JPS616349A

JPS616349A - ドラム式よこ糸貯留装置

Info

Publication number: JPS616349A
Application number: JP12386184A
Authority: JP
Inventors: 大野　健次郎; 勉西念; 藤田　至孝
Original assignee: Tsudakoma Industrial Co Ltd
Current assignee: Tsudakoma Corp
Priority date: 1984-06-18
Filing date: 1984-06-18
Publication date: 1986-01-13
Also published as: JPH0480125B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】発明の技術分野本発明は、無杼織機に用いられるドラム式よこ糸貯留装
置に関する。

発明の背景ドラム式のよこ糸貯留装置では、よこ糸案内用の巻付は
アームと、測長貯留用のドラムとの相対的な回転運動に
より、ドラムの外周面によこ糸を巻付けることによって
測長し、かつその測長後のよこ糸をドラム周面上で一時
的に蓄えている。そして、貯留状態のよこの解舒、すな
わちよこ入れ開始の制御およびよこ糸の係止、すなわち
よこ入れ終了の制御は、ドラムの近くに設けられた複数
の係止ビンによって行われる。そして、予備巻形式のも
のでは、ドラムの外周面に数ビック分のよこ糸が常時貯
留されており、これと対応しドラムの外周面に１ピック
毎に複数の係止ビンが設けられている。

従来技術従来、この種の予備巻形式のドラム式よこ糸貯留装置で
は、複数の係止ビンがドラムの軸線方向、すなわち周面
の母線方向にそって設けられており、よこ入れが行われ
るたびに、巻付は側の貯留状態のよこ糸が引出し側の係
止ビンの方向に移動し、それらの係止ビンの間でよこ糸
の受は渡しが行われる。このようなよこ糸の受は渡し形
式のものでは、滑り摩擦の、変化や、よこ糸相互の絡み
のために、よこ糸の受は渡しが円滑に行われず、よこ入
れが不安定になりやすい。

また、■ビック分のよこ糸の長さが巻付は量、すなわち
１巻付は長さを最小の単位としてしか調整できないため
、よこ糸が無駄に消費する結果と。

なっている。

発明の目的および概要したがって、本発明の目的は、ドラム上でよこ糸を受は
渡ししないで貯留し、またその測長長さをドラムの円周
長さよりも小さな範囲で調整できるようにすることであ
る。

そこで本発明は、ドラムの同一円周長を（Ｎ：２以上の
自然数）分割した位置にそれぞれ係止ビンを放射方向に
設け、各係止ビンによって、よこ糸を相互に干渉しない
状態で、１ビツク毎に区分して巻付けられるようにして
いる。そして、これらの係止ビンは、ドラムの円周の同
一円周長をＮ分割しているから、１ピツク分のよこ糸長
さは、同じような形態でドラムの円周面に巻付けられる
ために、１ピツクのよこ糸長さを常に同一にできること
になる。

そして上記係止ビンが、一定の順序で順次駆動されるが
、この駆動のために制御回路が必要となる。

ここに本発明の他の目的は、上記複数の係止ビンを所定
の順序で駆動するのに有効な制御装置を提供することで
ある。

そこで本発明は、複数のカウンタを組合せることにより
、よこ糸の選択指令やよこ入れ開始の信号を入力とし、
それぞれの係止ビンの駆動ソレノイドを順次駆動できる
ようにしている。

発明の構成以下、本発明の構成を第１図ないし第３図に基づいて具
体的に説明する。

本発明のよこ糸貯留装置１は、第１図および第２図に示
すような機械的な貯留ユニット２、および第３図に示す
電気的な制御部３を備えている。

そして上記貯留ユニット２は、巻付はアーム４、測長貯
留用のドラム５およびＮ分割用の例えば４本の係止ビン
６ａ、６ｂ、６ｃ、６ｄを備えている。上記巻付はアー
ム４は、静止状態のドラム５の軸線上で回転運動をし、
給糸体７からよこ糸８を引出し、ドラム５の外周面に順
序巻付けて行く。

この巻付はアーム４の回転力は、駆動用のモータ１０に
よって与えられる。なお、上記ドラム５は、円錐面１１
の小径部分で、はぼ円柱に近い貯留面１２を一体的に形
成している。

上記の係止ビン６ａ、６ｂ、６ｃ、６ｄは、ドラム５の
円錐面１１の軸線と直交するある同一平面上で、円錐面
１１の円周をＮ等分、つまりこの例では、４等分する位
置で、放射方向に配置されており、直径方向に沿って進
退自在に設けられ、それぞれ対応の駆動用のソレノイド
９ａ、９ｂ、９ｃ、９ｄに連結されており、それによっ
て駆動される関係にある。なお、貯留状態のよこ糸８は
、解舒された時に、よこ入れ用のノズル１３によってた
て糸のひ道中によこ入れされる。

つき゛に第３図は、前記１１１１１１部３を示している
。

この制御部３は、よこ糸８の貯留量すなわちモータ１０
のオン・オフ制御をするために、分局器などの貯留計数
器１４．４進リングカウンタの残量カウンタ１５、セッ
ト・リセット型のフリップフロップなどによる記憶回路
１６および駆動増幅器１７を備えており、また、よこ入
れすなわち前記ソレノイド９ａ、９ｂ、９ｃ、９ｄを制
御するために、係止ピン解除動作用のカウンタ１８、係
止ピン係止動作用のカウンタ１９、ワンショットマルチ
バイブレーク２０．２１．２２．２３および記憶回路と
してのフリップフロップ２４．２５．２６．２７および
反転増幅回路２８．２９．３０．３１を備えている。

上記貯留計数器１４の入力端は、モータ１０に連結され
たエンコーダ３２に接続されており、またその出力端は
、残量カウンタ１５のアップ入力端、およびカウンタ１
９の入力端に接続されている。また選択指令信号Ｓ１お
よびよこ入れ終了信号Ｓ３は、ともにアンドゲート３３
に入力されるが、その出力端は、残量カウンタ１５のダ
ウン入力端に接続されている。そして、この残量カウン
タ１５の「０」および「１１の出力端は、オアゲート３
４を経て、記憶回路１６のセント入力端に接続されてお
り、また、この残量カウンタ１５の「３」の出力端は、
記憶回路１６のリセット入力端に接続されている。そし
てこの記憶回路１６の出力端は、駆動増幅器１７を経て
、モータ１０に接続されている。

また、選択指令信号Ｓ１およびよこ入れ開始信号Ｓ２は
、ともにアンドゲート３５を経て、カウンタ１８の入力
となっており、その係止ビン解除動作用のカウンタ１８
の「０」、「１」、「２」、および「３」の出力端は、
ワンショットマルチバイブレーク２０．２１．２２．２
３を経て、対応のフリップフロップ２４．２５．２６．
２７のリセット端に接続されている。また上記貯留計数
器１４の出力端は、係止ピン係止動作用のカウンタ１９
の入力端に接続されており、同様にこの係止ピン係止動
作用のカウンタ１９の出力端は、対応のフリップフロッ
プ２４．２５．２６．２７のセント入力端にそれぞれ接
続されている。

そして、これらのフリップフロップ２４．２５．２６．
２７の出力端は、対応の反転増幅器２８．２９．３０．
３１を経て駆動用のソレノイド９ａ、９ｂ、９ｃ、９ｄ
にそれぞれ接続されている。なお、リセット信号Ｓ４は
、残量カウンタ１５および係止ヒン解除動作用のカウン
タ１８、係止ピン係止動作用のカウンタＩ９のリセット
端に入力されるほか、フリップフロップ２５．２６．２
７のクリア入力端にも入力される。

発明の作用次に、上記よこ糸貯留装置１の作用を第４図および第５
図を参照しながら説明する。

駆動用のモータ１０が回転しているとき、巻付はアーム
４は、よこ糸８をドラム５の円錐面１１に順次巻付けて
行く。

今、第２図に示すように、係止ピン６ａのみがドラム５
の周面の孔の部分に突入しているとすると、よこ糸８は
、この係止ピン６ａによって係止され、その円錐面１１
の大径側に順次巻付けられて行く。この巻付は過程で、
よこ糸８は、ドラム５の円錐面１１を滑り落ちるため、
第１図、第２図および第４図（１）の展開図に見られる
ように、係止ピン６ａの近くでのみ円錐面１１に対しく
の字状に接しており他の係止ピン６ｂ、６ｃ、６ｄの部
分では、貯留面１２の外周に巻付けられている。したが
って、その他の全ての係止ピン６ｂ、６ｃ、６ｄは、係
止ピン６ａによって係止されたよこ糸８よりも円錐面１
１の大径側に位置いることになる。なお、第４図で・は
、係止ピンの突入状態を示しており、またＯは、係止ピ
ンの後退状態を表している。

このＪｉ初の係止ピン６ａによって、１ビック分例えば
３．７５巻分だけ巻付けられると、続いて例えば係止ピ
ン６ｂがドラム５の円錐面１１に突入する。この間でも
巻付はアーム４が継続的に回転しているから、よこ糸８
は、新たにこの係止ビン６ｂによって係止され、この係
止ピン６ｂの大径側に順次巻付けられて行く。複数の係
止ピン６ａ、６ｂ、６ｃ、６ｄがドラム５の円周面を４
分割しているから、■ビックの巻数が円周の長さに対し
１／４刻みに設定できることになる。

このようにして、他の係止ピン６ｃ、６ｄについても、
同様に、１ビック分のよこ糸８が第４図（２）に示すよ
うに順次巻付けられて行く。このようにして、初期の予
備巻つまり準備作業が完了する。

このような準備作業での制御部３の動作を第５図の準備
期間ＴＩとともに説明する。まず、最初に、ドラム５に
巻付けられているよこ糸８すなわち残糸を除去してから
、押しボタン操作などによってリセット信号Ｓ４が与え
られる。これによって、残量カウンタ１５および係止ビ
ン係止動作用のカウンタ１９の出力がｒＯＪになり、ま
た、係止ピン解除動作用のカウンタ１８の出力が「３」
にリセットされる。この結果、フリップフロップ２４が
セントされるため、駆動ビン６ａのみがドラム５の周面
に突入し、他の係止ピン６ｂ、６ｃ。

６ｄは、ドラム５０周面から後退している。なお、第５
図中で、↑は後退く解舒）を、また↓は、突入（係止）
をそれぞれ表している。

一方、残量カウンタ１５が「０」、となるため、記憶回
路１６がセット状態となり、“Ｈ”レベルの出力を駆動
増幅器１７に送り込むため、モータｌＯは、直ちに回転
し始め、予備巻き動作を行う。

巻き付はアーム４によってドラム５０周面に１ピック分
のよこ糸８が巻き付けられると、貯留計数器１４が１ビ
ック巻終了信号Ｓ５を発生するため、残量カウンタ１５
の出力および係止ビン係止動作用のカウンタ１９の出力
は、ともに「１」となる。

この結果、フリップフロップ２５がセント状態になるた
め、今度は、ソレノイド９ｂが作動し、係止ピン６ｂが
ドラム５の周面に突入状態に設定される。この時、ソレ
ノイド９ａも動作中であるため係止ピン６ａも突入した
ままである。この間においても、記憶回路Ｉ６が引続き
セット状態となっているため、よこ糸８は、その係止ピ
ン６ｂの上流側で、係止ピン６ａによって既に係止され
ているよこ糸と分離した状態で巻付けられて行く。

このようにして、ドラム５の周面に３ピック分のよこ糸
８が巻付けられると、残量カウンタ１５の出力が「３」
になって記憶回路１６がリセット状態となるため、モー
タ１０は、自動的に停止する。

このとき残量カウンタ１５および係止ピン解除動作用の
カウンタ１８′、係止ビン係止動作用のカウンタ１９の
出力はともに「３」となっている。この結果、全ての係
止ピン６ａ、６ｂ、６Ｃ１６ｄがドラム５の周面に突入
し、＄４図（２）に示すように、はぼ４ピック分の巻量
Ｗがよこ糸８を貯留することになる。これで準備が完了
する。

次に第５図の「Ｔ２」は、よこ糸貯留装置１により、よ
こ入れＰを連続的に行った場合の例を示している。“Ｈ
”レベルの選択指令信号Ｓ１とよこ入れ開始信号Ｓ２が
アントゲート３５の入力となると、係止ピン解除動作用
のカウンタ１Ｂは、ｒ　ＯＪ　−ｒ　ｌ　Ｊ−ｒ　２　
Ｊ　−ｒ　３　Ｊの出力を順次発生させて行く。これと
対応し、ソレノイド９ａ、９ｂ、９ｃ、９ｄが順次動作
するため、対応の係止ピン６ａ、６ｂ、６Ｃ１６ｄが順
次後退し、貯留状態のよこ糸８を順番に解舒し、よこ入
れすることになる。この間に貯留状態のよこ糸８の巻量
（残量）Ｗが順次減少して行く。

よこ入れが完了するたびに、′Ｈ”レベルのよこ入れ終
了信号Ｓ３が入力されるため、アンドゲート３３は、そ
の出力により残量力ランク１５の計数値を順次減算して
行く。その計数値がＩｌｌとなるとオアゲート３４によ
って、記憶回路１６が再びセント状態に変わるため、モ
ータ１０は、２回目のよこ入れ終了時点から再び始動し
、その計数値が「３」になるまで、回転し続ける。この
ようにしてドラム５０周面に常に必要なよこ糸８が貯留
されることになる。この間に、よこ糸８の引出し量ＷＯ
は、階段状に増加している。

もちろん１ビック分のよこ糸８の巻付は時点で、・貯留
計数器１４によって１ビック巻終了信号Ｓ５を発生する
ため、残量カウンタ１５の計数値が順次更新されて行く
。同時にカウンタ１９が１ピック巻終了信号Ｓ５を順次
計数して行くため、対応のソレノイド９ａ、９ｂ、９ｃ
、９ｄが順次励磁され、対応の係止ピン６ａ、６ｂ、６
ｃ、６ｄをドラム５の周面に突入させて行く。この突入
は、よこ糸８を１ピック分巻付けるごとに順次行われよ
こ入れの終了とは対応していない。

発明の変形例なお、上記実施かｊは、１つのよこ糸貯留装置１につい
てのみ示しているが、このよこ糸貯留装置Ｉは、多色自
由選択式のよこ入れにを利であるから、通常複数設置さ
れ、予め設定されたよこ入れ順序に基づいて、選択指令
信号ｓ１を受けたときに、動作することになる。この場
合においても、上記と同様の動作が繰り返され、ドラム
５の周面に常に必要量のよこ糸８がピン６ａ、６ｂ、６
ｃ、６ｄによって区分されながら、貯留されて行くこと
になる。また上記実施例は、ドラム５の円周を４分割し
た例を示しているが、２以上の整数すなわちＮ分割すれ
ば、さらに一層正確な測長が可能となる。カウンタ１８
．１９の係数値は、その整数Ｎに対応して設定される。

発明の効果本発明では、下記の特有の効果がある。

複数の係止ピンがドラムの円錐面の同一位置にあって、
よこ糸を区分しながら測長し、かつ貯留するから、ドラ
ム上でのよこ糸の受は渡しが必要とされず、ドラム周面
とよこ糸の摩擦による不安定なよ゛こ入れがなくなる。

また、これらの係止ピンがドラムの同一円周長をＮ分割
する状態で設けられているから、１ピック分のよこ糸の
長さが同一になるためしたがって正確な測長が可能とな
る。

さらに、ドラムの周面上に常に必要なよこ糸が自動的に
貯留、されているから、よこ糸貯留量検出用の光電式セ
ンサーなどが必要とされず、適切な量の貯留が自動的に
行われる。

しかも、前記複数の係止ピンが選択指令やよこ糸開始指
令の信号などを入力条件として、係止ピンを順次駆動し
て行くから、１色のよこ入れはもちろん、特に多色自由
交換のよこ入れが高い自由度のもとに簡単に設定できる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のよこ糸貯留装置の機械的な構成部分の
側面図、第２図は同装置の正面図、第３図はよこ糸貯留
装置の制御部のブロック線図、第４図はよこ糸の貯留状
態の展開図、第５図は予備巻きおよびよこ入れ時のタイ
ムチャート図である。１・・よこ糸貯留装置、２・・貯留ユニット、３・・制
御部、４・・巻付はアーム、５・・ドラム、６ａ、６ｂ
、６ｃ、６ｄ　−−係止ピン、８・・よこ糸、９ａ、９
ｂ１９ｃ１９ｄ・・ソレノイド、１０・・モーフ、１１
・・円錐面、１２・・貯留面、１４・・貯留計数器、１
５・・残量カウンタ、１６・・記憶回路、１８・・係止
ピン解除動作用のカウンタ、１９・・係止ピン係止動作
用のカウンタ、３２・・エンコーダ。第７図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）巻付け側で円錐面を、また引出し側で貯留面を有
する測長貯留用のドラムと、このドラムに対し相対的な
回転運動によりよこ糸を上記円錐面に巻付けるよこ糸案
内用の巻付けアームと、上記ドラムの円錐面の軸線と直
交するある同一平面上で、上記円錐面に沿った円周をＮ
等分に分割する各位置に、上記ドラムの直径方向で進退
自在に設けられ、貯留状態のよこ糸のよこ入れ開始およ
びよこ入れ終了を制御する複数の係止ピンとを具備する
ことを特徴とするドラム式よこ糸貯留装置。
（２）巻付け側で円錐面を、また引出し側で貯留面を有
する測長貯留用のドラムと、このドラムに対し相対的な
回転運動によりよこ糸を上記円錐面に巻付けるよこ糸案
内用の巻付けアームと、上記ドラムの円錐面の軸線と直
交するある同一平面上で、上記円錐面に沿った円周をＮ
等分に分割する各位置に、上記ドラムの直径方向で進退
自在に設けられ、貯留状態のよこ糸のよこ入れ開始およ
びよこ入れ終了を制御する複数の係止ピンと、上記巻付
けアームを回転させるモータと、このモータの回転量を
検知するエンコーダと、このエンコーダの信号を計数し
て１回分のよこ入れに必要なよこ糸が巻付けられたとき
に１ピック巻終了信号を発生する貯留計数器と、その信
号を加数とし、かつ選択指令信号とよこ入れ終了信号と
が重なった場合に発生されるよこ入れ信号を減数とする
残量カウンタと、この残量カウンタの計数値によりモー
タのオン・オフ状態を制御する記憶回路と、選択指令信
号とよこ入れ開始タイミング信号とが重なったときに、
計数を行う係止ピン解除動作用のカウンタと、上記貯留
計数器からの１ピック巻終了信号を計数する係止ピン係
止動作用のカウンタとを具備することを特徴とするドラ
ム式よこ糸貯留装置。