アルミナ(Al_2O_3)40〜
94重量%から成る溶射材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18529884A JPH0238143B2 (ja) | 1984-09-06 | 1984-09-06 | Yoshazairyo |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18529884A JPH0238143B2 (ja) | 1984-09-06 | 1984-09-06 | Yoshazairyo |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6164770A true JPS6164770A (ja) | 1986-04-03 |
JPH0238143B2 JPH0238143B2 (ja) | 1990-08-29 |
Family
ID=16168410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18529884A Expired - Lifetime JPH0238143B2 (ja) | 1984-09-06 | 1984-09-06 | Yoshazairyo |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0238143B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05253752A (ja) * | 1992-03-12 | 1993-10-05 | Seiwa Seimitsu Koki Kk | ワイヤ寸断装置 |
-
1984
- 1984-09-06 JP JP18529884A patent/JPH0238143B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0238143B2 (ja) | 1990-08-29 |
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